JP2747350B2 - 海苔抄製法及びその装置 - Google Patents
海苔抄製法及びその装置Info
- Publication number
- JP2747350B2 JP2747350B2 JP1339500A JP33950089A JP2747350B2 JP 2747350 B2 JP2747350 B2 JP 2747350B2 JP 1339500 A JP1339500 A JP 1339500A JP 33950089 A JP33950089 A JP 33950089A JP 2747350 B2 JP2747350 B2 JP 2747350B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laver
- frame
- cycle
- bottom plate
- raising
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は自動海苔抄製乾燥機における海苔抄製法及び
その装置に関するものである。
その装置に関するものである。
「従来の技術」 従来の海苔抄製法では海苔・水混合液供給工程と抄枠
昇降、抄水受底板の昇降工程とが同一サイクル速度で移
行したため海苔支持枠の停止時間内において海苔・水混
合液供給時間が制限され、そのため該混合液の抄枠内滞
留時間が少い。この時間が充分でないと上記混合液のむ
らの均一化（解消）が充分でないまま底板が下降して抄
製が行われるため抄製むらを免れ得ないという問題があ
った。
昇降、抄水受底板の昇降工程とが同一サイクル速度で移
行したため海苔支持枠の停止時間内において海苔・水混
合液供給時間が制限され、そのため該混合液の抄枠内滞
留時間が少い。この時間が充分でないと上記混合液のむ
らの均一化（解消）が充分でないまま底板が下降して抄
製が行われるため抄製むらを免れ得ないという問題があ
った。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は上記海苔抄製機における抄製動作サイクルに
おいて、海苔・水混合液供給時間を充分確保し、むらの
ない品質良好な抄製海苔を得ることを目的とするもので
ある。
おいて、海苔・水混合液供給時間を充分確保し、むらの
ない品質良好な抄製海苔を得ることを目的とするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本発明は 機枠に等間隔毎に間歇回動する無端チエンを設け、該
チエンに上記等間隔毎に海苔簀支持枠を載置し、該支持
枠の停止位置の上部に昇降抄枠、下部に多孔受板を介し
て底板昇降可能な抄水受を設け、上記抄枠の下降と底板
の上昇時に該抄枠内に海苔・水混合液を供給し、底板の
下降によって上記支持枠上の海苔簀上に海苔を抄製して
上記抄枠を上昇させるサイクルを繰返す海苔抄機におい
て、上記サイクルが抄枠下降、底板上昇工程と海苔・水
混合液供給工程と抄枠上昇、底板下降工程とよりなり、
上記供給工程のサイクル速度を上記上昇及び下降工程の
サイクル速度よりも遅く制御することを特徴とする海苔
抄製法 上記発明記載の海苔抄機において、上記供給工程のサ
イクル速度制御装置を設けた海苔抄製装置 サイクル速度制御装置がサイクル駆動用ACモーターに
変速用インバーターが接続され、該インバーターのコン
トローラを設けてなる上記第２発明記載の海苔抄製装置 サイクル速度接続範囲が上記サイクルの動作カムの開
き角約120度の範囲である上記第２又は第３発明記載の
海苔抄製装置 によって構成される。
チエンに上記等間隔毎に海苔簀支持枠を載置し、該支持
枠の停止位置の上部に昇降抄枠、下部に多孔受板を介し
て底板昇降可能な抄水受を設け、上記抄枠の下降と底板
の上昇時に該抄枠内に海苔・水混合液を供給し、底板の
下降によって上記支持枠上の海苔簀上に海苔を抄製して
上記抄枠を上昇させるサイクルを繰返す海苔抄機におい
て、上記サイクルが抄枠下降、底板上昇工程と海苔・水
混合液供給工程と抄枠上昇、底板下降工程とよりなり、
上記供給工程のサイクル速度を上記上昇及び下降工程の
サイクル速度よりも遅く制御することを特徴とする海苔
抄製法 上記発明記載の海苔抄機において、上記供給工程のサ
イクル速度制御装置を設けた海苔抄製装置 サイクル速度制御装置がサイクル駆動用ACモーターに
変速用インバーターが接続され、該インバーターのコン
トローラを設けてなる上記第２発明記載の海苔抄製装置 サイクル速度接続範囲が上記サイクルの動作カムの開
き角約120度の範囲である上記第２又は第３発明記載の
海苔抄製装置 によって構成される。
「作用」 従ってコントローラ11を操作し変速用インバーター10
によって上記サイクル中の海苔・水混合液供給工程（サ
イクル中の開き角120度）のサイクル速度を他の昇降工
程のサイクル速度よりも遅く調節することができ、無端
チエン12（又は海苔簀支持枠13）の停止直後から回動直
前まで上記供給工程を持続し、上記供給混合液５の抄枠
１内滞留を行う（その状態を第３図に示す）。そして上
記チエン12（又は支持枠13）の回動直前に抄枠１の上昇
及び底板３の下降による抄製を終了させることができ
る。
によって上記サイクル中の海苔・水混合液供給工程（サ
イクル中の開き角120度）のサイクル速度を他の昇降工
程のサイクル速度よりも遅く調節することができ、無端
チエン12（又は海苔簀支持枠13）の停止直後から回動直
前まで上記供給工程を持続し、上記供給混合液５の抄枠
１内滞留を行う（その状態を第３図に示す）。そして上
記チエン12（又は支持枠13）の回動直前に抄枠１の上昇
及び底板３の下降による抄製を終了させることができ
る。
「実施例」 機枠14に２条の無端チエン12、12が掛回され、電磁ク
ラッチを介して定速減速モーターによって該チエン12、
12を等間隔回動させて停止する所謂間歇回動無端チエン
12、12を形成する。このチエン12、12の上側移行部には
上記等間隔毎に海苔簀支持枠13、13を載置するようにな
っていてその位置は上記チエン12、12に設けたストッパ
ーで保持される。そしてこの支持枠13は上記チエン12、
12に伴って間歇移動し、該支持枠13の停止位置に海苔抄
機が設けられる。この抄機は該支持枠13の停止位置の上
部に昇降抄枠１を設け、下部に多孔受板２を機枠14に固
定し該受板２の下面に底板３を昇降自在にした抄水受４
を設け、上記抄枠１の内部に貯留槽16を設け、その底板
15′に海苔・水混合液５の供給口16を複数穿設し、該供
給口15の開閉弁17を設けるものであって上記抄枠１の昇
降及び底板３の昇降を回転軸18に設けたカム19、20及び
動作用槓杆21、22及び連杆23、24を介して行うものであ
って、上記回転軸18の回転によって抄枠１が第１図実線
位置から同第１図仮想線位置（第３図実線位置）に下降
し、底板３が第１図に示す位置から第３図に示す位置に
上昇する工程と、抄枠１の下降によって閉路するリミッ
トスイッチ25によって動作する開閉弁17を一定時間開く
ことによって貯留槽15内の海苔・水混合液５を抄枠１内
に供給する工程が行われ、その後底板３を元の位置（第
１図実線位置）に下降させることによって水が抄水受４
内に吸引され海苔７が支持枠13上の海苔簀６上に抄製さ
れ、抄枠１は第１図実線位置に上昇する工程によって１
サイクルを終了しその間上記回転軸18は１回転する。こ
のサイクルは減速ACモーター９によって駆動されるもの
で上記供給工程は第４図に示すように動作カム26の開き
角約120度の範囲閉路するリミットスイッチ27により変
速インバーター10（可変電圧、可変周波数インバータ
ー、VVVFインバーター）が動作し、該インバーター10に
よってACモーター９の回転速度を変速することができ、
その速度制御はコントローラ11によってダイヤル制御さ
れるもので該インバーター10及びコントローラ11によっ
て上記供給工程のサイクル速度制御装置８を構成するも
のである。上記ACモーター９には汎用篭形ACモーターが
用いられ減速出力軸28に設けたスプロケット29とサイク
ル駆動回転軸30に設けたスプロケット31とに無端チエン
32を掛回し、該回転軸30にカム26を設け、開き角120度
の円弧上突起26′によって上記インバーター10の動作用
リミットスイッチ27を閉路するように形成する。そして
この駆動回転軸30には連動用スプロケット33を設け、上
記回転軸18に設けたスプロケット18′とを無端チエン3
4、35、36によって回転速度同一に連動されるものであ
る。従って該回転軸18は１回転（１サイクル）中120度
回転部分において第３図に示す供給工程が保持され、そ
の間のサイクル速度は上記インバーター10によって他の
昇降工程よりも遅く調節することができる。尚図中37で
示すものは開閉弁17の昇降用カムであって１回転モータ
ーによって１回転して停止し、該モーターは抄枠１の下
降時に閉じるリミットスイッチ25によって動作する。又
38は開閉弁17の動作用発条、39は開閉弁17の動作用スピ
ンドル、40は底板３の昇降金具、41は昇降用腕、42は海
苔・水混合液貯槽、43は第１脱水機、44は第２脱水機で
ある。
ラッチを介して定速減速モーターによって該チエン12、
12を等間隔回動させて停止する所謂間歇回動無端チエン
12、12を形成する。このチエン12、12の上側移行部には
上記等間隔毎に海苔簀支持枠13、13を載置するようにな
っていてその位置は上記チエン12、12に設けたストッパ
ーで保持される。そしてこの支持枠13は上記チエン12、
12に伴って間歇移動し、該支持枠13の停止位置に海苔抄
機が設けられる。この抄機は該支持枠13の停止位置の上
部に昇降抄枠１を設け、下部に多孔受板２を機枠14に固
定し該受板２の下面に底板３を昇降自在にした抄水受４
を設け、上記抄枠１の内部に貯留槽16を設け、その底板
15′に海苔・水混合液５の供給口16を複数穿設し、該供
給口15の開閉弁17を設けるものであって上記抄枠１の昇
降及び底板３の昇降を回転軸18に設けたカム19、20及び
動作用槓杆21、22及び連杆23、24を介して行うものであ
って、上記回転軸18の回転によって抄枠１が第１図実線
位置から同第１図仮想線位置（第３図実線位置）に下降
し、底板３が第１図に示す位置から第３図に示す位置に
上昇する工程と、抄枠１の下降によって閉路するリミッ
トスイッチ25によって動作する開閉弁17を一定時間開く
ことによって貯留槽15内の海苔・水混合液５を抄枠１内
に供給する工程が行われ、その後底板３を元の位置（第
１図実線位置）に下降させることによって水が抄水受４
内に吸引され海苔７が支持枠13上の海苔簀６上に抄製さ
れ、抄枠１は第１図実線位置に上昇する工程によって１
サイクルを終了しその間上記回転軸18は１回転する。こ
のサイクルは減速ACモーター９によって駆動されるもの
で上記供給工程は第４図に示すように動作カム26の開き
角約120度の範囲閉路するリミットスイッチ27により変
速インバーター10（可変電圧、可変周波数インバータ
ー、VVVFインバーター）が動作し、該インバーター10に
よってACモーター９の回転速度を変速することができ、
その速度制御はコントローラ11によってダイヤル制御さ
れるもので該インバーター10及びコントローラ11によっ
て上記供給工程のサイクル速度制御装置８を構成するも
のである。上記ACモーター９には汎用篭形ACモーターが
用いられ減速出力軸28に設けたスプロケット29とサイク
ル駆動回転軸30に設けたスプロケット31とに無端チエン
32を掛回し、該回転軸30にカム26を設け、開き角120度
の円弧上突起26′によって上記インバーター10の動作用
リミットスイッチ27を閉路するように形成する。そして
この駆動回転軸30には連動用スプロケット33を設け、上
記回転軸18に設けたスプロケット18′とを無端チエン3
4、35、36によって回転速度同一に連動されるものであ
る。従って該回転軸18は１回転（１サイクル）中120度
回転部分において第３図に示す供給工程が保持され、そ
の間のサイクル速度は上記インバーター10によって他の
昇降工程よりも遅く調節することができる。尚図中37で
示すものは開閉弁17の昇降用カムであって１回転モータ
ーによって１回転して停止し、該モーターは抄枠１の下
降時に閉じるリミットスイッチ25によって動作する。又
38は開閉弁17の動作用発条、39は開閉弁17の動作用スピ
ンドル、40は底板３の昇降金具、41は昇降用腕、42は海
苔・水混合液貯槽、43は第１脱水機、44は第２脱水機で
ある。
「発明の効果」 本発明は上述の方法及び装置によったので無端チエン
12、12及び海苔簀支持枠13の停止時間中、海苔・水混合
液５の供給時間を充分確保し得て該混合液５内の海苔の
拡散時間が充分得られ海苔の抄製むらを解消し得て抄製
海苔７の品質を著しく向上することができる。
12、12及び海苔簀支持枠13の停止時間中、海苔・水混合
液５の供給時間を充分確保し得て該混合液５内の海苔の
拡散時間が充分得られ海苔の抄製むらを解消し得て抄製
海苔７の品質を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の海苔抄製装置を示す側面図、第２図は
海苔簀支持枠の平面図、第３図は海苔・水混合液供給工
程の側面図、第４図はサイクル速度制御用カムの拡大図
である。 １……昇降抄枠、２……多孔受板、３……底板、４……
抄水受、５……海苔・水混合液、６……海苔簀、７……
海苔、８……サイクル速度制御装置、９……サイクル駆
動用ACモーター、10……変速用インバーター、11……コ
ントローラ、26……動作カム。
海苔簀支持枠の平面図、第３図は海苔・水混合液供給工
程の側面図、第４図はサイクル速度制御用カムの拡大図
である。 １……昇降抄枠、２……多孔受板、３……底板、４……
抄水受、５……海苔・水混合液、６……海苔簀、７……
海苔、８……サイクル速度制御装置、９……サイクル駆
動用ACモーター、10……変速用インバーター、11……コ
ントローラ、26……動作カム。
Claims (4)
- 【請求項１】機枠に等間隔毎に間歇回動する無端チエン
を設け、該チエンに上記等間隔毎に海苔簀支持枠を載置
し、該支持枠の停止位置の上部に昇降抄枠、下部に多孔
受板を介して底板昇降可能な抄水受を設け、上記抄枠の
下降と底板の上昇時に該抄枠内に海苔・水混合液を供給
し、底板の下降によって上記支持枠上の海苔簀上に海苔
を抄製して上記抄枠を上昇させるサイクルを繰返す海苔
抄機において、上記サイクルが抄枠下降、底板上昇工程
と海苔・水混合液供給工程と抄枠上昇、底板下降工程と
よりなり、上記供給工程のサイクル速度を上記上昇及び
下降工程のサイクル速度よりも遅く制御することを特徴
とする海苔抄製法。 - 【請求項２】請求項（１）記載の海苔抄機において、上
記供給工程のサイクル速度制御装置を設けた海苔抄製装
置。 - 【請求項３】サイクル速度制御装置がサイクル駆動用AC
モーターに変速用インバーターが接続され、該インバー
ターのコントローラを設けてなる請求項（２）記載の海
苔抄製装置。 - 【請求項４】サイクル速度制御範囲が上記サイクルの動
作カムの開き角約120度の範囲である請求項（２）又は
（３）記載の海苔抄製装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1339500A JP2747350B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 海苔抄製法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1339500A JP2747350B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 海苔抄製法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03195481A JPH03195481A (ja) | 1991-08-27 |
| JP2747350B2 true JP2747350B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=18328063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1339500A Expired - Lifetime JP2747350B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 海苔抄製法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747350B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100837878B1 (ko) * | 2007-01-31 | 2008-06-13 | 우석수 | 김 성형장치 및 이를 적용한 해태 건조기 |
| KR100986827B1 (ko) * | 2008-05-26 | 2010-10-08 | 우석수 | 해태 초제기 |
| JP5782405B2 (ja) * | 2012-04-09 | 2015-09-24 | 竹下産業株式会社 | 海苔製造機 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1339500A patent/JP2747350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03195481A (ja) | 1991-08-27 |
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