JP2737310B2 - 継目無鋼管の圧延方法 - Google Patents

継目無鋼管の圧延方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、継目無鋼管の圧延方法に係り、さらに詳し
くは、マンドレルミルの出側に連続してサイジングミル
を配置した圧延設備により、長さの短かいシェルを圧延
する場合の継目無鋼管の圧延方法に関するものである。
[従来の技術] マンドレルミルの出側にサイジングミル(以下サイザ
ーという)を連設し、マンドレルミルで圧延中にシェル
の先端部をサイザーに噛込ませて、サイザーによる圧延
を並行して行なうことにより、再加熱炉の設備を不要に
し、圧延ラインの全長を短かくした圧延設備は、例えば
特開昭57−121811号公報にみられるごとくよく知られて
いる。
第3図は上記のような圧延設備の一例を示す模式図で
ある。図において、(1)は圧延ロール(2)を備えた
スタンドを複数段設置してなるマンドレルミル、(3)
はサイザーロール(4)を備えたスタンドを複数段設置
してなるサイザーで、マンドレルミル(1)の出側に設
置されている。(5)は被圧延材(以下シェルとい
う)、(6)はマンドレルバー、(7)はマンドレルバ
ー(6)を拘束するリストレーナ、(8)はテーブルロ
ールである。
上記のような圧延設備においては、マンドレルバー
(6)が挿入されたシェル(5)は、通常マンドレルミ
ル(1)で圧延中にその先端部ガサイザー(3)に噛込
まれて、マンドレルミル(1)とサイザー(3)とによ
り並行して圧延され、シェル(5)の後端部がマンドレ
ルミル(1)から出るとリストレーナ(7)によりマン
ドレルバー(6)を後退させ、シェル(5)から離脱さ
せるようにしている。
ところで、シェル(5)の長さ(LS)が図の[LM
2]mより短かいいわゆる短尺材の場合は、マンドレル
ミル(1)による圧延完了の時点でシェル(5)の先端
部はサイザー(3)により十分ストリッピングできる位
置まで到達していないため、リストレーナ(7)は後退
できない。そこでシェル(5)をマンドレルバー(6)
と共に前進させ、マンドレルバー(6)が前進限に達す
る前にシェル(5)の先端部をサイザー(3)の第3ス
タンドまで噛込ませ、ロードオンを確認してリストレー
ナ(7)を後退させ、マンドレルバー(6)をシェル
(5)から引抜いている。
なお、上記の[LM+2]mは、マンドレルミル(1)
の仕上げスタンドからサイザー(3)の第3スタンドま
での距離をいい、実施例では[13.3+2]=15.3mであ
った。また、サイザー(3)のロール(4)の回転数は
マンドレルミル(1)からのシェル(5)の出側速度に
対して、ある係数を乗じた数値をもって設定している。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような短尺材による継目無鋼管の圧延方法にお
いては、リストレーナ(7)の後退タイミング(マンド
レルバー(6)の引抜きタイミング)の決定のしかたに
は問題ないが、サイザーロール(4)の回転数の設定に
は、種々問題がある。マンドレルミル(1)を出てから
サイザー(3)に噛込まれるまでのシェル速度は種々変
動しており、サイザー(3)に噛込む瞬間のシェル速度
は、 (a)マンドレルミル(1)の出側のシェル速度 (b)マンドレルバー(6)の送り速度 (c)マンドレルバー(6)とシェル(5)の摩擦係数 (d)マンドレルミル(1)の仕上スタンドのクリアラ
ンス (e)マンドレルミル(1)とサイザー(3)間のテー
ブル速度 によって異なるので一様に定めることができず、1本毎
に変動するのが実態である。
このようなシェル(5)の動きに対して、従来はマン
ドレルミル(1)からのシェル(5)の出側速度を基準
にしてサイザーロール(4)の回転数を1津に決定して
いたので、例えば、サイザーロール(4)の回転数が速
すぎるとサイザーロール(4)に焼付きを生じてシェル
(5)の表面に傷が発生したり、駆動モータをトリップ
させたりし、また回転数が遅すぎると、シェル(5)を
サイザー(3)に押込んだ状態になり、厚肉不良や径大
不良の原因になるなど、種々問題があった。
なお、マンドレルミル(1)による圧延後のシェル長
が充分長い場合は、サイザーに入るシェル(5)の後部
はマンドレルミル(1)で圧延中のため、シェル速度は
マンドレルミル(1)のロール速度に支配されており、
したがって、サイザーロール(4)の速度設定はマンド
レルミル(1)のロール(2)の設定速度に計算値で整
合させればよい。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、
シェル速度とサイザーロールの速度とをマッチさせるこ
とにより、ロールの焼付や駆動モータのトリップあるい
は厚肉不良や径大不良等を生じるおそれのない継目無鋼
管の圧延方法を得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る継目無鋼管の圧延方法は、マンドレルミ
ルの出側に連続してサイザーが設置された設備により、
マンドレルミルの仕上げスタンドとサイザーの第3スタ
ンド間の距離と同等又はこれより短かいシェルを圧延す
る場合において、サイザーに噛込まれる直前のシェル速
度を実測し、この実測したシェル速度に基いてサイザー
のロール速度を制御するようにしたものである。
[実施例] 第1図は本発明実施例の模式図である。なお、第3図
の従来例と同じ部分には同じ符号を付し、説明を省略す
る。図において、(10)はマンドレルミル(1)の出口
に近接して配置した例えば光電検出器、近接スイッチの
如きシェル検出センサ、(11)は例えば熱間金属速度検
出器の如きシェル速度検出装置である。(12)は演算装
置で、シェル検出センサ(10)及びシェル速度検出装置
(11)の出力信号が入力し、所定の演算を行なったの
ち、その出力信号を各サイザーロール(4)の駆動モー
タ(M)に送り、サイザーロール(4)の回転数を制御
する。
次に、以上のような圧延設備による本発明の圧延方法
を、第2図のフローチャートを参照して説明する。先
ず、シェル(5)のマンドレルミル出側速度を決定し、
あらかじめ定めたマンドレルミルとサイザーとの回転速
度の比率に基いてシェル(5)のサイザー入側速度を決
定し、これをサイザー(3)の各モータ(M)の回転数
として設定すると共に、演算装置(12)に記憶させてお
く。
この状態でマンドレルミル(1)によりシェル(5)
を圧延する(ステップS1)。そして、マンドレルミル
(1)とサイザー(3)との間に圧延を終ったシェル
(5)が存在するか否かをシェル検出センサ(10)によ
り検出し(ステップS2)、YESのときはその出力信号を
演算装置(12)に伝送し、シェル(5)の長さに応じた
遅延時間(シェル(5)の頭がサイザー(3)に喰込む
寸前で、かつサイザー(3)の回転数を補正できる位置
におけるシェル(5)の速度を求めるが、そのタイミン
グがシェル(5)の長さにより異なるため、テーブルで
シェル(5)の長さ毎の遅延時間を持つ必要がある)経
過後、シェル速度検出装置(11)によりシェル速度を検
出し、その出力信号を演算装置(12)に伝送する。演算
装置(12)はこの信号と先に記憶させてある基準のサイ
ザーロール(4)の回転数との差を算出してサイザーロ
ール(4)の回転数を決定し(ステップS4)、その信号
をサイザーロール(4)の駆動モータ(M)に加えて回
転数を補正する(ステップS5)。
さらに、シェル(5)が実績のサイザー電流チャート
より規定以上押込まれている場合、補正量を増加させて
規定量に入るまで繰返し学習制御を行ない、安定した設
定を行なう。
これにより、サイザーロール(4)はシェル速度にマ
ッチした回転数で回転し、装入されたシェル(5)を所
定の外径に仕上げる。
上記の説明では、演算装置を特別に設けた場合を示し
たが、圧延ライン全体を制御するCPU等により上記各演
算を行なわせてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明はマンドレルミルの出側
に連続してサイザーが設置された圧延設備により、短尺
材のシェルによって継目無鋼管を圧延するにあたり、サ
イザーに噛込まれる直前のシェル速度を実測し、この実
測値に基いてサイザーのロール速度を制御することによ
り、シェル速度とサイザーロール速度をマッチさせるよ
うにしたので、サイザーのロールに焼付きを生じてシェ
ルの表面に傷が発生したり、駆動モータをトリップさせ
ることがなく、また厚肉不良や径大不良を生ずることも
ない。このため歩留りが向上し(約0.2%)、ロールの
トラブル処理時間も短縮されて(約180分/月)、精度
の高い継目無鋼管を高効率で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための継目無鋼管の圧延設備
の一例を示す模式図、第2図は本発明の作用を説明する
ためのフローチャート、第3図は従来の継目無鋼管の圧
延設備を示す模式図である。 1:マンドレルミル、3:サイザー、5:シェル、6:マンドレ
ルバー、7:リストレーナ、10:シェル検出センサ、11:シ
ェル速度検出装置、12:演算装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンドレルミルの出側に連続してサイザー
    が設置された設備により、前記マンドレルミルの仕上げ
    スタンドとサイザーの第3スタンド間の距離と同等又は
    これより短かいシェルを圧延する場合において、 前記サイザーに噛込まれる直前のシェル速度を実測し、
    該実測したシェル速度に基いて前記サイザーのロール速
    度を制御することを特徴とする継目無鋼管の圧延方法。
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