JP2008184147A - アライメント制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できるアライメント制御装置を提供する。
【解決手段】車体側に連結された第1サスペンションメンバ18および車輪側に連結された第2サスペンションメンバ19のうちの一方に取り付けられるハウジング11と、ハウジングに取り付けられるモータ12と、モータの出力軸と一体に回転するウォーム13と、ウォームと噛み合うウォームホイール14と、ウォームホイールによって駆動されるロッド15と、ロッドと第1サスペンションメンバおよび第2サスペンションメンバのうちの他方との間に設けられ、ロッドと第1サスペンションメンバおよび第2サスペンションメンバのうちの他方とを接続する接続部材16と、ウォームホイールと接続部材の間に設けられ、ウォームホイールの回転によって接続部材をハウジングに対してロッドの軸方向に直線移動させるねじ送り機構17とを備える構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、アライメント制御装置に関する。
公知のアライメント制御装置が、後述の特許文献1に記載されている。この装置は、車輪を支持するナックルと車体側との間に設けられ、車輪の車体側に対するアライメントを制御するものであって、車体側に取り付けられるハウジング(外筒)と、ハウジングに支持されるロッド(作動ロッド)と、ロッドとナックルを接続する接続部材(ボールジョイント)と、を備えている。
外筒の内部には、隔壁によって形成された空間が設けられている。この空間は、ロッドに取り付けられたピストンによって2つの油圧室に区画される。2つの油圧室へのオイルの供給を制御することで、ピストンが油圧によって移動し、ロッドがハウジングに対して伸縮する。ロッドの伸縮にともなって、接続部材がハウジングに対してロッドの軸方向に移動する。これにより、ナックルのハウジングに対する位置(向き)、すなわち車輪の車体に対するアライメントが調整される。
特開平6−171334号公報
上述の装置では、接続部材(ロッド)のハウジングに対する位置、すなわち車輪のアライメントが油圧によって保持される。この構造では、油圧に係るシール構造、配管構造等を頑丈なものとして必要な油圧を常時確保できる構造としない限り、車輪のアライメントを確実に保持することができない。
ハウジングとロッドの組み合わせで走行中の車輪が路面から受ける外力を支え、且つ車重の一部を支えなければならないこと、車輪の周辺に確保し得るスペースには限りがあること、十分な信頼性を備えた油圧系を構成するのに係るコスト等を考えると、車輪のアライメントを油圧で保持することは現実的には困難であった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車輪のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できるアライメント制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車両の車体と車輪との間に配置されるサスペンションメンバの相対位置を可変させるアライメント制御装置であって、前記車体側に連結された第1サスペンションメンバおよび前記車輪側に連結された第2サスペンションメンバのうちの一方に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ出力軸を有するモータと、前記モータの出力軸と一体に回転するウォームと、前記ハウジングに収容され前記ウォームと噛み合うウォームホイールと、前記ハウジングに支持され前記ウォームホイールによって駆動されるロッドと、前記ロッドと前記第1サスペンションメンバおよび前記第2サスペンションメンバのうちの他方との間に設けられ、前記ロッドと前記第1サスペンションメンバおよび前記第2サスペンションメンバのうちの他方とを接続する接続部材と、前記ウォームホイールと前記接続部材の間に設けられ、前記ウォームホイールの回転によって前記接続部材を前記ハウジングに対して前記ロッドの軸方向に直線移動させるねじ送り機構と、をアライメント制御装置が備える構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記ねじ送り機構が、前記ロッドの外周面に設けられる雄ねじ部と、前記接続部材に設けられ前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とを備え、前記ロッドが前記ウォームホイールと一体に回転すると良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記接続部材と前記ハウジングとを連結し、前記接続部材の前記ハウジングに対する回転を規制する回転規制部材を備えると良い。
請求項1に記載の発明によれば、モータで発生する駆動力がウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールが回転する。ウォームホイールの回転により、ねじ送り機構が接続部材をハウジングに対してロッドの軸方向に直線移動させ、接続部材のハウジングに対する位置を変化させ、第1サスペンションメンバと第2サスペンションメンバの相対位置を変化させる。
上記の構造では、例えば車両の走行中、車輪が路面から受ける外力がサスペンションメンバを介して接続部材に伝わって、接続部材がロッドの軸方向に力を受けても、ねじ送り機構に設けられる噛み合い部分の作用によって、接続部材のハウジングに対する移動が規制される。つまり、接続部材のハウジングに対する位置が機械的な係合によって保持される。したがって、接続部材のハウジングに対する位置を油圧で保持する従来のものと比べて、接続部材のハウジングに対する位置、すなわち車輪の車体側に対するアライメントがより確実に保持される。なお、ハウジングの周辺には、油圧に係る構造(オイルポンプ、配管等)が不要で、電気系統に係る構造だけを設ければよいので、油圧を用いる従来のものと比べて、車輪のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できる。
請求項2に記載の発明によれば、ロッドの回転にともなって接続部材がハウジングに対してロッドの軸方向に移動し、接続部材のハウジングに対する位置が変化する。この構造では、ロッドを軸方向に移動させるためのスペースをハウジングに設けなくてよいので、ロッドの軸方向に関してハウジングの小型化を図ることができ、ハウジングの車体側への搭載性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、ロッドの回転軸回りに回転するように接続部材が力を受けても、回転規制部材の作用によって、接続部材がロッドに対して回転しない。これにより、装置が車両に取り付けられている場合(車載状態)、装置が車両に取り付けられていない場合(ASSY状態)のどちらの場合でも、モータが作動しない限り、接続部材のハウジングに対する位置が変化することがなく、その時点で設定されている車輪のアライメントが確実に保持される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るアライメント制御装置10の搭載の態様を示す模式図である。
アライメント制御装置10は、車輪1を回転自在に支持するナックル2(車輪側)と、車体(図示なし)に固定されるフレーム3(車体側)との間に設けられ、車輪1の車体側に対するアライメントを制御するものである。アライメント制御装置10は、フレーム3とナックル2とを連結する各種アーム(例えば、ロアアーム4、ロアアーム5、トーコントロールアーム6)に適用可能である。
図2は、アライメント制御装置10の正面図(部分断面図)である。図3は、図2におけるIII方向矢視図である。
アライメント制御装置10は、ハウジング11と、モータ12と、ウォーム13と、ウォームホイール14と、ロッド15と、接続部材16と、ねじ送り機構17と、を備えている。
ハウジング11は、第1サスペンションメンバを構成する中間アーム18に取り付けられる部分である。第1サスペンションメンバを構成する中間アーム18は車体側に連結されて配置される。ハウジング11は、ピン20を介して中間アーム18と連結され、ピン20を中心に中間アーム18に対して回転自在である。中間アーム18にはブッシュ18aが組み付けられている。ブッシュ18aは、上述したフレーム3(図1参照)にボルト等の手段(図示なし)を用いて取り付けられる。つまり、ハウジング11は、中間アーム18を介して車体側に取り付けられる。
モータ12は、ハウジング11に取り付けられ、出力軸12aを有する。ウォーム13は、モータ12の出力軸12aに固定されており、出力軸12aと一体に回転する。ウォームホイール14は、ハウジング11に収容され、ウォーム13と噛み合っている。ロッド15は、ハウジング11に支持されている。ロッド15は、ウォームホイール14と一体に形成され、ウォームホイール14と一体に回転する。つまり、ロッド15は、ウォームホイール14によって駆動される。なお、ロッド15とウォームホイール14は一体に形成されていなくても良く、ロッド14がウォームホイール14によって駆動され、ロッド15がウォームホイール14と一体に回転しさえすればよい。
接続部材16は、ロッド15と車輪側の間に設けられ、ロッド15と車輪側を接続する部材である。接続部材16と車輪側との間には、中間アーム19が配置される。接続部材16は、ピン21を介して第2サスペンションメンバを構成する中間アーム19と連結され、ピン21を中心に中間アーム19に対して回転自在である。中間アーム19にはブッシュ19aが組み付けられている。ブッシュ19aは、上述したナックル2(図1参照)にボルト等の手段(図示なし)を用いて取り付けられる。つまり、接続部材16は、中間アーム19を介してロッド15と車輪側を接続する。
接続部材16に連結する中間アーム19は、ハウジング11に連結する中間アーム18とピン22を介して連結されている。中間アーム18と中間アーム19は、ピン22を中心に互いに相対回転自在である。中間アーム18及び中間アーム19は、接続部材16とハウジング11とを連結している。
ねじ送り機構17は、雄ねじ部と、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とを有する。ねじ送り機構17は、雄ねじ部及び雌ねじ部の一方の回転により、雌ねじ部及び雄ねじ部の他方を雄ねじ部及び雌ねじ部の一方に対して相対的に直線移動させる公知の機構である。ねじ送り機構17は、ウォームホイール14と接続部材16の間に設けられ、ウォームホイール14の回転によって接続部材16をハウジング11に対してロッド15の軸方向(図2示左右方向)に移動させる。本実施形態では、ねじ送り機構17がウォームホイール14と接続部材16の間のうちロッド15と接続部材16の間に設けられ、雄ねじ部17aがロッド15の外周面に設けられ、雌ねじ部17bが接続部材16に設けられる。
モータ12が給電されると、モータ12の出力軸12aが回転し、ウォーム13が出力軸12aと一体に回転する。ウォーム13が回転すると、ウォーム13と噛み合うウォームホイール14が回転し、ロッド15がウォームホイール14と一体に回転する。ロッド15が回転すると、ロッド15と接続部材16の間に設けられるねじ送り機構17の作用によって接続部材16がハウジング11に対してロッド15の軸方向に移動し、接続部材16のハウジング11に対する位置が変化する。これにより、接続部材16に接続されるナックル2(図1参照)のハウジング11に対する位置(向き)、すなわち車輪1(図1参照)の車体側に対するアライメントが調整される。
本実施形態のアライメント制御装置10によれば、モータ12で発生する駆動力がウォーム13を介してウォームホイール14に伝達され、ウォームホイール14が回転する。ウォームホイール14の回転にともなって、ねじ送り機構17が接続部材16をハウジング11に対してロッド15の軸方向に直線移動させ、接続部材16のハウジング11に対する位置を変化させる。この構造では、例えば車両の走行中、車輪1が路面から受ける力がナックル2を介して接続部材16に伝わって、接続部材16がロッド15の軸方向に力を受けても、ねじ送り機構17に設けられる雄ねじ部17aと雌ねじ部17bの間の噛み合い部分の作用によって、接続部材16のハウジング11に対する移動が規制される。つまり、接続部材16がハウジング11に対してどの位置にあっても、接続部材16のハウジング11に対する位置が機械的な係合によって保持される。したがって、接続部材16のハウジング11に対する位置を油圧で保持する従来のものと比べて、ナックル2のハウジング11に対する位置(向き)、すなわち車輪1の車体側に対するアライメントがより確実に保持される。なお、ハウジング11の周辺には、油圧に係る構造(オイルポンプ、配管等)が不要で、電気系統に係る構造だけを設ければよいので、油圧を用いる従来のものと比べて、車輪1のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できる。
また、接続部材16のハウジング11に対する位置は、ねじ送り機構17におけるねじのピッチの範囲内で調整可能なので、車両の走行状況に応じて車輪1のアライメントをきめ細かく連続的に制御できる。
また、ロッド15の回転によって接続部材16のハウジング11に対する位置が変化するので、ロッド15を軸方向に移動(ストローク)させるためのスペースをハウジング11に設ける必要がない。これにより、ロッド15の軸方向に関してハウジング11の小型化を図ることができ(サイズを小さくでき)、ハウジング11を車体側に取り付ける際の自由度が高くなり、ハウジング11の車体側への搭載性が向上する。
また、接続部材16とハウジング11とを連結する中間アーム18、19が設けられるので、ロッド15の回転軸回りに回転するように接続部材16が力を受けても、接続部材16がロッド15に対して回転しない。つまり、ねじ送り機構17における雌ねじ部17bの雄ねじ部17aに対する相対回転が規制される。これにより、アライメント制御装置10が車両に取り付けられている場合(車載状態)、アライメント制御装置10が車両に取り付けられていない場合(ASSY状態)のどちらの場合でも、モータ12が作動しない限り、接続部材16のハウジング11に対する位置が変化することがなく、その時点で設定されている車輪1のアライメントが確実に保持される。
図4は、アライメント制御装置10の第2実施形態(アライメント制御装置30)を示す図である。
アライメント制御装置30は、上述したアライメント制御装置10に対し、中間アーム18及び中間アーム19が設けられない点が異なる。ハウジング11には、第1サスペンションメンバの一部を構成するブッシュ31が組み付けられている。ブッシュ31は、上述したフレーム3(図1参照)にボルト等の手段(図示なし)を用いて取り付けられる。接続部材16には、第2サスペンションメンバの一部を構成するブッシュ32が組み付けられている。ブッシュ32は、上述したナックル2(図1参照)にボルト等の手段(図示なし)を用いて取り付けられる。他の構造については、アライメント制御装置10と同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、接続部材16がハウジング11に対してどの位置にあっても、接続部材16のハウジング11に対する位置がねじ送り機構17での機械的な係合によって保持される。したがって、接続部材16のハウジング11に対する位置を油圧で保持する従来のものと比べて、ナックル2のハウジング11に対する位置(向き)、すなわち車輪1の車体側に対するアライメントがより確実に保持される。なお、ハウジング11の周辺には、油圧に係る構造(オイルポンプ、配管等)が不要で、電気系統に係る構造だけを設ければよいので、油圧を用いる従来のものと比べて、車輪1のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できる。
また、接続部材16のハウジング11に対する位置は、ねじ送り機構17におけるねじのピッチの範囲内で調整可能なので、車両の走行状況に応じて車輪1のアライメントをきめ細かく連続的に制御できる。
また、ロッド15を軸方向に移動(ストローク)させるためのスペースをハウジング11に設ける必要がないので、ロッド15の軸方向に関してハウジング11の小型化を図ることができ、ハウジング11の車体側への搭載性が向上する。特に、第2実施形態では、第1実施形態とは異なって中間アーム18及び中間アーム19が設けられないので、ハウジング11の車体側への搭載性及び接続部材16の車輪側への搭載性がさらに向上する。
図5は、アライメント制御装置10の第3実施形態(アライメント制御装置40)を示す図である。
アライメント制御装置40は、上述したアライメント制御装置30に対し、ウォームホイール14とロッド15が一体に形成されない点と、ねじ送り機構17がウォームホイール14とロッド15の間に設けられる点が異なる。
ウォームホイール14はリング状に形成され、外周面でウォーム13と噛み合う。ウォームホイール14の内周面には、ねじ送り機構17を構成する雌ねじ部17bが設けられる。ロッド15の外周面には、ねじ送り機構17を構成し雌ねじ部17bと噛み合う雄ねじ部17aが設けられる。ロッド15は、接続部材16を介してナックル2(図1参照)と接続される。ロッド15は、ハウジング11にスプライン等(図示なし)で回り止めされている。他の構造については、アライメント制御装置30(アライメント制御装置10)と同様であるため、説明を省略する。
モータ12(図2参照)が給電されると、モータ12の出力軸12aが回転し、ウォーム13が出力軸12aと一体に回転する。ウォーム13が回転すると、ウォーム13と噛み合うウォームホイール14が回転する。ウォームホイール14が回転すると、ウォームホイール14とロッド15の間に設けられるねじ送り機構17の作用によって、ロッド15がハウジング11に対して軸方向(図5示左右方向)に移動する。ロッド15の移動にともない、ロッド15に接続された接続部材16もハウジング11に対して同方向に移動し、接続部材16のハウジング11に対する位置が変化する。これにより、接続部材16に接続されるナックル2(図1参照)のハウジング11に対する位置(向き)、すなわち車輪1(図1参照)の車体側に対するアライメントが調整される。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、接続部材16がハウジング11に対してどの位置にあっても、接続部材16のハウジング11に対する位置がねじ送り機構17での機械的な係合によって保持される。したがって、接続部材16のハウジング11に対する位置を油圧で保持する従来のものと比べて、ナックル2のハウジング11に対する位置(向き)、すなわち車輪1の車体側に対するアライメントがより確実に保持される。なお、ハウジング11の周辺には、油圧に係る構造(オイルポンプ、配管等)が不要で、電気系統に係る構造だけを設ければよいので、油圧を用いる従来のものと比べて、車輪1のアライメントをより簡単な構造で、且つより確実に保持できる。
また、接続部材16のハウジング11に対する位置は、ねじ送り機構17におけるねじのピッチの範囲内で調整可能なので、車両の走行状況に応じて車輪1のアライメントをきめ細かく連続的に制御できる。
本発明に係るアライメント制御装置10の搭載の態様を示す模式図。 アライメント制御装置10の正面図(部分断面図)。 図2におけるIII方向矢視図。 アライメント制御装置10の第2実施形態を示す図。 アライメント制御装置10の第3実施形態を示す図。
符号の説明
1 車輪
2 ナックル(車輪側)
3 フレーム(車体側)
10 アライメント制御装置
11 ハウジング
12 モータ
12a 出力軸
13 ウォーム
14 ウォームホイール
15 ロッド
16 接続部材
17 ねじ送り機構
17a 雄ねじ部
17b 雌ねじ部
18 中間アーム、第1サスペンションメンバ(回転規制部材)
19 中間アーム、第2サスペンションメンバ(回転規制部材)

Claims (3)

  1. 車両の車体と車輪との間に配置されるサスペンションメンバの相対位置を可変させるアライメント制御装置であって、
    前記車体側に連結された第1サスペンションメンバおよび前記車輪側に連結された第2サスペンションメンバのうちの一方に取り付けられるハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ出力軸を有するモータと、
    前記モータの出力軸と一体に回転するウォームと、
    前記ハウジングに収容され前記ウォームと噛み合うウォームホイールと、
    前記ハウジングに支持され前記ウォームホイールによって駆動されるロッドと、
    前記ロッドと前記第1サスペンションメンバおよび前記第2サスペンションメンバのうちの他方との間に設けられ、前記ロッドと前記第1サスペンションメンバおよび前記第2サスペンションメンバのうちの他方とを接続する接続部材と、
    前記ウォームホイールと前記接続部材の間に設けられ、前記ウォームホイールの回転によって前記接続部材を前記ハウジングに対して前記ロッドの軸方向に直線移動させるねじ送り機構と、
    を備えることを特徴とするアライメント制御装置。
  2. 前記ねじ送り機構が、前記ロッドの外周面に設けられる雄ねじ部と、前記接続部材に設けられ前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とを備え、
    前記ロッドが前記ウォームホイールと一体に回転することを特徴とする請求項1に記載のアライメント制御装置。
  3. 前記接続部材と前記ハウジングとを連結し、前記接続部材の前記ハウジングに対する回転を規制する回転規制部材を備えることを特徴とする請求項2に記載のアライメント制御装置。
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