JP3047770B2 - プリンタ機能付ファクシミリ装置 - Google Patents

プリンタ機能付ファクシミリ装置

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JP3047770B2
JP3047770B2 JP7071830A JP7183095A JP3047770B2 JP 3047770 B2 JP3047770 B2 JP 3047770B2 JP 7071830 A JP7071830 A JP 7071830A JP 7183095 A JP7183095 A JP 7183095A JP 3047770 B2 JP3047770 B2 JP 3047770B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等から出
力されるコードデータを受けて記録紙にそのデータに応
じた画像を形成するプリンタとしての機能を有するプリ
ンタ機能付ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタ機能付ファクシ
ミリ装置は、ファクシミリ装置に備えられた画像形成装
置を利用して、コンピュータ等から出力されるコードデ
ータ(以下、PCデータともいう)の印刷を行うもので
あり、電話回線等を介して送信されてきたファクシミリ
データ(以下、FAXデータともいう)を受信するファ
クシミリ受信部と、その受信したFAXデータを2値デ
ータに復号する復号手段と、その復号後の2値データに
基づいて記録紙に画像を形成する記録部と、を備えた一
般のファクシミリ装置に、PCデータを入力するための
プリントデータ入力部(例えばPCデータ用インタフェ
ース)と、そのプリントデータ入力部を介して入力され
てきたPCデータを所定のフォントデータに基づいて2
値化して上記記録部に入力する2値化手段と、を設ける
ことによって実現される。
【0003】この場合、電話回線を介して送信されてき
たFAXデータをファクシミリ受信部が受信すると、復
号手段がそのFAXデータを2値データに復号し、記録
部がその復号後の2値データに応じた画像を形成する
(以下、この機能をファクシミリ機能という)。また、
プリントデータ入力部を介してPCデータが入力される
と、2値化手段がそのPCデータを所定のフォントデー
タに基づいて2値化し、記録部がその2値化後の2値デ
ータに応じた画像を形成する(以下、この機能をプリン
タ機能という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、この種の装置で
は、記録部を駆動して、ファクシミリ機能またはプリン
タ機能に関連するヘルプリストやデモンストレーション
用のデータなどを印刷することも考えられる。この場
合、各種リスト等の内容をコードデータとして記憶して
おき、リストの印刷時には、PCデータと同様に2値化
して記録部へ入力する方が、各種リスト等を予め2値デ
ータで記憶しておく場合に比べて次の点で好ましいと考
えられる。すなわち、各種リスト等のデータを小さいメ
モリに記憶することができ、更に、上記所定のフォント
データを使用することにより、きれいな文字で印刷する
ことができる。
【0005】ところが、例えばPCデータが入力されて
いる場合などに上記ヘルプリスト等の印刷を指示して
も、プリンタ機能が使用中であるため即座に印刷するこ
とができない。そして、プリンタ機能が使用中であるこ
とに操作者が気付かないと、ヘルプリスト等が印刷され
るまでその印刷指示を繰り返すことになり、作業能率が
低下してしまう。特に、ヘルプリストは作業者が即座に
得たい情報を多く含んでおり、この場合、操作者は印刷
指示を何度も繰り返す可能性がある。
【0006】そこで、本発明は、プリンタ機能付ファク
シミリ装置において、ヘルプリスト等のコードデータを
即座に印刷することができない場合、そのことを操作者
に告知して、作業性を向上させることを目的としてなさ
れた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、2値データに基づいて
記録紙に画像を形成する記録部と、通信回線を介して送
信されてきたファクシミリデータを受信するファクシミ
リ受信部と、コンピュータ等の外部装置にて作成された
コードデータを入力するためのプリントデータ入力部
と、上記ファクシミリ受信部にて受信したファクシミリ
データを2値データに復号して上記記録部に入力する復
号手段と、上記プリントデータ入力部に入力されたコー
ドデータを所定のフォントデータに基づいて2値化し、
上記記録部に入力する2値化手段と、を備えたプリンタ
機能付ファクシミリ装置において、上記ファクシミリ受
信部にてファクシミリデータを受信し、上記復号手段に
て当該データを復号し、更に、上記記録部にて当該デー
タに対応する画像を形成するファクシミリ機能に関連す
るコードデータを発生するコードデータ発生手段と、上
記プリントデータ入力部に入力されたデータを、上記2
値化手段にて2値化し、更に、上記記録部にて当該デー
タに対応する画像を形成するプリンタ機能に関連する情
報を告知するプリンタ機能告知手段と、を備えると共
に、上記コードデータ発生手段がコードデータを発生し
たとき、上記2値化手段が上記記録部に2値データを入
力していなければ、上記2値化手段が、当該コードデー
タを上記所定のフォントデータに基づいて2値化して上
記記録部に入力し、上記コードデータ発生手段がコード
データを発生したとき、上記2値化手段が上記記録部に
2値データを入力していれば、上記プリンタ機能告知手
段が上記プリンタ機能が使用中であることを告知するこ
とを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、上記コードデータ
発生手段が、操作者の操作に基づいて、上記ファクシミ
リ機能に関連するヘルプリストに対応するコードデータ
を発生することを特徴とする請求項1記載のプリンタ機
能付ファクシミリ装置を要旨としている。
【0009】請求項3記載の発明は、上記プリンタ機能
告知手段が、文字または記号による表示によって上記プ
リンタ機能が使用中であることを告知することを特徴と
する請求項1または2記載のプリンタ機能付ファクシミ
リ装置を要旨としている。請求項4記載の発明は、更
に、上記ファクシミリ受信部と、上記復号手段と、上記
コードデータ発生手段と、上記プリンタ機能告知手段と
を制御する第1の制御回路と、上記プリントデータ入力
部と、上記2値化手段とを制御する第2の制御回路と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
のプリンタ機能付ファクシミリ装置を要旨としている。
【0010】
【作用および発明の効果】このように構成された請求項
1記載の発明では、通信回線を介してファクシミリデー
タが送信されてくると、ファクシミリ受信部がそのファ
クシミリデータを受信し、復号手段が、そのファクシミ
リデータを2値データに復号して記録部に入力する。す
ると、記録部は、その2値データに基づいて記録紙に画
像を形成する(ファクシミリ機能)。また、コンピュー
タ等の外部装置にて作成されたコードデータがプリント
データ入力部に入力されると、2値化手段が、そのコー
ドデータを所定のフォントデータに基づいて2値化して
記録部に入力する。すると、記録部はその2値データに
基づいて記録紙に画像を形成する(プリンタ機能)。
【0011】また、コードデータ発生手段は、ファクシ
ミリ機能に関連するコードデータを発生する。このと
き、上記2値化手段が上記記録部に2値データを入力し
ていなければ、その2値化手段は当該コードデータを上
記所定のフォントデータに基づいて2値化し、上記記録
部に入力する。すると、記録部はその2値データに基づ
いて、上記コードデータに応じた画像を記録紙に形成す
る。
【0012】一方、コードデータ発生手段が上記コード
データを発生したとき、2値化手段が記録部に2値デー
タを入力している場合、すなわち、上記コードデータに
対応する画像を即座に記録紙に形成することができない
場合は、プリンタ機能告知手段が、プリンタ機能が使用
中であることを告知する。このため、操作者は上記コー
ドデータに対応する画像の形成指示を無益に繰り返すこ
となく、プリンタ機能が使用中の間、他の作業を行うこ
とができる。従って、本発明では、プリンタ付ファクシ
ミリ装置を用いた作業の作業性を良好に向上させること
ができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記コードデータ発生手段が、操作者の操
作に基づいて、上記ファクシミリ機能に関連するヘルプ
リストに対応するコードデータを発生することを特徴と
している。このため、ヘルプリストの画像を即座に記録
紙に形成することができない場合は、プリンタ機能告知
手段が、プリンタ機能が使用中であることを告知する。
前述のように、ヘルプリストは作業者が即座に得たい情
報を特に多く含んでいるので、上記告知による効果が一
層顕著になる。従って、請求項1記載の発明の効果に加
えて、作業性を一層向上させることができるといった効
果が生じる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記プリンタ機能告知手段が、文
字または記号による表示によって上記プリンタ機能が使
用中であることを告知することを特徴としている。すな
わち、請求項1または2記載の発明におけるプリンタ機
能告知手段としては、この他、所定位置に配設された発
光ダイオード,パイロットランプなどを点灯または消灯
する構成、或いは警報音などを発生する構成など、種々
の構成を適用することができるが、本発明では、文字ま
たは記号による表示によって告知する構成を適用してい
る。このため、その表示がプリンタ機能の使用中を表す
ものであることを容易に把握することができる。従っ
て、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、作業
性をより一層向上させることができるといった効果が生
じる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の発明の構成に加えて、更に、上記ファクシ
ミリ受信部と、上記復号手段と、上記コードデータ発生
手段と、上記プリンタ機能告知手段とを制御する第1の
制御回路と、上記プリントデータ入力部と、上記2値化
手段とを制御する第2の制御回路と、を備えている。す
なわち、ファクシミリ受信部,復号手段,コードデータ
発生手段,およびプリンタ機能告知手段を、プリントデ
ータ入力部および2値化手段とは別の制御回路によって
制御している。このため、プリンタ機能付ファクシミリ
装置全体としての処理速度が向上し、上記プリンタ機能
告知手段による告知処理も迅速化する。従って、請求項
1〜3の何れかに記載の発明の効果に加えて、プリンタ
機能が使用中であることを一層迅速に告知して、作業性
を更に一層向上させることができるといった効果が生じ
る。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明が適用された実施例のファクシミ
リ装置2の外観を表す斜視図、図3はその内部機構を表
す説明図である。
【0017】なお、本実施例のファクシミリ装置2は、
原稿から画像を読み取り、その画像データをファクシミ
リデータとして電話回線を介して他のファクシミリ装置
に送信すると共に、電話回線を介して他のファクシミリ
装置から送信されてきたファクシミリデータ(FAXデ
ータ)を受信して、記録紙にその画像を形成する通常の
ファクシミリ装置としての機能(ファクシミリ機能)の
他、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)
やワードプロセッサ等からプリンタケーブルを介して伝
送されてきたコードデータ(PCデータ)等を受けて、
そのデータに応じた画像を記録紙に形成するプリンタと
しての機能(プリンタ機能)を有する。
【0018】図2に示すように、ファクシミリ装置2の
本体10の側部には、受話器12が取り付けられ、上面
の前部には操作パネル14が設けられている。また、本
体10の上面後部には、記録紙カセット16(図3参
照)を着脱自在に装着するためのカセット装着部18が
形成され、上面中央には原稿台20が形成されている。
【0019】一方、本体10には、図3に示すように、
原稿台20に載置された原稿から画像を読み取るための
スキャナ部22、記録紙カセット16に収容された記録
紙24に画像を形成するための記録部26、およびこれ
ら各部を駆動制御して上記機能を実現する制御部70が
内蔵されている。
【0020】スキャナ部22では、原稿台20に載置さ
れた原稿が、給紙ローラ32および分離パッド31等か
らなる給紙機構によって一枚ずつ取り込まれる。そし
て、原稿は、搬送ローラ33により原稿支持板34まで
搬送され、原稿支持板34の下方に配置された画像読取
装置35により画像が読み取られる。また画像読取後の
原稿は、排出ローラ36を介して、本体10の前面に設
けられた排出トレイ37に排出される。
【0021】なお、画像読取装置35は、光源38によ
って原稿支持板34上の原稿に光を照射し、原稿からの
反射光を、ミラー39,40により反射させ、更にレン
ズ41によりラインイメージセンサ42の受光面に集光
させることによって、原稿画像を1行分ずつ読み取る周
知のものである。また、原稿台20から給紙機構に至る
経路には、原稿台20に原稿がセットされているか否か
を光学的に検出する原稿センサ44が設けられている。
【0022】一方、記録部26では、記録紙カセット1
6に収容された記録紙24が、給紙ローラ51および分
離パッド52等からなる給紙機構によって一枚ずつ取り
込まれる。そして、記録紙24は、搬送ローラ53を介
して画像形成装置55に送られ、画像形成装置55にお
いて、トナー画像が形成される。また、画像形成後の記
録紙24は、定着装置56に送られ、定着装置56にて
トナー画像が定着された後、排紙ローラ57を介して、
本体10の前面に設けられた排紙トレイ58に排出され
る。なお、定着装置56は、加熱用のヒータを内蔵した
加熱ローラと、加熱ローラとの間で記録紙24を挟持す
るための押えローラとからなる周知のものであり、記録
紙24を加熱・押圧することにより、記録紙24にトナ
ー画像を定着させる。
【0023】また、画像形成装置55は、感光ドラム6
1と、感光ドラム61にレーザ光を照射してその表面に
静電潜像を形成するレーザ光走査装置62と、静電潜像
形成後の感光ドラム61にトナーを付着する現像装置6
3と、転写ローラ64とを有し、記録紙24に電荷を付
与して、感光ドラム61に付着したトナーを記録紙24
に転写させる転写装置65とにより構成され、更に、レ
ーザ光走査装置62は、制御部70からの指令に従って
レーザ光を発射するレーザ発光部67、レーザ光集光用
のレンズ68、およびレンズ68により集光されたレー
ザ光を感光ドラム61に導く反射ミラー69等を備えて
いる。
【0024】すなわち、記録部26は、いわゆるレーザ
プリンタとして構成されており、制御部70からの指令
に従い、記録紙24に画像を形成する。また、操作パネ
ル14は、次のように構成されている。すなわち、図4
に示すように、相手側のFAX番号を入力するための数
字キー141、ファクシミリ機能に関連する種々の指示
を与えるためのFAXキー142、プリンタ機能に関連
する種々の指示を与えるためのプリンタキー143、フ
ァクシミリ機能に付属するコピー機としての機能に関連
する種々の指示を与えるためのコピーキー144、各種
機能に関連する種々の設定を行うためのファンクション
キー145a,カーソルキー145b,セットキー14
5c,クリアキー145d、および、ヘルプリストの出
力を指示するためのヘルプキー146などの各種キース
イッチと、上記各種機能に関連する情報を表示する液晶
ディスプレイ147とを備えている。なお、液晶ディス
プレイ147は、後述するように上下2段に構成され、
各段に異なる情報を表示できるよう構成されている。
【0025】次に、上記各部を制御する制御部70は、
図1に示すように、ファックス(FAX)部72と、プ
リンタ部74と、これら各部を接続するゲートアレイ7
6とから構成されている。FAX部72は、操作パネル
14を介して入力される操作者からの各種指令に応じ
て、動作モードの設定,原稿画像の読み取り,FAXデ
ータの送・受信,受信データの復号化,復号化したFA
Xデータのプリンタ部74への転送等を行うためのもの
であり、CPU80,ROM82,RAM84,他の電
話機やファクシミリ装置との間で通話やFAXデータの
送受信を可能にするネットワークコントロールユニット
(NCU)86,NCU86を介して他のファクシミリ
装置との間でFAXデータを送受信するためのモデム8
7,および操作者に操作ミスなどを警告する警報音を発
生するブザー88等を備えている。そして、CPU8
0,ROM82,RAM84,NCU86,モデム8
7,ブザー88,および操作パネル14は、バス89を
介して互いに接続され、更に、このバス89には、上記
ゲートアレイ76も接続されている。また、NCU86
には、上述の受話器12や発呼用のスピーカ等が接続さ
れており、他の電話機との通話は受話器12を介して行
うことができる。更に、ROM82には、後述の各種処
理のプログラムの他、ファクシミリ機能に関連するヘル
プリストに対応するコードデータ(以下、ヘルプデータ
という)も記憶されている。
【0026】一方、プリンタ部74は、ゲートアレイ7
6を介してFAX部72から送られてきたFAXデータ
に応じて記録部26を駆動制御することにより、記録紙
24にファクシミリ画像を形成(換言すれば、FAXデ
ータを印刷)するためのものであり、FAX部72と同
様、CPU90,ROM92,RAM94を中心とする
周知のマイクロコンピュータとして構成されている。ま
た、プリンタ部74には、パソコン用インタフェース9
6が備えられており、CPU90は、このパソコン用イ
ンタフェース96に外部のパソコン98からのPCデー
タが入力されると、このPCデータに応じて記録部26
を駆動制御し、記録紙24にパソコン98側で作成され
た作成画像を形成(換言すれば、PCデータを印刷)す
る。そして、CPU90,ROM92,RAM94,パ
ソコン用インタフェース96,および記録部26は、バ
ス99を介して互いに接続され、更にこのバス99に
は、上記ゲートアレイ76も接続されている。
【0027】次に、FAX部72およびプリンタ部74
において実行される各種制御処理の内、本発明に関わる
主要な処理であるプリンタ動作設定処理,FAXデータ
の受信処理,FAXデータおよびPCデータの印刷処
理,並びにヘルプリストの印刷処理について、図5〜図
13に示すフローチャートに沿って説明する。
【0028】図5は、PCデータ印刷時におけるプリン
タ部74側での記録部26の制御モードを外部から設定
するためのプリンタ動作設定処理を表すフローチャート
である。この処理は、操作者が操作パネル14のファン
クションキー145aを操作して、プリンタ動作の設定
指令を入力した際にFAX用CPU80において実行さ
れる。
【0029】図5に示すように、処理が開始されると、
まず、S110(Sはステップを表す)にて、制御モー
ドの設定項目と現在の設定内容とを表す設定画面を表示
する。この設定画面は、記録紙24の大きさ(紙サイ
ズ),記録紙24の給紙方法,記録紙24に対するPC
データの印刷方向(印字方向),PCデータ印刷時の画
像解像度等を、夫々、予め設定された下記の候補の中か
ら操作者に選択させるためのものであり、本実施例で
は、これら各設定項目および選択候補を操作パネル14
の液晶ディスプレイ147に表示し、更に各設定項目中
現在選択されている内容を強調表示する。 (1)紙サイズ: Letter(8 1/2 * 11 inch), Leg
al(8 1/2 * 14 inch), A4(210 * 297 mm)。 (2)給紙方法: 自動給紙,手差し。 (3)印字方向: 縦 , 横。 (4)解像度 : 300dpi, 170dpi,
75dpi。
【0030】このように、S110にて設定画面を表示
すると、操作者は、カーソルキー145bを操作して各
設定項目中の候補を指定し、更に設定内容がよければ、
確定用のセットキー145cを押下する。このため、F
AX用CPU80は、続くS120では、操作者による
キー入力を受け付けて、そのキー入力が選択候補を変更
するものであればそれに応じて表示画面上で強調表示す
る候補を変更する、キー入力受付処理を実行し、S13
0にて、セットキー145cが押下されたか否かを判断
する。そして、S130にてセットキー145cは押下
されていないと判断されると、再度S120に移行し、
セットキー145cが押下されたと判断されると、S1
40にて表示画面上の設定内容をRAM84に記憶し、
S150にてプリンタ優先モード(以下、PC優先モー
ドという)を設定してRAM84に記憶し、S160に
てPC優先モード解除用のタイマをセットし、当該処理
を終了する。
【0031】なお、FAX用CPU80は、上記処理の
前後で液晶ディスプレイ147の表示を次のように変化
させる。すなわち、上記処理によりPC優先モードが設
定される以前は、図6(A)に例示するように、液晶デ
ィスプレイ147の上段にはファクシミリ機能に関連す
る情報として現在の日時を表示する。また、液晶ディス
プレイ147の下段には、プリンタ機能に関連する情報
として、「ON LINE」(PCデータが受信可能で
あることを指示)または「OFF LINE」(PCデ
ータが受信不可能であることを指示)の表示を行う。そ
して、上記処理によりPC優先モードが設定されると、
図6(B)に例示するように、下段の「ON LIN
E」(または「OFF LINE」)の表示の隣に、P
C優先モードであることを指示する「PP」を表示す
る。なお、プリンタ機能の「ON LINE」,「OF
F LINE」状態の切り替えは、プリンタキー143
の所定の操作によって行われる。
【0032】また、S160にてセットされるPC優先
モード解除用のタイマは、S150にて設定したPC優
先モードを所定時間(例えば、10分)経過後に自動で
解除するためのものであり、本実施例では、このタイマ
が設定時間を計時すると、図示しない割り込み処理が実
行されてPC優先モードが解除される。そして、この解
除に伴って、FAX用CPU80は、液晶ディスプレイ
147の表示を例えば図6(A)の状態に戻す。更に、
RAM84に記憶されたPC優先モードの設定の有・無
や設定内容は、当該処理終了時に、プリンタ部74側の
PRINT用CPU90に転送されて、プリンタ部74
側のRAM94に記憶され、CPU90においてFAX
データおよびPCデータの印刷処理を実行する際に使用
される。
【0033】次に、FAX用CPU80においてメイン
ルーチンの一つとして繰返し実行されるFAXデータの
受信処理について、図7のフローチャートに基づいて説
明する。図7に示すように、この処理が開始されると、
まず、S210にて、プリンタ部74側から受信データ
のはきだしリクエストが送信されてきたか否かを判断
し、はきだしリクエストがあれば(S210:YE
S)、S300にて、後述の受信データ復号化処理を実
行した後、S220に移行し、また、はきだしリクエス
トがなければ(S210:NO)、そのままS220に
移行する。また、S220では、NCU86およびモデ
ム87によりFAXデータが受信されているか否かを判
断する。そして、FAXデータが受信されていれば(S
220:YES)、S230に移行し、また、FAXデ
ータが受信されていなければ(S220:NO)、再度
S210に移行する。
【0034】S230では、プリンタ部74にプリント
要求コマンドを送信し、S240にて、このプリント要
求コマンドに応答してプリンタ部74側からプリントO
Kコマンドが送信されてきたか否かを判断する。そし
て、プリントOKコマンドが送信されてきた場合には
(S240:YES)、S250にて後述の受信データ
復号化処理を起動した後、S260に移行し、また、プ
リントOKコマンドが送信されてこなかった場合(S2
40:NO)、つまり現在プリンタ部74側で受信デー
タの印刷をできない場合には、そのままS260に移行
する。
【0035】S260では、NCU86およびモデム8
7にて受信されたFAXデータを、RAM84内の所定
の記憶領域(受信バッファメモリ84a)に格納し、S
270にてFAXデータ1頁分の受信が終了した否かを
判断し、FAXデータ1頁分の受信が終了していなけれ
ば(S270:NO)、S260に移行する、といった
手順で、FAXデータ1頁分を受信バッファメモリ84
aに格納する。
【0036】また、S270にてFAXデータ1頁分の
受信が終了したと判断されると(S270:YES)、
S280にて、NCU86およびモデム87において次
頁のFAXデータが受信されているか否かを判断し、次
頁のFAXデータが受信されていなければ(S280:
NO)、当該処理を一旦終了し、次頁のFAXデータが
受信されていれば、再度S260に移行して、次頁以降
のFAXデータについても、上記と同様の手順で、受信
バッファメモリ84aに格納する。
【0037】次に、S300にて実行され、S250に
て起動される受信データ復号化処理について、図8のフ
ローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、
受信バッファメモリ84aに格納されたFAXデータを
プリンタ部74側に送信するための処理であり、S25
0において起動された際には、上記受信処理の空き時間
等を利用して時分割に実行される。
【0038】図8に示すように、この受信データ復号化
処理では、S310にて受信バッファメモリ84aに1
頁分の受信データが格納されているか否かを判断し、1
頁分の受信データが格納されていれば(S310:YE
S)、S320に移行し、1頁分の受信データが格納さ
れていなければ(S310:NO)、S310の処理を
繰り返すことにより、受信バッファメモリ84aに1頁
分の受信データが格納されるのを待つ。なお、このS3
10の処理は、前記S250にて当該処理が起動された
ときに、S260以降の処理にて、受信バッファメモリ
84aに1頁分の受信データが格納されるのを待機する
ための処理である。
【0039】次に、S320では、受信バッファメモリ
84aに格納されたFAXデータを、所定解像度(例え
ば200dpi)の印刷用のコードデータ(ビットマッ
プデータ)に復号化し、S330にて、その復号化後の
FAXデータをプリンタ部74側へ転送する。そして、
S340にて、1頁分のデータの転送が終了したか否か
を判断し、1頁分の転送が終了していなければ(S34
0:NO)、再度S320に移行することにより、FA
Xデータ1頁分の復号化および転送を行う。
【0040】一方、FAXデータ1頁分の復号化および
転送が終了すると(S340:YES)、S350にて
プリンタ部74側に改頁コマンドを送信することによ
り、1頁分のFAXデータの送信が終了した旨を知らせ
る。そして、続くS360では、受信バッファメモリ8
4aに印刷すべき次頁のFAXデータが残っているか否
かを判断し、次頁のFAXデータが残っている場合には
(S360:YES)、再度S310に移行して、次頁
以降のFAXデータについても、上記と同様に復号化お
よび送信を行い、受信バッファメモリ84aに格納され
た全てのFAXデータの復号化および送信が終了すると
(S360:NO)、S370にてその旨を表す終了コ
マンドをプリンタ部74側へ送信して、当該処理を終了
する。
【0041】次に、PRINT用CPU90により実行
されるFAXデータおよびPCデータの印刷処理につい
て、図9,図10のフローチャートに基づいて説明す
る。図9に示すように、この処理が開始されると、ま
ず、S410にてパソコン98側からプリント要求があ
ったか否かを判断し、パソコン98側からプリント要求
があれば(S410:YES)、図10に示すPCデー
タの印刷処理に移行し、逆に、パソコン98側からプリ
ント要求がなければ(S410:NO)、S420に
て、FAX部72側からプリント要求があったか否かを
判断する。
【0042】そして、FAX部72側からプリント要求
がなければ(S420:NO)、S430に移行して、
現在PC優先モードが設定されているか否かを判断し、
PC優先モードが設定されていなければ(S430:N
O)、S440にて、受信バッファメモリ84aに印刷
すべきFAXデータが格納されているか否かをFAX部
72側に問い合わせることにより、FAX部72に印刷
すべきFAXデータがあるか否かを判断する。また、F
AX部72に印刷すべきFAXデータがあれば(S44
0:YES)、S450にて、記録部26はプリント動
作可能であるか否かを判断して、プリント動作可能であ
れば(S450:YES)、S460にて、FAX部7
2側にはきだしリクエストを送信し、S510に移行す
る。なお、S430にて現在PC優先モードであると判
断された場合(S430:YES)、S440にてFA
X部72に印刷すべきFAXデータがないと判断された
場合(S440:NO)、或いはS450にて記録部2
6がプリント動作できない状態であると判断された場合
には(S450:NO)、再度S410に移行する。
【0043】一方、S420にてFAX部72側からプ
リント要求があったと判断されると(S420:YE
S)、S470にて、現在、PC優先モードが設定され
ているか否かを判断し、PC優先モードが設定されてい
れば(S470:YES)、S490にて、現在FAX
データを印刷できないことを表すプリントNGコマンド
をFAX部72側に送信した後、当該処理を一旦終了す
る。
【0044】また、S470にてPC優先モードが設定
されていないと判断されると(S470:NO)、S4
80に移行して、記録部26はプリント動作可能である
か否かを判断する。そして、記録部26がプリント動作
できない場合には(S480:NO)、前記S490に
て、プリントNGコマンドをFAX部72側に送信した
後、当該処理を一旦終了し、逆に、記録部26がプリン
ト動作可能であれば(S480:YES)、S500に
てFAX部72にプリントOKコマンドを送信した後、
S510に移行する。
【0045】S510では、PRINT用CPU90が
ゲートアレイ76を介してFAX部72側からの送信デ
ータを受けるFAXインタフェース入出力ポート(以
下、FAX・I/F・IOという)に有効データがある
か否かを判断することにより、FAX部72からFAX
データが送信されてくるのを待つ。
【0046】そして、S510にてFAX・I/F・I
Oに有効データがあると判断されると(S510:YE
S)、S520にて、その入力データが改頁コマンドで
あるか否かを判断し、その入力データが改頁コマンドで
なければ(S520:NO)、S530にて、入力デー
タは終了コマンドであるか否かを判断し、入力データが
終了コマンドでなければ(S530:NO)、S540
にて、その入力データを、PRINT用RAM94内の
記録バッファメモリ94aに格納して再度S510に移
行する、といった手順で、FAX部72側から送信され
てくる印刷用のFAXデータを順次RAM94の記録バ
ッファメモリ94aに格納する。
【0047】また、S520にて入力データは改頁コマ
ンドであると判断されると(S520:YES)、RA
M94の記録バッファメモリ94aには、1頁分の印刷
用FAXデータが格納されたことになるから、S550
にて、この1頁分のFAXデータに応じて記録部26を
駆動することにより、記録紙24にFAXデータに対応
した画像を形成(印刷)して、再度S510に移行す
る。一方、S530にて入力データは終了コマンドであ
ると判断されると(S530:YES)、もはや印刷す
べきFAXデータはないので、当該処理を一旦終了す
る。
【0048】そして、S550におけるFAXデータの
印刷は、FAXデータをレーザ光走査装置62に転送し
て、レーザ光走査装置62からこのデータに対応したレ
ーザ光を発射させ、同時に、記録部26を構成する給紙
ローラ51,搬送ローラ53,定着装置56,排紙ロー
ラ57,感光ドラム61,現像装置63等の機構部品を
夫々同期して駆動することにより行われる。
【0049】一方、S410にてパソコン98側からプ
リント要求があったと判断された場合には(S410:
YES)、図10に示すように、S560にて記録部2
6はプリント動作可能であるか否かを判断し、記録部2
6がプリント動作できない場合には(S560:N
O)、S570にてパソコン98側にその旨を表すBU
SY応答を送出して、当該処理を一旦終了する。
【0050】また逆に、記録部26がプリント動作可能
であれば(S560:YES)、S580にて、PRI
NT用CPU90がパソコン用インタフェース96を介
してパソコン98からの送信データを受けるPCインタ
フェース入出力ポート(以下、PC・I/F・IOとい
う)に有効データがあるか否かを判断することにより、
パソコン98からPCデータが送信されてくるのを待
つ。
【0051】そして、S580にてPC・I/F・IO
に有効データがあると判断されると(S580:YE
S)、S590にてその入力データが改頁コマンドであ
るか否かを判断し、その入力データが改頁コマンドでな
ければ(S590:NO)、S600にて入力データは
終了コマンドであるか否かを判断し、入力データが終了
コマンドでなければ(S600:NO)、S610に
て、その入力データを、PRINT用RAM94内の記
録バッファメモリ94aに順次格納して、再度S580
に移行する、といった手順で、パソコン98側から送信
されてくるPCデータをRAM94の記録バッファメモ
リ94aに格納する。
【0052】なお、S610にてPCデータを記録バッ
ファメモリ94aに格納するに当たっては、PCデータ
を上記プリンタ動作設定処理による設定内容に従い記録
紙24に印刷するために、S540のようにFAXデー
タ(2値データ)をそのまま記録バッファメモリ94a
に格納するのではなく、上記設定された解像度,紙サイ
ズ,印字方向に応じ、コードデータであるPCデータを
所定のフォントデータを用いて印刷用のビットマップデ
ータに展開(2値化)して、記録バッファメモリ94a
に格納する。
【0053】また、S590にて入力データは改頁コマ
ンドであると判断されると(S590:YES)、RA
M94の記録バッファメモリ94aには、1頁分のPC
データ(2値化されたデータ)が格納されたことになる
から、S620にて、この1頁分のPCデータに応じて
記録部26を駆動することにより、記録紙24にPCデ
ータに対応した画像を形成(印刷)して、再度S580
に移行する。一方、S600にて入力データは終了コマ
ンドであると判断されると(S600:YES)、もは
や印刷すべきPCデータはないので、当該処理を一旦終
了する。
【0054】なお、S620におけるPCデータの印刷
は、基本的には、S550におけるFAXデータの印刷
と同様に実行されるが、プリンタ動作設定処理により、
給紙方法として手差しが設定されている場合には、記録
紙24を手差し給紙することができる。
【0055】次に、ファクシミリ機能に関連するヘルプ
リストの印刷処理について説明する。操作パネル14の
ヘルプキー146が操作されると、FAX用CPU80
は、図11のヘルプデータ送出処理を実行する。処理を
開始すると、先ず、S710にて、ヘルプリストの印刷
を指示するヘルプコマンドをゲートアレイ76を介して
プリンタ部74へ送出し、続くS720にて、コードデ
ータとしてのヘルプデータをプリンタ部74側へ転送す
る。ここで、ヘルプデータとは、ヘルプリストを構成す
る文字列を、対応する文字コードによって表したデータ
であり、前述の改頁コマンドおよび終了コマンドも付与
されている。
【0056】続くS730では、プリンタキー143か
ら入力されるデータをマスクする。また、このとき、フ
ァンクションキー145a等の操作によりプリンタ機能
の設定メニューに入ることも禁止する。なお、この処理
の後にプリンタキー143が操作されたり、ファンクシ
ョンキー145a等によりプリンタ機能の設定メニュー
に入ろうとする操作がなされたりした場合は、図示しな
い他のルーチンによりブザー88を駆動して警報音を発
生する処理がなされる。更に、続くS740では、ヘル
プデータの転送が終了したか否かを、終了コマンドを転
送したか否かなどによって判断する。終了した(YE
S)と判断したときはそのまま一旦処理を終了し、終了
していない(NO)と判断したときは続くS750に移
行する。
【0057】S750では、プリンタ部74側よりBU
SY応答が送出されているか否かを判断する。後述のよ
うに、ヘルプコマンド送出時に記録部26が使用中であ
ったり、或いはその他の理由で記録部26がヘルプリス
トを印刷することができない場合、プリンタ部74側よ
りBUSY応答が送出される。そこで、BUSY応答が
送出されていないとき(S750:NO)はS720に
移行してヘルプデータの送出を続行し、BUSY応答が
送出されているとき(S750:YES)は、S760
に移行する。S760では、図12に例示するように、
液晶ディスプレイ147の下段に記録部26が使用中で
あることを表す「BUSY」を表示して一旦処理を終了
する。S710にてヘルプコマンドがプリンタ部74へ
送出されると、PRINT用CPU90は、図13に示
すヘルプリスト印刷処理を割込処理として実行する。
【0058】処理を開始すると、先ず、S860にて、
記録部26によるヘルプリストのプリント動作が可能で
あるか否かを判断し、記録部26がプリント動作できな
い場合には(S860:NO)、S870にてFAX部
72側にその旨を表すBUSY応答を送信して、当該処
理を一旦終了する。ここでは、割込発生時にPRINT
用CPU90が、図10のS580〜S620の処理な
どを実行中で、即座にヘルプリストの印刷にかかれない
場合も、S860にて否定判断する。
【0059】また逆に、記録部26がプリント動作可能
であれば(S860:YES)、S880にて、前述の
FAX・I/F・IOに有効データがあるか否かを判断
することにより、FAX部72側からヘルプデータが送
信されてくるのを待つ。そして、S880にてFAX・
I/F・IOに有効データがあると判断すると(S88
0:YES)、S890にてその入力データが改頁コマ
ンドであるか否かを、S900にて入力データは終了コ
マンドであるか否かを、順次判断し、どちらのコマンド
でもなければ(S890,S900:NO)、S910
にて、その入力データを、PRINT用RAM94内の
記録バッファメモリ94aに順次格納して、再度S88
0に移行する。こうして、1頁分のデータを格納する毎
に(S890:YES)S920に移行し、その1頁分
のデータを印刷する。また、S900にて入力データは
終了コマンドであると判断すると(S900:YE
S)、もはや印刷すべきヘルプデータはないので、当該
処理を一旦終了する。
【0060】なお、前述のようにFAX・I/F・IO
にはFAXデータ(2値データ)が入力されることもあ
る。そこで、S880における有効データの有無の判断
は、FAX・I/F・IOのデータがコードデータであ
るときのみ有効データと判断する。この2値データ,コ
ードデータの判別は、例えば、データのヘッダなどによ
り判別するようにすればよい。また、S910にてヘル
プデータを記録バッファメモリ94aに格納するに当た
っては、コードデータであるヘルプデータを所定のフォ
ントデータを用いて印刷用のビットマップデータに展開
(2値化)して、記録バッファメモリ94aに格納す
る。更に、FAX用CPU80が図7の受信処理などを
実行中で、図11のヘルプデータ送出処理を実行できな
い場合、FAX用CPU80は、図示しない周知の割込
処理により、ブザー88を駆動して警報音を発生する。
【0061】このように、本実施例では、PRINT用
CPU90がS580〜S620の処理などを実行中
で、即座にヘルプリストの印刷にかかれない場合、液晶
ディスプレイ147の下段に記録部26が使用中である
ことを表す「BUSY」を表示して、ヘルプリストが即
座に印刷できないことを告知する。このため、操作者は
ヘルプキー146によるヘルプリストの印刷指示を無益
に繰り返すことなく、記録部26が使用中の間、他の作
業を行うことができる。従って、ファクシミリ装置2を
用いた作業の作業性を良好に向上させることができる。
更に、本実施例では、FAX用CPU80がヘルプデー
タの送出処理を実行できない場合も警報音で操作者に告
知しているので、より一層上記作業性を向上させること
ができる。
【0062】また、本実施例では、ヘルプリストをRO
M82にコードデータとして記憶しておき、プリンタ部
74にて所定のフォントデータに基づいて2値化し、印
刷している。このため、ヘルプリストを予め2値データ
で記憶しておく場合に比べ、次のような効果が得られ
る。すなわち、ヘルプリストのデータを小さいメモリに
記憶することができ、更に、上記所定のフォントデータ
を使用することにより、きれいな文字で印刷することが
できる。
【0063】更にまた、本実施例では、FAX部72と
プリンタ部74とを、別体のCPU80,90によって
制御している。このため、ファクシミリ装置2全体とし
ての処理速度が向上し、上記「BUSY」の表示処理も
一層迅速化することができる。従って、上記作業性を一
層良好に向上させることができる。
【0064】なお、上記実施例において、NCU86が
ファクシミリ受信部に、パソコン用インタフェース96
がプリントデータ入力部に、FAX用CPU80にて実
行される処理の内、図8の受信データ復号化処理が復号
手段に、PRINT用CPU90にて実行される処理の
内、図10のS610および図13のS910が2値化
手段に、FAX用CPU80にて実行される処理の内、
図11のS720がコードデータ発生手段に、FAX用
CPUにて実行される処理の内、図11のS760、お
よび液晶ディスプレイ147がプリンタ機能告知手段
に、FAX用CPU80が第1の制御手段に、PRIN
T用CPU90が第2の制御手段に、それぞれ相当す
る。
【0065】また、本発明は上記実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の態様で実施することができる。例えば、上記実施例で
は、FAX部72およびプリンタ部74に別体のCPU
80,90を設けているが、一つのCPUによって各部
72,74を制御してもよい。
【0066】また、上記実施例では、液晶ディスプレイ
147に「BUSY」と表示することによってプリンタ
機能が使用中であることを告知しているが、告知手段と
してはこの他種々の構成を適用することができる。例え
ば、所定位置に配設された図示しない発光ダイオード,
パイロットランプなどを点灯または消灯する構成、或い
はブザー88を駆動して警報音を発生する構成なども適
用することができる。ところが、上記実施例のように、
液晶ディスプレイ147上の文字による表示によって告
知する構成を適用した場合、その表示がプリンタ機能の
使用中を表すものであることを容易に把握することがで
きる。従って、上記作業性をより一層向上させることが
できる。更に、告知手段としては、周知の発声装置を利
用して、「プリンタキノウシヨウチュウデス」などの言
葉を発声させる構成も考えられる。この場合も、上記実
施例と同様、プリンタ機能が使用中であることを容易に
把握して、上記作業性をより一層向上させることができ
る。
【0067】また更に、コードデータ発生手段として
は、本実施例のようにヘルプデータを発生するものの
他、デモンストレーション用のデータを発生するものな
ど、種々の態様が考えられる。ところが、ヘルプリスト
は作業者が即座に得たい情報を特に多く含んでいる。こ
のため、上記実施例では、上記告知による効果が一層顕
著となり、作業性を更に一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のファクシミリ装置の回路構成を表すブ
ロック図である。
【図2】実施例のファクシミリ装置の外観を表す斜視図
である。
【図3】実施例のファクシミリ装置の内部機構を表す説
明図である。
【図4】実施例のファクシミリ装置の操作パネルの構成
を表す上面図である。
【図5】プリンタ動作設定処理を表すフローチャートで
ある。
【図6】プリンタ動作設定処理前後でのディスプレイ表
示を例示する説明図である。
【図7】FAXデータの受信処理を表すフローチャート
である。
【図8】受信データ復号化処理を表すフローチャートで
ある。
【図9】データ印刷処理の一部を表すフローチャートで
ある。
【図10】データ印刷処理の残りの一部を表すフローチ
ャートである。
【図11】ヘルプデータ送出処理を表すフローチャート
である。
【図12】BUSY応答送出時のディスプレイ表示を例
示する説明図である。
【図13】ヘルプリスト印刷処理を表すフローチャート
である。
【符号の説明】
2…ファクシミリ装置 14…操作パネル 24…
記録紙 26…記録部 55…画像形成装置 56…定着装
置 61…感光ドラム 62…レーザ光走査装置 63
…現像装置 65…転写装置 70…制御部 72…FAX部
74…プリンタ部 76…ゲートアレイ 84a…受信バッファメモリ
86…NCU 87…モデム 88…ブザー 94a…記録バッフ
ァメモリ 96…パソコン用インタフェース 141…数字キー 142…FAXキー 143…プリンタキー 14
4…コピーキー 145a…ファンクションキー 145b…カーソル
キー 145c…セットキー 145d…クリアキー 1
46…ヘルプキー 147…液晶ディスプレイ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値データに基づいて記録紙に画像を形
    成する記録部と、 通信回線を介して送信されてきたファクシミリデータを
    受信するファクシミリ受信部と、 コンピュータ等の外部装置にて作成されたコードデータ
    を入力するためのプリントデータ入力部と、 上記ファクシミリ受信部にて受信したファクシミリデー
    タを2値データに復号して上記記録部に入力する復号手
    段と、 上記プリントデータ入力部に入力されたコードデータを
    所定のフォントデータに基づいて2値化し、上記記録部
    に入力する2値化手段と、 を備えたプリンタ機能付ファクシミリ装置において、 上記ファクシミリ受信部にてファクシミリデータを受信
    し、上記復号手段にて当該データを復号し、更に、上記
    記録部にて当該データに対応する画像を形成するファク
    シミリ機能に関連するコードデータを発生するコードデ
    ータ発生手段と、 上記プリントデータ入力部に入力されたデータを、上記
    2値化手段にて2値化し、更に、上記記録部にて当該デ
    ータに対応する画像を形成するプリンタ機能に関連する
    情報を告知するプリンタ機能告知手段と、 を備えると共に、 上記コードデータ発生手段がコードデータを発生したと
    き、上記2値化手段が上記記録部に2値データを入力し
    ていなければ、上記2値化手段が、当該コードデータを
    上記所定のフォントデータに基づいて2値化して上記記
    録部に入力し、 上記コードデータ発生手段がコードデータを発生したと
    き、上記2値化手段が上記記録部に2値データを入力し
    ていれば、上記プリンタ機能告知手段が上記プリンタ機
    能が使用中であることを告知することを特徴とするプリ
    ンタ機能付ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記コードデータ発生手段が、操作者の
    操作に基づいて、上記ファクシミリ機能に関連するヘル
    プリストに対応するコードデータを発生することを特徴
    とする請求項1記載のプリンタ機能付ファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記プリンタ機能告知手段が、文字また
    は記号による表示によって上記プリンタ機能が使用中で
    あることを告知することを特徴とする請求項1または2
    記載のプリンタ機能付ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 更に、 上記ファクシミリ受信部と、上記復号手段と、上記コー
    ドデータ発生手段と、上記プリンタ機能告知手段とを制
    御する第1の制御回路と、 上記プリントデータ入力部と、上記2値化手段とを制御
    する第2の制御回路と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    のプリンタ機能付ファクシミリ装置。
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