JP2735602B2 - 両面演奏ディスクプレーヤ - Google Patents

両面演奏ディスクプレーヤ

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JP2735602B2
JP2735602B2 JP1042653A JP4265389A JP2735602B2 JP 2735602 B2 JP2735602 B2 JP 2735602B2 JP 1042653 A JP1042653 A JP 1042653A JP 4265389 A JP4265389 A JP 4265389A JP 2735602 B2 JP2735602 B2 JP 2735602B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は各々信号記録層を有する一対の円形基板から
なる情報記録ディスク(以下、単にディスクと称する)
の両面演奏をなす両面演奏ディスクプレーヤに関する。
背景技術 ディスクを形成する一対の円形基板の各信号記録層に
対応すべく2つのピックアップを設けて、ディスクの表
裏反転を行なうことなく該両信号記録層の演奏をなす両
面演奏ディスクプレーヤが既に知られている。かかる両
面演奏ディスクプレーヤにおいては、ディスクを形成す
る一対の円形基板が互いに半径方向にeだけずれた状態
で結合している場合、両円形基板の信号記録層双方の演
奏を円滑に行なうためには両円形基板を夫々個別にター
ンテーブルに対して芯出しする必要がある。
第14図にこのように一対の円形基板の各々を個別にタ
ーンテーブルに対して芯出しして演奏をなす従来の両面
演奏ディスクプレーヤの要部であるディスククランプ機
構と該ディスクをターンテーブルに対して芯出しするデ
ィスク芯出し手段とを示す。
第14図に示す如く、スピンドルモータのスピンドルシ
ャフト1に嵌着されて回転駆動されるターンテーブル2
に装着されるディスク3は、双方が信号記録層を有する
一対の円形基板3a及び3bを互いに係着してなる。ターン
テーブル1のディスク担持面2aには凹部が形成されてお
り、該凹部にディスク担持面2aに対して出没自在に第1
芯出し部材5が設けられている。第1芯出し部材5はス
ピンドルシャフト2により案内され、且つ、コイルスプ
リング6によりバイアス力を与えられ、ディスク3の一
方の円形基板3bの中心孔に嵌入して該円形基板3bの芯出
しをなす。
ターンテーブル2の上方には支持部材7が設けられて
おり、且つ、ターンテーブル2のディスク担持面2aに対
して垂直な面内において移動自在である。なお、図示し
てはいないが、この支持部材7を移動せしめて第14図に
示す非クランプ位置と、第15図及び第16図に夫々示す第
1クランプ位置及び第2クランプ位置とに位置決めする
位置決め手段が設けられている。
支持部材7には、回転部材8及びディスク当接部材9
を組み合わせてなりディスク3をターンテーブル2に向
けて押圧する押圧部材が回転自在に且つ回転中心軸方向
において移動自在に設けられている。詳しくは、回転部
材8は柱状部8aとフランジ部8bを有しており、支持部材
7に形成された開口部7aにこの柱状部8aにて遊嵌してい
る。回転部材8にはボールベアリング10がそのインナレ
ース10aにて嵌着している。ボールベアリング10のアウ
タレース10bには中間部材10cが固着されており、支持部
材7の下面に取り付けられた粘弾性部材から成る受板11
に対してこの中間部材10cが当接可能となっている。
回転部材8と共に上記押圧部材を構成してディスク3
に当接するディスク当接部材9は、回転部材8に回転中
心軸方向において移動自在に取り付けられている。回転
部材8とディスク当接部材9との間にはコイルスプリン
グ12が介装されている。
回転部材8にはディスク3の他方の円形基板3aの中心
孔に嵌入して当該円形基板の芯出しをなす第2芯出し部
材13が該回転部材8の回転中心軸方向において移動可能
に取り付けられている。第2芯出し部材13は、回転部材
8に形成された爪部8dによって保持されている。また、
回転部材8と第2芯出し部材13との間にコイルスプリン
グ14が配設されている。
なお、ターンテーブル2上に載置されたディスク3を
挾むように一対の光学式ピックアップ16及び17が配置さ
れており、且つ、図示せぬ案内駆動手段によってディス
ク3の記録面に沿って案内され且つ移動せしめられる。
上記した構成の両面演奏ディスクプレーヤの動作を簡
単に説明する。
まず、ディスク3の一方の円形基板3bすなわちターン
テーブル2に当接した円形基板の記号記録層の演奏をな
す場合、支持部材31が第14図に示す非クランプ位置から
ターンテーブル2に近接すべく移動せしめられて第15図
に示す第1クランプ位置に位置決めされる。これによっ
てディスク当接部材9がディスク3に当接し、且つ、コ
イルスプリング12が縮められることにより押圧力が生
じ、ディスク3がターンテーブル2に押し付けられる。
同時に第1芯出し部材5が円形基板3bの中心孔に係合し
て該円形基板の芯出しをなす。なお、このとき、回転部
材8のフランジ部8bは支持部材7から離間し、ボールベ
アリング10のアウタレース10bに固着された中間部材10c
が支持部材7の下面の受板11に所定の摩擦力をもって当
接する。この状態でターンテーブル2が回転せられ、第
14図に示す下側の光学式ピックアップ17により記録情報
の読み取りを行なう。
次に、他方の円形基板3aの信号記録層の演奏を行なう
場合、支持部材31がターンテーブル2に更に近接せしめ
られ、第16図に示す第2クランプ位置に至る。故に、デ
ィスク3に既に当接して固定状態にあるディスク当接部
材9に対して回転部材8が下降し、該回転部材8の爪部
8dにより保持されていた第2芯出し部材13が縮んだコイ
ルスプリング14の付勢力によって円形基板3aの中心孔に
嵌入せしめられ、ディスク3は半径方向に僅かにずれ
る。また、同時に、第2芯出し部材13の円筒状部が第1
芯出し部材5に当接し、第1芯出し部材5が円形基板3b
の中心孔から離脱せしめられてターンテーブル2のディ
スク担持面より没する。かかる動作によって円形基板3a
がターンテーブル2に対して芯出しされる。この状態で
ターンテーブル2が逆回転せられ、ディスク3の上側に
配設された光学式ピックアップ16によって円形基板3aの
記録情報が読み取られる。
上記した従来の両面演奏ディスクプレーヤにおいて
は、ターンテーブル2に当接していない上側の円形基板
3aの演奏をなす際、既に撓んでいてディスク当接部材9
に対してある程度の押圧力を付与しているコイルスプリ
ング12を更に撓ませることとなる。従って、ディスク押
圧力が極めて大きくなり、湿気などの影響によってター
ンテーブル2のディスク担持面とディスク3の両者間の
摩擦係数が増大していると該両者間に生ずる摩擦力は非
常に大きくなる。故に、第2芯出し部材13を円形基板3a
の中心孔に嵌入させてもディスク3がずれず、芯出しが
なされなくなる懸念がある。
また、ディスククランプ時には支持部材7とボールベ
アリング10が常に当接している故、ディスクの演奏に悪
影響を及ぼす外部振動が支持部材7、ボールベアリング
10及び回転部材8を順次介して第2芯出し部材13及び第
1芯出し部材5に伝わり、これがディスク3に達してし
まうという不都合があった。
更に、ボールベアリング10としては、ラジアル型のも
のでありながらも大きなスラスト荷重を受けつつ高速回
転を回転の精度を損なうことなく長時間続けることが出
来る耐久性大なるものが必要となり、コストの増大を招
来していた。
発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところはディスクを構成する一対の円形
基板のターンテーブルに対する芯出しが常に円滑になさ
れ、且つ、演奏中のディスクが外部振動から十分に隔離
され、しかもコストの低減が図れる両面演奏ディスクプ
レーヤを提供することである。
本発明による両面演奏ディスクプレーヤにおいては、
ターンテーブルに対して非接触側の円形基板の中心孔に
嵌入する第2芯出し部材を保持し且つディスクをターン
テーブルに押圧する押圧部材にディスク押圧力を付与す
る押圧力付与手段が該押圧部材をターンテーブルに向け
て吸引する吸引力発生手段から成り、該押圧部材を保持
する支持部材が、ターンテーブルから最も遠い非クラン
プ位置にあるときには該押圧部材をターンテーブルのデ
ィスク担持面から離間した位置に保持し、中間位置であ
る第1クランプ位置及びターンテーブルに最も近い第2
クランプ位置にあるときには該押圧部材とは非接触とな
り、該支持部材の該第1クランプ位置及び第2クランプ
位置間の移動に応じて上記第2芯出し部材を上記円形基
板の中心孔に嵌入し得る嵌入可能位置と嵌入し得ない嵌
入不可能位置に位置決めする位置切換保持手段を有し、
以て、ディスクを形成する一対の円形基板の夫々の芯出
し時にディスクに加わるディスク押圧力がほぼ等しく小
さいと共に、演奏中のディスクに対する外部振動の伝達
が遮断されることを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例としての両面演奏ディスクプレ
ーヤを添付図面を参照しつつ説明する。
第1図ないし第5図に本発明の第1実施例としての両
面演奏ディスクプレーヤを示す。
第1図に示すように、ターンテーブル21は基体部21a
とディスク担持部21bとから成り、スピンドルモータの
スピンドルシャフト22に該基体部21aにて嵌着されて回
転駆動せしめられる。ターンテーブル21上に装着される
べきディスク23は、各々信号記録層を有する一対の円形
基板23a及び23bを該信号記録層が内側となるように互い
に貼着して成る。なお、両円形基板23a及び23bは半径方
向にeだけずれて結合している。
ターンテーブル21のディスク担持面21cには凹部21dが
形成されており、該凹部内にターンテーブル21のディス
ク担持面21cに対して且つ該ターンテーブルの回転中心
軸に沿って出没自在に第1芯出し部材24が設けられてい
る。第1芯出し部材24はスピンドルシャフト22に摺動自
在に嵌合し、該スピンドルシャフトにより案内される。
第1芯出し部材24は外周部にテーパ面24aを有し、ディ
スク23を形成する一対の円形基板23a及び23bのうちター
ンテーブル21のディスク担持面21cに当接している一方
の円形基板23bの中心孔に該テーパ面24aにて嵌入するこ
とによってターンテーブル21に対する円形基板23bの芯
出しをなす。ターンテーブル21と第1芯出し部材24との
間には該第1芯出し部材に対して突出方向へのバイアス
力を付与するコイルスプリング26が介装されている。
ターンテーブル21の上方には支持部材31が配設されて
おり、且つ、ターンテーブル21のディスク担持面21cに
対して垂直な上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)
において移動自在となっている。支持部材31の中央部に
は円盤状の回転部材32が回転自在に且つ回転中心軸方向
において移動自在に設けられている。詳しくは、回転部
材32は柱状部32aとフランジ部32bとを有しており、支持
部材31に形成された開口部31aにこの柱状部32aにて遊嵌
せしめられている。回転部材32の柱状部32bには第2芯
出し部材38がねじ32cによって結合されている。第2芯
出し部材38の外周部にはテーパ面38aが形成されてお
り、ディスク23を形成する一対の円形基板23a及び23bの
うちターンテーブル21のディスク担持面21cに対して非
接触側となる円形基板23aの中心孔に該テーパ面38aにて
嵌入してターンテーブル21に対する円形基板23aの芯出
しをなす。第2芯出し部材38はその回転中心部に円筒状
部38bを有しており、該円筒状部の中心孔38cがスピンド
ルシャフト22の先端部に嵌合することによって第2芯出
し部材38がターンテーブル21に対して芯出しされる。
第2芯出し部材38の円筒状部38bには、ターンテーブ
ル21上に載置されたディスク23に直接当接して該ディス
クを押圧するディスク当接部材41が摺動自在に取り付け
られている。ディスク当接部材41は、回転部材32と共
に、ディスク23をターンテーブル21に押圧する押圧部材
を構成する。
ディスク当接部材41の外周部近傍には円環状の板バネ
41aがその内周部にて片持ち状に取り付けられており、
この板バネ41aの外周部すなわち自由端部にはゴムなど
から成る高摩擦部材41bが固着されている。ディスク当
接部材41はこの板バネ41a及び高摩擦部材41bにてディス
ク23を形成する円形基板23a及び23bの中心孔の近傍に当
接する。
第2図ないし第4図にも示す如く、ディスク当接部材
41の内面部には例えば3つの円筒状の突部41dが同心円
上に等しい間隔にて且つターンテーブル21に向って突設
されている。これら円筒状突部41dは第2芯出し部材38
の主面に形成された円形の開口部38eに挿通せしめられ
ている。各円筒状突部41dの先端にはマグネット45を保
持した環状のヨークプレート46がねじ47によって取り付
けられている。
一方、ターンテーブル21の構成部材であるディスク担
持部21bは磁性体から成り、上記のマグネット45はディ
スク担持部21bと共に、ディスク当接部材41及び回転部
材32から成る押圧部材をターンテーブル21に向けて吸引
して該押圧部材にディスク押圧力を付与する吸引力発生
手段として作用する。なお、ターンテーブル21のディス
ク担持部21bはマグネット45と吸着する柱状部21fを有し
ており、マグネット45は第2芯出し部材24に形成された
開口部24bを通じてこの柱状部21fに吸着する。
マグネット45の吸着面には非磁性体からなるギャップ
シート45aが貼設されており、マグネット45がディスク
担持部21bの柱状部21fに吸着した際にマグネット45と柱
状部21fとの間にはこのギャップシート45aが介在する。
回転部材32とディスク当接部材41との間には椀状に形
成されたスライダ50が配置されており、且つ、第2芯出
し部材38の円筒状部38bに摺動自在に取り付けられてい
る。このスライダ50とディスク当接部材41との間にはコ
イルスプリング51が介装されている。また、スライダ50
と第2芯出し部材38との間には該第2芯出し部材をター
ンテーブル21に向けて押圧するためのコイルスプリング
52が介装されている。第2芯出し部材38は、スライダ50
に形成された例えば3つの爪部50aによって保持されて
いる。詳しくは、第2図及び第3図にも示す如く、第2
芯出し部材38の主面には3つの矩形状の小さな開口部38
fが同心円上に且つ等しい間隔にて形成されており、爪
部50aはこの開口部38fに嵌入している。
ディスク当接部材41は椀状に形成されており、ターン
テーブル21のディスク担持面21cに向って開口すべく配
置されている。第2芯出し部材38も全体としては椀状に
形成されており、ディスク当接部材41内に回転部材32の
回転中心軸方向において移動自在に嵌合している。従っ
て、第2図にも示すように、スライダ50に突設されて第
2芯出し部材38を保持する爪部50aは、ディスク当接部
材41に形成された開口部41fに挿通せしめられている。
かかる構成により、スライダ50の爪部50aは、第2芯出
し部材38と共にディスク当接部材41をも保持することと
なり、ディスク当接部材41をスライダ50に保持せしめる
ための専用の保持手段が削減されている。
第5図に示すように、支持部材31を左右から挾むよう
に一対の矩形板状の移動部材71及び72が配置されてお
り、且つ、前後方向(矢印Y方向及びその反対方向)に
おいて往復動自在となっている。支持部材31の左右両側
部には2本ずつ合計4本のピン31bが突設されており、
各移動部材71及び72に各々形成されたカム溝71a,72aに
該各ピンが摺動自在に係合している。各カム溝71a及び7
2aは全体として前方(矢印Y方向)に向って下方(矢印
Z方向の反対方向)に傾斜している。即ち、各移動部材
71及び72が前後に移動することにより支持部材31が上下
動するようになされているのである。
各カム溝71a及び72aは、各移動部材71及び72の移動方
向に伸びる3つの直線状部71b,71c,71d,72b,72c及び72d
と、該各直線状部に連続し且つ該直線状部に対して傾斜
した2つの斜状部71e,71f,72e及び72fとから成り、全体
として階段状のカム溝となっている。従って、各移動部
材71及び72の移動に伴なって支持部材31は間欠的に2段
階の移動を行なう。
各移動部材71及び72の前端下部にはその移動方向に沿
ってラック部71g及び72gが夫々形成されている。各移動
部材71及び72の近傍には同期シャフト73が回転自在に設
けられており、該同期シャフトの両端部に嵌着された一
対の歯車73a及び73bが各移動部材71及び72のラック部71
g,72gに夫々噛合している。一方の歯車73aにはモータ74
の出力軸に嵌着された歯車74aが噛合している。すなわ
ち、モータ74が回転することによって支持部材31が上下
動せしめられるのである。
上記した移動部材71及び72と、同期シャフト73と、モ
ータ74とにより、支持部材31を移動せしめてこれを第1
図に示す非クランプ位置すなわちターンテーブル21のデ
ィスク担持面21cから最も遠い位置と後述する第1及び
第2クランプ位置に位置決めする位置決め手段が構成さ
れている。
第1図、第3図及び第6図に示す如く、ディスク当接
部材41の外周面と対向し得るスライダ50の内周面には例
えば3つの凹部50cが周方向において等間隔にて形成さ
れている。また、第1図,第4図及び第6図に示すよう
に、ディスク当接部材41の内周面と対向する第2芯出し
部材38の外周面にも3つの凹部38hが周方向において等
間隔にて形成されている。これら両凹部50c及び38hは、
スライダ50が第1図に示す第1位置にあるときには互い
に対向し得ず、スライダ50が該第1位置からターンテー
ブル21に向けて所定距離だけ下降せしめられたときに対
向する。一方、第1図,第2図,第4図及び第6図に示
す如く、第2芯出し部材38及びスライダ50の各周側壁部
間に位置するディスク当接部材41の周側壁部には、該各
凹部50c及び38hと対向可能に開口部41hが形成されてお
り、この開口部41h内には該両凹部50c,38hに係合し得る
球状の可動駒54が配置されている。
第6図においてe1にて示される寸法、すなわちスライ
ダ50及び第2芯出し部材38の各周側壁部の対向面間距離
は、可動駒54の直径dよりも小となっている。また、ス
ライダ50及び第2芯出し部材38の各周側壁部の対向面の
いずれか一方の面と上記した各凹部50c及び38hのうち該
一方の面に対向する凹部の底面との離間距離e2及びe3
可動駒54の直径dよりも僅かに大となっている。すなわ
ち、スライダ50と第2芯出し部材38の各周側壁部の相対
的な移動によって、ディスク当接部材41の開口部41h内
に配設された可動駒54が各凹部50c及び38hに対して択一
的に約半球分係合するように構成されているのである。
上記したスライダ50及び第2芯出し部材38の各凹部50
c及び38hと、ディスク当接部材41に形成された開口部41
hと、可動駒54と、スライダ50にターンテーブル21から
離間する方向へのバイアス力を付与するコイルスプリン
グ51及び52とによって、支持部材31の第1クランプ位置
及び第2クランプ位置間の移動に応じて第2芯出し部材
38を円形基板23aの中心孔に対して嵌入し得る嵌入可能
位置と嵌入し得ない嵌入不可能位置に位置決めする位置
切換保持手段が構成されている。
なお、第1図に示すように、ターンテーブル21上に載
置されたディスク23を上下方向において挾むように一対
の光学式ピックアップ76及び77が配置されており、且
つ、図示せぬ案内駆動手段によってディスク23の記録面
に沿って移動せしめられる。これら各光学式ピックアッ
プ76及び77によって円形基板23a,23bの信号記録層の記
録情報が読み取られる。
次いで、上記した構成の両面演奏ディスクプレーヤの
動作を第7図及び第8図をも参照しつつ簡単に説明す
る。
まず、ディスク23を形成する一対の円形基板23a及び2
3bのうちターンテーブル21のディスク担持面21cに当接
した一方の円形基板23bの信号記録層の演奏をなす場
合、第5図に示すモータ74が回転して支持部材31を支持
した各移動部材71及び72がその移動ストロークの始点位
置から中間点位置まで移動せしめられる。これにより、
支持部材31が第1図に示す非クランプ位置からターンテ
ーブル21に近設すべく移動せしめられて第7図に示す中
間位置としての第1クランプ位置に位置決めされる。な
お、第1図に示す如く、支持部材31は非クランプ位置に
あるときには、回転部材32及びディスク当接部材41から
なる押圧部材をターンテーブル21のディスク担持面21c
から離間した位置に保持している。この支持部材31の非
クランプ位置から第1クランプ位置への移動によってマ
グネット45がターンテーブル21のディスク担持部21bに
吸着し、ディスク当接部材41がディスク23に押し付けら
れる。同時に第1芯出し部材24が円形基板23bの中心孔
に嵌入してそのくさび作用によってディスク23が半径方
向に僅かにずらされて位置修正され、ターンテーブル21
に対して芯出しされる。なお、この状態で、支持部材31
は回転部材32及びディスク当接部材41からなる上記押圧
部材とは非接触となる。従って、ディスク23に加わる押
圧力はマグネット45及びディスク担持部21b間に生ずる
吸引力のみとなる。
この状態にてターンテーブル21が正回転せられ、第1
図に示す下側の光学式ピックアップ77により円形基板23
bの信号記録層の記録情報の読み取りが行なわれる。
なお、このとき、可動駒54は第2芯出し部材38の凹部
38hに嵌入しており、第2芯出し部材38はディスク当接
部材41に対して係止された状態となっている。
次に、ターンテーブル21のディスク担持面21cに対し
て非接触状態にある他方の円形基板23aの信号記録層の
演奏を行なう場合、第5図に示すモータ74が更に回転し
て各移動部材71及び72がその移動ストロークの中間点位
置から終点位置近傍まで移動せしめられる。よって、支
持部材31はターンテーブル21に更に近接せしめられ、第
7図に示す第1クランプ位置から第8図において実線で
示す第2クランプ位置に達する。このとき、可動駒54は
未だ第2芯出し部材38の凹部38hに嵌入しており、第2
芯出し部材38はディスク当接部材41に対して係止され、
円形基板23aの中心孔に嵌入し得ない嵌入不可能位置に
ある。この後、モータ74が更に僅かに回転を続け、支持
部材31が第8図において二点鎖線にて示す位置に待ち来
される。これによってスライダ50が第7図に示す第1位
置から第8図に示す第2位置に押下せしめられ、スライ
ダ50に形成された凹部50cが可動駒54がこれに嵌入し得
る位置に達する。同時に、スライダ50の爪部50aにより
保持されている第2芯出し部材38が、スライダ50の下降
により縮められたコイルスプリング52の付勢力によって
円形基板3aの中心孔に嵌入し、そのくさび作用によって
ディスク23は半径方向に僅かにずらされる。また、同時
に、第2芯出し部材38の外周部が第1芯出し部材24に係
合してこれを押下せしめ、該第1芯出し部材24が円形基
板23bの中心孔から離脱せしめられてターンテーブル21
のディスク担持面21c下に没する。この第2芯出し部材3
8の下降より、可動駒54は第2芯出し部材38の凹部38hか
ら離脱してスライダ50の凹部50cに係合する。これによ
り、スライダ50はディスク当接部材41に係止せしめら
れ、故に第2芯出し部材38も円形基板23aの中心孔に嵌
入した状態に固定される。かくして円形基板23aがター
ンテーブル21に対して芯出しされる。なお、このときデ
ィスク23に加わる押圧力はマグネット45とディスク担持
部21bとの間に生じる吸引力と、コイルスプリング52の
撓みに基づく付勢力との和となる。ところが、コイルス
プリング52は単にスライダ50に対して上方(矢印Z方
向)へのバイアス力を付与せしめる作用をなすに過ぎず
そのバネ定数は小さく、しかも第7図に示す状態から第
8図に示す状態への過程で初めて撓むものである故、こ
の状態でのディスク押圧力は第7図に示す状態すなわ
ち、他方の円形基板23bの芯出しをなす際のディスク押
圧力とほぼ等しくなっている。従って、ディスク23は第
2芯出し部材38が円形基板23aの中心孔に嵌入すること
によるくさび作用によってターンテーブル21上を容易に
移動し得る。
上述の如く円形基板23aがターンテーブル21に対して
芯出しされると、モータ74が僅かに逆転して支持部材31
が第8図において実線で示す第2クランプ位置に復帰せ
られ、回転部材32及びディスク当接部材41からなる押圧
部材に対して非接触となる。そして、ターンテーブル21
が逆回転され、ディスク23の上側に配置された他方の光
学式ピックアップ76によって円形基板23aの信号記録層
の記録情報の読み取りが行なわれる。
この後、他方の円形基板23bの信号記録層の演奏を再
びなさんとする場合、モータ74が逆転し、支持部材31が
第8図において実線にて示す第2クランプ位置から第7
図に示す第1クランプ位置まで上昇せしめられる。この
支持部材31の上昇によって回転部材32が押し上げられ、
これによって第2芯出し部材38が上昇し、嵌入していた
円形基板23aの中心孔から離脱する。同時に、第1芯出
し部材24がコイルスプリング26により付与されるバイア
ス力によってターンテーブル21のディスク担持面21c上
に突出し、再び円形基板23bの芯出しをなす。また、第
2芯出し部材38の上昇によって該第2芯出し部材の凹部
38hが可動駒54がこれに嵌入し得る位置に達する。する
と、コイルスプリング51及び52によりスライダ50が上昇
せしめられ、可動駒54はスライダ50の凹部50cより脱し
てこの凹部38hに係合し、第7図の状態に至る。この後
は、前述と同様に、ターンテーブル21が正回転せられ、
下側の光学式ピックアップ77により円形基板23bの信号
記録層の記録情報の読み取りが行なわれる。
なお、上記の説明から明らかな如く、支持部材31は第
7図に示す第1クランプ位置から第8図に示す第2クラ
ンプ位置に移動する際に、回転部材32及びディスク当接
部材41からなる押圧部材に対してスライダ50を介して一
旦係合する。また、逆に該第2クランプ位置から第1ク
ランプ位置に移るときには該押圧部材の構成部材である
回転部材32に直接係合する。前述した如く、ディスク23
を形成する一対の円形基板23a及び23bの夫々の信号記録
層の演奏をなす場合、ターンテーブル21は互いに逆回転
せしめられる。上記のように各々の円形基板23a,23bに
関するディスククランプ状態及び芯出し状態の切換えを
なす際に支持部材31が上記押圧部材に係合する故、これ
がターンテーブル21の回転に対して制動力を付与する状
態となる。従って、ターンテーブル21はその慣性により
長い間回転を続けることはなく、直ちに停止する。故
に、両円形基板23a及び23bの両者に関する演奏切換が迅
速になされるのである。
第9図に、第1図ないし第8図に示した両面演奏ディ
スクプレーヤの変形例を示す。
第1図ないし第8図に示した両面演奏ディスクプレー
ヤにおいては球状可動駒54などからなる位置切換保持手
段をスライダ50、ディスク当接部材41及び第2芯出し部
材38の外周部近傍に設けているのに対して、当該変形例
においては該位置切換保持手段をスライダ50などの回転
中心軸の近傍に配設している。かかる構成とすることに
より、スライダ50を椀状にすることなく平板状の小型な
部材にすることが出来、延いてはプレーヤ全体としての
小型化が図り易くなっているのである。なお、当該変形
例においては上記以外の部分は第1図ないし第8図に示
した両面演奏ディスクプレーヤと同様に構成されている
ので詳述はしない。
第10図に本発明の第2実施例としての両面演奏ディス
クプレーヤを示す。なお、当該両面演奏ディスクプレー
ヤは以下に説明する以外は第1図ないし第8図並びに第
9図に示した両面演奏ディスクプレーヤと同様に構成さ
れており、詳述はしない。また、以下の説明において第
1図ないし第8図並びに第9図に示した両面演奏ディス
クプレーヤと同一又は対応する部分については同じ参照
符号を用いている。
第10図に示す如く、当該両面演奏ディスクプレーヤに
おいては、ディスク23に当接するディスク当接部材41が
円盤状の中間部材81を介して回転部材32にねじ32cによ
り固着されている。また、円形基板23aに係合してその
芯出しをなす第2芯出し部材38がこのディスク当接部材
41に摺動自在に取り付けられている。
第11図から特に明らかなように、回転部材32及び中間
部材81の周面部には回転部材32の回転中心軸方向に伸び
る例えば6条ずつ2種の係止溝82a及び82bが周方向にお
いて等間隔にて形成されている。これら各係止溝82a,82
b内に摺動自在に3つの滑動駒83が設けられており、且
つ、スライダ50に周方向において等間隔にて固着せしめ
られている。また、第11図に示すように、回転部材32及
び中間部材81の周面部には上記した係止溝82a,82bの他
に、滑動駒83を一方の係止溝82aから他方の係止溝82bに
導入する導入溝82cと、逆に係止溝82bから係止溝82aに
滑動駒83を導入する他の導入溝83dとが形成されてい
る。
上記した各係止溝82a,82bと、各導入溝82c,82dと、滑
動駒83とによって、支持部材31の第1クランプ位置及び
第2クランプ位置間の移動に応じて第2芯出し部材38を
円形基板23aの中心孔に対して嵌入し得る嵌入可能位置
と嵌入し得ない嵌入不可能位置に位置決めする位置切換
保持手段が構成されている。
次いで、上記した構成の両面演奏ディスクプレーヤの
動作を第12図及び第13図をも参照しつつ簡単に説明す
る。
まず、ディスク23を形成する一対の円形基板23a及び2
3bのうちターンテーブル21のディスク担持面21cに当接
した一方の円形基板23bの信号記録層の演奏をなす場
合、第5図に示すモータ74が回転して支持部材31を支持
した各移動部材71及び72がその移動ストロークの始点位
置から中間点位置まで移動せしめられる。これにより、
支持部材31が第10図に示す非クランプ位置からターンテ
ーブル21に近設すべく移動せしめられて第12図に示す中
間位置としての第1クランプ位置に位置決めされる。な
お、第10図に示す如く、支持部材31は非クランプ位置に
あるときには、回転部材32及びディスク当接部材41から
なる押圧部材をターンテーブル21のディスク担持面21c
から離間した位置に保持している。この支持部材31の非
クランプ位置から第1クランプ位置への移動によってマ
グネット45がターンテーブル21のディスク担持部21bに
吸着し、ディスク当接部材41がディスク23に押し付けら
れる。同時に第1芯出し部材24が円形基板23bの中心孔
に嵌入してそのくさび作用によってディスク23が半径方
向に僅かにずらされて位置修正され、ターンテーブル21
に対して芯出しされる。なお、この状態で、支持部材31
は回転部材32及びディスク当接部材41からなる上記押圧
部材とは非接触となる。従って、ディスク23に加わる押
圧力はマグネット45及びディスク担持部21b間に生ずる
吸引力のみとなる。
この状態にてターンテーブル21が正回転せられ、第1
図に示す下側の光学式ピックアップ77により円形基板23
bの信号記録層の記録情報の読み取りが行なわれる。な
お、このとき、滑動駒83は第8図において実線にて示す
位置、すなわち係止溝82aの上端部に位置している。
次に、ターンテーブル21のディスク担持面21cに対し
て非接触状態にある他方の円形基板23aの信号記録層の
演奏を行なう場合、第5図に示すモータ74が更に回転し
て各移動部材71及び72がその移動ストロークの中間点位
置から終点位置まで移動せしめられる。よって、支持部
材31はターンテーブル21に更に近接せしめられ、第12図
に示す第1クランプ位置から第13図に示す第2クランプ
位置に達する。このとき、滑動駒83はまだ係止溝82aの
上端部にあり、第2芯出し部材38はディスク当接部材50
に対して係止され、円形基板23aの中心孔に嵌入し得な
い嵌入不可能位置にある。この後、モータ74が更に僅か
に回転を続け、支持部材31が第13図において二点鎖線に
て示す位置に持ち来される。これによってスライダ50が
第12図に示す第1位置から第13図に示す第2位置に押下
せしめられる。この後、モータ74が僅かに逆転して支持
部材31が第13図において実線にて示す第2クランプ位置
に復帰せられ、回転部材32及びディスク当接部材41から
なる押圧部材に対して非接触となる。かかる支持部材31
の動作により、滑動駒83は高位置にある一方の係止溝82
aから導入溝82cを経て低位置にある他方の係止溝82bに
嵌入す。すなわち、スライダ50が第12図に示す第1位置
から所定距離だけ下降せしめられて第13図に示す第2位
置に位置決めされたのである。これによって、第2芯出
し部材38が、スライダ50の下降により縮められたコイル
スプリング52の付勢力によって円形基板23aの中心孔に
嵌入し、そのくさび作用によってディスク23は半径方向
に僅かにずらされる。また、同時に、第2芯出し部材38
の外周部が第1芯出し部材24に係合してこれを押下せし
め、該第1芯出し部材24が円形基板23bの中心孔から離
脱せしめられてターンテーブル21のディスク担持面21c
下に没する。かくして円形基板23aがターンテーブル21
に対して芯出しされる。なお、このときディスク23に加
わる押圧力はマグネット45とディスク担持部21bとの間
に生じる吸引力と、コイルスプリング52の撓みに基づく
付勢力との和となる。ところが、コイルスプリング52は
単にスライダ50に対して上方(矢印Z方向)へのバイア
ス力を付与せしめる作用をなすに過ぎずそのバネ定数は
小さく、しかも第12図に示す状態から第13図に示す状態
への過程で初めて撓むものである故、この状態でのディ
スク押圧力は第12図に示す状態すなわち、他方の円形基
板23aの芯出しをなす際のディスク押圧力とほぼ等しく
なっている。従って、ディスク23は第2芯出し部材38が
円形基板23aの中心孔に嵌入することによるくさび作用
によってターンテーブル21上を容易に移動し得る。
上述の如く円形基板23aがターンテーブル21に対して
芯出しされると、ターンテーブル21が逆回転され、ディ
スク23の上側に配置された他方の光学式ピックアップ76
によって円形基板23aの信号記録層の記録情報の読み取
りが行なわれる。
この後、他方の円形基板23bの信号記録層の演奏を再
びなさんとする場合、モータ74が正転及び逆転を順にな
し、支持部材31が第13図において実線にて示す第2クラ
ンプ位置から同図において二点鎖線で示す位置を経て第
12図に示す第1クランプ位置まで上昇せしめられる。こ
の支持部材31の動作によって、滑動駒83は低位置にある
係止溝82bから導入溝82dを経て高位置にある係止溝82a
に嵌入する。これによってスライダ50が第13図に示す第
2位置から第12図に示す第1位置に上昇せしめられる。
従って、第2芯出し部材38が上昇し、嵌入していた円形
基板23aの中心孔から離脱する。同時に、第1芯出し部
材24がコイルスプリング26により付与されるバイアス力
によってターンテーブル21のディスク担持面21c上に突
出し、再び円形基板23bの芯出しをなし、第12図に示す
状態に至る。この後は、前述と同様に、ターンテーブル
21が正回転せられ、下側の光学式ピックアップ77により
円形基板23bの信号記録層の記録情報の読み取りが行な
われる。
なお、上記の説明から明らかな如く、支持部材31は第
12図に示す第1クランプ位置から第13図に示す第2クラ
ンプ位置に移動する際に、回転部材32及びディスク当接
部材41からなる押圧部材に対してスライダ50を介して一
旦係合する。また、逆に該第2クランプ位置から第1ク
ランプ位置に移動する際にもスライダ50を介して該押圧
部材に一旦係合する。前述した如く、ディスク23を形成
する一対の円形基板23a及び23bの夫々の信号記録層の演
奏をなす場合、ターンテーブル21は互いに逆回転せしめ
られる。上記のように各々の円形基板23a,23bに関する
ディスククランプ状態及び芯出し状態の切換えをなす際
に支持部材31が上記押圧部材に係合する故、これがター
ンテーブル21の回転に対して制動力を付与する状態とな
る。従って、ターンテーブル21はその慣性により長い間
回転を続けることはなく、直ちに停止する。故に、両円
形基板23a及び23bの両者に関する演奏切換が迅速になさ
れるのである。
尚、上記した実施例においてはターンテーブル上に載
置されたディスクを挾むように2つの光学的ピックアッ
プを設けているが、光学式ピックアップを1つのみ設け
てこれをディスクの両記録面に対応すべく適宜移動せし
める構成としてもよい。
また、上記の実施例においてはクランパすなわち押圧
部材を支持してこれをターンテーブル上のディスクに対
して脱着する支持部材31がターンテーブルのディスク担
持面との平行状態を維持したまま移動せしめられる構成
となっているが、この構成に限らず、支持部材31をター
ンテーブルのディスク担持面に対して略直角な面内にお
いて揺動させる構成とすることも出来る。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明による両面演奏ディスクプ
レーヤにおいては、ターンテーブルに対して非接触側に
ある円形基板の中心孔に嵌入してこれの芯出しをなす第
2芯出し部材を保持し且つディスクをターンテーブルに
押圧する押圧部材にデイスク押圧力を付与する押圧力付
与手段が、該押圧部材をターンテーブルに向けて吸引す
る吸引力発生手段から成り、該押圧部材を保持する支持
部材が、ターンテーブルから最も遠い非クランプ位置に
あるときには該押圧部材をターンテーブルのディスク担
持面から離間した位置に保持し、中間位置である第1ク
ランプ位置及びターンテーブルに最も近い第2クランプ
位置にあるときには該押圧部材とは非接触となり、該支
持部材の該第1クランプ位置及び第2クランプ位置間の
移動に応じて上記第2芯出し部材を上記円形基板の中心
孔に嵌入し得る嵌入可能位置と嵌入し得ない嵌入不可能
位置に位置決めする位置切換保持手段を有している。
かかる構成の故、ディスクを形成する一対の円形基板
の夫々の芯出し時にディスクに加わるディスク押圧力は
ほぼ等しく小さくなり、これによって各円形基板はその
半径方向に動き易くなり、両円形基板の芯出しを常に円
滑に行なうことが出来るのである。
また、ディスククランプ時には上記支持部材が押圧部
材とは非接触となる故、演奏中のディスクは外部振動か
ら隔離され、良好なる演奏状態が確保されるのである。
また、かかる構成の故、従来の両面演奏ディスクプレ
ーヤにおけるが如く押圧部材とこれを保持する支持部材
との間に高価なベアリングを介装する必要がなく、コス
トの低減が図れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例としての両面演奏ディスク
プレーヤの要部であるディスククランプ機構及びディス
ク芯出し手段の一部断面を含む正面図、第2図ないし第
4図は第1図に関する各々II−II断面図、III−III断面
図及びIV−IV断面図、第5図は第1図に示したディスク
クランプ機構の斜視図、第6図は第1図ないし第4図に
示したディスク芯出し手段の一部の詳細図、第7図及び
第8図は第1図ないし第6図に示したディスククランプ
機構及びディスク芯出し手段の動作説明図、第9図は第
1図ないし第8図に示した両面演奏ディスクプレーヤの
変形例を示す図、第10図は本発明の第2実施例としての
両面演奏ディスクプレーヤの要部であるディスククラン
プ機構及びディスク芯出し手段の一部断面を含む正面
図、第11図は第10図に示したディスク芯出し手段の一部
の詳細図、第12図及び第13図は第10図及び第11図に示し
た両面演奏ディスクプレーヤの動作説明図、第14図は従
来の両面演奏ディスクプレーヤの要部であるディスクク
ランプ機構及びディスク芯出し手段の一部断面を含む正
面図、第15図及び第16図は第14図に示したディスククラ
ンプ機構及びディスク芯出し手段の動作説明図である。 主要部分の符号の説明 21……ターンテーブル 23……ディスク 23a,23b……円形基板 24……第1芯出し部材 31……支持部材 32……回転部材 38……第2芯出し部材 41……ディスク当接部材 45……マグネット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々信号記録層及び中心孔を有する一対の
    円形基板を互いに係着してなる情報記録ディスクをター
    ンテーブルに対してディスク芯出し手段により芯出しし
    つつディスククランプ機構によって押圧して演奏をな
    し、前記ディスククランプ機構は前記ターンテーブルの
    ディスク担持面から最も遠い非クランプ位置から中間位
    置の第1クランプ位置を経て第2クランプ位置に至るま
    での間において前記ディスク担持面に対して近接離間自
    在な支持部材と、前記支持部材を位置決めする位置決め
    手段と、前記情報記録ディスクの中心孔の近傍を押圧す
    る押圧部材と、前記押圧部材にディスク押圧力を付与す
    る押圧力付与手段とから成り、前記ディスク芯出し手段
    は前記ディスク担持面に対して且つ前記ターンテーブル
    の回転中心軸に沿って出没自在に設けられて前記中心孔
    に嵌入し得る第1芯出し部材と、前記第1芯出し部材に
    突出方向へのバイアス力を付与するバイアス力付与手段
    と、前記中心孔に嵌入し得かつ前記押圧部材に前記中心
    孔に対する嵌入可能位置と嵌入不可能位置の間で移動自
    在に設けられた第2芯出し部材とから成り、前記支持部
    材の前記第2クランプ位置への移動により前記第2芯出
    し部材を前記ディスク担持面の近傍に移動させて前記中
    心孔に嵌入せしめ且つ前記第1芯出し部材を前記ディス
    ク担持面より没せしめる両面演奏ディスクプレーヤであ
    って、前記押圧力付与手段は前記押圧部材を前記ターン
    テーブルに向けて吸引する吸引力発生手段から成り、前
    記支持部材は前記非クランプ位置にあるときは前記押圧
    部材を前記ディスク担持面から離間した位置に保持し、
    前記第1及び第2クランプ位置にあるときには前記押圧
    部材とは非接触となり、前記支持部材の前記第1クラン
    プ位置及び第2クランプ位置間の移動に応じて前記第2
    芯出し部材を前記嵌入可能位置及び前記嵌入不可能位置
    に位置決めする位置切換保持手段を有することを特徴と
    する両面演奏ディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】前記支持部材が前記第1クランプ位置及び
    第2クランプ位置の一方から他方へ移動する際に前記押
    圧部材に係合することを特徴とする請求項1記載の両面
    演奏ディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】前記吸引力発生手段は前記ターンテーブル
    及び押圧部材の一方及び他方に設けられて互いに吸着す
    るマグネット及び磁性部材から成ることを特徴とする請
    求項1又は2記載の両面演奏ディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】前記押圧部材に片持ち状に設けられて自由
    端部にて前記情報記録ディスクを押圧する弾性部材を有
    することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか
    1記載の両面演奏ディスクプレーヤ。
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