JP2747578B2 - 箱詰め機におけるシート片の供給方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、シート片の供給方法
および装置に関し、更に詳しくは、例えば箱詰め機で折
り畳まれて箱体に成形される段ボール等のブランクシー
トに、梱包される製品の説明あるいは効能等を記載した
説明書等のシート片を一枚ずつ供給する方法およびその
装置に関するものである。

【０００２】

【従来技術】この種のシート片供給装置においては、該
供給装置のマガジン内に予めカット紙として積載されて
いる説明書等のシート片を、上方又は下方から一枚づつ
吸着チャンバ等の手段によってマガジンから取り出し、
これらのシート片を箱詰め機内に位置する未成形状態の
ブランクシートや、該シートに梱包のため載置されてい
る被包装品に添付することが行なわれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前述したシート片供給
装置では、前記吸着チャンバで１枚づつシート片を吸着
して取り出す際に、このシート片と下方に位置するシー
ト片とが例えば静電気等によって密着し合い、一度に２
枚以上のシート片がケース用のブランクシートに載置さ
れる不都合を生じ易い。また吸着されたカット紙を移送
する間に、該カット紙に密着している下側のカット紙が
離脱して前記箱詰め機内に落下し、これにより、該装置
の稼動に支障を来したり、落下したカット紙を取り出す
ための一時停止等による機械稼動率の低下を招来する危
れがある。

【０００４】

【発明の目的】この発明は、前述した箱詰め機における
シート片の供給手段に内在している課題に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、説明書等
のシート片を一枚ずつ確実に取り出し、例えばケース用
のブランクシートの所定位置に供給することのできる箱
詰め機におけるシート片の供給方法および装置を提供す
ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、積層状態のブランクシ
ートを一枚ずつ繰り出し、これを所定個所で順次折曲す
ると共に物品を供給して箱体を成形する箱詰め機におけ
る所定位置に移送されている成形前のブランクシート上
に、梱包される製品の説明あるいは効能を記載した説明
文の印刷が施されたシート片を供給する方法であって、
前記箱詰め機に隣接して配設したシート供給装置によ
り、定間隔毎に前記の印刷が施されてロール状に巻き取
られた帯状の連続シートを所定長さ毎に繰り出し、この
繰り出した前記連続シートの先端部を前記シート供給装
置に設けた挟持手段により移動不能に支持した状態で、
該シートを所定長さ毎に裁断してシート片を得、前記箱
詰め機およびシート供給装置の上方に配設されている移
載手段における箱詰め機とシート供給装置との間を水平
移動する移動体に配設されて昇降動する吸着手段を、シ
ート供給装置における前記シート片の上方に臨ませた状
態で、該吸着手段を下降させることで前記シート片を吸
着し、前記シート片を吸着した吸着手段を上昇した後、
前記移動体を水平移動して該吸着手段を前記箱詰め機内
の所定位置に移送されている前記成形前のブランクシー
トの上方に臨ませ、 次いで、前記吸着手段を下降させる
と共に吸着解除することでシート片を成形前のブランク
シートに移載するようにしたことを特徴とする。

【０００６】更に前記課題を解決し、所期の目的を達成
するため本願の別の発明は、積層状態のブランクシート
を一枚ずつ繰り出し、これを所定個所で順次折曲して箱
体を成形する箱詰め機における所定位置に移送されてい
る成形前のブランクシート上に、梱包される製品の説明
あるいは効能を記載した説明文の印刷が施されたシート
片を供給する装置であって、前記箱詰め機に隣接配置さ
れ、定間隔毎に前記の印刷が施されてロール状に巻き取
られた帯状の連続シートを所定長さ毎に間欠的に繰り出
す繰り出し部を備えるシート供給装置と、前記連続シー
トの走行途次に配設され、前記繰り出し部を該シートの
裁断位置で停止させる印刷位置検出手段と、前記印刷位
置検出手段によって所定の裁断位置で停止させられた前
記連続シートを順次裁断する裁断手段と、前記裁断手段
の下流側に位置し、前記連続シートを裁断するに先立ち
該シートの移動を防止するべくシート先端部を挟持する
挟持手段と、前記箱詰め機および前記シート供給装置の
上方に配設され、箱詰め機における成形前のブランクシ
ートが繰り出し供給された所定位置とシート供給装置に
おける裁断されたシート片の供給位置との間を水平往復
自在な移動体を備える移載手段と、前記移動体に昇降自
在に配設され、前記連続シートの裁断により得られたシ
ート片を吸着保持して前記成形前のブランクシートに載
置する吸着手段とから構成したことを特徴とする。

【０００７】

【作用】箱詰め機の外側面に配設したシート供給装置に
よって、ロール状に巻き取られた帯状の連続シートが所
定長さ毎に繰り出される。この連続シートの先端部をシ
ート供給装置に設けた挟持手段で支持し、該シートを所
定長さ毎に裁断することによりシート片が得られる。こ
のシート片を、移載手段に昇降配設した吸着手段で吸着
すると共に、該移載手段をシート供給装置から箱詰め機
に移動させることにより、前記箱詰め機内の所定位置に
予め移送されているブランクシート上に該シート片が移
載される。

【０００８】

【実施例】次に、本発明に係る箱詰め機におけるシート
片の供給方法および装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。図１および
図２は、本発明に係るシート供給方法を好適に実施し得
る装置を示す。このシート供給装置１０は、箱詰め機
(図の想像線で示す)１４に隣接配置され、ロール状に巻
き取られた帯状の連続シート１８を所定長さ毎に間欠的
に繰り出す繰り出し部(後述)２２を備えたものであっ
て、矩形状に枠組み成形された脚部１２と該脚部１２の
上面に門型に取付けられたフレーム１３とから形成され
ている。このシート供給装置１０が箱詰め機１４と対向
する側面には、前記脚部１２およびフレーム１３に当接
した状態で、所要高さの支持板１１が垂直方向に配設さ
れている。また該支持板１１の中央部近傍には、自由回
転可能なロールホルダ１６が該箱詰め機１４から離間す
る水平方向に取付けられており、このロールホルダ１６
に前記帯状の連続シート１８を巻き取ったロール体１９
が装着される。なおこの連続シート１８には、予め所定
間隔毎に説明文等の印刷が施されると共に、この説明文
等に支障のない位置にレジマークが印刷されている。そ
して、このレジマークを印刷位置検出手段３４(後述)が
検出することで、該連続シート１８が間欠的に繰り出さ
れ、後述する如く、所定長さ毎に裁断されることによっ
て説明書等のシート片１８ａが得られるようになってい
る。

【０００９】前記ロールホルダ１６の上方には、平行に
配置された２本の回転支持ロール(以下 回転ロールとい
う)２０,２０が、該ロールホルダ１６と同一方向でもっ
て前記支持板１１に回転自在に取付けられている。また
該回転ロール２０,２０の中間に位置する下方には、前
記連続シート１８を一旦下側に引張するロール２１が支
持板１１に回転自在に取付けられている。更に、図１に
示す如く、右側に位置する回転ロール２０の下流側に
は、連続シート１８の繰り出しを行なう繰り出し部２２
が該回転ロール２０に隣接して配設されている。この繰
り出し部２２は、連続シート１８の繰り出し方向に直交
配置された２本のロール体であって、モータ等の駆動源
２３にベルト等を介して接続された駆動ロール２４と、
該駆動ロール２４の上方に当接配置された従動ロール２
６とから構成されている。そして前記ロール体１９から
引き出された連続シート１８は、図に示すように、シー
ト供給装置１０の左側(シート１８の上流側)に位置する
回転ロール２０に巻き掛けられ、前記引張ロール２１の
下側を通って右側(シート１８の下流側)に位置する回転
ロール２０に巻き掛けられた後に該繰り出し部２２に挟
持されることになる。この状態で前記駆動源２３に指令
が与えられ、該繰り出し部２２が所定方向に回転するこ
とにより、前記連続シート１８がロール体１９から順次
繰り出されるよう構成されている。

【００１０】また前記繰り出し部２２によって繰り出さ
れる連続シート１８の走行途次には、該シート１８に施
された前記レジマークを検出する印刷位置検出手段２８
が配設されている。この印刷位置検出手段２８は、例え
ば非接触式の光学センサ３０であって、図に示す如く、
下流側に位置する前記回転ロール２０と前記引張ロール
２１との間を走行するシート１８に近接する位置に取り
付けられている。そしてこのセンサ３０が、繰り出し途
中にある連続シート１８のレジマーク(図示せず)を検出
することにより、該センサ３０と電気的に接続された繰
り出し部２２の駆動源２３に回転停止の信号を出して、
該連続シート１８を裁断位置で停止させるようになって
いる。なおこのレジマークは、連続シート１８の裁断長
と同じ間隔でもって該シート１８に設けられるものであ
る。従ってその印刷位置としては、該シート１８の裁断
位置に限定されることなくどの位置に設けられてもよ
い。また該連続シート１８を所定位置で停止させる手段
としては、前記光学的センサに限らず、例えば接触式の
センサも好適に使用される。更に繰り出し部２２を構成
する前記駆動ロール２４や従動ロール２６の端部にエン
コーダ等の回転数検出器を取付け、前記センサ３０と連
動させるようにしてもよい。この場合には、予め連続シ
ート１８の裁断長に対応したパルス数を設定しておき、
センサ３０がこのカウントの基準位置となる最初のレジ
マークを検出した後に当該パルス数がカウントされるこ
とになる。

【００１１】前記印刷位置検出手段２８によって所定の
裁断位置で停止させられる連続シート１８は、該繰り出
し部２２の下流側に水平配置されたベッド３２上に供給
された後、該シート１８の裁断個所に配置した裁断手段
３４によって順次裁断される。この裁断手段３４は、図
２に示すように、該ベッド３２よりも若干幅広い長さに
寸法設定されたカッタであって、その刃先が所要角度の
テーパー状に成形されたものである。このカッタ３４
は、矩形状の支持部材３６,３６に両端部が挟持固定さ
れた水平バー３８に対し、該カッタ３４の両端部近傍に
取付けたホルダ３９,３９を介して固着されている。ま
た該支持部材３６,３６には、その下端部に所要長さの
支持ロッド４０が垂直方向に固着されており、この支持
ロッド４０に挿通されるガイド部材４２を介して前記シ
ート供給装置１０の下流側端部に取付けられている。

【００１２】更にシート供給装置１０を形成する前記フ
レームの上端部には、エアシリンダ４４が倒立状態で設
置され、その上方に指向させたピストンロッド４５上端
部に、一枚板からなる長尺なステー４６が水平に取付け
られる。そして前記支持ロッド４０の下端部が、このス
テー４６の両端部上方に当接し、その下端部から螺挿さ
れるボルト等によって取付けられるようになっている。
なお該カッタ３４の下方には、受け刃４８が配設されて
いる。従って、連続シート１８は、後述する挟持手段５
０でシート１８の引出し端部を挟持しておき、該エアシ
リンダ４４を付勢して該カッタ３４を下降させることに
より、所定長さのシート片１８ａが得られるようになっ
ている。

【００１３】前記ベッド３２を支持するステー５１の下
流側端部には、連続シート１８を裁断するに先立ち、該
シート１８の先端部を挟持して移動を防止するようにし
た挟持手段５０が配設されている。この挟持手段５０
は、図１に示す如く、ピストンロッドを前記繰り出し部
２２に指向させた位置で水平状態に取付けられたエアシ
リンダ５２と、該エアシリンダ５２の先端部に取付け金
具５４を介して取付けられる押圧部材５６とから構成さ
れている。このうち押圧部材５６は、簡易な単動型シリ
ンダ５８を介して該取付け金具５４の下面に固着されて
おり、その下端面にはゴム等の材質からなるスベリ止め
６０が一体的に貼着されている。従って該押圧部材５６
は、前記ステー５１に配設されたエアシリンダ５２によ
って連続シート１８の端部方向に伸長された後、前記単
動型シリンダ５８が付勢されて下方に移動することによ
り、該連続シート１８の繰り出し先端部をその上方から
押圧するようになっている。

【００１４】また連続シート１８が順次供給される前記
ベッド３２の上方には、裁断により得られたシート片１
８ａを、前記箱詰め機１４内の所定位置に移送されてい
るケース用の成形前のブランクシート(図５)６１に移送
させるための移載手段６２が配設されている。この移載
手段６２は、該箱詰め機１４の外枠上端に取付けられた
レール６４と、該レール６４に沿って箱詰め機１４にお
ける成形前のブランクシート６１が繰り出し供給される
所定位置とシート供給装置における裁断されたシート片
１８ａの供給位置との間を水平移動する移動体６６およ
び該移動体６６から垂設された側面Ｌ字形の支持フレー
ム６８とから主に構成されている。またこの支持フレー
ム６８の下端部には、エアシリンダ７０が倒立姿勢で設
置され、その下方に指向させたロッドの下端部に、前記
板材７２が水平方向に取付けられている。そしてこの板
材７２の両端部には、チューブ７３を介して吸引装置
(図示せず)に接続されたパット(吸着手段)７４,７４が
下方に指向して夫々配設されており、後述する如く、シ
ート片１８ａを吸着して前記ブランクシート６１に移載
するべく機能するようになっている。

【００１５】

【実施例の作用】次に、実施例に係るシート片の供給装
置の作用につき、以下説明する。図３に示す如く、前記
カッタ３４の下方を通って前記ベッド３２上に供給され
た連続シート１８は、前記下流側の回転ロール２０と前
記引張ロール２１との間に取付けられた光学センサ３０
からの信号によって、一枚分だけ繰り出された位置で停
止する。この状態で前記挟持手段５０を構成する押圧部
材５６が、前記エアシリンダ５２の付勢によって連続シ
ート１８の先端部上方まで前進し、しかる後に単動型シ
リンダ５８が付勢されて連続シート１８の繰り出し先端
部に下降することにより、該連続シート１８が前記ベッ
ド３２との間で移動不能に挟持される。

【００１６】前記カッタ３４は、連続シート１８がこの
押圧部材５６によって挟持されている状態で下降を開始
する。すなわち該カッタ３４は、その駆動源となる前記
エアシリンダ４４が下方に付勢されることにより、該エ
アシリンダ４４のピストンロッド４５と連接された前記
水平バー３８、支持ロッド４０およびステー４６を介し
て下降される。また該カッタ３４は、前述した如く、そ
の刃先が所要の角度でテーパーが付されている。このた
めベッド３２上に供給された連続シート１８は、該カッ
タ３４が下降して受け刃４８と噛み合うことにより、そ
の一端部から他端部に亘って速やかに裁断される。

【００１７】この裁断されたシート片１８ａは、該シー
ト片１８ａを押圧している押圧部材５６が前記エアシリ
ンダ５２の逆付勢に伴って後退することにより、シリン
ダロッドの移動量だけ裁断位置から下流側に移動され
る。そして該シート片１８ａは、図４に示すように、予
め該シート片１８ａの上方に到来している前記移載手段
６２によって吸着される。この場合、該移載手段６２を
構成する移動体６６は、前記レール６４の前端部(シー
ト供給装置の上方)に移動して待機状態にあり、前述し
た如く、シート片１８ａが裁断されると、支持フレーム
１３に取付けた前記エアシリンダ７０が付勢して、前記
板材７２が下降する。またこれと連動して該板材７２に
取付けられた前記パット７４,７４が図示しない吸引装
置によって負圧状態となり、これがシート片１８ａに当
接することにより該シート片１８ａが吸着される。

【００１８】このシート片１８ａを吸着した状態から前
記エアシリンダ７０が逆付勢され、シート片１８ａを吸
着したパット７４,７４が上死点位置まで上昇された
後、前記移動体６６がレール６４に沿って箱詰め機１４
の方向に移動する。この時、該箱詰め機１４内に積層さ
れているブランクシート群からは、図５に示す如く、予
めブランクシート６１が一枚だけ箱詰め機１４の所定位
置に繰り出されており、該移動体６６は、シート片１８
ａを吸着したパット７４,７４が、ブランクシート群か
ら繰り出されている当該ブランクシート６１の上方に到
来する位置で停止する。そしてシート片１８ａの長手方
向に配設された前記板材７２を支持する前記エアシリン
ダ７０が再度下方に付勢され、パット７４,７４の負圧
が解除されることによりシート片１８ａが成形前のブラ
ンクシート６１に載置される。

【００１９】なお前記ブランクシート６１は、その底面
となる部分に、被梱包物である製品が整列状態で供給さ
れた後、前記箱詰め機１４によって箱状に屈曲成形され
るようになっている。このブランクシート６１が屈曲成
形される過程は、図５に示すように、供給された被梱包
物を挟んで対向する側面フラップが夫々上方に折り曲げ
られる。この側面フラップの一方は上面部と一体化して
おり、この上面部を被梱包物の上面に沿うよう屈曲させ
た後、該箱体の給送方向端部に位置する各フラップを夫
々折曲することによって被梱包物が梱包されることにな
る。またこれに先立ってブランクシート６１に移送され
る前記シート片１８ａは、該シート６１の側面フラップ
および上面部を形成する部分に載置される。これによっ
て該シート片１８ａは、上面部と一体化した側面フラッ
プと被梱包物との間で挟持され、更に上面部と一体的に
折り曲げられることで、ズレを生じることなく箱体内に
添付されることになる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る箱詰め
機におけるシート片の供給方法および装置によれば、連
続シートを所定長さで順次裁断するようにしたので、積
層状態のシート片から取出す場合のように重なることが
なく、箱詰め機内に該シート片を一枚毎に確実に移載す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好適な実施例に係るシート片の供給装
置を示す概略正面図である。

【図２】本発明に係るシート片の供給装置を示す概略側
面図である。

【図３】本発明に係るシート片の供給装置に配設された
裁断手段で連続シートを裁断する状態を経時的に示す斜
視図である。

【図４】本発明に係るシート片の供給装置に配設された
移載手段でシート片を移載する状態を経時的に示す側面
図である。

【図５】本発明に係るシート片の供給装置の移載状態
を、箱詰め機内におけるブランクシートの成形過程と共
に示す概略斜視図である。

【符号の説明】

１０ シート供給装置 １４ 箱詰め機 １８ 連続シート １８ａ シート片 ２２ 繰り出し部 ２８ 印刷位置検出手段 ３４ カッタ(裁断手段) ５０ 挟持手段 ６１ ブランクシート ６２ 移載手段６６ 移動体 ７４ パット(吸着手段)

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−203324（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−97308（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−58575（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−71775（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−42510（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 積層状態のブランクシート(61)を一枚ず
   つ繰り出し、これを所定個所で順次折曲すると共に物品
   を供給して箱体を成形する箱詰め機(14)における所定位
   置に移送されている成形前のブランクシート(61)上に、
   梱包される製品の説明あるいは効能を記載した説明文の
   印刷が施されたシート片(18a)を供給する方法であっ
   て、 前記箱詰め機(14)に隣接して配設したシート供給装置(1
   0)により、定間隔毎に前記の印刷が施されてロール状に
   巻き取られた帯状の連続シート(18)を所定長さ毎に繰り
   出し、 この繰り出した前記連続シート(18)の先端部を前記シー
   ト供給装置(10)に設けた挟持手段(50)により移動不能に
   支持した状態で、該シート(18)を所定長さ毎に裁断して
   シート片(18a)を得、前記箱詰め機(14)およびシート供給装置(10)の上方に配
   設されている移載手段(62)における 箱詰め機(14)とシー
   ト供給装置(10)との間を水平移動する移動体(66)に配設
   されて昇降動する吸着手段(74)を、シート供給装置(10)
   における前記シート片(18a)の上方に臨ませた状態で、
   該吸着手段(74)を下降させることで前記シート片(18a)
   を吸着し、 前記シート片(18a)を吸着した吸着手段(74)を上昇した
   後、前記移動体(66)を水平移動して該吸着手段(74)を前
   記箱詰め機(14)内の所定位置に移送されている前記成形
   前のブランクシート(61)の上方に臨ませ、 次いで、前記吸着手段(74)を下降させると共に吸着解除
   することでシート片(18a)を成形前のブランクシート(6
   1)に 移載するようにしたことを特徴とする箱詰め機にお
   けるシート片の供給方法。
2. 【請求項２】 積層状態のブランクシート(61)を一枚ず
   つ繰り出し、これを所定個所で順次折曲して箱体を成形
   する箱詰め機(14)における所定位置に移送されている成
   形前のブランクシート(61)上に、梱包される製品の説明
   あるいは効能を記載した説明文の印刷が施されたシート
   片(18a)を供給する装置であって、 前記箱詰め機(14)に隣接配置され、定間隔毎に前記の印
   刷が施されてロール状に巻き取られた帯状の連続シート
   (18)を所定長さ毎に間欠的に繰り出す繰り出し部(22)を
   備えるシート供給装置(10)と、 前記連続シート(18)の走行途次に配設され、前記繰り出
   し部(22)を該シート(18)の裁断位置で停止させる印刷位
   置検出手段(28)と、 前記印刷位置検出手段(28)によって所定の裁断位置で停
   止させられた前記連続シート(18)を順次裁断する裁断手
   段(34)と、 前記裁断手段(34)の下流側に位置し、前記連続シート(1
   8)を裁断するに先立ち該シート(18)の移動を防止するべ
   くシート先端部を挟持する挟持手段(50)と、 前記箱詰め機(14)および前記シート供給装置(10)の上方
   に配設され、箱詰め機(14)における成形前のブランクシ
   ート(61)が繰り出し供給された所定位置とシート供給装
   置(10)における裁断されたシート片(18a)の供給位置と
   の間を水平往復自在な移動体(66)を備える移載手段(62)
   と、 前記移動体(66)に昇降自在に配設され、前記連続シート
   (18)の裁断により得られたシート片(18a)を吸着保持し
   て前記成形前のブランクシート(61)に載置する吸着手段
   (74)とから構成したことを特徴とする箱詰め機における
   シート片の供給装置。