JP2734416B2 - 故障モードの特定方法及び装置 - Google Patents

故障モードの特定方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は故障モードの特定方
法及び装置に係り、特にある論理テストパターンを入力
したときにIddqと称する論理動作の静止状態におけ
るリーク電流異常が発生するCMOS論理回路に発生し
た故障モードを特定する方法及び特定するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CMOS論理回路に発生した
故障モードの特定方法には、代表的に2つの方法が知ら
れている。1つは完全な故障解析を行う特定方法であ
る。この方法では、まず、論理テストパターンを用いて
故障発生箇所の絞り込みを行い、次に、絞り込んだ故障
箇所の物理解析を行って故障原因を検出する方法であ
る。
【0003】故障箇所の絞り込みはEBテスターと称す
る、電子を大規模集積回路(LSI)の配線上に照射
し、発生する2次電子を検出することにより照射点の電
位マップや論理波形を抽出する手法が代表的であった。
また、故障箇所の検出は顕微鏡(SEM、光学顕微鏡等)
を用いて、外観観察を行ったり、さらにはレーザ等によ
り所望の層までエッチングして故障箇所を露出させた
り、FIBと称する集束したイオンビームにより限定し
た箇所の断面出しを行い、観察することにより故障モー
ドを検出していた。
【0004】もう1つの方法は、エミッション顕微鏡
(以降、EMSと記す)を用いた方法であり、文献(日本
信頼性学会誌(REAJ)第4回信頼性シンポジウム
(Vol.13,No.3,1991年1月)pp.71
〜76「発光波長分布によるLSIの故障解析手法の検
討」)により提案されている。すなわち、この方法で
は、EMSにて検出した光量を積算する機能とバンドパ
スフィルタにより任意の光波長帯域だけを通過させるフ
ィルタを組み合わせることにより、各光波長帯域毎の発
光量を測定し、各故障モードに起因したスペクトルを観
察することにより故障モードを推定する方法である。
【0005】EMSによるLSIの解析のための装置で
は、DUTボード上に搭載されたLSIを観察するため
にLSI上方に置かれた光学顕微鏡により、LSIの故
障箇所から発する発光を観察する。観察された発光はバ
ンドパスフィルタと称する任意の光波長帯域だけを通過
させるフィルタを介してイメージインテンシファイヤー
と称するフォトン増幅管にて増幅され、更にCCDカメ
ラにより撮像されて画像処理装置に送られる。画像処理
装置では、各光波長帯域毎の発光量を計算して各故障モ
ードに起因したスペクトルを観察することにより、故障
モードを推定する。
【0006】以上の物理的な解析方法に対して、シミュ
レーションを用いた故障診断方法も従来より提案されて
いる(特開平4−66884号公報:発明の名称「集積
回路試験装置」)。この従来装置は、LSI内部の信号
配線上に電子ビーム、レーザビーム又は金属針を用いて
直接プロービングして信号の論理動作波形を抽出し、そ
の抽出波形をファイルに格納されているシミュレーショ
ン波形と比較し、抽出波形が正常波形と異なるとき、そ
の波形から考えられる故障を定義し、その故障を設定し
た論理シミュレーションを行い、故障の判断が正しいか
どうか判定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の故障モードの特定方法のうち、完全な故障解析を行う
特定方法では、論理テストパターンを用いて故障発生箇
所の絞り込みを行い、次に、絞り込んだ故障箇所の物理
解析を行って故障原因を検出しなければならないため、
膨大な工数がかかる欠点があった(LSI1個あたり、
約1週間/技術者)。
【0008】また、EMSを用いた故障モードの特定方
法は、バンドパスフィルタの光波長帯域が400nmか
ら1000nmと限定されているため、その帯域で検出
される故障モードはCMOS論理回路上のゲート電極オ
ープン不良やゲート酸化膜破壊によるリーク不良等であ
り、検出される故障モードが限定されていた。さらに検
出された故障モードは“発光スペクトル”と称するX軸
に光波長を、Y軸に各光波長帯域の発光量を表示したグ
ラフとして表示されるが、上述した故障モードの発光ス
ペクトルにばらつきがあり、さらに論理的にスペクトル
表示の解釈ができていないため、検出された“発光スペ
クトル”表示から故障モードを推定することは困難であ
った。
【0009】さらにEMSを用いた故障モードの特定方
法は、まず故障個所の検出から行わねばならないため、
故障モードの特定までに多大な工数と時間がかかる(故
障解析時間の約70%は故障個所の検出に時間をかけて
いる)。また、EMSは微小発光を検出するため、発光
観察経路は暗室に置かねばならなく、使用環境が限定さ
れる問題があり、さらにリーク電流が大きいと莫大な光
量となるため、EMS解析ができなくなる欠点があっ
た。また、EMSは配線下の発光が検出できないため、
多層配線構造を有するLSIでの解析は不可能である。
【0010】また、第3の従来方法であるシミュレーシ
ョンを用いた故障モードの特定方法は、まずLSI内部
の配線上に直接プロービングして動作波形を計測するた
め、プロービング手段に多大な工数がかかり、次に観測
結果から故障を定義し、シミュレーションにより故障の
判断が正しいかどうか判定するため、試行錯誤の繰り返
しによる膨大な解析時間がかかる欠点があった。
【0011】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
Iddqと称する論理の静止状態におけるリーク電流以
上が発生したテストパターンでの電源電圧対電源電流特
性を解析し、予めデータベース化されている電源電圧対
電源電流特性との類似性の検索から故障モードを短時間
に正確に特定する故障モードの特定方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、外部環境やL
SIの内部構造に影響されずに、すべてのCMOS論理
回路の故障モードを特定し得る故障モードの特定方法及
び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、集積回路の内部回路であるCMOS論理回
路の入力端子より論理動作テストパターンを入力したと
きに、CMOS論理回路の論理動作の静止状態における
電源電流が予め定めた所定値を越えて流れる異常が発生
する論理動作テストパターンを検出し、この検出した論
理動作テストパターンをCMOS論理回路の入力端子に
入力した状態で調査した電源電圧対電源電流特性の特徴
を抽出し、抽出した電源電圧対電源電流特性の特徴と予
めデータベースに格納してある故障モードと電源電圧対
電源電流特性のデータとの類似性を比較することによ
り、CMOS論理回路に発生した故障モードを特定する
ようにしたものである。
【0014】また、本発明は、故障モードを特定するた
めの電源電圧対電源電流特性の形状を特徴づけるパラメ
ータを、電源電圧対電源電流特性カーブ上の、電流が急
激に流れ始める電圧値と勾配が変化する電源電圧対電源
電流特性カーブの特異点としたものである。
【0015】また、本発明におけるデータベースに格納
してある故障モードと電源電圧対電源電流特性のデータ
は、あらかじめ想定した物理故障のモードと、物理故障
を作り込んだ集積回路を用いて、物理故障に対応する論
理動作の静止状態電源電流があらかじめ定められた所定
値を越える論理動作テストパターンでの電源電圧対電源
電流特性のデータであることを特徴とする。
【0016】そして、上記の物理故障は、集積回路の配
線レイアウトパターン上に作り込む、又は集積回路の断
面構造方向に作り込む、又は集積回路の半導体素子を形
成するPN接合領域中に作り込むことを特徴とする。
【0017】また、データベースに格納してある故障モ
ードと電源電圧対電源電流特性のデータは、不具合品集
積回路として解析された故障モードと論理動作テストパ
ターン入力時の電源電圧対電源電流特性のデータ、ある
いは、集積回路上に定義した故障モードと、定義した故
障モードの故障箇所を介して流れる電源電流を回路シミ
ュレーションにより抽出して得られた、シミュレーショ
ンによる電源電圧対電源電流特性のデータであることを
特徴とする。
【0018】また、前記目的を達成するため、本発明の
故障モードの特定装置は、基準とする電源電圧対電源電
流特性の形状と故障モードに関するデータが予め格納さ
れている記憶手段と、故障を有する集積回路の電源電圧
対電源電流特性のデータを入力する入力手段と、入力手
段により入力された電源電圧対電源電流特性のデータを
記憶手段からの基準の電源電圧対電源電流特性のデータ
とを比較し、形状の類似性に基づいて対応する故障モー
ドを特定する検索手段とを有する構成としたものであ
る。
【0019】ところで、大規模集積回路(LSI)の内
部回路を構成するCMOS論理回路が回路内部に物理欠
陥を有すると、一般的傾向として“Iddq(Quiesent Vdd
Supply Current)”と称する静止状態電源電流に異常値
が現れる。このことは、本発明者が「マイクロエレクト
ロニクスと信頼性」の第33巻第7号、第35巻第3号にて開
示したように明らかである(M.Sanada“New Applicatio
n of Laser Beam to Failure Analysis of LSI with Mu
lti-Metal Layers”,Microelectronics and Reliabili
ty,Vol.33,No.7,pp.993-1009,1993、及びM.Sanada“Eva
luation and Detection of CMOS-LSI with Abnormal Id
dq”,Microelectronics and Reliability,Vol.35,No.
3,pp.619-629,1995)。本発明はこの性質を利用したもの
である。
【0020】すなわち、本発明により故障モードの特定
に利用するIddq異常は、LSI回路内部の物理故障
を顕在化させるシグナルである。そして、そのシグナル
を発生させる論理動作テストパターンを入力端子に設定
することで検出される電源のV−I特性(電源電圧対電
源電流特性)は、Iddq異常そのものである。従っ
て、電源V−I特性は物理故障情報を内蔵しており、さ
らにそのV−I特性カーブは貫通電流が流れる等価回路
により定量的に説明できる。そして、得られたV−I特
性を解析することにより故障モードを正確に特定でき
る。さらに、効率をあげるため、故障モードとその故障
に起因する電源のV−I特性をデータベースとし、故障
品の電源V−I特性を取得してそのデータベースを参照
して比較することにより、故障モードを特定できる。
【0021】そこで、本発明は“FTP(Function Test Pa
ttern)”と称する論理動作テストパターンをCMOS論
理回路の入力端子より入力したとき、所定値を越えて流
れるIddq異常が発生したとき、そのFTPにおいて“V
−I特性”と称する電源電圧を変化させたとき変化す
る、電源電流の関係を調査することにより故障モードを
特定することを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明になる故障モ
ードの特定方法の一実施の形態のフローチャートを示
す。同図に示すように、まず、CMOS論理回路の入力
端子より既知の複数の論理動作テストパターン(FT
P)を順次に入力したときの、論理動作の静止状態にお
けるリーク電流(静的電源電流)Iddqをそれぞれ測
定して、そのうち所定値を越えて流れるIddq異常が
発生した時のFTPを抽出する(ステップ11)。
【0023】図2はこのときのFTPとIddq値との
関係を示すグラフであり、x軸はFTPの番号を、y軸
はIddq値を示している。CMOS論理回路上に貫通
電流が発生しない正常状態において、Iddq値は1μ
A以下であるのに対して回路内部に欠陥があり、その欠
陥が回路に影響を与える不具合品においては、一般に規
格上限値の数百倍から数千倍以上のIddq値が発生す
る(前述の文献参考)。
【0024】図2に示すグラフにおいて、FTP(P
1),(P2)にてIddq値異常が発生している。故障
モードの特定はこのFTP(P1),(P2)を用いる。
【0025】次に、Iddq異常パターンでのFTPに
おける電源電圧を変化させたとき変化する電源電流の関
係である、“V−I特性”を調査する(ステップ1
2)。図3は図2におけるFTP対Iddq値の測定よ
り検出したIddq値異常を示すFTP(P1)のV−I
特性の一例である。
【0026】続いて、ステップ12で得られたV−I特
性のカーブの特異性(特徴)が抽出される(ステップ1
3)。その抽出結果はコンピュータに入力される。V−
I特性の特異性の抽出はコンピュータに直接カーブを入
力してコンピュータ処理させるか又は、検出した特異性
パラメータをコンピュータに入力するかどちらでもよ
い。
【0027】コンピュータにはあらかじめ明確な故障モ
ードとその故障に起因して発生する電源のV−I特性が
データベース14として登録されており、入力されたV
−I特性の特徴の抽出結果とデータベース14の上記の
故障モードと電源のV−I特性を有するデータとの類似
性を調査、あるいは比較する(ステップ15)。このと
き、V−I特性の特異点のパラメータが比較される。こ
れにより、故障を有するLSIの内部回路に発生した故
障モードが特定される(ステップ16)。
【0028】このようにして、この実施の形態によれ
ば、非破壊にて、外部端子での電源電圧と電源電流の測
定のみで故障モードを特定できるため、効率的にCMO
S論理回路内部に発生した故障モードを短時間に正確に
特定化できる(例えば、LSI1個あたり、約10分/
技術者)。
【0029】データベース14は故障モードと電源のV
−I特性が明確になっているデータを記憶したものであ
る。その記憶データは、簡単な回路構成を有するLSI
を用いて、あらかじめ考えられる物理故障を作り込み、
その故障モードに起因してIddq異常が発生するとこ
ろの電源電圧対電流特性を収集したもの(図1に1〜3
で示すV−I特性)である。
【0030】さらに、データベース14の記憶データに
は、不具合品LSIとして解析された故障モードと電源
の“V−I特性”の関係を有するデータ(図1に4で示
すV−I特性)があり、さらに、LSI上に定義した故
障と、回路シミュレーションによりその故障箇所を介し
て流れる電源電圧対電流特性との関係を有するデータ
(図1に5で示すV−I特性)がある。類似性を調査す
るために用いる電源V−I特性は、後述するV−I特性
の特異点に注目した特性の形状パラメータである。
【0031】次に、データベース14に格納されている
“明確な故障モードと電源V−I特性”のデータの収集
方法について説明する。LSIにあらかじめ考えられる
物理故障を作り込んで行うデータの収集方法には大別し
て図1に1〜3で示した3つのV−I特性のデータ収集
方法、すなわち、LSIの配線レイアウトパターン上
に物理故障を作り込む方法、LSIの断面構造方向に
物理故障を作り込む方法、及びLSIのデバイスを形
成しているPN接合領域に故障を作り込む方法がある。
【0032】これらの3つのデータ収集方法のうち、ま
ずLSIの配線レイアウトパターン上に物理故障を作
り込む方法について説明する。図4はLSIの配線レイ
アウトパターン上に物理故障を作り込み、その電源V−
I特性を検出する方法を説明する図であり、測定装置2
5と、配線レイアウトパターンに物理故障を作り込んだ
LSI20の拡大説明図21と、作り込んだ物理故障の
一例を示す回路図22、そして各物理故障に対して検出
された電源V−I特性群23を示す。
【0033】測定装置25は電源V−I特性を検出する
測定する形態を示しており、LSI20と、LSI20
のVddとGND端子に接続された電源17と、電源1
7からLSI20のVddへつながる配線と電源17か
らLSI20のGNDへつながる配線間に設けられた電
圧計18と、電源17からLSI20のGNDへつなが
る配線の途中に設けられた電流計19とから構成されて
いる。
【0034】データ収集に用いるLSI20は、解析が
容易になるように簡単な論理回路を搭載したLSIであ
り、配線レイアウトパターン上への配線の切断や配線間
のショート等といった物理故障の作り込みが、公知の手
法であるFIB(Focused Ion Beam)やFLB(Focused Laser B
eam)等を用いて行われている。また、LSI20の入力
端子はIddq異常が発生するFTPに設定されてい
る。
【0035】LSIの拡大図21はLSI20の一部を
拡大した配線レイアウトパターン図であり、複数の物理
故障1〜nが作り込まれている。例えば、作り込まれた
物理故障1は配線のオープン故障である。このオープン
故障の回路は例えば、回路図22に示すように、P型チ
ャネルトランジスタ(以降Pchトランジスタと記載)Q
1とN型チャネルトランジスタ(以降Nchトランジス
タと記載)Q2が、それぞれゲート同士及びドレイン同
士が接続されたCMOSインバータ回路の、Pchトラ
ンジスタQ1のゲート電極がオープンになった故障であ
る。
【0036】LSI20の入力端子にIddq異常が発
生するFTPを設定することにより、このCMOSイン
バータ回路の入力に“H”(高電位)レベルが印加された
時、PchトランジスタQ1はノーマリーオン状態、N
chトランジスタQ2はオン状態に設定されるため、V
ddからGNDにトランジスタQ1及びQ2を介して貫
通電流が流れる。その状態での電源V−I特性は、各物
理故障に対して検出された電源V−I特性群23のうち
の特性カーブIにて示される。
【0037】すなわち、この特性カーブIはNchトラ
ンジスタQ2のスレショールド電圧(約1.3V)以上にて
電流が流れはじめ、それ以降のI/V勾配はPchトラ
ンジスタQ1のチャネル抵抗とNchトランジスタQ2
のチャネル抵抗との和として現れてくることを示してい
る。このように、配線のオープン故障モードと電源V−
I特性との関係はIの例で示したような明確な因果関係
を有し、それらの関係をデータベース化することで同類
の故障が発生した不具合品の故障モードを特定すること
が可能となる。
【0038】次に、のLSIの断面構造方向に物理故
障を作り込む方法について説明する。図5はLSIの断
面構造方向に物理故障を作り込み、その電源V−I特性
を検出する方法を説明する図であり、測定装置25と、
LSIの断面構造方向の各層間に物理故障を作り込んだ
LSI30の拡大説明図31と、作り込んだ物理故障の
一例を示す回路図32と、そして各物理故障に対して検
出された電源V−I特性群33とを示している。同図
中、図4と同一構成部分には同一符号を付してある。
【0039】LSI30は簡単な論理回路を搭載したL
SIである。LSI断面構造方向の各層間のショートや
スルーホールやコンタクト上のオープンによる配線層間
のオープン等といった物理故障の作り込みは公知の手法
であるFIB(Focused Ion Beam)やFLB(Focused Laser Bea
m)等を用いてあらかじめ製造工程途中にて欠陥を作り込
むことで容易に形成できる。
【0040】断面構造図31はLSI30の一部を拡大
した断面構造図であり、複数の物理故障が作り込まれて
いる。LSI30に作り込まれた物理故障2は層間ショ
ート故障であり、その回路を回路図32に示す。回路図
32に示すように、層間ショート故障は例えばCMOS
インバータ回路を構成するPchトランジスタQ3とN
chトランジスタQ4のそれぞれのゲートがNchトラ
ンジスタQ5のドレインに接続された回路の、Pchト
ランジスタQ3のゲート酸化膜上にピンホールが形成さ
れた故障である。
【0041】このLSI30の入力端子にFTPを設定
することにより、回路図32に示すインバータ回路の入
力に“L”(低電位)レベルが印加された時、Vddから
PchトランジスタQ3のゲート酸化膜上のピンホール
を介してゲート電極のLレベルを決定している前段の論
理回路のNchトランジスタQ5のドレイン、ソースを
通ってGNDへ貫通電流が流れる。
【0042】この層間ショート故障により貫通電流が流
れる状態の電源V−I特性は、図5に示す各物理故障に
対して検出された電源V−I特性群33の特性カーブI
Iにて示される。すなわち、この特性カーブIIは、N
chトランジスタQ5のスレショールド電圧(約1.3V)
以上にて電流が流れ始め、それ以降のI/V勾配はPc
hトランジスタQ3側ゲート電極のピンホール抵抗とN
chトランジスタQ5のチャネル抵抗との和として現れ
てくることを示している。
【0043】このように、層間ショート故障モードと電
源V−I特性との関係はIIの例で示したような明確な
因果関係を有し、前述と同様、それらの関係をデータベ
ース化することで同類の故障が発生した不具合品の故障
モードを特定することが可能となる。
【0044】次に、のLSIのデバイスを形成してい
るPN接合領域に故障を作り込む方法について説明す
る。図6はLSIのデバイスを形成しているPN接合領
域に故障を作り込み、その電源V−I特性を検出する方
法を説明する図であり、測定装置25と、PN接合領域
に物理故障を作り込んだLSI40の拡大説明図41
と、作り込んだ物理故障の一例を示す回路図42と、各
物理故障に対して検出された電源V−I特性群43とを
示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し
てある。
【0045】図4及び図5と同じ構成の装置25により
V−I特性が測定されるLSI40は、前述同様、簡単
な論理回路を搭載したLSIを用いた。ただし、LSI
40はそのデバイスを形成しているPN接合領域中の主
にPN接合間ショートやSi半導体とAl金属間の熱に
よる共晶反応に伴うアロイスパイク等といった故障の擬
似的な作り込みは、FIB(Focused Ion Beam)やEB(Electr
on Beam)さらにはエキシマレーザ等といった公知の技術
を用いてあらかじめ製造工程中に欠陥として作り込まれ
ている。
【0046】このLSI40のPN接合領域部はLSI
全体の一部を拡大したデバイス素子構成図41に示すよ
うに、複数の物理故障が作り込まれている。作り込まれ
た物理故障3はPN接合間ショート故障であり、その回
路を回路図42に示す。このPN接合間ショート故障の
回路は例えば回路図42に示すように、Pchトランジ
スタQ6とNchトランジスタQ7がそれぞれゲート同
士及びドレイン同士が接続されたCMOSインバータ回
路の、PchトランジスタQ6のドレイン部を構成して
いるNウェル(N−well)に形成されたP型領域と
N−well間のPN接合破壊故障により、Pchトラ
ンジスタQ6のドレイン・ソース間が極めて小さな値の
抵抗R1で接続されている回路として表される。
【0047】LSI40の入力端子にFTPを設定する
ことにより、このインバータ回路の入力に“H”(高電
位)レベルが印加された時、PchトランジスタQ6は
VddからPchトランジスタQ6のドレイン部にN−
well(前記R1)を介して直接電流が流れ込み、オ
ン状態に設定されているNchトランジスタQ7のドレ
イン、ソースを通り、GNDに貫通電流が流れる。
【0048】このPN接合間ショート故障により貫通電
流が流れる状態の電源V−I特性は、図6に示す各物理
故障に対して検出された電源V−I特性群43の特性カ
ーブIIIにて示される。すなわち、この特性カーブIII
は、NchトランジスタQ7のスレショールド電圧(約
1.3V)以上にて電流が流れ始め、それ以降のI/V勾配
はほとんどNchトランジスタQ7のチャネル抵抗にて
決定される。
【0049】このように、PN接合間ショート故障モー
ドと電源V−I特性との関係はIIIの例で示したような
明確な因果関係を有し、それらの関係をデータベース化
することで同類の故障が発生した不具合品の故障モード
を特定することが可能となる。
【0050】次に、データベース化できる他の“明確な
故障モードと電源V−I特性”のデータとして、不具合
品LSIとして完全に解析された故障モードと電源の
“V−I特性”の関係を示すデータについて説明する。
このデータは設計ルールの縮小化やプロセスの高精度化
に伴って新たに発覚する、従来考えつかなかった故障モ
ードを含んでいる。
【0051】例えば、デバイスの微細化や高速度化に伴
い、PchトランジスタやNchトランジスタのソース
部、ドレイン部はそれらの電極表面をPt、Ti等の高
融点金属を用いてシリサイド化される傾向にある。これ
は電極の配線抵抗を小さくするためである。このシリサ
イド化は電極領域を囲む絶縁体との界面で剥れが発生し
た場合、その間隙からアロイスパイクが発生し、浅いP
型領域とそれを囲むN型の井戸領域間で、さらには浅い
N型領域とそれを囲むP型の井戸領域間でリークやショ
ートを発生させる。このリークやショートの発生はプロ
セスの揺らぎと共にLSIのレイアウトに大きく依存す
る。このように、新たな故障モードと電源V−I特性の
関係のデータを収集することにより、以後に発生する類
似の故障モードを特定化できるためのデータベースとな
る。
【0052】次に、データベース化できる他のデータと
して、LSI上に定義した故障と、回路シミュレーショ
ンによりその故障箇所を介して流れる電源電圧電流特性
との関係を有するデータについて説明する。回路上の故
障の設定とその故障に伴う電源電圧電流特性のシミュレ
ーションによる関係は故障を作り込むにはあまりに多く
のケースを考えなければならないため、作り込みに限界
がある。そのため、回路シミュレーションを利用した解
析方式が用いられる。
【0053】図7は上記の回路シミュレーションを利用
した解析方式を説明するための、論理ブロック記述によ
る電気回路の一部をあらわした回路図である。同図は、
2個のインバータ回路51及び52の出力配線間がショ
ートした故障を示している。計算を容易にするために各
インバータ回路51及び52はPchトランジスタとN
chトランジスタが一個ずつ直列に接続された、CMO
Sインバタータ構造とする。
【0054】図8は図7の故障に起因する電源電圧対電
流特性(V−I特性)を示す。貫通電流は各々の出力端
子の出力レベルが逆の時発生する。通常、CMOSイン
バータ回路のNchトランジスタのインピーダンス“Z
n”とPchトランジスタのインピーダンス“Zp”の
関係は Zn≒2・Zpと表される。従って、貫通電流
はPchトランジスタ又はNchトランジスタのスレシ
ョールド電圧(約1.3V)以上にて電流が流れ始め、それ
以降のI/V勾配は“3Zp”となる。
【0055】以上のように、シミュレーションによる故
障モードと電源V−I特性との関係は、実際にLSI上
の故障の作り込みに限界があるときに有用であり、それ
らの関係をデータベース化することで同類の故障が発生
した不具合品の故障モードを特定することが可能とな
る。
【0056】以上の実施の形態によれば、測定は外部環
境に左右されないため、簡単に故障モードの特定がで
き、また、解析は外部端子での電源電圧と電源電流の測
定のみのため、LSIの内部構造、特に微細化、多層配
線構造化に影響されず、すべてのCMOS論理回路に適
用できる。
【0057】次に、故障モードの特定装置について説明
する。図9は本発明になる故障モード特定装置の一実施
の形態のシステム構成図を示す。この故障モード特定装
置は、コンピュータを用いて故障モードを特定する装置
で、パーソナルコンピュータ61、ディスプレイ62、
データベースである外部記憶装置63、出力装置64及
び記憶装置65より構成されている。パーソナルコンピ
ュータ61は、図1のステップ15及び16の処理を実
行する。
【0058】上述した、基準とする電源の“V−I特
性”と故障モードのデータは、コンピュータ61内部又
は外付けされた情報記憶媒体となるディスク等の外部記
憶装置63に記憶されており、前記データベース14を
構成している。その保存は後述するV−I特性カーブの
特異点をパラメータとした定量値で保存されている。故
障を有するLSIの電源“V−I特性”の特異点パラメ
ータ値は、予め測定されて記憶装置65に記憶されてい
る。なお、カーブトレーサ等の測定器とコンピュータ6
1と直接連結させることにより瞬時に読み込ませたり、
スキャナーと称する画像取り込み装置を用いて、抽出し
た特性の特異点を入力することも可能である。さらには
V−I特性のパラメータをコンピュータ61に直接入力
することもできる。
【0059】パーソナルコンピュータ61は、記憶装置
65から故障を有するLSIのパラメータ値を取り込
み、これを外部記憶装置(データベース)63からの基
準とする電源の“V−I特性”パラメータとを比較する
ことにより、類似の特性を検索し、その特性を有する故
障モードを特定し、これをディスプレイ62に表示し、
出力装置64へ出力する。
【0060】次に、前述したV−I特性カーブの特異点
をパラメータとした定量値抽出について図10を用いて
詳細に説明する。V−I特性カーブにおいて電圧を増加
していくと電流が流れ始め、特異な勾配を描きながら電
流は増加していく。その変化における勾配と曲線の特異
点を抽出する。
【0061】すなわち図10(A)において、電流が流
れ始める点をa、以後電圧を増加していったときのV−
I特性カーブの特異点をb、c及びdとすると、これら
の特異点a〜dのそれぞれの電圧値と電流値は図10
(B)に示すように、aでは(Va,0)、bでは(V
b,Ib)、cでは(Vc,Ic)、dでは(Vd,I
d)であるものとする。この場合の、ab間の勾配値
α、bc間の勾配値β及びcd間の勾配値γは、図10
(C)に示すように、α=Ib/(Vb−Va),β=(Ic−Ib)
/(Vc−Vb),γ=(Id−Ic)/(Vd−Vc)と表される。これ
らのパラメータによる故障モードの特定は、各故障モー
ドの特徴を定量的に把握できるため、確実に故障モード
を特定化できる。
【0062】以上のようにCMOS論理回路の内部に物
理故障を有するとき、検出される電源のV−I特性は各
々の物理故障に対して特異な特性をえることができるた
め、データベース化による探索が可能となり、V−I特
性の比較により一致又は、類似のカーブを抽出すること
により故障を有するLSIがIddq異常として発覚す
るFTPにて抽出する電源V−I特性から故障モードを
特定できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Iddq異常が発生する論理動作テストパターンでの電
源のV−I特性は物理故障情報を内蔵しており、さらに
貫通電流が流れる等価回路により定量的にV−I特性カ
ーブを説明できるため、Iddq異常が発生する論理動
作テストパターンを集積回路に入力することにより得ら
れた電源のV−I特性を解析することにより、ばらつき
のない正確な故障モードの特定ができる。
【0064】また、本発明によれば、故障モードとその
故障に起因する電源のV−I特性をデータベースとする
ことで、故障品の電源V−I特性の取得のみで そのデ
ータベースを参照して故障モードを簡単に迅速に特定で
きる。
【0065】さらに、それらのデータベースは“Idd
q異常が発生するFTPでの電源のV−I特性は物理故
障情報を内蔵している”ため、履歴の正確な“故障モー
ドとその故障に起因する電源のV−I特性”データ(L
SI上に作り込んだ物理故障のデータ、正確な故障解析
品のデータ)を記録しておくことにより、同種の故障に
対して正確な故障モードの判定が可能となる効果があ
る。
【0066】また、それらのデータベースは“貫通電流
が流れる等価回路により定量的にV−I特性カーブを説
明できるため、LSI内部に故障を定義したシミュレー
ション結果を記録しておくことにより、同種の故障に対
して正確な故障モードの判定ができる。
【0067】以上より、本発明方法及び装置によれば、
非破壊にて、外部端子での電源電圧と電源電流の測定の
みで故障モードを特定できるため、効率的にCMOS論
理回路内部に発生した故障モードを短時間に正確に特定
化できる(LSI1個あたり、約10分/技術者)。
【0068】さらに、本発明によれば、測定は外部環境
に左右されないため、簡単に故障モードの特定ができ、
また、解析は外部端子での電源電圧と電源電流の測定の
みのため、LSIの内部構造、特に微細化、多層配線構
造化に影響されず、すべてのCMOS論理回路に適用で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施の形態のフローチャートで
ある。
【図2】図1のフローチャートにおけるFTPとIdd
q値の関係の一例を示すグラフである。
【図3】図2のグラフから抽出したIddq値異常を有
するFTPでのV−I特性の一例を示す図である。
【図4】LSIの配線レイアウトパターン上に物理故障
を作り込み、その電源V−I特性を検出する方法を説明
する図である。
【図5】LSIの断面構造方向に物理故障を作り込み、
その電源V−I特性を検出する方法を説明する図であ
る。
【図6】LSIのデバイスを形成しているPN接合領域
に故障を作り込み、その電源V−I特性を検出する方法
を説明する図である。
【図7】回路シミュレーションを利用した解析方式を説
明するための論理ブロック記述による電気回路の一例を
示す回路図である。
【図8】図7の故障に起因する電源電圧対電源電流特性
の一例を示す図である。
【図9】本発明装置の一実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図10】故障モード特定のためのパラメータとして用
いるV−I特性カーブの特異点と勾配の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1〜n 作り込まれた故障 11〜13、15、16 本発明方法の一実施の形態に
おけるステップ 20、30、40 大規模集積回路(LSI) 17 電源 18 電圧計 19 電流計 21 配線レイアウトの拡大図 22 配線レイアウトの故障を含む等価回路図 23、33、43 検出されるV−I特性 25 測定装置 31 LSIの断面構造方向のパターンの拡大図 32 LSI断面構造方向の故障を含む等価回路図 41 PN接合領域の拡大図 42 PN接合領域の故障を含む等価回路図 61 パーソナルコンピュータ 62 ディスプレイ 63 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/00 H03K 19/094 B 19/0948

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路の内部回路であるCMOS論理
    回路の入力端子より論理動作テストパターンを入力した
    ときに、該CMOS論理回路の論理動作の静止状態にお
    ける電源電流が予め定めた所定値を越えて流れる異常が
    発生する論理動作テストパターンを検出し、この検出し
    た論理動作テストパターンを前記CMOS論理回路の入
    力端子に入力した状態で調査した電源電圧対電源電流特
    性の特徴を抽出し、抽出した該電源電圧対電源電流特性
    の特徴と予めデータベースに格納してある故障モードと
    電源電圧対電源電流特性のデータとの類似性を比較する
    ことにより、前記CMOS論理回路に発生した故障モー
    ドを特定することを特徴とする故障モードの特定方法。
  2. 【請求項2】 前記故障モードを特定するための電源電
    圧対電源電流特性の形状を特徴づけるパラメータは、該
    電源電圧対電源電流特性カーブ上の、電流が急激に流れ
    始める電圧値と勾配が変化する該電源電圧対電源電流特
    性カーブの特異点であることを特徴とする請求項1記載
    の故障モードの特定方法。
  3. 【請求項3】 前記データベースに格納してある故障モ
    ードと電源電圧対電源電流特性のデータは、あらかじめ
    想定した物理故障のモードと、該物理故障を作り込んだ
    集積回路を用いて、該物理故障に対応する論理動作の静
    止状態電源電流があらかじめ定められた所定値を越える
    論理動作テストパターンでの電源電圧対電源電流特性の
    データであることを特徴とする請求項1記載の故障モー
    ドの特定方法。
  4. 【請求項4】 前記物理故障は、前記集積回路の配線レ
    イアウトパターン上に作り込むことを特徴とする請求項
    3記載の故障モードの特定方法。
  5. 【請求項5】 前記物理故障は、前記集積回路の断面構
    造方向に作り込むことを特徴とする請求項3記載の故障
    モードの特定方法。
  6. 【請求項6】 前記物理故障は、前記集積回路の半導体
    素子を形成するPN接合領域中に作り込むことを特徴と
    する請求項3記載の故障モードの特定方法。
  7. 【請求項7】 前記データベースに格納してある故障モ
    ードと電源電圧対電源電流特性のデータは、不具合品集
    積回路として解析された故障モードと論理動作テストパ
    ターン入力時の電源電圧対電源電流特性のデータである
    ことを特徴とする請求項1記載の故障モードの特定方
    法。
  8. 【請求項8】 前記データベースに格納してある故障モ
    ードと電源電圧対電源電流特性のデータは、集積回路上
    に定義した故障モードと、該定義した故障モードの故障
    箇所を介して流れる電源電流を回路シミュレーションに
    より抽出して得られた、該シミュレーションによる電源
    電圧対電源電流特性のデータであることを特徴とする請
    求項1記載の故障モードの特定方法。
  9. 【請求項9】 基準とする電源電圧対電源電流特性の形
    状と故障モードに関するデータが予め格納されている記
    憶手段と、 故障を有する集積回路の電源電圧対電源電流特性のデー
    タを入力する入力手段と、 該入力手段により入力された電源電圧対電源電流特性の
    データを前記記憶手段からの前記基準の電源電圧対電源
    電流特性のデータとを比較し、形状の類似性に基づいて
    対応する故障モードを特定する検索手段とを有すること
    を特徴とする故障モードの特定装置。
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