JP2007112411A - ベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を減らし,組立工程を単純化することによって,最終的な製作単価を低減することができるベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置が提供される。
【解決手段】 本発明によるベルト式電動装置は,回転自在な駆動軸401と,駆動軸に結合される駆動プーリ403と,駆動軸と所定距離離隔して設けられ,回転自在な縦動軸402と,縦動軸に結合される縦動プーリ404と,駆動軸および縦動軸を連結するベルト302と,ベルトに内接するテンショナーTと,を含み,かかるテンショナーによって,ベルトの張力が調節可能なため,別途の支持構造を必要とせず,部品点数を減らし,組立工程を単純化し,かつ,製作単価を削減することが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は,ベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置に関し,より詳しくは,駆動軸と縦動(coupled driving)軸とを連結するベルトの張力を調節するための別途の支持構造を必要としないテンショナー(Tensioner)をベルトに内接した,ベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置に関する。
一般に,自動車の動力補助操向裝置としては,流圧ポンプの流圧を利用した流圧式動力補助操向裝置(Hydraulic Power Steering Apparatus)が利用されているが,1990年代以後,電気モータを利用した電気式動力補助操向裝置(Electric Power Steering Apparatus)が次第に一般化されてきた。
既存の流圧式動力補助操向裝置は,操向補助動力を供給する動力源である流圧ポンプがエンジンにより駆動されるので,操向(Steering)ホイールの回転の有無と関係なく常にエネルギーを消耗する。これに比べて,電気式動力補助操向裝置は,操向ホイールの回転により操向トルクが発生すると,モータにより生じた操向トルクに比例する操向補助動力が得られる。従って,電気式動力補助操向裝置を使用する場合には,流圧式動力補助操向裝置を使用する場合に比べてエネルギー効率を向上させることができる。
図1は,従来技術に係る自動車の電気式動力補助操向装置の構成図である。
図1に示すように,一般的に,電気式動力補助操向裝置は,操向ホイール101から両側輪108まで繋がる操向系統100,および,操向系統に操向補助動力を供給する補助動力機構120を含んで構成される。
操向系統100は,操向軸102を含んで構成される。かかる操向軸102の上段には操向ホイール101が連結され,操向軸102が操向ホイール101と共に回転し,操向軸102の下段には一対のユニバーサルジョイント103が設けられ,操向軸102がこのユニバーサルジョイント103を媒介にしてピニオン軸104に連結される。また,ピニオン軸104は,ラック−ピニオン機構部105を介して,ラックバー109に連結され,ラックバー109の両端はタイロッド106とナックルアーム107を介して車両の両側輪108に連結される。
ラック−ピニオン機構部105は,ピニオン軸104の下段に形成されるピニオンギア111と,ラックバー109の外周面の一側に形成されているラックギア112とが互いに噛み合って形成され,ラック−ピニオン機構部105を介してピニオン軸104の回転運動がラックバー109の直線運動に変えられる。従って,運転者が操向ホイール101を操作すれば,ピニオン軸104が回転し,ピニオン軸104の回転によってラックバー109が軸方向に直線運動し,ラックバー109の直線運動タイロッド106およびナックルアーム107を介して輪108を操向することになる。
一方,補助動力機構120は,運転者が操向ホイール101に加える操向トルクを感知して,感知された操向トルクに比例する電気信号を出力するトルクセンサ121と,トルクセンサ121から伝えられる電気信号に基づいて制御信号を発生する電子制御装置(ECU: Electronic Control Unit)123と,電子制御装置123から伝えられる制御信号に基づいて補助動力を発生させるモータ130と,ベルトを媒介にしてモータ130から発生した補助動力をラックバー109に伝達するベルト式電動装置140とを含んで構成される。
従って,電気式動力補助操向裝置は,操向ホイール101の回転により発生した操向トルクがラック−ピニオン機構部105を経てラックバー109に伝えられ,発生した操向トルクによってモータ130から発生した補助動力がベルト式電動装置140によりラックバー109に伝えられるように構成される。即ち,操向系統100から発生した操向トルクとモータ130から発生した補助動力が合わさって,ラックバー109が軸方向に動作することとなる。
図2は,従来技術に係る自動車の電気式動力補助操向装置の部分断面図である。
図2に示すように,従来技術に係る電気式動力補助操向裝置は,全体的に自動車の横方向に延び,外周面の一側にラックギアを備えるラックバー109と,ラックギアと噛み合うピニオンギアを備えるピニオン軸104と,ボール201を媒介にしてボールスクリュー203と噛み合うボールナット205を含むボールスクリュー部210と,ボールナット205とモータ軸221とを連結するベルト式電動装置140と,モータ130とを含んで構成される。
ピニオン軸104は,操向軸を介して操向ホイールに連結され,外周面の一側に一定の長さのスクリューが形成されているラックバー109は,ラックハウジング223に内蔵される。また,ラックハウジング223は,ラックギア側の第1ハウジング225とモータ側の第2ハウジング227に分けられる。
ベルト式電動装置140は,モータ軸221およびボールナット205を連結するベルトを含んで形成され,操向ホイールに加えられた操向トルクに比例してモータ130から発生する補助動力を,ボールナット205を介してラックバー109に伝達する。
ところが,ベルト式電動装置140は,ラックバー109の振動と衝撃などがモータ130に直接伝えられることを防止する長所がある反面,ベルトやプーリの摩耗などによりベルトの張力が変動してベルトから振動が発生し,その振動が車体に伝達して騷音が起きる問題がある。
このような問題を解決するために,従来においては,図3に示すようにベルトに外接する別途のテンショナーTを設けてベルトの張力を調節していた。
即ち,従来技術によるテンショナーTは,モータハウジングから突出形成される支持段部301と,支持段部301を貫通して形成される第1支持軸303と,支持段部301から所定距離離隔して形成されるテンショナープーリ305と,テンショナープーリ305を貫通して形成される第2支持軸307と,第1支持軸303および第2支持軸307を連結するスイングアーム(Swing Arm)309と,スイングアーム309を一側から押圧するトーションスプーリング311とを含んで構成される。
このような構成を有する従来技術によるテンショナーTは,トーションスプーリング311スイングアーム309に弾性力を加え,ベルト302を外側から内側方向に押してやることによってベルト302の張力を調節する。
しかしながら,このような従来技術による場合,テンショナーTを構成する別途の部品が多数必要となり,それによって組立工程も複雑になり,結果的に製作単価が上がる問題が生じていた。
本発明は,従来の電気式動力補助操向装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,ベルトの張力を調節するための別途の支持構造を要しないテンショナーをベルトに内接して,部品点数を減らし,組立工程を単純化し,かつ,製作単価を削減することが可能な,新規かつ改良されたベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,回転自在な駆動軸と;上記駆動軸に結合される駆動プーリと;上記駆動軸と所定距離離隔して設けられ,回転自在な縦動軸と;上記縦動軸に結合される縦動プーリと;上記駆動軸と上記縦動軸とを連結するベルトと;上記ベルトに内接するテンショナーと;を含むことを特徴とする,ベルト式電動装置が提供される。
上記駆動プーリの外周面には凹凸が形成され,上記縦動プーリの外周面には上記駆動プーリの上記凹凸と同一な凹凸が形成され,上記ベルトの内周面には上記駆動プーリおよび上記縦動プーリの上記凹凸と各々噛み合う凹凸が形成されるとしても良い。
上記テンショナーの幅は,上記ベルトの自然間隔より広く形成されるとしても良い。
上記テンショナーは,弾性体からなるとしても良く,プラスチックであっても良い。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,自動車の操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアが形成されているピニオン軸と;上記自動車の両側輪に連結され,一側には上記ピニオンギアと噛み合うラックギアが形成されており,他側にはボールスクリューが形成されているラックバーと;上記操向ホイールにより発生した操向トルクに比例する操向補助動力を生成するモータと;上記モータのモータ軸に結合されるモータプーリと;ボールを媒介にして上記ラックバーの上記ボールスクリューと噛み合うように形成されるボールナットと;上記ボールナットの外周面に備えられるボールナットプーリと;上記モータプーリと上記ボールナットプーリとを連結するベルトと;上記ベルトに内接するテンショナーと;を含むことを特徴とする,自動車の電気式動力補助操向装置が提供される。
上述したベルト式電動装置における従属項に対応する構成要素やその説明は,当該自動車の電気式動力補助操向装置にも適用可能である。
以上説明したように本発明によれば,部品点数を減らし,組立工程を単純化することによって,最終的な製作単価を低減することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また,本発明の実施形態を説明する際,本発明に関連した公知の構成,もしくは,機能に対する具体的な説明が当業者にとって自明であると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。
図4は,本発明の第1実施形態に係るベルト式電動装置を示す斜視図であり,図5は,第1実施形態に係るベルト式電動装置を示す正面図である。
図4および図5各々が示すように,本発明の第1実施形態に係るベルト式電動装置は,回転自在な駆動軸401と,駆動軸401に結合される駆動プーリ403と,駆動軸401と所定距離離隔して設けられ,回転自在な縦動軸402と,縦動軸402に結合される縦動プーリ404と,駆動軸401および縦動軸402を連結するベルト302と,ベルト302の内側に接するように形成されるテンショナーTとを含んで構成される。
駆動軸401は,直径が一定な円筒形状の回転軸として,入力される回転力を縦動軸402に伝達する。駆動軸401の入力側405には,モータを始めとする各種アクチュエータ(Actuator)が連結され,このアクチュエータ等によって駆動軸401が回転される。
駆動プーリ403は,駆動軸401の出力側407の外周面を囲むように形成され,ベルト302が駆動プーリ403の外周面と接触しながら運動することによって駆動軸401の回転力を縦動軸402に伝達する。駆動プーリ403は,駆動軸401と一体形成することができ,駆動プーリ403の外周面およびベルト302の内周面には凹凸が形成され,その凹凸によってベルト302を駆動プーリ403に密着させることができる。
縦動軸402は,駆動軸401から受ける回転力を出力する装置であって,駆動軸401から所定距離離隔して設けられ,ベルト302を介して駆動軸401から回転力を受ける。
縦動プーリ404は,縦動軸402の外周面を囲むように形成され,駆動軸401に連結されるベルト302が縦動プーリ404の外周面と接触しながら運動することによって,縦動軸402に回転力を伝達する。縦動プーリ404の外周面およびベルト302の内周面には凹凸が形成され,その凹凸によってベルト302を縦動プーリ404に密着させることもできる。
ベルト302は,駆動軸401と縦動軸402とを連結して,駆動軸401から発生する回転力を縦動軸402に伝達する装置であって,1または2以上で形成することができる。ベルト302は,金属やプラスチックなど,多様な材質で作ることができる。また,ベルト302の内周面には駆動軸401や縦動軸402に形成された凹凸と噛み合う凹凸が形成されるとしても良い。
テンショナーTは,円筒形状からなり,ベルト302の内周面に接するように形成される。一方,必要によって,テンショナーTを中空形状に製作してテンショナーTの重量を減少させることもできる。また,テンショナーTを内接する前の状態におけるベルト302の内幅(自然間隔)よりテンショナーTの幅を広くすることにより,テンショナーTからベルト302の内周面に,外側に向かう力を加えるようにして,ベルト302の張力を維持することが望ましい。
また,ベルト302に内接するように構成されたテンショナーTは,互いに反対方向に運動するベルト302の両側の回転力により,常に一定の位置を維持できる。従って,本発明の実施形態によるテンショナーTはベルトに外接するように形成された従来のテンショナーとは異なり,別途の支持構造を必要としない。従って,本発明の実施形態によれば,部品を減少,および工程を単純化でき,それを通じて製作単価の低減効果が得られるものである。
また,ベルト302の内周面やテンショナーTの外周面が摩耗する場合,ベルト302の張力が弱くなることもある。このような場合に対応するため,テンショナーTの材質を,プラスチック等の弾性体で形成することができる。即ち,摩耗によりベルト302の張力が甘くなっても,弾性体で作られたテンショナーTの弾性力がベルト302を外側に押し出すため,ベルト302は張力を維持できる。
図6aは,本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向装置を示す構成図であり,図6bは,本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向装置を部分拡大図であり,図7は,図6bのA−A’方向断面図である。
図6a,6bおよび図7に示すように,本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向装置は,自動車の操向ホイール101と,操向ホイール101に連結され,一側にピニオンギア111が形成されているピニオン軸104と,自動車の両側輪108に連結され,一側にピニオンギア111と噛み合うラックギア112が形成されているラックバー109と,操向ホイール101により発生した操向トルクに比例する操向補助動力を起こすモータ130と,モータ軸221に結合されるモータプーリ601と,ボール201を媒介にしてラックバー109のボールスクリュー203と噛み合うように形成されるボールナット205と,ボールナット205の外周面に備えられるボールナットプーリ602と,モータプーリ601およびボールナットプーリ602を連結するベルト302と,ベルト302に内接するように形成されるテンショナーTと,を含んで構成される。
ピニオン軸104は,操向軸102を介して操向ホイール101に連結され,他の一側にピニオンギア111が形成されている。
ラックバー109は,両端がタイロッド106およびナックルアーム107を介して輪108に連結され,ラックハウジングに内蔵される。また,ピニオンギア111と噛み合うラックギア112がラックバー109の一側に形成されており,ラックバー109両端の内側の一定地点には潤滑剤の漏れを防止するため,シール(Seal)が設けられている。
また,ラックバー109は,ベルト302を媒介にしてモータ軸221から動力を受け,ラックバー109の他側の外周面には一定の長さの螺旋状溝であるボールスクリュー203が形成されている。
ボールナット205は,ボール201を媒介にしてボールスクリュー203と噛み合い,ラックバー109の外周面を囲むように形成される。
ボールナットプーリ602は,ボールナット205の外周面に形成され,ボールナットプーリ602を介してベルト302がボールナット205に連結される。ボールナットプーリ602は,ボールナット205と一体形成されても良い。また,ボールナットプーリ602の外周面には凹凸が形成されても良い。
モータ130は,モータハウジング611,モータハウジング611の開放端部を塞ぐ蓋613,モータハウジング611に内蔵される円筒形状の固定子615,固定子615の内側に形成される回転子617および回転子617と一体結合されたモータ軸221を含んで構成される。
モータ軸221は,ラックバー109に平行するように配置される。また,モータ軸221の右側端621はモータハウジング611に設けられている第1ベアリング623により回転自在に支持され,中間部625は蓋613に設けられている第2ベアリング627により回転自在に支持される。また,蓋613は,ボルト629を介してモータハウジング611に結合される。
モータプーリ601は,モータ軸221の右側端628に形成されており,モータプーリ601にベルト302が連結されることによってモータ130から発生した補助動力をラックバー109に伝達する。モータプーリ601は,モータ軸221と一体形成されても良い。また,モータプーリ601の外周面には凹凸が形成されても良い。
ベルト302は,モータプーリ601およびボールナットプーリ602を連結してモータ130から発生した補助動力をラックバー109に伝達する役割を担う。必要に応じてベルト302の内周面にはモータプーリ601やボールナットプーリ602の外周面に形成されている凹凸と噛み合う凹凸を形成し,ベルト302がモータプーリ601やボールナットプーリ602に密着して駆動されるようにすることができる。
テンショナーTは,本発明の第1実施形態と同様にベルト302の内側で接するように形成されて,ベルト302を外側に押圧することによってベルト302の張力を維持する。
その他の構成および作用は,本発明の第1実施形態と同一であるので,同一な構成要素に対しては同一な符号が与えられ,その詳細な説明および作用の説明は省略する。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,駆動軸と縦動軸とを連結するベルトの張力を調節するための別途の支持構造を必要としないテンショナーをベルトに内接した,ベルト式電動装置およびこれを備えた自動車の電気式動力補助操向装置に適用可能である。
従来技術に係る自動車の電気式動力補助操向装置の構成図である。 従来技術に係る自動車の電気式動力補助操向装置の部分断面図である。 従来技術に係るテンショナーを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式電動装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るベルト式電動装置を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向装置を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係る自動車の電気式動力補助操向装置を示す部分拡大図である。 図6bのA−A´方向の断面図である。
符号の説明
T テンショナー(Tensioner)
130 モータ
221 モータ軸
302 ベルト
401 駆動軸
402 縦動軸
403 駆動プーリ
404 縦動プーリ
601 モータプーリ
602 ボールナットプーリ

Claims (9)

  1. 回転自在な駆動軸と;
    前記駆動軸に結合される駆動プーリと;
    前記駆動軸と所定距離離隔して設けられ,回転自在な縦動軸と;
    前記縦動軸に結合される縦動プーリと;
    前記駆動軸と前記縦動軸とを連結するベルトと;
    前記ベルトに内接するテンショナーと;
    を含むことを特徴とする,ベルト式電動装置。
  2. 前記駆動プーリの外周面には凹凸が形成され,
    前記縦動プーリの外周面には前記駆動プーリの前記凹凸と同一な凹凸が形成され,
    前記ベルトの内周面には前記駆動プーリおよび前記縦動プーリの前記凹凸と各々噛み合う凹凸が形成されていることを特徴とする,請求項1に記載のベルト式電動装置。
  3. 前記テンショナーの幅は,前記ベルトの自然間隔より広く形成されることを特徴とする,請求項1または2のいずれかに記載のベルト式電動装置。
  4. 前記テンショナーは,弾性体からなることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載のベルト式電動装置。
  5. 前記テンショナーは,プラスチックであることを特徴とする,請求項4に記載のベルト式電動装置。
  6. 自動車の操向ホイールに連結され,一側にピニオンギアが形成されているピニオン軸と;
    前記自動車の両側輪に連結され,一側には前記ピニオンギアと噛み合うラックギアが形成されており,他側にはボールスクリューが形成されているラックバーと;
    前記操向ホイールにより発生した操向トルクに比例する操向補助動力を生成するモータと;
    前記モータのモータ軸に結合されるモータプーリと;
    ボールを媒介にして前記ラックバーの前記ボールスクリューと噛み合うように形成されるボールナットと;
    前記ボールナットの外周面に備えられるボールナットプーリと;
    前記モータプーリと前記ボールナットプーリとを連結するベルトと;
    前記ベルトに内接するテンショナーと;
    を含むことを特徴とする,自動車の電気式動力補助操向装置。
  7. 前記モータプーリの外周面には凹凸が形成され,
    前記ボールナットプーリの外周面には前記モータプーリの前記凹凸と同一な凹凸が形成され,
    前記ベルトの内周面には前記モータプーリおよび前記ボールナットプーリの前記凹凸と各々噛み合う凹凸が形成されていること,
    を特徴とする,請求項6に記載の自動車の電気式動力補助操向装置。
  8. 前記テンショナーの幅は,前記テンショナーが前記ベルトに内接する前の状態における前記ベルトの内幅より広く形成されることを特徴とする,請求項6または7のいずれかに記載の自動車の電気式動力補助操向装置。
  9. 前記テンショナーは弾性体からなることを特徴とする,請求項6〜8のいずれかに記載の自動車の電気式動力補助操向装置。
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