JP2737597B2 - 赤外線検出素子 - Google Patents

赤外線検出素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素子に入射した赤外線
を熱に変換し、その温度変化分を検出する、所謂、熱型
の赤外線検出素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような赤外線検出素子として
は、特願平4-289129の赤外線検出素子がある。赤外線検
出素子は、物体や人体から放射される微弱な赤外線を検
出するのに用いられることが多く、高感度であることが
要求される。図6に、その構成の一例を示す。(a)は
赤外線検出素子の平面図、(b)は中央部での断面図で
ある。図に示すように、赤外線検出素子1には、シリコ
ン等でできた基板2の中央に、略正方形の中空部2aを
形成し、この中空部2aにまたがって酸化シリコン等で
できた熱絶縁膜3が形成されており、熱絶縁膜3は、中
空部2aの周辺部分で基板2に一体接合されている。中
空部2aの熱絶縁膜上には、薄膜センサ4として、アモ
ルファスシリコン等からなる略正方形平板状のサーミス
タが形成されており、このサーミスタ4の上下面には、
クロム等でできた上部電極5a及び下部電極5bが設け
られている。この上部電極5a及び下部電極5bは、中
空部2aの外側まで延設され、その端部はパッド6にそ
れぞれ接続されている。さらに、サーミスタ4上面の上
部電極5a上は、略正方形平板状の赤外線吸収膜7であ
る酸化シリコン膜で覆われている。
【0003】このように、薄膜センサ4であるサーミス
タの上下を電極で挟んだサンドイッチ構造をとることに
より、電極に挟まれるサーミスタの体積を大きくするこ
とができ、ノイズを低減することができる。なお、薄膜
センサ4としては、サーミスタ、サーモパイル等が用い
られ、その材料としては金属薄膜、半導体薄膜が用いら
れている。また、赤外線吸収膜7としては、酸化シリコ
ン膜、窒素を含む酸化シリコン膜等が用いられている。
【0004】次に、この赤外線検出素子1の動作につい
て説明する。物体や人体から放射された微弱な赤外線
は、まず、赤外線吸収膜7(酸化シリコン膜)で吸収さ
れる。ここで、シリコン等の基板2上に、単に、薄膜セ
ンサ4(サーミスタ)及び赤外線吸収膜7(酸化シリコ
ン膜)が形成されているのみでは、赤外線吸収膜7が吸
収した熱が基板2を通じて逃げるため、薄膜センサ4の
温度上昇は起こりにくい。ところが、上記のような熱絶
縁膜3(酸化シリコン膜)のみに支持された特殊な構造
(ダイヤフラム構造)にすれば、赤外線検出部8(熱絶
縁膜3に支持された多層薄膜体)で発生した熱エネルギ
ーは、熱絶縁膜3を介して伝達されることになるので熱
エネルギーの逃げる量は非常に小さくなり、その結果、
熱エネルギーは、赤外線検出部8の温度上昇に効率良く
使用される。そこで、この温度上昇を薄膜センサ4(サ
ーミスタ)で検出し、人体の有無等を判断するのであ
る。つまり、吸収した赤外線の熱エネルギーを薄膜セン
サ4(サーミスタ)の抵抗変化に効率よく変換すること
ができるのである。
【0005】このダイヤフラム構造の赤外線検出素子1
で、熱絶縁膜3の熱抵抗をR、単位時間当たり単位面積
に入射する赤外線のエネルギーをI、赤外線吸収膜7の
面積をSとすれば、赤外線検出部8の温度上昇ΔTは、
ΔT=R・I・Sで表されることになる。ここで、熱抵
抗Rは、熱絶縁膜3の熱伝導率が小さい程、また、膜厚
が薄い程、大きくなるので、熱伝導率の小さな、膜厚の
薄い熱絶縁膜3を用いる程、温度上昇が大きくなり検出
感度が向上する。
【0006】以上のように、図に示した赤外線検出素子
1は、このような新しい原理により赤外線検出を行うた
め、焦電型赤外線検出素子に比べ、静止物体や静止人体
の検出が可能、振動による誤動作が少なく衝撃に強い等
の利点を有している。また、半導体プロセス技術を利用
して製造することができるので、大量生産が可能で、低
コスト化が図れる等の、多くの優れた特徴を持つもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した赤外線検
出素子1は、多くの優れた利点を持つものであるが、薄
膜センサ4と赤外線吸収膜7が、わずか1μm程度の膜
厚の熱絶縁膜3に支持されているという構造を持ってい
るため、熱絶縁膜3、薄膜センサ4及び赤外線吸収膜7
のそれぞれを構成する薄膜の内部応力を低減させ、全体
のバランスを取るために高度な技術が要求される。ま
た、熱絶縁膜3、薄膜センサ4及び赤外線吸収膜7の薄
膜は、それぞれ材料が異なるため、熱膨張等の熱変化に
対して、それぞれ異なった挙動を示し素子特性に影響を
与えるため、設計上、大きな困難を伴うのである。特に
赤外線吸収膜7については、赤外線検出素子1の素子特
性に大きな影響を与える要因の一つである。
【0008】ここで、赤外線吸収膜7の役割を詳細に説
明すると、人体等から放射される微弱な赤外線は、赤外
線吸収膜7で吸収され熱に変えられるため、赤外線吸収
膜7は素子感度に直接影響する。つまり、赤外線吸収膜
7が薄い場合には、入射した赤外線が吸収されず透過し
てしまい、感度が低下する。このため、赤外線吸収膜7
は、ある程度の膜厚が必要となる。赤外線吸収膜7とし
て、窒素を含む酸化シリコン膜(SiO2 膜)、薄膜セ
ンサ4として、特願平4-201583記載のアモルファス炭化
シリコン膜の半導体薄膜サーミスタを使用した赤外線検
出素子について、上記の問題点を具体的に説明してい
く。この場合、人体から放出される10μm程度の赤外線
を効率的に吸収する赤外線吸収膜としては、 1.5μm程
度の膜厚が望ましい。
【0009】図7は、上記赤外線吸収膜7として用いら
れる窒素を含む酸化シリコン膜 1.5μmを、200 ℃で加
熱した場合の赤外線吸収膜7の反り変化を示したもので
ある。縦軸は、赤外線吸収膜7の反りdで、相対値を示
しており、横軸は、加熱時間を示している。図に示すよ
うに、赤外線吸収膜7の反りは時間と共に増加し続け、
1000分で初期値の約3倍にまで増加した。
【0010】次に、この赤外線吸収膜7を用いた赤外線
検出素子1を、200 ℃で加熱すると、サーミスタ4の抵
抗値は、図8のように変化した。図8の縦軸は、サーミ
スタの抵抗値、横軸は、加熱時間を示している。サーミ
スタ形成温度が異なる2種類のサンプルについて試験を
行っているが、いずれの場合も、図に示すように、サー
ミスタの抵抗値は時間と共に増加し、400 時間経過後に
は、初期値の約1.5 倍まで増え、その後、熱絶縁膜3は
破壊した。ところが、同じ赤外線検出素子でも、赤外線
吸収膜7のないものを、200 ℃で加熱すると、抵抗値の
変化が認められなかった。
【0011】以上の結果より、サーミスタ4の抵抗値の
増大は、赤外線吸収膜7として用いられた窒素を含む酸
化シリコン膜の反りが、主要因であると考えられる。と
ころで、このような熱変化に対して特性(抵抗)変化が
生じることは、実用上の大きな問題となる。つまり、サ
ーミスタ抵抗値の大きな変化により、設計マージンを大
幅にとらなければならず、また、熱絶縁膜3の破壊にい
たっては、素子の信頼性を左右する深刻な問題となるか
らである。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、熱変化による赤外線検出
素子の特性変化が少なく、設計しやすく信頼性の高い赤
外線検出素子の構造を提供することにある。
【0013】上記課題を解決するため本発明の赤外線検
出素子は、エッチング等により一部が貫通又は切り取ら
れた基板と、その基板の貫通又は切り取られた部分にま
たがって形成される熱抵抗の大きな薄膜である熱絶縁膜
と、この熱絶縁膜上に形成された薄膜センサと、その薄
膜センサ上に形成された赤外線吸収膜よりなる赤外線検
出素子において、1つの前記薄膜センサ上に形成され
た、前記赤外線吸収膜が少なくとも2以上に分割されて
いることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】図1は、本発明の赤外線検出素子の一実施例の
基本構成を示した断面図である。単純化のため、(a)
に示すような、赤外線吸収膜7、薄膜センサ4、熱絶縁
膜3により構成される1次元モデルで赤外線検出部(多
層薄膜体)の反りについて説明する。
【0015】(b)は、従来の赤外線吸収膜7に内部応
力が働き、赤外線検出部8が反った状態を示した図で、
引っ張り応力が生じた場合を示しているが、圧縮応力が
生じる場合も同様である。ここで、内部応力σ、赤外線
吸収膜7の長さL、赤外線検出部8の反りdとする。内
部応力σは、単位長当たりに働く応力であるため、反り
dは、d∝L・σで表される。ところが、(c)に示す
ように、赤外線吸収膜7を2分割すると、反りdは、
(1/2)L・σ∝(1/2)dとなり、1/2に低減
できるのである。このように、赤外線吸収膜7の分割数
を増やせば、赤外線検出部8の反りの低減が図れるので
ある。
【0016】実際には、赤外線吸収膜7の膜厚を一定と
すれば、赤外線検出部8の反りは、二次元モデルで考え
なければならないが、赤外線吸収膜7の長さLを、分割
形状(パターン)の周囲長、内部応力σを単位面積当た
りの応力とすれば、同様に考えられる。
【0017】
【実施例】図2は、本発明の赤外線検出素子の一実施例
を示す図で、(a)は平面図、(b)は基板の中空部で
の断面図である。従来例と同等構成については、同符号
を付すこととする。本発明の赤外線検出素子1では、従
来例と同様に、シリコン等でできた基板2の中央に、略
正方形の中空部2aを形成し、この中空部2aにまたが
って熱絶縁膜3を形成し、その上部に下部電極5b、略
正方形平板状の薄膜センサ4、上部電極5aを形成した
後、その上部電極5aを略正方形平板状の赤外線吸収膜
7で覆ったものである。本実施例では、この赤外線吸収
膜7は、スリット9によって図のように4分割された状
態となっている。
【0018】赤外線吸収膜7としては、窒素を含む1.5
μm厚の酸化シリコン膜、薄膜センサ4である半導体薄
膜サーミスタとしては、1.1 μm厚のアモルファス炭化
シリコン膜、熱絶縁膜3としては、酸化シリコン膜を窒
化シリコン膜で挟んだ1.0 μm厚のサンドウィッチ構造
の多層膜を用いた。また、赤外線吸収膜7の分割された
正方形パターンは、1mm角のサイズに、等面積に形成さ
れている。但し、分割方法は、実施例に限定されず、赤
外線吸収膜7が、少なくとも2以上に分割されていれ
ば、この発明の効果が期待できるものであり、図3に示
すように分割してもよい。図3で、(a)は9分割、
(b)は16分割した赤外線吸収膜7を示す平面図であ
る。また、(c)に示すように分割してもよい。
【0019】ここで、図2及び図3(a)及び図3
(b)に示した構造の赤外線検出素子1を200 ℃で加熱
した加熱試験でのサーミスタ抵抗値変化を図4のグラフ
に示す。縦軸はサーミスタの抵抗値、横軸は加熱時間を
表している。図に示すように、4分割、9分割、16分割
のいずれの場合も、抵抗値の増加は見られず、800 分加
熱しても熱絶縁膜3の破壊は生じなかった。
【0020】本発明の赤外線検出素子の製造方法の一例
を、説明する。まず、シリコンの基板2上に、グロー放
電分解法で膜厚5000Åの酸化窒化シリコン層からなる熱
絶縁膜3を形成する。この時の成膜条件は、モノシラ
ン、アンモニア、窒素、一酸化二窒素の混合ガスを使用
し、アンモニア、窒素、一酸化二窒素の総量に対する一
酸化二窒素の割合を30%、基板温度200 ℃、圧力1Tor
r、周波数13.56 MHz、放電電力30Wとした。
【0021】続いて、熱絶縁膜3に、電子ビーム蒸着法
により、基板温度150 ℃で、膜厚1000Åのクロムを成膜
し、フォトリソグラフ工程でパターン化して、下部電極
5bを形成する。下部電極5bの形状は、1.9mm 角の正
方形に、パッド6までの延設部分を加えたものである。
【0022】次に、その下部電極5bの上に、グロー放
電分解法により、膜厚1μmのp型アモルファスSiC
を成膜し、フォトリソグラフ工程で、2mm角の正方形
にパターン化して、薄膜センサであるサーミスタ4を形
成する。この時の、成膜条件は、900 モル%のメタン、
0.25モル%のジボランを加えた水素希釈のモノシランを
用い、基板温度200 ℃、圧力0.9 Torr、周波数13.56 M
Hz、放電電力20Wとした。
【0023】続いて、サーミスタ4上に、電子ビーム蒸
着法により、基板温度150 ℃で、膜厚1000Åのクロムを
成膜し、フォトリソグラフ工程でパターン化して、上部
電極5aを形成する。上部電極5aの形状は、正方形部
分は下部電極5bと同じであるが、延設部分は、下部電
極5bのものと、異なる方向に形成する。なお、下部電
極5b及び上部電極5aのクロムには、適当な不純物を
添加しておくことによって、熱伝導率を小さくでき、素
子の出感度を向上させることができる。また、クロム
の代わりに、熱伝導率の小さなニッケルクロムを用いる
こともできる。
【0024】続いて、上部電極5aの上に、グロー放電
分解法により、膜厚1μmの酸化シリコン膜を成膜し、
フォトリソグラフ工程で、スリット9の入った形状にパ
ターン化して、赤外線吸収膜7を成膜した。この時の、
成膜条件は、モノシランの流量50sccm、一酸化二窒素の
流量875 sccm、基板温度200 ℃、圧力1Torr、周波数1
3.56 MHz、放電電力150 Wとした。
【0025】続いて、赤外線吸収膜7の上に、電子ビー
ム蒸着法にて、アルミを成膜し、フォトリソグラフ工程
でパターン化して、上部電極5a及び下部電極5bの端
部にパッド6を形成した。
【0026】このようにして、基板2の上に赤外線検出
部8を形成した後、基板裏面から、水酸化カリウムで異
方性エッチングして、中空部2aを形成する。中空部2
aの熱絶縁膜3は、2.5 mm角の正方形となった。以上の
工程により、本発明の赤外線検出素子1が完成する。
【0027】分割の効果及び影響について、さらに考察
する。図5のグラフは、1mm角の正方形パターンの赤外
線吸収膜7を10μm幅のスリット9で分割した場合の分
割数と、内部応力σの関係を計算したものである。図に
示されているように、内部応力σは、分割数と略反比例
の関係にあり、16分割すると、分割しない場合に比べ
て、内部応力σは約1/4にまで低減できる。
【0028】また、図5は、分割数とスリット面積の関
係も示している。これは、スリット部分では、入射され
た赤外線は吸収されないため、スリット9の面積の増大
による感度低下の影響を考察したものであるが、図に示
すように、16分割した場合においても、スリット面積の
赤外線吸収膜全体に占める割合は5%程度であり、感度
低下が問題となるレベルではない。
【0029】なお、薄膜センサ及び赤外線吸収膜は、実
施例のものに限定されるものではなく、製造方法も実施
例に示した方法に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明は、異なる材料よ
り構成される多層薄膜体という特殊な構造を有する赤外
線検出素子において、赤外線吸収膜をスリットによって
分割し赤外線吸収膜の反りを抑えたので、薄膜センサで
あるサーミスタの抵抗値の増加と熱絶縁膜の破壊を防止
することに成功したのである。このことにより、設計し
やすく信頼性の高い赤外線検出素子を提供することが可
能となり、赤外線検出素子の実用化に大きく貢献するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線検出素子の作用の説明図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の構造を示す図で、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明の異なる実施例を示す平面図である。
【図4】本発明に係る赤外線検出素子の加熱時間とサー
ミスタ抵抗値の関係を表す線図である。
【図5】本発明に係る赤外線検出素子の赤外線吸収膜の
分割数と内部応力、及び分割数とスリットの関係を表す
線図である。
【図6】従来例の構造を示す図で、(a)は平面図
(b)は断面図である。
【図7】従来例に係る赤外線検出素子の加熱時間と赤外
線吸収膜の反りの関係を表す線図である。
【図8】従来の赤外線検出素子の加熱時間とサーミスタ
抵抗値の関係を表す線図である。
【符号の説明】
1 赤外線検出素子 2 基板 2a 中空部 3 熱絶縁膜 4 薄膜センサ(サーミスタ) 5a 上部電極 5b 下部電極 6 パッド 7 赤外線吸収膜 8 赤外線検出部(多層薄膜体) 9 スリット
フロントページの続き (72)発明者 相澤 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 石田 拓郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 櫟原 勉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 吉田 仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 友成 恵昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 中邑 卓郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−287223(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチング等により一部が貫通又は切り
    取られた基板と、その基板の貫通又は切り取られた部分
    にまたがって形成される熱抵抗の大きな薄膜である熱絶
    縁膜と、この熱絶縁膜上に形成された薄膜センサと、そ
    の薄膜センサ上に形成された赤外線吸収膜よりなる赤外
    線検出素子において、1つの前記薄膜センサ上に形成さ
    れた、前記赤外線吸収膜が少なくとも2以上に分割され
    ていることを特徴とする赤外線検出素子。
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