JP2739699C - - Google Patents

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JP2739699C
JP2739699C JP2739699C JP 2739699 C JP2739699 C JP 2739699C JP 2739699 C JP2739699 C JP 2739699C
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【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、カラー複写機等の各種画像形成装置に用いられる転写装置に係り、
特に、転写ドラムを有する転写ユニットが装置本体側に対して着脱自在に設けら
れた転写装置に関する。 (従来技術) 従来の画像形成装置例えば、カラー複写機においては、各色用に色分解された
潜像を感光体ドラム上に繰返し形成し、これを各色のトナーで順次現像するとと
もに、その都度転写紙に転写する方式が一般的である。このような重ね合わせ転
写に供するため、感光体ドラムに対向接触して転写紙を保持する転写ドラムが用
いられる。ここに、転写ドラムは中空枠状に形成されており、その内部に感光体
ドラム側に対向するようにして転写チャージャが配設されている。そして、この
転写チャージャから高圧電圧で放電が行なわれることによって転写作用が行なわ
れるようになっている。 ところが一般に、上記転写ドラムを有する転写装置は、装置本 体内に固定される構造となっているため、転写ドラムのドラム交換や点検を行な
うためにドラム自体を装置側から取外す場合において、転写ドラムの着脱作業に
非常に手間がかかり面倒である。また作業に危険が伴う上に、作業中に転写ドラ
ムに巻付けられている薄層状フィルムを窪ませたり破損させたりすることもしば
しばある。さらにこのような問題は、転写ドラムと感光体ドラムとの間に挟み込
まれたジャム紙を取出す場合にも同様に生じることとなる。 このような転写装置における問題を解消するために、転写ドラムおよびこの転
写ドラムに付設される各種部品をユニット化しておくとともに、この転写ユニッ
トを装置本体側に対して所定の着脱機構を介して保持させる構造となし、転写装
置のメンテナンス時等において転写ユニット全体を装置の外部側へ引出すことが
できるようにしたものが従来から開発されている。 しかし、従来の転写ユニット着脱機構は構造が複雑であるので、上記のような
作業性は相変わらず良くないという問題がある。 (目的) そこで本発明は、このような従来の転写装置の問題点を解消し、転写ユニット
の着脱作業を極めて容易に行うことができるようにした転写装置を提供すること
を目的とする。 (構 成) 上記目的を達成するため第1の発明は、画像形成装置本体に対して引き出し可
能に設けられた枠体と、その枠体内に回転可能に設置された転写ドラムと、その
転写ドラムの軸方向と平行になるように上記枠体に設けられた支持軸と、上記転
写ドラムの両端部 に各々配置され、一方が転写ドラムの回転中心位置上で転写ドラムと連結され、
他方が上記支持軸に連結された第1揺動体及び第2揺動体と、上記第1揺動体お
よび第2揺動体を揺動させる回動自在なる操作レバーと、上記操作レバーの一方
向への回動にともない上記転写ドラムを感光体に接触するセット位置に保持し、
他方向への回動にともない上記転写ドラムを感光体から離間する解除位置に保持
する保持手段と、上記操作レバーの上記一方向への回動にともない上記枠体を画
像形成装置本体に対して固定状態とし、上記他方向への回動にともない上記枠体
を画像形成装置本体から引き出し可能な状態にするセット手段とを備え、上記操
作レバーの回動により上記保持手段と上記セット手段が連動し、上記転写ドラム
が上記感光体に対し上記保持手段により上記セット位置に保持された状態では、
上記セット手段により前記枠体は画像形成装置本体から引き出せない固定された
状態となり、上記枠体が画像形成装置本体から引き出されない位置で、上記保持
手段により上記転写ドラムが上記感光体から離間した解除位置に保持され且つ上
記枠体が上記セット手段により画像形成装置本体から引き出し可能な状態にセッ
トされることを特徴としている。 また第2の発明は、上記保持手段により転写ドラムが解除位置に保持された状
態にある上記枠体を上記操作レバーにより画像形成装置本体から引き出すことを
特徴としている。 このような構成からなる転写装置においては、転写ドラムを有する転写ユニッ
トが、ユニット着脱機構を介して装置本体側に容易に装脱されるとともに、転写
ドラムが、ドラム着脱機構を介して転写ユニット側に容易に装脱されるようにな
っている。 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 第1図は、本発明をカラー転写機に適用した実施例を示しており、転写ユニッ
ト1が装置本体側に対して装脱可能に設置されるものである。 すなわち、転写ドラム2を有する転写ユニット1の枠体3は、後述する装置本
体側の上下のガイドレール4,5の間に出し入れ自在に支持されている。転写ユ
ニット1の上記枠体3は、所定間隔離して対向配置される手前側の側板31の奥
側の側板32とを上枠33および下枠34により上下から挟むようにして連結し
てなるものである。これらの枠体3を構成する両側板31,32および上枠33
、下枠34は、それぞれ転写ドラム2の回転振動を吸収する制振部材から形成さ
れている。制振部材としては、新日鐵製バイブレス材や硬質の防振ゴム等を用い
ることができる。 上記下枠34には、その長手方向に所定間隔離して支持板35および36が設
けられており、これらの両支持板35,36によって支持軸6が回転しない状態
で支承されている。これら両支持板35,36および支持軸6も転写ドラム2の
回転振動を吸収する制振部材から形成されている。また上記支持軸6には、所定
間隔隔離して第1揺動体である揺動板7および第2揺動体である揺動アーム8が
取り付けられている。これら揺動板7および揺動アーム8も転写ドラム2の回転
振動を吸収する制振部材から形成されている。上記揺動板7のボス部71は、支
持軸6に対して回転自在かつ軸方向に摺動自在に装着されるとともに、上記揺動
アーム8のボス部81は、支持軸6側に回転自在かつ軸方向に摺動不可能に装着
されている。また、上記支持軸6の各揺動板7および 揺動アーム8の近傍部分には、揺動規制体61,62がそれぞれ固定されている
。この各揺動規制体61,62は、斜め上方に延出する係止部61a,62aを
有し、これら各係止部61a,62aに対して、前記揺動板7および揺動アーム
8側にそれぞれ軸方向に突出するように設けられた係合ピン72および82がそ
れぞれ当接されることにより、揺動板7および揺動アーム8の各揺動運動がその
位置でそれぞれ規制されるようになっている。 さらに、上記揺動板7および揺動アーム8の各揺動側部分の間に、前記転写ド
ラム2の固定軸21が取付けられている。すなわち、上記揺動板7の揺動側部分
は、転写ドラム2のドラム径よりやや小さい直径を有する円板状に形成されてお
り、その円板部の中央部分に上記固定軸21の一端部分が嵌挿されている。そし
て上記固定軸21の揺動板7から突出する部分に、Eリングから形成されるスナ
ップ73が装着されることにより固定軸21が回転自在に支持されるようになっ
ている。また、揺動板7の周縁部後端部分すなわち感光体ドラムに対向する側の
反対側部分には、座板74が設置されている。この座板74と枠体3の側板31
に突設された支持板31aとの間には、コイルバネ75が装着されており、この
コイルバネ75の押圧力によって揺動板7が前部側すなわち感光体ドラム側に付
勢されるようになっている。 なお、上記揺動板7の円板部には、転写ドラム2のドラム端部の内周部を回転
自在に支持する複数のコロが設けられている。また、枠体3の側板31の下方部
分は三角状に斜めに切欠かれており、上記揺動板7が所定の角度まで揺動された
ときに、揺動板7が軸方向に側板31を越えて摺動し、抜出すことができるよう
に なされている。 一方、上記揺動アーム8の揺動側部分には、ボス部83が設けられており、こ
のボス部83に上記固定軸21が回転自在に支承されている。この揺動アーム8
も上記揺動板7と同様に、ボス部83の後端部分すなわち感光体ドラムに対向す
る側の反対側部分には、図示を省略した座部が設置されているとともに、この座
部と枠体3の側板32側に突設された支持板32aとの間にコイルバネ84が装
着されており、このコイルバネ84の押圧力によって揺動アーム8が前部側すな
わち感光体ドラム側に付勢されるようになっている。 転写ドラム2は、第2図にも示すように、ドラム枠体22を主体として構成さ
れている。このドラム枠体22は、中空円筒体の側壁部の一部を軸方向に帯状に
残して画像形成幅分を切欠いてなるものであり、両端部の環状体部どうしをつな
いでいる帯状体部に、転写紙把持用のシートグリッパー23が設けられている。
このシートグリッパー23は、軸24を介してドラム枠体22に枢支されたもの
で、軸24の一端は、L字状に折曲げられている。このL字状折曲げ部は、転写
ドラム2の回転とともに図示を省略したコントロールカムに係合してシートグリ
ッパー23を開閉するように機能するものである。さらに、上記ドラム枠体22
には、切欠部を充分覆うようにして誘電体フィルム25が巻付けられている。 また、上記ドラム枠体22の奥側環状部分の内部には、転写ドラム2を回転駆
動させるアウターロータモータ26が取付けられている。このアウターロータモ
ータ26は、上記固定軸21側に 固定されたステータと、このステータの外側回りに回転自在に取付けられたアウ
ターロータとを有するものである。そして、アウターロータの周縁部は、上記ド
ラム枠体22の周端部に固定されており、アウターロータの回転駆動力によりド
ラム枠体22が回転駆動されるようになっている。このアウターロータモータ2
6に対するリード電線27は、中空状の固定軸21の内部空間を通って外部に引
出され、その端部に接続プラグ28が設けられている。この接続プラグ29は、
枠体3の奥側の側板32に取付けられたブラケット32bに固定されており、後
述する装置本体側の接続ジャック側に連結されるように配置されている。 さらに、上記アウターロータモータ26が取付けられたドラム枠体22の奥側
環状部分の周端縁部には、位置決め用の凹部22aが切欠形成されており、この
凹部22aにアウターロータの周端円部に突設された同じく位置決め用の凸部2
6aが嵌合されるようになっている。上記凹部22aは、前記シートグリッパー
23の設置位置の側部に形成されている。また、アウターロータの上記位置決め
用凸26a部が設けられた部分に対向する位置には、回転バランスをとるバラン
ス部材としてのバランシングウェイト29がねじ止めされている。このバランシ
ングウェイト29は、アウターロータの外周部に沿うように取付けられる円弧状
の帯板部材から形成されている。 一方、前記支持軸6の揺動板7を装着する部分よりさらに手前側に延出される
軸端部分には、操作レバー9が取付けられている。この操作レバー9は、前記揺
動板7と同様に、支持軸6に対して軸方向に摺動自在かつ回転方向に係合される
ように装着されてお り、Eリングから形成されるスナップ91によって支持軸6側から外れないよう
に止められている。また、この操作レバー9と前記揺動板7とは、接続板92に
よって両者が同様な揺動運動を行なうように連結されている。さらに、上記操作
レバー9の揺動側延出部分には、該操作レバー9の長手方向に沿って往復移動さ
れる細長板状の係止片93が重ね合せるようにして装着されている。この係止片
93は、操作レバー9に形成された2つの長穴に遊嵌されるピン94およびノブ
95により操作レバー9に側取付けられており、ノブ95を上下に動かすことに
よって係止片93も同様に上下動されるようになっている。さらにまた、上記係
止片93の上端部分は、枠体3の側板31に固定された位置決めブラケット96
側に上下方向に係合・離脱されるように延出されているとともに、その下端部分
は、コイルバネ97によって上方側に押圧付勢されている。上記位置決めブラケ
ット96は、円弧状に湾曲形成された帯状の板部材から形成されており、上記操
作レバー9の揺動方向に所定間隔離して2つの係合穴96aおよび96bが形成
されている。これら各係合穴96aおよび96bは、上記係止片93の先端部を
受入れるように設けられるものであり、一方の係合穴96bが転写ドラム2のセ
ット位置に対応して形成されているとともに、他方の係合穴96aは、転写ドラ
ム2のセット解除位置に対応して形成されている。上記係止片93は、これら係
合穴96b,96aのいずれかに嵌合されることとなる。これら93、96、9
6a、96b及び97により保持手段が構成されている。 さらに、前記操作レバー9の揺動中心部からは、止めレバー9 8がL字を形成するように延出されている。この止めレバー98は、転写ユニッ
ト1全体を装置本体側に装着した際に、後述する装置本体側に設けられた溝部に
嵌合されるようになっている。また、前記支持軸6の奥側端部分すなわち揺動ア
ーム8側から側板32を貫通して外方に延出する軸端部分は、後述する装置本体
側の位置決め穴にコイルバネ63を介して嵌挿されるようになされている。 装置本体側に設置される前記上ガイドレール4および下ガイドレール5は、横
断面略コ字状をなす所定長さのレール部材から構成されており、各レール4,5
のコ字状断面の開放部が互いに向合わせるようにして設置されている。そして、
これら上ガイドレール4と下ガイドレール5との間部分に転写ユニット1の枠体
3が出し入れ自在に保持されるようになっている。また、上記上ガイドレール4
には、転写ユニット1の枠体3を上下側から弾力的に押圧せしめる防振機構とし
ての板バネ41が2箇所設置されている。一方、下ガイドレール5の手前側端部
部分には、前記転写ユニット1側から延出される止めレバー98を受入れる切欠
溝51が形成されており、上記止めレバー98がこの切欠溝51内に嵌合された
場合には、転写ユニット1の全体がその位置に係止されることとなる。これら5
1及び98によりセット手段が構成されている。さらに、下ガイドレール5の奥
側端部には、電力供給用の接続ジャック52を取付けるブラケット53が設置さ
れている。上記接続ジャック52は、転写ユニット1を装着した際に、該転写ユ
ニット1側の接続プラグ28に連結されるように位置設定されている。また、上
記ブラケット53には、位置決め穴54 が貫通形成されており、この位置決め穴54に対して、転写ユニット1側の支持
軸6の軸端部が嵌挿されて転写ユニット1の位置決めが行なわれるようになって
いる。この場合、転写ユニット1の全体は、コイルバネ63の押圧力によって手
前側に付勢されるようになっている。 このような実施例において転写ユニット1を装置本体側から引出すには、まず
、操作レバー9のノブ95を下方に押し下げて係止片93を転写ドラム2のセッ
ト位置であるブラケット96の係合穴96bから外す。その状態で、上記操作レ
バー9を後方側すなわち感光体ドラムから離れる方向に揺動させると、転写ドラ
ム2の全体も同様に感光体ドラムから離れるように揺動される。そして、上記操
作レバー9が転写ドラム2のセット解除位置であるブラケット96の係合穴96
aに達したら、ノブ95を開放する。これによって上記係止片93は、コイルバ
ネ97の付勢力により上方に押出されて上記係合穴96aに嵌合され、転写にラ
ム2がその位置すなわち解除位置に保持されることとなる。 一方、上記操作レバー9の揺動によって、止めレバー98が装置本体側の下ガ
イドレール5に設けられた係止溝51から離脱され、転写ユニット1の全体が引
出し可能な状態になされる。そして、転写ユニット1を手前側に引出した後、転
写ユニット1に対して所定の作業が施されることとなる。さらに、転写ドラム2
のドラム交換作業等を行なう場合には、操作レバー9の係止片93を外して操作
レバー9を再び自由状態になし、該操作レバー9を転写ドラム2のセット位置よ
りもさらに第1図手前側に倒す。このとき、揺動板7および揺動アーム8に付設
された係止ピン72 および82が、支持軸6に固定された各揺動規制体61,62の係止部61a,
62aに当接される位置において、転写ドラム2は保持されることとなる。この
状態で固定軸21のスナップ73および支持軸6のスナップ91を取外せば、操
作レバー9と揺動板7とを一体的に軸方向に抜出すことが可能となる。これによ
り、ドラム交換やフィルム交換等の保守整備作業が安全かつ効率的に実行される
こととなる。転写ドラム2からジャム紙を取出す場合も同様な操作で行なうこと
ができる。 転写ユニット1を装置本体側に装着する場合には、上述した引出し操作と全く
逆の操作を施せば良いこととなる。なおこの場合に、操作レバー9を何等操作す
ることなく自動的に装着工程を行なわせる機構や、転写ユニット1が正規の位置
にセットされていない時に装置本体のドアがしまらなくするような機構を装備す
ることは容易になしうる。 装置本体内にセットされた転写ユニット1は、上方側から板バネ41により弾
性的に押圧保持されているため、転写ドラム2の駆動モータ26等に基づく振動
は板バネ41に吸収される。したがって、転写ユニット1が装置本体側と共振現
象を起こしてしまうような事態は完全に回避されることとなる。 また、転写ユニット1の枠体3を構成する両側板31,32および上枠33、
下枠34さらに両支持板35,36および支持軸6のそれぞれは、転写ドラム2
の回転振動を吸収する制振部材から形成されている。したがって、転写ドラム2
の回転に伴う振動をこれらの部材により抑制させることができ、転写ドラム2を
より高速で回転駆動させることができる。 また第3図に示す実施例では、支持軸6の揺動板7が装着される部分は、横断
面D字形状に形成されているとともに、上記揺動板7のボス部71には、同じく
D字形状の横断面を有する取付け穴が貫通形成されている。そして、この揺動板
7のボス部71が、支持軸6に対して軸方向に揺動自在かつ回転方向に係合され
るように装着されている。一方、上記揺動アーム8のボス部81は支持軸6側に
固定されている。 また、前記支持軸6の揺動板7を装着する部分よりさらに手前側に延出される
軸端部分には、操作レバー90が取付けられている。この操作レバー90は、前
記揺動板7と同様に、支持軸6に対して軸方向に摺動自在かつ回転方向に係合さ
れるように装着されており、Eリングから形成されるスナップ901によって支
持軸6側から外れないように止められている。また、この操作レバー90と前記
揺動板7とは、接続板902によって両者が同様な揺動運動を行なうように連結
されている。さらに、上記操作レバー90の揺動側端部には、軸方向に延在する
ボス部903が設けられており、このボス部903には、同じく軸方向に往復移
動される細長棒状の係止ピン904が装着されている。この係止ピン904の手
前側端部には、ノブ905が取付けられている。さらにまた、上記係止ピン90
4の奥側端部分は、枠体3の側板31に形成された2つの位置決め係合穴906
aおよび906bに嵌挿されるようになっている。これらの係合穴906aおよ
び906bは、前記操作レバー90の揺動方向に所定間隔離して形成されており
、一方の係合穴906bが転写ドラム2のセット位置に対応して形成されている
とともに、他方の係合穴906aは、転 写ドラム2のセット解除位置に対応して形成されている。上記係止ピン904は
、これらの係合穴906b,906aのいずれかに嵌合されることとなる。 このように構成しても前記実施例と同様な作用・効果を得ることができる。 (効 果) 以述べたように本発明によれば、操作レバーの回動操作により、転写ドラムを
感光体ドラムに接触するセット位置と感光体ドラムから離間する解除位置に切り
換え自在に保持することができるとともに、操作レバーの回動にともない、枠体
を画像形成装置本体に対して固定状態又は画像形成装置本体から引き出し可能な
状態にセットできるので、操作レバーの回動操作により、転写ドラムを、感光体
ドラムから離間した解除位置に保持し、かつ、枠体を、画像形成装置本体から引
き出し可能な状態にセットできる。よって、操作レバーの回動操作にともない
写ドラム画像形成装置本体から取り出すことができるので、転写ドラムの交換、
点検や、ジャム紙取り出しの際の操作性、作業性、及び作業の安全性を著しく向
上させることができる。よって、熟練者ではない一般の使用者でも、転写ドラム
を引き出しまたは格納する際の転写ドラムによる感光体の損傷を確実に防止する
ことができ、そのような転写ドラムの引き出しと格納操作を極めて簡単に行うこ
とができる。もちろん、サービスマンなどの熟練者に対してもメンテナンスの際
の作業ミスなどを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における転写ユニットの全体を表わし た外観斜視図、第2図は転写ドラムの外観斜視図、第3図は本発明の他の実施例
における転写ユニットの一部を表わした外観斜視図である。 1……転写ユニット、2……転写ドラム、3……枠体、4,5……ガイドレール
、6……支持軸、7……第1揺動体である揺動板、8……第2揺動体である揺動
アーム、9……操作レバー、51,98……セット手段、93,96,96a,
96b,97……保持手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.画像形成装置本体に対して引き出し可能に設けられた枠体と、 その枠体内に回転可能に設置された転写ドラムと、 その転写ドラムの軸方向と平行になるように上記枠体に設けられた支持軸と、 上記転写ドラムの両端部に各々配置され、一方が転写ドラムの回転中心位置上
    で転写ドラムと連結され、他方が上記支持軸に連結された第1揺動体及び第2揺
    動体と、 上記第1揺動体および第2揺動体を揺動させる回動自在なる操作レバーと、 上記操作レバーの一方向への回動にともない上記転写ドラムを感光体に接触す
    るセット位置に保持し、他方向への回動にともない上記転写ドラムを感光体から
    離間する解除位置に保持する保持手段と、 上記操作レバーの上記一方向への回動にともない上記枠体を画像形成装置本体
    に対して固定状態とし、上記他方向への回動にともない上記枠体を画像形成装置
    本体から引き出し可能な状態にするセット手段とを備え、 上記操作レバーの回動により上記保持手段と上記セット手段が連動し、 上記転写ドラムが上記感光体に対し上記保持手段により上記セット位置に保持
    された状態では、上記セット手段により前記枠体は画像形成装置本体から引き出
    せない固定された状態となり、 上記枠体が画像形成装置本体から引き出されない位置で、上記保持手段により
    上記転写ドラムが上記感光体から離間した解除位置に保持され且つ上記枠体が上
    記セット手段により画像形成装置本体から引き出し可能な状態にセットされるこ
    とを特徴とする転写装置。 2.上記保持手段により転写ドラムが解除位置に保持された状態にある上記枠体
    を上記操作レバーにより画像形成装置本体から引き出すことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の転写装置。

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