JPH0740153Y2 - オリフィストラップ - Google Patents
オリフィストラップInfo
- Publication number
- JPH0740153Y2 JPH0740153Y2 JP5087490U JP5087490U JPH0740153Y2 JP H0740153 Y2 JPH0740153 Y2 JP H0740153Y2 JP 5087490 U JP5087490 U JP 5087490U JP 5087490 U JP5087490 U JP 5087490U JP H0740153 Y2 JPH0740153 Y2 JP H0740153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- orifice
- drain
- trap
- steam
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は圧縮空気配管系や蒸気配管系に取り付けてそこ
に発生するドレンを排出するオリフィストラップに関す
る。
に発生するドレンを排出するオリフィストラップに関す
る。
圧縮空気配管系や蒸気配管系においてはドレンの発生は
不可避であり、適宜発生したドレンを自動的に排除する
ためにいわゆるエアートラップやスチームトラップが用
いられてきた。これらのトラップとしては、空気とドレ
ンあるいは蒸気とドレンの比重差をフロートで検知して
弁を開閉するフロート式トラップ等が使用されてきた
が、これらトラップにはフロートや弁機構等が必要であ
り、部品数が多くなったり機構が複雑となり、長期間使
用すると作動不良を起こし、空気や蒸気を漏洩してしま
う場合があった。
不可避であり、適宜発生したドレンを自動的に排除する
ためにいわゆるエアートラップやスチームトラップが用
いられてきた。これらのトラップとしては、空気とドレ
ンあるいは蒸気とドレンの比重差をフロートで検知して
弁を開閉するフロート式トラップ等が使用されてきた
が、これらトラップにはフロートや弁機構等が必要であ
り、部品数が多くなったり機構が複雑となり、長期間使
用すると作動不良を起こし、空気や蒸気を漏洩してしま
う場合があった。
従来の技術 部品点数が少なく且つ構造の簡単なものとして、従来か
らオリフィストラップが用いられてきた。オリフィスト
ラップは、ドレンの排出管の末端に水平あるいは垂直に
小径のオリフィスを取り付け、一定量のドレンを連続的
に排出するものである。小径のオリフィスを設けたオリ
フィス板を取り付けただけの簡単な構造であり、発生す
るドレン量に適応したオリフィス径を適宜選定すること
により、空気や蒸気漏れのほとんどないトラップとする
ことができる。
らオリフィストラップが用いられてきた。オリフィスト
ラップは、ドレンの排出管の末端に水平あるいは垂直に
小径のオリフィスを取り付け、一定量のドレンを連続的
に排出するものである。小径のオリフィスを設けたオリ
フィス板を取り付けただけの簡単な構造であり、発生す
るドレン量に適応したオリフィス径を適宜選定すること
により、空気や蒸気漏れのほとんどないトラップとする
ことができる。
本考案が解決しようとする課題 上記従来のオリフィストラップにおいては、一定量のド
レンが連続的に流入してくる場合にはそのドレンのみを
排出し空気や蒸気漏洩を発生しないが、ドレンの流入量
が変動すると空気や蒸気を漏洩したりドレンを滞留して
しまう問題があった。すなわち、オリフィストラップに
おけるオリフィス径は固定値であり、また、ドレンの発
生量は季節の温度差等によって変動するためである。
レンが連続的に流入してくる場合にはそのドレンのみを
排出し空気や蒸気漏洩を発生しないが、ドレンの流入量
が変動すると空気や蒸気を漏洩したりドレンを滞留して
しまう問題があった。すなわち、オリフィストラップに
おけるオリフィス径は固定値であり、また、ドレンの発
生量は季節の温度差等によって変動するためである。
また、特に蒸気配管系のオリフィス部においては高温高
圧のドレンが絞られて非常に高速で流下するためにエロ
ージョン損傷を起しやすく、経時的にオリフィス径が拡
大して蒸気漏洩を生じる問題もあった。
圧のドレンが絞られて非常に高速で流下するためにエロ
ージョン損傷を起しやすく、経時的にオリフィス径が拡
大して蒸気漏洩を生じる問題もあった。
従って本考案の技術的課題は、オリフィストラップが空
気や蒸気漏洩を生じることなく適正にドレンのみを排出
しているか否かが容易に確認できるようにして、空気や
蒸気の漏洩あるいはドレンの滞留を未然に防止すること
ができるようにすることである。
気や蒸気漏洩を生じることなく適正にドレンのみを排出
しているか否かが容易に確認できるようにして、空気や
蒸気の漏洩あるいはドレンの滞留を未然に防止すること
ができるようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は、トラップケーシングで入口と出口を形成し、
該入口と出口を隔てる隔壁部材に複数個のオリフィスを
設けて復水を外部に排出するものにおいて、複数のオリ
フィスの間に圧力検出部材を設けたものである。
的手段は、トラップケーシングで入口と出口を形成し、
該入口と出口を隔てる隔壁部材に複数個のオリフィスを
設けて復水を外部に排出するものにおいて、複数のオリ
フィスの間に圧力検出部材を設けたものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
複数のオリフィスの間に圧力検出部材を設けたことによ
り、オリフィスが空気や蒸気を流下しているのがドレン
を流下しているのかがその圧力差により確認することが
できる。すなわち、複数のオリフィスの間の圧力は、そ
こを空気や蒸気のような圧縮性流体が流下する場合と、
ドレンのような非圧縮性流体が流下する場合とで異なる
ことにより両者を区別することができる。空気や蒸気の
ような圧縮性流体が流下する場合の方が、ドレンのよう
な非圧縮性流体が流下する場合よりも圧力低下が少な
く、従って高圧となるのである。この圧力差を圧力検出
部材で検出することにより、オリフィストラップが適正
にドレンのみを排出しているか否かが確認できる。空気
や蒸気を漏洩している場合はオリフィスを交換すること
等により適正な状態にもどすことができる。
り、オリフィスが空気や蒸気を流下しているのがドレン
を流下しているのかがその圧力差により確認することが
できる。すなわち、複数のオリフィスの間の圧力は、そ
こを空気や蒸気のような圧縮性流体が流下する場合と、
ドレンのような非圧縮性流体が流下する場合とで異なる
ことにより両者を区別することができる。空気や蒸気の
ような圧縮性流体が流下する場合の方が、ドレンのよう
な非圧縮性流体が流下する場合よりも圧力低下が少な
く、従って高圧となるのである。この圧力差を圧力検出
部材で検出することにより、オリフィストラップが適正
にドレンのみを排出しているか否かが確認できる。空気
や蒸気を漏洩している場合はオリフィスを交換すること
等により適正な状態にもどすことができる。
考案の効果 上記の様に本考案によれば、圧力検出部材を介してオリ
フィス間の圧力を検出することにより、容易にオリフィ
ストラップの作動状態を確認することができ、オリフィ
ストラップでの空気や蒸気漏洩あるいはドレンの滞留を
未然に防止することができる。
フィス間の圧力を検出することにより、容易にオリフィ
ストラップの作動状態を確認することができ、オリフィ
ストラップでの空気や蒸気漏洩あるいはドレンの滞留を
未然に防止することができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する（第
１図参照）。
１図参照）。
入口部材１と出口部材２を締結部材としての袋ナット３
で締結してトラップケーシングを形成する。入口部材１
と出口部材２の端部にはそれぞれ配管接続用のめねじ部
4,5を設ける。めねじ部4,5の間でトラップケーシング内
に形成されたほぼ円筒状の空間６に、入口４と出口５を
隔てる円板状の隔壁部材7,8をリング部材12を介して取
り付ける。隔壁部材7,8の外周とトラップケーシングの
内周は気密に仕上げてドレンや空気や蒸気の出口側への
漏洩を防止する。隔壁部材7,8のほぼ中央にオリフィス
9,10を設ける。オリフィス9,10の間に圧力検出部材とし
ての圧力センサー25をトラップケーシングを貫通して取
り付ける。検出した圧力は表示部26に表示される。ま
た、圧力センサー25で検出した信号を離れた所の監視室
（図示せず）に伝達することもできる。オリフィス10と
出口側のめねじ部５の間に耐熱強化ガラスやプラスチッ
ク等で円筒状に形成した透明な透視部材15を配する。出
口部材２の透視部材15に対向する箇所の一部に貫通孔1
6,17,18を設けて、透視部材15を介して内部が目視でき
るようにする。隔壁部材7,8およびオリフィス9,10はス
テンレス鋼やセラミックス等、あるいは各種表面処理等
を施してエロージョン損傷を起しにくくする。本実施例
においては、隔壁部材7,8とオリフィス9,10を一体に形
成したものを示したがそれぞれを別材料で製作してもよ
い。オリフィス径ｄは実際にトラップと取り付ける箇所
のドレン発生量に適応したものを選定する必要がある。
すなわち、オリフィス径ｄが小さすぎると発生するドレ
ンを速やかに排出することができず、オリフィス径ｄが
大きすぎるとドレンのみならず空気や蒸気も排出してし
まうこととなるのである。オリフィス9,10の径ｄはほぼ
同径とし、オリフィス９と入口側のめねじ部４の間に異
物を捕捉する籠形のフィルター11を配する。フィルター
11の一端は、隔壁部材７に形成したフィルター取り付け
用の溝13に嵌込み、他端を止め輪14で固定する。参照番
号20,21,22は各接続部を気密に維持するガスケットであ
る。
で締結してトラップケーシングを形成する。入口部材１
と出口部材２の端部にはそれぞれ配管接続用のめねじ部
4,5を設ける。めねじ部4,5の間でトラップケーシング内
に形成されたほぼ円筒状の空間６に、入口４と出口５を
隔てる円板状の隔壁部材7,8をリング部材12を介して取
り付ける。隔壁部材7,8の外周とトラップケーシングの
内周は気密に仕上げてドレンや空気や蒸気の出口側への
漏洩を防止する。隔壁部材7,8のほぼ中央にオリフィス
9,10を設ける。オリフィス9,10の間に圧力検出部材とし
ての圧力センサー25をトラップケーシングを貫通して取
り付ける。検出した圧力は表示部26に表示される。ま
た、圧力センサー25で検出した信号を離れた所の監視室
（図示せず）に伝達することもできる。オリフィス10と
出口側のめねじ部５の間に耐熱強化ガラスやプラスチッ
ク等で円筒状に形成した透明な透視部材15を配する。出
口部材２の透視部材15に対向する箇所の一部に貫通孔1
6,17,18を設けて、透視部材15を介して内部が目視でき
るようにする。隔壁部材7,8およびオリフィス9,10はス
テンレス鋼やセラミックス等、あるいは各種表面処理等
を施してエロージョン損傷を起しにくくする。本実施例
においては、隔壁部材7,8とオリフィス9,10を一体に形
成したものを示したがそれぞれを別材料で製作してもよ
い。オリフィス径ｄは実際にトラップと取り付ける箇所
のドレン発生量に適応したものを選定する必要がある。
すなわち、オリフィス径ｄが小さすぎると発生するドレ
ンを速やかに排出することができず、オリフィス径ｄが
大きすぎるとドレンのみならず空気や蒸気も排出してし
まうこととなるのである。オリフィス9,10の径ｄはほぼ
同径とし、オリフィス９と入口側のめねじ部４の間に異
物を捕捉する籠形のフィルター11を配する。フィルター
11の一端は、隔壁部材７に形成したフィルター取り付け
用の溝13に嵌込み、他端を止め輪14で固定する。参照番
号20,21,22は各接続部を気密に維持するガスケットであ
る。
入口部材１のめねじ部４から流入してきた一定量のドレ
ンは、フィルター11と第１のオリフィス９、リング部材
12の内周室すなわち圧力センサー25部、第２のオリフィ
ス10、および透視部材15の内部を通過して出口側５より
外部に排出される。この場合圧力センサー25で圧力を検
出することにより、オリフィス9,10がドレンを排出して
いるのか空気や蒸気をも排出しているのかがその圧力差
によりわかり、オリフィストラップとして正常に作動し
ているか否かが確認できる。また、貫通孔16,17,18およ
び透視部材15を介して内部情況を目視することにより、
液体としてのドレンを排出しているのか気体としての空
気や蒸気を排出しているのかわかり、さらに確実にオリ
フィストラップとしての作動を確認することができる。
空気や蒸気を漏洩していたりあるいは反対にほとんど何
も流下していない場合は、オリフィス９あるいは10を交
換することにより速やかに適正な状態にもどすことがで
きる。
ンは、フィルター11と第１のオリフィス９、リング部材
12の内周室すなわち圧力センサー25部、第２のオリフィ
ス10、および透視部材15の内部を通過して出口側５より
外部に排出される。この場合圧力センサー25で圧力を検
出することにより、オリフィス9,10がドレンを排出して
いるのか空気や蒸気をも排出しているのかがその圧力差
によりわかり、オリフィストラップとして正常に作動し
ているか否かが確認できる。また、貫通孔16,17,18およ
び透視部材15を介して内部情況を目視することにより、
液体としてのドレンを排出しているのか気体としての空
気や蒸気を排出しているのかわかり、さらに確実にオリ
フィストラップとしての作動を確認することができる。
空気や蒸気を漏洩していたりあるいは反対にほとんど何
も流下していない場合は、オリフィス９あるいは10を交
換することにより速やかに適正な状態にもどすことがで
きる。
第１図は本考案のオリフィストラップの実施例の断面図
である。 1:入口部材、2:出口部材 7,8:隔壁部材、9,10:オリフィス 11:フィルター、12:リング部材 15:透視部材、16,17,18:貫通孔 25:圧力センサー、26:表示部
である。 1:入口部材、2:出口部材 7,8:隔壁部材、9,10:オリフィス 11:フィルター、12:リング部材 15:透視部材、16,17,18:貫通孔 25:圧力センサー、26:表示部
Claims (1)
- 【請求項１】トラップケーシングで入口と出口を形成
し、該入口と出口を隔てる隔壁部材に複数個のオリフィ
スを設けてドレンを外部に排出するものにおいて、上記
複数のオリフィスの間に圧力検出部材を設けたことを特
徴とするオリフィストラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087490U JPH0740153Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | オリフィストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087490U JPH0740153Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | オリフィストラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0410194U JPH0410194U (ja) | 1992-01-28 |
| JPH0740153Y2 true JPH0740153Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31569802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5087490U Expired - Fee Related JPH0740153Y2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | オリフィストラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740153Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS48103200A (ja) * | 1972-04-07 | 1973-12-25 | ||
| JP5794653B1 (ja) * | 2015-05-27 | 2015-10-14 | 命得 金城 | スチームトラップ |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP5087490U patent/JPH0740153Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0410194U (ja) | 1992-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |