JP2884299B2 - オリフィストラップ - Google Patents

オリフィストラップ

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JP2884299B2
JP2884299B2 JP11363093A JP11363093A JP2884299B2 JP 2884299 B2 JP2884299 B2 JP 2884299B2 JP 11363093 A JP11363093 A JP 11363093A JP 11363093 A JP11363093 A JP 11363093A JP 2884299 B2 JP2884299 B2 JP 2884299B2
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鎮麿 大石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気配管系や圧縮空気配
管系に取り付けて、そこに発生する凝縮水としてのドレ
ンを排出するオリフィストラップに関する。
【0002】蒸気配管系や圧縮空気配管系においては、
ドレンの発生は不可避であり、発生したドレンを適宜自
動的に排除するために、所謂スチ―ムトラップやエア―
トラップが用いられてきた。これらトラップとしては、
蒸気や圧縮空気とドレンとの比重差をフロ―トで検知し
て弁を開閉するフロ―ト式トラップ等が使用されてきた
が、これらトラップにはフロ―トや弁機構等が必要であ
り、部品点数が多くなったり、機構が複雑となり、長期
間使用すると作動不良を起こし、蒸気や圧縮空気を漏洩
したり、あるいは反対にドレンが発生しているにもかか
わらずそのドレンを排出することができなくなってしま
う場合があった。
【0003】
【従来の技術】部品点数が少なく且つ構造の簡単なもの
として、例えば特開昭55−126195号公報に示さ
れているような、オリフィストラップが用いられてき
た。オリフィストラップは、ドレンの排出管の末端に水
平あるいは垂直に比較的径の小さなオリフィスを取り付
け、一定量のドレンを連続的に排出するものである。小
径のオリフィスを設けたオリフィス部材を取り付けただ
けの簡単な構造であり、発生するドレン量に適応したオ
リフィス径を適宜選定することにより、蒸気漏れや圧縮
空気漏れ、あるいはドレン排出不良のほとんどないトラ
ップと成ることができるものである。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のオリフィ
ストラップにおいては、一定量のドレンが連続的に流入
してくる場合にはそのドレンのみを排出して、蒸気や圧
縮空気の漏洩は生じないが、ドレンの流入量が変動する
と、すなわちドレンの流入量が一定オリフィスの流下流
量よりも少なくなると蒸気を漏洩したり、反対にドレン
の流入量が一定オリフィスの流下流量よりも多くなると
ドレンを滞留してしまう問題があった。これは、オリフ
ィストラップにおけるオリフィス径が固定値であり、ま
た、ドレンの発生量が負荷の変動や、初期立上げ時と定
常運転時の違いや、あるいは外気温度の影響等によっ
て、変動するためである。
【0005】従って本発明の技術的課題は、ドレンの流
入量が変動しても蒸気漏れや圧縮空気漏れを起こすこと
が少なく、また、ドレンの排出不良も起こしにくいオリ
フィストラップを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁流路と出口を形成し、弁流路を所望の曲率半
径を有するル―プ状に形成し、該ル―プ状の弁流路の外
周側から出口と連通する出口通路を連通し、弁流路内に
少なくとも1箇所の絞り部を設け、該絞り部に上記ル―
プ状弁流路の終端部を結合したものである。
【0007】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
入口から流入してきたドレンと蒸気あるいは圧縮空気と
の混合流体は、所望の曲率半径を有するル―プ状の弁流
路を旋回しながら流下する。旋回することにより、質量
の大きなドレンはル―プ状弁流路の外周部に位置して、
弁流路の外周側に設けた出口通路から系外に優先的に排
出される。質量の小さな蒸気や圧縮空気は、ル―プ状弁
流路の内周部を旋回し絞り部を経て再度ル―プ状弁流路
内を旋回する。旋回を繰り返し自然冷却により生じたド
レンは、入口から流入してきたドレンと混合し、所定の
質量になると出口通路から系外に排出される。
【0008】流入してくるドレン量が少ない場合は、ル
―プ状の弁流路内はほぼ蒸気や圧縮空気で満たされ、そ
の旋回流速も速いものとなって出口通路から排出される
ドレン量も少なくなる。一方流入ドレン量が多い場合
は、弁流路内はドレンで満たされて旋回流速も遅くな
り、そのほとんどが出口通路から系外に排出される。
【0009】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁ケ―シング1に入口2と弁流路
3と出口4を形成してオリフィストラップを構成する。
入口2を図示しない蒸気使用装置や圧縮空気配管に接続
して使用する。弁流路3は一端を入口2と接続し、入口
2と出口4の圧力差や流入ドレン量等の使用条件に応じ
た所望の曲率半径を有したル―プ状に形成する。弁流路
3の外周側で出口4の近傍に弁流路3と出口4を連通す
る出口通路5を設ける。弁流路3の出口通路開口部8よ
り入口2側に絞り部6を設けると共に、弁流路3の終端
部7を結合する。
【0010】上記実施例の作用を説明する。入口2から
ドレンが流入してくると弁流路3内はドレンと一部の蒸
気あるいは圧縮空気で満たされ、弁流路3内を流下しな
がら旋回力によりドレンは弁流路3の外周側に位置し、
絞り部6を経て出口通路5から外部に排出され、蒸気や
圧縮空気は更にル―プ状の弁流路9内を旋回して絞り部
6で入口2からのドレンと混合する。この場合、旋回し
てきた蒸気や圧縮空気は流入してきたドレンを出口通路
5方向へ向けてドレンの排出を促進する。
【0011】本実施例においては、出口通路5に至る弁
流路3のル―プ長さをほぼ半ル―プとし、出口通路5以
降の弁流路9をほぼ1回ル―プとしたが、圧力やドレン
量等の使用条件に応じて1回ル―プや複数回ル―プとす
ることもできる。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、オリフィ
ストラップへのドレンの流入量が変動しても、蒸気や圧
縮空気の漏洩が少なく、また、ドレンの排出不良も起こ
しにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオリフィストラップの実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1 弁ケ―シング 2 入口 3 弁流路 4 出口 5 出口通路 6 絞り部 7 終端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁流路と出口を形
    成し、弁流路を所望の曲率半径を有するル―プ状に形成
    し、該ル―プ状の弁流路の外周側から出口と連通する出
    口通路を連通し、弁流路内に少なくとも1箇所の絞り部
    を設け、該絞り部に上記ル―プ状弁流路の終端部を結合
    したことを特徴とするオリフィストラップ。
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