JP2742723B2 - オリフィストラップ - Google Patents

オリフィストラップ

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蒸気使用機器や蒸気配管系に取り付けてそこ
に発生するドレンを排出するオリフィストラップに関す
る。
蒸気使用機器や蒸気配管系においてはドレンの発生は
不可避であり、適宜発生したドレンを自動的に排除する
ためにいわゆるスチームトラップが用いられてきた。こ
れらトラップとしては、蒸気とドレンの比重差をフロー
トで検知して弁を開閉するフロート式スチームトラップ
や、蒸気とドレンの熱力学的特性差を利用したディスク
式スチームトラップ等が使用されてきたが、これらトラ
ップにはフロートやディスク弁、あるいは弁機構等が必
要であり、部品数が多くなったり機構が複雑となり、長
期間使用すると作動不良を起こし、蒸気を漏洩したり、
あるいは反対にドレンが発生しているにもかかわらずそ
のドレンを排出できなくなってしまう場合があった。
従来の技術 部品点数が少なく且つ構造の簡単なものとして、従来
からオリフィストラップが用いられてきた。オリフィス
トラップは、ドレンの排出管の末端に水平あるいは垂直
に比較的径の小さなのオリフィスを取り付け、一定量の
ドレンを連続的に排出するものである。小径のオリフィ
スを設けたオリフィス部材を取り付けただけの簡単な構
造であり、発生するドレン量に適応したオリフィス径を
適宜選定することにより、蒸気漏れやドレン排出不良の
ほとんどないトラップとすることができる。
本発明が解決しようとする課題 上記従来のオリフィストラップにおいては、一定量の
ドレンが連続的に流入してくる場合にはそのドレンのみ
を排出し蒸気漏洩を発生しないが、ドレンの流入量が変
動すると、すなわち、ドレンの流入量が一定オリフィス
の流下流量よりも少なくなると蒸気を漏洩したり、反対
にドレンの流入量が一定オリフィスの流下流量よりも多
くなるとドレンを滞留してしまう問題があった。これ
は、オリフィストラップにおけるオリフィス径が固定値
であり、また、ドレンの発生量が蒸気使用機器の初期立
上時と定常運転時で変動するためである。
従って本発明の技術的課題は、ドレンの流入量が変動
しても蒸気漏れやドレン排出不良を起こさないオリフィ
ストラップを得ることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技
術的手段は、トラップケーシングで入口とオリフィス室
と出口を形成し、該オリフィス室に1個もしくは複数個
の第一オリフィスを設けると共に、該第一オリフィスに
対向して第一オリフィスよりも小径の第二オリフィスを
設けた温度応動素子を配置して、ドレンを外部に排出す
るものにおいて、温度応動素子を円板状又は平板状又は
U字状等に形成して、該温度応動素子に第一オリフィス
よりも大きな断面積を有する貫通孔を設けて、低温時に
は温度応動素子が第一オリフィスを開放して上記貫通孔
と第二オリフィス及び第一オリフィスを介してドレンを
排出し、所望の高温時には温度応動素子の変形により貫
通孔が閉止されると共に、小径の第二オリフィスが上記
第一オリフィスを部分的に閉塞するものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
蒸気使用機器の初期立上時においては、機器の温度は
常温まで低下しており低温のドレンが多量に発生する。
ドレンが低温の場合オリフィストラップ内の温度応動素
子は変形せず、小径の第二オリフィスに比較して大径の
第一オリフィスが開放されており多量の低温ドレンを滞
留することなく速やかに排出する。低温ドレンが排出さ
れ蒸気使用機器の温度が徐々に上昇してくると発生する
ドレン量は減少すると共にその温度も上昇する。ドレン
温度が所望値まで上昇すると、温度応動素子が変形して
小径の第二オリフィスが第一オリフィスを部分的に閉塞
し、第一オリフィスは小径の第二オリフィスまで絞られ
る。従って、蒸気使用機器が定常状態となりドレンの発
生量が少なくなっても蒸気を漏洩することなくドレンの
みを排出することができる。
発明の効果 上記の様に本発明によれば、オリフィストラップへの
ドレンの流入量が変動しても、オリフィス径が自動的に
変わることにより、蒸気の漏洩やドレンの排出不良を防
止することができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する
(第1図乃至第3図参照)。
入口部材1と出口部材2を締結部材としての袋ナット
3で締結してトラップケーシングを形成する。入口部材
1と出口部材2の端部にはそれぞれ配管接続用のめねじ
部4,5を設ける。めねじ部4,5の間でトラップケーシング
内に形成されたほぼ円筒状のオリフィス室6に、入口4
と出口5を隔てる円板状の隔壁部材7を取り付ける。隔
壁部材7の外周とトラップケーシングの内周は気密に仕
上げてドレンや蒸気の出口5側への漏洩を防止する。隔
壁部材7のほぼ中央に第一オリフィス9を設ける。第一
オリフィス9に対向して小径の第二オリフィス8を設け
た円板状の温度応動素子としてのバイメタル板10をオリ
フィス室6内に、外周部をオリフィス室6内に設けた段
部11に嵌込んで配置する。バイメタル板10の第二オリフ
ィス8の外周に流入してくるドレンを第一オリフィス9
を経て外部に排出するための貫通孔12a,12b,12cを等配
に形成する(第2図参照)。貫通孔12a,12b,12cの断面
積は第一オリフィス9の断面積よりも大きくする。
隔壁部材7と出口側のめねじ部5の間に耐熱強化ガラ
スやプラスチック等で円筒状に形成した透明な透視部材
15を配する。出口部材2の透視部材15に対向する箇所の
一部に貫通孔16を設けて、透視部材15を介して内部が目
視できるようにする。隔壁部材7およびオリフィス9は
ステンレス鋼やセラミックス等、あるいは各種表面処理
等を施してエロージョン損傷を起しにくくする。
オリフィス9と入口側のめねじ部4の間に異物を捕捉
する篭形のフィルター13を止め輪14を介して取り付け
る。参照番号20,21,22は各接続部を気密に維持するガス
ケットである。
次に作用を説明する。
蒸気使用機器の初期立上時においては最初に低温のド
レンが多量に発生してオリフィストラップに流入してく
る。流入ドレンが低温の場合バイメタル板10は変形を起
こすことなく凸状の形状を維持する(第1図の実線で示
す状態)。従って、入口部材1のめねじ部4から流入し
てきた低温のドレンは、フィルター13と、バイメタル板
10の貫通孔12a,12b,12c及び第二オリフィス8と、第一
のオリフィス9、および、透視部材15の内部を通過して
出口側5より外部に排出される。このように低温のドレ
ンが多量に流入してくる場合は、比較的大径の第一オリ
フィス9を介してドレンを排出することができるために
ドレンの排出不良を起こすことはない。
低温ドレンが排出されオリフィストラップへの流入ド
レン量が減少すると共にその温度が上昇し、あらかじめ
定めた温度に至るとバイメタル板10は平板状に変形し
(第1図の破線で示す状態)、貫通孔12a,12b,12cが隔
壁部材7で閉止せしめられると共に、大径の第一オリフ
ィス9も小径の第二オリフィス8に部分的に閉塞せしめ
られ小径の第二オリフィス8にまで絞られる。従って、
必要異常に大径のオリフィスではなくなり蒸気を漏洩す
ることもなくなる。
貫通孔16および透視部材15を介して内部情況を目視す
ることにより、第一オリフィス9または第二オリフィス
8において液体としてのドレンを排出しているのか気体
としての蒸気を排出しているのかわかり、オリフィスト
ラップとして正常に作動しているか否かも確認できる。
高温のドレンが流下する場合にはエロージョン損傷が
生じやすいがその様な場合には、第3図に示すようにバ
イメタル板10にエロージョン損傷が生じにくい材料、例
えばセラミックスやステンレス鋼等、で形成した別部材
として第二オリフィス部材23を圧入や溶接等により取り
付けても良い。
本実施例においては、第一オリフィス9の入口側に第
二オリフィス8を設けた温度応動素子10を配置したが、
第一オリフィス9の出口側に配置することも、あるいは
複数の第一オリフィスを取り付けた場合にはそれら第一
オリフィスの間に配置することもできる。
また本実施例においては、温度応動素子としてバイメ
タルを用いた例を示したが、その他の素子例えば形状記
憶合金、サーモワックス、ベローズ等であっても良い
し、その形状も円板状に限らず、平板状やU字状等のも
のであっても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオリフィストラップの実施例の断面
図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図は
温度応動素子の他の実施例の部分拡大断面図である。 1:入口部材、2:出口部材 7:隔壁部材、8:第二オリフィス 9:第一オリフィス、10:温度応動素子 15:透視部材、12a,b,c:貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラップケーシングで入口とオリフィス室
    と出口を形成し、該オリフィス室に1個もしくは複数個
    の第一オリフィスを設けると共に、該第一オリフィスに
    対向して第一オリフィスよりも小径の第二オリフィスを
    設けた温度応動素子を配置して、ドレンを外部に排出す
    るものにおいて、温度応動素子を円板状又は平板状又は
    U字状等に形成して、該温度応動素子に第一オリフィス
    よりも大きな断面積を有する貫通孔を設けて、低温時に
    は温度応動素子が第一オリフィスを開放して上記貫通孔
    と第二オリフィス及び第一オリフィスを介してドレンを
    排出し、所望の高温時には温度応動素子の変形により貫
    通孔が閉止されると共に、小径の第二オリフィスが上記
    第一オリフィスを部分的に閉塞することを特徴とするオ
    リフィストラップ。
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