JPH05265636A - 打点入力の補正装置 - Google Patents

打点入力の補正装置

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JPH05265636A
JPH05265636A JP5856692A JP5856692A JPH05265636A JP H05265636 A JPH05265636 A JP H05265636A JP 5856692 A JP5856692 A JP 5856692A JP 5856692 A JP5856692 A JP 5856692A JP H05265636 A JPH05265636 A JP H05265636A
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JP5856692A
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English (en)
Inventor
Masato Tokishige
正人 時重
Atsushi Kurimoto
篤志 栗本
Kiyoshi Inamoto
潔 稲本
Nobuyuki Ueda
延幸 上田
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/043Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves
    • G06F3/0433Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using propagating acoustic waves in which the acoustic waves are either generated by a movable member and propagated within a surface layer or propagated within a surface layer and captured by a movable member

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作面上での打点による入力を行う。 【構成】 操作面を構成するテーブルガラス1の周囲に
4個の振動を検出するセンサーS1 〜S4 を配置し、テ
ーブルガラス1上の任意の位置Pが打点された時に、そ
の打点位置PからセンサーS1 〜S4 が振動を検出する
時間差により打点位置Pの座標を求め、該位置座標の領
域を判別することでその領域に決められた情報の入力を
行う。この時、任意の位置の打点入力を行う前にテーブ
ルガラス1の基準位置を予め打点し、この打点した位置
0 点の値を補正値として記憶し、この補正値にて任意
の位置の打点Pにおける補正を行う。 【効果】 テーブルガラス面上の任意の打点位置を正確
に求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は盤面を用いて打点位置の
検出を行い、該位置検出に応じた入力を可能にする打点
入力装置にかかり、特に打点入力の補正を行う装置に関
する。
【0002】<発明の概要>本発明にかかる入力装置
は、データ入力等を行うための盤状の操作面における入
力位置により、領域指定入力、項目入力、例えば数値、
文字、機能等の情報項目を入力できるようにしたもので
ある。特に、操作面を打点することで、その打点位置か
らの伝達振動を複数の振動センサーにより受信し、該受
信した信号の時間差を演算することで打点位置を特定
(検出)するようにしたものであり、これにより入力位
置を把握することで上述のような入力を行うものであ
る。そのため、従来の複雑な機構を用いることなく、し
かも高精度、安価で、しかも操作性の良い入力装置に関
するものであり、キー入力装置や、領域入力装置に活用
できる。
【0003】
【従来技術】信号を入力する方法として、従来より種々
の方法が用いられてきた。
【0004】例えば、電子機器等においては情報入力を
キー入力するために、キーボードを用いており、各キー
に対して、個々に入力を検知するためのセンサー(電気
接点によるスイッチ等)を設けている。
【0005】また、複写機などの画像形成装置において
は、上述のようなキーボードを操作部に設ける外に、複
写すべき領域や複写を行わない領域などの指定を行う際
用いられる信号入力装置が設けられている。従来の領域
を入力する各種入力方法としては、以下に示すものがあ
る。
【0006】(1)複写画像を予め格子状の目盛りを付
した透明シートに重ね、透明シートの目盛りをX軸、Y
軸方向に分けて読み取り、オペレータがテンキーより一
点ずつ入力する方法。
【0007】(2)原稿台上にX軸とY軸の目盛りを付
し、同様に目盛りを読み取って、テンキーから必要な点
のデータを入力する方法。
【0008】(3)原稿台上のX軸Y軸のそれぞれの方
向に一定間隔でスイッチ列を設け、対応する座標を2つ
のスイッチを操作することによって入力する方法。
【0009】(4)原稿台とは別に、たとえば原稿カバ
ーの上面に、面状にセンサーマトリックスアレイを構成
し、入力ペンなどで位置入力をする方法。
【0010】以上のように(1)及び(2)の領域入力
方法採用すれば、安価に構成できるが、操作性が極めて
悪い。(3)の方法を採用すれば、X軸及びY軸のそれ
ぞれのデータを別々に入力する必要があるため、操作性
が悪いという欠点がある。
【0011】また、(4)の入力方法によれば、操作性
は改良されるが、センサーマトリックスアレイが高価で
あるため、入力装置全体が高価になる。また、原稿台な
どの原稿を読み取るべき台は透明性や平滑性が要求さ
れ、センサーマトリックスアレイを直接設けることがで
きず、原稿を載置して指定位置を入力するための専用の
台を設ける必要がある。この場合、原稿を置き直さなけ
ればならないという欠点がある。
【0012】更に、特開昭63−244068号公報に
は、原稿を載置する原稿台そのものを利用し、原稿台に
載置される原稿の必要領域を指定する装置が提案され
た。これは、入力ペンに振動発生源を組み込み、原稿台
の周囲に少なくとも3個の振動検出素子を設け、入力ペ
ンにて原稿台上を打点することで、その打点位置を3個
の振動検出素子で受信したタイミングを検出して、打点
位置を特定するものである。その打点位置を特定するた
めの具体的な手段及び構成については詳細に明記されて
いないが、原稿台そのものを利用する点、キー入力装置
及びマトリクスアレイ等を必要としない点で、コストの
低減等を図れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−24
4068号公報記載の領域入力装置によれば、原稿の画
像領域を指定することについては明記されているが、複
写装置の個々のバラツキ等により製造後、打点した位置
を検出しても、実際の装置における打点位置とが一致し
ないことがある。
【0014】つまり、原稿台を打点した時の中心位置と
原稿を載置する原稿台の中心位置、または用紙搬送経路
の中心より多少ずれが生じ、打点した位置を検出した位
置と実際の位置との間にずれが生じる。また、打点位置
からの振動を検出するセンサーの配置位置のずれによ
り、基準位置との間でのずれが生じ、検出した打点位置
が正確でなくなる。
【0015】そのため、原稿の領域を指定した際のずれ
により、オペレータの意図していない領域の画像処理が
行われることになる。また、項目の入力を行う場合に
は、違った項目入力が行われ、意図しない処理が実行さ
れることにもなる。
【0016】本発明は、操作面の任意の位置を打点した
時に検出した位置の補正を行うことで、実際の打点位置
を正確に検出できる打点入力装置を提供することを目的
とする。特に、本発明は打点入力を行う前に、予め基準
となる位置を打点し、その打点して検出した位置を基準
情報として記憶させ、この記憶した情報を補正値として
任意の打点位置を補正するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の打点入力の補正
装置は、打点入力の可能な領域を有するを操作面と、操
作面の複数位置に配置され上記操作面の打点位置からの
振動を受信するセンサーと、各センサーの受信タイミン
グを検出する検出回路と、検出されたタイミングデータ
より打点の位置を求める演算手段と、該演算手段にて求
められた位置に応じた入力を行う手段とを備えた打点入
力装置において、打点入力を行う前に予め決められた基
準位置を打点することで、上記演算手段にて求められた
検出位置を基準情報として記憶する手段と、上記操作面
上の任意の位置を打点することで求められた検出位置を
上記記憶手段に記憶された内容により補正する手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0018】また、本発明の打点入力の補正装置は、上
記操作面が原稿を載置する透明板であって、該操作面の
原稿載置の基準位置を基準情報として記憶することを特
徴とする。
【0019】
【作用】以上のように構成された本発明の打点入力装置
によれば、操作面上の任意のポイントをペン等で打点し
たときに、その振動が各センサーに受信される。そし
て、各センサーが受信した時のタイミング、特に受信し
た時間差を演算し、その打点位置を求める。その演算に
より求められた操作面上での打点位置を判別することに
より、その位置に対応した情報入力が可能になる。
【0020】そこで、操作面の任意の位置を打点し入力
を行う前に、操作面の予め決められた基準点を打点し、
該打点した位置を検出し、該検出位置を補正値として記
憶させておく。そして、操作面の任意の位置が打点され
ることで、この検出位置に対し上記記憶された補正値に
て補正を行い、この値を正規の位置情報として処理す
る。つまり、センサーにて検出した位置と実際の位置と
のズレが補正され、正確な位置検出を行える。
【0021】特に、操作面として原稿を載置する透明板
(原稿台)にて構成するものにおいては、その基準点と
して、原稿載置の基準位置が予め打点され、その打点位
置における位置情報が記憶され、任意の打点位置につい
て、記憶された基準位置に対しして補正することでズレ
により補正が行われる。そのため、原稿台に載置される
原稿の領域において正確な領域指定を行え、該領域によ
る画像処理を行える。
【0022】
【実施例】図1は本発明の打点入力装置を複写機の適用
した複写機の上面図である。
【0023】図1において、1は複写機本体の上面に配
置される1枚構成の透明なガラス板からなる操作面を構
成するテーブルガラス、2は複写原稿3を載置するため
の原稿載置領域であり、該領域内に載置される原稿の画
像が複写できる。また4は載置原稿の指定領域を示し操
作面を2箇所のポイント5−5′間を対角線とする四角
形の領域、6は原稿3の先端3−1を基準として載置す
るための縦方向(Y軸)の基準板であって、テーブルガ
ラス1の先端上の一部を覆うように設けられる。この基
準板6はテーブルガラス1の載置面より多少突出させる
ことで、原稿の先端縁3−1を基準板6の一側端に当接
係止させることで、原稿3の載置を容易にする。また7
は載置される原稿の基準指標であり、例えば原稿の画像
形成における中心ラインで、そのラインをX軸としてい
る。
【0024】上記テーブルガラス1のほぼ4隅の近辺に
は、本発明にかかるセンサーS1 〜S4 が、ガラス1の
裏面(又は表面での可)に直接接着されている。該セン
サーS1 〜S4 は、テーブルガラス1上の任意の打点さ
れた位置を検出するために設けられてものであって、打
点位置から伝わる振動を検出することができる検出素子
であって、その受信タイミング時間を検出するために設
けられる。 以下に詳述される構成により、テーブルガ
ラス1上に原稿3を載置し、原稿3の指定ポイント5及
び5′を位置(領域指定のための)信号として複写装置
に入力できる。これにより、原稿の複写領域を指定でき
る。また、この領域指定に限らず、検出した位置信号に
関係する複写条件等を同様にテーブルガラス1の所望の
入力部を指定ポイントとしてペン等で打点することによ
り入力を可能としている。特に入力用のペンとしては、
一定周波数で振動させる振動素子をペン内部に設け、テ
ーブルガラス1上を打点することで上記振動素子が一定
時間、振動するようにすれば、上記センサーS1 〜S4
による検出がより正確に行える。
【0025】そこで、テーブルガラス1上の1点を打点
すれば、その打点位置から各センターS1 〜S4 にその
振動が伝わり、該センターS1 〜S4 は打点位置からの
直線距離に応じて、振動を検出(受信)する時間が異な
る。これにより、例えば基準指標7の位置(P0 )に対
する打点された位置を計算により求めることができる。
従って、原稿載置領域2の打点位置を把握でき、この打
点位置にて指定される領域の画像処理を行える。
【0026】この画像処理とは、指定された領域のみを
複写するトリミング、指定領域の原稿画像をマスクし、
それ以外の画像を複写するマスキング等の画像処理であ
る。
【0027】上記センサーS1 〜S4 は、例えば原稿載
置領域2より外れた位置に配置される。この配置位置と
しては、打点位置の演算処理等を簡略化するために、セ
ンターラインをX軸とし、基準板6の縦方向をY軸とす
ると、例えばセンサーS1 ,S3 を結ぶ直線及びセンサ
ーS2 ,S4 を結ぶ直線の交点P2が直交するように配
置される。また、その交点P1 からの各センサーS1
4 までの距離については、等しくなるように配置され
る。
【0028】そこで、センサーS1 〜S4 の配置におい
て、上記直線にかかる交点P1 としたとき、その交点P
1 が原稿3を載置する基準指標7で示すセンターライン
(X軸)上に位置しない場合がある。このセンターライ
ンは、複写装置本体の用紙搬送系、作像系のセンターに
一致するように調整される。この調整において、図1に
示すように多少センサーS1 〜S4 における交点P1
ずれることが考えられる。従って、図1においては交点
1 が多少、センターラインの上方向にずれている。
【0029】いま、センターラインの基準指標7の位置
をX,Y軸の原点O(P0 )とすれば、センサーS1
4 が正確に配置されその交点P1 がセンターの上にあ
るとすれば基準指標7の原点Oの座標(x0 ,y0 )は
(0,0)として設定される。しかしながら、図1のよ
うに交点P1 が多少ずれていると、テーブルガラス1上
を打点し、その打点位置を求めたとしても、その求めた
検出位置は多少ずれたものとなる。
【0030】このずれを補正するために、基準指標7に
対応するテーブルガラス1上のポイントP0 を入力手
段、つまり入力用のペンにて打点し、その打点位置を求
め、この値を基準情報として記憶させておく。即ち、領
域指定等の打点入力を行う前に、まず入力用のペンにて
基準位置となる基準指標7のテーブルガラス1上のP0
点を打点する。打点位置P0 における座標を求め、この
求めた座標を補正値として記憶しておく。
【0031】そして、テーブルガラス1上の任意の打点
された位置を求めた時に、その求めた位置に対し、上記
記憶された基準指標7の予め記憶された補正値による補
正を行う。つまり、基準指標の位置を原点Oとするので
あれば、予めその原点となるポイントP0 を打点により
(x0 ,y0 )求め、これを記憶することで、その位置
0 を打点すれば、その打点位置が求められ、その求め
た値と記憶内容を減算することで打点位置P0 の補正さ
れ正確な原点Oの座標(0,0)が求められる。つま
り、テーブルガラス1上の任意の位置が打点さえること
で、その打点位置Pの座標が求められ、この求めた打点
位置の座標(x,y)に対し、予め補正値として求めた
座標(x0 ,y0 )を減算することで正確な座標位置を
求めることができる。そのため、オペレータの指示した
位置を正確に認識でき、例えば画像処理においてオペレ
ータが意図する正確な画像処理を行える。
【0032】ここで、上記テーブルガラス1上の任意の
打点位置(座標)を求める方法について説明する。説明
を簡単にするために図2に示すようにテーブルガラス1
のセンターラインをX軸としてセンサーS1 −S3 間の
直線(x=−y)とセンサーS2 −S4 間の直線(x=
y)との交点を原点O(0,0)とする。原点からの各
センサーS1 〜S4 からの距離をLとする。またセンサ
ーラインにおける基準板6の基準指標7の位置P0 の座
標を(x0 ,y0 )とする。打点位置Pの座標が(x,
y)は以下の式にて求められる。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、数1の及び式に示すQ1 ,Q
2 (図1のQ1 ,Q2 と同じ)は、センサーS2 −S4
間の直線をY軸、センサーS1 −S3 間の直線をX軸と
した時の打点位置Pの座標を示すものである。この座標
(Q1 ,Q2 )を正規の(x,y)に変換するための式
が上述の数1である。そこで、上記Q1 ,Q2 について
は下記数2の及び式にて求めることができる。
【0035】
【数2】
【0036】また、上記式において定数A1 ,A2 及び
1 ,B2 さらにK1 2,K2 2については、数3に示す通
りである。
【0037】
【数3】
【0038】ここで、vはテーブルガラス1における振
動の伝達速度である。テーブルガラス1の実際の振動伝
達速度は、テーブルガラスの材質や製造方法により異な
るが、3000〜4500m/secであり、ソーダガラスの場合は
約4300m/secである。また、T1 ,T2 は、各センサー
1 〜S4 における時間差であり、図3に示すタイムチ
ャートの如くセンサーS1 −S3 間における時間差をT
1 、センサーS2 −S4 の時間差をT2 とした場合であ
る。この図3は例えば図2の入力装置において、テーブ
ルガラス1上の指定ポイントPをペン等で打点したと
き、その振動波がテーブルガラス1の表面もしくは内部
を伝達し、それぞれのセンサーS1 〜S4に到達すると
きのタイムチャートを示している。
【0039】t0 は指定ポイントPを押圧したときのタ
イミング、t1 〜t4 はそれぞれセンサーS1 〜S4
振動を検出したときのタイミングであり、T1 ,T2
それぞれセンサーS1 ,S3 との間の検出タイミングの
時間差、およびセンサーS2,S4 との間の検出タイミ
ングの差時間である。
【0040】以上のことから数3の式における各定数
を、時間差T1 ,T2 、更に使用するテーブルガラス1
における伝達速度vとすることで、求めることができ、
これにより数2及び数3の各式に基づいて演算すること
で打点位置Pの座標(x,y)を求めることができる。
この打点位置Pの座標(x,y)については、特願平3
−188650号に詳細について明記している通りであ
る。
【0041】また図4は、本発明における打点入力装置
の回路概要を説明するブロック図である。
【0042】センサーS1 〜S4 は振動を電気信号に変
換するもので、圧電センサー、歪みセンサー、超小形マ
イクなどが使用できる。センサーS1 〜S4 は、その検
出信号を信号処理回路20に入力する。信号処理回路2
0は、上述した時間差T1 ,T2 を計測するために、セ
ンサーS1 〜S4 からの受信信号に応じて時間計測の開
始及び停止を行う。例えば、センサーS1 が振動を検出
した時点t1 において時間計測を行う手段、例えばタイ
マーを駆動し、センサーS3 がその振動を検出した時の
時点でタイマーの計時動作を停止させ、この時のタイマ
ーにて計時した時間が、時間差T1 となる。T2 におい
ても同様である。
【0043】そこで、振動を一番早く検出したセンサー
を特定することで、そのセンサーが配置された位置の象
限(センサーS1 の位置を第1象限とする。)での打点
位置であることが特定でき、上述した式による正又は負
のいずれかに処理できる。
【0044】ここで、上記時間計測を行うタイマーは、
打点の位置検出の許容誤差を1mm以内とするために0.
1μsecをカウント単位としている。テーブルガラス1
として例えばソーダガラスを使用すれば、 1mm÷4300m/sec≒0.23μsec (4300m/secは一般的なソーダガラスの音波伝達
速度)であり、その2倍以上の周期で測定を行えば許容
誤差を1mm以内に測定できるので、例えば約0.1μsec
を測定単位としている。
【0045】信号処理回路20からの時間差T1 ,T2
は制御回路(CPU)21に入力される。このCPU2
1は、特に信号処理回路20におけるセンサ−S1 〜S
4 からの振動検出タイミング及び時間差等を取り込み、
上述したような数1〜3の各式に従った演算を行うこと
で打点位置Pの座標(x,y)を求める。そのため、使
用するテーブルガラス1の伝達速度v等をROM22に
記憶、またRAM23にその速度vの補正値等を適宜記
憶しておき、この速度vと上述した時間差T1,T2
よる打点位置Pを求める。
【0046】また、ROM22は数1乃至数3の式に関
する演算プログラム、複写動作を制御するプログラム等
を予め記憶している。CPU21は、ROM22に記憶
されたプログラムに従って制御を行う。また、RAM2
3はCPU21にて必要とされるデータ等を一時記憶
し、また上述した時間差T1 ,T2 のデータ、更にセン
サ−S1 〜S4 の検出タイミング(早く振動を検出した
センサ−)等を記憶するために用いられる。
【0047】以上の回路構成において、図1に示す通
り、センサ−S1 −S3 間の直線、S2 −S4 間の直線
との交点がセンターラインに対しずれている場合、正確
な打点位置を求めることができなくなる。そこで、テー
ブルガラス1上の打点入力を行う前に先立って、基準点
の打点、つまりセンターラインにおける基準板6の基準
指標7のテーブルガラス上のP0 を打点する。この位置
(X0,Y0)は正常の状態では、図2において原点(交
点)Oに対し、
【0048】
【数4】
【0049】である。そこで、打点位置P0 を入力用ペ
ンで打点し、各センサーS1 〜S4 にて検出した時間差
1 ,T2 に応じて数1、数2及び数3の各式に従って
演算を行う。ここで、求めた打点位置P0 の座標
(x0,y0)を、上述の数4に示す座標より減算した値
(X0−x0,Y0−y0)を補正値として記憶させてお
く。そして、打点位置Pの座標を上述した演算式に従っ
て求めた(x,y)の座標に対し、上記補正値を減算す
ることで正確なの座標位置を求めることができる。
【0050】ここで、図1における基準指標7の位置で
あるP0 を座標の原点として処理する場合には、その原
点(0,0)との差、つまりP0 点を打点した時に求め
た座標(x0,y0)を補正値としてそのまま記憶させれ
ばよい。そのため、打点位置Pの求めた座標(x,y)
に対し(x−x0 ,y−y0 )として補正してやれば、
基準位置P0 を原点する正確な座標位置を求めることが
できる。
【0051】図5は本発明による打点入力装置の制御フ
ローを示すものである。
【0052】まず、領域入力モードが設定されるとこの
フローに入る。この領域入力モードを設定するには、例
えばマスキング、トリミング等のキー入力により行われ
る。このキーは複写装置の操作パネル上に配置された各
種キーの中から選択的に操作される。そこで、領域入力
モードの設定されると以下の制御を行うことになる。
【0053】s01:基準点P0 における打点入力によ
る補正値が記憶されているか否かが判別される。この判
別は、P0 点を打点入力時に数1、数2及び数3にて演
算された打点位置の座標(x0 ,y0 )を補正値として
記憶した時に、RAM23の所定の位置、つまりフラッ
グ(F)がセット(“1”)されている。そのため、該
ステップにてフラッグFがセットされているか否かによ
って、ステップs01またはs06に分岐する。
【0054】s02:ステップs01にて、基準点P0
の入力が行われいない時に、トラブル処理としてオペレ
ータに基準点P0 の入力を行うようにメッセージを出力
する。この場合、音声(周知の音声合成技術)や表示装
置を利用して、基準点P0 の入力を行うように指示す
る。
【0055】s03:上述のメッセージの指示と共に基
準点入力モードとして設定され、これによりオペレータ
は基準点P0 の入力操作を行うことになる。この基準点
0の打点入力することで、その打点位置がROM22
等に記憶された数1、数2及び数3の演算式に従って演
算を行いその点の(x0 ,y0 )値を求め、これを補正
値としてRAM23の所定の記憶領域に記憶される。こ
こで、記憶されればフラッグFがセットされる。
【0056】s04:基準点P0 の入力が完了したか否
かがチェックされる。つまり、ステップs01同様に基
準点P0 の入力がされているか否かをフラッグFを参照
してチェックする。この時、基準点P0 の入力が行われ
なければ、そのモードを解除(s15)し、複写装置は
入力待ちの状態(待機状態)となる。
【0057】s05:基準点P0 の入力処理が終了すれ
ば、領域入力モードの状態に設定される。
【0058】s06:s01,s04にて基準点P0
入力が完了していると判断されれば、領域入力モード状
態において、タイマーTをセットする。このタイマーT
は、該モード等において入力が行われずに、そのままの
状態で放置されている時に、標準のモードに復帰される
ための時間計時を行う。このタイマーTの設定時間とし
ては、30秒または60秒等に適宜設定される。
【0059】s07:領域指定を行う入力(打点)があ
るか否かを判別する。つまり、入力用ペンによる振動を
センサーS1 〜S4 が検出したか否かを判別する。この
時、いずれかのセンサーが振動を検出することで、時間
計測を行うためのタイマーがスタートすることになる。
【0060】s08:領域指定のための打点入力がなけ
れば、タイマーTが所定時間(例えば30秒)をカウン
トしたか否かをチェックし、時間カウント内であればs
07に戻る。もし、所定時間をカウントしているのであ
れば、領域入力モードを解除して標準モードに復帰す
る。この標準モードとは、例えば複写装置における電源
投入後、複写装置のウォームアップ完了により使用可能
状態(レディー状態)の時のモードであり、複写枚数に
ついては1枚、等倍複写、標準画像濃度等の状態に設定
される。
【0061】s09:打点入力を行われているのであれ
ば、この打点入力を検知した時点より、タイマーによる
時間計測を開始する。この場合、図3においてセンサー
S1−S3間の時間差T1 、センサーS2 −S4 間の時
間差T2 を計測する。この計測に応じて、数3の式を演
算後に、数1及び2の各式に従って演算を行い入力され
た打点位置Pの座標(x,y)を求める。その求めた座
標に対し、上述したs04において標準点P0 の座標検
出における補正値との減算を行うことで、正規の座標位
置(x−x0,y−y0)を求める。
【0062】s10:求めた補正後の座標位置が、領域
指定の範囲内に存在する座標か否かをチェックする。こ
れは、予め領域指定における範囲の座標がROM22ま
たはRAM23に記憶されており、この範囲内か否かを
チェックする。ここで、打点位置の座標が範囲外である
と判別されれば、s17において入力ミスの処理が行わ
れる。これは、入力ミスまたは誤りとして再度入力を行
うように指示する。
【0063】そして、s18における再入力指示が行わ
れると同時に、この再入力が例えば3度目であるか否か
をチェックする。つまりs17で、入力ミスにおけるカ
ウントを合わせて行う。このカウント内容が“3”であ
るか否かをチェックする。この時、3回目の入力ミスで
あれば、領域指定入力が動作不良でるとして警告すると
同時に、その入力処理を終了する。再入力チェックにお
いて、3回未満であれば、s20にてタイマーTをセッ
ト後に、s07に戻る。
【0064】s11:求めた補正後の座標位置が正常
(テ−ブルガラス1の画像形成領域2の範囲内)であれ
ば、その打点入力位置の座標をRAM23の所定領域に
記憶させる。
【0065】s12〜14:打点入力が2箇所指定され
たか否かがチェックされる。1点目の打点入力であれ
ば、s13にてタイマーT1をセット後にs07に戻
り、2点目の打点入力位置の検出を行う。また、2点に
座標位置を検出しておれば、s14にて領域指定入力が
完了したとして、複写条件の入力状態へと戻る。これ
は、例えば複写枚数の入力や複写倍率、そのたの条件入
力の待ち状態となる。そして、複写動作が開始されれ
ば、領域指定された状態に応じてトリミング又はマスキ
ングの画像処理が行われる。この領域は2点間を対角線
とした四角形で囲まれる領域である。これは、単なる例
であり、領域としては、各頂点を入力し、該頂点を順に
結ぶ直線にて構成するようにしてもよい。
【0066】以上のように、本発明における打点入力装
置によれば、打点位置の座標の補正としては、領域入力
を行う前に、事前に基準点P0 の打点入力を行い、この
時に求められた座標を補正値として記憶させている。こ
の基準点P0 の打点入力するタイミングとしては、領域
指定を行う前であり、複写装置を製造した後、例えばセ
ンターラインと用紙の搬送系におけるセンターとを一致
させた後に、基準指標7のP0 を打点することで、この
入力による求められた座標を補正値として記憶する。
【0067】また、これに限らず、複写装置の電源投入
時に基準点P0の打点指示を行うようにしてもよく、領
域指定を行う領域入力モードが設定されれば、基準位置
の入力モードになり、基準位置P0 をその都度入力し、
その基準位置入力後に、領域指定の入力を行うようにし
てもよい。この場合、原稿3を基準板6の基準指標7よ
り原稿3の中心を多少ずれして配置した場合において、
領域指定を行う前に基準位置(原稿3のセンターに対応
した位置)を打点入力し、この打点位置を記憶させ、補
正することにより、ずれた原稿3に対し所望の領域を指
定すれば、その原稿領域を正確に認識し、原稿を置き直
す際に原稿の中心をセンターラインに沿って載置すれ
ば、正確な領域指定による画像処理を可能にできる。
【0068】
【効果】本発明による打点入力装置によれば、基準点の
位置を先に打点入力し、これを補正値として記憶してお
くことで、ズレ等における補正を行い正確な打点位置を
求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる打点入力装置を複写機の原稿載
置台に適用した状態を示す上面図
【図2】本発明の打点入力位置を求める原理及び打点入
力の補正にかかる動作説明図
【図3】図1の入力装置におけるテーブルガラス上での
指定ポイントをペン等で打点したとき、その振動波がテ
ーブルガラスの表面もしくは内部を伝達し、それぞれの
センサーに到達する状態を示すタイムチャート
【図4】本発明に適用される打点入力装置及び、複写装
置の回路概要を説明するブロック図
【図5】本発明による打点入力にかかる位置の補正制御
を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 テーブルガラス 2 複写可能領域 3 原稿 23 RAM(記憶部) S1 〜S4 振動検出センサー O 座標の原点 P 指定ポイント(打点位置) P0 基準点の打点位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 延幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 嶋澤 耀一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打点入力の可能な領域を有するを操作面
    と、操作面の複数位置に配置され上記操作面の打点位置
    からの振動を受信するセンサーと、各センサーの受信タ
    イミングを検出する検出回路と、検出されたタイミング
    データより打点の位置を求める演算手段と、該演算手段
    にて求められた位置に応じた入力を行う手段とを備えた
    打点入力装置において、 打点入力を行う前に予め決められた基準位置を打点する
    ことで、上記演算手段にて求められた検出位置を基準情
    報として記憶する手段と、 上記操作面上の任意の位置を打点することで求められた
    検出位置を上記記憶手段に記憶された内容により補正す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする打点入力の補正装置。
  2. 【請求項2】上記操作面は原稿を載置する透明板であっ
    て、該操作面の原稿載置の基準位置を基準情報として記
    憶することを特徴とする請求項1記載の打点入力の補正
    装置。
JP5856692A 1992-03-17 1992-03-17 打点入力の補正装置 Pending JPH05265636A (ja)

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