JP2744843B2 - 新規なコナゲニン誘導体 - Google Patents
新規なコナゲニン誘導体Info
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Description
の一般式(I)で表される新規なコナゲニン誘導体およ
びその造塩可能なものの塩に関し、またそれらの製造方
法に関する。更に本発明は後記の(II)で表されるコナ
ゲニンおよび一般式(I)で示されるコナゲニンの誘導
体又はそれらの塩を有効成分とするT細胞増殖促進剤、
並びに一般式(I)で表されるコナゲニン誘導体又はそ
の塩を有効成分とする制癌剤に関するものである。
は細胞毒物質であるため、一般に毒性が強く、癌細胞の
増殖を抑制するが正常細胞にも障害を与えるため、副作
用が強いという欠点を有している。このため、従来とは
異なる作業機序で制癌活性を示し、かつ毒性が低くて副
作用が少ないが有効な抗癌活性を示して人癌治療に有効
である制癌性の新規な物質が望まれている。
規な抗生物質としてコナゲニンを得ることに成功した。
スポルスMI696-AF3株の培養によって産生されて次式(I
I) で表わされる新規な抗生物質である(本出願人の出願に
係る特開昭2-306953号公報参照)。
造をもち且つT細胞の増殖を促進する活性、および(ま
たは)制癌活性を示す物質は知られていない。本発明者
らは、新規で有用な制癌性化合物を創製する目的でコナ
ゲニンから種々の新しい誘導体を合成する研究を重ねた
が、後記の一般式(I)で表わし得るコナゲニン誘導体
を合成することに成功し、またこれら新規コナゲニン誘
導体が哺乳動物のT細胞の増殖を促進する活性を有する
こと及び抗腫瘍作用を有することを見出した。また、コ
ナゲニンそれ自体も同様なT細胞増殖促進活性を有する
ことを見出した。これらの知見に基づいて本発明は完成
された。
の一般式(I)のコナゲニン誘導体とその塩に関する。
このコナゲニン誘導体は、下記の一般式(I)で表され
る化合物である。
(R6は水素、メチル基、またはエチル基を示す)で表わ
されるアシル基を表わし;R2は水素、C1〜C5のアルキル
基、 (nは1〜3の整数を示す)で表わされるアラルキル基
または式−COR7(R7は水素、メチル基またはエチル基を
示す)で表わされるアシル基を表わし;R3は水素、メチ
ル基またはエチル基を表わし;R4は水素、C1〜C5のアル
キル基、 (nは1〜3の整数を示す)で表わされるアラルキル
基、または式−COR8(R8は水素、メチル基またはエチル
基を示す)で表わされるアシル基を表わし;R5は式−OR
9(R9は水素、C1〜C5のアルキル基または式 (nは1〜3の整数を示す)で示されるアラルキル基を
示す)で表わされる基、または式−NHR10(R10は水素、
C1〜C5のアルキル基または (nは1〜3の整数を示す)で示されるアラルキル基を
示す)で表わされるアミノ基又は置換アミノ基を表わす
が但し、R1、R2、R3、R4およびR5のすべてが同時に水素
原子であることはない〕。
シル基、式−COR7のアシル基、式−COR8のアシル基は、
アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基
の如きC2〜C6のアルカノイル基であることが好ましい。
またR2、R4、R9及びR10がアラルキル基である場合の好
ましい例はベンジル基、フエネチル基、等である。C1〜
C5のアルキル基の好ましい例は、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、等である。例
えば、一般式(I)のコナゲニン誘導体の塩としては、
そのカルボキシル基における金属塩、特にナトリウム又
はカリウムのごときアルカリ金属との塩、あるいはカル
シウムのごときアルカリ土類金属またはアンモニウム基
との薬学的に許容される塩あるいはカルボキシル基にお
ける塩基、例えばアルキルアミンとの付加塩が挙げられ
る。これらの塩をT細胞増殖剤あるいは制癌剤として使
用する場合には、生理的に許容される塩を選ぶべきであ
る。
例を次の第1表にあげる。なお、第1表にあげた化合物
番号は後記の試験例及び実施例でも参照される。
−ブチル基、Phはフェニル基の略号を表わす。
示すコナゲニン誘導体の製造法が提供される。
キシル基又は活性の水素原子を保護し又は保護せずに、
コナゲニンのアルコール性水酸基の1個又はそれ以上を
エーテル化又はエステル化するか、もしくはコナゲニン
のカルボキシル基をエステル化又はアミド化するか、も
しくはコナゲニンのイミノ基をアルキル化するか、もし
くはそれらのエーテル化、エステル化、アミド化及びア
ルキル化の何れか二つ又はそれ以上の反応を組合わせて
行うことを特徴とする、一般式(I)のコナゲニン誘導
体の製造法に関する。
属するコナゲニン生産菌、具体的にはストレプトミセス
・ロゼオスポルスMI696-AF3株(微工研菌寄第10598号)
の培養によって生産される(特願平1-127846号明細書参
照)。
較的長いまっすぐな気菌糸を形成し、らせん形成および
輪生枝は認められない。気菌糸の先端には50個以上の胞
子の連鎖を認め、その大きさは0.6×1.0〜1.2ミクロン
位を示す。胞子の表面は平滑である。
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(Container Corporation of America
のColor Harmony Manual)を用いた。
着生し、溶解性色素は認められない。
養) 発育はうす黄〔2ca,Lt Ivory〜2ea,Lt Wheat〕、気菌
糸は白〜ピンク白〔3ca,Pearl Pink〕、溶解性色素は認
められない。
5、27℃培養) うす黄茶〔3ie,Camel〕〜黄茶〔3le,Cinnamon〕の発
育上に、ピンク白〜うすピンク〔4ca,Flesh Pink〕の気
菌糸を着生し、溶解性色素は黄茶を呈する。
培養) うす黄〔2ea,Lt Wheat〕〜うす黄茶〔2ic,Honey Gol
d〕の発育上に、うすピンク〔4ca,Flesh Pink〕の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
y Gold〕、気菌糸は茶白〔3ca,Pearl Pink〕、溶解性色
素は認められない。
れない。
養) うす黄茶〔2ic,Honey Gold〜31e,Cinnamon〕の発育上
に、うすピンク〔4ca,Flesh Pink〜5ca,Flesh Pink〕の
気菌糸を着生し、溶解性色素は認められない。
養) 発育は無色、気菌糸はピンク白〜うすピンク〔4ca,Fl
esh Pink〜5ca,Flesh Pink〕、溶解性色素は認められな
い。
arl Pink〕の気菌糸を着生し、黄茶の溶解性色素がわず
かに認められる。
すピンク〔4ca,Flesh Pink〕、溶解性色素は認められな
い。
められない。
解性色素は認められない。
プトン・ゼラチン培地(27℃培養)ともに、発育は無
色、気菌糸は着生せず、溶解性色素も認められない。
に茶色味をおびる。
ーストエキス〔日本製薬(株)製〕0.2%、ひも寒天3.0
%、pH7.0〜7.2)を用い、20℃、24℃、27℃、30℃、37
℃、50℃の各温度で試験の結果、50℃を除いて、そのい
ずれの温度でも発育したが、最適生育温度は30℃〜37℃
付近と思われる。
養:グルコース・ペプトン・ゼラチン、27℃培養) 単純ゼラチン培地では、培養後7日目頃より液化が認
められ、その作用は中等度〜強い方である。グルコース
・ペプトン・ゼラチン培地では、培養後11日目頃より液
化が認められ、その速度はゆっくりと進み、中等度であ
る。
地及びスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) スターチ・無機塩寒天培地、スターチ寒天培地ともに
培養後3日目頃より水解性が認められ、その作用は強い
方である。
培養) 凝固を認めることなく、培養後8日目頃よりペプトン
化が始まり、その速度はゆっくりと進み、3週間目に完
了する。
・ブロス、ISP培地1:ペプトン・イースト・鉄寒天培
地、ISP培地6:チロシン寒天培地、ISP培地7、いずれも
27℃培養) トリプトン・イースト・ブロス、ペプトン・イースト
・鉄寒天培地およびチロシン寒天培地で陰性である。
培地、ISP培地9、27℃培養) D−グルコース、L−アラビノース、D−キシロー
ス、ラムノース、ラクトースを利用してよく発育し、イ
ノシトール、D−フラクトース、シュクロース、D−マ
ンニトール、ラフィノースは利用しない。
27℃培養) 陽性である。
プトン水、ISP培地8、27℃培養) 陽性である。
養) 陰性である。
線状で、らせん形成および輪生枝は認められず、胞子の
表面は平滑である。種々の培地で、無色あるいはうす黄
〜うす黄茶の発育上にピンク白〜うすピンクの気菌糸を
着生し、溶解性色素は認められないか、あるいはわずか
に茶色味をおびる。メラニン様色素の生成は、トリプト
ン・イースト・ブロス、ペプトン・イースト・鉄寒天培
地、チロシン寒天培地のいずれの場合も陰性である。蛋
白分解力は中等度〜強い方であり、スターチの水解性も
強い。なお、細胞壁に含まれる2,6−ジアミノピメリン
酸はLL−型であった。
(Streptomyces)属に属するものと考えられる。更に、
近縁の既知菌種を検索すると、ストレプトミセス・ロゼ
オフルブス(Streptomyces roseofulvus;文献1)「I
nternational Journal of Systematic Bacteriology」1
8巻、165頁、1968:文献2)「International Journal o
f Systematic Bacteriology」30巻、399頁、1980)およ
びストレプトミセス・ロゼオスポルス(Streptomyces
roseosporus;文献「International Journal of System
atic Bacteriology」18巻、370頁、1968)があげられ
た。
比較検討した。その結果をまとめると、第2表のように
なる。
トミセス・ロゼオスポルスおよびストレプトミセス・ロ
ゼオフルブスのいずれにも類似している。しかし、後者
とはD−フラクトース、シュクロース、ラフィノースの
利用性で大きく異なり、しかも後者が有するpHインディ
ケーター(酸化還元指示薬)の溶解性色素をMI696-AF3
株は示さない。一方、ストレプトミセス・ロゼオスポル
スとMI696-AF3株は、すべての点で酷似した成績を示し
た。
ポルス(Streptomyces roseosporus)MI696-AF3株と同
定する。
所に寄託申請し、平成元年3月2日、微工研菌寄第1059
8号として受託された。
%、酸素38.19% 質量分析:250.1291(M+H)+、(高分解機能マススペ
クトルによる) 分子式 :C10H19NO6 融 点:159〜161℃ 比旋光度:▲〔α〕27 D▼+55.4°(c1.0,メタノー
ル) 紫外部吸収スペクトル:末端吸収あり(メタノール
中) プロトン核磁気共鳴スペクトル:(重メチルスルホ
キシド中、内部標準テトラメチルシラン); 0.81(d,3H,J=6.0Hz);1.11(d,3H,J=6.0Hz); 1.38(S,3H);1.77(gdd,1H,J=6.0Hz); 3.57,3.79(AB patern,2H,J=11.0Hz); 3.66(gd,1H,J=6.0Hz,6.0Hz); 3.99(d,1H,J=2.0Hz)7.72(S,1H) 13C−磁気共鳴スペクトル(重メタノール中、内部
基準テトラチルシラン): 176.7(s) 175.8(s) 75.3(d) 7.12(d) 66.2
(t) 62.7(s) 43.7(d) 21.2(g) 20.0(g)
8.3(g) コナゲニンの製造例を後記の参考例で具体的に記載す
る。
るには次の様な実施方法が挙げられる。
のうち、R1がメチル基もしくはエチル基で表わされる化
合物は式(II)のコナゲニンを式R11X(R11はメチル基
もしくはエチル基を示しXはハロゲン原子を示す)で表
わされるアルキルハライドと塩基の存在下に反応させる
ことにより合成できる。
表わされる式(I)の化合物並びにR4がC1〜C5のアルキ
ル基またはアラルキル基で表わされる式(I)の化合物
は、それぞれ式(II)のコナゲニンと式R12X(R12はC1
〜C5のアルキル基または (n=1〜3)のアラルキル基を示しXはハロゲン原子
を示す)で表わされるアルキルハライド又はアラルキル
ハライドを塩基の存在下に反応させることに合成するこ
とができる。以上の合成法はコナゲニンのアルコール性
水酸基を常法でエーテル化反応することによって、目的
とする型の式(I)の化合物を合成するものであり、こ
のように目的とするエーテル型の式(I)の化合物を得
る方法は上記の特定な方法に限定する必要はなく、エー
テル化反応を行う他の試剤(例えば硫酸エステル、スル
ホン酸エステルやジアゾアルカン等)も同様に用いるこ
とができる。なおここで用いる塩基としては、ナトリウ
ムメチラート等のアルカリ金属アルコラート、水素化ナ
トリウム等のアルカリ金属水素化物、水酸化カリウム等
のアルカリ金属水酸化物、リチウムジイソプロピルアミ
ド等のアルカリ金属アミド、ピリジン類、トリエチルア
ミン等のアミン類等が挙げられる。
ち、R3がメチル基もしくはエチル基で表わされる式
(I)の化合物は式(II)のコナゲニンを式R13X(R13
はメチル基もしくはエチル基を示す)で表わされるアル
キルハライドと塩基の存在下に反応させる事により合成
することができる。以上の方法は、コナゲニン中のイミ
ノ基のチッ素原子のアルキル化修飾によって、目的とす
る式(I)の化合物を合成するものであり、目的とする
化合物を得る方法は上記の特定な方法に限定する必要は
なく、イミノ基のチッ素原子をアルキル化する他の試剤
も同様に用いることができる。
のアルカリ金属アルコラート、水素化ナトリウム等のア
ルカリ金属水素化物、リチウムジイソプロピルアミド等
のアルカリ金属アミド等が挙げられる。
ち、R1がアシル基−COR6(R6は前記に同じ)で表わされ
る化合物、あるいはR2がアシル基−COR7(R7は前記と同
じ)で表わされる化合物、あるいはR4がアシル基−COR8
(R8は前記に同じ)で表わされる化合物は、式(II)の
コナゲニンを式(R14CO)2O(R14は水素、メチル基もしく
はエチル基を示す)で表わされる有機酸無水物と硫酸、
p−トルエンスルホン酸等の酸、またはピリジン、ルチ
ジン等の塩基の存在下にエステル化反応させることによ
り合成することができ、若しくはコナゲニンと式R15COX
(R15は水素、メチル基、もしくはエチル基を示しハロ
ゲン原子を示す)で表わされる酸ハライドとを水酸化ナ
トリウム等のアルカリ金属水酸化物等の無機塩基、また
はピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基の存在下に
エステル化反応させることによって合成できる。
法でエステル化反応することによって、目的とするエス
テル型の式(I)の化合物を合成するものであり、目的
とする型の式(I)の化合物を得る方法は上記の特定な
方法に限定する必要はなく、エステル化反応を行う他の
試剤も同様に用いることができる。
R5が式−OR16(R16はC1〜C5のアルキル基、もしくは (n=1〜3)のアラルキル基を示す)で表わされる式
(I)の化合物は式(II)のコラゲニンを式R17X(R17
はC1〜C5のアルキル基、もしくは (n=1〜3)のアラルキル基を示しXはハロゲン原子
を示す)で表わされるアルキルハライド又はアラルキル
ハライド化合物とナトリウムメチラート等のアルカリ金
属アルコラート、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水
素化物、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、リ
チウムジイソプロピルアミド等のアルカリ金属アミド、
ピリジン類、トリエチルアミン等のアミン類、テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシド等の四級アンモニウム等
の塩基の存在下にコナゲニンのカルボキシル基の所で反
応させることにより、あるいはコナゲニンと式R18OH(R
18はC1〜C5のアルキル基もしくは (n=1〜3)のアラルキル基を示す)で表わされるア
ルカノール又はアラルキルアルコール類とを塩酸、硫酸
等の鉱酸、トリフッ化ホウ素等のルイス酸、p−ルトル
エンスルホン酸等の有機酸の存在下、もしくは、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド等の通常用いられる脱水縮合
剤の存在下にコナゲニンのカルボキシル基の所でエステ
ル化反応させることにより合成できる。更には、塩化チ
オニル、五塩化リン等のハロゲン化試剤によりコナゲニ
ンをカルボン酸塩化物に変換した後、式R18OH(R18は前
記に同じ)にアルコールを反応させることにより合成す
る事ができる。以上の合成法はコナゲニンのカルボキシ
ル基のエステル化反応によって、目的とするエステル型
の式(I)の化合物を合成するものであり、目的とする
化合物を得る方法は、上記の特定な方法に限定する必要
はなく、エステル化反応を行う他の試剤(例えばジアゾ
アルカン、硫酸エステル等)も同様に用いることができ
る。
ち、R5が式−NHR10(R10は前記に同じ)で表わされる化
合物は遊離酸の形の式(II)のコナゲニン、もしくは一
般式(I)で表わされる本発明化合物のうちR5が式OR16
(R16は前記に同じ)で表わされるエステル型の式
(I)の化合物を式NHR19(R19は水素、C1〜C5のアルキ
ル基、もしくは式 (n=1〜3)のアラルキル基を示す)で表わされるア
ミン化合物に対して触媒の不存在下に、あるいはジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド等の通常用いら
れる脱水縮合剤、または/および、ナトリウムメトキシ
ド等の金属アルコラート、ブチルリチウム等のアルキル
金属ナトリウムハイドライド等の金属水素化物等の塩基
の存在下に、更には塩化チオニル、五塩化リン等のハロ
ゲン化試剤との反応により酸塩化物に変換した後、反応
させることにより合成できる。
ナゲニン誘導体を合成する場合、条件によってR1、R2、
R3、R4、およびR5の水素以外に該当する官能基を、それ
ぞれ種々の組み合わせで同時に導入することができる。
さらに、同時に導入した後に、R5が基−OR16(R16は前
記に同じ)で表わされる化合物を水酸化ナトリウム等の
塩基または硫酸等の酸で加水分解により、R5がOHである
遊離カルボン酸の形の式(I)の化合物を得る事も出来
る。また、先にコナゲニンに保護基を導入した後、上記
反応を行い、その後に通常の脱保護法による脱保護によ
り、選択的に目的とする式(I)の化合物を得ることも
できる。ここで言う保護基とは、トリメチルシリル基、
ジメチル−ターシャリーブチルシリル基、テトラヒドロ
ピラニル基またはアセトニド基等が挙げられるが、これ
に限定する必要はなく、水酸基、アミド基、カルボキシ
ル基の保護基として働き得る他の保護基を用いることも
できる。
表されるコナゲニン誘導体またはその塩の少なくとも一
つを有効成分として含有することを特徴とするT細胞増
殖促進剤が提供される。
脾細胞から得たT細胞の増殖を特異的に促進するが、休
止期のT細胞には作用しない。例えば、コンカナバリン
Aで処理したT細胞あるいはマクロファージと共存して
いるT細胞に作用する。このことから、ヘルパーT細胞
あるいはエフェクターT細胞のクローンを増やして活性
化することが期待され、癌あるいは自己免疫病への薬剤
としての可能性がある。
殖促進作用は以下に試験例によって例証する。
のT細胞増殖に対する効果は、次のように調べた。
ールス・リバー社より購入)から無菌的に摘出した脾臓
をホモジナイズした後、ナイロン・ウール・ファイバー
・カラムを通過させ、T細胞の豊富な細胞液を得た。こ
の細胞液を、牛胎児血清10%を添加したRPHI 1640培地
〔日本製薬(株)製〕中に2×106個/mlになるように懸
濁し、96穴マイクロ・プレートに100μlずつ分注し
た。細胞液には5μg/mlのコンカナバリンA(ファルマ
シア社製)と、各濃度の供試化合物を加え、炭酸ガスふ
卵器(CO2濃度5%)中で37℃、3日間培養した。培養
終了16時間前に、10μl/mlの放射能ラベルしたチミジン
液(Thymidine,[6−3H]NEN社製)を10μl添加し
た。培養細胞をセルハーベスターによって濾紙上に固定
し、液体シンチレーション・カウンターで放射能値を測
定し、検体無添加群の値を100とした時の値を、ラット
T細胞増殖に対するコナゲニン誘導体の増強値として示
した。その結果を第3表に示す。
(I)の化合物は優れたT細胞増殖促進活性を有するこ
とが明らかである。
るコナゲニン誘導体又はその塩の少なくとも一つを有効
成分とする制癌剤が提供される。
下の試験例により例証する。
した。
濁液を細胞数2×106個/マウスになる様に鼠蹊部皮下
に移植し、移植後7日目より供試化合物を、50、12.5、
3.125、0.78、0.19mg/kgの投与量で腹腔内に7階注射し
た(1群4匹、対照群8匹)。15日目に固型癌を取り出
し、固型癌の重量を測定し、対照群に比較しての処理群
のマウスの固型癌の重量の減少を抑制率として第4表に
示した。第4表に示すように、本発明の各化合物は、マ
ウスエールリッヒ固型癌に対して、顕著な抑制活性を示
した。
ン誘導体を500mg/kgの投与量でマウスに経口投与した
が、何らの毒性を示さず、本発明による新規コナゲニン
誘導体(I)は低毒性であることが分った。
て含有する制癌剤の製剤としては、経口、経腸または非
経口的投与による製剤のいずれをも選ぶことが出来る。
具体的製剤としては、注射剤、錠剤、カプセル剤、細粒
剤、シロップ剤、坐薬、軟膏剤などをあげることが出来
る。本発明による制癌剤の製剤の担体としては、経口、
経腸、その他非経口的に投与するために適した有機また
は無機の固体または液体の、通常は不活性な薬学的担体
材料が用いられる。具体的には、例えば結晶性セルロー
ス、ゼラチン、乳糖、澱粉、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、植物性および動物性脂肪および油、ガム、
ポリアルキレングリコールがある。製剤中の担体に対す
る本発明の制癌剤化合物(I)の割合は0.2〜100%の間
で変化させることが出来る。また、本発明による制癌剤
は、これと両立性の他の制癌剤又はその他の医薬を含む
ことが出来る。この場合、本発明による制癌剤が、その
製剤中の主成分でなくても良いことはいうまでもない。
作用が副作用を伴うことなく達成される投与量で投与さ
れる。その具体的な値は医師の判断で決定されるべきで
あるが、制癌の目的には一般に成人1人当り10mg〜10
g、好ましくは20mg〜5g程度で投与されるのが普通であ
ろう。なお、第4の本発明の制癌剤は有効成分として1m
g〜5g、好ましくは3mg〜1gの単位の薬学的製剤として投
与できる。
物の製造例をあげて本発明を具体的に説明するが、これ
ら実施例は本発明を制限するものではない。
ポルス(Streptomyces roseosporus)MI696-AF3株(微
工研菌寄第10598号)より、ガラクトース2.0%、デキス
トリン2.0%、ソイペプトン(ディフコ社製バクトソイ
トン)1.0%、コーン・スティープ・リカー〔日本食品
化工(株)製〕0.5%、硫酸アンモニウム0.2%、炭酸カ
ルシウム0.2%、消泡用シリコーンオイル〔信越化学工
業(株)製シリコンKM70〕0.03%からなる液体培地(pH
7.4)を110mlずつ分注したワッフル付三角フラスコ2本
に1白金耳ずつ接種し、27℃で3日間振とう培養した。
A BIOCHEMICAL社製)2.0%、細菌用肉エキス〔極東製薬
工業(株)製〕0.5%ペプトン〔日本製薬(株)製ポリ
ペプトン〕0.5%、粉末酵母エキスS〔日本製薬(株)
製〕0.3%、塩化ナトリウム0.3%、硫酸マグネシウム
(7水和物)0.1%、以上の培地成分に無機塩として、
硫酸銅(5水和物)2.8g、硫酸鉄(7水和物)0.4g、塩
化マンガン(4水和物)3.2g、硫酸亜鉛(7水和物)0.
8gを500mlの蒸留水に溶解したものを1.25ml/lとなるよ
うに加えた液体培地を、110mlずつ分注したワッフル付
三角フラスコ91本に3mlずつ接種し、27℃で4日間振と
う培養した。培養液の濾過により濾過液を菌体から分離
し、その濾過液8100mlに200gの活性炭素を加え、濾別し
た。活性炭素に吸着した有効成分は4lの50%アセトン水
で抽出し、減圧濃縮した。これを2lの蒸留水に溶解しpH
3にて等量のブタノールで抽出、pHを8に戻した後、減
圧濃縮して、7.5gの褐色油状物質を得た。
1)で充填した150mlのシリカゲルカラムにかけ、同溶液
で溶出クロマトクラフィーを行った。メルク社製Art.57
15シリカゲルプレートを用いた薄層クロマトグラフィー
でRf値0.50〜0.55〔展開液ブタノール−酢酸−水(4:1:
1)〕を示すニンヒドリン発色分画を集め、減圧濃縮し
て1.2gのコナゲニン粗物質を得た。
ー科学(株)製、センシューパックヌクレオジル(Nucl
eosil)5C18、20φ×300mm〕にかけ、5ml/分の流速にお
いて、移動相を20分間で10%メタノールから100%メタ
ノールへとグラジェントをかけながら溶出し、その後20
分間メタノールで溶出を行った。滞留時間21分のピーク
を分取し、減圧濃縮したところ無色結晶として34.8mgの
コナゲニンが得られた。この結晶のメタノール溶液は、
メルク社Art.5715シリカゲル薄層クロマトグラフィー
〔ブタノール−酢酸−水(4:1:1)で展開〕で単一スポ
ットを与え、純粋なコナゲニンを得たことがわかった。
メチルホルムアミド(DMF)160mlに懸濁し、この懸濁液
にコナゲニン4.0gを室温にて撹拌しながらゆっくり加
え、ガスの発生が終了するまで約30分間反応させた。
時間反応させた。このエーテル化の反応終了後、得られ
た反応溶液を減圧下濃縮し、続いて、飽和食塩水を加
え、ブタノール50mlで3回抽出した。抽出液を飽和食塩
水で洗浄後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルを
担体とするカラムクロマトグラフィーにかけ、1%から
5%のメタノールを含むクロロホルムにて溶出を行ない
目的物質を含む画分を集め溶媒を留去し、目的とする化
合物No.1(第1表参照)を4.1g得た(収率84.8%)。
ラメチルアンモニウムヒドロキシド・5水和物0.73gの3
0ml水溶液を室温にて加え、10分間反応させた。
続いてヨウ化メチル2.5mlを加え、激しく撹拌しながら2
4時間反応させた。
加え、ブタノール30mlで3回抽出した。抽出液を飽和食
塩水で洗浄後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル
を担体とするカラムクロマトグラフィーにかけ3%から
5%のメタノールを含むクロロホルムにて溶出を行な
い。目的とする化合物No.4(第1表参照)を0.9g得た
(収率90.0%)。
シド・5水和物1.1g、臭化ベンジル1.4mlを用い、実施
例2と同様の操作で反応し且つ後処理すると、目的とす
る化合物No.7(第1表参照)を1.8g得た(収率89.6
%)。
ゲニン0.5g、臭化ベンジル1.0mlを用い、実施例1と同
様の操作を行ない、目的とする化合物No.9(第1表参
照)を0.5g得た(収率60.0%)。
0mlに溶解し、この溶液に5N水酸化ナトリウム0.2mlを加
え80℃で8時間反応させた。
ノール30mlで3回抽出を行なった。抽出液を水洗後に溶
媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルを担体とす
るカラムクロマトグラフィーに付し、5%のメタノール
を含むクロロホルムにて溶出を行ない、目的とする化合
物No.12(第1表参照)を130mg得た(収率54.2%)。
無水酢酸10mlを加え、室温にて24時間反応させた。この
アセチル化の反応終了後、減圧下濃縮し、得られた残渣
に酢酸エチル50mlを加え、希塩酸20mlで洗浄し、乾燥後
(硫酸ナトリウムによる)に溶媒を減圧留去した。残渣
をシリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル:ヘキサン(3:7)の混合溶媒にて溶
出し、目的とする化合物No.14(第1表参照)を0.16g得
た(収率21%)。
ア水1mlに溶解し、この溶液に塩化アンモニウム1.0gを
加え、室温にて16時間反応させた。反応終了後、反応液
を減圧下濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルを担体と
するカラムクロマトグラフィーに付し、5%から20%の
メタノールを含むクロロホルムにて溶出した。目的物を
含む画分を集め、溶媒を減圧留去し、目的とする化合物
No.17(第1表参照)を42mg得た(収率、15.4%)。
lに溶解し、この溶液にn−ブチルアミン0.1mlを加え、
続いてナトリウムメトキシドを触媒量加え、80℃にて8
時間反応させた。
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチルにて溶出を行ない、目的とする化合物No.19(第
1表参照)を25mg得た(収率73.5%)。
Claims (4)
- 【請求項1】下記の一般式(I) 〔式中、R1は水素、メチル基、エチル基または式−COR6
(R6は水素、メチル基、またはエチル基を示す)で表わ
されるアシル基を表わし;R2は水素、C1〜C5のアルキル
基、 (nは1〜3の整数を示す)で表わされるアラルキル基
または式−COR7(R7は水素、メチル基またはエチル基を
示す)で表わされるアシル基を表わし;R3は水素、メチ
ル基またはエチル基を表わし;R4は水素、C1〜C5のアル
キル基、 (nは1〜3の整数を示す)で表わされるアラルキル
基、または式−COR8(R8は水素、メチル基またはエチル
基を示す)で表わされるアシル基を表わし;R5は式−OR
9(R9は水素、C1〜C5のアルキル基または式 (nは1〜3の整数を示す)で示されるアラルキル基を
示す)で表わされる基、または式−NHR10(R10は水素、
C1〜C5のアルキル基または (nは1〜3の整数を示す)で示されるアラルキル基を
示す)で表わされるアミノ基又は置換アミノ基を表わす
が但し、R1、R2、R3、R4およびR5のすべてが同時に水素
原子であることはない〕で表わされるコナゲニン誘導
体、またはその塩。 - 【請求項2】次式(II) で表わされるコナゲニンの官能基である水酸基、カルボ
キシル基又は活性の水素原子を保護し又は保護せずに、
コナゲニンのアルコール性水酸基の1個又はそれ以上を
エーテル化又はエステル化するか、もしくはコナゲニン
のカルボキシル基をエステル化又はアミド化するか、も
しくはコナゲニンのイミノ基をアルキル化するか、もし
くはそれらのエーテル化、エステル化、アミド化及びア
ルキル化の何れか二つ又はそれ以上の反応を組合わせて
行うことを特徴とする、請求項1に記載の一般式(I)
のコナゲニン誘導体の製造法。 - 【請求項3】次式(II) で表されるコナゲニン又はその塩および請求項1に記載
の一般式(I)で表わされるコナゲニン誘導体またはそ
の塩の少なくとも一つを有効成分として含有することを
特徴とするT細胞増殖促進剤。 - 【請求項4】請求項1に記載の一般式(I)で表わされ
るコナゲニン誘導体またはその塩を有効成分として含有
することを特徴とする制癌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31582090A JP2744843B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 新規なコナゲニン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31582090A JP2744843B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 新規なコナゲニン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04187664A JPH04187664A (ja) | 1992-07-06 |
JP2744843B2 true JP2744843B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=18069954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31582090A Expired - Lifetime JP2744843B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 新規なコナゲニン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744843B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5798387A (en) * | 1992-10-15 | 1998-08-25 | Zaidan Hojin Biseibutsu Kagaku Kenkyu Kai | Amino acid derivatives |
DE69326321T2 (de) | 1992-10-15 | 2000-01-13 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo K.K., Osaka | Neues aminosäurederivat |
CN104788333B (zh) * | 2015-03-19 | 2017-03-22 | 中国医科大学 | 2‑取代‑9,10‑蒽醌类化合物、制备方法及其用途 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP31582090A patent/JP2744843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04187664A (ja) | 1992-07-06 |
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