JP2744300B2 - 結束集合体の自動紐取解束機 - Google Patents

結束集合体の自動紐取解束機

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JP2744300B2
JP2744300B2 JP1264246A JP26424689A JP2744300B2 JP 2744300 B2 JP2744300 B2 JP 2744300B2 JP 1264246 A JP1264246 A JP 1264246A JP 26424689 A JP26424689 A JP 26424689A JP 2744300 B2 JP2744300 B2 JP 2744300B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パレット積み容器等の結束集合体の自動紐
取解束機に関する。
〔従来の技術〕
一般にビール壜等を所定本数収納したパレット積み容
器は、数列複数段に積み重ね、紐で結束して運搬される
が、回収において解束するとき、従来では人手により紐
を切断し、その紐をたぐり寄せて回収するようにしてい
る。従って、紐取りの為に専門の作業者を常時配置して
おかねばならなかった。そこで、本件出願人は、パレッ
ト積み容器等を結束している紐を自動的に切断して回収
することのできる自動紐取解束機について出願し、その
内容が特公昭56−298号によって開示されている。
この従来の自動紐取解束機においては、カッタを有す
る紐切断装置を、結束集合体の側面に沿って下から上に
走行せしめ、カッタに結束紐をガイドしてカッタの刃に
当接せしめ、この状態において前記紐切断装置を上方に
更に走行せしめることによって結束紐を切断するように
していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記紐切断装置はそのカッタの刃面に結束
紐をガイドするために結束集合体の側面にできるだけ近
接して上昇させなければならず、そのためにパレット上
でビール壜等を収納している容器が荷ずれしている場合
や、容器の外形が著るしく変型している場合、前記紐切
断装置の上部がビール壜等を収納する容器の側面にひっ
かかりスムーズに結束紐をカッタの刃にガイドすること
ができなかった。
又前記紐切断装置のカッタは紐切断装置に固定されて
おり、時としてカッタの刃にガイドされた結束紐が一本
しか切断されず、いわゆる一本切りの状態となりスムー
ズに結束紐を結束集合体から引き出すことができなかっ
た。すなわち、一般に結束集合体の上部には二重に結束
紐が巻かれており、この内の一本だけ切断すると上述の
ような一本切りが生じ、前記結束集合体の周囲に残され
た紐が容器の側面に絡んだりしスムーズな紐引き出し操
作が出来なかった。
更に、前記紐切断装置はクランプ部材を有し、このク
ンランプ部材はカッタによって切断した結束紐の一端を
クランプして巻取ローラに結束紐の端部近傍をガイドす
るが、この巻取ローラに、切断した結束紐をガイドせし
めた後はその一端を解放しなければならない。しかしな
がら従来のクランプ部材の開閉動作はスムーズに行なわ
れず、クランプ部材が結束紐の一端をクランプしたまま
巻取ローラが結束紐を巻取ることとなり、前記クランプ
部材にクランプされている結束紐の部分がその近傍に設
置された各種部材に絡まったりしスムーズな結束紐の排
出動作が不可能であった。
本発明は、係る点に鑑み、結束集合体を結束している
結束紐をカッタにスムーズに導くことのできる紐切断装
置を有する結束集合体の自動紐取解束機を提供すること
を第1の目的とする。
更に、本発明は、カッタの切断動作が確実に行なわれ
いわゆる一本切りの生じないような紐切断装置を有する
ような結束集合体の自動紐取解束機を提供することを第
2の目的とする。
更に、本発明は、切断した結束紐の一端をクランプし
た後、所定位置で結束紐のクランプ部分を確実に解放す
ることの出来るような紐切断装置を有する結束集合体の
自動紐取解束機を提供することを第3の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために、第1の発明は、結
束紐をクランプするクランプ部材とこのクランプ部材に
クランプされた結束紐を切断するカッタとを有する紐切
断装置を備え、この紐切断装置を集合体に沿って走行さ
せて集合体を結束している結束紐をクランプ部材によっ
てクランプしてカッタにより切断する結束集合体の自動
紐取解束機において、前記紐切断装置が、前記クランプ
部材およびカッタが取り付けられるとともに紐切断装置
が集合体に沿って走行される際に走行方向において前端
部が集合体を結束している結束紐に係合される基体を有
し、この基体の結束紐に係合される前端部に、係合した
結束紐をクランプ部材にクランプされる方向にガイドす
るガイド部が設けられ、このガイド部が、紐切断装置が
集合体に沿う走行位置にあるときに基体の集合体側に位
置する側部から反対側の側部方向に延びるとともに集合
体の外面から離れるにしたがって紐切断装置の走行方向
において前方側に張り出す形状に形成されていることを
特徴としている。
上記第2の目的を達成するために、第2の発明は、上
記第1の発明の構成に加えて、前記カッタが、前記クラ
ンプ部材の結束紐の進入路の途中にこの進入路に対して
カッタの刃面が斜行するように配置されるとともに、ク
ランプ部材にクランプされる結束紐の延びる方向に対し
て直交する平面内において摺動自在に前記基体に取り付
けられていることを特徴としている。
上記第3の目的を達成するために、第3の発明は、上
記第1の発明の構成に加えて、前記クランプ部材が、前
記基体に固定された一方のクランプ半片とこの一方のク
ランプ半片に対して接離自在に配置されて一方のクラン
プ半片との間に結束紐の進入路を形成するとともに弾性
部材によって一方のクランプ半片に押圧される方向に付
勢される他方のクランプ半片とを有し、この他方のクラ
ンプ半片が基体に、前記結束紐の進入路に対して直交す
る方向に延びる支持シャフトによってこの支持シャフト
の軸方向に沿ってスライド自在に、支持されていること
を特徴としている。
〔作用〕
上記第1の発明は、紐切断装置が集合体に沿って走行
される際に、基体の前端部に集合体側に位置する側部か
ら反対側の側部方向に延びるように設けられたガイド部
が集合体を結束している結束紐に係合し、紐切断装置の
走行にともなって、この結束紐を、集合体の外面から離
れるにしたがって前方側に張り出すように傾斜したガイ
ド部のガイド面によって張力を作用させながら基体の集
合体側の側部方向にガイドする。そして、結束紐がガイ
ド部の端部から外れた際に、結束紐の反発力を利用し
て、この結束紐をクランプ部材にクランプさせ、カッタ
により切断する。
上記第2の発明は、第1の発明の作用に加えて、クラ
ンプ部材にクランプされた結束紐が、カッタに接触した
際に、クランプ部材の結束紐の進入路に対して斜行する
ように配置されたカッタの刃面上を滑って、いわゆる引
き切り状態で切断される。さらに、カッタが、結束紐が
カッタの刃面に接触した際の接触角に応じて揺動して、
結束紐が重ねて巻かれている場合も、全ての結束紐に接
触して結束紐の切断を行う。
上記第3の発明は、第1の発明の作用に加えて、クラ
ンプ部材の他方のクランプ半片が弾性部材に抗して一方
のクランプ半片から離間することにより結束紐のクラン
プ状態が解除される際に、この他方のクランプ半片が支
持シャフトによって支持されて結束紐の進入路に対して
直交する方向にガイドされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明
する。
第1図及び第2図において、多数の容器が数段パレッ
トS上に積層された結束集合体1は、その最上段が結束
紐10によって結束され、これにより結束集合体1のいわ
ゆる荷崩れの防止を行なうようにしている。前記結束集
合体1は例えばビール壜bが多数収納されたいわゆるP
箱といわれる容器を複数積層載置してなり、この結束集
合体の下面は前記パレットS上に支持され、このパレッ
トSはコンベアC上に載せられている。
前記コンベアの側方適宜位置には、本発明の自動紐取
解束機Mが設けられ、この自動紐取解束機Mは基台2上
に設置されている。この基台2は前記コンベアCの側方
に固定され、この基台2上に台車3が載せられ、この台
車3上には垂直フレーム4がコンベアCの長手方向に直
角に立設されている。これら台車3及び垂直フレーム4
はコンベアの配置方向及びコンベアの配置方向に直交す
る方向に移動自在に設けられている。
第2図に示すように前記台車3の前記結束集合体1に
対向するいわゆる前面には位置決めローラ7,7が配置さ
れ、この位置決めローラ7は前記結束集合体の側面に当
接してコンベアCの移動方向に直交する方向の解束機M
の位置決めを行なっている。又前記台車3の側面にはス
トッパ8が設けられ、このストッパ8が結束集合体1の
角部に当接することによって前記台車3および垂直フレ
ーム4のコンベアCの流れ方向における位置決めを行な
う。前記垂直フレーム4の上部及び下部の隅部にはスプ
ロケットg,g,…gが設けられ、これらスプロケットgに
よって駆動チェーン5が垂直フレームの周囲に沿ってガ
イドされ、この駆動チェーン5に紐切断装置6が固着さ
れている。前記紐切断装置は結束集合体の側面に沿って
下から上に走行し、この下から上への走行時に前記結束
紐10を捕捉するようにしている。即ち、第3図に示すよ
うに、前記紐切断装置6は2つの容器が隣接する前面に
形成される凹部Rに対向する位置に位置決めされる。前
記ストッパ8は結束集合体1の隣接する容器Pの凹部R
が前記紐切断装置6が走行する軌跡に対向する位置に停
止させるようになっており、前記結束集合体1が台車3
の前面上流側に至るとそこに設けられたセンサー200が
結束集合体の到来を検知しその検知の一定時間後に結束
集合体の前面隅部が前記ストッパ8に当接し、この時に
コンベアCの駆動モータをストップさせる。前記台車3
は上述したようにコンベアの走行方向に往復動できるよ
うにバネ付勢され、ストッパ8が結束集合体1を支えた
状態においてわずかにコンベアの走行方向に移動して第
3図に示すような位置関係に結束集合体1を停止せしめ
る。前記垂直フレーム4の前方側の上部側面には巻取ロ
ーラ9が設けられ、この巻取ローラ9によって紐切断装
置6によって切断された結束紐10が引き出され回収され
るようになっている。又前記垂直フレーム4の後方側下
部右側方には一本切り用巻取ローラ70が設けられ、この
一本切り用巻取ローラ70は2重にまかれた結束紐の内1
本しか切断されなかった場合に結束紐を巻取るためのも
のである。前記巻取ローラ9の反対側には第4図に示す
ように、前記紐切断装置6が下方から上方に走行して結
束紐を咬え込み切断する時に前記切断装置6の近傍で結
束紐を押さえるための大紐かけ棒20と、小紐かけ棒21と
が揺動自在に設けられている。前記大紐かけ棒20は上下
に配置された水平棒20a,20bを有し、この水平棒20a,20b
は垂直棒20cの上部に取付けられている。又前記小紐か
け棒21は上下に配置した水平棒21a,21bを有し、これら
水平棒21a,21bは垂直棒21cの上部に固着されている。前
記大紐かけ棒20は容器の高さが高い時即ち結束紐10が高
い位置に巻かれる時に使用され、前記小紐かけ棒は容器
の高さが低い場合即ち結束紐の結束位置がやや低い場合
に使用される。前記大紐かけ棒20はシリンダ22に連結さ
れ、このシリンダ22の基部は固定部材26に揺動自在に取
付けられている。前記大紐かけ棒20の垂直棒20cには長
穴24が設けられ、又前記小紐かけ棒21の垂直棒21cには
長穴25が設けられ、この長穴25と前記長穴24がL型リン
ク23によって連結されている。このL型のリンク23の連
結によって前記シリンダ22を伸ばして大紐かけ棒20を動
作せしめている時には前記小紐かけ棒21は待機した位置
にあり、前記大紐かけ棒20をその待機位置に戻した時に
即ち前記シリンダ22を最も縮めた時に前記小紐かけ棒21
がリンク23の作用によって動作位置に移動する。
第4図(a)において、前記紐かけ棒20,21と垂直フ
レーム4に対して同一側であって垂直フレーム4の図上
右側下部には一本切り用紐かけ棒27がピン127によって
垂直フレーム4に枢着され、この紐かけ棒27はシリンダ
28によって動作するようになっている。前述の一本切り
とは第13図及び第14図に示すように、2重にまかれた結
束紐の切断点CPにおいて結束紐を一本だけ切断した時に
おいて生ずるものであり、この時には前記紐切断装置6
は切断されていない結束紐を保持したまま第14図に示す
ように引き出し、結束紐10はその中間部分において前記
巻取ローラ9及び一本切り用巻取ローラ70によってそれ
ぞれ引き出されることとなる。この時前記切断装置6に
保持された結束紐10が紐切断装置6に保持され、結び目
等が紐切断装置6を通過するときに、そこにひっかから
ないように結束紐を下方に押し下げるのが前記一本切り
用紐かけ棒27の作用である。
前記台車3の側面に取付けられたストッパ8は第5図
に示すように、取付耳40を有し、この取付耳40にはシリ
ンダ41の基端部が枢着され、このシリンダ41の前端はフ
レーム44に枢着されている。このフレーム44はコ字状を
なし、その内側にはリンク45,45が枢着され(第6
図)、これら2つのリンク45には平行リンク42a,42bの
内の一方のリンク42bが枢着されている。これら平行リ
ンク42a,42bの先端に腕143が枢着され、この腕143の先
端にストッパ板43が固着されている。前記平行リンク42
a,42b、及びフレーム44の作用等により前記ストッパ板4
3はコンベアの移動方向に直交する方向ではなく円軌道
を描いて出入するので、ストッパーがひっこむ時結束集
合体の側面をこすらない。
更に、前記切断装置6は第7図、第8図に示すよう
に、平板状のフレーム50を有し、このフレーム50は主フ
レーム50aとサブフレーム50bからなり、これら両フレー
ム50a,50b間にガイドスリット51が斜めに形成されてい
る。このガイドスリット51の最も深い部分にはカッタ61
が斜めに配置され、このカッタ61はカッタ支持板60に固
着され、このカッタ支持板60は取付板62を有し、この取
付板62によって前記カッタ61が固定されている。又前記
カッタ支持板60は二股に別れ、この二股の中間部分に前
記カッタ61が配置され、前記カッタ支持板60はその下部
に設けられた枢軸63を中心に揺動し、前記カッタ支持板
は引張コイルスプリング64によって第7図において図上
時計方向に付勢され、前記コイルスプリング64の下端は
支持板65によって支持されている。
前記ガイドスリット51のカッタ61に対する反対側には
クランプ部材54が設けられ、このクランプ部材54は前記
ガイドスリット51の端部に沿って伸びる長いクランプ半
片54aと、このクランプ半片54a対向して設けられ前記ガ
イドスリット51の深い部分に突出した部分を有する短い
クランプ半片54bとからなる(第8図)。前記短い方の
クランプ半片54bは、上下に間隔を配して設けたコイル
スプリング58,58によってそれに対向する長いクランプ
半片54aに押圧され、これらコイルスプリング58,58内に
は支持棒59,59が設けられ、この支持棒59の基端部59a
は、拡径して支持板57の外側に突出している。前記短い
方のクランプ半片54bはコ字状腕55によって支持され、
この腕55の一方の突出先端部にはカムローラ56aが設け
られ、フレーム50の裏側にも伸びている他方の突出先端
部にカムローラ56bを備えている。そしてこれらカムロ
ーラ56a,56bは第1図に示すように前記切断装置6が結
束集合体1から離れた位置で垂直フレーム4の後端面に
沿って下降する時に、この垂直フレームの両側に設けた
カムレール100,101にガイドされ、第7図において前記
短い方のクランプ半片54bが図上右側、第8図において
は図上左側に引き出して前記クランプ部材54を開放す
る。この時前記クランプ半片54bは上下に間隔を配して
設けた支持棒59,59によって垂直に支持され、しかもこ
の支持棒59は前記クランプ半片54bが対向するクランプ
半片54aから離れる時に前記支持板57の図示しない開口
によってガイドされるので、前記クランプ半片54bは垂
直状態を維持したまま対向する長いクランプ半片54aか
ら離れ、これによって結束紐がクランプ部材54のどの位
置において支持されていたとしても確実に解放されるこ
ととなる。
又前記フレーム50の側面上部には取付け部材53が設け
られ、この取付け部材53によってフレーム50が駆動チェ
ーン5に固着され、この駆動チェーン5の走行によって
前記紐切断装置6が移動する。前記主フレーム50aの上
端には円弧状のガイド部52が形成され、この円弧状のガ
イド部52は第3図に示すような隣接する容器P間の凹部
R内を前記紐切断装置6が図上上方に走行する時に結束
紐10,10に当接し駆動チェーン5の上方への走行と共に
結束紐10,10を上方に持上げ、この時結束紐に引張力が
加わり、結束紐10,10は円弧状のガイド部52の曲面に沿
って下降しその下端において引張力が解放された時にガ
イドスリット51内にガイドされる。そして、傾斜したガ
イドスリット51の深い部分において前記短い方のクラン
プ半片54bの突出先端に当接しこの短い方のクランプ半
片54bを対向するクランプ半片54aに対して引き離しなが
ら下降して第9図に示すようにカッタの刃61aに当接す
る。この時前記結束紐10は第4図(b)に示すように大
紐かけ棒20の水平棒20aに引掛かって結束紐10の全体の
上昇を押える。そして、紐切断装置6の上昇によりカッ
タの下面61aには結束紐10の引張力が加わる。この時前
記カッタ61はカッタ支持板60に固着されているので、カ
ッタ支持板60が枢軸63を中心として引張コイルスプリン
グ64を伸ばしながら第7図及び第9図において図上反時
計方向に回動しながら結束紐10,10が切断される。この
時前記結束紐10はカッタの刃面61aによって引き切りさ
れる状態となり、これによって確実に二重にまかれた結
束紐10が切断されいわゆる一本切りの状態がなくなる。
前記曲取ローラ9は第10図に示すように、2つの互い
に逆方向に回転するローラ9a,9bを有し、これらローラ9
a,9bは円錘部分と、この円錘部分から同一径で伸びるギ
ア部83,84を有し、このギア部83,84には空気吹き出し孔
89,90が設けられ、この空気吹き出し孔89,90にはパイプ
87,88を介して圧縮空気が送り込まれるようになってい
る。前記ローラ9a,9bのギア部83,84の一部が第11図に示
すように切り欠かれ、この切り欠き部分において前記結
束紐10が2つのローラ9a,9b間のギア部に送り込まれ
る。前記ローラ9aの下部にはトルクリミッタ82が設けら
れ、このトルクリミッタ82の下方にはギアボックス81が
設けられ、このギアボックス81の下面には駆動モータ80
が取付けられている。そして前記トルクリミッタ82は、
巻取ローラ9が作動中において、切断された結束紐10が
結束集合体の箱の隅部或いは壜の首等に絡まって巻取る
ことができなくなり、一定以上のトルクが巻取ローラ9
に加わった時に駆動モータ80を停止又は逆転させて作業
員に巻取り不良の警告を発するようになっている。又前
記ローラ9a,9bの下方の軸間にはスプリング130が設けら
れ、このコイルスプリング130によって巻取ローラ9bが
巻取りローラ9aに対して当接するようになっており、結
び目等が両ローラ9a,9b間に送られた時には前記ローラ9
bがその下端枢着点86を中心として揺動し両ローラ9a,9b
間の結び目等の通過を許すようになっている。
前記2つのローラ9a,9bのギア部83,84からエアーを吹
き出すことによって、結束紐がギア部83,84に付着して
巻取ローラ9に巻きつくのを防止する。一方、前記各ロ
ーラ9a,9bの下部には受光素子111及び発光素子110が設
けられ、これら発光素子110,受光素子111は紐切断装置
6が作動しているにも係わらず前記発光素子110、受光
素子111間を結束紐が通過しなかった時にはそれを検知
して作業員に結束紐の誘導不良を警告する。
尚前記一本切り用巻取りローラ70も2つの70a,70bか
らなり、これらの構造は巻取りローラ9と同様である。
尚本発明の自動紐取解束機Mは切断した結束紐が絡ま
ないように種々のカバーが被せてある。すなわち、第12
図に示すように、巻取りローラ9をカバーする巻取りロ
ーラカバー91a,91b、その下方に設けられる第1フレー
ムカバー92、第1フレームカバーに対向して設けられて
いる第2フレームカバー93、前記一本切り用巻取りロー
ラ70の上方に傾斜した面を有するサイドカバー94、この
サイドカバー94の上方に設けられた三角形の上部カバー
95、更にこれらカバー91a,91b,92,93,94,95の反対側に
設けられた側面カバー96を有しており、この側面カバー
96は一本切りの時に引き出される結束紐10を点線で示す
ようにガイドするためのものである。
次に本発明の自動紐取解束機Mの動作の全般について
説明する。
第15乃至第20図において、コンベアによって結束集合
体1が所定位置に到達すると、解束機Mの全面に設けら
れたセンサー200が(第2図)結束集合体の存在を検知
し、ストッパ8を動作せしめる。前記ストッパ8のスト
ッパ板43は真直ぐに突出せず円弧を描きながら結束集合
体1の先端隅部に当接し、前記結束集合体1を所定位置
に停止せしめる(15図)。この時前記紐かけ棒20又は21
は待機位置にあり、前記紐切断装置6は結束集合体1か
ら離れた位置において下方に向いて停止している。前記
ストッパ8の結束集合体の位置決め動作と同時に前記駆
動チェーン5が図示しない駆動モータによって回転し、
これにより紐切断装置6は第16図に示すように時計方向
に走行して結束集合体1の側面に沿って上昇する。この
時前記紐かけ棒20はシリンダー22の作用によってその作
動位置、即ち、紐かけ棒20はその上下の水平棒の間に結
束紐20が位置するように第3図に示すような隣接する2
つの容器P,P間の凹部R内に挿入される。ついで、第17
図に示すように前記紐切断装置6は結束集合体1の側面
に沿って上昇し、結束集合体1の側面の上部において第
4図(b)のような状態となり結束紐を切断する。切断
後に前記紐かけ棒20又は21はシリンダー22によってその
待機位置に戻される。切断された結束紐10の一端は前記
紐切断装置6のクランプ部材54によってクランプされた
状態で前記垂直フレーム4の水平走行路にそって結束集
合体1の側面から離れ、結束集合体の側面の反対側の垂
直走行路に沿って下降する。前記紐切断装置6が垂直走
行路に沿って下降し始める時に結束紐10は巻取ローラ9
に導かれ、巻取り動作が開始される(第18図)。即ち、
第19図に示すように巻取ローラ9に結束紐10が捕捉され
た後に、カムレール100及び101と前記クランプ部材の短
い方のクランプ半片54bに連結されているカムローラ56
a,56bが当接し、これらのカム作用によってクランプ半
片54bが対向するクランプ半片54aから離れて(第7図、
第8図)結束紐の先端が解放される。そして、前記巻取
ローラ9によって切断された結束紐10は完全に引き出さ
れ、第20図に示すように自動紐取解束機Mの各部分は初
期位置を取る。
〔発明の効果〕
第1の発明は、ガイド部が、基体の集合体に対向する
側の側部から反対側の側部方向に延びるとともに集合体
に対向する側から離れるにしたがって走行方向の側に張
り出す形状になっていることによって、紐切断装置が集
合体に沿って走行される際に、結束紐によって結束され
た集合体が荷ずれしたり変形しているような場合にも、
ガイド部の傾斜によって紐切断装置の前端部が集合体に
引掛かる虞がなく、また、結束紐がその位置がずれてい
る場合であってもガイド部の何れかの部分に係合するこ
とになるので、結束紐を確実にクランプ部材にガイドし
て切断することができる。
第2の発明は、第1の発明の効果に加えて、カッタの
刃面が結束紐の進入路に対して斜行するように配置され
ていることにより、結束紐をいわゆる引き切り状態で切
断するとともに、カッタが揺動自在に取り付けられてい
ることにより、結束紐が重ねて巻かれている場合であっ
てもいわゆる一本切りの状態が生じるのを防止でき、結
束紐の確実な切断を行うことができる。
第3の発明は、第1の発明の効果に加えて、クランプ
部材を構成する他方のクランプ半片が結束紐の進入路に
対して直交する方向に延びる支持シャフトによってスラ
イド自在に支持されていることにより、クランプ部材に
よる結束紐のクランプ状態が解除される際に他方のクラ
ンプ半片が支持シャフトによってその軸方向にガイドさ
れるので、スムースなクランプ状態の解除を行なうこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動紐取解束機と結束集合体の組合せ
斜視図、第2図は本発明の自動紐取解束機の前面の状態
斜視図、第3図は結束紐の切断位置を示す結束集合体の
一部平面図、第4図(a)は垂直フレームの正面図、第
4図(b)紐切断装置の切断時における紐かけ棒の作用
説明図、第5図はストッパの平面図、第6図はストッパ
のリンク機構説明図、第7図は紐切断装置の正面図、第
8図は紐切断装置の裏面図、第9図はカッターの動作説
明図、第10図は巻取ローラの斜視図、第11図は巻取ロー
ラの平面図、第12図は本発明の自動紐取解束機のカバー
を取付けた場合の一部切欠斜視図、第13図は一本切りの
時の切断位置を示す結束集合体の平面図、第14図は一本
切り状態時の切断された結束紐の巻取動作説明図、第15
図乃至第20図は本発明の自動紐取解束機の作用説明図で
ある。 1……結束集合体、3……台車、4……垂直フレーム、
5……チェーン、6……紐切断装置、8……ストッパ、
9……巻取ローラ、10……結束紐、20……大紐かけ棒、
21……小紐かけ棒、43……ストッパ板、50……フレーム
(基体)、54……クランプ部材、54a……クランプ半片
(一方のクランプ半片)、54b……クランプ半片(他方
のクランプ半片)、58……コイルスプリング(弾性部
材)、59……支持棒(支持シャフト)、61……カッタ、
70……一本切り用巻取ローラ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結束紐をクランプするクランプ部材とこの
    クランプ部材にクランプされた結束紐を切断するカッタ
    とを有する紐切断装置を備え、この紐切断装置を集合体
    に沿って走行させて集合体を結束している結束紐をクラ
    ンプ部材によってクランプしてカッタにより切断する結
    束集合体の自動紐取解束機において、 前記紐切断装置が、前記クランプ部材およびカッタが取
    り付けられるとともに紐切断装置が集合体に沿って走行
    される際に走行方向において前端部が集合体を結束して
    いる結束紐に係合される基体を有し、この基体の結束紐
    に係合される前端部に、係合した結束紐をクランプ部材
    にクランプされる方向にガイドするガイド部が設けら
    れ、このガイド部が、紐切断装置が集合体に沿う走行位
    置にあるときに基体の集合体側に位置する側部から反対
    側の側部方向に延びるとともに集合体の外面から離れる
    にしたがって紐切断装置の走行方向において前方側に張
    り出す形状に形成されていることを特徴とする結束集合
    体の自動紐取解束機。
  2. 【請求項2】前記カッタが、前記クランプ部材の結束紐
    の進入路の途中にこの進入路に対してカッタの刃面が斜
    行するように配置されるとともに、クランプ部材にクラ
    ンプされる結束紐の延びる方向に対して直交する平面内
    において摺動自在に前記基体に取り付けられている請求
    項1に記載の結束集合体の自動紐取解束機。
  3. 【請求項3】前記クランプ部材が、前記基体に固定され
    た一方のクランプ半片とこの一方のクランプ半片に対し
    て接離自在に配置されて一方のクランプ半片との間に結
    束紐の進入路を形成するとともに弾性部材によって一方
    のクランプ半片に押圧される方向に付勢される他方のク
    ランプ半片とを有し、この他方のクランプ半片が基体
    に、前記結束紐の進入路に対して直交する方向に延びる
    支持シャフトによってこの支持シャフトの軸方向に沿っ
    てスライド自在に、支持されている請求項1に記載の結
    束集合体の自動紐取解束機。
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