JP2743284B2 - 遊星歯車増減速装置 - Google Patents

遊星歯車増減速装置

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JP2743284B2 JP14285689A JP14285689A JP2743284B2 JP 2743284 B2 JP2743284 B2 JP 2743284B2 JP 14285689 A JP14285689 A JP 14285689A JP 14285689 A JP14285689 A JP 14285689A JP 2743284 B2 JP2743284 B2 JP 2743284B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遊星歯車増減速機において、外歯歯車に形成
された内ピン穴を開放形として応力集中部分を無くし、
外歯歯車の加工を容易とし、かつ組み立てを容易とした
構造に関する。
(従来の技術) 内接噛合形遊星歯車機構を用いた減速機は種々提案さ
れている。これらの減速機の中でも内歯歯車がピン又は
ピンとローラの組合せよりなる円弧歯形であり、外歯歯
車がエピトロコイド平行曲線よりなるトロコイド系歯形
であって、この外歯歯車には内ピン或いは内ピンと内ロ
ーラが遊嵌されており、外歯歯車に嵌合された偏心体の
回転によって外歯歯車を揺動回転させ、内外側歯車を内
接噛合させて入力回転を減速して出力する遊星歯車減速
機は「サイクロ減速機」(登録商標)として著名であ
る。そして、この「サイクロ減速機」は大トルクの伝達
が可能である上、減速比が大きいため種々の減速機構と
して使用されている。
以下に、公知の「サイクロ減速機」の一例を第3図及
び第4図によって説明する。
第3図及び第4図は公知の遊星歯車減速機の一例を示
す断面図である。
この例では、入力軸1の回転が出力軸2の減速回転と
なって取り出されるものとなっている。
入力軸1には中空の偏心体軸3がキー41及びキー溝4
を介して固定され、該偏心体軸3には2個の偏心体31
32が設けられている。外歯歯車51、52は個々の偏心体
31、32にコロ6を介して嵌合されている。この外歯歯車
51、52はその外周にトロコイド歯形からなる外歯7を有
している。内歯歯車8は外側のケーシングを兼用してお
り、かつ該内歯歯車8はこの例では固定されている。内
歯歯車8は外歯歯車51、52と内接噛合する外ピン9から
なる円弧歯形を有している。この外ピン9には外ローラ
を設ける構造とすることもできる。前記外歯歯車51、52
には内ピン穴10が形成されており、内ピン穴10には内ピ
ン11が遊嵌されている。そして、この内ピン11の外周に
は内ローラ12が遊嵌されており、該内ピン11の一端は内
ピン保持フランジ13に密嵌されている。ここで、内ロー
ラ12は省略することができる。内ピン保持フランジ13は
この例では出力軸2に一体的に形成されている。
この公知の遊星歯車減速機では、入力軸1の1回転が
偏心体31、32の1回転となるが、外歯歯車51、52は内ピ
ン穴10と内ピン11とにより自転を拘束されているから、
該外歯歯車51、52は揺動半径eで揺動回転させられる。
このため、外歯歯車51、52の歯数と外ピン9の本数(内
歯歯車8の歯数)の差が1個の場合には、入力軸1の1
回転により外歯歯車51、52の外歯7と内歯歯車8の内歯
である外ピン9とが1歯だけ噛み合い変化する(ずれ
る)。従って、入力軸1の1回転は外歯歯車51、52の1/
歯数に減速され、その回転を内ピン11を介して出力軸2
へ伝達させる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記遊星歯車増減速機では次のような問題
があった。
即ち、外歯歯車51、52の外歯7に伝達荷重が作用する
と、外歯7と内ピン穴10との間に応力が集中し、その間
隔Hが小さいと亀裂が生ずる恐れがあるので、この間隔
Hを大きくしなければならない。このため、外歯歯車
51、52の半径方向大きさが大きくなってしまい、装置全
体の小形化の障害となっていた。
又、外歯歯車51、52の加工も外歯7と内ピン穴10との
加工が別々であるから加工工数が多く、高コスト、長時
間を要するものとなっていた。
そこで、本発明の目的は、前記外歯歯車の内ピン穴を
開放形とし、以て外歯と同時に内ピン穴の加工を行ない
得るようにすると同時に、前記応力が集中する部分をな
くした遊星歯車増減速機を提供せんとするにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、入力軸と、該入力軸に
設けられた偏心体と、該偏心体に嵌合された外歯歯車
と、該外歯歯車の外周に形成された外歯と内接噛合する
外ピンを有する内歯歯車と、前記外歯歯車に形成された
内ピン穴と、該内ピン穴に遊嵌された内ピンと、該内ピ
ンが密嵌された内ピン保持部とを有する遊星歯車増減速
機において、前記外歯歯車に形成された内ピン穴が外歯
歯車の外周に開放した凹部を設けたところにある。
(実施例) 以下、図によって詳しく説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図である。尚、
本発明は、外歯歯車の構造を除いて他の構成は第2図及
び第3図の従来公知の遊星歯車増減速機と同様であるか
ら、外歯歯車の構成以外の構成の説明は前記第3図を参
照するものとする。
外歯歯車21の外周には内ピン22及び内ローラ23が挿入
される凹部24が開放して形成され、さらに相互に隣合う
凹部24の間に外歯25が形成されている。凹部24は部分的
(底部)に円弧を有するU字状となっている。尚、この
実施例では凹部24の形状がU字状となっているが、本発
明では凹部24の形状が限定されるものではない。
本発明は、以上のように構成されているので、外歯歯
車21の外歯25と内ピン穴である凹部24の加工が同時に行
なえるものとなり、外歯歯車21の加工が低コストかつ短
時間に行なえるものとなる。
又、従来の外歯歯車のような応力集中部分がないの
で、その分だけ半径方向に径を短縮でき、装置の小形化
が得られる。
第2図は、本発明の他の実施例を示す断面図であり、
この実施例では外歯歯車31の外歯32(あるいは谷部)の
数と内ピン33の数とが同数の場合の遊星歯車増減速機を
示しており、谷部に切り欠き34を形成し、該切り欠き34
によって内ピン穴35を開放状態としたものである。
この実施例によっても応力集中が避けられるので、遊
星歯車減速機の小形化が得られると同時に外歯歯車の欠
こうコストの低コストが得られるものである。
(発明の効果) 以上のように構成された本発明の効果を述べると次の
とおりである。
内ピン穴を外歯歯車の外周に開放状態としたので、応
力集中部分がなくなり、外歯歯車の径方向を短縮でき、
装置の小形化が得られる。
外歯歯車の外周の加工と内ピン穴の加工との両者を一
緒にできるので、外歯歯車の製造コストを低コスト化で
き、かつ加工時間の短縮が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は本発
明の他の実施例を示す断面図、第3図は従来公知の遊星
歯車減速機を示す断面図、第4図は第3図のA−A断面
図である。 21:外歯歯車、22:内ピン、23:内ローラ 24:凹部、25:外歯、31:外歯歯車 32:外歯、33:内ピン、34:切り欠き 35:内ピン穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸と、該入力軸に設けられた偏心体
    と、該偏心体に嵌合された外歯歯車と、該外歯歯車の外
    周に形成された外歯と内接噛合する外ピンを有する内歯
    歯車と、前記外歯歯車に形成された内ピン穴と、該内ピ
    ン穴に遊嵌された内ピンと、該内ピンが密嵌された内ピ
    ン保持部とを有する遊星歯車増減速機において、 前記外歯歯車に形成された内ピン穴が外歯歯車の外周に
    開放した凹部からなることを特徴とする遊星歯車増減速
    機。
  2. 【請求項2】入力軸と、該入力軸に設けられた偏心体
    と、該偏心体に嵌合された外歯歯車と、該外歯歯車の外
    周に形成された外歯と内接噛合する外ピンを有する内歯
    歯車と、前記外歯歯車に形成された内ピン穴と、該内ピ
    ン穴に遊嵌された内ピンと、該内ピンが密嵌された内ピ
    ン保持部とを有する遊星歯車増減速機において、 前記外歯歯車に形成された外歯の谷部と内ピンとの数が
    同一となっており、該谷部に内ピン穴を開放する切り欠
    きを設けてなることを特徴とする遊星歯車増減速機。
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