JP2736193B2 - 打点入力装置を具備した複写装置 - Google Patents

打点入力装置を具備した複写装置

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JP2736193B2
JP2736193B2 JP31216691A JP31216691A JP2736193B2 JP 2736193 B2 JP2736193 B2 JP 2736193B2 JP 31216691 A JP31216691 A JP 31216691A JP 31216691 A JP31216691 A JP 31216691A JP 2736193 B2 JP2736193 B2 JP 2736193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は盤面を用いて打点位置の
検出を行い、該位置検出に応じた入力を可能にする打点
入力装置を具備してなる複写装置に関する。
【0002】<発明の概要>本発明にかかる打点入力装
置は、データ入力等を行うための盤状の操作面における
打点位置を検出し、その打点位置において定義付けされ
た項目、例えば数値、文字、機能等の入力情報項目を入
力できるように装置である。特に、操作面に振動する入
力用ペンにて打点し、その時の打点位置からの振動を複
数の振動センサーにより受信し、受信信号の演算を行っ
て打点位置を検出するようにしたものであり、これによ
り入力位置(座標位置)を把握することで、その座標位
置の領域に予め割り当てられた述のような項目の入力を
可能とする。そのため、従来の複雑な機構を用いること
なく、しかも高精度、安価で、しかも操作性の良い入力
装置に関するものであり、情報入力装置や、領域入力装
置を具備してなる複写装置に適用したものである。
【0003】
【従来技術】項目(各種情報)を入力する方法として、
従来より種々の方法が用いられてきた。
【0004】例えば、電子機器等においては情報入力を
キー入力するために、キーボード等を用いており、各キ
ーに対して、個々に入力を検知するためのセンサー(電
気接点によるスイッチ等)を設けている。
【0005】また、複写装置などの画像形成装置におい
ては、上述のようなキーボードを操作部に設ける外に、
複写すべき領域や複写を行わない領域などの指定を行う
際に用いられる領域入力装置が設けられている。従来の
領域を入力する各種入力方法としては、以下に示すもの
がある。
【0006】(1)複写画像を予め格子状の目盛りを付
した透明シートに重ね、透明シートの目盛りをX軸、Y
軸方向に分けて読み取り、オペレータがテンキーより一
点ずつ入力する方法。
【0007】(2)原稿台上にX軸とY軸の目盛りを付
し、同様に目盛りを読み取って、テンキーから必要な点
のデータを入力する方法。
【0008】(3)原稿台上のX軸Y軸のそれぞれの方
向に一定間隔でスイッチ列を設け、対応する座標を2つ
のスイッチを操作することによって入力する方法。
【0009】(4)原稿台とは別に、たとえば原稿カバ
ーの上面に、面状にセンサーマトリックスアレイを構成
し、入力ペンなどで位置入力をする方法。
【0010】以上のように(1)及び(2)の領域入力
方法採用すれば、安価に構成できるが、操作性が極めて
悪い。(3)の方法を採用すれば、X軸及びY軸のそれ
ぞれのデータを別々に入力する必要があるため、操作性
が悪いという欠点がある。
【0011】また、(4)の入力方法によれば、操作性
は改良されるが、センサーマトリックスアレイが高価で
あるため、入力装置全体が高価になる。また、原稿台な
どの原稿を読み取るべき台は透明性や平滑性が要求さ
れ、センサーマトリックスアレイを直接設けることがで
きず、原稿を載置して指定位置を入力するための専用の
台を設ける必要がある。この場合、原稿を置き直さなけ
ればならないという欠点がある。
【0012】そこで、特開昭63−244068号公報
に記載された領域入力装置が提案された。これは、原稿
を載置する原稿台そのものを利用し、原稿台に載置され
る原稿の必要領域を打点にて指示し、その領域を指定す
る装置である。特に、入力用ペンを用いて、このペンに
振動発生源を組み込み、原稿台の周囲に少なくとも3個
の振動検出素子を設け、入力ペンにて原稿台上を打点す
ることで、その打点位置を3個の振動検出素子で受信
し、その受信タイミングを検出することで、打点位置を
特定するものである。その打点位置を特定するための具
体的な手段及び構成については詳細に明記されていない
が、原稿台そのものを利用する点、キー入力装置及びマ
トリクスアレイ等を必要としない点で、コストの低減等
を図れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2440
68号公報記載の領域入力を行う装置によれば、原稿が
載置される原稿台そのものを打点することで原稿の必要
領域を指定することができ非常に便利である。
【0014】しかしながら、入力用のペンは、振動源や
電源等をかかる信号線が複写機本体に接続されており、
その信号線にて邪魔され入力操作が非常に面倒になる。
そこで、入力用ペンの信号線を無くし、入力操作をより
簡単にするために、打点により振動源が駆動させるよう
にすることも考えられる。この場合、信号線がないため
入力用ペンが無くなる危険性が出てくる。
【0015】しかも、入力用ペンにて入力途中で複写装
置の動作開始スイッチ(プリントスイッチ)が操作され
れば、複写動作が開始されることもある。そのため、無
駄なコピー動作を行い、ミスコピーが発生する。
【0016】本発明は、安価で操作性が良く、しかも任
意の操作面を用いて信号を入力できるようにした打点入
力装置を具備した複写装置において、入力用ペンに信号
線を用いることなく、効率的に入力操作を行え、入力用
ペンの紛失及びミスコピー等を合わせて防止する装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明の打点入力装置を具備した複写装置は、振
動源を含み打点により振動する入力用ペンと、打点入力
の可能な領域を有し原稿を載置するテーブルガラスと、
該テーブルガラスの複数位置に配置され、上記テーブル
ガラスの打点位置からの振動を受信するセンサーと、各
センサーの受信タイミングを検出する検出回路と、検出
されたタイミングデータより打点の位置を求める演算手
とを備えた、上記入力用ペンにて打点した位置での入
力条件による複写処理を行うようにした打点入力装置
具備した複写装置において、上記入力用ペンの載置部
と、上記載置部への入力用ペンの載置状態を検出する検
出手段と、上記検出手段の載置検出に応答して複写装置
複写動作開始を可能にしてなる制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0018】また、本発明の複写装置は、上記制御手段
が、検出手段による入力用ペンの載置状態検出により、
複写動作開始の操作を有効とし、複写動作を開始するこ
とを特徴とする。
【0019】
【作用】以上のように構成された本発明の複写装置によ
れば、操作面上の任意のポイント、つまり原稿を載置す
るテーブルガラス面を入力用ペンで打点することで、該
テーブルガラスに配置された振動検出センサーをそれを
検出する。該検出された打点位置からの振動は、各セン
サーが受信する時のタイミング差により、その打点位置
が演算される。その演算により求められた操作面上での
打点位置を判別することにより、その位置に対応した情
報入力が可能になる。
【0020】そこで、操作面において、領域指定入力を
行うための打点位置か、数値、機能等のデータ入力のた
めの打点位置かを判別でき、それぞれの項目の入力を行
える。
【0021】力用ペンは信号線を使用しておらず、そ
の入力用ペンが所定の位置載置されていなければ、そ
の載置状態が検出手段にて検出されない。そのため、複
写装置による複写動作の開始が行われず、入力途中や未
入力状態での複写装置の不用意な動作を阻止でき、無駄
なミスコピー等が行われることがなくなる。これと同時
に、信号線がないことで、入力用ペンが所定位置以外に
置かれたり、紛失等を合わせて防止できる。
【0022】以上のように、入力用ペンによる所定の入
力等が行われ、載置部に入力用ペンが載置されると、こ
れが検出手段にて検出され、複写動作を開始させるため
の操作入力があれば、制御手段は複写動作を開始させ
る。例えば、複写動作開始を行うプリントスイッチが操
作されていれば、入力用ペンの載置検出を条件として、
複写動作を開始し、無駄な複写を行うことがなくなり、
複写動作が開始されることで、入力用ペンの紛失等をも
防止できる。
【0023】
【実施例】図1は本発明における打点入力装置を具備し
た複写装置の上部の状態を示す上面図である。
【0024】図1において、1は複写機本体の上面に配
置される1枚構成の透明なガラス板からなる操作面を構
成する原稿を載置するためのテーブルガラス、2は複写
原稿3を載置するための原稿載置領域であり、該領域内
に載置される原稿の画像が複写できる。また4は載置原
稿の指定領域を示し操作面を2箇所のポイント5−5′
間を対角線とする四角形の領域、6は原稿3の先端を基
準として載置するための基準ライン、7は載置される原
稿の基準指標であり例えば原稿の画像形成における中心
ラインである。
【0025】また、右側部に配置された8は一部の入力
操作領域を示し、本発明にかかる複写機における機能等
の各種複写モードやその他のデータ入力等を行うための
入力部である。該入力部8は、例えばテーブルガラス1
上面、又は裏面に印刷されており、印刷内容に応じた項
目の入力を行うものとして利用される。該入力部8とし
ては、領域指定を行う項目A,B、複写を行う際の処理
モードを設定する項目C〜F、更に画像の色指定Fのモ
ード設定により各種色の選択を行う項目G等がある。
【0026】また、テーブルガラス1の下部には、複写
機の入力操作に必要な他の入力項目のための入力部9が
設けられている。この入力部9も上記入力部8同様に、
テーブルガラス1の裏面又は表面に印刷されている。入
力部9には、液晶表示部10も設けられている。特に、
数値データを入力するための数値入力部9−1、複写倍
率を設定する倍率設定部9−2、自動露光モード(A
E)又は手動露光モード(ME)を設定する露光モード
設定部9−3及び複写動作を開始させるプリントスイッ
チとして機能する動作開始入力部9−4が各領域を決め
られてテーブルガラス1に印刷されている。数値入力部
9−1にて入力される数値データ等は、上記液晶表示部
10に表示される。
【0027】なお、液晶表示部10は、枚数表示を行う
だけでなく、その表示内容を各種変更させ、その表示内
容に応じて液晶表示部10の任意の位置を入力用ペン等
で打点することにより液晶表示部10の表示内容に応じ
た項目の入力をも可能にできる。
【0028】一方、上記テーブルガラス1での打点位置
を検出するために、テーブルガラス1の各片のほぼ中央
部には、本発明にかかるセンサーS1 〜S4 が、ガラス
1の裏面又は表面に直接接着されている。該センサーS
1 〜S4 は、S1 −S3 をX軸上に、S2 −S4 をY軸
上に、これによりその原点O(0,0)が例えば原稿載
置領域2の中心点に位置すべく配置している。これらの
センサーS1 〜S4 は、テーブルガラス1上の打点され
た位置を検出するために設けられたものであって、打点
位置から伝わる振動を検出することができる検出素子で
あって、その受信タイミング時間を検出する。
【0029】上記テーブルガラス1面の打点位置を指示
するための打点は、入力用ペンにて行われる。この入力
用ペン12は、原稿載置領域2の左側の複写装置の上部
に凹部状に形成された載置部11が所定の位置として決
められており、その位置に載置される。かかる入力用ペ
ン12には、先端12−1を振動させるための図示して
いない振動源、先端12−1を操作面に押圧した時に手
動又は自動にて電気接点を閉成させるスイッチ、及び電
源等を具備しており、接点の閉成時に振動源に電源を供
給して先端12−1を振動させる。
【0030】即ち、テーブルガラス1上の1点を入力用
ペン12にて打点すれば、その打点位置から入力用ペン
先端12−1の振動が各センターS1 〜S4 に伝わる。
この時センターS1 〜S4 は、打点位置からの直線距離
に応じて、振動を検出(受信)する。この場合、打点位
置からの直線距離にて受信する時間が異なる。これによ
り、原点O(0,0)に対する打点された座標位置を計
算により求めることができる。従って、原稿載置領域2
の打点か、入力部8又は9の打点かの判別を行うことが
できる。更に入力部8又は9においては、各入力項目毎
のどの位置かを判別でき、その項目の信号入力を行え
る。
【0031】上記入力用ペン12の載置部11には、図
3に示されるように入力用ペン12がその位置に載置さ
れているか否かを検出する検出手段13が設けられてい
る。この検出手段13は、載置部11の底面に出没可能
になした検出棒14が設けられており、該検出棒14
は、通常状態ではスプリング15の付勢力により上方へ
その先端が突出するように構成される。検出棒14の突
出端と反対側は、開放接点17,18間を電気に短絡す
る電気接点16が設けられている。従って、入力用ペン
12が載置部11に無い場合には、検出棒14が上方に
突出されるため、接点17,18間が電気的に開放さ
れ、入力用ペン12が無いことを検出する。
【0032】一方、入力用ペン12が、載置部11に載
置されれば、検出棒14がスプリング15の付勢力に抗
して押し下げられる。このため、電気接点16にて各接
点17,18が電気的に短絡されて、入力用ペン12が
存在することが検出される。この検出のために、例えば
ストローブ信号等を一方の接点17に供給し、他の接点
18からの信号の受信状態を確認することで、入力用ペ
ンの載置状態を検出できる。
【0033】次に、本発明にかかる打点入力装置を具備
した複写装置における画像編集操作手順を例にして、入
力動作を説明する。
【0034】 原稿2の画像面を上にして複写可能領
域2の領域内で、原稿位置基準指標7をセンターライン
の目印とし、基準ライン6に沿って原稿3の先端を合わ
せて載置する。
【0035】 載置部11に載置されている入力用ペ
ン12を手に持てば、その位置に設けられた入力用ペン
の載置状態検出手段13にて検出され、複写条件の入力
状態のモードに設定される。そこで、入力部8のスター
ト項目Aの領域を入力用ペン10で打点することで、手
順で載置した原稿3に対する領域指定が可能な状態に
設定される。原稿3の画像面側から所望の指定領域4
を、対角線となる2箇所の指定ポイント5、5′を打点
することで指定する。
【0036】複数の領域を指定する場合は、以上の操作
を繰り返すことにより入力が可能である。
【0037】 領域指定を終了させるとき、入力位置
Bを入力用ペン12にて打点することにより、手順で
指定した複数の位置データが、指定領域として複写機本
体に信号入力される。
【0038】 領域指定された原稿の処理モードは、
トリミング、マスキング、センタリング、色指定、など
があり、それぞれ、C〜Fの領域内を必要に応じて打点
することにより入力できる。
【0039】 以上の操作により原稿の領域指定によ
る入力及びその領域指定による複写処理モード等の入力
後に、入力用ペン12にて複写枚数、倍率、露光モード
等の設定操作を合わせて行える。
【0040】 そこで、入力用ペン12を所定の位置
である11に載置し、プリントスイッチ9−4を操作す
ることで、上述のように入力された各種複写条件に従っ
た複写動作が行われる。
【0041】ここで、入力用ペン12によるテーブルガ
ラス1上での打点位置の検出については、図4のタイム
チャートに示す通り、時間差を演算することで、その打
点位置の座標を求めることができる。図4において、テ
ーブルガラス1の指定ポイントを入力用ペン12にて打
点することで、特定の周期で振動する衝撃波がテーブル
ガラス1を介して各センサーS1 〜S4 に到達する。こ
の時のt0 は入力用ペン12にて打点した時のタイミン
グであって、t1 〜t4 はそれぞれのセンサーS1 〜S
4 での信号を検出そたタイミングである。そして、
1,T2 は、センサーS1 −S3 間の時間差、及びセ
ンサーS2 −S4 間の時間差を示す。この時間差を演算
することで、テーブルガラス1上の任意の打点位置にお
ける座標(x,y)を求めることができる。
【0042】この打点位置の演算処理については、本願
出願人により平成2年9月6日付で提出した特願平2−
238788号明細書に明記した通りでありここでは詳
細については省略する。なお、図2は複写機本体の原稿
カバー19を開放した状態を示す複写機の外観図であ
る。
【0043】次に、図5に示す本発明の制御プロック図
について説明する。
【0044】センサーS1 〜S4 は振動を電気信号に変
換するもので、圧電センサー、歪みセンサー、超小形マ
イクなどが使用できる。
【0045】センサーS1 は、アンプ41、フィルタ4
2、比較器43及びラッチ44にて構成される検出回路
C1の一部を構成する。センサーS1 によって検出され
た振動は、該センサーにて電気信号に変換された後、ア
ンプ41によって所定の値に増幅される。増幅された信
号はフィルタ42にて検出に不要な周波数が除去され
る。つまり、入力用ペン12にて振動される周波数の信
号のみ受信するようにしている。その後に、上記フィル
タ42を介して得られた信号は、コンパレータ43によ
って一定の大きな以上の電圧になった時に有効信号とし
て検出される。この有効信号は直ちに次のラッチ44に
送られ、該ラッチによって有効信号がラッチされると、
CPU45がそのタイミングを検出する。そして、CP
U45はリセット信号R1を出力し、ラッチの出力を固
定する。C1はセンサーS1 からラッチ44までを一つ
の検出ユニットとした検出回路である。同様に、C2〜
C4はそれぞれセンサーS2 〜S4 を使用した検出回路
である。
【0046】そのほかマイクロコンピュータCPU45
には、センサーS1 〜S4 からのタイミング信号を検出
回路にて検出した状態において、打点ポイント4の位置
を演算して求める演算プログラムや複写に必要なデータ
を入力部8,9等から入力されることで、その入力に応
じて複写装置を動作制御するプログラムを格納してなる
ROM46、センサーS1 〜S4 の検出タイミング、前
記指定ポイントの演算結果、複写装置の複写条件、複写
装置の複写状態等を一時的に記憶するRAM47、CP
U45の入出力端子数を拡張し制御を補助する等のI/
O(入出力ポート)48等が接続されている。I/O4
8には複写装置の光学系の駆動制御や複写用紙の搬送制
御に必要な各種のセンサー49、キーボード50、複数
の駆動要素51と複数の制御要素52と音声発信器54
を駆動するためのドライバー53、及び表示装置(液晶
表示部10)55が接続されている。
【0047】特に本発明による入力用ペン12の載置部
11への載置状態を検出する検出手段13の検出状態は
I/O入力出力ポート48を介してCPU45が確認
し、その検出状態に応じた制御を行う。CPU45は、
上述のように入力用ペン12のテーブルガラス1上での
打点位置を演算プログラムに従って演算を行い、その求
めた結果の座標位置をRAM47等に一時記憶させ、そ
の座標位置における入力項目を判別する。つまり、原稿
載置領域での打点位置か、入力部8又は9の打点位置か
を座標位置にて判断しており、その詳細についても、本
願出願人にて出願した特願平2−238788号に記載
されている通りであり、説明は省略する。
【0048】この図5に示すブロック図にかかる本願発
明の制御動作を図6に示す制御フローに従って説明す
る。
【0049】まず、ステップn1にて、入力用ペン12
の所定位置11での存在状態が確認される。この確認に
おいて、入力用ペン12をオペレータが手に持ち、入力
操作を行う際には、検出手段13がその存在を検出して
いない状態において、ステップn2にて入力用ペン12
の打点状態を判断する。そこで、打点が検出されれば、
その打点位置の座標に応じて、その打点による入力状態
が以下の手順で判別される。
【0050】即ちステップn3において、打点位置の座
標がプリントスイッチ9−4の領域内であるか否かが判
別され、それがプリントスイッチ9−4の領域内であれ
ば、n4にてプリントスイッチが操作されたことを記憶
するフラッグFPがセット(“1”)される。もし、プ
リントスイッチの領域外でなければ、次にn5にて原稿
の載置領域での打点位置か否かが判断され、原稿載置領
域であれば領域入力であることを示すフラッグF0の判
別を行う。このフラッグF0は、図1にて説明した通
り、2点間を対角線として囲われる領域入力を行う場
合、1点の打点位置が確認されている時にセットされる
ものである。従って、1点目5の打点である場合には、
n8においてその打点位置を1点目であるとしてその位
置(座標)をRAMの所定の位置に記憶されると共にフ
ラッグF0がセットされる。この時の打点が2点目5′
であれば、n7にて先の打点位置と今回の打点位置とで
囲われる領域が設定され、この領域が記憶されると共に
フラッグF0がリセット(“0”)される。
【0051】また、原稿領域での打点位置でなければ、
スイッチn9においてトリミングの入力領域Cか否かが
判別される。この判別においてトリミング位置での打点
であれば、n10においてフラッグF1がセットされて
いるか否かの判別が行われる。このフラッグF1は、ト
リミングモードを設定するためのフラッグであり、セッ
ト状態においてはトリミングモードである。そのため、
トリミングモードであれば、n11にてF1がリセット
され、トリミングモードが解除される。また、トリミン
グモードでなければ、フラッグF1がセットされること
で、トリミングモードに設定される。この時、同時にフ
ラッグF2がリセットされる。このフラッグF2は、マ
スキングモードにかかるフラッグであり、トリミングモ
ードが設定されれば、当然これと正反対の複写処理を行
うマスキングモードは解除される。
【0052】上記ステップn9にて、打点位置がトリミ
ング入力の領域でない場合、n13にてマスキング入力
領域Dか否かの判別がなされる。そこで、マスキング入
力領域の打点であれば、先のトリミングの場合同様にマ
スキングモードであるか否かを判別するためにフラッグ
F2の状態が判別される。この時、マスキングモードで
あれば、n15にてマスキングモードを解除するために
フラッグF2がリセットされる。またマスキングモード
でなければ、n16にてマスキングモードを設定するた
めにフラッグF2をセットすると同時にトリミングモー
ドが不要となるため、フラッグF1がリセットされる。
【0053】次に、上述の打点位置がマスキング入力の
領域Dでなければ、ステップn17にてセンタリング入
力の領域Eか否かが判別され、そのセンタリング入力の
領域Eであれば、センタリングモードにかかるフラッグ
F3の状態が判別される。この時、センタリングモード
に設定されておれば、そのモードを解除するためにフラ
ッグF3がリセットされ、センタリングモードに設定さ
れていなければ、フラッグF3をセットする。
【0054】更に、打点位置が上述の各モードの設定を
行う入力領域でない場合には、n21において、その他
の入力処理が行われる。即ち、複写枚数、複写倍率、複
写濃度等の複写条件の入力処理が行われる。
【0055】以上のようなテーブルガラス1上の打点に
よる位置検出を行うことで、その領域での原稿の領域指
定入力又は複写条件等の入力が行われる。以上の打点入
力処理が終了すれば、入力用ペン12が所定の載置部1
1に載置される。この載置状態が検出手段13にて検出
されると、ステップn1にて入力用ペン12が所定の位
置に載置されているとして判別され、次のステップn2
2にて、フラッグFPのセット状態がチェックされる。
このチェックにおいて、先の入力にいてプリントスイッ
チの領域9−4を打点しておれば、フラッグFPがセッ
トされていることから、次ぎにこのフラッグFPがリセ
ットされた後、先の入力用ペンにて入力された複写条件
に従って複写動作が開始する。
【0056】特に、原稿の領域入力が行われておれば、
記憶された領域におけるトリミング又はマスキングによ
る複写処理が行われ、且つ必要に応じてセンタリングモ
ードが設定されておれば、使用される用紙の中心に領域
指定した画像が形成されるように、例えば用紙の搬送開
始のタイミング制御が行われることになる。そして、複
写動作が終了すれば、次の入力操作を待つ待機状態にな
る。
【0057】以上のことから、入力用ペン12が所定の
位置に存在しなければ、複写動作が開始されることがな
く、入力用ペン12の紛失防止を行えると同時に、所定
の入力終了後に複写動作が開始されることになり、入力
途中で複写動作が開始するといったことがなくなる。こ
れは、ミスコピー等を防止する点において大きなメリッ
トとなる。
【0058】以上の実施例によれば、複写条件の入力
が、入力用ペン12による打点のみに限られているが、
入力用ペン12は原稿の領域入力のみ行い、他の複写条
件を入力するための操作は従来より用いられているキー
入力方式を採用してもよい。この場合、入力用ペン12
の打点により、その打点位置を検出し、この打点位置に
おける原稿の領域が設定される。この時、入力用ペン1
2が所定の載置部11に載置されていなければ、プリン
トスイッチの操作を行っても、複写動作が開始されるこ
となく、その操作が無効とされる。
【0059】特に図5のブロック図において、キーボー
ド50にて、図1に示す入力部8及び9の入力操作を可
能とする。そして、入力用ペン12にて原稿の領域入力
を行った後、その入力用ペンが所定の位置に載置されな
ければ、キーボード50におけるプリントスイッチのキ
ー入力操作を行えば、音声出力部54を介して入力用ペ
ン12を所定の載置部11に載置するように促すための
警告を行ってもよい。この警告は、表示部10にてメッ
セージ表示を行ってもよい。これにより上記プリントス
イッチによる操作による入力が無効となる。その後に、
入力用ペン12が所定の位置に載置された状態が検出さ
れた後に、上記プリントスイッチのキー入力操作が行わ
れると、キーボード50を介して入力された複写条件に
従った複写処理が開始される構成とすることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明の打点入力装置を具備した複写装
によれば、入力用ペン信号線を無くし、その入力操
簡単になると同時に、複写装置の無駄な動作、つま
りミスコピー等を阻止でき、合わせて入力用ペンの紛失
等を合わせて防止できる。
【0061】また、複写装置においては、入力用ペンに
て原稿台であるテーブルガラスをそのまま利用して必要
な入力操作を行うことができ、入力操作が非常に簡単に
なると同時に、入力用ペンが所定位置に載置されないと
複写動作が開始されないため、入力途中や、未入力によ
る無駄なミスコピーを効果的に阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる打点入力装置を具備してなる複
写装置をの一例を示す原稿載置領域の付近の詳細を示す
上面図
【図2】図1の外観を示す斜視図
【図3】本発明にかかる打点入力を行うための入力用ペ
ンの載置状態の検出手段の一例を示す載置部の断面図
【図4】図1の入力装置におけるテーブルガラス上での
指定ポイントをペン等で打ったとき、その衝撃波がテー
ブルガラスを伝達し、それぞれのセンサーに到達する状
態を示すタイムチャート
【図5】本発明に適用される信号入力装置及び、複写装
置の回路概要を説明するブロック図
【図6】図5のブロック図による制御動作を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1 テーブルガラス 2 複写可能領域 3 原稿 8,9 入力部 11 入力用ペンの載置部 12 入力用ペン 13 入力用ペン検出手段 45 CPU 46 ROM S1 〜S4 振動センサー
フロントページの続き (72)発明者 石川 富幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 上田 延幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 稲本 潔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 時重 正人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 栗本 篤志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−125324(JP,A) 特開 昭64−19368(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源を含み打点により振動する入力用
    ペンと、打点入力の可能な領域を有し原稿を載置するテ
    ーブルガラスと、該テーブルガラスの複数位置に配置さ
    れ、上記テーブルガラスの打点位置からの振動を受信す
    るセンサーと、各センサーの受信タイミングを検出する
    検出回路と、検出されたタイミングデータより打点の位
    置を求める演算手段とを備え、上記入力用ペンにて打点
    した位置での入力条件による複写処理を行うようにした
    打点入力装置を具備した複写装置において、 上記入力用ペンの載置部と、上記 載置部への入力用ペンの載置状態を検出する検出手
    段と、上記 検出手段の載置検出に応答して複写装置の複写動作
    開始を可能にしてなる制御手段と、 を備えたことを特徴とする打点入力装置を具備した複写
    装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、検出手段による入力用ペン
    の載置状態検出により、複写動作開始の操作入力を有効
    とし、複写動作を開始することを特徴とする請求項1記
    載の打点入力装置を具備した複写装置。
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