JP2524870B2 - オリフィストラップ - Google Patents
オリフィストラップInfo
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- Japan
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- orifice
- drain
- trap
- memory alloy
- shape memory
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
こに発生するドレンを排出するオリフィストラップに関
する。
は不可避であり、適宜発生したドレンを自動的に排除す
るためにいわゆるスチームトラップやエアートラップが
用いられてきた。これらトラップとしては、蒸気や圧縮
空気とドレンとの比重差をフロートで検知して弁を開閉
するフロート式トラップ等が使用されてきたが、これら
トラップにはフロートや弁機構等が必要であり、部品数
が多くなったり機構が複雑となり、長期間使用すると作
動不良を起こし、蒸気や圧縮空気を漏洩したり、あるい
は反対にドレンが発生しているにもかかわらずそのドレ
ンを排出できなくなってしまう場合があった。
からオリフィストラップが用いられてきた。オリフィス
トラップは、ドレンの排出管の末端に水平あるいは垂直
に比較的径の小さなオリフィスを取り付け、一定量のド
レンを連続的に排出するものである。小径のオリフィス
を設けたオリフィス部材を取り付けただけの簡単な構造
であり、発生するドレン量に適応したオリフィス径を適
宜選定することにより、蒸気漏れや圧縮空気漏れ、ある
いはドレン排出不良のほとんどないトラップとすること
ができる。
ドレンが連続的に流入してくる場合にはそのドレンのみ
を排出し蒸気や圧縮空気の漏洩を生じないが、ドレンの
流入量が変動すると、すなわち、ドレンの流入量が一定
オリフィスの流下流量よりも少なくなると蒸気や圧縮空
気を漏洩したり、反対にドレンの流入量が一定オリフィ
スの流下流量よりも多くなるとドレンを滞留してしまう
問題があった。これは、オリフィストラップにおけるオ
リフィス径が固定値であり、また、ドレンの発生量が装
置の初期立上時と定常運転時、あるいは外気温度の影響
等で変動するためである。
フィス径が小さいためにオリフィスがドレン中に含まれ
る錆やスケール等の異物によって詰ってしまう問題があ
った。オリフィスが詰ってしまうとドレンが滞留して配
管径においてはウォータハンマ現象が生じたり、蒸気使
用装置においては熱伝達率が低下して生産性の低下をき
たしてしまう。また、配管中や蒸気使用装置において
は、錆やカーボンや鉄粉等の異物が生じやすく配管の管
末や装置の出口側下方に取り付けられることの多いオリ
フィストラップに流入してオリフィスを閉塞するのであ
る。
閉塞が生じず、且つドレンの流入量が変動しても蒸気漏
れや圧縮空気漏れ、あるいはドレン排出不良を起こさな
いオリフィストラップを得ることである。
術的手段は、弁ケーシングで入口とオリフィス室と出口
を形成し、オリフィス室内に繊維状形状記憶合金を混線
巻状のフィルタとして配置して、オリフィス室内の流体
が所望の低温時に上記繊維状形状記憶合金フィルタの通
過面積が大きくなり、所望の高温時に通過面積が小さく
なるようにしたものである。
合、繊維状形状記憶合金で形成したフィルタの隙間が広
くなり通過面積は大きくなっている。従って、装置の初
期立上時や外気温度が低い場合など低温のドレンが多量
に発生しても大きな通過面積を介して速やかにドレンを
排出することができる。装置が定常運転に至ったり外気
温度が高くなると発生するドレンの温度は上昇すると共
に発生ドレン量は少量となる。オリフィス室に流入して
くるドレンの温度が高くなると、繊維状形状記憶合金フ
ィルタの隙間が狭くなり通過面積が小さなものとなっ
て、少量のドレンのみを排出して蒸気や圧縮空気の漏洩
を生じることはない。
作用も果すためにドレン中の異物により閉塞を生じるこ
ともない。
ドレンの流入量が変動しても蒸気や圧縮空気の漏洩、あ
るいはドレンの排出不良を防止することができる。
とオリフィスの両方の機能を果すことにより、形状を小
形化できると共に安価で異物による閉塞の生じないオリ
フィストラップを得ることができる。
(第1図参照)。
3で締結してトラップケーシングを形成する。入口部材
1と出口部材2の端部にはそれぞれ配管接続用のめねじ
部4,5設ける。めねじ部4,5の間でトラップケーシング内
に形成されたほぼ円筒状の空間6に、2枚の円板状の隔
壁部材7,8をリング部材12を介して取り付ける。隔壁部
材7,8の外周とトラップケーシングの内周は気密に仕上
げてドレンや空気や蒸気の出口5側への漏洩を防止す
る。隔壁部材7,8の中央部に貫通孔9,10を設け、隔壁部
材7,8とリング部材12とで形成される円筒状空間に繊維
状の形状記憶合金を混練巻状にしてフィルタ11として配
置する。フィルタ11は、繊維状の形状記憶合金を混線巻
状にし、配置すべく円筒状空間と同一な形状をした形状
記憶部材(図示せず)で形状を記憶せしめてから配置す
る。また、形状記憶合金の変態温度は種々のものから選
択することができるが、例えば蒸気用のオリフィストラ
ップとして用いる場合は、変態温度を90℃程度に設定す
ることにより、90℃以下の場合は通過面積が大きく90℃
以上になると変態して通過面積が小さくなるようにする
ことができる。形状記憶合金の変形の形態として、1方
向のものと2方向のものがあるが1方向のものはバイア
スバネ(図示せず)を用いることにより2方向のものと
ほぼ同様に用いることができる。本実施例においては2
方向の形状記憶合金を用いた例を示す。
スやプラスチック等で円筒状に形成した透明な透視部材
15を配する。出口部材2の透視部材15に対向する箇所の
一部に貫通孔16,17,18を設けて、透視部材15を介して内
部が目視できるようにする。参照番号20,21,22は各接続
部を気密に維持するガスケットである。
形状記憶合金は変態前の形状で混線巻状の隙間が大きく
フィルタ11の通過面積も大きなものとなっている。(第
1図に示す状態)。従って、初期の低温ドレンは滞留す
ることなく速やかに排出される。低温ドレンが排出され
流入ドレンの温度が上昇して変態温度に達すると形状記
憶合金は変形して混線巻状の隙間は小さくなりフィルタ
11の通過面積も小さなものとなって、少量のドレンのみ
を排出して蒸気等の漏洩を防止する。
部材15の内部を通過して出口側5より外部に排出され
る。この場合貫通孔16,17,18および透視部材15を介して
内部状況を目視することにより、貫通孔10から液体とし
てのドレンを排出しているのか気体としての空気や蒸気
を排出しているのかわかり、オリフィストラップとして
正常に作動しているか否かが確認できる。
である。 1:入口部材、2:出口部材 7,8:隔壁部材、9,10:貫通孔 11:フィルター、12:リング部材
Claims (1)
- 【請求項1】弁ケーシングで入口とオリフィス室と出口
を形成し、オリフィス室内に繊維状形状記憶合金を混線
巻状のフィルタとして配置して、オリフィス室内の流体
が所望の低温時に上記繊維状形状記憶合金フィルタの通
過面積が大きくなり、所望の高温時に通過面積が小さく
なるようにしたオリフィストラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213418A JP2524870B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | オリフィストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213418A JP2524870B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | オリフィストラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495695A JPH0495695A (ja) | 1992-03-27 |
JP2524870B2 true JP2524870B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16638899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2213418A Expired - Fee Related JP2524870B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | オリフィストラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524870B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4992655B2 (ja) * | 2007-10-12 | 2012-08-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 反応装置 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP2213418A patent/JP2524870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495695A (ja) | 1992-03-27 |
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