JP2735641B2

JP2735641B2 - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2735641B2
Application number: JP26159289A
Authority: JP
Inventors: 久男中島
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-10-06
Filing date: 1989-10-06
Publication date: 1998-04-02
Anticipated expiration: 2013-04-02
Also published as: JPH03124633A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に係
り、詳しくはハーフサイズシートを２組積載したカセッ
トを有する画像形成装置に関する。

（ロ）従来の技術従来、画像形成装置のシート積載用カセットは、収納
するシートのサイズごとに準備され、画像形成装置の給
紙機構へ装着するのに互換性を持たせるために、外形サ
イズは同一となっているが、例えばA3サイズのシートま
で収納可能なカセットを用いる画像形成装置では、A4サ
イズのカセットはA3サイズのカセットとシートの先端位
置を合わせ、A4サイズのシートを収納するようになって
いる。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、前記従来のカセットでは、A4サイズの
カセットは、A3サイズのカセットが利用しているスペー
スの約半分しか利用しておらず、残りの半分のスペース
が無駄になっているという欠点があった。

そこで、本発明は、所要のサイズまでのシートを積載
するカセットでは、その系列のハーフサイズカセットに
ハーフサイズのシートを２組積載させて、カセットの容
量を増大すると共に、シート補充の手間を節減できる画
像形成装置を提供することを目的とするものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第１図及び第３図を参照して示すと、積載したシー
トを給紙時に分離する分離爪（７）を備えたカセット
（３）と、該シートを給紙する給紙ローラ（２）及び該
シートを上方へ加圧する加圧板（11）とを有する画像形
成装置（１）において、前記カセット（１）の一側部に
ハーフサイズシート（Ｐ）を積載するシート台（６）を
該カセット（３）に亘って移動可能に設け、前記カセッ
ト（３）の他側部をハーフサイズシート（Ｐ）を積載し
て給紙可能に形成し、更に前記シート台（６）を給紙位
置に移動させる駆動機構（15）を設けたことを特徴とす
る。

また、前記シート台（６）が給紙位置へ移動するとき
に、前記分離爪（７）がシート（Ｐ）を収納した該シー
ト台（６）に干渉しないように退避させる退避手段（6
a,7c）を前記カセット（３）に設けてなることを特徴と
する。

また、前記シート台（６）が給紙位置へ移動するとき
に、前記加圧板（11）への加圧の解除を指示する手段
（12a,12b）を設けたことを特徴とする。

また、前記駆動機構（15）を駆動する駆動手段（19,2
0）を設けたことを特徴とする。

（ホ）作用以上の構成に基づき、シート（Ｐ）をカセットに積載
し、加圧板（11）により該シート（Ｐ）を持ち上げて分
離爪（７）に押し付け、給紙ローラ（２）により画像形
成装置（１）内に給紙する。この際、前記カセット
（３）の一側部にシート台（６）を配置してハーフサイ
ズシート（Ｐ）を積載すると共に、他側部にもハーフサ
イズシート（Ｐ）を積載し、該他側部に積載した該ハー
フサイズシート（Ｐ）を画像形成装置（１）内へ給紙す
る。該ハーフサイズシート（Ｐ）の給紙が終ると、駆動
機構（15）により前記シート台（６）を給紙位置に移動
させて、該シート台（６）上のハーフサイズシート
（Ｐ）の給紙を続行する。

また、前記シート台（６）が給紙位置へ移動するとき
に、前記分離爪（７）を退避手段（6a,7c）により前記
ハーフサイズシート（Ｐ）を収納した前記シート台
（６）に干渉しないように退避させる。

また、前記シート台（６）が給紙位置へ移動するとき
に、指示する手段（12a,12b）により前記加圧板（11）
に対する加圧を解除する。

また、前記シート台（６）の前記駆動手段（15）を画
像形成装置（１）内に設けられた駆動手段（19,20）に
より駆動する。

なお、前記カッコ内の符号は例示であって、何等構成
を限定するものではない。

（ヘ）実施例以下、本発明の実施例の図面に沿って説明する。

第１図において、２は画像形成装置１に設けられた半
月状の給紙ローラであり、この給紙ローラ２に給紙され
るようにカセット３が配設され、そしてシートＰの搬送
路4a,4bが設けられ、その途中に搬送ローラが設けられ
ている。

そして、第１図でカセット３の左側部にシート台６が
設けられている。このシート台６は底板6aと左右の側板
6b,6cとよりなり、底板6aの両側はカセット３の第３図
における底部両側の溝3aに嵌め合わされるようになって
いる。

また、第１図、第２図に示すように、分離爪７がピン
7aによりカセット３に立設された基準板８に枢支さてお
り、シートＰの端部両角部を係止する爪部7bを備え、ピ
ン7aの枢支点を過ぎて直角に下方に曲成され、その先端
がまた直角に内側に曲成されて係止片7cを形成し、この
係止片7cが第１図に示す破線位置にあるときに、シート
台６が右方に移動するとシート台６により押圧され、分
離爪７が実線表示の姿勢になった後に、第３図に示すよ
うに、シート台６の底板6aの両側部に係止されるように
なり、シート台６がカセット３の右端に移動したとき
に、シート台６の側孔6dを経て上昇すると、分離爪７が
破線表示の姿勢となるようになっている。

また、カセット３の中間部両側に孔９が設けられ、こ
の孔９の右辺9aが分離爪７の上昇ストッパになってい
る。

また、画像形成装置１に駆動軸10が設けられ、この軸
10にシートＰを上昇させる加圧板11が取付けられ、図示
しない駆動源がオンすると上昇し、オフすると下降する
ようになっている。

また、発光素子12aと、この発光素子12aの光線を受け
て信号を発する受光素子12bがその間に存在するシート
Ｐを検出するようになっている。前記加圧板11に欠落部
11aが設けられ、更にカセット３の底板及びシート台６
の底板6aに加圧板11を上昇用の欠落部13、14が設けられ
ていて、発光素子12aの光線はシートＰ以外のものでは
遮断されないようになっている。

また、カセット３の第２図で向う側部にリードスクリ
ュー15が軸支され、その右端にギヤ16が取付けられ、こ
のリードスクリュー15に螺合するナット17a,17bがシー
ト台６の底板6aに取付けられており、このナット17aに
図示の位置（シート台６の待機位置）で接触するリミッ
トスイッチ18aがカセット３に設けられ、シート台６が
給紙位置に移動したときにナット17bに当接するリミッ
トスイッチ18bがカセット３に設けられている。

また、第３図に示すように、ギヤ16に噛み合されるギ
ヤ19が画像形成装置１に設けられ、このギヤ19が装置１
に設けられたモータ20により駆動されるようになってい
る。

次に本実施例の作用について説明する。

カセット３にシート台６を溝3aに沿って挿入し、シー
ト台６と、カセット３の残りのスペースに例えばA4サイ
ズのシートＰを積載する。

ついで、カセット３を装置１の図示しない挿入口に挿
入すると、ギヤ16が装置１に設けられたギヤ19に噛み合
う。

ついで、コピー釦をオンすると、加圧板11が上昇し
て、給紙ローラ２の下方のシートＰが加圧板11により分
離爪７の爪部7bに当接するまで持ち上げられ、給紙ロー
ラ２により給紙されて、搬送ローラ4a,4bにより装置１
内に搬送されて、シートＰに画像が形成される。この作
業を繰返して給紙ローラ２の下方のシートＰが無くなる
と、発光素子12aの光線を遮るものがなく、受光素子12b
がこの光線を受けると、信号を発してモータ20をオンさ
せると共に加圧板11を下降させる。すると、ギヤ19,16
を介してリードスクリュー15を回転させる。するとナッ
ト17a,17bを介してシート台６が給紙位置へ向って移動
する。この際、シート台６の底板6aの端面が分離爪７の
係止片7cを押圧し、ついでシート台６の底板6aの両側に
引掛ったまま係止片7cと底板6aとが摺動しながら、分離
爪７はシートＰを積載したシート台６に干渉することが
なくシート台６が移動する。そして、給紙位置にシート
台６が到着すると、リミットスイッチ18bにナット17bが
当接することによりスイッチ18bが信号を発してモータ2
0を停止させる。すると分離爪７の係止片7cがシート台
６の側孔6dを経て上昇することにより、分離爪７の爪部
7bがシート台６上のシートＰ上に落下する。この際、シ
ート台６上のシートＰに発光素子12aの発する光線が遮
断され、受光素子12bがオフするとその信号により加圧
板11が駆動されてシートＰを加圧上昇させ、シートＰは
分離爪７の爪部7bを押し上げ、分離爪７の下端部が孔９
の右辺9aに制止され、シートＰは給紙状態となり給紙ロ
ーラ２により給紙を再開する。

なお、リミットスイッチ18aはモータ20によりシート
台６を元の位置に戻すときには、このスイッチ18aオン
の信号によりシート台６を止める。

また、発光素子12aと受光素子12bによりシートＰを検
知し、シートＰがないと検知するとシート台６を移動さ
せるようにしたが、他の検知手段によってもよい。ま
た、リミットスイッチ17aと、発光、受光素子12a,12bよ
りなるフォトカプラーと、がオンするとモータ20により
シート台６を給紙位置に自動的に移動させるようにして
もよい。

また、カセット３を取出しているときには、手動によ
りギヤ16を回転して、シート台６を移動することができ
る。

（ト）発明の効果以上説明したように、本発明によれば、シート台
（６）上のハーフサイズシート（Ｐ）と、給紙位置のハ
ーフサイズシート（Ｐ）とが、カセット（３）に積載さ
れて駆動機構（15）により、両方のシート（Ｐ）が給紙
できるので、従来のカセット（３）よりも、該カセット
（３）の外形寸法を増すことなく、該カセット（３）の
容量を倍増できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断側面図、第２図はそ
のカセットの平面図、第３図はそのカセットの正面図で
ある。１…画像形成装置（複写機）、２…給紙ローラ、３…カ
セット、６…シート台、6a,7c…退避手段（底板、係止
片）、７…分離爪、11…加圧板、16…リードスクリュ
ー、Ｐ…ハーフサイズシート（シート）。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】積載したシートを給紙時に分離する分離爪
を備えたカセットと、該シートを給紙する給紙ローラ及
び該シートを上方へ加圧する加圧板とを有する画像形成
装置において、前記カセットの一側部にハーフサイズシートを積載する
シート台を該カセットに亘って移動可能に設け、前記カ
セットの他側部をハーフサイズシートを積載して給紙可
能に形成し、更に前記シート台を給紙位置に移動させる
駆動機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項２】前記シート台が給紙位置へ移動するとき
に、前記分離爪がシートを収納した該シート台に干渉し
ないように退避させる退避手段を前記カセットに設けて
なる請求項１記載の画像形成装置。
【請求項３】前記シート台が給紙位置へ移動するとき
に、前記加圧板への加圧の解除を指示する手段を設けて
なる請求項１記載の画像形成装置。
【請求項４】前記駆動機構を駆動する駆動手段を設けて
なる請求項１記載の画像形成装置。