JPH07143279A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07143279A
JPH07143279A JP5290707A JP29070793A JPH07143279A JP H07143279 A JPH07143279 A JP H07143279A JP 5290707 A JP5290707 A JP 5290707A JP 29070793 A JP29070793 A JP 29070793A JP H07143279 A JPH07143279 A JP H07143279A
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JP5290707A
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Inventor
Toshifumi Togashi
利史 冨樫
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿と記録紙の搬送経路を兼用することによ
り小型化し、また、部品点数を減少する。 【構成】 記録紙収納部9からの記録紙22または原稿
給紙トレイ15からの原稿を共通の給紙ローラ8により
選択的に取り込み、共通の排紙トレイ24に排出する。
給紙ローラ8により搬送される原稿及び記録紙の搬送路
には印字部10とターンローラ11が配置され、その下
流には読み取り部4、排紙ローラ23、排紙トレイ14
がこの順番で配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信原稿やコピー原稿
を読み取ると共に受信原稿やコピー原稿を普通紙記録紙
に記録するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来のファクシミリ装置を示
し、機器本体の上面1が原稿をセットするように兼用さ
れている。この上面1にセットされた原稿は、原稿分離
用パッド2及び原稿給紙ローラ3により1枚毎に分離さ
れて最も下の原稿が取り込まれ、この原稿が読み取り部
4により読み取られ、原稿排紙用のローラ5およびコロ
6により原稿排紙トレイ7上に排紙される。
【0003】これに対し、この原稿排紙トレイ7の下側
には記録収納部9が設けられ、記録収納部9の上面の防
塵カバー14が記録紙排紙トレイを兼用している。記録
収納部9にセットされた記録紙は記録紙給紙ローラ8
と、底板20およびこの底板20を上方に附勢するバネ
25により分離爪方式で1枚毎に分離されて最も上の記
録紙が取り込まれ、この記録紙が印字ヘッド10および
ターンローラ11により印字され、記録紙排紙用のロー
ラ12およびコロ13により防塵カバーすなわち記録紙
排紙トレイ14上に排紙される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、原稿と記録紙の各搬送経路
が独立しているので、大型化し、また部品点数が多いと
いう問題点がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、原稿と
記録紙の搬送経路を兼用することにより小型化し、ま
た、部品点数を減少することができるファクシミリ装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、記録紙の給紙時と原稿の給紙時とでは
逆方向に回転して記録紙または原稿を選択的に取り込む
ための共通の給紙ローラと、記録紙を前記給紙ローラに
対して押圧して1枚毎に記録紙を給紙する記録紙収納部
と、原稿を前記給紙ローラに対して記録紙とは反対側か
ら給紙する原稿給紙部と、記録紙と原稿を排紙するため
の共通の排紙トレイとを有し、前記原稿給紙部からの原
稿を読み取る読み取り部と、前記記録紙収納部からの記
録紙に画像を記録する記録部を前記給紙ローラから前記
排紙トレイまでの共通の搬送路に配置したことを特徴と
する。
【0007】第2の手段は、第1の手段において前記原
稿給紙部から給紙された原稿を前記給紙ローラに対して
押圧して1枚毎に原稿を分離する分離手段と、前記給紙
ローラを駆動する機構により記録紙の給紙時には前記分
離手段の押圧を解除し、原稿の給紙時には前記記録紙収
納部の押圧を解除する解除手段とを有することを特徴と
する。
【0008】第3の手段は、一方向に回転して記録紙ま
たは原稿を選択的に取り込むための共通の給紙ローラ
と、記録紙を前記給紙ローラに対して押圧すると共に記
録紙を1枚毎に分離する分離爪を備えた記録紙収納部
と、前記記録紙収納部のカバーを兼用すると共に前記記
録紙収納部上を給紙方向にスライド可能な原稿給紙部
と、記録紙と原稿を排紙するための共通の排紙トレイ
と、前記原稿給紙部が前記給紙ローラの方向にスライド
した場合に前記記録紙収納部上の記録紙を押し下げると
共に前記原稿給紙部の先端を前記分離爪の下に係合させ
る係合手段とを有し、前記原稿給紙部からの原稿を読み
取る読み取り部と、前記記録紙収納部からの記録紙に画
像を記録する記録部を前記給紙ローラから前記排紙トレ
イまでの共通の搬送路に配置したことを特徴とする。
【0009】第4の手段は、第3の手段において前記係
合手段が、前記原稿給紙部に形成されたボスと、前記分
離爪に形成されて前記ボスと係合する溝により構成さ
れ、更に前記溝が、前記原稿給紙部が前記給紙ローラの
方向に徐々にスライドする従って前記分離爪が原稿給紙
部の先端より上に上昇し、原稿給紙部の先端が分離爪の
下に移動した後分離爪が下降するように形成されている
ことを特徴とする。
【0010】第5の手段は、第3または第4の手段にお
いて前記原稿給紙部の先端と分離爪にそれぞれ係止用の
凸形のリブとこのリブに係合する穴を形成したことを特
徴とする。
【0011】第6の手段は、一方向に回転して記録紙ま
たは原稿を選択的に取り込むための共通の給紙ローラ
と、記録紙を前記給紙ローラに対して押圧すると共に記
録紙を1枚毎に分離する分離爪を備えた記録紙収納部
と、前記記録紙収納部のカバーを兼用すると共に前記記
録紙収納部に対して給紙方向にスライド可能であり、更
にその先端の傾斜面に原稿分離用パッドが取り付けら
れ、前記給紙ローラの方向にスライドした場合に前記記
録紙収納部上の記録紙を押し下げると共に前記原稿分離
パッドを前記給紙ローラに当接させる原稿給紙部と、記
録紙と原稿を排紙するための共通の排紙トレイとを有
し、前記原稿給紙部からの原稿を読み取る読み取り部
と、前記記録紙収納部からの記録紙に画像を記録する記
録部を前記給紙ローラから前記排紙トレイまでの共通の
搬送路に配置したことを特徴とする。
【0012】ミリ装置。
【0013】第7の手段は、第1または第6の手段にお
いて前記記録部の下流に前記読み取り部が配置され、前
記原稿給紙部からの原稿または前記記録紙収納部からの
記録紙上に前記記録部により記録剤でマークを記録した
後、この用紙上のマークを前記読み取り部により読み取
り、読み取り濃度により記録剤の残量を検知することを
特徴とする。
【0014】第8の手段は、第1ないし第6の手段にお
いて前記記録部の下流に前記読み取り部が配置され、前
記記録部により記録剤で実際の画像を記録紙に記録する
と共に画像メモリに記憶し、記録紙に記録された画像を
前記読み取り部により読み取り、読み取り画像と画像メ
モリに記憶された画像を比較することにより記録剤の残
量を検知することを特徴とする。
【0015】
【作用】第1の手段では、共通の給紙ローラにより原稿
または記録紙が取り込まれ、また、給紙ローラより下流
の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部と、記録部と共
通の排紙トレイが配置されているので、小型化すること
ができ、また、部品点数を減少することができる。
【0016】第2の手段では、給紙ローラを駆動する機
構により原稿または記録紙を選択的に取り込むので、複
雑な切り替え機構を設けることなく原稿または記録紙を
選択的に取り込むことができる。
【0017】第3の手段では、共通の給紙ローラにより
原稿または記録紙が取り込まれ、また、給紙ローラより
下流の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部と、記録部
と共通の排紙トレイが配置され、更に記録紙収納部に設
けられている分離爪により原稿を分離することができる
ので、小型化することができ、また、部品点数を更に減
少することができる。
【0018】第4の手段では、原稿給紙部がスライドす
る場合にボスと溝を用いて記録紙収納部に設けられてい
る分離爪により原稿を分離することができるので、小型
化することができ、また、部品点数を更に減少すること
ができる。
【0019】第5の手段では、前記原稿給紙部の先端と
分離爪が係止されているので、原稿給紙部上の原稿の先
端を揃えることができ、したがって、原稿を確実に分離
することができる。
【0020】第6の手段では、共通の給紙ローラにより
原稿または記録紙が取り込まれ、また、給紙ローラより
下流の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部と、記録部
と共通の排紙トレイが配置されているので、小型化する
ことができるとともに部品点数を減少することができ、
更に原稿給紙部の先端の傾斜面に原稿分離用パッドが取
り付けられているので、原稿を確実に分離することがで
きる。
【0021】第7の手段では、記録剤でマークを用紙上
に記録した後、この用紙上のマークを読み取り、読み取
り濃度により記録剤の残量を検知するので、記録剤残量
検知用のフォトセンサを別途設けることなく、記録剤の
残量を検知することができる。
【0022】第8の手段では、実際の画像を記録紙に記
録した後、この記録紙上の画像を読み取ることにより記
録剤の残量を検知するので、記録剤残量検知用のフォト
センサを別途設けることなく、また、記録紙を汚すこと
なく記録剤の残量を検知することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係るファクシミリ装置の一実施例
を示す側面図である。
【0024】図1に示す例では、装置の下から上に向か
って記録紙収納部9と、原稿給紙トレイ15と、記録紙
と原稿を排紙するための共通の排紙トレイ24が配置さ
れ、また、記録紙収納部9からの記録紙22または原稿
給紙トレイ15からの原稿(図示省略)を共通の給紙ロ
ーラ8により取り込み、共通の排紙トレイ24に排出す
るように構成されている。なお、給紙ローラ8は原稿給
紙時には時計回り方向に回転してその上側から原稿を取
り込み、記録紙給紙時には反時計回り方向に回転してそ
の下側から記録紙を取り込む。
【0025】記録紙収納部9には着脱自在な防塵カバー
14と、記録紙22を載置するための底板20と、底板
20を上方に附勢することにより記録紙22を上方の給
紙ローラ8に向かって押圧するためのバネ25が設けら
れ、また、底板20には後述するアーム17により底板
20を押し下げるための圧解除部21が一体で形成され
ている。
【0026】原稿分離パッド2は板バネ18により下方
の給紙ローラ8に向かって附勢され、原稿給紙トレイ1
5は原稿が原稿分離パッド2と給紙ローラ8の間すなわ
ち給紙ローラ8の上側を搬送される位置に設けられてい
る。なお、給紙ローラ8の近傍には原稿検知センサ(不
図示)が設けられている。原稿分離パッド2に取り付け
られた板バネ18と底板20の圧解除部21はそれぞれ
給紙圧解除アーム17の上端と下端に当接し、アーム1
7はソレノイド16により上下方向に移動可能に構成さ
れている。
【0027】ここで、ソレノイド16がオフの場合には
アーム17が上方に位置し、原稿分離パッド2が上に移
動して給紙ローラ8から離間すると共に、底板20がそ
の上の記録紙22をバネ25により給紙ローラ8に当接
するように構成されている。他方、ソレノイド16がオ
ンの場合にはアーム17が下方に位置し、原稿分離パッ
ド2が下に移動して給紙ローラ8に当接すると共に、圧
解除部21により底板20が下に移動してその上の記録
紙22を給紙ローラ8から離間させるように構成されて
いる。
【0028】給紙ローラ8により搬送される原稿及び記
録紙の搬送路には印字部10とターンローラ11が配置
され、その下流には読み取り部4、排紙ローラ23、排
紙トレイ2がこの順番で配置されている。したがって、
給紙ローラ8から下流の搬送路は原稿用と記録紙用を兼
用している。
【0029】このような構成において、記録紙に記録を
行う場合にはソレノイド16がオフに制御され、したが
って、原稿分離パッド2が給紙ローラ8から離間してお
り、給紙ローラ8が回転しても原稿分離パッド2が磨耗
しない。そして、記録収納部9にセットされた記録紙2
2は、反時計回り方向に回転する給紙ローラ8と底板2
0およびバネ25により分離爪方式で1枚毎に分離され
て最も上の記録紙22が取り込まれ、この記録紙22が
印字ヘッド10およびターンローラ11により印字さ
れ、次いで読み取り部4をそのまま通過して排紙ローラ
23により排紙トレイ24上に排紙される。
【0030】他方、原稿給紙時には原稿給紙トレイ15
上の原稿が原稿検知センサにより検出されると、ソレノ
イド16が駆動されてアーム17が下方向に移動し、ア
ーム17が板バネ18から離れて原稿分離パッド2が給
紙ローラ8に当接する。また、アーム17が下方向に移
動すると記録紙収納部9内の底板20の圧解除部21が
アーム17より押し下げられ、記録紙22が給紙ローラ
8から離間するので、給紙ローラ8が回転しても記録紙
22は搬送されない。
【0031】次いで、給紙ローラ8が時計回り方向に回
転すると原稿給紙トレイ15上の原稿が原稿分離パッド
2と給紙ローラ19により1枚に分離されて最も下の原
稿が取り込まれ、この原稿が印字部10とターンローラ
11の間をそのまま通過し、読み取り部4により読み取
られた後に排紙ローラ23により排紙トレイ24上に排
紙される。
【0032】したがって、上記実施例によれば、共通の
給紙ローラ8により原稿または記録紙22が取り込ま
れ、また、給紙ローラ8より下流の共通の搬送路に沿っ
て原稿読み取り部4と、印字部10と共通の排紙トレイ
24が配置されているので、小型化することができ、ま
た、部品点数を減少することができる。
【0033】次に、図2および図3は図1に示す実施例
の変形例を示し、この例では上記実施例におけるソレノ
イド16及びアーム17の代わりに、記録紙の給紙時に
は反時計回りに回転し、原稿の給紙時には時計回りに回
転する給紙ローラ8の駆動用ギヤ27の伝達力を利用し
てアーム26を回動させるように構成され、また、アー
ム26の先端には記録紙の給紙時に原稿の給紙口を塞ぐ
ためのシャッタ28が一体で形成されている。なお、他
の構成は図1と同一である。
【0034】すなわち、記録紙の給紙時にはギヤ27を
軸としてアーム26の先端を上方に回動させることによ
り原稿分離パッド2を上に移動させて給紙ローラ8から
離間させると共に、底板20上の記録紙22をバネ25
により給紙ローラ8に当接させ、他方、原稿の給紙時に
はアーム26の先端を下方に回動させることにより原稿
分離パッド2を下に移動させて給紙ローラ8に当接させ
ると共に、圧解除部21により底板20を下に移動させ
てその上の記録紙22を給紙ローラ8から離間させる。
【0035】また、アーム26が回動をそのまま継続す
ると破損するので、図3に示すようにギヤ27とアーム
26の間にはトルクリミッタ29が設けられている。記
録紙の給紙時にアーム26の先端が上方に回動すると、
トルクリミッタ29に設けられた爪30が本体側のスト
ッパ31に当接し、ギヤ27が回転してもトルクリミッ
タ29によりアーム26の回動が停止する。また、原稿
の給紙時にアーム26が圧解除部21に当接し、ギヤ2
7が回転してもトルクリミッタ29によりアーム26の
回動が停止する。
【0036】次に、図4〜図6を参照して第2の実施例
を説明する。この実施例では、記録紙収納部9の上面を
覆う防塵カバー14が原稿給紙トレイを兼用し、また、
記録紙22と原稿が共に給紙ローラ8の下側から取り込
まれる。更に、記録紙収納部9の両側には、記録紙22
を1枚毎に分離するための分離爪38が設けられ、ま
た、この分離爪38は防塵カバー14の面より上になる
ようにソレノイド35およびそのプランジャ34により
ロックされている。なお、図2に示す分離爪38は、そ
の先端に実際の分離爪が形成されている部材を示してい
る。
【0037】そして、この実施例では記録紙22側の分
離爪38を原稿分離用として兼用している。詳しく説明
すると、この防塵カバー14には図6に示すように紙の
搬送方向に離間した2つのボス47、48が形成され、
このボス47、48が本体又は記録紙収納部9に形成さ
れたレール32に嵌合して防塵カバー14が記録紙収納
部9に対して紙の搬送方向に移動可能に構成されてい
る。レール32はボス47、48の間の距離の略2倍の
長さで形成されて防塵カバー14の移動可能な距離が限
定され、また、中央部には突起49が形成されると共に
先端が上下方向にやや大きく形成されている。
【0038】防塵カバー14の長さは記録紙収納部9よ
り短く形成され、防塵カバー14が図4に示すように機
器の外側に引き出されている場合には、記録紙収納部9
内の底板20上の記録紙22が給紙ローラ8に当接し、
また、記録紙22が記録紙収納部9内の両側に設けられ
ている分離爪38により1枚毎に分離されて給紙可能と
なる。
【0039】これに対して、防塵カバー14が記録紙収
納部9上に沿って奥にスライドすると、防塵カバー14
が底板20の圧解除部33に当接してバネ25の附勢力
に抗して底板20が押し下げられ、防塵カバー14が更
にスライドしてその先端が分離爪38の位置まで到達す
ると不図示のセンサにより検出されてソレノイド35が
オンになり、図5に示すように分離爪38のロックが解
除されてこの分離爪38が防塵カバー14上の原稿の先
端に当接する。
【0040】この場合に原稿の給紙圧は、記録紙と同様
に底板20の下のバネ25から圧解除部33を介して得
られ、また、図6(b)に示すようにボス47がレール
中央の突起49に係合して支点となる。また、防塵カバ
ー14が外側に引き出されるとソレノイド35がオフに
なり、分離爪38がロックされる。
【0041】したがって、この実施例によれば、共通の
給紙ローラ8により原稿または記録紙22が取り込ま
れ、また、給紙ローラ8より下流の共通の搬送路に沿っ
て原稿読み取り部4と、印字部と共通の排紙トレイ24
が配置され、更に記録紙収納部9に設けられている分離
爪38により原稿を分離することができるので、小型化
することができ、また、部品点数を更に減少することが
できる。
【0042】図7及び図8は第2の実施例の変形例を示
し、同様に記録紙収納部9の上面を覆う防塵カバー37
が原稿給紙トレイを兼用し、また、記録紙22と原稿が
共に給紙ローラ8の下側から取り込まれるが、ソレノイ
ド35の代わりに次のような機構が設けられている。
【0043】記録紙収納部9の両側に設けられている分
離爪38は、支点41を軸にして先端が上下方向に揺動
可能に構成され、また、溝40が形成されている。防塵
カバー37の両側かつ下側には、分離爪38の溝40に
係合するボス39が形成され、防塵カバー37が記録紙
収納部9上に沿って奥に徐々にスライドすると、溝40
の形状により分離爪38の先端が上昇して防塵カバー3
7上の原稿が分離爪38の下側に入り込むことが可能に
なり、次いで分離爪38の先端が下降して防塵カバー3
7上の原稿の先端が分離爪38の下側に入り込む。
【0044】したがって、原稿給紙部である防塵カバー
37がスライドする場合にボス39と溝40を用いて記
録紙収納部9に設けられている分離爪38により原稿を
分離することができるので、小型化することができ、ま
た、部品点数を更に減少することができる。
【0045】図9は第2の実施例の他の変形例を示し、
同様に記録紙収納部9の上面を覆う防塵カバー37が原
稿給紙トレイを兼用し、また、記録紙22と原稿が共に
給紙ローラ8の下側から取り込まれる。そして、この変
形例では、記録紙収納部9側の分離爪38には穴43が
形成され、防塵カバー37にはこの穴43に対して上下
方向に係合可能な凸形のリブ42が一体で形成されてい
る。このような構成により、原稿給紙トレイ37上の原
稿の先端を揃えることができ、したがって、原稿を確実
に分離することができる。
【0046】また、このリブ42を防塵カバー37と一
体で形成する代わりに、図10に示すようにリブ42を
バネ44を介して防塵カバー37に対して取付け、図7
及び図8において防塵カバー37が外側に引き出されて
分離爪38が上昇した場合にリブ42がバネ44により
穴43から離れるようにしてもよい。
【0047】図11は第3の実施例を示し、防塵カバー
を兼用する原稿給紙トレイ45の変形例を示している。
この例では防塵カバー45は先端が記録紙収納部9側の
分離爪38の位置までスライドせず、給紙ローラ8に当
接する位置までスライド可能に構成されている。また、
防塵カバー45の先端が上方に傾斜し、この傾斜面上に
は原稿を1枚毎に分離するためのパッド46が取り付け
られている。
【0048】そして、防塵カバー45の先端が給紙ロー
ラ8に当接する位置までスライドすると、防塵カバー4
5により底板20が押し下げられて底板20上の記録紙
が給紙ローラ8に当接しなくなり、代わりに防塵カバー
45上の原稿がパッド46により押圧されて1枚毎に分
離されて給紙可能になる。
【0049】したがって、共通の給紙ローラ8により原
稿または記録紙22が取り込まれ、また、給紙ローラ8
より下流の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部4と、
印字部と共通の排紙トレイ24が配置されているので、
小型化することができるとともに部品点数を減少するこ
とができ、更に防塵カバー45の先端の傾斜面に原稿分
離用パッド46が取り付けられているので、原稿を確実
に分離することができる。
【0050】ところで、図1等に示されている印字部1
0が例えばインクジェット方式のような場合には記録剤
が有限である。そこで、本発明では印字部10の下流に
読み取り部4が配置されているので、記録剤の残量検出
用マークを印字部10により原稿または記録紙に記録し
た後このマークを読み取り部4により読み取って濃度を
検出することにより、記録剤残量検知用のフォトセンサ
を別途設けることなく、記録剤の残量を検出することが
できる。
【0051】また、残量検出用の特別なマークの代わり
に、記録紙22上に実際に記録される画像を用いること
ができる。図13はファクシミリ装置の電気系を示し、
システム制御部50、画像メモリ51、符号化復号化部
52、通信制御部53、記録部54、スキャナ55及び
操作部56により構成されている。記録部54とスキャ
ナ55がそれぞれ印字部10と読み取り部4を制御す
る。
【0052】このような構成において、画像メモリ51
に記憶された例えば受信画像を記録部54及び印字部1
0により記録紙22上に記録すると共に受信画像のある
ライン分の画像を画像メモリ51に残し、次いで記録紙
22上のその位置をスキャナ55及び読み取り部4によ
り読み取って画像メモリ51内の画像と比較し、一致し
ている場合にはインク有りと判断する。また、読み取っ
た位置の画像が白として数ライン分続くとインク無しと
判断し、操作表示部56を介してユーザに警告する。し
たがって、記録剤残量検知用のフォトセンサを別途設け
ることなく、また、記録紙を汚すことなく記録剤の残量
を検知することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、共通の給紙ローラにより原稿または記録紙が取り込
まれ、また、給紙ローラより下流の共通の搬送路に沿っ
て原稿読み取り部と、記録部と共通の排紙トレイが配置
されているので、小型化することができ、また、部品点
数を減少することができる。
【0054】請求項2記載の発明は、給紙ローラを駆動
する機構により原稿または記録紙を選択的に取り込むの
で、複雑な切り替え機構を設けることなく原稿または記
録紙を選択的に取り込むことができる。
【0055】請求項3記載の発明は、共通の給紙ローラ
により原稿または記録紙が取り込まれ、また、給紙ロー
ラより下流の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部と、
記録部と共通の排紙トレイが配置され、更に記録紙収納
部に設けられている分離爪により原稿を分離することが
できるので、小型化することができ、また、部品点数を
更に減少することができる。
【0056】請求項4記載の発明は、原稿給紙部がスラ
イドする場合にボスと溝を用いて記録紙収納部に設けら
れている分離爪により原稿を分離することができるの
で、小型化することができ、また、部品点数を減少する
ことができる。
【0057】請求項5記載の発明は、前記原稿給紙部の
先端と分離爪が係止されているので、原稿給紙部上の原
稿の先端を揃えることができ、したがって、原稿を確実
に分離することができる。
【0058】請求項6記載の発明は、共通の給紙ローラ
により原稿または記録紙が取り込まれ、また、給紙ロー
ラより下流の共通の搬送路に沿って原稿読み取り部と、
記録部と共通の排紙トレイが配置されているので、小型
化することができると共に部品点数を減少することがで
き、更に記録紙収納部の先端の傾斜面に原稿分離用パッ
ドが取り付けられているので、原稿を確実に分離するこ
とができる。
【0059】請求項7記載の発明は、記録剤でマークを
用紙上に記録した後、この用紙上のマークを読み取り、
読み取り濃度により記録剤の残量を検知するので、記録
剤残量検知用のフォトセンサを別途設けることなく、記
録剤の残量を検知することができる。
【0060】請求項8記載の発明は、実際の画像を記録
紙に記録した後、この記録紙上の画像を読み取ることに
より記録剤の残量を検知するので、記録剤残量検知用の
フォトセンサを別途設けることなく、また、記録紙を汚
すことなく記録剤の残量を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】図1の原稿と記録紙の切り替え機構の変形例を
示す側面図である。
【図3】図2の切り替え機構を示す分解斜視図である。
【図4】第2の実施例のファクシミリ装置を示す側面図
である。
【図5】第2の実施例における原稿給紙状態を示す要部
側面図である。
【図6】第2の実施例における分離爪揺動機構のボスと
溝を示す説明図である。
【図7】第2の実施例の変形例を示す要部側面図であ
る。
【図8】図7の分離爪揺動機構を示す要部拡大側面図で
ある。
【図9】第2の実施例における用紙給紙部と分離爪の変
形例を示す斜視図である。
【図10】図10の用紙給紙部と分離爪の変形例を示す
要部側面図である。
【図11】第3の実施例の原稿給紙部を示す要部側面図
である。
【図12】図11の原稿給紙状態を示す要部側面図であ
る。
【図13】ファクシミリ装置の電気系を示すブロック図
である。
【図14】従来のファクシミリ装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
2,46 原稿分離パッド 4 読み取り部 8 給紙ローラ 9 記録紙収納部 10 印字部 14、37,45 防塵カバー(原稿給紙トレイ) 15 原稿給紙トレイ 16 ソレノイド 20 底板 22 記録紙 26 アーム 27 ギヤ 38 分離爪 39 ボス 40 溝 42 リブ 43 穴 51 画像メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の給紙時と原稿の給紙時とでは逆
    方向に回転して記録紙または原稿を選択的に取り込むた
    めの共通の給紙ローラと、 記録紙を前記給紙ローラに対して押圧して1枚毎に記録
    紙を給紙する記録紙収納部と、 原稿を前記給紙ローラに対して記録紙とは反対側から給
    紙する原稿給紙部と、 記録紙と原稿を排紙するための共通の排紙トレイとを有
    し、 前記原稿給紙部からの原稿を読み取る読み取り部と、前
    記記録紙収納部からの記録紙に画像を記録する記録部を
    前記給紙ローラから前記排紙トレイまでの共通の搬送路
    に配置したことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿給紙部から給紙された原稿を前
    記給紙ローラに対して押圧して1枚毎に原稿を分離する
    分離手段と、前記給紙ローラを駆動する機構により記録
    紙の給紙時には前記分離手段の押圧を解除し、原稿の給
    紙時には前記記録紙収納部の押圧を解除する解除手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 一方向に回転して記録紙または原稿を選
    択的に取り込むための共通の給紙ローラと、 記録紙を前記給紙ローラに対して押圧すると共に記録紙
    を1枚毎に分離する分離爪を備えた記録紙収納部と、 前記記録紙収納部のカバーを兼用すると共に前記記録紙
    収納部上を給紙方向にスライド可能な原稿給紙部と、 記録紙と原稿を排紙するための共通の排紙トレイと、 前記原稿給紙部が前記給紙ローラの方向にスライドした
    場合に前記記録紙収納部上の記録紙を押し下げると共に
    前記原稿給紙部の先端を前記分離爪の下に係合させる係
    合手段とを有し、 前記原稿給紙部からの原稿を読み取る読み取り部と、前
    記記録紙収納部からの記録紙に画像を記録する記録部を
    前記給紙ローラから前記排紙トレイまでの共通の搬送路
    に配置したことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記係合手段は、前記原稿給紙部に形成
    されたボスと、前記分離爪に形成されて前記ボスと係合
    する溝により構成され、更に前記溝は、前記原稿給紙部
    が前記給紙ローラの方向に徐々にスライドする従って前
    記分離爪が原稿給紙部の先端より上に上昇し、原稿給紙
    部の先端が分離爪の下に移動した後分離爪が下降するよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項3記載のフ
    ァクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿給紙部の先端と分離爪にそれぞ
    れ係止用の凸形のリブとこのリブに係合する穴を形成し
    たことを特徴とする請求項3または4記載のファクシミ
    リ装置。
  6. 【請求項6】 一方向に回転して記録紙または原稿を選
    択的に取り込むための共通の給紙ローラと、 記録紙を前記給紙ローラに対して押圧すると共に記録紙
    を1枚毎に分離する分離爪を備えた記録紙収納部と、 前記記録紙収納部のカバーを兼用すると共に前記記録紙
    収納部に対して給紙方向にスライド可能であり、更にそ
    の先端の傾斜面に原稿分離用パッドが取り付けられ、前
    記給紙ローラの方向にスライドした場合に前記記録紙収
    納部上の記録紙を押し下げると共に前記原稿分離パッド
    を前記給紙ローラに当接させる原稿給紙部と、 記録紙と原稿を排紙するための共通の排紙トレイとを有
    し、 前記原稿給紙部からの原稿を読み取る読み取り部と、前
    記記録紙収納部からの記録紙に画像を記録する記録部を
    前記給紙ローラから前記排紙トレイまでの共通の搬送路
    に配置したことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記記録部の下流に前記読み取り部が配
    置され、前記原稿給紙部からの原稿または前記記録紙収
    納部からの記録紙上に前記記録部により記録剤でマーク
    を記録した後、この用紙上のマークを前記読み取り部に
    より読み取り、読み取り濃度により記録剤の残量を検知
    することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記記録部の下流に前記読み取り部が配
    置され、前記記録部により記録剤で画像を記録紙に記録
    すると共に画像メモリに記憶し、記録紙に記録された画
    像を前記読み取り部により読み取り、読み取り画像と画
    像メモリに記憶された画像を比較することにより記録剤
    の残量を検知することを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載のファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101955073A (zh) * 2009-07-14 2011-01-26 富士施乐株式会社 输送机构及图像形成装置
CN112193904A (zh) * 2019-07-08 2021-01-08 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

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