JP2738335B2 - 昇圧回路 - Google Patents

昇圧回路

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JP2738335B2
JP2738335B2 JP7095303A JP9530395A JP2738335B2 JP 2738335 B2 JP2738335 B2 JP 2738335B2 JP 7095303 A JP7095303 A JP 7095303A JP 9530395 A JP9530395 A JP 9530395A JP 2738335 B2 JP2738335 B2 JP 2738335B2
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    • H03K2217/0036Means reducing energy consumption

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇圧回路に関し、特
に、電源電圧供給用端子と出力電圧取り出し用端子との
間にこの方向に順方向となるように直列接続されたダイ
オード接続のMOS電界効果型トランジスタと、その直
列接続点に接続されたコンデンサとを含み、外部からの
周期的信号入力に基づくチャージポンプ動作により電源
電圧以上の電圧を発生させる構成の昇圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の昇圧回路の一例の回路図
を、図6(a)に示す。同図を参照して、この昇圧回路
では、電源端子1と出力端子2との間に、2つのnチャ
ネル型MOSトランジスタ(以後、nMOSトランジス
タと記す)QN2,QN3が直列に接続されており、その直
列接続点にコンデンサCの一方の電極板が接続されてい
る。コンデンサCの他方の電極板は、入力端子3に接続
されている。2つのMOSトランジスタQN2,QN3はそ
れぞれ、ドレイン電極とゲート電極とが共通に接続され
た、いわゆるダイオード接続となっており、トランジス
タQN2はドレイン(ゲート)電極が電源端子1に接続さ
れ、ソース電極がコンデンサCの一方の電極板(節点N
D )に接続されている。一方、トランジスタQN3はドレ
イン(ゲート)電極が節点ND に接続され、ソース電極
が出力端子3に接続されている。従って、これら2つの
MOSトランジスタQN2,QN3は、電源端子1から出力
端子2の方向に順方向になるようにして直列に接続され
たpn接合ダイオードと等価になる。この昇圧回路にお
いて、電源端子1には、直流電源電圧VDDが与えられて
いる。入力端子3には、振幅が0〜VDDのクロック信号
CLKが入力される。そして、出力端子2から、以下に
述べる動作により電源電圧VDD以上に昇圧された出力電
圧VOUT が取り出される。
【0003】以下に、この昇圧回路の動作を、図6
(b)に示すタイミングチャートを参照して説明する。
図6(b)において、 (1)時刻t0 〜t1 の期間 入力クロック信号CLKは0Vである。又、節点ND
電圧は、電源電圧VDDよりMOSトランジスタQN2のし
きい値電圧VTNの分だけ低くなった電圧VDD−VTNであ
る。このとき、コンデンサCの蓄積電荷Qは、コンデン
サCの容量値をCとして、 Q=(節点ND の電圧−入力端子3の電圧)×コンデンサCの容量値 ={(VDD−VTN)−0}×C である。又、出力端子2の電圧VOUT は、節点ND の電
圧よりnMOSトランジスタQN3のしきい値電圧VTN
分だけ低い電圧(VDD−VTN)−VTN=VDD−2VTN
なる。 (2)時刻t1 〜t2 の期間 クロック信号CLKが、0VからVDDに変化する。する
と、コンデンサCは上記(1)における動作で蓄積され
た電荷Qを保持しようとする。従って、 Q=(節点ND の電圧−入力端子3の電圧)×コンデンサCの容量値 =〔{VDD+(VDD−VTN)}−VDD〕×C となり、節点ND の電圧は、VDD+(VDD−VTN)=2
DD−VTNとなる。
【0004】このとき、出力端子2の電圧VOUT は、節
点ND の電圧よりnMOSトランジスタQN3のしきい値
電圧VTNの分だけ低い電圧(2VDD−VTN)−VTN=2
DD−2VTNとなる。すなわち、電源電圧VDD以上の電
圧が出力される。一方、nMOSトランジスタQN2は、
ゲート電極(電源端子1)の電圧よりソース電極(節点
D )の電圧の方が高いので、オフ状態となる。 (3)時刻t2 〜t3 の期間 クロック信号CLKがVDDから再度0Vに変化する。す
ると、コンデンサCは上述の(1)の動作で蓄積された
電荷Qを保持しようとする。従って、 Q=(節点ND の電圧−入力端子3の電圧)×コンデンサCの容量値 ={(VDD−VTN)−0}×C となり、節点ND の電圧は、VDD−VTNとなる。
【0005】このとき、nMOSトランジスタQN2は、
ゲート電極(電源端子1)とソース電極(節点ND )と
の間の電圧差がVTNとなるのでオン状態となる。ところ
が、節点ND の電圧がVDD−VTNより高くなろうとする
とnMOSトランジスタQN2のゲート電圧とソース電圧
との差(ゲート・ソース間電圧)がVTNより小さくなる
ので、nMOSトランジスタQN2はオフ状態となる。そ
の結果、節点ND の電圧は、VDD−VTNで落着くことに
なる。一方、nMOSトランジスタQN3は、ゲート電極
(節点ND )の電圧に対してソース電極(出力端子2)
の電圧の方が高いので、オフ状態となる。従って、上記
(2)の動作で得られた出力端子2の電圧VOUT =2V
DD−2VTNはそのまま保たれ、電源電圧VDD以上の電圧
が出力し続けることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の昇圧回
路は、特に電源電圧VDDが高いときの消費電流が大きい
という特性を示す。以下にその説明を行う。
【0007】これまでの動作説明から判るように、昇圧
回路における消費電流の大部分はコンデンサCの充放電
電流である。そこでいま、昇圧動作時のコンデンサCに
おける充放電電流iについて考えると、 i=(クロック信号CLKの周波数)×(クロック信号CLKの振幅)×(コ ンデンサCの容量値C) であって、クロック信号CLKの振幅vとコンデンサC
の容量値とに比例している。ここで、図6(a)に示す
従来の昇圧回路では、コンデンサCに印加されるクロッ
ク信号CLKは、振幅が0VとVDDとの間のフル振幅と
なっている。つまり、v=VDDである。従って、 i=f・VDD・C (但し、fは、クロック信号CLK
の周波数) である。
【0008】ところで、昇圧回路として、例えば半導体
LSIに用いられる昇圧回路のように、他の信号処理回
路や入出力回路などと共に1チップ上に内蔵されるもの
を考えると、昇圧回路の電源電圧VDDはそのLSIに供
給される電源電圧によって決まる。そしてそのLSIの
電源電圧は、仕様が例えば3.0〜6.0Vなどのよう
に幅を持ち、その仕様の範囲内でユーザが適宜選択すべ
きものであってメーカが恣意的に一定値に固定できるも
のではない。従って、メーカはLSIの電源電圧が低い
場合でも十分な昇圧比が得られるように、通常、コンデ
ンサCに大きな容量値のものを用いることが多い。
【0009】その場合、例えば3.0Vというような低
い電源電圧を用いるLSIでは、昇圧回路におけるクロ
ック信号CLKの振幅vも小さいことからコンデンサC
の充放電電流も小さく、従って、昇圧回路全体の消費電
流も小さくてすむ。又、昇圧比も適当であるので、都合
が良い。一方、例えば6.0Vというような高い電源電
圧を用いるLSIでは、その電源電圧に比例してコンデ
ンサCの充放電電流が大きくなり、昇圧回路の消費電流
も大きくなる。しかも、昇圧後の電圧が高すぎるときに
は、これを適当な電圧に再度降圧することが必要とな
り、そこでも消費電流が増大することになる。
【0010】従って、本発明は、電源電圧が低いときは
従来と同等の昇圧比、消費電流で、しかも電源電圧が高
いときの消費電流が小さい、低消費電力性に優れた昇圧
回路を提供することを目的とするものである。
【0011】本発明の昇圧回路は、電源電圧供給端子と
出力端子との間にこの方向に順方向になるように直列接
続された整流素子と、一方の電極板がそれら整流素子の
直列接続点に接続されたコンデンサとを少なくとも含
み、入力端子に外部から与えられる周期的信号を前記コ
ンデンサの他方の電極板に入力して前記直列接続点の電
圧を周期的に変化させることにより、前記出力端子に前
記電源電圧より高い電圧を発生させる構成の昇圧回路に
おいて、前記入力端子から前記コンデンサへの信号伝達
経路中に、前記電源電圧供給端子から供給される電源電
圧が所定の値より低であるか高であるかに応じて開・閉
するアナログスイッチを内蔵する振幅制限手段を備え、
高レベルにあるときの前記入力端子への周期的信号を、
前記アナログスイッチの開・閉に応じて、直接又は高レ
ベル側を電源電圧より低く電源電圧の変化には関わりの
ない一定電位に振幅制限して、前記コンデンサに入力
ることを特徴とする。
【0012】上記の振幅制限手段は、前記入力端子から
前記コンデンサに至る信号伝達経路中に設けられて、前
記入力端子に印加される信号を、その振幅の高レベル側
を降圧して前記コンデンサに出力するレベル変換素子
と、前記レベル変換素子に並列に接続されて、導通状態
のとき前記レベル変換素子に対するバイパスを形成する
スイッチ素子とを含んでなる。
【0013】そして、前記レベル変換素子がエンハンス
メント型はnチャネル型のMOS電界効果型トランジス
タで構成されると共に、その降圧作用が前記MOS電界
効果型トランジスタに与えられたゲート電圧に対するし
きい値落ち現象に基づくものであり、又、前記スイッチ
素子がエンハンスメント型でpチャネル型のMOS電界
効果型トランジスタで構成されていることを特徴とす
る。
【0014】又、上述の昇圧回路に対して、電源電圧か
らその電源電圧以下の定電圧を発生し、発生した定電圧
を前記nチャネル型MOS電界効果型トランジスタのゲ
ート電圧として与えることにより、前記降圧後の信号の
高レベル側の電圧を指定する手段と、前記pチャネル型
MOS電界効果型トランジスタを電源電圧の高低に応じ
て導通、非導通させることにより、前記入力端子に印加
された周期的信号が高レベルにあるときの前記コンデン
サへの信号伝達経路を、電源電圧の高低に応じて、電源
電圧が高のときは前記nチャネル型MOS電界効果型ト
ランジスタ側とし、電源電圧が低のときは前記pチャネ
ル型MOS電界効果型トランジスタ側とするように制御
する手段とを内蔵させたことを特徴とする。
【0015】上記の昇圧回路は、電源電圧供給端子と出
力端子との間にこの方向に順方向になるように直列接続
されたnチャネル型でダイオード接続の第1,第2のM
OS電界効果型トランジスタと、一方の電極板がそれら
第1,第2のMOS電界効果型トランジスタの直列接続
点に接続されたコンデンサと、入力端子と前記コンデン
サの他方の電極板との間に電流経路を成すように接続さ
れたエンハンスメント型でnチャネル型の第3のMOS
電界効果型トランジスタと、前記第3のMOS電界効果
型トランジスタに並列に接続されたエンハンスメント型
でpチャネル型の第4のMOS電界効果型トランジスタ
と、出力点が前記第3のMOS電界効果型トランジスタ
のゲート電極に接続されたリミッタ回路であって、電源
電圧がこのリミッタ回路に用いられるMOS電界効果型
トランジスタのしきい値電圧により予め定まる所定の電
圧以下のとき、前記電源電圧と同一の値の電圧を出力
し、電源電圧が前記所定の電圧以上のとき、電源電圧の
値の如何に関わらず前記所定の電圧に制限された一定電
圧を出力するリミッタ回路と、出力点が前記第4のMO
S電界効果型トランジスタのゲート電極に接続された電
源電圧検出回路であって、電源電圧がこの電源電圧検出
回路に用いられるMOS電界効果型トランジスタのしき
い値電圧により予め定まる所定の電圧より高であるか低
であるかに応じて、電源電圧が低であるときは0Vの低
レベルであり、電源電圧が高であるときは前記電源電圧
と同一電圧の高レベルの二値制御信号を出力する電源電
圧検出回路とを少なくとも含んで構成される。
【0016】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例の回路
図である。同図を参照して、この昇圧回路は、電源端子
1と出力端子2との間に2つのダイオード接続のnMO
SトランジスタQN2,QN3を直列接続し、その直列接続
点にコンデンサCを接続して、それらトランジスタ
N1,QN2およびコンデンサCに昇圧動作を行わせてい
る点は、図6(a)に示す従来の昇圧回路と同じであ
る。本実施例は更に、入力端子3からコンデンサC迄の
信号伝達経路中にnMOSトランジスタQN1とpMOS
トランジスタQP1との並列接続回路が挿入されている点
と、それぞれトランジスタQN1,QP1のゲート電圧を与
えるためのリミッタ回路6及び電源電圧検出回路7を備
えている点とが、従来の昇圧回路と異っている。2つの
トランジスタQN1,QP1は共に、エンハンスメント型の
トランジスタである。
【0017】リミッタ回路6は、一例として、図2
(a)に示す回路構成で図2(b)に示す入出力特性を
持つ。すなわち、図2(a)を参照すると、このリミッ
タ回路では、電源端子1とグランド端子4との間に、p
MOSトランジスタQP21 ,nMOSトランジスタQ
N21 ,nMOSトランジスタQ0N22,pMOSトランジ
スタQP23 ,nMOSトランジスタQN24 がこの順に直
列に接続されている。トランジスタQP21 にはグランド
電位0Vのゲート電圧が与えられており、トランジスタ
N24 にはハイレベルのゲート電圧が与えられている。
トランジスタQN21 ,Q0N22,QP23 はそれぞれ、ゲー
ト電極とドレイン電極とが接続されたダイオード接続と
なっている。それぞれのトランジスタは、下記のような
特性を持っている。トランジスタQP21 はエンハンスメ
ント型で、電流駆動能力(コンダクタンスgm)は小さ
い。トランジスタQN21 とトランジスタQN24 とはエン
ハンスメント型で、コンダクタンスは大である。トラン
ジスタQ0N22はノンドープト構造(トランジスタのチャ
ネル中に、しきい値電圧調整のための不純物を導入して
いない構造)で、しきい値電圧が約0.1Vであり、コ
ンダクタンスは大きい。トランジスタQP23 はエンハン
スメント型で、コンダクタンスは大である。尚、エンハ
ンスメント型のトランジスタのしきい値電圧はそれぞ
れ、nMOSトランジスタでは0.7Vであり、pMO
Sトランジスタでは−0.8Vである。
【0018】以下に、上記のリミッタ回路の動作を説明
する。図2(a)において、 (1)VDD<nMOSトランジスタQN21 のしきい値電
圧+nMOSトランジスタQ0N22のしきい値電圧+pM
OSトランジスタQP23 のしきい値電圧=エンハンスメ
ント型nMOSトランジスタのしきい値電圧+ノンドー
プト構造nMOSトランジスタのしきい値電圧+エンハ
ンスメント型pMOSトランジスタのしきい値電圧の場
合 トランジスタQP21 ,QN24 はオン状態にある。一方、
トランジスタQN21 ,Q0N22,QP23 はオフ状態にあ
る。従って、電源端子1からグランド端子4には電流は
流れず、出力点5には出力電圧VLMT =VDDが出力され
る。 (2)VDD>エンハンスメント型nMOSトランジスタ
のしきい値電圧+ノンドープト構造nMOSトランジス
タのしきい値電圧+エンハンスメント型pMOSトラン
ジスタのしきい値電圧の場合 全てのトランジスタQP21 ,QN21 ,Q0N22,QP23
N24 がオン状態となる。そのため、電源端子1からグ
ランド端子4へ電流Iが流れる。その場合、トランジス
タQP21 のコンダクタンスよりトランジスタQN21 ,Q
0N22,QP23 ,QN24 のコンダクタンスの方が大きく設
定されているので、出力点5には、 VLMT =エンハンスメントn型MOSトランジスタのしきい値電圧+ノンドープ プ構造nMOSトランジスタのしきい値電圧+エンハンスメント型pM OSトランジスタのしきい値電圧に制限された電圧 =VC1 が出力される。
【0019】上記の動作の結果得られる入出力特性は、
図2(b)に示すように、電源電圧VDDが、トランジス
タQN21 ,Q0N22,QP23 のしきい値の和できまる電圧
C1を境にしてその電圧VC1より低いときは、VDDがp
MOSトランジスタQP21 のしきい値電圧以上の領域
で、出力電圧VLMT =VDDである。つまり、入出力特性
曲線上で原点を通る傾き45度の直線で表される。一
方、VDDがVC1より高いときは電源電圧VDDの如何に拘
らず、VLMT =VC1一定である。
【0020】次に、図3(a)に、電源電圧検出回路の
一例の回路図を示す。又、その入出力特性を、図3
(b)に示す。図3(a)を参照して、この電源検出回
路では、2つのpMOSトランジスタQP31 ,QP35
カレントミラー回路を形成している。このカレントミラ
ー回路の入力側トランジスタQP31 は、ソース電極が電
源端子1に接続されている。ドレイン・ゲート共通電極
とグランド端子4との間には、3つのnMOSトランジ
スタQ0N32,QN33 ,QN34 がこの順に、直列接続され
ている。3つのトランジスタの中nMOSトランジスタ
0N32,QN33 はゲート電極とドレイン電極とが共通の
ダイオード接続にされ、トランジスタQN34にはハイレ
ベルのゲート電圧が与えられている。一方、カレントミ
ラー回路の出力側トランジスタQP35 はソース電極が電
源端子1に接続され、ドレイン電極とグランド端子4と
の間に、nMOSトランジスタQN36 が接続されてい
る。トランジスタQN34 には、電源電圧VDDがゲート電
圧として与えられている。各トランジスタはそれぞれ、
下記の特性を持っている。すなわち、トランジスタQ
P31,QP35 は、pチャネル型でエンハンスメント型で
ある。トランジスタQN33 ,QN34 ,QN36 はnチャネ
ル型でエンハンスメント型である。又、トランジスタQ
0N32は、nチャネル型でノンドープト構造のトランジス
タである。尚、トランジスタQP31 ,QN36 それぞれの
コンダクタンスはトランジスタQ0N32,QN33
N34 ,QP35 のコンダクタンスに比べて、小さく設定
されている。又、この回路では、トランジスタQP31
P35 がカレントミラー接続されているので、入力側電
流I1 と出力側電流I2 との関係は、 I2 =I1 ×トランジスタQP35 のコンダクタンスgm
35/トランジスタQP31のコンダクタンスgm31 となる。
【0021】以下に、この電源検出回路の動作を説明す
る。 (1)VDD<トランジスタQ0N32のしきい値電圧+トラ
ンジスタQN33 のしきい値電圧+トランジスタQP31
しきい値電圧=ノンドープト構造nMOSトランジスタ
のしきい値電圧+エンハンスメント型nMOSトランジ
スタのしきい値電圧+エンハンスメント型pMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧の場合 トランジスタQN34 ,QN36 はオン状態となり、トラン
ジスタQP31 ,Q0N32,QN33 はオフ状態となる。その
結果、電源端子1からグランド端子4へ流れる電流I1
は0となり、出力側トラジスタQP35 もオフ状態とな
る。すなわち、 I2 =I1 ×gm35/gm31=0 となる。電流I2 が0であるにも拘らずトランジスタQ
N36 がオン状態にあるので、出力電圧VA =0Vとな
る。 (2)VDD>ノンドープト構造nMOSトランジスタの
しきい値電圧+エンハンスメント型nMOSトランジス
タのしきい値電圧+エンハンスメント型pMOSトラン
ジスタのしきい値電圧の場合 トランジスタQN34 ,QN36 はオン状態となる。更に、
トランジスタQP31 ,Q0N32,QN33 もオン状態となる
ので、電源端子1とグランド端子4との間に電流I1
流れる。又、トランジスタQP35 もオン状態となるの
で、 I2 =I1 ×gm35/gm31 となり、出力側トランジスタQP35 ,QN36 には、入力
側電流I1 の(gm35/gm31)倍の電流I2 が流れる
ことになる。ここで、前述したように、トランジスタQ
P31 のコンダクタンスgm31に対して、トランジスタQ
P35 のコンダクタンスgm35を、例えば40倍程度とい
うように大きく設定しているので、トランジスタQP35
のコンダクタンスがトランジスタQN36 のコンダクタン
スより大きくなり、出力VC ≒VDDとなって、ほぼ電源
電圧VDDに等しい電圧のハイレベルが出力される。
【0022】上記の動作の結果得られる入出力特性は、
図3(b)に示すように、電源電圧VDDが、トランジス
タQN21 ,Q0N22,QP23 のしきい値の和できまる電圧
C2を境にしてその電圧VC2より低いときは、出力電圧
A =0Vで一定である。一方、VDDがVC2より高いと
きは出力電圧VA =VDDである。つまり入出力特性曲線
上で点(VC2,0)を通る傾き45度の直線で表され
る。
【0023】尚、リミッタ回路6に用いるトランジスタ
と電源電圧検出回路7に用いるトランジスタとで、各型
(nチャネル・エンハンスメント型、pチャネル・エン
ハンスメント型、nチャネル・ノンドープト構造)どう
しのしきい値電圧を同一にすれば、リミッタ回路6にお
ける制限レベルVC1=電源電圧検出回路7における出力
のハイ・ロウ切替えレベルVC2となる。
【0024】以下に、本実施例の昇圧回路の動作につい
て、リミッタ回路6及び電源電圧検出回路7がそれぞれ
図2(b)及び図3(b)に示す入出力特性を持つもの
として、説明する。以下の動作説明は、電源電圧VDD
C1以下の低圧側電源の場合と、電圧VC1より高い高圧
側電源の場合とに分けて行う。尚、説明を簡潔にして理
解を容易にするため、リミッタ回路6及び電源電圧検出
回路7において、VC1=VC2=VC であるとする。先
ず、低圧側電源の場合(VDD≦VC )ついて、説明す
る。このときのタイミングチャートを示す図4を参照し
て、 (1)時刻t0 〜t1 の期間 入力端子3へのクロック信号CLKは、0Vである。い
ま、リミッタ回路6の出力電圧VLMT をVC =3.0V
で制限するように設定したものとし、電源電圧VDD
3.0Vであるとする。このとき、図2(b)及び図3
(b)に示す入出力特性において、VDD≦VC であるの
で、リミッタ回路6の出力電圧VLMT は、VLMT =VDD
(=3.0V)となり、一方、電源電圧検出回路7の出
力VA のレベルはロウレベル(=0V)となる。
【0025】この状態で、nMOSトランジスタQN1
は、ゲート電圧がリミッタ回路6の出力VLMT =VDD
等しく、また入力端子3の電圧が0Vであるので、ゲー
ト電極・入力端子3間にしきい値電圧以上の電圧VLMT
が与えられる。従って、このトランジスタQN1はオン状
態となり、節点NB の電圧を0Vに強制する。一方、p
MOSトランジスタQP1では、入力端子3と節点NB
電圧が0Vで、ゲート電圧は電源電圧検出回路7のロウ
レベル出力に等しく0Vである。従って、このトランジ
スタQP1は、オフ状態となる。以上の動作の結果、節点
B は0Vとなる。
【0026】次に、節点ND 側では、ダイオード接続の
nMOSトランジスタQN2が導通して節点ND の電圧
を、電源端子1の電圧VDDよりnMOSトランジスタQ
N2のしきい値電圧VTNの分だけ下った電圧VDD−VTN
設定する。その結果、コンデンサCに、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量値 ={(VDD−VTN)−0}×C の電荷が蓄積される。このとき、出力端子2の電圧V
OUT はダイオード接続のnMOSトランジスタQN3での
電圧降下によって決まり、節点ND の電圧からnMOS
トランジスタQN3のしきい値電圧VTNの分だけ下った電
圧(VDD−VTN)−VTN=VDD−2VTNとなる。 (2)時刻t1 〜t2 の期間 クロック信号CLKが0VからVDD(=3.0V)に変
化する。すると、pMOSトランジスタQP1では、入力
端子3の電圧がVDDとなる。これに対し、電源電圧検出
回路7の出力VA にはレベルの変化がないので、ゲート
電圧は0Vのロウレベルに保たれる。従って、トランジ
スタQP1のゲート電極・入力端子3間にはしきい値電圧
以上の電圧が加わることになり、このトランジスタQP1
はオン状態となる。その結果、節点NB の電圧が、入力
端子3の電圧つまりクロック信号CLKのハイレベル側
電圧VDDに、引き上られる。一方、nMOSトランジス
タQN1では、ゲート電圧がリミッタ回路6の出力電圧V
LMT に等しくVDDであるのに対し、入力端子3、節点N
B とも電圧VDDとなる。従って、このトランジスタQN1
は、オフ状態となる。以上の一連の動作は、入力クロッ
ク信号CLKがハイレベルになることによってpMOS
トランジスタQP1がオン状態となり、入力端子3から節
点NB までの信号伝達経路がnMOSトランジスタQN1
からpMOSトランジスタQP1に切り替り、トランジス
タQP1がクロック信号CLKのハイレベルを電圧降下な
しに節点NB に伝達する動作であるということができ
る。
【0027】上記の動作中、コンデンサCは、上述の
(1)の動作で蓄積された電荷Qを保持しようとする。
従って、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量値 =〔{VDD+(VDD−VTN)}−VDD〕×C となり、節点ND の電圧は、VDD+(VDD−VTN)=2
DD−VTNとなる。
【0028】以上の動作の結果、出力端子2の電圧V
OUT は、節点ND の電圧よりnMOSトランジスタQN3
のしきい値電圧VTNの分だけ低い電圧(2VDD−VTN
−VTN=2VDD−2VTNとなる。すなわち、電源電圧V
DD以上の電圧が出力される。一方、nMOSトランジス
タQN2では、ゲート電極(電源端子1)の電圧よりソー
ス電極(節点ND )の電圧の方が高くなるので、このト
ランジスタQN2はオフ状態となる。 (3)時刻t2 〜t3 の期間 クロック信号CLKの電圧がVDDから再度0Vに変化す
る。すると、nMOSトランジスタQN1では、入力端子
3の電圧が0Vとなる。一方、ゲート電圧はリミッタ回
路6の出力電圧VLMT に等しく、VDD(=3.0V)で
ある。従って、このトランジスタQN1には、ゲート電極
・入力端子3間にしきい値電圧以上の電圧が加わること
になる。その結果このトランジスタQN1はオン状態とな
り、節点NB の電圧を0Vに引き下げる。これに対しp
MOSトランジスタQP1では、入力端子3の電圧が0V
となるが、ゲート電圧が電源電圧検出回路7のロウレベ
ル出力に等しく0Vである。従ってこのトランジスタQ
P1は、オフ状態となる。
【0029】これらの動作の際、コンデンサCは(1)
の動作で蓄積された電荷Qを保持しようとするので、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量値 ={(VDD−VTN)−0}×C となり、節点ND の電圧は、VDD−VTNN となる。
【0030】このとき、nMOSトランジスタQN3
は、ゲート電極(節点ND )の電圧に対してソース電極
(出力端子2)の電圧の方が高いため、このトランジス
タQN3はオフ状態となる。従って、(2)の動作で得ら
れた出力端子2の電圧VOUT =2VDD−2VTNは保持さ
れる。すなわち、この昇圧回路は、電源電圧VDD以上の
電圧を出力し続ける。その昇圧比は、従来の昇圧回路に
おける昇圧比と同一である。
【0031】ここで、以上の昇圧動作における回路の消
費電流について考えてみる。これまでの動作説明から分
るように、本実施例では電源電圧VDDが低圧側の電源で
あるとき、コンデンサCの入力側電極板(節点NB )に
入力される信号の振幅は、0V〜VDDのフル振幅となっ
ている。従って、回路の消費電流も、従来の昇圧回路に
おける消費電流と同一である。
【0032】このように、本実施例は電源電圧VDDが低
圧側のものであるとき、昇圧比、消費電流とも従来の昇
圧回路におけると同一となる。
【0033】次に、本実施例において、電源電圧がVDD
>VC となる高圧側電源である場合の動作について、説
明する。このときのタイミングチャートを示す図5を参
照して、 (1)時刻t0 〜t1 の期間 入力端子3の電圧は0Vである。電源電圧VDD=6.0
Vであるとすると、図2(b)及び図3(b)に示す入
出力特性においてVDD>VC であるので、リミッタ回路
6の出力電圧VLMT はVC で制限された電圧となり、V
LMT =VC (=3.0V)となる。一方、電源電圧検出
回路7の出力VA のレベルはハイレベルVDD(=6.0
V)となる。この状態のとき、nMOSトランジスタQ
N1では、入力端子3が0Vであり、ゲート電圧はリミッ
タ回路6の出力電圧VLMT に等しくVC (=3.0V)
である。従って、このトランジスタQN1は、ゲート電極
・入力端子3間にしきい値電圧以上の電圧が加わってオ
ン状態となり、節点NB の電圧を0Vに強制する。一
方、pMOSトランジスタQP1では、入力端子3が0V
であり、ゲート電圧は電源電圧検出回路7のハイレベル
出力に等しくVDD(=6.0V)である。従って、この
トランジスタQP1は、オフ状態となる。以上の動作の結
果、節点NB は0Vとなる。
【0034】次に、節点ND 側では、ダイオード接続の
nMOSトランジスタQN2が導通して節点ND の電圧
を、電源端子1の電圧VDDよりnMOSトランジスタQ
N2のしきい値電圧VTNの分だけ下った電圧VDD−VTN
設定する。その結果、コンデンサCに、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量値 ={(VDD−VTN)−0}×C の電荷が蓄積される。このとき、出力端子2の電圧V
OUT はダイオード接続のnMOSトランジスタQN3での
電圧降下によって決まり、節点ND の電圧からnMOS
トランジスタQN3のしきい値電圧VTNの分だけ下った電
圧(VDD−VTN)−VTN=VDD−2VTNとなる。 (2)時刻t1 〜t2 の期間 クロック信号CLKが0VからVDD(=6.0V)へ変
化する。すると、nMOSトランジスタQN1では、入力
端子3の電圧がVDDとなり、ゲート電圧はリミッタ回路
6の出力電圧VLMT =VC (=3.0V)である。従っ
て、このトランジスタQN1はゲート電極・節点NB 間に
しきい値電圧以上の電圧が加わってオン状態となり、節
点NB の電圧を引上げる。但しその場合、このトランジ
スタQN1がエンハンスメント型であることから、いわゆ
る「しきい値落ち」と言われる現象が生じる。すなわ
ち、一般にエンハンスメント型nMOSトランジスタで
は、ドレイン電圧とゲート電圧とを固定しソース電極に
負荷を接続すると、ゲート・ソース電極間にこのトラン
ジスタのしきい値電圧に相当する分の電圧差が生じ、ソ
ース電圧はゲート電圧からしきい値電圧の分だけ下った
ところまでしか上昇しない。この「しきい値落ち現象」
がnMOSトランジスタQN1に生じるので、節点NB
電圧はトランジスタQN1のゲート電圧つまりリミッタ回
路6の出力電圧VLMT から、しきい値電圧VTNの分だ
け下ったVLMT −VTN=3.0−VTNに制限される。一
方、pMOSトランジスタQP1では、入力端子3がVDD
(=6.0V)であり、節点NB がVLMT −VTN=3.
0であり、ゲート電圧は電源検出回路7のハイレベル出
力VDD(=6.0V)に等しい。従って、このトランジ
スタQP1はオフ状態となる。これまでの一連の動作か
ら、入力クロック信号CLKが0VからVDD(=6.0
V)に切り替るが、pMOSトランジスタQP1はオフ状
態を保ち、その結果、入力端子3からコンデンサCへの
信号伝達経路は依然nMOSトランジスタQN1側のまま
であり、節点NB 電圧はnMOSトランジスタQN1によ
り、クロック信号CLKのハイレベル側電圧VDD方向に
引き上げられるが、その電圧は、nMOSトランジスタ
N1での「しきい値落ち現象」により、VLMT −VTM
留まることが、分る。このように、クロック信号CLK
のハイレベルへの遷移にも拘らず、入力端子3からコン
デンサCへの信号伝達経路が、依然としてnMOSトラ
ンジスタQN1側のままである点と、そのトランジスタQ
N1で「しきい値電圧落ち現象」が生じコンデンサCへの
入力信号に振幅制限が加わる点とが、前述した、電源電
圧が低い場合との大きな相違点である。
【0035】上記の動作中、コンデンサCは、上述の
(1)の動作で蓄積された電荷Qを保持しようとする。
従って、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量値 =〔{(VLMT −VTN)+(VDD−VTN)}−(VLMT −VTN)〕×C となって、節点ND の電圧は、(VLMT −VTN)+(V
DD−VTN)=(VLMT +VDD−2VTN=3.0+VDD
2VTNとなる。
【0036】これまでの動作の結果、出力端子2の電圧
OUT は、節点ND の電圧よりnMOSトランジスタQ
N3のしきい値電圧VTNの分だけ低い電圧(VLMT +VDD
−2VTN)−VTN=VLMT +VDD−3VTN=3.0+V
DD−3VTNとなり、電源電圧VDD以上の電圧が出力され
る。一方、nMOSトランジスタQN2では、ゲート電極
(電源端子1)の電圧よりソース電極(節点ND )の電
圧の方が高いので、このトランジスタQN2はオフ状態と
なる。 (3)時刻t2 〜t3 の期間 クロック信号CLKの電圧がVDDから再度0Vに変化す
る。すると、nMOSトランジスタQN1では、入力端子
3の電圧が0Vとなる。一方、ゲート電圧はリミッタ回
路6の出力電圧VLMT に等しく、VDD(=3.0V)で
ある。従って、このトランジスタQN1には、ゲート電極
・入力端子3間にしきい値電圧以上の電圧が加わること
になる。その結果このトランジスタQN1はオン状態とな
り、節点NB の電圧を0Vに引き下げる。これに対しp
MOSトランジスタQP1では、入力端子3及び節点NB
の電圧が0Vとなるが、ゲート電圧が電源電圧検出回路
7のハイレベル出力に等しく6.0Vである。従ってこ
のトランジスタQP1は、オフ状態となる。その結果、節
点NB の電圧は0Vになる。
【0037】これらの動作の際、コンデンサCは(1)
の動作で蓄積された電荷Qを保持しようとするので、 Q=(節点ND の電圧−節点NB の電圧)×コンデンサCの容量 ={(VDD−VTN)−0}×C となり、節点ND の電圧は、VDD−VTNN となる。
【0038】このとき、nMOSトランジスタQN3
は、ゲート電極(節点ND )の電圧に対してソース電極
(出力端子2)の電圧の方が高いため、このトランジス
タQN3はオフ状態となる。従って、(2)の動作で得ら
れた出力端子2の電圧VOUT =VLMT +VDD−3VTN
3.0+VDD−3VTNは保持される。すなわち、この昇
圧回路は、電源電圧VDD以上の電圧を出力し続ける。
【0039】次に、電源電圧VDDが高圧側の電源である
ときの、昇圧回路の消費電流について考察する。コンデ
ンサCの節点NB に印加される信号の振幅は、0VとV
LMT−VTN=3.0−VTNとなっている。コンデンサC
の充放電電流は既に述べたように、式で表され、i=
f・v・Cである。
【0040】従って、本実施例と、図6(a)に示す従
来の昇圧回路とで、クロック信号CLKの周波数、コン
デンサCの容量値が等しいとすると、本実施例での充放
電電流iA と、従来の昇圧回路での充放電電流iB との
比iA /iB は、 iA /iB =(節点NB での信号振幅)/(入力端子3でのクロック信号CLK の振幅) =(VLMT −VTN)/VDD =(3.0−VTN)/VDD となる。例えば、クロック信号CLKの振幅を6.0
V、リミッタ回路6の制限レベルVC =3.0V、nM
OSトランジスタQN1のしきい値電圧VTN=0.1Vと
すると、 iA /iB =(3.0−0.1)/6.0=0.48 となって、コンデンサCの充放電電流が従来に比べて約
50%に減少する。従って、昇圧回路としての消費電流
が約1/2に減少する。
【0041】尚、本実施例では、リミッタ回路6と電源
電圧検出回路7とを内蔵する例について説明したが、本
発明はこれに限られるものではない。本発明の効果は、
入力端子3からコンデンサC迄の信号伝達経路中に、
nMOSトランジスタQN1とpMOSトランジスタQ
P1の並列接続回路を挿入し、エンハンスメント型nM
OSトランジスタQN1における「しきい値落ち現象」に
基づくレベル変換作用と、pMOSトランジスタQP1
スイッチ作用とにより、電源電圧VDDが高いときは、
入力クロック信号CLKをnMOSトランジスタQN1
通し、そのハイレベル側電圧を降圧してコンデンサCに
伝達し、一方、電源電圧VDDが低いときはpMOSトラ
ンジスタQP1を通してコンデンサCに伝達するように、
切り替え可能にしたことにより得られるものである。従
ってリミッタ回路6の出力VLMT及び電源電圧検出回路
7の出力VA に替て、外部から直接信号を入力し、nM
OSトランジスタQN1,pMOSトランジスタQP1の導
通状態をそれぞれ、直接制御するようにしても、本実施
例と同様の効果が得られる。但し、その場合は、そのよ
うな制御信号を入力するための専用の端子を2つ必要と
することになるので、近年のLSIのように、入出力端
子を共通に用いてでも極力減少させようとするものに適
用する場合には、支障を生じることが有り得る。従っ
て、リミッタ回路および電源電圧検出回路は、適用範囲
拡大の点で、内蔵させた方が好ましいであろう。
【0042】又、本実施例では、リミッタ回路6の制限
レベルVC1と、電源電圧検出回路7での出力電圧切替え
レベルVC2とが等しいものとして説明したが、前述した
ようにそれらは、それぞれの回路を構成するトランジス
タのしきい値電圧によって定まるものである。従って、
各トランジスタのしきい値電圧を適当に設計することに
より、各レベルVC1,VC2を互いに独立に任意の値に設
定できる。但し、本発明を半導体LSIのチップ中に形
成する場合などを想定すると、トランジスタのしきい値
電圧の多種類化は製造工程の複雑化を招くので、VC1
C2とするのが良いであろう。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電源端
子と出力端子との間にこの方向に順方向になるように直
列接続された整流素子と、一方の電極板がそれら整流素
子の直列接続点に接続されたコンデンサとを少なくとも
含み、入力端子に外部から与えられる周期的信号をコン
デンサの他方の電極板に入力して上記直列接続点の電圧
を周期的に変化させることにより、出力端子に電源電圧
より高い電圧を発生させる構成の昇圧回路に対して、入
力端子からコンデンサに至る信号伝達経路中に設けられ
て、入力端子に印加される信号を、その振幅の高レベル
側を降圧してコンデンサに出力するレベル変換素子と、
そのレベル変換素子に並列に接続されて、導通状態のと
きレベル変換素子に対するバイパスを形成するスイッチ
素子とを設けることにより、入力の周期的信号がハイレ
ベルにあるときのコンデンサへの信号伝達経路を、電源
電圧の高低に応じて、電源電圧が高いときはレベル変換
素子側とし、電源電圧が低いときはバイパス側とするよ
うに切替られる構成となっている。
【0044】このことにより、本発明によれば、電源電
圧が低いときは、昇圧比、消費電力とも従来と同一であ
りながら、電源電圧が高いときは消費電流の小さい昇圧
回路を提供できる。
【0045】本発明の昇圧回路において、レベル変換素
子をエンハンスメント型のnMOSトランジスタで構成
し、そのしきい値落ち現象をレベル変換作用に用い、ス
イッチ素子をpMOSトランジスタで構成すると、半導
体LSIの1チップ中に組み込みが容易となるので、近
年広範に用いられているLSIに適用してその低消費電
力化に大きな効果をもたらす。
【0046】又、電源電圧からその電源電圧以下の定電
圧を発生し、発生した定電圧をレベル変換素子としての
nMOSトランジスタのゲート電圧として与えることに
よって、レベル変換後の信号の高レベル側の電圧を指定
するリミット回路と、スイッチ素子としてのpMOSト
ランジスタを電源電圧の高低に応じて導通、非導通させ
ることにより、入力端子に印加された周期的信号が高レ
ベルにあるときのコンデンサへの信号伝達経路を、電源
電圧の高低に応じて、電源電圧が高のときはnMOSト
ランジスタ側とし、電源電圧が低のときはpMOSトラ
ンジスタ側とするように制御する電源電圧検出回路を内
蔵させると、昇圧回路専用の入出力端子が不要であるの
で、半導体LSIへの適用に好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1に示す実施例に用いられるリミッタ回路の
一例の回路図および、その入出力特性図である。
【図3】図1に示す実施例に用いられる電源電圧検出回
路の一例の回路図および、その入出力特性図である。
【図4】本発明の実施例において、電源電圧が低いとき
の昇圧動作時のタイミングチャート図である。
【図5】本発明の実施例において、電源電圧が高いとき
の昇圧動作時のタイミングチャート図である。
【図6】従来の昇圧回路の一例の回路図および、その昇
圧動作時のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 電源端子 2 出力端子 3 入力端子 4 グランド端子 5 出力点 6 リミッタ回路 7 電源電圧検出回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧供給端子と出力端子との間にこ
    の方向に順方向になるように直列接続された整流素子
    と、一方の電極板がそれら整流素子の直列接続点に接続
    されたコンデンサとを少なくとも含み、入力端子に外部
    から与えられる周期的信号を前記コンデンサの他方の電
    極板に入力して前記直列接続点の電圧を周期的に変化さ
    せることにより、前記出力端子に前記電源電圧より高い
    電圧を発生させる構成の昇圧回路において、 前記入力端子から前記コンデンサへの信号伝達経路中
    に、前記電源電圧供給端子から供給される電源電圧が所
    定の値より低であるか高であるかに応じて開・閉するア
    ナログスイッチを内蔵する振幅制限手段を備え、 高レベルにあるときの前記入力端子への周期的信号を、
    前記アナログスイッチの開・閉に応じて、直接又は高レ
    ベル側を電源電圧より低く電源電圧の変化には関わりの
    ない一定電位に振幅制限して、前記コンデンサに入力
    ることを特徴とする昇圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の昇圧回路において、前記
    振幅制限手段が、 前記入力端子から前記コンデンサに至る信号伝達経路中
    に設けられて、前記入力端子に印加される信号を、その
    振幅の高レベル側を電源電圧より低く電源電圧の変化に
    は関わりのない一定電位に降圧して前記コンデンサに出
    力するレベル変換手段と、前記電源電圧が所定の値より低であるか高であるかに応
    じて開・閉するスイッチ手段であって、電流経路が前記
    レベル変換手段の電流経路に並列であるように接続され
    て、 導通状態のとき前記レベル変換手段に対するバイパ
    スを形成するスイッチ手段とを含んでなることを特徴と
    する昇圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の昇圧回路において、 前記レベル変換手段は、前記電源電圧が所定の電圧より
    低であるか高であるかに応じて、低であるときは電源電
    圧に等しい電圧を出力し、高であるときは電源電圧より
    低く電源電圧の変化には関わりのない一定の電圧を出力
    する第1の回路と、ゲート電極に前記第1の回路の出力
    電圧を与えられるエンハンスメント型でnチャネル型の
    MOS電界効果型トランジスタとを含んでなり、 前記スイッチ手段は、電源電圧が所定の電圧より低であ
    るか高であるかに応じて、低であるときは零電圧を出力
    し、高であるときは前記電源電圧に等しい電圧を出力す
    る第2の回路と、前記nチャネル型のMOS電界効果型
    トランジスタに並列接続されたエンハンス型でpチャネ
    ル型のMOS電界効果型トランジスタであって、ゲート
    電極に前記第2の回路の出力電圧を与えられるMOS電
    界効果型トランジスタとを含んでなり、 前記レベル変換手段における降圧作用が、前記nチャネ
    ル型のMOS電界効果型トランジスタにおけるゲート電
    圧に対するしきい値落ち現象に基づくものであることを
    特徴とする昇圧回路。
  4. 【請求項4】請求項2記載の昇圧回路において、前記レベル変換手段は、エンハンス型のnチャネル型M
    OS電界効果型トランジスタと、 電源電圧からその電源
    電圧以下で電源電圧の変化には関わりのない一定電圧を
    発生する第1の回路とからなり、前記第1の回路が発生
    した一定電圧を前記nチャネル型MOS電界効果型トラ
    ンジスタのゲート電圧として与えることにより、前記降
    圧後の信号の高レベル側電圧を指定し、前記スイッチ手段は、前記nチャネル型MOS電界効果
    型トランジスタに並列なエンハンス型のpチャネル型M
    OS電界効果型トランジスタと、 前記pチャネル型MO
    S電界効果型トランジスタを電源電圧が所定の値より低
    であるか高であるかに応じて導通、非導通させる第2の
    回路とからなり、前記入力端子に印加された周期的信号
    が高レベルにあるときの前記コンデンサへの信号伝達経
    路を、前記電源電圧の高低に応じた前記pチャネル型M
    OS電界効果型トランジスタの導通、非導通により、電
    源電圧が前記所定の値より高のときは前記nチャネル型
    MOS電界効果型トランジスタ側とし、前記所定の値よ
    低のときは前記pチャネル型MOS電界効果型トラン
    ジスタ側とするように切り替えることを特徴とする昇圧
    回路。
  5. 【請求項5】 電源電圧供給端子と出力端子との間にこ
    の方向に順方向になるように直列接続されたnチャネル
    型でダイオード接続の第1,第2のMOS電界効果型ト
    ランジスタと、 一方の電極板がそれら第1,第2のMOS電界効果型ト
    ランジスタの直列接続点に接続されたコンデンサと、入
    力端子と前記コンデンサの他方の電極板との間に電流経
    路を成すように接続されたエンハンスメント型でnチャ
    ネル型の第3のMOS電界効果型トランジスタと、前記
    第3のMOS電界効果型トランジスタに並列に接続され
    たエンハンスメント型でpチャネル型の第4のMOS電
    界効果型トランジスタと、 出力点が前記第3のMOS電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極に接続されたリミッタ回路であって、電源電圧
    がこのリミッタ回路に用いられるMOS電界効果型トラ
    ンジスタのしきい値電圧により予め定まる所定の電圧以
    下のとき、前記電源電圧と同一の値の電圧を出力し、電
    源電圧が前記所定の電圧以上のとき、電源電圧の値の如
    何に関わらず前記所定の電圧に制限された一定電圧を出
    力するリミッタ回路と、 出力点が前記第4のMOS電界効果型トランジスタのゲ
    ート電極に接続された電源電圧検出回路であって、電源
    電圧がこの電源電圧検出回路に用いられるMOS電界効
    果型トランジスタのしきい値電圧により予め定まる所定
    の電圧より高であるか低であるかに応じて、電源電圧が
    低であるときは0Vの低レベルであり、電源電圧が高で
    あるときは前記電源電圧と同一電圧の高レベルの二値制
    御信号を出力する電源電圧検出回路とを少なくとも含ん
    で成る昇圧回路。
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