JP2744011B2 - ジカルボン酸/ジアミンのα−アミノ−ε−カプロラクタム改質ポリアミド - Google Patents
ジカルボン酸/ジアミンのα−アミノ−ε−カプロラクタム改質ポリアミドInfo
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- JP2744011B2 JP2744011B2 JP63102862A JP10286288A JP2744011B2 JP 2744011 B2 JP2744011 B2 JP 2744011B2 JP 63102862 A JP63102862 A JP 63102862A JP 10286288 A JP10286288 A JP 10286288A JP 2744011 B2 JP2744011 B2 JP 2744011B2
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- acl
- amino
- polyamides
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/02—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
- C08G69/26—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08G69/36—Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino acids, polyamines and polycarboxylic acids
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、少量のα−アミノ−ε−カプロラクタムの
存在において,随時ラクタム又は特殊なアミノ酸を併用
した、ポリアミドを形成する脂肪族ジアミン/ジカルボ
ン酸混合物の重縮合、並びに随時それらの熱固体相後−
縮合による熱可塑的に変形可能な、高分子量の僅かに分
枝した脂肪族ポリアミドに関する。
存在において,随時ラクタム又は特殊なアミノ酸を併用
した、ポリアミドを形成する脂肪族ジアミン/ジカルボ
ン酸混合物の重縮合、並びに随時それらの熱固体相後−
縮合による熱可塑的に変形可能な、高分子量の僅かに分
枝した脂肪族ポリアミドに関する。
ポリアミドは多数の実用的用途に多年の間広く使用さ
れている重合体の一分野を形成し、広範囲の異なったポ
リアミド形成原料から各種の方法で製造することができ
る;且つ特殊な用途には、それらは単独又は、特殊な性
質を併有する材料を製造する目的で加工用助剤、重合体
アロイ(alloy)成分又は補強材(例えば鉱物性充填材
又はガラス繊維)と配合して使用することができる。こ
のようにポリアミドは繊維、プラスチック成形部品及び
フィルムの製造のみならず、又ホットメルト接着剤及び
多数の工業用の助剤として多量に使用されている。
れている重合体の一分野を形成し、広範囲の異なったポ
リアミド形成原料から各種の方法で製造することができ
る;且つ特殊な用途には、それらは単独又は、特殊な性
質を併有する材料を製造する目的で加工用助剤、重合体
アロイ(alloy)成分又は補強材(例えば鉱物性充填材
又はガラス繊維)と配合して使用することができる。こ
のようにポリアミドは繊維、プラスチック成形部品及び
フィルムの製造のみならず、又ホットメルト接着剤及び
多数の工業用の助剤として多量に使用されている。
ラクタムは陽イオン的、加水分解的(水の添加を伴
う)又は陰イオン的反応によりポリアミドに転換するこ
とができるが、一方ポリアミド形成単量体、例えばジア
ミン、ジカルボン酸或いは適当な誘導体及びアミノカル
ボン酸からポリアミドを製造する際には、ラクタムと併
用する場合でも本質的に重縮合反応のみに限られてい
る。(フィーヴェグ[Vieweg]、ミュラー[Mller]
著;カール・ハンゼル[Carl−Hanser]出版、ミュンヘ
ン[Mnchen]、1966年発行、クンストストッフ・ハ
ンドブッフ[Kunststoff−Handbucch]、6巻、11頁参
照)。
う)又は陰イオン的反応によりポリアミドに転換するこ
とができるが、一方ポリアミド形成単量体、例えばジア
ミン、ジカルボン酸或いは適当な誘導体及びアミノカル
ボン酸からポリアミドを製造する際には、ラクタムと併
用する場合でも本質的に重縮合反応のみに限られてい
る。(フィーヴェグ[Vieweg]、ミュラー[Mller]
著;カール・ハンゼル[Carl−Hanser]出版、ミュンヘ
ン[Mnchen]、1966年発行、クンストストッフ・ハ
ンドブッフ[Kunststoff−Handbucch]、6巻、11頁参
照)。
ポリアミドの製造には多数の方法が周知であり、最終
生成物の要求される性質に応じて、マトリックスの性質
を決定する各種の単量体原料、所望の平均分子量に調整
する各種の連鎖停止剤及び後処理(after−treatment)
を予想した“反応性”基を含む単量体(例えば、繊維の
酸性又は塩基性染料との染料吸着性を改善するためのア
ミノ基又はスルホネート基)が使用される。
生成物の要求される性質に応じて、マトリックスの性質
を決定する各種の単量体原料、所望の平均分子量に調整
する各種の連鎖停止剤及び後処理(after−treatment)
を予想した“反応性”基を含む単量体(例えば、繊維の
酸性又は塩基性染料との染料吸着性を改善するためのア
ミノ基又はスルホネート基)が使用される。
例えばオートクレーブ中における不連続的製造と同様
に、連続的製造法も周知である。
に、連続的製造法も周知である。
しかし、随時ラクタムと併用されるポリアミド形成ジ
アミン/ジカルボン酸反応混合物及び/又はアミノ酸の
重縮合による又は加水分解重合による(共重合)ポリア
ミドの製造のための総ての方法において共通していえる
ことは、適当な単量体混合物から出発しても、ポリアミ
ドが重合体溶融物からストランドを紡糸できるのに充分
な高分子量又は生成物の予想される実際的用途に必要な
分子量に到達する前に、(共重合)ポリアミドの製造に
は尚且つ少なくとも6ないし12時間の重縮合時間を必要
とすることである。反応速度が小さいために、往々にし
て重合体を損傷(変色、酸化)するような比較的高い温
度において、不可避的に比較的長い後−縮合(after−c
ondensation)時間が必要となる。
アミン/ジカルボン酸反応混合物及び/又はアミノ酸の
重縮合による又は加水分解重合による(共重合)ポリア
ミドの製造のための総ての方法において共通していえる
ことは、適当な単量体混合物から出発しても、ポリアミ
ドが重合体溶融物からストランドを紡糸できるのに充分
な高分子量又は生成物の予想される実際的用途に必要な
分子量に到達する前に、(共重合)ポリアミドの製造に
は尚且つ少なくとも6ないし12時間の重縮合時間を必要
とすることである。反応速度が小さいために、往々にし
て重合体を損傷(変色、酸化)するような比較的高い温
度において、不可避的に比較的長い後−縮合(after−c
ondensation)時間が必要となる。
反応時間が長いにも拘わらず、多くの場合分子量をも
っと大きくするために、例えば固体相において後−縮合
を行うことが必要である。反応速度が小さいために、往
々にして損傷効果(色、酸化)を有する比較的高い温度
において、比較的長い後−縮合を行うことが不可避的に
必要となる。
っと大きくするために、例えば固体相において後−縮合
を行うことが必要である。反応速度が小さいために、往
々にして損傷効果(色、酸化)を有する比較的高い温度
において、比較的長い後−縮合を行うことが不可避的に
必要となる。
(共重合)ポリアミドの製造に必要な長い反応時間の
ために、製造工場の能力が著しく制約され、特に200℃
以上、多くは250℃以上で、製造される生成物の融点よ
り常時高い温度で反応が実行されなければならないの
で、高度にエネルギーを消費し、経費がかさむものとな
る。
ために、製造工場の能力が著しく制約され、特に200℃
以上、多くは250℃以上で、製造される生成物の融点よ
り常時高い温度で反応が実行されなければならないの
で、高度にエネルギーを消費し、経費がかさむものとな
る。
従って生成物の周知の優れた工業的利用上の性質を失
うことなく、(共重合)ポリアミドの製造に必要な反応
時間が事実上短縮されるならば、特に経費及びエネルギ
ーの面で、著しい進歩と考えられる。
うことなく、(共重合)ポリアミドの製造に必要な反応
時間が事実上短縮されるならば、特に経費及びエネルギ
ーの面で、著しい進歩と考えられる。
驚くべきことに、随時ラクタムと併用されるポリアミ
ド形成ジアミン/ジカルボン酸反応混合物及び/又はア
ミノ酸による(共重合)ポリアミドの製造の際の重縮合
時間及び/又は重縮合温度は、ポリアミド形成原料単量
体に少量のα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を
添加することにより甚だしく短縮でき、それにも拘わら
ず高分子量(溶液粘度ηR≧2.8、好適には≧3.0)を有
するポリアミドを生じることが見出された。
ド形成ジアミン/ジカルボン酸反応混合物及び/又はア
ミノ酸による(共重合)ポリアミドの製造の際の重縮合
時間及び/又は重縮合温度は、ポリアミド形成原料単量
体に少量のα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を
添加することにより甚だしく短縮でき、それにも拘わら
ず高分子量(溶液粘度ηR≧2.8、好適には≧3.0)を有
するポリアミドを生じることが見出された。
ポリアミドを製造する実際の工程の他に、例えば押出
しによりフィルム又は半成品を成形する時のように、更
に高分子量を有する生成物を必要とする多くの用途の場
合、一段と分子量を増大することが必要である。このよ
うな分子量の付加的な増大は、溶融粘度の急激な上昇が
種々の問題を招くので、不連続的方法の場合のオートク
レーブ又はVK管或いは連続製造の際のチューブ反応器の
ような普通の重縮合装置において達成することは困難で
ある。即ち温度の制御及び反応水の除去は益々困難とな
り、必要な高温における反応時間が長くなることによっ
て、最終生成物の性状の甚だしい悪化を招く副反応の量
の増大及びゲル粒子の生成がもたらされる。溶融粘度が
極めて高いと紡糸も益々困難となる。
しによりフィルム又は半成品を成形する時のように、更
に高分子量を有する生成物を必要とする多くの用途の場
合、一段と分子量を増大することが必要である。このよ
うな分子量の付加的な増大は、溶融粘度の急激な上昇が
種々の問題を招くので、不連続的方法の場合のオートク
レーブ又はVK管或いは連続製造の際のチューブ反応器の
ような普通の重縮合装置において達成することは困難で
ある。即ち温度の制御及び反応水の除去は益々困難とな
り、必要な高温における反応時間が長くなることによっ
て、最終生成物の性状の甚だしい悪化を招く副反応の量
の増大及びゲル粒子の生成がもたらされる。溶融粘度が
極めて高いと紡糸も益々困難となる。
ここにおいて固体相後−縮合が決定的な利点を提供す
る。反応温度がかなり低い(溶融縮合の場合250ないし2
80℃であるに対し、ポリアミドによっては約180ないし2
20℃)ために、望ましからざる副反応及びゲル化の危険
は減少する。かような後−縮合が、例えばタンブル(tu
mbler)乾燥器のように、粒子を連続的に運動状態に保
つような工程と組み合わせとなっている場合、後−縮合
を受けるべき材料は中間に空隙が挟まった一定の粒子か
ら成るという事実によって、均一な反応温度を容易に保
つことが可能となり、反応水の除去が容易になる。材料
は粒子から成るので、紡糸に伴う問題は生じない。
る。反応温度がかなり低い(溶融縮合の場合250ないし2
80℃であるに対し、ポリアミドによっては約180ないし2
20℃)ために、望ましからざる副反応及びゲル化の危険
は減少する。かような後−縮合が、例えばタンブル(tu
mbler)乾燥器のように、粒子を連続的に運動状態に保
つような工程と組み合わせとなっている場合、後−縮合
を受けるべき材料は中間に空隙が挟まった一定の粒子か
ら成るという事実によって、均一な反応温度を容易に保
つことが可能となり、反応水の除去が容易になる。材料
は粒子から成るので、紡糸に伴う問題は生じない。
固体相後−縮合法は比較的高分子量のポリアミドの製
造の際に工業的規模で広く使用されているが、後−縮合
速度が比較的低いために多くの欠点をも有している。通
常の後−縮合法はなお時間とエネルギーの多量の消費を
必要とし、所与の反応温度における滞溜時間が長いため
に、本法は又装置に高い支出を必要とする。
造の際に工業的規模で広く使用されているが、後−縮合
速度が比較的低いために多くの欠点をも有している。通
常の後−縮合法はなお時間とエネルギーの多量の消費を
必要とし、所与の反応温度における滞溜時間が長いため
に、本法は又装置に高い支出を必要とする。
従ってポリアミドの固体相後−縮合がポリアミドの優
れた性質を何等損なうことなく著しく迅速化され及び/
又は一層低い温度で行なわれるならば、大きな工業的
な、特に経費節減的な進歩と見なおすことができよう。
れた性質を何等損なうことなく著しく迅速化され及び/
又は一層低い温度で行なわれるならば、大きな工業的
な、特に経費節減的な進歩と見なおすことができよう。
驚くべきことに、α−アミノ−ε−カプロラクタム
(ACL)を含む本発明によるポリアミドは、固体相にお
いて異常に迅速に後−縮合することにより、より低い反
応温度においてすら、非常に高い分子量を持った生成物
を生じることができることが見出された。
(ACL)を含む本発明によるポリアミドは、固体相にお
いて異常に迅速に後−縮合することにより、より低い反
応温度においてすら、非常に高い分子量を持った生成物
を生じることができることが見出された。
溶融重縮合それ自体がACLにより加速されるという事
実はあるが、溶融重縮合及び固体相後−縮合は全く別な
法則に従い、全く異なった機構に基づくことが周知であ
るので、この効果は予期しない所であり、且つ予想でき
なかった(例えばR.J.ゲイマン[Gaimans]、J.アミル
タラジ[Amirtharaj]、H.カンプ[Kamp]、ジャーナル
・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス[J.App1.P
olym.Sci.]27、2513−2526(1984);L.B.ソコロフ(So
kolov];ソリッド・フエース・ポリメリゼーション[S
olids Phase Polymerization]、シンセシス・バイ・ポ
リコンデンセーション・パブリッシト・イスラエル・プ
ログラム・フォア・サイエンチフィック・トランスレー
ション[Synthesis by Polycondensation Publ.Israel
Programme for Scientific Translation]、1968、参照
のこと)。
実はあるが、溶融重縮合及び固体相後−縮合は全く別な
法則に従い、全く異なった機構に基づくことが周知であ
るので、この効果は予期しない所であり、且つ予想でき
なかった(例えばR.J.ゲイマン[Gaimans]、J.アミル
タラジ[Amirtharaj]、H.カンプ[Kamp]、ジャーナル
・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス[J.App1.P
olym.Sci.]27、2513−2526(1984);L.B.ソコロフ(So
kolov];ソリッド・フエース・ポリメリゼーション[S
olids Phase Polymerization]、シンセシス・バイ・ポ
リコンデンセーション・パブリッシト・イスラエル・プ
ログラム・フォア・サイエンチフィック・トランスレー
ション[Synthesis by Polycondensation Publ.Israel
Programme for Scientific Translation]、1968、参照
のこと)。
従って本発明は又高分子量及び分枝状構造を有してい
るが尚可溶であるポリアミドに関し、且つACL改質ポリ
アミドの固体相後−縮合により製造されることを特徴と
する該ポリアミドの製造方法に関する。
るが尚可溶であるポリアミドに関し、且つACL改質ポリ
アミドの固体相後−縮合により製造されることを特徴と
する該ポリアミドの製造方法に関する。
ACLを含まない(共重合)ポリアミドよりは事実上高
い溶融粘度を有する高分子量の、及び恐らく分枝状のポ
リアミドが、ACLを含まないポリアミドに対し使用され
るよりは比較的低温度で極めて短い時間実施された固体
相後−縮合物から得られることが又見出された。従って
本発明は、ω−ラクタムを併用するか又はω−ラクタム
を併用することのない、ポリアミドを形成する主として
脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及び/又は
アミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリアミドの
製造方法であって、0.02ないし1重量%の、好適には0.
05ないし0.6重量%、最も好適には0.1ないし0.3重量%
のα−アミノ−ε−カプロラクタム(本文では以後ACL
と称する)を重合すべきポリアミド形成混合物に添加す
ること、及び重縮合を0.1ないし3時間行うことを特徴
とする脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法に関す
る。
い溶融粘度を有する高分子量の、及び恐らく分枝状のポ
リアミドが、ACLを含まないポリアミドに対し使用され
るよりは比較的低温度で極めて短い時間実施された固体
相後−縮合物から得られることが又見出された。従って
本発明は、ω−ラクタムを併用するか又はω−ラクタム
を併用することのない、ポリアミドを形成する主として
脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及び/又は
アミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリアミドの
製造方法であって、0.02ないし1重量%の、好適には0.
05ないし0.6重量%、最も好適には0.1ないし0.3重量%
のα−アミノ−ε−カプロラクタム(本文では以後ACL
と称する)を重合すべきポリアミド形成混合物に添加す
ること、及び重縮合を0.1ないし3時間行うことを特徴
とする脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法に関す
る。
本発明は、更に、ω−ラクタムを併用するか又はω−
ラクタムを併用することのない、ポリアミドを形成する
主として脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及
び/又はアミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリ
アミドの製造方法であって、0.02ないし1重量%のα−
アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべきポリ
アミド形成混合物に添加すること、重縮合を0.1ないし
3時間行うこと、及びこれらのACL改質(共重合)ポリ
アミドを固体相で後−縮合させ、分枝構造を有するが尚
クレゾールに可溶である(共重合)ポリアミドとするこ
とを特徴とする脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法
に関する。
ラクタムを併用することのない、ポリアミドを形成する
主として脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及
び/又はアミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリ
アミドの製造方法であって、0.02ないし1重量%のα−
アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべきポリ
アミド形成混合物に添加すること、重縮合を0.1ないし
3時間行うこと、及びこれらのACL改質(共重合)ポリ
アミドを固体相で後−縮合させ、分枝構造を有するが尚
クレゾールに可溶である(共重合)ポリアミドとするこ
とを特徴とする脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法
に関する。
塩基性基を含むポリアミド形成原料物質と共縮合(co
−condensation)することにより、特に繊維として使用
される際に、酸性染料によって一層容易に染色される塩
基性ポリアミドを得るために多くの実験が記載されてき
た。
−condensation)することにより、特に繊維として使用
される際に、酸性染料によって一層容易に染色される塩
基性ポリアミドを得るために多くの実験が記載されてき
た。
例えばドイツ国特許出願公開明細書DE−A第1,770,75
4号は、ポリアミド繊維の染料吸着性の改善及びより高
純度の色調が、この種の一連の助剤を用いて得られるこ
とを開示している。
4号は、ポリアミド繊維の染料吸着性の改善及びより高
純度の色調が、この種の一連の助剤を用いて得られるこ
とを開示している。
ACLも又使用される添加剤の数例の一つとして言及さ
れているが、適当であるとする実施例(VIII)中に記載
されているポリアミド−6、即ちε−カプロラクタムの
ポリアミドは他のものと著しく異なってはいない。
れているが、適当であるとする実施例(VIII)中に記載
されているポリアミド−6、即ちε−カプロラクタムの
ポリアミドは他のものと著しく異なってはいない。
前述の開示にはACLが反応時間を短縮する性質を有す
ることの指摘が完全に欠如している。
ることの指摘が完全に欠如している。
ヨーロッパ特許公開公報EP−A第0,013,553号ははACL
の重合体は従来未知であり、重縮合の間のアミノ基の反
応の可能性から、架橋が起きているに違いないと思われ
ると記載している。
の重合体は従来未知であり、重縮合の間のアミノ基の反
応の可能性から、架橋が起きているに違いないと思われ
ると記載している。
ヨーロッパ特許公開公報EP−A第0,013,553号はその
特殊な溶解性と染料吸着性に特徴のあるN,N−ジアルキ
ル置換α−アミノ−ε−カプロラクタムのポリアミドを
記載している。第三アミンとして使用されたこれらのN,
N−ジアルキル置換アミノカプロラクタム誘導体は、又
随時ラクタムと併用されたポリアミド形成ジアミン/ジ
カルボン酸混合物及び/又はアミノ酸の重縮合に必要な
反応時間を短縮する何等の能力も呈示していない。ラク
タムはポリアミド形成成分の最高90重量%、好適には最
高60重量%及び最も好適には50重量%以下の量で使用さ
れている。
特殊な溶解性と染料吸着性に特徴のあるN,N−ジアルキ
ル置換α−アミノ−ε−カプロラクタムのポリアミドを
記載している。第三アミンとして使用されたこれらのN,
N−ジアルキル置換アミノカプロラクタム誘導体は、又
随時ラクタムと併用されたポリアミド形成ジアミン/ジ
カルボン酸混合物及び/又はアミノ酸の重縮合に必要な
反応時間を短縮する何等の能力も呈示していない。ラク
タムはポリアミド形成成分の最高90重量%、好適には最
高60重量%及び最も好適には50重量%以下の量で使用さ
れている。
従って反応の開始時に単量体混合物にACLを添加する
という措置がポリアミド形成の強烈な促進をもたらすこ
とは完全に予見できないことであり、且つ予想もしない
ことであった。
という措置がポリアミド形成の強烈な促進をもたらすこ
とは完全に予見できないことであり、且つ予想もしない
ことであった。
6ないし36の炭素原子、好適には6ないし12の炭素原
子を含むジカルボン酸はポリアミド形成脂肪族ジカルボ
ン酸として使用するのに適当である。実例として下記
の:アジピン酸、ピメリンサン、トリメチルアジピン
酸、オクタンジ酸、アゼライン酸、セバチン酸、ドデカ
ンジ酸、ヘプタデカンジカルボン酸(1,8−及び1,9−の
混合物)及びダイマー脂肪酸(水素化又は未水素化
C36)が挙げられる。アジピン酸、アゼライン酸、ドデ
カンジ酸及びダイマー脂肪酸が好適である。イソフター
ル酸又はテレフタール酸のような芳香族ジカルボン酸も
一部共用することができる。
子を含むジカルボン酸はポリアミド形成脂肪族ジカルボ
ン酸として使用するのに適当である。実例として下記
の:アジピン酸、ピメリンサン、トリメチルアジピン
酸、オクタンジ酸、アゼライン酸、セバチン酸、ドデカ
ンジ酸、ヘプタデカンジカルボン酸(1,8−及び1,9−の
混合物)及びダイマー脂肪酸(水素化又は未水素化
C36)が挙げられる。アジピン酸、アゼライン酸、ドデ
カンジ酸及びダイマー脂肪酸が好適である。イソフター
ル酸又はテレフタール酸のような芳香族ジカルボン酸も
一部共用することができる。
脂肪族ジアミンの例は4ないし12の炭素原子を含むジ
アミンであり、例えば1,4−ジアミノブタン、ヘキサメ
チレンジアミン、オクタメチレンジアミン、トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン及びイ
ソフォロンジアミンを含んでいる。ヘキサメチレンジア
ミン及びトリメチルヘキサメチレンジアミンが好適であ
る。
アミンであり、例えば1,4−ジアミノブタン、ヘキサメ
チレンジアミン、オクタメチレンジアミン、トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミン及びイ
ソフォロンジアミンを含んでいる。ヘキサメチレンジア
ミン及びトリメチルヘキサメチレンジアミンが好適であ
る。
上記のジカルボン酸及びジアミン以外に、アルキレン
鎖が酸素原子も含むジカルボン酸及びジアミン、例えば
1,8−ジアミノ−3,6−ジオキサオクタン、1,11−ジアミ
ノ−3,6,9−トリオキサ−ウンデカン及び3,6−ジオキサ
−ヘプタン酸も好適である。
鎖が酸素原子も含むジカルボン酸及びジアミン、例えば
1,8−ジアミノ−3,6−ジオキサオクタン、1,11−ジアミ
ノ−3,6,9−トリオキサ−ウンデカン及び3,6−ジオキサ
−ヘプタン酸も好適である。
適当なアミノ酸の例はアミノ官能基とカルボキシル官
能基の間に少なくとも5炭素原子を有するアミノ酸で、
6−アミノヘキサン酸、11−アミノウンデカン酸及び12
−アミノドデカン酸が好適である。ジアミン−ジカルボ
ン酸混合物は別々な成分として選択的に工程中に入れる
ことができ、又は好適には周知のように、化学量論的に
正しい比率が保たれるように予め調製されたジカルボン
酸/ジアミン塩(例えば、アジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンのAH塩)の形態で導入することができる。
能基の間に少なくとも5炭素原子を有するアミノ酸で、
6−アミノヘキサン酸、11−アミノウンデカン酸及び12
−アミノドデカン酸が好適である。ジアミン−ジカルボ
ン酸混合物は別々な成分として選択的に工程中に入れる
ことができ、又は好適には周知のように、化学量論的に
正しい比率が保たれるように予め調製されたジカルボン
酸/ジアミン塩(例えば、アジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンのAH塩)の形態で導入することができる。
普通の連鎖停止剤、例えば単官能性カルボン酸又はア
ミン、例えば酢酸、ヘキサン酸、ヘキシルアミン又はシ
クロヘキシルアミンを常用量で使用することができる。
ミン、例えば酢酸、ヘキサン酸、ヘキシルアミン又はシ
クロヘキシルアミンを常用量で使用することができる。
本発明の目的に使用されるラクタムはピロリドン、ε
−カプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタ
ム又はラウリンラクタムのような5ないし13員環を含む
ラクタムであることができ、別個に或いは混合物として
使用され、ε−カプロラクタム及びラウリンラクタムが
好適である。ε−カプロラクタムが特に好適である。
−カプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタ
ム又はラウリンラクタムのような5ないし13員環を含む
ラクタムであることができ、別個に或いは混合物として
使用され、ε−カプロラクタム及びラウリンラクタムが
好適である。ε−カプロラクタムが特に好適である。
ジアミン、ジカルボン酸アミノカルボン酸又はラクタ
ムの混合物を使用することができる。
ムの混合物を使用することができる。
α−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)は既知の化
合物であり、既知の方法によって製造できる(CAS番号6
71/42/1)。
合物であり、既知の方法によって製造できる(CAS番号6
71/42/1)。
0.02ないし1重量%、好適には0.05ないし0.6重量
%、最も好適には0.1ないし0.3重量%のACLが本発明に
より随時ラクタムを併用したポリアミド形成ジアミン/
ジカルボン酸混合物及び/又はアミノ酸の重縮合を促進
するために使用される。ACLは総ての場合、好適には反
応の前又は開始時に添加すべきである。例えば270℃の
反応温度において、重縮合時間は0.1−3時間に短縮さ
れ、所与のACL濃度における反応時間の短縮量は、随時
存在しているラクタムの割合が少なければ少ない程増大
する。本発明による工程において、選択された重縮合温
度における重縮合時間は普通の工程で必要な重縮合時間
の半分以下である。
%、最も好適には0.1ないし0.3重量%のACLが本発明に
より随時ラクタムを併用したポリアミド形成ジアミン/
ジカルボン酸混合物及び/又はアミノ酸の重縮合を促進
するために使用される。ACLは総ての場合、好適には反
応の前又は開始時に添加すべきである。例えば270℃の
反応温度において、重縮合時間は0.1−3時間に短縮さ
れ、所与のACL濃度における反応時間の短縮量は、随時
存在しているラクタムの割合が少なければ少ない程増大
する。本発明による工程において、選択された重縮合温
度における重縮合時間は普通の工程で必要な重縮合時間
の半分以下である。
200℃以上、好適には220℃以上及び特に220ないし285
℃の温度において、0.1−3時間まで、好適には0.2−3
時間まで、著しく短縮することができる。重縮合時間が
短くなる程高温度を使用することができる。
℃の温度において、0.1−3時間まで、好適には0.2−3
時間まで、著しく短縮することができる。重縮合時間が
短くなる程高温度を使用することができる。
反応促進効果は又多くの場合低い溶融温度でPA合成を
行うために使用される。これは温度条件を緩和すること
によって、生成物の性質及びラクタム共重合体の場合ポ
リアミドの単量体/二量体含量に有利な効果を持ってい
る。(PA=ポリアミド) 同様な溶液粘度(ηrel、25℃における1%m−クレ
ゾール溶液)を有する既知の生成物と比較して、得られ
るポリアミドは特徴的に異なる溶融粘度及び特色ある構
造粘性を有している。これは僅に分枝した構造を示すも
のといえる。しかしその工業的な性質については、該ポ
リアミドは普通の工業用ポリアミドと同様に使用するこ
とができ、エネルギー消費量が少なくて生産できる点が
異なっている。
行うために使用される。これは温度条件を緩和すること
によって、生成物の性質及びラクタム共重合体の場合ポ
リアミドの単量体/二量体含量に有利な効果を持ってい
る。(PA=ポリアミド) 同様な溶液粘度(ηrel、25℃における1%m−クレ
ゾール溶液)を有する既知の生成物と比較して、得られ
るポリアミドは特徴的に異なる溶融粘度及び特色ある構
造粘性を有している。これは僅に分枝した構造を示すも
のといえる。しかしその工業的な性質については、該ポ
リアミドは普通の工業用ポリアミドと同様に使用するこ
とができ、エネルギー消費量が少なくて生産できる点が
異なっている。
本発明により製造できるポリアミドは融成物から既知
の方法で、好適には水浴中に取り出され、細断され、且
つ抽出、乾燥される。
の方法で、好適には水浴中に取り出され、細断され、且
つ抽出、乾燥される。
優れた性質を持った成形物品、繊維及びフィルムも又
既知の方法の熱可塑性加工によりポリアミドから得るこ
とができる。
既知の方法の熱可塑性加工によりポリアミドから得るこ
とができる。
上記のようにして得られたACL(共重合)ポリアミド
は、比較的低い反応温度で分子量を増大させることを目
的として、その融点以下の温度で固体相中で後−縮合す
ることができる。溶融粘度も又一般に同時に著しく増大
する。
は、比較的低い反応温度で分子量を増大させることを目
的として、その融点以下の温度で固体相中で後−縮合す
ることができる。溶融粘度も又一般に同時に著しく増大
する。
溶融重縮合により製造されたACL改質(共重合)ポリ
アミドは固体相後−縮合によって上記の高分子量、分枝
状ポリアミドの製造に使用することができる。例えばポ
リアミド66,610及び6/66を基剤とした(共重合)ポリア
ミドは特に適当である。
アミドは固体相後−縮合によって上記の高分子量、分枝
状ポリアミドの製造に使用することができる。例えばポ
リアミド66,610及び6/66を基剤とした(共重合)ポリア
ミドは特に適当である。
所望の溶融粘度に達するのに必要な固体相中の反応時
間はACL改質されていないポリアミドに必要な時間に比
べて激しく減少し、且つ後−縮合は事実上一段と低い温
度で実行することができる。
間はACL改質されていないポリアミドに必要な時間に比
べて激しく減少し、且つ後−縮合は事実上一段と低い温
度で実行することができる。
後−縮合に適当な反応温度は140ないし240℃、好適に
は150ないし230℃、より好適には150ないし200℃の範囲
に在る。反応は総ての場合特定のポリアミドの融点より
少なくとも10℃、好適には少なくとも20℃低い温度で行
うべきである。
は150ないし230℃、より好適には150ないし200℃の範囲
に在る。反応は総ての場合特定のポリアミドの融点より
少なくとも10℃、好適には少なくとも20℃低い温度で行
うべきである。
縮合時間は数分から約30時間にわたることができ、そ
して好適には0.5ないし20時間、特に1ないし15時間の
範囲に選択される。長い反応時間は特に後−縮合温度が
低い場合に使用されるべきであり、及び短い反応時間は
好適には後−縮合温度が高い場合に使用される。
して好適には0.5ないし20時間、特に1ないし15時間の
範囲に選択される。長い反応時間は特に後−縮合温度が
低い場合に使用されるべきであり、及び短い反応時間は
好適には後−縮合温度が高い場合に使用される。
固体相後−縮合に通常使用される総ての装置が本発明
によるポリアミドの製造に適当である。非連続工程で
は、タンブル乾燥器、及びスクリュー式(helical)ミ
キサーが好適に使用される。連続式固体後−縮合方法も
又本発明によるポリアミドの製造に適当である。
によるポリアミドの製造に適当である。非連続工程で
は、タンブル乾燥器、及びスクリュー式(helical)ミ
キサーが好適に使用される。連続式固体後−縮合方法も
又本発明によるポリアミドの製造に適当である。
高分子量、分枝状ポリアミドは類似の溶液粘度(ηre
l、25℃における1%m−クレゾール溶液)の既知の同
様な生成物よりも特徴的に高い溶融粘度を有しており、
顕著な構造粘性を呈する。
l、25℃における1%m−クレゾール溶液)の既知の同
様な生成物よりも特徴的に高い溶融粘度を有しており、
顕著な構造粘性を呈する。
高分子量、分枝状ポリアミドは高分子量ポリアミドの
総ての用途に適当であるが、特にフィルム又は半製品の
押出し、又は繊維及び剛毛の製造又は極めて高い衝撃強
度及び低温耐性を有する生成物とするための既知の衝撃
強度改質剤と混合されたポリアミド混合物の製造の基材
として適当である。
総ての用途に適当であるが、特にフィルム又は半製品の
押出し、又は繊維及び剛毛の製造又は極めて高い衝撃強
度及び低温耐性を有する生成物とするための既知の衝撃
強度改質剤と混合されたポリアミド混合物の製造の基材
として適当である。
下記の実施例は本発明を説明するためのものであり、
本発明を限定するものではない。
本発明を限定するものではない。
溶融粘度値は所与の温度においてコントレーヴス(Co
ntraves)RM300平板円錐式(Plate−Cone)粘度計(Vis
cosimeter)を用いて測定された。
ntraves)RM300平板円錐式(Plate−Cone)粘度計(Vis
cosimeter)を用いて測定された。
実施例1 AH塩(ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モル
塩)801g及びポリアミド−66に対して0.5重量%のACLに
相当するα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)の50
%水溶液0.70gを、250mlの丸底フラスコ中に導入した。
フラスコを二回真空に引き窒素で満たした後、窒素雰囲
気中で撹拌しながら内容物を約15分間200℃に加熱し、
1時間200℃で予備縮合(precondense)した。次いで反
応混合物を撹拌しながら約15分間に約270℃に加熱し、
温度270℃に到達した後10分間で反応を停止した。相対
粘度(ηrel、25℃における1%m−クレゾール溶液)
3.0を有するポリアミドが得られた。
塩)801g及びポリアミド−66に対して0.5重量%のACLに
相当するα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)の50
%水溶液0.70gを、250mlの丸底フラスコ中に導入した。
フラスコを二回真空に引き窒素で満たした後、窒素雰囲
気中で撹拌しながら内容物を約15分間200℃に加熱し、
1時間200℃で予備縮合(precondense)した。次いで反
応混合物を撹拌しながら約15分間に約270℃に加熱し、
温度270℃に到達した後10分間で反応を停止した。相対
粘度(ηrel、25℃における1%m−クレゾール溶液)
3.0を有するポリアミドが得られた。
実施例2 実施例1の方法と類似の方法により、但し上記に指示
した量のACLと共に0.20gのアジピン酸を添加することに
より、ポリアミド−66を製造した。生成物は実施例1で
得られたものと非常に類似しており、2.9の相対粘度を
有していた。
した量のACLと共に0.20gのアジピン酸を添加することに
より、ポリアミド−66を製造した。生成物は実施例1で
得られたものと非常に類似しており、2.9の相対粘度を
有していた。
比較実験1 実施例1の方法と類似の方法により、但しACLを添加
せずに反応を行った所、得られたポリアミドは極めて低
い溶融粘度(及び僅か1.8の相対粘度)を持っていた。
せずに反応を行った所、得られたポリアミドは極めて低
い溶融粘度(及び僅か1.8の相対粘度)を持っていた。
実施例3 僅か0.40gのACL溶液(AH塩に対して0.3重量%のACLに
相当)を添加し、且つ縮合を270℃で30分間実行した以
外は実施例1を繰り返し行った。重縮合時間が非常に短
かったにも拘わらず、得られた生成物は高い溶融粘度及
び2.8の相対粘度を有していた。
相当)を添加し、且つ縮合を270℃で30分間実行した以
外は実施例1を繰り返し行った。重縮合時間が非常に短
かったにも拘わらず、得られた生成物は高い溶融粘度及
び2.8の相対粘度を有していた。
実施例4 実施例1により、60重量部のε−カプロラクタム、4
6.4重量部のAH塩及び1.2gのACL50%水溶液(0.6重量
%)から共重合ポリアミドを製造した。270℃で30分間
の重縮合時間後に、極めて高い溶融粘度を有する6/66共
重合ポリアミドが得られた。カプロラクタム成分を水で
抽出(8%抽出物)した後、相対粘度は4.5であった。
6.4重量部のAH塩及び1.2gのACL50%水溶液(0.6重量
%)から共重合ポリアミドを製造した。270℃で30分間
の重縮合時間後に、極めて高い溶融粘度を有する6/66共
重合ポリアミドが得られた。カプロラクタム成分を水で
抽出(8%抽出物)した後、相対粘度は4.5であった。
実施例5 実施例1及び4に従い、20重量部のε−カプロラクタ
ム及び93重量部のAH塩に、1.2gのACL50%水溶液(0.6重
量%のACLに相当)を添加して共重合ポリアミドを製造
した。270℃で僅か30分後に非常に高い溶融粘度を有す
る6/66ポリアミドが得られた。未抽出のポリアミドの相
対粘度は4.0であった。
ム及び93重量部のAH塩に、1.2gのACL50%水溶液(0.6重
量%のACLに相当)を添加して共重合ポリアミドを製造
した。270℃で僅か30分後に非常に高い溶融粘度を有す
る6/66ポリアミドが得られた。未抽出のポリアミドの相
対粘度は4.0であった。
実施例6 8.10kgのAH塩及び21.0gのACL50%水溶液(ポリアミド
に対し0.15重量%のACLに相当)を秤量して25lの加圧オ
ートクレーブ中に装入した。3barの圧力をかけて3回に
分けて窒素を圧入し、次いで圧力を解放することにより
オートクレーブ中に窒素雰囲気を生じさせた。反応混合
物を撹拌しながら迅速に200℃に加熱(約1時間以内
に)し、一方反応器を密閉し、次いで反応混合物を更に
1時間、それ自体の圧力下で200℃に加熱した。次いで
3時間にわたって圧力を徐々に解放し(反応水の放
出)、そして反応混合物を迅速に約1時間以内窒素中で
270℃に加熱した。温度が270℃に達した後、直ちに反応
を停止した。混合物を直ちに沈降させ、そしてポリアミ
ドに窒素で過重な圧力をかけて底部のバルブを通し、水
浴中にストランドとして押し出した。粒状化した後、高
い溶融粘度及び3.2の相対粘度を有するポリアミドが得
られた。
に対し0.15重量%のACLに相当)を秤量して25lの加圧オ
ートクレーブ中に装入した。3barの圧力をかけて3回に
分けて窒素を圧入し、次いで圧力を解放することにより
オートクレーブ中に窒素雰囲気を生じさせた。反応混合
物を撹拌しながら迅速に200℃に加熱(約1時間以内
に)し、一方反応器を密閉し、次いで反応混合物を更に
1時間、それ自体の圧力下で200℃に加熱した。次いで
3時間にわたって圧力を徐々に解放し(反応水の放
出)、そして反応混合物を迅速に約1時間以内窒素中で
270℃に加熱した。温度が270℃に達した後、直ちに反応
を停止した。混合物を直ちに沈降させ、そしてポリアミ
ドに窒素で過重な圧力をかけて底部のバルブを通し、水
浴中にストランドとして押し出した。粒状化した後、高
い溶融粘度及び3.2の相対粘度を有するポリアミドが得
られた。
実施例7ないし10及び 比較実施例2 実施例7ないし10及び比較実験2においては、実施例
1に類似した方法により、第1表に示された原料からポ
リアミド及び共重合ポリアミドを製造した。
1に類似した方法により、第1表に示された原料からポ
リアミド及び共重合ポリアミドを製造した。
これらの実施例は反応時間を短縮におけるアミノカプロ
ラクタム(ACL)の影響を証明するものである。
ラクタム(ACL)の影響を証明するものである。
実施例11 77gの11−アミノウンデカン酸、0.42gのACL及び0.20g
のアジピン酸を秤量、装入して実施例1と類似の方法で
処理するが、200℃における予備縮合の後、反応混合物
を単に220℃に加熱し、そして220℃で重縮合を1時間行
った。相対粘度3.1を有する高分子量のポリアミドが得
られた。
のアジピン酸を秤量、装入して実施例1と類似の方法で
処理するが、200℃における予備縮合の後、反応混合物
を単に220℃に加熱し、そして220℃で重縮合を1時間行
った。相対粘度3.1を有する高分子量のポリアミドが得
られた。
比較実験3 11−アミノウンデカン酸のみを用いて、即ち本発明に
よる添加物を加えることなく、実施例11を実行すると、
同じ条件下で得られるポリアミドは極めて低い溶融粘度
を有し、且つ僅か2.4の相対粘度を有していた。
よる添加物を加えることなく、実施例11を実行すると、
同じ条件下で得られるポリアミドは極めて低い溶融粘度
を有し、且つ僅か2.4の相対粘度を有していた。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.0.02ないし1重量%、好適には0.1ないし0.6重量%
のα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべ
きポリアミド形成混合物に添加すること、及びこれらの
ACL改質(共重合)ポリアミドを固体相で随時後−縮合
させ、分枝構造を有するが尚クレゾールに可溶である増
大した溶液粘度及び溶融粘度を有するポリアミドとする
ことを特徴とする、随時ω−ラクタムとも併用される、
ポリアミドを形成する主として脂肪族ジアミン及びジカ
ルボン酸又はその塩及び/又はアミノ酸の重縮合による
脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法。
のα−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべ
きポリアミド形成混合物に添加すること、及びこれらの
ACL改質(共重合)ポリアミドを固体相で随時後−縮合
させ、分枝構造を有するが尚クレゾールに可溶である増
大した溶液粘度及び溶融粘度を有するポリアミドとする
ことを特徴とする、随時ω−ラクタムとも併用される、
ポリアミドを形成する主として脂肪族ジアミン及びジカ
ルボン酸又はその塩及び/又はアミノ酸の重縮合による
脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法。
2.α−アミノ−ε−カプロラクタム中のα−アミノ基に
ほぼ当量である量のポリカルボン酸、好適にはジカルボ
ン酸が添加される上記1に記載の方法。
ほぼ当量である量のポリカルボン酸、好適にはジカルボ
ン酸が添加される上記1に記載の方法。
3.α−アミノ−ε−カプロラクタムが重縮合の前又は開
始時に単量体混合物に添加される上記1に記載の方法。
始時に単量体混合物に添加される上記1に記載の方法。
4.使用されるジアミンが単独及び混合物としてのヘキサ
メチレンジアミン及びトリメチルヘキサメチレンジアミ
ンであり、使用されるジカルボン酸が単独又は混合物と
してのアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸及びドデ
カンジ酸であり、且つ使用されるアミノ酸が11−アミノ
ウンデカン酸及び/又は6−アミノヘキサン酸であり、
及び使用されるラクタムがε−カプロラクタム及び/又
はラウリルラクタムである上記1及び2に記載の方法。
メチレンジアミン及びトリメチルヘキサメチレンジアミ
ンであり、使用されるジカルボン酸が単独又は混合物と
してのアジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸及びドデ
カンジ酸であり、且つ使用されるアミノ酸が11−アミノ
ウンデカン酸及び/又は6−アミノヘキサン酸であり、
及び使用されるラクタムがε−カプロラクタム及び/又
はラウリルラクタムである上記1及び2に記載の方法。
5.所与の重縮合温度においてACLを含まない(共重合)
ポリアミドに通常必要な時間の半分以下に当たる少ない
溶融重縮合時間が使用される上記1ないし4に記載の方
法。
ポリアミドに通常必要な時間の半分以下に当たる少ない
溶融重縮合時間が使用される上記1ないし4に記載の方
法。
6.>200℃、好適には220℃ないし285℃の融成物中の重
縮合温度において0.1ないし3時間の融成物中の重縮合
時間が使用される上記1ないし5に記載の方法。
縮合温度において0.1ないし3時間の融成物中の重縮合
時間が使用される上記1ないし5に記載の方法。
7.ACL改質(共重合)ポリアミドの固体相後−縮合が、
常時所与のポリアミドの融点より少なくとも10℃、好適
には少なくとも20℃以下の、140ないし240℃の温度で、
好適には150ないし230℃で連続的又は不連続的に行なわ
れ、反応時間が数分ないし30時間、好適には0.5ないし2
0時間、特に1ないし15時間の範囲で選択され、長い反
応時間は特に低い反応温度で使用される上記1ないし6
に記載の方法。
常時所与のポリアミドの融点より少なくとも10℃、好適
には少なくとも20℃以下の、140ないし240℃の温度で、
好適には150ないし230℃で連続的又は不連続的に行なわ
れ、反応時間が数分ないし30時間、好適には0.5ないし2
0時間、特に1ないし15時間の範囲で選択され、長い反
応時間は特に低い反応温度で使用される上記1ないし6
に記載の方法。
8.上記1ないし7に記載の一つにより製造された所与の
溶液粘度において、より高い溶融粘度を有するポリアミ
ド。
溶液粘度において、より高い溶融粘度を有するポリアミ
ド。
9.上記6に記載のα−アミノ−ε−カプロラクタム(AC
L)改質ポリアミドの固体状後−縮合により製造され
た、分枝状構造を有するが尚m−クレゾールに可溶であ
り、ACLを含まない類似の直鎖状生成物よりは、所与の
溶液粘度でより高い溶融粘度を有する高分子量ポリアミ
ド。
L)改質ポリアミドの固体状後−縮合により製造され
た、分枝状構造を有するが尚m−クレゾールに可溶であ
り、ACLを含まない類似の直鎖状生成物よりは、所与の
溶液粘度でより高い溶融粘度を有する高分子量ポリアミ
ド。
10.成形物品、フィルム及び繊維の製造のために上記8
及び9に記載のポリアミドを使用すること。
及び9に記載のポリアミドを使用すること。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ・ボンテン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・アンデアハイムシユテツテ 23 (72)発明者 ハンス−デトレフ・ハインツ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト11・ブレスラウアーシユトラーセ 31 (72)発明者 ペーター−ロルフ・ミユラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン・パウル‐クレー‐シユトラーセ 76 (56)参考文献 米国特許3651023(US,A)
Claims (3)
- 【請求項1】ω−ラクタムを併用するか又はω−ラクタ
ムを併用することのない、ポリアミドを形成する主とし
て脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及び/又
はアミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリアミド
の製造方法であって、0.02ないし1重量%のα−アミノ
−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべきポリアミド
形成混合物に添加すること、及び重縮合を0.1ないし3
時間行うことを特徴とする脂肪族(共重合)ポリアミド
の製造方法。 - 【請求項2】ω−ラクタムを併用するか又はω−ラクタ
ムを併用することのない、ポリアミドを形成する主とし
て脂肪族ジアミン及びジカルボン酸又はその塩及び/又
はアミノ酸の重縮合による脂肪族(共重合)ポリアミド
の製造方法であって、0.02ないし1重量%のα−アミノ
−ε−カプロラクタム(ACL)を重合すべきポリアミド
形成混合物に添加すること、重縮合を0.1ないし3時間
行うこと、及びこれらのACL改質(共重合)ポリアミド
を固体相で後−縮合させ、分枝構造を有するが尚クレゾ
ールに可溶である(共重合)ポリアミドとすることを特
徴とする脂肪族(共重合)ポリアミドの製造方法。 - 【請求項3】α−アミノ−ε−カプロラクタム(ACL)
を添加しないで製造された(共重合)ポリアミドよりも
高い溶融粘度を有する、特許請求の範囲2項記載の方法
により製造されたポリアミド。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19873714609 DE3714609A1 (de) | 1987-05-01 | 1987-05-01 | (alpha)-amino-(epsilon)-caprolactam-modifizierte polyamide aus dicarbonsaeuren/diaminen |
DE3714609.2 | 1987-05-01 | ||
DE19883806632 DE3806632A1 (de) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | Hochmolekulare, (alpha)-amino-(epsilon)-caprolactam modifizierte polyamide und verfahren zu ihrer herstellung durch festphasen-nachkondensation |
DE3806632.7 | 1988-03-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63286430A JPS63286430A (ja) | 1988-11-24 |
JP2744011B2 true JP2744011B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=25855135
Family Applications (1)
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