JP2736583B2 - モータ速度制御装置 - Google Patents

モータ速度制御装置

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JP2736583B2
JP2736583B2 JP4187407A JP18740792A JP2736583B2 JP 2736583 B2 JP2736583 B2 JP 2736583B2 JP 4187407 A JP4187407 A JP 4187407A JP 18740792 A JP18740792 A JP 18740792A JP 2736583 B2 JP2736583 B2 JP 2736583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ速度制御装置に関
し、特に制御対象の位置情報を用いてモータの速度を制
御するモータ速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種の制御装置を示すブ
ロック図で、図において、1は基準値設定回路、2は減
算回路、3は速度制御回路、4はモータ、5は減速機
構、6はエンコーダ、20はタコメータ(tachom
eter)である。タコメータ(回転速度計)はまた、
タコメータ・ジェネレータ(tachometer g
e−nerator−速度計用発電機)ともいい、回転
速度に比例する電圧値を出力する。出力電圧値がアナロ
グ電圧の場合は減算回路2をアナログ減算回路とし、基
準値設定回路1の出力をアナログ電圧としても良く、タ
コメータ20の出力をディジタル値とし、減算回路2を
ディジタル減算回路としてもよい。モータ4が直流モー
タである場合、速度制御回路3は、例えばパルス変調パ
ワースイッチのように、一定電圧の直流からデューティ
の異なる(パルス幅の異なる)パルスを経て電圧の異な
る直流を発生する回路となる。モータ4が制御対象(図
示せず)の位置制御を行う場合、エンコーダ6は制御対
象の位置情報を出力する。
【0003】図3に示す制御回路は良く知られているの
で、その一般的説明は省略するが、速度基準値をSr
タコメータ20の出力をSとすれば、K(Sr −S)=
T=M(dS/dt)+FS・・・(1)となる。ここ
に、Kは比例定数、Tはモータ4のトルク、Mはモータ
4の軸にかかる慣性能率、Fはモータ4の軸にかかる摩
擦係数である。モータ4の速度が安定し、dS/dt=
0となった状態ではK(Sr −S)=FS・・・(2)
となるが、Kが十分に大きいときは、(Sr −S)≒0
・・・(3)となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タコメータ
20を付属することは原価高の原因ともなるし、装置の
小形化を妨げる原因ともなる。そのため、従来から、タ
コメータ20を省略する速度制御装置が考えられてい
る。例えば、モータ4が例えば直流モータである場合
は、モータの逆起電力がモータ速度に比例するので、短
時間モータへの給電を中止し、その逆起電力をタコメー
タ出力の代わりに利用するという方法も考えられるが、
モータへの給電を中止している間は、当然モータの速度
が低下するので、遅い周期で給電を中止することはモー
タの円滑な速度制御が不可能となり、速い周期で給電を
中止したのではタコメータとしての十分なデータを得る
ことができないという問題がある。また、位置情報を時
間微分すると速度情報が得られるが、エンコーダ6の出
力から位置情報を生成し、位置情報を微分したのでは、
得られる速度情報に遅れが生じ、またその精度も不足す
る等の問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、タコメータを省略し、なおかつ精密
円滑な速度制御を可能にするモータ速度制御装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるモータ速
度制御装置は、エンコーダ6はモータ4の1/n回転ご
とに1本のパルスを出力し、このパルスを代数的に計数
して位置情報を得ているのが一般であるが、エンコーダ
6の2本のパルスの間に含まれる周波数f1 のパルスの
数xは、x=f1 /(K・S)・・・(4)となり、速
度Sに逆比例する数値になる。基準値xr =f1 /f1
/(K・Sr )・・・(5)とし、x−xr を誤差信号
として速度制御回路3をフィードバック制御すれば、x
=xr すなわち、S=Sr の制御を達成することができ
る。但し、式(4)のxの値は間欠的にしか測定でき
ず、フィードバック制御に関係する量としては適当でな
いので、xの値に円滑に追従する第2のカウンタを設
け、この第2のカウンタの計数値を式(4)のxの値と
して使用することとした。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
であって、図3と同一符号は同一又は相当部分を示し、
7は基準クロック発振器、8はフリップフロップ、9は
アンドゲート、10は第1のカウンタ、11は制御クロ
ック発振器、12はアンドゲート、13は演算回路、1
4はアップダウンカウンタで構成される第2のカウン
タ、15は減算器、16はレジスタ、17は微分回路、
18,19はそれぞれ遅延回路である。図2は図1の各
部の波形を示す波形図で、(a)はエンコーダ6の出
力、(b)はフリップフロップ8の出力、(c)は微分
回路17の出力、(d),(e)はそれぞれ遅延回路1
8,19の出力である。
【0008】エンコーダ6の出力が図2(a)に示すよ
うに変化するとき、フリップフロップ8の出力は図2
(b)に示すように変化する。フリップフロップ8の出
力が論理「H」である間周波数f1 のパルスをカウンタ
10に入力すれば、図2(c)で示すパルスの時点では
カウンタ10の計数値は先に式(4)で示した値xとな
る。減算器15はカウンタ10の計数値からカウンタ1
4の計数値を減算しているが、パルス(d)の時点で減
算器15の出力がレジスタ16にセットされ、パルス
(e)の時点でカウンタ10がリセットされ、次の計数
に備える。レジスタ16の内容が(+)である場合、カ
ウンタ14の計数値がカウンタ10の計数値より小さい
ことを意味するので、カウンタ14は制御クロック発振
器11の出力である周波数f2 のパルスをアップカウン
トし、レジスタ16の内容が(−)である場合は周波数
2 のパルスをダウンカウントし、レジスタ16の内容
が0の場合はゲート12でパルスの入力を阻止する。こ
のように制御すると、カウンタ14の計数値は常にカウ
ンタ10の計数値を平滑化した値になる。クロック発振
器11の発振周波数f2 は、カウンタ14の計数値がカ
ウンタ10の計数値に追従する場合遅れがない程度に高
くし、また行き過ぎ(overshoot)が起こらな
いように低くする必要がある。
【0009】以上のようにして第2のカウンタ14の計
数値で第1のカウンタ10の計数値を追従させておい
て、第2のカウンタ14の計数値を、x=f1 /(K・
S)・・・(4)とし、これを制御変数として速度制御
を行う。すなわち、基準値設定回路1に基準値fr が設
定されると、演算回路13はxに対応する基準値xr
1 /(K・Sr )・・・(5)を算出し、xr とxと
についてモータ4のフィードバック制御を行えばよい。
但し、Sr >Sの場合、xr <xであるから、減算回路
2ではx−xr を誤差信号とする。またモータ4の速度
Sが0のときはxは無限大となるので、カウンタ14の
初期値は最大値(全ビットが論理「H」の状態)にリセ
ットすることが望ましい。しかし、カウンタ14の初期
値をどこに設定しても、定常状態では、カウンタ14の
計数値はカウンタ10の計数値に追従する。
【0010】図3についての式(1)に対応して図1で
は、K(x−xr )=T=M(dS/dt)+FS・・
・・(6)となるが、モータ4の速度が安定しdS/d
t=0となった状態では、K(x−xr )=FS・・・
(7)となり、Kが十分に大きいときは、x=xr とな
り、したがってS=Sr となる。
【0011】図1に示す実施例では基準クロック発振器
7は発振回路70と1/2分周回路71,72,73及
び切換スイッチ74から構成され、周波数f1 が可変に
なっている。これは、Sやnの値の変動に対し、xの値
を適当な値に保つためである。f1 の値が変化すると、
演算回路13の出力値も変化する。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、タコメー
タを用いないでモータの速度制御を正確かつ円滑に実行
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の波形を示す波形図である。
【図3】従来の装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基準値設定回路 3 速度制御回路 4 モータ 6 エンコーダ 7 基準クロック発振器 10 第1のカウンタ 11 制御クロック発振器 14 第2のカウンタ 15 減算器 16 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−132089(JP,A) 特開 昭60−171464(JP,A) 特開 昭56−129588(JP,A) 特開 昭59−6782(JP,A) 特開 昭64−26185(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の位置情報を用いてモータの速
    度を制御するモータ速度制御装置において、 該モータの速度の基準値Sr (回転数/秒)が設定され
    る基準値設定回路、 該モータの1/n回転ごとに位置情報として1本のパル
    スを出力するエンコーダ、 周波数f1 のクロックパルスを発生する基準クロック発
    振器、 Sr 、n、f1 、K(エンコーダ1回転あたりのパルス
    数)の値からf1 /(K・Sr )の値を算出する演算回
    路、 上記エンコーダの出力パルスのパルス間隔中に上記周波
    数f1 のクロックパルスが何本含まれるかを計数する第
    1のカウンタ、 周波数f2 (f2 の値は設計によって定める)のクロッ
    クパルスを発生する制御クロック発振器、 この制御クロック発振器の出力パルスを計数する第2の
    カウンタ、 上記第1のカウンタの内容から上記第2のカウンタの内
    容を減算する減算器、 この減算器の減算結果を次の減算時点まで記憶するレジ
    スタ、 このレジスタの内容が正である間上記第2のカウンタで
    上記周波数f2 のクロックパルスをアップカウントし、
    レジスタの内容が負である間上記第2のカウンタで上記
    周波数f2 のクロックパルスをダウンカウントし、レジ
    スタの内容が0である間上記第2のカウンタへの上記周
    波数f2 のクロックパルスの入力を阻止するよう制御す
    る手段、 上記第2のカウンタの内容と上記演算回路の出力の差を
    誤差信号として当該モータの速度制御回路をフィードバ
    ック制御する手段、 を備えたことを特徴とするモータ速度制御装置。
  2. 【請求項2】 基準クロック発振器の発生するクロック
    パルスの周波数f1の周波数値を切り換える切換スイッ
    チを備えたことを特徴とする請求項第1項記載のモータ
    速度制御装置。
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