JP2737512B2 - アーム長可変アクチュエータ装置 - Google Patents

アーム長可変アクチュエータ装置

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JP2737512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばサスペンション
アームの実質的な長さを伸縮させるなど、車両用のサス
ペンションにおける構成要素を変位すべく設置される、
アーム長可変アクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、サスペンシ
ョンのサスペンションアームの長さを積極的に調整でき
るようにした装置が提案されている。かかる装置(即
ち、アーム長可変アクチュエータ装置)としては、油圧
シリンダ装置が考えられ、この油圧シリンダ装置の本体
を例えばサスペンションアームの車体への取付部に介装
して、油圧の給排により油圧シリンダ本体を伸縮させ
て、サスペンションアームの実質的な長さを調整するよ
うな構成が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧シリン
ダ装置における油圧シリンダ本体や油圧給排系等の駆動
機構が故障(フェイル)すると、サスペンションアーム
のアーム長を適当な状態に保持できなくなる。そこで、
駆動機構のフェイル時にアーム伸縮機構を所定の長さ状
態に保持するようにコイルスプリング等のバネを油圧シ
リンダ内に介装することが考えられる。
【0004】しかしながら、このようなコイルスプリン
グ等のバネによるフェイルセーフ用付勢手段では、アー
ムの調整ストロークを所要量だけ得ようとするにはバネ
を長くすることが必要になり、装置の全体長が大きくな
り、伸縮させたい特定のサスペンションアームに収めら
れないことが多い。また、装置の重量も大きくなり、サ
スペンション性能上好ましくない。
【0005】そこで、比較的柔らかくて伸縮ストローク
の大きいバネを並列的に複数設置して、バネの全長を抑
える手段が考えられるが、この手段によるバネ全長の縮
小には限度があり、装置の全体長を十分に抑えることが
できない上、バネを並列的に複数設置こと自体が、装置
のレイアウト上困難である。本発明は、このような課題
に鑑みて案出されたもので、フェイルセーフ機能をそな
えながら装置全体を小型で軽量なものにすることで装置
を所望のサスペンション部分に装着できるようにした、
アーム長可変アクチュエータ装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のアー
ム長可変アクチュエータ装置は、車両のサスペンション
における構成要素を変位すべく設置されるアーム長可変
アクチュエータ装置において、アーム長方向へ伸縮しう
るアーム伸縮機構と、該アーム伸縮機構を伸縮駆動する
駆動機構とをそなえ、上記アーム伸縮機構が、端部に取
付部をそなえた軸状の本体部と、上記駆動機構で駆動さ
れて該本体部に対して軸方向に移動する第1の移動部材
と、該第1の移動部材の軸方向への動きを回転運動に変
換する第1の変換機構と、該第1の変換機構を介して上
記第1の移動部材に連動して回転するが軸方向へは動か
ないように拘束されている回転部材と、該回転部材の回
転運動を軸方向への動きに変換する第2の変換機構と、
該第2の変換機構を介して上記回転部材に連動して上記
本体部に対して軸方向へ移動するとともに端部に取付部
をそなえた第2の移動部材とから構成され、上記第2の
変換機構が、回転運動を軸方向への動きに変換しやすい
が軸方向の動きを回転運動に変換しにくいネジ機構によ
り構成されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明のアーム長可変アクチュエータ装
置では、駆動機構によりアーム伸縮機構が所望のアーム
長になるように伸縮駆動されるが、この時、アーム伸縮
機構では、第1の移動部材が上記駆動機構で駆動されて
本体部に対して軸方向に移動する。この第1の移動部材
の軸方向への動きが第1の変換機構で回転運動に変換さ
れて回転部材に伝えられ、回転部材が回転する。このと
き回転部材は軸方向には停止している。
【0008】そして、この回転部材の回転運動が第2の
変換機構により軸方向への動きに変換されて第2の移動
部材に伝えられ、第2の移動部材が上記本体部に対して
軸方向へ移動する。これにより、本体部の取付部と第2
の移動部材の取付部との距離が変化してアーム長が調整
される。また、第2の変換機構が、回転運動を軸方向へ
の動きに変換しやすいが軸方向の動きを回転運動に変換
しにくいネジ機構により構成されているので、駆動機構
がフェイルした場合には、第2の移動部材と回転部材と
の間に軸方向力が作用しても、この軸方向力で回転部材
が回転するようなことがない。回転部材が回転しなけれ
ば、第2の移動部材が回転部材即ち本体部に対して軸方
向へ移動することはない。したがって、アーム長が一定
の状態に保持される。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
アーム長可変アクチュエータ装置について説明すると、
図1はその装置本体を摸式的に示す縦断面図、図2はそ
の装置本体を摸式的に示す横断面図(図1のA−A矢視
断面図)、図3はそのサスペンションへの装着例を示す
サスペンションの模式的な斜視図、図4はその駆動機構
の模式的な構成図である。
【0010】このアーム長可変アクチュエータ装置A
は、例えば図3に示すように、車両のサスペンションア
ームのアッパアームの1つとして、図示しない車体側と
車輪側であるハブキャリア(又はナックル)78との間
に介装されたり、符号A′で示すように、ロアアーム7
6の車体側への取付部に介装されたりする。なお、図3
において、符号72はストラット、74はアッパアー
ム、75はロアアーム、78Aはハブキャリアのリンク
(又はナックルの延長部)、80は車輪である。
【0011】このように設置されるアーム長可変アクチ
ュエータ装置Aは、図1に示すように、アーム状(軸
状)のもので、そのアーム長を伸縮させるアーム伸縮機
構A1と、このアーム伸縮機構を伸縮駆動する駆動機構
A2とをそなえている。アーム伸縮機構A1は、シリン
ダ本体(本体部)50と、このシリンダ本体50の内部
で油圧駆動されるピストン(第1の移動部材)52と、
このピストン52に一体に結合されたピストンロッド
(第1の移動部材)57と、このピストンロッド57と
連動して回転する筒状の回転部材54と、この回転部材
54と連動して移動するロッド(第2の移動部材)59
とをそなえている。
【0012】シリンダ本体50は、ピストン52を内装
されるピストン収容部50Bと、このピストン収容部5
0Bに螺合又は嵌合により固定された回転部材支承部5
0Aと、この回転部材支承部50Aの端部に螺合又は嵌
合により固定された端部部材50C,50Dとから構成
される。回転部材支承部50Aはスラストベアリング5
3A,53B及び回転ベアリング55A,55Bを介し
て回転部材54を支承しており、回転部材54は軸方向
へ移動することなく滑らかに回転できるようになってい
る。
【0013】なお、ピストン収容部50Bの外端部に
は、取付部64が設けられており、この取付部64でブ
ッシュ等を介して例えば車体側に取り付けられるように
なっている。ピストン52は、シリンダ本体50のピス
トン収容部50B内に装備されるが、このピストン52
とピストン収容部50Bの内壁に包囲されて油室60が
形成されている。この油室60内の油圧は、後述する駆
動機構A2の油圧給排系を通じて制御されるようになっ
ている。
【0014】なお、このピストン52の外周形状及び油
室60の内周形状は図2に示すように楕円形になってお
り、ピストン52が油室60内で回転しないように規制
されている。ピストン52に連結されるピストンロッド
57と回転部材54との間には、第1の変換機構として
のボールねじ61が介装されており、ピストンロッド5
7がシリンダ本体50に対して軸方向への動くと、この
軸方向への動きがボールねじ61を介して回転部材54
の回転運動に滑らかに効率よく変換されるようになって
いる。
【0015】なお、回転部材54は二つの部分54A,
54Bを一体に結合して形成されているが、ピストンロ
ッド57と回転部材54との間にボールねじ61を内蔵
させるための処置であり、これらの部分54A,54B
を一体に回転する。また、回転部材54とロッド59と
の間には、第2の変換機構としての台形ねじ63が介装
されており、回転部材54の回転運動がロッド59の軸
方向への動きに滑らかに変換されるようになっている。
なお、このロッド59も回転しないように規制されてい
る。
【0016】そして、上記の台形ねじ63の特性とし
て、回転運動を軸方向への動きに効率よく変換するが、
これとは逆に、軸方向への動きを受けてこれを回転運動
に変換するのは困難である。このため、ロッド59が軸
方向に力を受けても、この軸方向の力は台形ねじ63で
回転運動に変換されることはなく、回転部材54の回転
運動には至らない。したがって、回転部材54が回転し
ないかぎりロッド59は軸方向に移動しないので、ロッ
ド59が軸方向に力を受けてもロッド59は軸方向に移
動しないようになっているのである。
【0017】そして、ロッド59の一端は端部部材50
Cを貫通しシリンダ本体50の外部に露出するように設
けられ、このロッド59の外部に露出した端部に、取付
部66が装着され、この取付部66に枢着されたロッド
66Aを介して、ハブキャリア(又はナックル)側に取
り付けられるようになっている。なお、シリンダ本体5
0のピストン収容部50Bとロッド59側の取付部66
との間には、アーム長又はアーム長の伸縮状態を検知す
るストロークセンサ70がそなえられている。
【0018】また、上述のシリンダ本体50及びこの内
部のアクチュエータ装置の本体を単にアクチュエータと
もいう。次に、駆動機構A2について説明すると、駆動
機構A2は、図4に示すように構成される。この図4で
は、4輪の各サスペンションにそれぞれアクチュエータ
Aを設けた場合を示しており、図4において、符号2は
左前輪のサスペンションを調整するアクチュエータ、4
は右前輪のサスペンションを調整するアクチュエータ、
6は左後輪のサスペンションを調整するアクチュエー
タ、8は右後輪のサスペンションを調整するアクチュエ
ータである。これらのアクチュエータ2〜8は前述のア
クチュエータAに相当する。
【0019】各アクチュエータ2,4,6及び8は夫々
電磁式の制御弁10,12,14及び16により駆動さ
れるようになっている。そして、各制御弁10,12,
14及び16は、供給路18を介してポンプ20に接続
されるとともに、排出路22を介してオイルリザーバ2
4に接続されている。なお、ポンプ20は図示しないエ
ンジン等により駆動されオイルリザーバ24内のオイル
を吸引して供給路18へ吐出するものである。また、供
給路18には、アキュムレータ26が接続されるととも
に、リリーフ弁28を介してリザーバ24が接続されて
おり、これにより供給路18が設定圧に保たれるように
なっている。
【0020】各制御弁10,12,14及び16は、駆
動回路30からの各制御信号により、各アクチュエータ
2〜8へのオイルの給排を禁止してロックする第1位置
と、各アクチュエータ2〜8が伸長する方向にオイルを
給排する第2位置と、各アクチュエータ2〜8が縮小す
る方向にオイルを給排する第3位置とを個々にとること
ができるようになっている。
【0021】したがって、現在のロッド長さを目標長さ
まで駆動するには、第1位置にある制御弁10,12,
14及び16を、第2位置又は第3位置に切り替えてア
クチュエータ2〜8を伸縮させて、目標長さになったら
第1位置に戻すように、駆動回路30からそれぞれ制御
信号が送られる。そして、駆動回路30からロッド長さ
を変化すべき制御信号が送られなければ、制御弁10,
12,14及び16を第1位置に保持するようになって
いる。
【0022】32は駆動回路30へ制御信号を出力する
制御手段としてのコントローラであり、このコントロー
ラ32は、後述する各センサから入力される信号に基づ
いて所定のプログラム処理を行ない、駆動回路30へ制
御信号を出力するものである。なお、コントローラ32
内には、所定のプログラム及びこのプログラム処理に用
いるマップ等を記憶したROM34,更に図示しないが
各センサから出力信号を入力するための入力回路、プロ
グラムに沿った演算及び処理を実行するためのCPU、
RAMおよび出力回路並びにこれら各エレメント間のイ
ンターフェイスをそなえている。
【0023】上述した各センサを具体的に上げると、車
高センサ36や操舵センサ38や車速センサ40の他
に、左前輪のアクチュエータ2のストローク位置を検出
する変位センサ42や、右前輪のアクチュエータ4のス
トローク位置を検出する変位センサ44や、左後輪のア
クチュエータ6のストローク位置を検出する変位センサ
46や、右後輪のアクチュエータ8のストローク位置を
検出する変位センサ48等があり、車高センサ36や操
舵センサ38や車速センサ40といった車両の走行状態
に関する情報に基づいて、各アクチュエータA(=2〜
8)の目標とするロッド長さを設定して、ロッド長さが
この目標値になるように変位センサ42〜48を通じて
フィードバック制御できるようになっている。
【0024】なお、このアクチュエータA(=2〜8)
のロッド長さを変更することで、例えばキャスタやキャ
ンバやトーイン等のホイールアライメントを調整するよ
うに設定されている。本発明の一実施例としてのアーム
長可変アクチュエータ装置は、上述のごとく構成される
ので、コントローラ32を通じて、各制御弁10,1
2,14及び16を駆動しながら、各アクチュエータA
(=2〜8)の油室60内のオイルを給排して、アクチ
ュエータA(=2〜8)のロッド長さを調整する。
【0025】例えば、油室60へオイルを供給すると、
ピストン52及びピストンロッド57が図1中の右方へ
移動して、このピストンロッド57の軸方向への動きが
ボールねじ61を介して回転部材54の回転運動に滑ら
かに効率よく変換される。そして、台形ねじ63を介し
て、回転部材54の回転運動がロッド59の軸方向への
動きに滑らかに変換される。
【0026】この結果、ロッド59がシリンダ本体50
に対して離れるように図1中の右方へ移動して、取付部
64,66間が離隔してアーム長さが大きくなる。逆
に、油室60内のオイルを排出すると、ピストン52及
びピストンロッド57が図1中の左方へ移動して、この
ピストンロッド57の軸方向への動きがボールねじ61
を介して回転部材54の回転運動に滑らかに効率よく変
換されて、台形ねじ63を介して、回転部材54の回転
運動がロッド59の軸方向への動きに滑らかに変換され
る。
【0027】この結果、ロッド59がシリンダ本体50
に対して接近するように図1中の左方へ移動して、取付
部64,66間が接近してアーム長さが小さくなる。こ
のようにして、駆動機構A2を通じて、ロッド長さが目
標とする長さまで適宜調整されて、常に目標長さを保持
するように制御されるが、駆動機構A2がフェイル(故
障)して、ピストン52及びピストンロッド57に油圧
を与えられなくなったときにも、以下のようにしてロッ
ド長が固定される。
【0028】つまり、ロッド長が変化するのはロッド5
9が軸方向に移動した場合であり、またロッド59が軸
方向に移動するには回転部材54が回転しなくてはなら
ない。ロッド59と回転部材54との間に介装される台
形ねじ63は、軸方向への動きを回転運動にはほとんど
変換しないので、ロッド59が軸方向に力を受けても、
この軸方向の力は台形ねじ63で回転運動に変換される
ことはなく、回転部材54の回転運動には至らず、ロッ
ド59は軸方向に移動しないのである。
【0029】これにより、フェイル時にも車両の走行性
が確保される。そして、ロッド長が確実に固定されるの
でフェイル時の信頼性が高く、また、コイルスプリング
等のバネによるフェイルセーフ用付勢機構に比べて付勢
機構A3を格段に小型なものにでき、装置Aを小型で全
長が短く軽量なものにできる。これにより、伸縮させた
い特定のサスペンションアームが短かったり狭隘な部分
にあっても十分に本装置を収めることができるようにな
り、サスペンション重量のバランスも良好に保つことが
できる。
【0030】さらに、バネ等の中立付勢力がはたらかな
いので、駆動機構で駆動する際のパワーロスが少なく、
効率よく制御できる。なお、第2の変換機構は、回転運
動を軸方向への動きに変換しやすいが軸方向の動きを回
転運動に変換しにくいネジ機構であればよく、台形ねじ
に代えて三角ねじ等の他のネジ機構を設置することも考
えられる。第1の変換機構は、軸方向の動きを回転運動
に変換できる機構であればよく、ボールねじに限定され
るものではない。
【0031】また、このアーム長可変アクチュエータ装
置の取付は本実施例の位置や形態に限るものでなく、ホ
イールアライメントを調整するために種々の位置に種々
の形態で設置できる。勿論、取付部64を車輪側に取付
部66を車体側に配置してもよい。また、装置の各部の
形状等も本実施例のものに限定されず、本装置の作動原
理を有するように構成すれば種々の態様が考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアーム長
可変アクチュエータ装置によれば、車両のサスペンショ
ンにおける構成要素を変位すべく設置されるアーム長可
変アクチュエータ装置において、アーム長方向へ伸縮し
うるアーム伸縮機構と、該アーム伸縮機構を伸縮駆動す
る駆動機構とをそなえ、上記アーム伸縮機構が、端部に
取付部をそなえた軸状の本体部と、上記駆動機構で駆動
されて該本体部に対して軸方向に移動する第1の移動部
材と、該第1の移動部材の軸方向への動きを回転運動に
変換する第1の変換機構と、該第1の変換機構を介して
上記第1の移動部材に連動して回転するが軸方向へは動
かないように拘束されている回転部材と、該回転部材の
回転運動を軸方向への動きに変換する第2の変換機構
と、該第2の変換機構を介して上記回転部材に連動して
上記本体部に対して軸方向へ移動するとともに端部に取
付部をそなえた第2の移動部材とから構成され、上記第
2の変換機構が、回転運動を軸方向への動きに変換しや
すいが軸方向の動きを回転運動に変換しにくいネジ機構
により構成されることにより、フェイルセーフを確保し
ながら装置を格段に小型化でき、伸縮させたい特定のサ
スペンションアームが短かったり狭隘な部分にあっても
十分に本装置を収めることができるようになり、サスペ
ンション重量のバランスも良好に保つことができる。
【0033】さらに、ロッド長が確実に固定されるので
フェイル時の信頼性が高く、また、バネ等の中立付勢力
がはたらかないので、駆動機構で駆動する際のパワーロ
スが少なく、効率よく制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのアーム長可変アクチ
ュエータ装置の要部縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例としてのアーム長可変アクチ
ュエータ装置の要部横断面図であり、図1のA−A矢視
断面に相当する。
【図3】本発明の一実施例としてのアーム長可変アクチ
ュエータ装置のサスペンションへの装着例を示すサスペ
ンションの模式的な斜視図である。
【図4】本発明の一実施例としてのアーム長可変アクチ
ュエータ装置の駆動機構の模式的な構成図である。
【符号の説明】
2,4,6,8,A,A′ アーム長可変アクチュエー
タ装置(アクチュエータ) 10,12,14,16 電磁式の制御弁 18 供給路 20 ポンプ 22 排出路 24 オイルリザーバ 26 アキュムレータ 28 リリーフ弁 30 駆動回路 32 コントローラ 34 コントローラ32内のROM 36 車高センサ 38 操舵センサ 40 車速センサ 42,44,46,48,70 変位センサ(ストロー
クセンサ) 50 シリンダ本体(本体部) 50A 回転部材支承部 50B ピストン収容部 50C,50D 端部部材 52 ピストン(第1の移動部材) 53A,53B スラストベアリング 54 回転部材 54A,54B 回転部材の構成部分 55A,55B 回転ベアリング 57 ピストンロッド(第1の移動部材) 59 ロッド(第2の移動部材) 60 油室 61 第1の変換機構としてのボールねじ 63 第2の変換機構としての台形ねじ 64,66 取付部 66A ロッド 72 ストラット 74 アッパアーム 75 ロアアーム 76 ロアアーム 78 ハブキャリア(又はナックル) 78A ハブキャリアのリンク(又はナックルの延長
部) 80 車輪 A1 アーム伸縮機構 A2 駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 隆夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 田中 忠夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 増田 広之 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 柳 隆広 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−210110(JP,A) 特開 昭62−80173(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のサスペンションにおける構成要素
    を変位すべく設置されるアーム長可変アクチュエータ装
    置において、アーム長方向へ伸縮しうるアーム伸縮機構
    と、該アーム伸縮機構を伸縮駆動する駆動機構とをそな
    え、上記アーム伸縮機構が、端部に取付部をそなえた軸
    状の本体部と、上記駆動機構で駆動されて該本体部に対
    して軸方向に移動する第1の移動部材と、該第1の移動
    部材の軸方向への動きを回転運動に変換する第1の変換
    機構と、該第1の変換機構を介して上記第1の移動部材
    に連動して回転するが軸方向へは動かないように拘束さ
    れている回転部材と、該回転部材の回転運動を軸方向へ
    の動きに変換する第2の変換機構と、該第2の変換機構
    を介して上記回転部材に連動して上記本体部に対して軸
    方向へ移動するとともに端部に取付部をそなえた第2の
    移動部材とから構成され、上記第2の変換機構が、回転
    運動を軸方向への動きに変換しやすいが軸方向の動きを
    回転運動に変換しにくいネジ機構により構成されている
    ことを特徴とする、アーム長可変アクチュエータ装置。
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