JP2007118920A - 自動車の電気式動力補助操向裝置 - Google Patents

自動車の電気式動力補助操向裝置 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動車の電気式動力補助操向裝置において,騷音を減少させ,騷音防止のためのシールを設置することができるようにし,部品の損失を抑制する。
【解決手段】 自動車の電気式動力補助操向裝置に,自動車の操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアを備えるピニオン軸104と,ピニオンギアと噛み合うラックギアを備え,自動車の輪に連結されるラックバー109と,操向ホイールにより発生した操向トルクに比例する操向補助動力を起こすモータ130と,モータのモータ軸に連結される動力伝達手段と,外周面にボールスクリューを備え,動力伝達手段に連結されて回転可能な中間軸303と,ボールスクリューに接するボール及びボールを媒介にしてボールスクリューと噛み合うボールナットを含むボールスクリュー部140と,上段はボールナットに結合され,下段はラックバーに結合される連結部材305と,を設けた。
【選択図】 図3c

Description

本発明は,自動車の電気式動力補助操向裝置に関する。
一般に,自動車の動力補助操向裝置としては,流圧ポンプの流圧を利用した流圧式動力補助操向裝置(Hydraulic Power Steering Apparatus )が使われているが,1990年代以後,電気モータを利用した電気式動力補助操向裝置(Electric Power Steering Apparatus )が漸次普遍化されている。
既存の流圧式動力補助操向裝置は,操向補助動力を供給する動力源である流圧ポンプがエンジンにより駆動され,操向ホイールの回転の可否と関係なく常にエネルギーを消耗する。それに比べて電気式動力補助操向裝置は,操向ホイールの回転により操向トルクが発生すると,モータが発生した操向トルクに比例する操向補助動力を供給する。したがって,電気式動力補助操向裝置を使用する場合には,流圧式動力補助操向裝置を使用する場合に比べてエネルギー効率を向上させることができる。
図1は,従来の電気式動力補助操向裝置の構成図である。
図1に示すように,一般的に,電気式動力補助操向裝置は操向ホイール11から両側輪18まで繋がる操向系統10と,操向系統に操向補助動力を供給する補助動力機構30を含んで構成される。
操向系統10は,上段が操向ホイール11に連結されて操向ホイール11と共に回転し,下段は一対のユニバーサルジョイント13を媒介にしてピニオン軸14に連結される操向軸12を含んで構成される。また,ピニオン軸14は,ラック−ピニオン機構部15を通じてラックバー19に連結され,ラックバー19の両端はタイロード16とナックルアーム17を通じて車両の輪18に連結される。
ラック−ピニオン機構部15は,ピニオン軸14の下段に形成されるピニオンギア21とラックバー19の外周面の一側に形成されているラックギア22が互いに噛み合って形成され,ラック−ピニオン機構部15を通じてピニオン軸14の回転運動がラックバー19の直線運動に変化する。したがって,運転者が操向ホイール11を操作すればピニオン軸14が回転し,ピニオン軸14の回転によってラックバー19が軸方向に直線運動をし,ラックバー19の直線運動タイロード16及びナックルアーム17を通じて輪18を操向することになる。
補助動力機構30は,運転者が操向ホイール11に加える操向トルクを感知して,感知された操向トルクに比例する電気信号を出力するトルクセンサ31,トルクセンサ31から伝えられる電気信号に基づいて制御信号を発生する電子制御装置(ECU: Electronic Control Unit )33,電子制御装置33から伝えられる制御信号に基づいて補助動力を発生させるモータ40,及びモータ40から発生した補助動力をラックバー19に伝達するボールスクリュー部50を含んで構成される。
電気式動力補助操向裝置は,操向ホイール11の回転により発生した操向トルクがラック−ピニオン機構部15を経てラックバー19に伝えられ,発生した操向トルクによってモータ40から発生した補助動力がボールスクリュー部50を経てラックバー19に伝えられるように構成される。即ち,操向系統10から発生したトルクとモータ40から発生した補助動力が合わせられてラックバー19を軸方向に運動するようにするものである。
図2a及び図2bは,従来の電気式動力補助操向裝置の部分断面図及び部分拡大図である。
図2a及び図2bに示すように,従来の電気式動力補助操向裝置は,自動車の横方向に延長されるものの,外周面の一側にラックギア(図示していない)を備えるラックバー19,ラックギアと噛み合うピニオンギアを備えるピニオン軸14,ボール61を媒介にしてボールスクリュー63と噛み合うボールナット65を含むボールスクリュー部50及びボールナット65に連結されるモータ軸71を有するモータ40を含んで構成される。
ピニオン軸14は操向軸12を通じて操向ホイール11に連結され,外周面の一側に一定の長さのスクリューが形成されているラックバー19はラックハウジング73に内蔵される。また,ラックハウジング73はラックギア側の第1ハウジング75とモータ側の第2ハウジング77とに分けられる。
モータ40は,ラックバー19のラックギア(図示していない)とボールナット65との間に位置する構造を有するので,操向ホイールに加えられた操向トルクに比例してモータ40から発生する補助動力がボールナット65を経てラックバー19に伝えられる。
図2bに示すように,第1ハウジング75はベアリング81を通じてモータ軸71の右側端を支持することによってモータ軸71が第1ハウジング75の内部から軸方向には動かないで,回転のみ可能であるようにする。第2ハウジング77はベアリング82を通じてモータ軸71の左側端を回転可能に支持する。
モータ軸71は,ラックバー19の外周面を囲む中空形状であり,ボールナット65はモータ軸71の左側端の内周面に結合される。
上記のように,従来の電気式動力補助操向裝置は,モータ軸71の右側端は第1ハウジング75により軸方向に動かないように支持され,モータ軸71の左側端は第2ハウジング77により支持され,ボールナット65はモータ軸71の左側端により支持されるように形成されるモータ40が,第1ハウジング75のラックバー19と第2ハウジング77のボールナット65との間に配置されるように構成される。
しかしながら,このような従来の電気式動力補助操向裝置はラックギアとボールスクリューが全てラックバーの外周面に形成されているという点で次のような問題がある。
まず,ラックバーに作用する荷重を耐えるようにラックバーの直径を大きくしなければならないが,従来技術による場合,ボールスクリューがラックバーの外周面の一側に形成されているのでボールスクリューの直径もラックバーの直径に比例して大きくしなければならない。ところが,ラックバーの直径が大きくなればボールが移動する軌跡も大きくなり,結局,ボールによる騷音が大きくなるという問題がある。
また,ボールスクリュー部の騷音を減少させるためにボールスクリューの溝に潤滑剤を沈積できるようにシール(Seal )を設置しようとしても,ラックバー及びボールナットの外周面をモータ軸が囲まれる等,構造が複雑であるので,シールの設置が困難であるという問題がある。
そして,ラックギアとボールスクリュー中のいずれかの一部分のみ不良である場合にもラックバー全体を交換しなければならないので製品不良による部品の損失が大きいという問題がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,ボールスクリューの直径を減少させてボールによる騷音を減少させ,構造を単純化して騷音防止のためのシールを設置することができるようにし,ラックギアとボールスクリュー中のいずれかの一部分のみ不良である場合の部品の損失を抑制することの可能な,新規かつ改良された自動車の電気式動力補助操向裝置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,自動車の操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアを備えるピニオン軸と;ピニオンギアと噛み合うラックギアを備え,自動車の輪に連結されるラックバーと;操向ホイールにより発生した操向トルクに比例する操向補助動力を起こすモータと;モータのモータ軸に連結される動力伝達手段と;外周面にボールスクリューを備え,動力伝達手段に連結されて回転可能な中間軸と;ボールスクリューに接するボール及びボールを媒介にしてボールスクリューと噛み合うボールナットを含むボールスクリュー部と;上段はボールナットに結合され,下段はラックバーに結合される連結部材と;を含むことを特徴とする自動車の電気式動力補助操向裝置が提供される。
上記モータ軸には第1プーリが備えられ,中間軸には第2プーリが備えられ,上記動力伝達手段は,第1プーリ及び第2プーリを連結するベルトであるとすることができる。
上記モータ軸には第1ギアが備えられ,中間軸には第1ギアに噛み合う第2ギアが備えられるようにすることができる。
上記モータ軸と中間軸はユニバーサルジョイントを媒介にして互いに連結されるようにすることができる。
上記モータ軸と中間軸は同軸上で連結されるようにすることができる。
上記モータ軸と中間軸はフレキシブルカップリング(Flexible Coupling )を媒介にして連結されるようにすることができる。
上記モータ軸と中間軸はフレキシブルカップリングを媒介にして連結されるようにすることができる。
上記中間軸とラックバーは互いに平行するように形成されてもよい。
上記モータ軸とラックバーは互いに平行するように形成されてもよい。
上記モータ軸,中間軸及びラックバーは互いに平行するように形成されてもよい。
上記構成によれば,ラックギアが形成されているラックバーと別途にボールスクリューが形成されている中間軸を備えることによって,ボールスクリューの直径を減少させてボールによる騷音を減少させることができる。また,従来の複雑な構造が単純化されて,騷音防止のためのシールを設けることができる。また,ラックギアとボールスクリュー中のいずれかの一部分に不良がある場合にはラックバーや中間軸不良が発生したラックバーや中間軸を交換すればよいため,部品の損失を減らすことができる。
以上,説明したように,本発明によれば,ボールスクリューの直径を減少させてボールによる騷音を減少させ,構造を単純化して騷音防止のためのシールを設置することができるようにし,ラックギアとボールスクリュー中のいずれかの一部分のみ不良である場合の部品の損失を抑制することの可能な自動車の電気式動力補助操向裝置を提供することができる。
以下,本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。まず,各図面の構成要素に参照符号を付加することにおいて,同じ構成要素に対しては,たとえ他の図面上に表示されても,できる限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また,本発明を説明することにおいて,関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にしえると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
図3a,図3b及び図3cは,各々本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の構成図,部分断面図及び部分拡大図である。
図3aに示すように本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は,操向ホイール101から両側輪108まで繋がる操向系統100及び操向系統100に操向補助動力を供給する補助動力機構120を含んで構成される。
操向系統100は上段が操向ホイール101に連結されて操向ホイール101と共に回転し,下段は一対のユニバーサルジョイント103を媒介にしてピニオン軸104に連結される操向軸102を含んで構成される。また,ピニオン軸104は,ラック−ピニオン機構部105を通じてラックバー109に連結され,ラックバー109の両端はタイロード106及びナックルアーム107を通じて輪108に連結される。
ラック−ピニオン機構部105は,ピニオン軸104に形成されているピニオンギア111とラックバー109の外周面の一側に形成されているラックギア112が互いに噛み合って形成されるので,運転者が操向ホイール101を操作すれば操向系統100から操向トルクが発生し,ラック−ピニオン機構部105とタイロード106を通じて輪108が操向される。
補助動力機構120は,運転者が操向ホイール101に加える操向トルクを感知して,感知された操向トルクに比例する電気信号を出力するトルクセンサ121,トルクセンサ121から伝えられる電気信号に基づいて制御信号を発生する電子制御装置123,電子制御装置123から伝えられる制御信号に基づいて補助動力を発生させるモータ130,モータ130から発生した補助動力をベルト式電動装置301を通じて伝えられる中間軸303及び中間軸303を通じて伝えられる補助動力をラックバー109に伝達する連結部材305を含んで構成される。ベルト式電動装置301は,動力伝達手段の一例である。
本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は,操向ホイール101の回転により発生した操向トルクがラック−ピニオン機構部105を経てラックバー109に伝えられて,発生した操向トルクによりモータ130から発生した補助動力が中間軸303及び連結部材305を経てラックバー109に伝えられるように構成される。即ち,操向系統100から発生した操向トルクとモータ130から発生した補助動力が合わせられてラックバー109を直線方向(図3aにおいて左右方向)に往復動するようにするものである。
また,図3b及び3cに示すように,本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は,操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアが形成されているピニオン軸104,自動車の両側輪に連結され,一側にピニオンギアと噛み合うラックギアが形成されているラックバー109,操向補助動力を起こすモータ130,一側がベルト式電動装置301を媒介にしてータ130のモータ軸307と連結され,他側にはボールスクリュー203が形成されており,ラックバー109と平行した中間軸303,ボール201を媒介にしてボールスクリュー203と噛み合うボールナット205から構成されるボールスクリュー部140,及び上段はボールナット205と結合され,下段はラックバー109と結合される連結部材305を含んで構成される。
ピニオン軸104は操向軸を通じて操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアが形成されている。
ラックバー109は両端がタイロード106とナックルアーム107を通じて自動車の輪に連結され,ラックハウジング223に内蔵される。また,ピニオンギア111と噛み合うラックギア112がラックバー109の一側に形成され,ラックバー109の両端内側の一定地点には潤滑剤の漏れを防止するためのシール310が設けられている。
モータ130はモータハウジング311,モータハウジング311の開放端部を塞ぐ蓋317,モータハウジング311に内蔵される円筒形状の固定子313,固定子313の内側に形成される回転子315,及び回転子315と一体結合されたモータ軸307を含んで構成される。
モータ軸307は,ラックバー109に平行するように配置されるが,右側端319は第1ベアリング320により回転可能であるように支持され,中間部321は蓋317に設けられている第2ベアリング323により回転可能であるように支持される。また,蓋317はボルト325を通じてモータハウジング311に結合される。
中間軸303はラックバー109と分離されており,ラックバー109に平行するように配置され,一側がベルト式電動装置301を媒介にしてモータ130のモータ軸307と連結され,他側外周面には一定の長さの螺旋形の溝であるボールスクリュー203が形成されている。したがって,モータ130から発生した補助動力がベルト式電動装置301を通じて中間軸303に伝えられることになる。即ち,モータ軸130の回転に連動されて中間軸303も回転することになるものである。
一方,中間軸303はモータ軸307と同軸上に形成されることができ,中間軸303とモータ軸307がフレキシブルカップリング(Flexible Coupling )を媒介にして連結されることもある。また,中間軸303がモータ軸307と平行するように形成されることもできる。
本実施形態による動力補助操向裝置は,このように中間軸303がラックバー109と分離されており,ボールスクリュー203が中間軸303に設けられる構造を有するので,ボールスクリュー203やラックギア112の中のいずれかの一つが不良である場合にはボールスクリュー203やラックギア112が形成されている中間軸303やラックバー109の中のいずれかの一つのみを入れ替えればよい。
即ち,本実施形態による動力補助操向裝置は,ラックバー109と中間軸303を分離して設けることによって,ボールスクリュー203やラックギア112の不良による部品の損失を抑制することができるので,ボールスクリュー203とラックギア112が一つのラックバー109に設けられていた従来技術が有する問題を解決することになるものである。
また,モータ130のモータ軸307と連結される中間軸303の一側はモータハウジング311に内蔵され,ボールスクリュー203が形成されている他側はラックバー109と共にラックハウジング223に内蔵され,モータハウジング311とラックハウジング223が接する側には後述する潤滑剤の漏れを防止するためのシール310が中間軸303の外周面に設けられている。
ベルト式電動装置301は,モータ軸307に固定される第1プーリ330,中間軸303の左側端に固定される第2プーリ331及び第1プーリ330と第2プーリ331を囲んで連結するベルト333を含んで構成され,モータ軸307が回転することによって第1プーリ330が回転し,ベルト333を媒介にしてモータ軸307の回転力が第2プーリ331に伝えられる構成である。
ボールスクリュー部140は,ボールスクリュー203と接するボール201及びボール201を媒介にボールスクリュー203と噛み合って中間軸303の外周面を囲むボールナット205を含んで構成される。したがって,中間軸307が回転すればボール201がボールスクリュー203に沿って移動することになり,内周面がボール201を通じてボールスクリュー203と噛み合うように形成されているボールナット205は中間軸303の軸方向に動くことになる。即ち,モータ130の回動が中間軸303及びボールスクリュー部140を通じてボールナット205の直線運動に変わることになるものである。
上述のように,本実施形態による動力補助操向裝置は,中間軸303がラックバー109と分離されており,ボールスクリュー部140が中間軸303の外周面の一側に設けられる構造であるので,ラックバー109に作用する荷重を耐えるようにラックバー109の直径を大きくしても中間軸303の直径,延いては,ボールスクリュー203の直径をラックバー109の直径と関係く設定することができる。
したがって,ラックバー109の外周面にボールスクリュー203が形成されており,ラックバー109の直径を大きくすることによって,ボールスクリュー203の直径もそれに伴って大きくなり,結局,ボールスクリュー203の直径が大きくなることによって騷音が増加していた従来技術の問題はこのように解決される。
また,上述のように,本実施形態による動力補助操向裝置は,ラックバー109の両端の内側の一定地点と中間軸303の外周面にシール310が設けられる構造を有するので,ボールスクリュー部140はラックハウジング223の一定空間内で潤滑剤により沈積されることになる。このような潤滑剤の沈積を通じてボールスクリュー部140から発生する騒音を緩和させることができるので,複雑な構造により設置が困難であった従来技術の問題はこのように解決される。
連結部材305は上段がボールナット205と結合され,下段はラックバー109の一定位置でラックバー109に結合されるように構成される。このような構成により,モータ130の回動によりボールナット205が左右直線運動をすると,連結部材305を通じてボールナット205に連結されているラックバー109がボールナット205の運動軌跡に沿って左右直線運動をする。
即ち,上記のような構成を有する本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置では,モータ130の駆動により発生した補助動力が,モータ軸307→第1プーリ330→ベルト333→第2プーリ331→中間軸303→ボールスクリュー203→ボール201→ボールナット205→連結部材305からなる経路に沿って最終的にラックバー109に伝えられるものである。
図4は,本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。
図4に示すように,本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は,第1実施形態と比較して見る際,第1プーリ及び第2プーリの代わりに第1ギア401及び第2ギア403が設けられて,第1ギア401と第2ギア403が互いに噛み合うように形成されている。したがって,モータ130の駆動により発生した補助動力が第1ギア401及び第2ギア402を通じて中間軸303に伝えられるものである。この場合,第1ギア401及び第2ギア403は,動力伝達手段の一例である。
その他の構成及び作用は本発明の第1実施形態と同一であるので,同一な構成要素に対しては同一な符号を与え,その詳細な説明及び作用の説明は省略する。
図5は,本発明の第3実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。
図5に示すように,本発明の第3実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は第1実施形態と比較して見る際,中間軸303とモータ軸307が互いに平行しない位置にある。そのため,モータ130の駆動に係る補助動力を中間軸303に伝達するための装置として,ユニバーサルジョイント103が備えられている。一方,ユニバーサルジョイント103は中間軸303とモータ軸307がなす角度が30度以内である場合に備えられることが望ましいが,これに限るのではない。この場合,ユニバーサルジョイント103は,動力伝達手段の一例である。
その他の構成及び作用は本発明の第1実施形態と同一であるので,同一な構成要素に対
しては同じ符号を与えられ,その詳細な説明及び作用の説明は省略する。
図6は,本発明の第4実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図で
ある。
図6に示すように,本発明の第4実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置は,本発明の第1実施形態と比較して見る際,中間軸303とモータ軸307が互いに一直線
に近い位置に存在するように配置されている。つまり,中間軸303とモータ軸307が同軸上で連結されるように配置されている。
しかし,中間軸303とモータ軸307の中心を完全に一致させて,一直線に作ることは大変困難であるので,ある程度軸の中心がずれる場合にも使用可能なカップリングが要求される。その要求に適合するものがフレキシブルカップリング(Flexible Coupling)601であり,フレキシブルカップリング601は,ある程度の軸中心のずれや角度のずれがあっても誤差による振動や衝撃を吸収することができる。
即ち,フレキシブルカップリング601を使用することによって,中間軸303及びモータ軸307に無理が少なく加えられるようにし,振動や衝撃を緩和させることができるものである。但し,フレキシブルカップリング601を使用しても一定の限界があり,それは軸の直径,カップリングの状態,使用トルク,使用回転数等により変化する。
以上の説明は本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって,本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって,本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものでなく,説明するためのものであり,このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限るのではない。本発明の保護範囲は請求範囲によって解析されなければならなくて,それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれることと解析されるべきである。
本発明は,自動車の電気式動力補助操向裝置に適用可能である。
従来の電気式動力補助操向裝置の構成図である。 従来の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。 従来の電気式動力補助操向裝置の部分拡大図である。 各々本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の構成図である。 各々本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。 各々本発明の第1実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向裝置の部分断面図である。
符号の説明
101 操向ホイール
102 操向軸
103 ユニバーサルジョイント
104 ピニオン軸
105 ラック−ピニオン機構部
109 ラックバー
120 補助動力機構
121 トルクセンサ
123 電子制御装置
130 モータ
140 ボールスクリュー部
201 ボール
203 ボールスクリュー
205 ボールナット
301 ベルト式電動装置
303 中間軸
305 連結部材
307 モータ軸
310 シール
330 第1プーリ
331 第2プーリ
333 ベルト
401 第1ギア
403 第2ギア
601 フレキシブルカップリング

Claims (10)

  1. 自動車の操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアを備えるピニオン軸と;
    前記ピニオンギアと噛み合うラックギアを備え,前記自動車の輪に連結されるラックバーと;
    前記操向ホイールにより発生した操向トルクに比例する操向補助動力を起こすモータと;
    前記モータのモータ軸に連結される動力伝達手段と;
    外周面にボールスクリューを備え,前記動力伝達手段に連結されて回転可能な中間軸と;
    前記ボールスクリューに接するボール及び前記ボールを媒介にして前記ボールスクリュ
    ーと噛み合うボールナットを含むボールスクリュー部と;
    上段は前記ボールナットに結合され,下段は前記ラックバーに結合される連結部材と;
    を含むことを特徴とする自動車の電気式動力補助操向裝置。
  2. 前記モータ軸には第1プーリが備えられ,前記中間軸には第2プーリが備えられ,前記動力伝達手段は,前記第1プーリ及び前記第2プーリを連結するベルトであることを特徴とする,請求項1に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  3. 前記モータ軸には第1ギアが備えられ,前記中間軸には前記第1ギアに噛み合う第2ギアが備えられることを特徴とする,請求項1に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  4. 前記モータ軸と前記中間軸はユニバーサルジョイントを媒介にして互いに連結されることを特徴とする,請求項1に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  5. 前記モータ軸と前記中間軸は同軸上で連結されることを特徴とする,請求項1に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  6. 前記モータ軸と前記中間軸はフレキシブルカップリング(Flexible Coupling )を媒介にして連結されることを特徴とする,請求項5に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  7. 前記モータ軸と前記中間軸はフレキシブルカップリングを媒介にして連結されることを特徴とする,請求項1に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  8. 前記中間軸と前記ラックバーは互いに平行するように形成されることを特徴とする,請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  9. 前記モータ軸と前記ラックバーは互いに平行するように形成されることを特徴とする,請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。
  10. 前記モータ軸,前記中間軸及び前記ラックバーは互いに平行するように形成されることを特徴とする,請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車の電気式動力補助操向裝置。

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