JP2735964B2 - ラベル検査装置 - Google Patents

ラベル検査装置

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JP2735964B2
JP2735964B2 JP22332491A JP22332491A JP2735964B2 JP 2735964 B2 JP2735964 B2 JP 2735964B2 JP 22332491 A JP22332491 A JP 22332491A JP 22332491 A JP22332491 A JP 22332491A JP 2735964 B2 JP2735964 B2 JP 2735964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧品,薬品,食品等の
組立工程において容器に貼付されるラベルを検査する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記化粧品,薬品,食品等の製品容器に
は通常ラベルが貼付される。このラベルは製品名,製品
情報等が記載されるものであるが、これが外観上適正に
貼付されていないと製品品位が著しく滅されるため、一
般に前記組立工程においてラベルの貼付状態が検査され
ている。
【0003】この検査の方法として従来は前記組立工程
において検査員が目視により検査するという方法がとら
れていた。即ち、搬送コンベア上に載置され搬送される
容器を目視し、これに貼付されるラベルの外観上の欠点
である、ラベルの有無,ずれ,曲がり等を基準サンプル
と比較して検査するというものである。
【0004】しかし、かかる検査員による方法では、検
査員の個人差により検査精度がばらつく、疲労により検
査精度が低下するという問題があり、また、高速化に対
応する事が出来ないという問題もあり、近年では検査員
の目視による検査に替え自動検査装置が普及しつつあ
る。
【0005】この検査装置は容器を固定する手段を有し
これに容器を固定して搬送する搬送手段と、この搬送手
段の近傍に設けた撮像カメラと、撮像した画像データを
処理する処理装置とからなる装置である。
【0006】そしてこの検査装置は、前記搬送手段によ
り固定搬送される容器を撮像カメラで撮像し、撮像した
画像データを基に、前記容器を固定する手段の所定位置
を基準としてラベルの位置を算出し、これと予め設定し
た基準とを比較してラベル位置等の適否を判定するとい
うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記検査装
置においては、容器の形状・寸法に合わせた固定手段が
必要であり、現在当然のこととして要求される多様な容
器への対応が困難なものであった。
【0008】また、固定手段の所定位置と容器のラベル
位置との相関からラベル位置等の適否を判定するもので
あるため、固定手段に容器を誤差なく固定する必要があ
り、高速且つ連続的に検査するに際してはその実現が困
難であり、検査精度は高くを望めないものであった。
【0009】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、容器を固定することなく、容器に貼付されたラ
ベルを高精度且つ自動的に検査することができる検査装
置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第一番目の発明は、化粧品・薬品・食品等の
容器に貼付したラベルを検査する装置であって、容器の
ラベル貼付面の画像を入力する視覚センサと、入力した
所定範囲の画像データを2値化するとともに所定のX−
Y基準座標系を設定する基準座標系設定手段と、該X−
Y基準座標系のX及びY方向の正・負両方向から走査し
て容器画像のX・Y方向のエッジを検出し、この検出デ
ータから容器を基準とした新たなXa−Ya被検物座標
系を設定する被検物座標系設定手段と、該Xa−Ya被
検物座標系のXa及びYa方向の正・負両方向から走査
してラベル画像のXa・Ya方向のエッジを検出し、こ
の検出データからラベルを基準とした新たなXb−Yb
ラベル座標系を設定するラベル座標系設定手段と、前記
Xa−Ya被検物座標系及びXb−Ybラベル座標系を
相互に比較してラベルの貼付状態の適否を判定する判定
手段とから構成したことを要旨とするものである。
【0011】また、第二番目の発明は、化粧品・薬品・
食品等の容器に貼付したラベルを検査する装置であっ
て、容器のラベル貼付面の画像を入力する視覚センサ
と、入力した所定範囲の画像データを2値化するととも
に所定のX−Y基準座標系を設定する基準座標系設定手
段と、該X−Y基準座標系のX及びY方向の正・負両方
向から走査して容器画像のX・Y方向のエッジを検出
し、この検出データから容器を基準とした新たなXa−
Ya被検物座標系を設定する被検物座標系設定手段と、
該Xa−Ya被検物座標系のXa及びYa方向の正負両
方向から走査してラベル画像のXa・Ya方向のエッジ
を検出し、この検出データからラベルを基準とした新た
なXb−Ybラベル座標系を設定するラベル座標系設定
手段と、前記ラベル画像のXa方向のエッジ検出データ
からラベル幅を算出し、該ラベル幅データから容器の中
心軸回りの回転角度を算出し、この回転角度から前記X
b−Ybラベル座標系を補正するラベル座標系補正手段
と、前記Xa−Ya被検物座標系及び補正後のXb−Y
bラベル座標系を相互に比較してラベルの貼付状態の適
否を判定する判定手段とから構成したことを要旨とする
ものである。
【0012】また、第三番目の発明は、化粧品・薬品・
食品等の容器に貼付したラベルを検査する装置であっ
て、容器のラベル貼付面の画像を入力する第一の視覚セ
ンサと、入力した所定範囲の画像データを2値化すると
ともに所定のX−Y基準座標系を設定する基準座標系設
定手段と、該X−Y基準座標系のX及びY方向の正・負
両方向から走査して容器画像のX・Y方向のエッジを検
出し、この検出データから容器を基準とした新たなXa
−Ya被検物座標系を設定する被検物座標系設定手段
と、該Xa−Ya被検物座標系のXa及びYa方向の正
負両方向から走査してラベル画像のXa・Ya方向のラ
ベル画像のXa・Ya方向のエッジを検出し、この検出
データからラベルを基準とした新たなXb−Ybラベル
座標系を設定するラベル座標系設定手段と、前記容器の
上方からその画像を入力する第二の視覚センサと、該上
方からの容器の画像データを2値化するとともに、容器
の中心軸回りの回転角度を算出し、この回転角度から前
記Xb−Ybラベル座標系を補正するラベル座標系補正
手段と、前記Xa−Ya被検物座標系及び補正後のXb
−Ybラベル座標系を相互に比較してラベルの貼付状態
の適否を判定する判定手段とから構成したことを要旨と
するものである。
【0013】
【作用】以下、本発明の作用について説明する。本発明
の第一番目の発明によれば、まず視覚センサにより容器
のラベル貼付面の画像を入力する。そして、基準座標系
設定手段により前記画像のデータを2値化するととも
に、所定のX−Y基準座標系を設定する。
【0014】ついで、被検物座標系設定手段により前記
X−Y基準座標系のX及びY方向の正・負両方向から走
査して容器画像のX・Y方向のエッジを検出し、検出し
たエッジのデータから容器を基準とした新たなXa−Y
a被検物座標系を設定する。
【0015】ついでラベル座標系設定手段により、前記
Xa−Ya被検物座標系のXa及びYa方向の正・負両
方向から走査してラベル画像のXa・Ya方向のエッジ
を検出し、この検出データからラベルを基準とした新た
なXb−Ybラベル座標系を設定する。
【0016】そして、判定手段により前記Xa−Ya被
検物座標系とXb−Ybラベル座標系とを相互に比較し
てその誤差が許容範囲内であれば良の判定を行い、許容
範囲外であれば不適の判定を行う。
【0017】そして、第二番目の発明によれば、第一番
目の発明の構成にラベル座標系補正手段を加え、ラベル
画像から求めたラベル幅データにより容器の中心軸回り
の回転角度を算出し、この回転角度からXb−Ybラベ
ル座標系を補正することとしたので、容器のラベル貼付
面が視覚センサに対して回転していても、ラベルの貼付
状態を適正に判定することができる。
【0018】また、第三番目の発明によれば、第一番目
の発明の構成に、容器の上方からその画像を入力する第
二の視覚センサと、この第二の視覚センサから入力した
容器の画像データを2値化するとともに、容器の中心軸
回りの回転角度を算出し、この回転角度からXb−Yb
ラベル座標系を補正するラベル座標系補正手段を加えた
ので、容器が回転していても且つその回転方向がどちら
向きであってもラベルの貼付状態を適正に判定すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例につき添付図面に基づ
いて説明する。 実施例1 図1は本発明装置の第一の実施例の概略を示す説明図で
ある。同図に示すように、この装置は、搬送手段(6)
と、照明手段(2)と、容器検知手段(3)と、視覚セ
ンサ(1)と、画像処理装置(7)とからなる装置であ
る。
【0020】前記搬送手段(6)は公知のベルトコンベ
アと、その上方に設けた二個一対の平行なガイド板(5
a),(5b)とからなるものであり、このガイド板
(5a),(5b)の間隔は容器寸法に応じた間隔とな
っている。
【0021】前記照明手段(2)は透過式のものであ
り、前記搬送手段(6)の適宜位置に設けられる。
【0022】前記容器検知手段(3)は透過式の光電ス
イッチであり、前記照明手段(2)の前方且つその近傍
に設けられるものである。尚、この例では光電スイッチ
としたがこれに限るものではなく、接触式,空圧式,反
射式等、容器を検知可能な手段であれば何であっても良
い。
【0023】前記視覚センサ(1)は公知のCCDカメ
ラであり、前記搬送手段(6)を挟み、前記照明手段
(2)と対向する位置に設けられるものである。尚、こ
の視覚センサ(1)は撮像管方式等、画像をデータとし
て入力可能なものであれば何であっても良い。
【0024】前記画像処理装置(7)は、基準座標系設
定手段(7a)と、被検物座標系設定手段(7b)と、
ラベル座標系設定手段(7c)と、判定手段(7d)と
からなり、前記視覚センサ(1)及び前記容器検知手段
(3)と接続している。そしてこの画像処理装置(7)
には判定結果を表示するCRT(8)及び処理条件を入
力するための入力端末(9)が接続している。
【0025】次に、以上の構成を備える検査装置による
処理について図2に基づいて説明する。図2は検査処理
の概要を示すフローチャート図である。
【0026】前記搬送手段(6)により搬送される容器
(4)は前記照明手段(2)の前方に到達したときに、
前記容器検知手段(3)により検知され、その検知信号
が画像処理装置(7)に入力される。この入力を受けて
画像処理装置(7)は前記視覚センサ(1)から容器の
画像データを入力する。
【0027】詳述すると、前記照明手段(2)からの透
過光により容器(4)及びキャップ(12),ラベル
(13)は、その材質等に応じて濃淡のある黒い輪郭と
なって図3に示すようにCCDカメラに補足される。そ
して撮像された濃淡画像は図4に示す画像信号(S)に
変換されて画像処理装置(7)に入力される。図4に示
す画像信号(S)は、図3における濃淡画像のうちA線
上を撮像したものである。
【0028】ついでこの入力を受けて、基準座標系設定
手段(7a)は前記画像信号Sを1画素に濃度を持った
形の多値画像信号Saに変換し(図5)、これをフレー
ムメモリーに記憶する(ステップa)とともにフレーム
メモリーに記憶した多値画像信号Saをあらかじめ設定
された2値化しきい値(図5において二点鎖線で示す)
と比較し、図6に示すような2値化画像データを作成し
(ステップb)、所定のX−Y基準座標系を設定する。
【0029】次に前記被検物座標系設定手段(7b)は
前記X−Y基準座標系のX軸の正,負両方向,Y軸の正
方向から走査して、容器のキャップ側面及び天面のエッ
ジを検出する。そして天面のエッジ上をXa軸とし、前
記キャップ側面のエッジから算出したキャップの中心軸
上をYa軸としたXa−Ya被検物座標系を設定する
(ステップc,図7及び図8)。
【0030】詳しくは、図7に示す如く、まずX軸に平
行かつ所定ピッチの走査ラインHL1〜HLn上を走査
して2値化値の変移点をキャップの左右エッジとし、走
査ライン毎に左右エッジの中点を求め、各ラインの中点
を直線近似し、これをYa軸とする。つぎに、図8に示
すようにY軸に平行かつ所定ピッチのVL1 〜VLn
を、Y軸の正方向から検査して2値化値の変移点をキャ
ップの上エッジとし、各エッジを直線近似してこれをX
a軸とする。尚、走査ライン本数は、3本以上で精度,
処理速度を鑑み適宜設定する。
【0031】次に、ラベル座標系設定手段(7a)は前
記X−Y基準座標系のX軸及びY軸の正,負両方向から
走査してラベルのエッジを検出し、このエッジのデータ
からXb−Ybラベル座標系を設定する(ステップ
d)。
【0032】詳しくは、図9に示す如く、まずX軸に平
行かつ所定ピッチの走査ラインHL1r〜HLnr上を
所定位置から走査して2値化値の変移点をラベルの左右
のエッジとし、走査ライン毎に左右エッジの中点を求
め、各ラインの中点を直線近似し、これをYb軸とす
る。つぎに、図10に示すように、Y軸に平行かつ所定
ピッチのVL1r〜VLnr上を所定位置から走査して
2値化値の変移点をラベル上下のエッジとし、走査ライ
ン毎に上下エッジの中点を求め、各ラインの中点を直線
近似し、これをXb軸とする。尚、走査ラインは処理精
度,速度を鑑み3本以上で適宜に設定する。
【0033】次に、判定手段によりXb−Ybラベル座
標系と、Xa−Ya被検物座標系とを相対比較してその
差を求め(ステップe)、その差が許容範囲内にあるか
どうかで適否を判定する(ステップf)。
【0034】図11に基づきさらに詳しく説明する。即
ち、X−Y基準座標系におけるXa−Ya被検物座標系
の原点Oaの座標値を(X1 ,Y1 ,θ1 )とし、Xb
−Ybラベル座標系の原点Obの座標値を(X2
2 ,θ2 )とした場合に、まず原点Oaの座標値と原
点Obの座標値との差D(dX,dY,dθ)を求め
る。ここにD(dX,dY,dθ)は下式で表わされ
る。
【数1】
【0035】そして、予め前記入力端末(9)から入力
した基準差DO (dXO ,dYO ,dθO )と前記D
(dX,dY,dθ)との差ΔD(dXe,dYe,d
θe)を求める。そしてこのΔD(dXe,dYe,d
θe)と、前記入力端末(9)から予め入力した許容差
A (dXA ,dYA ,dθA )とを比較し、ラベルの
貼付状態の適否を判定する。即ち、dXe>dXA であ
ればラベルは横方向にずれており、dYe>dYA であ
ればラベルは縦方向にずれており、dθe>dθA であ
ればラベルは回転方向にずれていると判定する。
【0036】そして、判定手段はこうして判定した結果
をCRT(8)に出力して、CRT(8)上に表示せし
める。
【0037】以上により容器に貼付されるラベルの貼付
状態の適否を自動的に判別することができるとともに、
容器自体を基準に判別するので高精度な判別が達成され
る。
【0038】実施例2 次に第二の実施例について説明する。この第二の実施例
に係る装置は、図12に示すように前述の第一の実施例
に係る装置の画像処理装置(7)にラベル座標系補正手
段(7e)を設けたものであって、前記Xa−Yaラベ
ル座標系におけるラベル画像のXa・Ya方向のエッジ
検出データからラベル幅を算出し、該ラベル幅データか
ら容器の中心軸回りの回転角度を算出し、この回転角度
から前記Xb−Ybラベル座標系を補正するというもの
である。尚、この場合、前述の第一の実施例におけるガ
イド板(5a),(5b)の間隔は容器寸法に対し十分
に余裕のある寸法で良く、視覚センサ(1)の焦点から
大きくズレない位置に容器を規制できれば足りる。
【0039】図13に示すように容器がその中心軸回り
に回転すると視覚センサから入力されるラベル画像の幅
は回転しない場合に比べ狭いものとなると同時に、ラベ
ルの縦方向の中心軸と容器の中心軸は図中のΔ lだけ誤
差を生じることとなる。従って、容器が回転している場
合には、この誤差分Δ lについて補正をする必要があ
る。
【0040】そこで、前記ラベル座標系補正手段(7
e)により、ラベル画像幅の変化と容器の回転角度の相
関から、容器の回転角度θを求め、この回転角度θから
前記ラベルの縦中心軸のズレ量Δ lを算出し、前記Xb
−Ybラベル座標系をΔ lだけ補正する。
【0041】即ち、前記容器の回転角度θは、正規のラ
ベル幅をLとし、容器が回転角度θだけ回転した場合の
ラベル画像幅をL1 とすると、次式
【数2】 θ=COS-1(L1 /L) ……(b) で求められ、図41(a)に示す通り容器幅の半分をD
とすると、Δ lは上式により求めたθから次式
【数3】 Δ l=Dsinθ ……(c) で求められる。
【0042】よって、ラベル座標系補正手段(7e)は
ラベル座標系設定手段(7b)により求めたラベル画像
のXa方向のエッジデータからラベル幅L1を算出し、
これと予め前記入力端末(9)から入力した所定のラベ
ル幅Lと上式から容器の回転角度θを算出する。そして
この回転角度θから上式(c)により補正量Δ lを算出
する。そしてラベル座標系設定手段(7b)は求めた補
正量Δ l分だけ前記Xb−Ybラベル座標系を補正す
る。即ち、Xb−Ybラベル座標系の原点Obの座標値
を(X2 −Δ l,Y2 ,θ2 )とする。そして判定手段
(7d)により第一の実施例におけると同様の適否の判
定を行う。
【0043】尚、回転方向に大きくズレている場合には
前記補正量Δ lの算出精度が悪く問題であるが、この場
合には前記dθe>dθA の判定基準から不良と判定さ
れるので問題ない。
【0044】また、本例では上式(c)によりΔ lを求
めることとしたがこれに限るものではなく、あらかじめ
ラベル幅L1 に対応するラベル相対位置のずれをデータ
テーブルとして設定しておき、これに基づいてΔ lを求
めるようにしてもよい。
【0045】実施例3 次に第三の実施例について説明する。この第三の実施例
に係る装置は第一の実施例に係る装置の構成に、第二の
視覚センサ及びラベル座標系補正手段を設けたものであ
り、他の部位は第一の実施例に係る装置の構成と同じで
あるのでその詳しい説明を省略する。
【0046】前記第二の視覚センサは前記視覚センサ
(1)と同様の公知のCCDカメラであり、これを前記
照明手段(2)の近傍且つ前記搬送手段の上方に配設し
ている。そして前記ラベル座標系補正手段は前記画像処
理装置(7)に設けられるものである。
【0047】まず、前記ラベル座標系補正手段は前記第
二の視覚センサから入力された容器上方からの画像デー
タを2値化し、容器の回転角度θを算出する。
【0048】即ち、2値画像をf(i,j),慣性相乗
モーメントをM11,慣性モーメントをM20,M02とした
場合に慣性の主軸の傾きθは次式
【数4】 で求められる。尚、M11,M20,M02はそれぞれ
【数5】
【数6】
【数7】 であり、i,jは所定の基準座標系である。
【0049】そして、上記式(d)で求めた容器の回転
角度θから前述の第二の実施例における式(c)により
補正量Δ lを算出する。しかる後、この補正量Δ l分だ
け前記Xb−Ybラベル座標系を補正する。即ち、Xb
−Ybラベル座標系の原点Obの座標値を(X2 −Δ
l,Y2,θ2 )とする。そして判定手段(7d)により
第一の実施例におけると同様の適否の判定を行う。
【0050】第三の実施例によれば、第二の視覚センサ
により容器の回転及びその方向を認識できるので、容器
の回転により生じるラベル位置の誤差を適正に補正する
ことができ、ラベルの貼付状態について適正な検査をす
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第一番目の
発明によれば、ラベル検査の自動化が可能となり、また
検査員の個人差若しくは疲労による検査精度の低下等の
不都合がなく、高速化への対応が可能となった。また、
従来必要であった高精度な容器搬送が不要となるため、
専用部品の必要がなく、多様な容器への対応が可能とな
った。
【0052】また第二番目の発明によれば、第一番目の
発明の効果に加え、容器が中心軸回りに回転することに
よる検査誤差を修正することができるので、より高精度
な検査ができるとともに、容器を搬送するに際しての容
器への規制を極力軽減できるので容器の損傷等が起こり
にくいものとなった。
【0053】また、第三番目の発明によれば、第二番目
の発明の効果に加え、容器が回転している場合にその回
転方向をも認識できるので、さらに高精度な検査ができ
るとともに、容器搬送中の容器への規制がさらに緩和さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第一の実施例の構成を示す説明図
である。
【図2】第一の実施例装置における検査処理順序を示す
フローチャートである。
【図3】CCDカメラから入力した画像を示す説明図で
ある。
【図4】図3における画像のA線部分の濃淡レベルを示
す説明図である。
【図5】図4における画像信号Sを、1画素に濃度を持
った形の多値画像信号Saに変換した状態を示す説明図
である。
【図6】図5における多値画像信号Saから変換した2
値化画像データを示す説明図である。
【図7】被検物座標系のYa軸の設定についての説明図
である。
【図8】被検物座標系のXa軸の設定についての説明図
である。
【図9】ラベル座標系のYb軸の設定についての説明図
である。
【図10】ラベル座標系のXb軸の設定についての説明
図である。
【図11】ラベル貼付状態の適否の判定についての説明
図である。
【図12】本発明装置の第二の実施例の構成を示す説明
図である。
【図13】容器の回転による検査誤差についての説明図
である。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 2 透過照明 3 容器検知手段 4 容器 5 容器搬送ガイド 6 搬送コンベア 7 画像処理手段 8 CRT 9 入力端末

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品・薬品・食品等の容器に貼付した
    ラベルを検査する装置であって、容器のラベル貼付面の
    画像を入力する視覚センサと、入力した所定範囲の画像
    データを2値化するとともに所定のX−Y基準座標系を
    設定する基準座標系設定手段と、該X−Y基準座標系の
    X及びY方向の正・負両方向から走査して容器画像のX
    ・Y方向のエッジを検出し、この検出データから容器を
    基準とした新たなXa−Ya被検物座標系を設定する被
    検物座標系設定手段と、該Xa−Ya被検物座標系のX
    a及びYa方向の正負両方向から走査してラベル画像の
    Xa・Ya方向のエッジを検出し、この検出データから
    ラベルを基準とした新たなXb−Ybラベル座標系を設
    定するラベル座標系設定手段と、前記ラベル画像のXa
    方向のエッジ検出データからラベル幅を算出し、該ラベ
    ル幅データから容器の中心軸回りの回転角度を算出し、
    この回転角度から前記Xb−Ybラベル座標系を補正す
    るラベル座標系補正手段と、前記Xa−Ya被検物座標
    系及び補正後のXb−Ybラベル座標系を相互に比較し
    てラベルの貼付状態の適否を判定する判定手段とから構
    成したことを特徴とするラベル検査装置。
  2. 【請求項2】 化粧品・薬品・食品等の容器に貼付した
    ラベルを検査する装置であって、容器のラベル貼付面の
    画像を入力する第一の視覚センサと、入力した所定範囲
    の画像データを2値化するとともに所定のX−Y基準座
    標系を設定する基準座標系設定手段と、該X−Y基準座
    標系のX及びY方向の正・負両方向から走査して容器画
    像のX・Y方向のエッジを検出し、この検出データから
    容器を基準とした新たなXa−Ya被検物座標系を設定
    する被検物座標系設定手段と、該Xa−Ya被検物座標
    系のXa及びYa方向の正負両方向から走査してラベル
    画像のXa・Ya方向のラベル画像のXa・Ya方向の
    エッジを検出し、この検出データからラベルを基準とし
    た新たなXb−Ybラベル座標系を設定するラベル座標
    系設定手段と、前記容器の上方からその画像を入力する
    第二の視覚センサと、該上方からの容器の画像データを
    2値化するとともに、容器の中心軸回りの回転角度を算
    出し、この回転角度から前記Xb−Ybラベル座標系を
    補正するラベル座標系補正手段と、前記Xa−Ya被検
    物座標系及び補正後のXb−Ybラベル座標系を相互に
    比較してラベルの貼付状態の適否を判定する判定手段と
    から構成したことを特徴とするラベル検査装置。
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