JP2740069B2 - ドアとドア枠との係止部構造 - Google Patents

ドアとドア枠との係止部構造

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JP2740069B2
JP2740069B2 JP4011556A JP1155692A JP2740069B2 JP 2740069 B2 JP2740069 B2 JP 2740069B2 JP 4011556 A JP4011556 A JP 4011556A JP 1155692 A JP1155692 A JP 1155692A JP 2740069 B2 JP2740069 B2 JP 2740069B2
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door
latch
frame
door frame
groove
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浩司 新藤
登志樹 近藤
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアにラッチを出退自
在に取り付けるとともに、前記ラッチを突出方向に付勢
し、前記ラッチを係止させるためのラッチ係止部をドア
枠に形成してあり、前記ラッチを、前記ドアの閉じ方向
側の側面が、先端側ほど前記ドアの開き方向側に傾斜す
る第1テーパー面となるように形成するとともに、前記
開き方向側の側面が、前記ドアのラッチ取り付け面にほ
ぼ垂直になるように形成して構成し、前記ドア枠の前記
ドア周部に対向する側の面に、断面ほぼコの字状の溝を
一体形成して、前記ラッチ係止部を、前記溝に形成して
あるドアとドア枠との係止部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のドアとドア枠との係止部構
造においてはドアの開閉方向側の前記ラッチ係止部の
両側面を、閉じたドア対するドア枠の対向面に対して
ほぼ垂直に形成して、ラッチ係止部を、横断面視でほぼ
コの字状の凹部に形成してあった。そして、ラッチが
ッチ係止部に係止しやすくなるように前記ラッチ係止
前記ドアの開閉方向の前後壁間の幅を、前記ラッチ
の肉厚よりもやや大きめに形成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によれば、ラッチ係止部横断面視形状をほぼコ
の字状の凹部に形成してあり、前記ドアの開閉方向の前
記ラッチ係止部の前後壁間の幅を、前記ラッチの肉厚よ
りもやや大きめに形成してあったために、ラッチ係止部
とラッチとの間に隙間が形成され、その結果、前記ラッ
チ係止部よりもドアの閉じ方向側の部位に、ドアに対す
るストッパーを設けてあったとしても、ドアを閉じた状
態で、ドアががたつきやすくなるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、ドアを閉じた状
態で、ドアががたつきにくいドアとドア枠との係止部構
造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかるドアとドア枠との係止部構造は、
前記ラッチ係止部、前記開き方向側が前記溝内で、前
記ドアに近接する側ほど前記開き方向側に傾斜する第2
テーパー面と、前記ドア枠の前記溝よりも前記開き方向
側外方の、前記閉じ方向側ほど前記ドアに近接するラッ
チ引退誘導用第3テーパー面とを屈曲形成したキャッチ
カバーを前記ドア枠に取り付けて形成してあることを特
徴とし、その作用効果は次ぎの通りである。
【0005】
【作用】つまり、上記のように構成してあるから、ドア
を閉じ操作すると、まず、ラッチの第1テーパー面が、
ドア枠に形成されたラッチ係止部の第3テーパー面に接
当し、その閉じ操作に伴って、前記ラッチが、第3テー
パー面に接当しながら突出方向への付勢力に抗して引
退する。なおも操作を続けると、引退した状態のラッチ
の先端部が、前記ドア枠に形成されたラッチ係止部の角
部に到達し、ラッチの先端部ドアの開き方向側の第1
角部が前記ラッチ係止部の角部を通過すると同時に、
記ラッチに対する付勢力によって、前記ラッチが前記ラ
ッチ係止部側に突出し、前記第2テーパー面に摺接案内
されながらラッチ係止部に入り込んでいく。この場合
前記ドアの開き方向側のラッチの側面を、前記ドアのラ
ッチ取り付け面にほぼ垂直に形成してあり、一方、ラッ
チ係止部の前記ドアの開き方向側の側面を前記ドアに
近接する側ほど前記ドアの開き方向側に傾斜する第2テ
ーパー面に形成してあるから、ラッチの前記第1角部
が、ラッチ係止部の第2テーパー面に摺接することによ
って前記ラッチの付勢力に、ドアの閉じ方向に向かう
分力を生ずるようになり、閉じ方向の力をドアにもたら
す結果、ドアが確実に閉まりやすくなる。このような構
成のラッチ係止部が、前記溝を形成してあるドア枠に、
板片からなるキャッチカバーを取り付けるだけで形成で
きるから、ドアとドア枠の係止構造が特別な加工を施す
ことなく簡単に構成できる。また、例えば、ラッチ係止
よりもドアの閉じ方向側の部位にストッパーを設け、
このストッパーにドアが接当した状態で、前記第1角部
が前記第2テーパー面上に位置するように構成すれば、
ドアが、ストッパーと第2テーパー面とに挟持されて、
閉じ状態でがたつかなくなる。このような構成において
は、ラッチを最も突出させるようにドアを位置させれ
ば、ラッチ係止部に対してラッチをドアの開閉方向に
ほぼ一定の位置に位置させることができるから、ドア
を、閉じ状態でがたつかなくするに際し、ラッチ係止部
やラッチの寸法誤差の影響を受けにくくすることがで
き、換言すれば、ラッチ係止部やラッチに多少の寸法誤
があっても、閉じ状態のドアががたつかなくなる。
【0006】
【発明の効果】従って、簡単な構造でありながら、ラッ
チの付勢力を利用して、ドアを確実に閉めやすくするこ
とができ、しかも、ラッチやラッチ係止部に多少の寸法
誤差があっても、閉じ状態のドアをがたつかなくするこ
とができるから、閉め勝手に非常に優れたドアとドア枠
との係止部構造を提供することができた。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ユニットバスの側壁1に出入
口用開口部2を形成するとともに、この開口部2に対し
てドア3を開閉自在に設けてユニットバスのドア部4を
構成してある。
【0008】前記開口部2は、アルミ製の第1、第2竪
枠5,9(ドア枠の一例)、上下枠6を、枠組みした状
態で床部7、側壁1に取り付けて形成してある。
【0009】前記ドア3は、強化ガラス板8の周縁部
を、アルミ製の第1竪框10、第2竪框11、上下桟1
2で枠組して構成してあり、上下2個の旗丁番14を介
して第2竪框11を第2竪枠9に取り付け、もってドア
3を開口部2に対して開閉自在に連結してある。そし
て、第1竪框10の上下方向中間部に、ドア開閉用のレ
バー15を取り付けるとともに、レバー15の回転に連
動して第1竪框10からその幅方向に出退するラッチ1
6を、その突出方向にスプリング30を介して付勢した
状態でレバー15の近傍に内蔵してある。前記ラッチ1
6の形状について詳述すると、図2に示すように、ラッ
チ16を形成する面で、前記ドア3の開閉方向側の両側
面のうち、前記ドア3の閉め方向側の側面は、横断面視
で先端側ほどドア3の開き方向側に傾斜する第1テーパ
ー面23に形成してあり、他方、ドア3の開き方向側の
側面29は、横断面視でドア3のラッチ取り付け面24
にほぼ垂直に形成してある。
【0010】前記第1、第2竪枠5,9の周面のうち、
側壁1の左右に沿う方向の一側面には、予め、横断面視
でほぼコの字状の溝18を、上下方向全長にわたって一
体形成してある。この溝18は、閉じたドアのラッチ1
6に対する係止部を形成するためのもので、ラッチ16
に対向して取り付けられる第1竪枠5にのみ必要となる
のであるが、本実施例では、第2竪枠9にも使用して左
右の竪枠5,9の兼用化を図ってある。この兼用化によ
って、竪枠の生産性を向上させることができる等の効果
が生じる。なお、第2竪枠9には、溝18側の面に、平
板25を介して丁番14をビス止めしてある。
【0011】第1竪枠5の前記溝18のうち、ラッチ1
6に対応する部位にはキャッチカバー20をビス止めし
て、前記ラッチ16を係止させるためのラッチ係止部
6を形成してある。このラッチ係止部26を形成する面
で、ドア3の開閉方向側の両側面のうち、前記ドアの開
き方向側の側面は、横断面視でドア3に近接する側ほど
前記ドア16の開き方向側に傾斜する第2テーパー面2
7に形成してあり、また、閉じたドアの前記ラッチ16
に対向する面で、ラッチ係止部26よりもドア3の開き
方向側の部位には、ドア3の閉じ方向側ほどドア3に近
接するラッチ引退誘導用第3テーパー面28を設けてあ
る。
【0012】前記第1、第2竪枠5,9に上記のような
溝18を一体形成したことで、キャッチカバー20を取
り付けるだけでラッチ係止部26を形成でき、いちいち
ドア3のラッチ16に対する係止部のための凹部を加工
しなくてもよいという利点があるが、それに加えて、溝
18に隣接する凸部21がリブの役割を果たし、第1竪
枠5の構造上の強度を向上させるという利点もある。
【0013】〔別実施例〕 上記の実施例では、ユニットバスのドア部4について説
明したが、ユニットバス以外の通常のドア部であっても
本発明は適用できる。
【0014】また、上記の実施例のような立軸周りに揺
動して開閉するドアに限られず、水平軸周りに揺動して
開閉するドアであってもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアの斜視図
【図2】ドアとドア枠との係止部の横断面図
【符号の説明】
3 ドア 5 ドア枠 16 ラッチ18 溝 20 キャッチカバー 23 第1テーパー面 26 ラッチ係止部 27 第2テーパー面 28 第3テーパー面 29 側面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア(3)にラッチ(16)を出退自在
    に取り付けるとともに、 前記ラッチ(16)を突出方向に付勢し、前記ラッチ
    (16)を係止させるためのラッチ係止部(26)をド
    ア枠(5)に形成してあり、前記ラッチ(16)を、前
    記ドア(3)の閉じ方向側の側面が、先端側ほど前記ド
    ア(3)の開き方向側に傾斜する第1テーパー面(2
    3)となるように形成するとともに、前記開き方向側の
    側面(29)が、前記ドア(3)のラッチ取り付け面
    (24)にほぼ垂直になるように形成して構成し、前記
    ドア枠(5)の前記ドア(3)周部に対向する側の面
    に、断面ほぼコの字状の溝(18)を一体形成して、前
    記ラッチ係止部(26)を、前記溝(18)に形成して
    あるドアとドア枠との係止部構造であって、 前記ラッチ係止部(26)を、前記開き方向側が前記溝
    (18)内で、前記ドア(3 )に近接する側ほど前記開
    き方向側に傾斜する第2テーパー面(27)と、前記ド
    ア枠(5)の前記溝(18)よりも前記開き方向側外方
    の、前記閉じ方向側ほど前記ドア(3)に近接するラッ
    チ引退誘導用第3テーパー面(28)とを屈曲成したキ
    ャッチカバー(20)を前記ドア枠(5)に取り付けて
    形成してあるドアとドア枠との係止部構造。
JP4011556A 1992-01-27 1992-01-27 ドアとドア枠との係止部構造 Expired - Lifetime JP2740069B2 (ja)

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US9206622B2 (en) 2013-03-14 2015-12-08 Flexible Security Llc Energy absorbing lock systems and methods
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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