JP2744853B2 - スライドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ及び該カートリッジを用いたスライドバルブ装置 - Google Patents

スライドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ及び該カートリッジを用いたスライドバルブ装置

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JP2744853B2
JP2744853B2 JP3066645A JP6664591A JP2744853B2 JP 2744853 B2 JP2744853 B2 JP 2744853B2 JP 3066645 A JP3066645 A JP 3066645A JP 6664591 A JP6664591 A JP 6664591A JP 2744853 B2 JP2744853 B2 JP 2744853B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • B22D41/22Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
    • B22D41/28Plates therefor
    • B22D41/34Supporting, fixing or centering means therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスライドバルブ装置、特
にスライドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ、該
カートリッジをとりつけたスライドバルブ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】公知のスライドバルブ装置(以下SV装
置と言う)は、複数のプレート煉瓦、これらプレート煉
瓦を格納する溶融金属容器の底面に取りつけたハウジン
グ、これらプレート煉瓦の接触面間に適切な面圧力を支
える面圧負荷機構及び摺動プレート駆動機構とからなっ
ている。
【0003】プレート煉瓦群は寿命に達した時点で新品
と交換されるが、その交換作業はオンラインでSV装置
を開き、プレート煉瓦を1個ずつ取外した後新品のプレ
ート煉瓦を1個ずつセットし、面圧負荷機構により面圧
負荷し交換完了となる。また、SV装置を取外し、新品
のプレート煉瓦を組込んだSV装置を取付ける方法もあ
り、この交換作業は専用の機械装置で行い、取外したS
V装置は整備場(オフライン)で整備しておくものであ
る。
【0004】前記プレート煉瓦は一体物でほぼ中央に溶
鋼流通孔を設けた耐火物の周囲を帯鉄又は鉄線で緊締し
ており、各プレート煉瓦1個ずつで客先に納入されるも
のであり、さらに従来は溶鋼のリーク、外部エアーの溶
鋼への巻込みを防ぐ必要があるため、大型のプレート煉
瓦とされている現状である。
【0005】(1).鋳込終了後、オンラインで行なう
プレート煉瓦交換作業は、鋳込終了後20〜30分後に
行なうため、SV装置及び耐火物の温度がかなり高く、
又この作業は15分位かかるため、大変な熱間重筋作業
である。また大変な熱間重筋作業であるが故に、作業自
体がいい加減になり易くセットミスによる漏鋼事故等ト
ラブルの原因になっている。また耐火物を1個ずつセッ
トするため機械化が難しい。
【0006】(2).整備場(オフライン)で耐火物交
換を行なう場合でも、SV装置及び耐火物の温度は室温
まで下がらないうちに交換する必要があり、これでもま
だ熱い中での重筋作業である。また、室温まで下がった
後に耐火物交換を行なう場合でも、1個の耐火物重量
は、5〜25kgであり、重筋作業である。
【0007】又、作業雰囲気も、使用後耐火物の取外し
後、スライドバルブ装置を掃除するため、エアーブロー
等により粉塵雰囲気となり悪い。またこの場合は、熱間
作業を機械化するだけのメリットであり、機械化のため
に多額の費用が必要となるだけでなく、耐火物交換作業
は作業者により行なう必要があり省人化できない。
【0008】(3).プレート煉瓦は殆んど耐火物で構
成されており、耐火物の加工は難しく、又加工部に大き
な亀裂が発生し易いので、温度センサー等の取付けが困
難である。
【0009】(4).プレート煉瓦の周囲に帯鉄等を焼
嵌み又は重ね巻きにより緊締するため、プレート煉瓦を
分割型とすることができない。即ち一体構造の場合大き
な亀裂が発生し易く、亀裂発生位置もバラツキがあり、
異常溶損となり、トラブル発生あるいは低寿命の原因と
なる。
【0010】(5).プレート煉瓦の冷却効果が充分で
なかった。SV装置内を空冷するのが精一杯であり充分
な冷却は行われず、温度が高いために前記帯鉄の緊締効
果もなくなり、又はSV装置全体の歪発生が助長され
る。
【0011】(6).プレート煉瓦を種類毎に1個ずつ
取出し、SV装置に1個ずつセットするため手間及び作
業時間が大となる。
【0012】(7).プレート煉瓦のセットミスが生じ
易く、プレート煉瓦同志の調整が難しい。
【0013】前述の如き従来方式の欠点を解消するため
に、各プレートれんがをカセット化する技術が特公昭5
9−21701号公報に開示されており、カセット化し
たプレートれんが組立体を用いる場合の面圧負荷方法が
特公昭60−15429号公報に開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭59−21
701号公報記載の公知技術にもカセットを摺動面と平
行に挿入するため、下記の問題がある: 1)上ノズル(鋳出しノズル5)と接合させるために、
タンディッシュ(T.D)鉄皮に対し直角方向に該カセ
ットを移動させ押付ける機構が必要となり、複雑とな
る。 2)摺動させる為の駆動機構(油圧シリンダー)との連
結が必要であり、その駆動機構の取付位置はカセット挿
入位置になる為、カセット挿入後、別途駆動機構をT.
D又は取鍋鉄皮に取付ける必要があり、又カセットとの
連結作業が必要であり実用的では無い。
【0015】3)上ノズルと接合させる為、該公報第1
5図の如きテーパー形状にすると、取鍋又はT.D鉄皮
とカセット42との間が広くなり、その間接合部を含む
ノズル5およびノズル423がむき出しになり、キレツ
が発生し易くなり漏鋼等トラブルの原因となる。
【0016】又、挿入方向にテーパーがあるため、上ノ
ズル5の位置決め(ノズル芯に対し円周方向)が難し
く、接合部の目地が確実でないと漏鋼等トラブルの原因
となる。 4)該公報第1図に示されたプレートれんがの組合せで
挿入する場合、摺動に対しれんがの固定が出来ない点、
又、摺動用駆動機構と連結出来ない点実用性が無い。
【0017】5)第3図〜第5図に示された如く、水平
方向に挿入する力で面圧を負荷する為、かなり大きい力
で挿入する必要がある為、その挿入装置が必要となり、
摺動用駆動機構との関係上実用的でない。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前述のよう
な従来技術の諸欠陥を解消するために、種々検討、実験
の結果本発明を開発したものであり、本発明の技術的構
成は次のとおりである: SV装置用各プレート側面外周に金属又はセラミック製
ホルダーを装着し、これらホルダーに相互圧着機構又は
かみ合わせ機構を具備し、スライドプレート用の前記ホ
ルダーの両面をスライドプレートの摺動面より僅かにセ
ットバック状に装着したSV装置用プレート煉瓦カート
リッジであり、ホルダー本体に設けた冷媒用空隙は相互
に連通した構成とし、更にホルダーの摺動面側表面にセ
ラミック被覆を施し、また、SV装置用プレート煉瓦は
溶鋼流通孔中心より放射状に複数個に分割してもよく、
前記ホルダーと各プレート煉瓦との接合面は傾斜状でも
よい。
【0019】また、SV装置用プレート煉瓦カートリッ
ジを用いるSV装置において、面圧負荷機構は2個の面
圧負荷用クランプが摺動方向に開閉する駆動機構及びハ
ウジングに面圧負荷用油圧又は空圧シリンダーを具備す
ることを特徴とするSV装置であって、該面圧負荷機構
に遠隔操作機構を付設し、浸漬ノズル取付機構も遠隔操
作機構とするものである。
【0020】本発明を添付図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0021】本発明SV装置用プレート煉瓦カートリッ
ジは、例えば図4に示す如く各プレート煉瓦1,2及び
3の側面外周に金属又はセラミック製ホルダー1′,
2′,3′が装着してあり、このうちスライドプレート
煉瓦用のホルダーの摺動面側の両面S,Sは上、下プレ
ート煉瓦のホルダーの摺動面との間に僅かな間隙を設け
て、スライドプレート煉瓦2の摺動面よりセットバック
状に装着してある。このセットバックにより形成された
空隙は後述する面圧負荷機構の作動により上下プレート
煉瓦1,3とスライドプレート煉瓦2との摺動面に面圧
を負荷した場合に、前記ホルダー間には負荷がなく、各
プレートの摺動面にのみ面圧が負荷され、SV装置にお
けるプレート煉瓦カートリッジの密封性が向上される。
【0022】前記ホルダーは図10に示す如く、上、下
プレート煉瓦のホルダー1′及び3′に温度センサー
(熱電対)4を装着する装着孔4′を設け、また、図1
2に示す如く上、中、下プレート煉瓦のホルダー1′、
2′、3′に相互に連通する空隙5及び/又は穴5′を
多数設けて、接続口6より不活性ガスを冷媒として導入
して該カートリッジを冷却すると共に、不活性ガスはプ
レート煉瓦周囲の該ホルダー間の隙間およびハウジング
15内に放出して、該ハウジング内を不活性雰囲気とし
て溶鋼の酸化防止を図ることができる。尚、温度センサ
ーは溝を設けてはめ込むか又ははり付け等の構成として
もよい。
【0023】前記ホルダーの摺動面側表面にセラミック
物質による被覆7を施すことにより、SV装置からの漏
鋼を防止しうる構成とし、プレート煉瓦に使用する高級
耐火物の耐用性を向上することができる。
【0024】プレート煉瓦は図13に示すように溶鋼流
通孔16中心より放射状に複数個(2〜4個)に予じめ
分割して、前記ホルダーに装着して使用することによ
り、使用時の加熱冷却による膨張・収縮に伴って発生す
る歪を分割面14で吸収し、従って亀裂の発生が減少
し、安定使用が可能となり、プレート煉瓦寿命が延命さ
れる。
【0025】前記ホルダーは図4に示す(断面の半分を
示す)如くホルダー部分に圧着機構8を具備し、カート
リッジ自体のみで各プレート煉瓦同志を予じめ圧着する
ことにより、プレート煉瓦間の面圧調整が予じめ正確に
設定でき、更にハウジングに設ける面圧負荷機構を簡略
なものとし得、かつプレート煉瓦カートリッジのハウジ
ングの装着が容易かつ簡単となる。
【0026】前記ホルダーと各プレート煉瓦との組立又
は接合面は図5〜図8に示す如く所定角度の傾斜角とす
ることにより、各プレート煉瓦の面圧負荷が一層効果的
とすることができ、具体例として、溶融金属がノズル内
を通過することによりプレート煉瓦が膨張し、該プレー
ト煉瓦とホルダーの接合面にすべりが生じた場合に、面
圧が増加する方向の傾斜角とする。図7は図6VII −VI
I の断面図であり、図9は図8のIX−IXの断面図であ
る。尚、この傾斜角は面圧負荷方向に向けて外方(図4
に示す)に傾斜させるものであり、接合面にはクッショ
ン材を用いても用いなくともよい。
【0027】本発明の面圧負荷機構は図1〜3に示す如
く、2個の面圧負荷用クランプ10、10を具備し、該
クランプ10、10は駆動機構11、11により矢印方
向に開閉される機構としてあり、該駆動機構は例えばモ
ーターの如き駆動源と、該駆動源11に連結されたスク
リー軸12、12からなり、ハウジングに取付けてあ
る。前記クランプ10、10は前記スクリー軸12、1
2に係合され、駆動源11の回転により開閉される。
【0028】また、ハウジングには油圧又は空圧シリン
ダー13が複数個設けてあり、このシリンダーの作動に
よりプレート煉瓦カートリッジに面圧を負荷する機構と
なっている。
【0029】前記面圧負荷機構は周知の遠隔操作機構
(図示せず)により操作することにより、危険を伴うこ
となくかつ熟練を要することなく正確な面圧負荷が可能
である。従来のコイルバネ等による面圧負荷方式の場
合、コイルバネが使用しているうちに次第に疲労して荷
重が減少してくるため、定期的に検査し、交換する必要
がある。新品のバネ装着時と交換前のバネ使用時では面
圧負荷力のバラツキが大きく、又点検ミスにより面圧負
荷力が減少し、漏鋼事故に至るケースもある。
【0030】本発明の油圧又は空圧シリンダーによる面
圧負荷機構の場合、圧力を管理することにより、常に一
定の面圧を負荷することが出来る。
【0031】本発明のSV装置が更に図1及び3に示す
如き浸漬ノズル20を遠隔操作機構によりセットしうる
浸漬ノズル取付機構を具備している。
【0032】この浸漬ノズルの取付機構は次の如き構成
からなっている:浸漬ノズル20を支持し、押付けるた
めのフック部21、該フック部を昇降させる為の駆動部
22、水平方向の動作を垂直方向の動作に変える変換機
構23より構成される。該駆動部は油圧又は空圧シリン
ダー等であり、この水平方向に動作する駆動力を該変換
機構23により垂直方向の動作に変え、該フック部で浸
漬ノズルを上・下動させることによって浸漬ノズルを上
部に押付けたり、下降させたりする。
【0033】本発明SV装置の取鍋又はタンディッシュ
の取付けに当っては、それらの間に断熱性セラミック板
30を全面又は部分的に介在させることにより、SV装
置、とりわけそのハウジングへの熱伝導を大巾に減じ、
SV装置の昇温を防止することができる。図1にその一
例を示し、この例では断熱性セラミック板(30)は図
示の如く部分的に介在してある。該セラミック板30は
例えばボルトによる固定又はハウジングに凹所を設けて
嵌装する等断熱効果を発揮しうる取付手段をとればよ
い。
【0034】以上本発明を図示の具体例に基づいて説明
したが、本発明における他の具体例を以下列記する: (1)SV装置用プレート煉瓦カートリッジを取鍋又は
タンディッシュ底板に対し直角方向又は±60°以内か
らSV装置ハウジング内に挿入組込む機構とすることに
より、従来方式の前述した欠点が解消され、実用機とし
かつ自動化が可能となった。
【0035】(2)複数のプレート煉瓦と上ノズル及び
/又は下ノズルを組み込んだSV装置用プレート煉瓦カ
ートリッジとすることもできる。この構成とすることに
より溶融金属容器への耐火物等部材の挿入、セット作業
回数をへらすことができる。また、これら組立体はオフ
・ライン(OFF−LINE)で組み込むため、それぞ
れの接合目地部を十分管理できるので、現場でのセット
ミスによるトラブルを回避できる。
【0036】(3)従来のように、帯鉄等の焼嵌め等に
より張力下に装着したプレート煉瓦を前述したホルダー
に組み込んで使用することもできる。
【0037】(4)カーボン繊維又は鋼線を張力下にプ
レート煉瓦外周に装着したものを前述ホルダーに組み込
んで使用することもできる。
【0038】
【発明の効果】(1)請求項1記載の発明において、面
圧を負荷した場合に、該ホルダー間にはわずかなすき間
があり、各プレート煉瓦の摺動面にのみ面圧が負荷され
る。 1)摺動面への地金差し、プレート煉瓦の異常溶損等が
発生すると、プレート煉瓦の周囲の温度が高くなり、従
ってプレート煉瓦周囲のホルダーの温度も高くなる。本
発明による温度センサーを該ホルダーのプレート煉瓦近
くに設けることにより、上記異常を感知することが出来
る為、漏鋼事故等トラブルを未然に防止することが可能
となる。
【0039】2)ホルダーに穴又は空隙を設けることに
より、該ホルダーの冷却効果を高めることが出来る為、
該ホルダーの歪を小さくし、寿命を延ばすことが出来
る。 3)又、冷却効果を高めることにより、ホルダーの熱膨
張をプレート煉瓦より小さくすることが出来る為、該プ
レートれんがを該ホルダーにより全周より拘束すること
になり、プレート煉瓦の耐用を向上することが出来、又
制御精度が向上する。
【0040】具体的には、キレツの拡大防止、又スライ
ドプレートを摺動することにより流量制御を行なってい
るが、この摺動力によって、該プレートれんががホルダ
ー内で動くこと(ガタが生じる)を防止し、溶鋼流量の
制御精度を向上させる。
【0041】4)ホルダーに相互圧着機構がある場合 ・オフラインで面圧負荷力を調整することが出来る為、
十分な面圧管理が可能。 ・カートリッジ自体で面圧負荷出来る為、SV装置に面
圧負荷機構を設ける必要がない為、SV装置の構造が簡
単となる。又ハウジングへの装着もより容易となる。こ
の場合、SV装置にはカートリッジを固定するだけの簡
単な機構が付くだけとなる。
【0042】5)相互かみ合わせ機構がある場合 ・各ホルダーの組立て用金具(ボルト・ナット等)が不
要となる。
【0043】・組立て作業が容易となる。従って、自動
化する場合でも容易となる。
【0044】・セットミスが無くなる。例えば、4本の
ボルト・ナットで締付ける場合、1本のボルト・ナット
を締め忘れることもある。
【0045】(2)請求項2記載の発明において: 1)外部から冷媒を供給する場合1個所に接続口を設け
ることで構成される全てのホルダー内の空隙及び穴に冷
媒を供給出来る。
【0046】2)具体例では、外部より不活性ガスを供
給し、ホルダーを冷却すると共に、各ホルダー間のわず
かな隙間を不活性ガスで充満することにより、溶鋼の酸
化防止をすることが出来る。
【0047】(3)請求項3記載の発明において: 1)プレート煉瓦とホルダーの一体化に於て、間にモル
タル、接着材等使用する場合該モルタル、接着材等を押
圧充填し易くなる。
【0048】2)プレート煉瓦が膨張し、プレート煉瓦
とホルダー間にすべりが生じた場合でも、面圧が増加す
ることになり使用上安全である。
【0049】(4)請求項4記載の発明において: 1)プレート煉瓦摺動面より溶鋼がもれた場合でも、ホ
ルダーを溶かして外部へ漏鋼することを防ぐことが可能
となる。つまり、コーティングされたセラミックによ
り、金属性ホルダーが溶損するのを防ぎ、もれ出した溶
鋼を凝固させる。 2)従って、安心して使用することが出来る為、プレー
ト煉瓦を限界まで使用出来る。又、プレート煉瓦を必要
最小限に小さくすることが出来る。
【0050】(5)請求項5記載の発明において: 1)通常プレート煉瓦は溶鋼通過に伴なう加熱・冷却に
よる熱応力により、溶鋼流通孔に向かって複数のキレツ
が発生する。プレート煉瓦の中心に大きなキレツが発生
した場合は、異常溶損の原因となり、漏鋼事故に至る例
もある。
【0051】2)これに対し、予じめ分割しておくこと
により、該熱応力を吸収することが出来、流量制御で溶
鋼が触れる部分に大きな亀裂が発生することを防止する
ことが出来る。
【0052】(6)請求項6記載の発明において: 1)面圧負荷用クランプが、開閉する為、カートリッジ
を挿入着脱するスペースが広くとれ作業容易となる。
【0053】2)面圧負荷用油圧又は空圧シリンダーを
ハウジングに設けたことにより、又冷却も容易に出来る
為、熱負荷を軽減することが可能。
【0054】又、油、圧縮空気供給用ホースが不要とな
り、配管化出来る為、消耗部品が減り、安全性が増す
(ハウジングは取鍋、T.Dに固定されている為)。
【0055】(7)請求項7記載の発明において: 1)面圧負荷機構を遠隔操作可能にしたことにより、カ
ートリッジの挿入セットから、面圧負荷作業までを自動
化することが出来る。
【0056】2)鋳込中であっても、面圧負荷力を調整
・管理出来る(従来技術では不可)。
【0057】(8)請求項8記載の発明において: 1)浸漬ノズルの着・脱の自動化が可能となる。
【0058】2)面圧負荷用クランプが設けてある為、
カートリッジの挿入セット作業の妨げにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要部材を示す縦断面図。
【図2】図1の下面図。
【図3】本発明カートリッジと面圧負荷機構を示す縦断
面図。
【図4】ホルダー中に面圧負荷機構を具えた例を示す縦
断面図。
【図5】ホルダーのかみ合せ機構の一例を示す縦断面
図。
【図6】プレート煉瓦とホルダーの接合部を示す縦断面
図。
【図7】図6のVII −VII 線断面図。
【図8】プレート煉瓦とホルダーの接合部を示す他の例
の縦断面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】ホルダーに温度センサーを装着した例を示す
縦断面図。
【図11】ホルダー摺動面にセラミック被覆を施した縦
断面図。
【図12】ホルダーに冷媒用空隙又は穴を設けた例の断
面図。
【図13】プレート煉瓦を複数個に分割した例を示す平
面図。
【符号の説明】
1 上プレート煉瓦 1′ 上プレート煉瓦ホルダー 2 スライドプレート煉瓦 2′ スライドプレート煉瓦ホルダー 3 下プレート煉瓦 3′ 下プレート煉瓦ホルダー S スライドプレート煉瓦ホルダーの上下面 4 温度センサー 4′ 温度センサー装着孔 5,5′ 空隙又は穴 6 接続口 7 セラミック被覆 8 圧着機構 10 面圧負荷用クランプ 11 駆動機構 12 スクリー軸 13 油圧又は空圧シリンダー 14 プレート煉瓦分割面 15 ハウジング 16 溶鋼流通孔 20 浸漬ノズル 30 断熱性セラミック板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−97864(JP,A) 特開 昭58−55168(JP,A) 特開 昭61−71171(JP,A) 特開 昭61−81987(JP,A) 特開 昭52−65131(JP,A) 実開 昭50−83312(JP,U) 実開 昭63−145554(JP,U) 特公 昭58−41142(JP,B2)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドバルブ装置用各プレート側面外
    周に金属またはセラミック製ホルダーを装着し、これら
    ホルダーに相互圧着機構又はかみ合わせ機構を具備し、
    スライドプレート用の前記ホルダーの両面をスライドプ
    レートの摺動面より僅かにセットバック状に装着したこ
    とを特徴とするスライドバルブ装置用プレート煉瓦カー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 ホルダー本体に冷媒用及び/又は温度セ
    ンサー装着用の空隙及び/又は穴を設けた請求項1記載
    のスライドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ホルダーと各プレートとの接合面を
    一定の傾斜角とした請求項1記載のスライドバルブ装置
    用プレート煉瓦カートリッジ。
  4. 【請求項4】 スライドバルブ装置用各プレート側面外
    周に金属またはセラミック製ホルダーを装着し、これら
    ホルダーに相互圧着機構又はかみ合わせ機構を具備する
    スライドバルブ装置用プレート組立体カートリッジにお
    いて、前記ホルダーの摺動面側表面にセラミック被覆を
    施したことを特徴とするスライドバルブ装置用プレート
    煉瓦カートリッジ。
  5. 【請求項5】 スライドバルブ装置用各プレート側面外
    周に金属またはセラミック製ホルダーを装着し、これら
    ホルダーに相互圧着機構又はかみ合わせ機構を具備する
    スライドバルブ装置用プレート組立体カートリッジにお
    いて、スライドバルブ装置用プレートを溶鋼流通孔中心
    より放射状に複数個に分割したことを特徴とするスライ
    ドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ。
  6. 【請求項6】 スライドバルブ装置用各プレート側面外
    周に金属またはセラミック製ホルダーを装着し、これら
    ホルダーに相互圧着機構又はかみ合わせ機構を具備する
    スライドバルブ装置用プレート組立体カートリッジを用
    いるスライドバルブ装置において、面圧負荷機構は2個
    の面圧負荷用クランプが摺動方向に開閉する駆動機構及
    びハウジングに面圧負荷用油圧又は空圧シリンダーを具
    備することを特徴とするスライドバルブ装置。
  7. 【請求項7】 前記面圧負荷機構を遠隔操作機構とした
    請求項6記載のスライドバルブ装置。
  8. 【請求項8】 前記スライドバルブ装置に遠隔操作可能
    な浸漬ノズル取付機構を設けた請求項6記載のスライド
    バルブ装置。
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