JP2737476B2 - 走行車の非常停止装置 - Google Patents
走行車の非常停止装置Info
- Publication number
- JP2737476B2 JP2737476B2 JP24468091A JP24468091A JP2737476B2 JP 2737476 B2 JP2737476 B2 JP 2737476B2 JP 24468091 A JP24468091 A JP 24468091A JP 24468091 A JP24468091 A JP 24468091A JP 2737476 B2 JP2737476 B2 JP 2737476B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveling vehicle
- traveling
- guide rail
- emergency stop
- brake shoe
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガイドレールと、こ
のガイドレールに沿って走行する走行車と、この走行車
を走行させるリニアーモーターとを有しており、前記リ
ニアーモーターが、ガイドレールに所定間隔で設けられ
た1次側部材と、走行車に設けられた2次側部材とを有
している物品搬送装置における走行車の非常停止装置に
関する。
のガイドレールに沿って走行する走行車と、この走行車
を走行させるリニアーモーターとを有しており、前記リ
ニアーモーターが、ガイドレールに所定間隔で設けられ
た1次側部材と、走行車に設けられた2次側部材とを有
している物品搬送装置における走行車の非常停止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種走行車の非常停止装置とし
て以下の如きものは知られている。即ち、走行車にブレ
ーキシューが可動状態で設けられ、このブレーキシュー
がばねによってガイドレール側に向かって付勢されてガ
イドレールに当接するようになされ、前記ブレーキシュ
ーが保持機構によって常態にあってはばねの力に抗して
ガイドレールから離れた位置に保持されるようになされ
ているものは知られている。
て以下の如きものは知られている。即ち、走行車にブレ
ーキシューが可動状態で設けられ、このブレーキシュー
がばねによってガイドレール側に向かって付勢されてガ
イドレールに当接するようになされ、前記ブレーキシュ
ーが保持機構によって常態にあってはばねの力に抗して
ガイドレールから離れた位置に保持されるようになされ
ているものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の走行車の非常停止装置に
あっては、走行車にブレーキシューが設けられたもので
あったため、走行車を非常停止させた場合、走行車の現
に走行している位置、即ち、ブレーキシューが作動した
位置から所定の制動距離を走行した後において走行車が
停止するものであったため、走行車を1次側部材の上方
位置にて非常停止させることが出来ないことがほとんど
であり、そのため、非常停止解除後の再発進を行なうた
めには、走行車を1次側部材の上方にまで人手によって
移動させなければならないという欠点があった。
あっては、走行車にブレーキシューが設けられたもので
あったため、走行車を非常停止させた場合、走行車の現
に走行している位置、即ち、ブレーキシューが作動した
位置から所定の制動距離を走行した後において走行車が
停止するものであったため、走行車を1次側部材の上方
位置にて非常停止させることが出来ないことがほとんど
であり、そのため、非常停止解除後の再発進を行なうた
めには、走行車を1次側部材の上方にまで人手によって
移動させなければならないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この発明は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、ガイドレールの、所定の1次側部材の前後方いずれ
かの近傍に揺動レバーが揺動自在に設けられ、この揺動
レバーにブレーキシューが取り付けられ、このブレーキ
シューがばねによって走行車側に向かって付勢されて走
行車に当接するようになされ、前記揺動レバーが保持装
置によって常態にあってはばねの力に抗して走行車から
離れた位置に保持されているものである。
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、ガイドレールの、所定の1次側部材の前後方いずれ
かの近傍に揺動レバーが揺動自在に設けられ、この揺動
レバーにブレーキシューが取り付けられ、このブレーキ
シューがばねによって走行車側に向かって付勢されて走
行車に当接するようになされ、前記揺動レバーが保持装
置によって常態にあってはばねの力に抗して走行車から
離れた位置に保持されているものである。
【0005】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。走行車を非常停止させるブレーキシューがリニア
ーモーターの1次側部材の近傍に設けられているので、
走行車を1次側部材の上方位置にて非常停止させること
が出来る。
ある。走行車を非常停止させるブレーキシューがリニア
ーモーターの1次側部材の近傍に設けられているので、
走行車を1次側部材の上方位置にて非常停止させること
が出来る。
【0006】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1右
側を、後とは同図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、
右とは同表側をいう。非磁性体からなるガイドレール1
に沿って走行車3が走行自在となされている。前記走行
車3は、リニアーモーター4によって前後いずれの方向
にも走行自在となされている。前記リニアーモーター4
は、ガイドレール1に所定間隔で設けられた1次側部材
5と、走行車3に設けられたアルミニウム板等からなる
2次側部材6とを有している。
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1右
側を、後とは同図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、
右とは同表側をいう。非磁性体からなるガイドレール1
に沿って走行車3が走行自在となされている。前記走行
車3は、リニアーモーター4によって前後いずれの方向
にも走行自在となされている。前記リニアーモーター4
は、ガイドレール1に所定間隔で設けられた1次側部材
5と、走行車3に設けられたアルミニウム板等からなる
2次側部材6とを有している。
【0007】走行車3の荷台の前後方向中央14から等
距離だけ離れた位置において、2次側部材6に前後方向
には並ばないようにして、永久磁石10に吸着される前
後一対の被吸着片12が設けられ、走行車3が前後方向
中央14を停止ステーション7の前後方向中央15に一
致させて停止した際、前記被吸着片12に対向する永久
磁石10が磁極を上下方向に向けるようにしてガイドレ
ール1に設けられ、これら永久磁石10にコイル11が
巻かれ、これらコイル11には通常は永久磁石10の吸
着力を相殺するように直流電流が流され、走行車3を停
止させるときにのみ直流電流の供給が遮断されるように
なされている。
距離だけ離れた位置において、2次側部材6に前後方向
には並ばないようにして、永久磁石10に吸着される前
後一対の被吸着片12が設けられ、走行車3が前後方向
中央14を停止ステーション7の前後方向中央15に一
致させて停止した際、前記被吸着片12に対向する永久
磁石10が磁極を上下方向に向けるようにしてガイドレ
ール1に設けられ、これら永久磁石10にコイル11が
巻かれ、これらコイル11には通常は永久磁石10の吸
着力を相殺するように直流電流が流され、走行車3を停
止させるときにのみ直流電流の供給が遮断されるように
なされている。
【0008】このような構成によって、手前のリニアー
モーター4の1次側部材5によってで逆推力を与えて走
行車3を減速した後、コイル11への直流電流の供給を
絶つことによって、永久磁石10によって被吸着片12
を吸着して、走行車3の前後方向中央14が停止ステー
ション7の前後方向中央15とほぼ一致する位置に走行
車3を停止させることが出来る。この説明から明らかな
ごとく、走行車3の通常の停止器9は、永久磁石10、
コイル11及び被吸着片12によって構成されている。
モーター4の1次側部材5によってで逆推力を与えて走
行車3を減速した後、コイル11への直流電流の供給を
絶つことによって、永久磁石10によって被吸着片12
を吸着して、走行車3の前後方向中央14が停止ステー
ション7の前後方向中央15とほぼ一致する位置に走行
車3を停止させることが出来る。この説明から明らかな
ごとく、走行車3の通常の停止器9は、永久磁石10、
コイル11及び被吸着片12によって構成されている。
【0009】なお、停止ステーション7に停止した走行
車3が再発進出来るように、停止ステーション7の前後
方向中央15に跨がるようにして1次側部材5が設置さ
れている。
車3が再発進出来るように、停止ステーション7の前後
方向中央15に跨がるようにして1次側部材5が設置さ
れている。
【0010】前記停止ステーション7の1次側部材5の
前方に位置する1次側部材5の後方にブラケット17が
設けられ、このブラケット17に自由端を前方に向ける
ようにして左右一対の揺動レバー18が軸心を左右方向
に向けた枢軸19を介して上下揺動自在に設けられ、こ
れら揺動レバー18にブレーキシュー20が取り付けら
れ、このブレーキシュー20がばね21によって走行車
3の2次側部材6に向かって付勢されて2次側部材6に
当接するようになされている。前記揺動レバー18が保
持装置であるリニアーソレノイド22によって常態にあ
ってはばね21の力に抗して2次側部材6から離れた位
置に保持されている。即ち、リニアーソレノイド22の
ロッド23に設けられたピン24が揺動レバー18に連
設された突片25の長孔26に嵌められている。
前方に位置する1次側部材5の後方にブラケット17が
設けられ、このブラケット17に自由端を前方に向ける
ようにして左右一対の揺動レバー18が軸心を左右方向
に向けた枢軸19を介して上下揺動自在に設けられ、こ
れら揺動レバー18にブレーキシュー20が取り付けら
れ、このブレーキシュー20がばね21によって走行車
3の2次側部材6に向かって付勢されて2次側部材6に
当接するようになされている。前記揺動レバー18が保
持装置であるリニアーソレノイド22によって常態にあ
ってはばね21の力に抗して2次側部材6から離れた位
置に保持されている。即ち、リニアーソレノイド22の
ロッド23に設けられたピン24が揺動レバー18に連
設された突片25の長孔26に嵌められている。
【0011】このような構成によって、リニアーソレノ
イド22を通電状態としてロッド23を退入させること
によって、ブレーキシュー20はばね21の力に抗して
2次側部材6から離れた位置に保持され、リニアーソレ
ノイド22を断電状態とすることによって、揺動レバー
18を自由としばね21の力によってブレーキシュー2
0を、その上方を通過する走行車3の2次側部材6に押
し当て、走行車3を前記1次側部材5の上方にて非常停
止させることが出来る。なお、1次側部材5の上方で非
常停止させられた走行車3は、非常停止解除後の再発進
に際しては、停止ステーション7の1次側部材5の上方
まで一旦後退させられ、その後、前進させられる。
イド22を通電状態としてロッド23を退入させること
によって、ブレーキシュー20はばね21の力に抗して
2次側部材6から離れた位置に保持され、リニアーソレ
ノイド22を断電状態とすることによって、揺動レバー
18を自由としばね21の力によってブレーキシュー2
0を、その上方を通過する走行車3の2次側部材6に押
し当て、走行車3を前記1次側部材5の上方にて非常停
止させることが出来る。なお、1次側部材5の上方で非
常停止させられた走行車3は、非常停止解除後の再発進
に際しては、停止ステーション7の1次側部材5の上方
まで一旦後退させられ、その後、前進させられる。
【0012】図5及び図6には保持装置の変形例が示さ
れている。これら図において、揺動レバー18にそれと
一直線状になるようにして突片25が連設され、この突
片25に下方からカム28が当接するようになされ、こ
のカム28がロータリーソレノイド29の回転軸30に
嵌め止められている。このような構成によって、ロータ
リーソレノイド29を通電状態として図面の二点鎖線の
状態、即ちカム28のカム部が突片25に当たった状態
とすると、ブレーキシュー20はばね21の力に抗して
2次側部材6から離れた位置に保持され、ロータリーソ
レノイド29を断電状態とすることによって、回転軸3
0に関与された、ロータリーソレノイド29に内蔵のば
ね(図示略)の力によって回転軸30を自動的に回転さ
せて、カム28のカム部が突片25から外れた状態と
し、そのことによってばね21の力によってブレーキシ
ュー20を、その上方を通過する走行車3の2次側部材
6に押し当て、走行車3を非常停止させることが出来
る。
れている。これら図において、揺動レバー18にそれと
一直線状になるようにして突片25が連設され、この突
片25に下方からカム28が当接するようになされ、こ
のカム28がロータリーソレノイド29の回転軸30に
嵌め止められている。このような構成によって、ロータ
リーソレノイド29を通電状態として図面の二点鎖線の
状態、即ちカム28のカム部が突片25に当たった状態
とすると、ブレーキシュー20はばね21の力に抗して
2次側部材6から離れた位置に保持され、ロータリーソ
レノイド29を断電状態とすることによって、回転軸3
0に関与された、ロータリーソレノイド29に内蔵のば
ね(図示略)の力によって回転軸30を自動的に回転さ
せて、カム28のカム部が突片25から外れた状態と
し、そのことによってばね21の力によってブレーキシ
ュー20を、その上方を通過する走行車3の2次側部材
6に押し当て、走行車3を非常停止させることが出来
る。
【0013】
【発明の効果】この発明は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。 走行車を非常停止させるブレーキシューがリニアーモ
ーターの1次側部材の近傍に設けられているので、走行
車を1次側部材の上方位置にて非常停止させることが出
来る。その結果、非常停止解除後の再発進を従来に比較
して楽に行なうことが出来る。 非常停止した後、再発進を行なうには、保持装置によ
って揺動レバーを再びばねの力に抗して揺動させるだけ
でよいので、再発進を迅速に行なうことが出来る。
て、以下の如き効果を奏するものである。 走行車を非常停止させるブレーキシューがリニアーモ
ーターの1次側部材の近傍に設けられているので、走行
車を1次側部材の上方位置にて非常停止させることが出
来る。その結果、非常停止解除後の再発進を従来に比較
して楽に行なうことが出来る。 非常停止した後、再発進を行なうには、保持装置によ
って揺動レバーを再びばねの力に抗して揺動させるだけ
でよいので、再発進を迅速に行なうことが出来る。
【図1】この発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】要部側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】保持装置の変形例を示す要部側面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
1 ガイドレール 3 走行車 4 リニアーモーター 5 1次側部材 6 2次側部材 18 揺動レバー 20 ブレーキシュー 21 ばね 22 リニアーソレノイド
Claims (1)
- 【請求項1】 ガイドレールと、このガイドレールに沿
って走行する走行車と、この走行車を走行させるリニア
ーモーターとを有しており、前記リニアーモーターが、
ガイドレールに所定間隔で設けられた1次側部材と、走
行車に設けられた2次側部材とを有している物品搬送装
置における走行車の非常停止装置であって、前記ガイド
レールの、所定の1次側部材の前後方いずれかの近傍に
揺動レバーが揺動自在に設けられ、この揺動レバーにブ
レーキシューが取り付けられ、このブレーキシューがば
ねによって走行車側に向かって付勢されて走行車に当接
するようになされ、前記揺動レバーが保持装置によって
常態にあってはばねの力に抗して走行車から離れた位置
に保持されている走行車の非常停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24468091A JP2737476B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 走行車の非常停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24468091A JP2737476B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 走行車の非常停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560156A JPH0560156A (ja) | 1993-03-09 |
JP2737476B2 true JP2737476B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17122353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24468091A Expired - Fee Related JP2737476B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 走行車の非常停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737476B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07123526A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-12 | Murata Mach Ltd | 台車の非常停止装置 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP24468091A patent/JP2737476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0560156A (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |