JP4694970B2 - 半導体素子解析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子解析方法および半導体素子解析装置に係り、特に高温バイアス試験の信頼性シミュレーションを可能にした半導体素子解析方法および半導体素子解析装置に関する。
信頼性試験の1つである高温バイアス試験は、高温の電気炉の中で行われ、所定の試験時間(例えば1000時間)が経過した後、電気的測定でデバイス動作を調べることで評価する(例えば特許文献1参照)。
試験条件下で例えばデバイスが破壊するなどし、高温バイアス試験を満足しない場合には、発煙硝煙を使用した薬品処理などによりモールド樹脂を除去し、チップ上の光学顕微鏡観察、液晶解析、あるいはフォト・エミッション顕微鏡によるホット・エレクトロン発光解析等を使用して故障箇所、不良箇所の特定・解析を行う。
特開平6−51017号公報
上記の故障箇所、不良箇所の解析方法では、高温バイアス試験中にデバイスに発生していた現象をとらえることができない。不良、あるいは故障の発生メカニズムが明確にならないと、それらに対する対策を決めにくい問題があった。
第1に、故障領域を有するディスクリート半導体素子の2端子に該ディスクリート半導体素子の降伏電圧以下の電圧を印加する工程と、赤外線レーザを前記半導体素子の表面に照射し該半導体素子の表面を高温バイアス試験の温度以上の温度に光加熱し、前記故障領域における反応を前記電圧より高い電圧を印加した状態まで進行させる工程と、前記半導体素子の2端子間の電流変動を検出し、前記故障領域が加熱されることにより発生した前記電流変動の特異領域を含む電流像を取得する工程と、前記半導体素子の画像データを取得し、該画像データと前記電流像とを重畳させ、前記特異領域により前記素子の故障領域を特定する工程と、前記故障領域を観察し、前記半導体素子の故障箇所を解析する工程とを具備することにより解決するものである。
本発明に依れば以下の効果が得られる。
第1に、半導体の信頼性試験として代表的な高温バイアス試験(高温下での電圧印加試験)のシミュレーションができる。これにより高温バイアス試験において半導体素子が破壊する様子を可視化でき、故障・不良発生のメカニズムの推定が容易になるとともに故障・不良発生のメカニズムの再現が実現する。
具体的には、従来では検出することができなかったディスクリート半導体素子の高電圧領域でのリークや降伏状態(降伏箇所および降伏の経時変化)を可視化することができ、半導体素子の降伏箇所を明確にできる。また、例えば電界集中箇所などの半導体素子のウィークポイントを可視化できる。
従って、降伏箇所を考慮した、あるいは電界集中箇所を考慮したパターン設計やデバイス設計(信頼性設計、品質設計の実現)が可能になる。
以下に本発明の実施の形態について図1から図17を参照して詳細に説明する。
図1は、解析装置を示す概略図である。
解析装置OBは、ディスクリート半導体素子10に接続する2端子T1、T2と、電圧印加手段11と、加熱手段12と、検出手段13と表示手段14とを有する。
被解析素子となるディスクリート半導体素子10は、不純物拡散などによりシリコン半導体結晶に所定の素子領域が形成された素子(個別半導体素子)である。ディスクリート半導体素子10は、パワーMOSFET、バイポーラトランジスタ、ダイオード、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等である。
また本実施形態のディスクリート半導体素子10は、例えば故障領域80を有し、実際の高温バイアス試験において不良と判定された素子である。また高温バイアス試験とは、例えばディスクリート半導体素子10が、耐圧800VのMOSFETの場合、環境温度が150℃の電気炉内でドレイン−ソース間電圧Vdsとして800Vを1000時間印加するような条件の信頼性試験である。
電圧印加手段11は、ディスクリート半導体素子10に、当該素子10の降伏電圧以下の電圧を印加するものであり、本実施形態では、25V〜250Vの電圧を出力する外部電源である。
加熱手段12は赤外線レーザの出力部であり、例えばレーザヘッドなどから波長1.3μmの赤外線レーザを400mW以下で出力することにより、ディスクリート半導体素子10を光加熱することができる。光加熱の温度は、当該ディスクリート半導体素子10が有する故障領域80の反応が促進する程度であり、例えば200℃〜400℃である。
検出手段13は、加熱によるディスクリート半導体素子10の電流変動を電流像として表示手段(表示部)14に表示する。詳細は後述するが、赤外線レーザによる光加熱は、ディスクリート半導体素子10の表面を局所的に高温にするため、赤外線レーザが照射された領域は、高温バイアス試験に類似の条件下におかれる。ここでディスクリート半導体素子10が有する故障領域80は、例えば電界集中等により故障に至った領域である。つまり、故障領域80においては電界集中等の反応が加速され、故障領域80では正常な領域とは異なった電流変動を示す。この電流変動が表示部14に表示され、故障領域80を特定できる。
この解析装置OBの一例として、本実施形態ではOBIRCH(Optical Beam Induced Resistance CHange)法により電流像を表示部14に表示する解析装置(以下OBIRCH解析装置OB’)を用いる。OBIRCH法とは、一般には赤外線レーザで加熱した際の配線(導電体)の温度上昇に伴う電流変動を利用して解析を行う方法である。
OBIRCH法の原理については以下の通りである。
電流Iが流れている金属配線にレーザビームを照射すると、そのエネルギーの一部が熱に変換される。この熱の発生により局所的に温度が上昇(1mWの照射で1℃程度上昇)し、電気抵抗Rが増大する。
この現象を、定電圧Vを印加しレーザビームを走査した際の電流変化をコンピューター画像の輝度変化で表示するようにして像として観察する。コンピューター画像(以下画像)の輝度は電流変化が正の場合は明るく、負の場合は暗く表示する。
この場合のIは以下の式で表わされる。
I=f(V,R)
ここで、fはVとRを変数とする関数を示す。そして微少な電流変化を求めるために上式の全微分を行い、以下のごとくdIを求める。
dI=(∂I/∂V)dV+(∂I/∂R)dR
=(1/R)dV+[(−V)/(R*R)]dR
=(I/V)dV+(−I*I/V)dR (∵I=V/R)
=I(dV/V)−I*I(dR/V)
ここで、微分演算子dを差分演算子Δで置き換えると、
ΔI=I(ΔV/V)−I*I(ΔR/V)
となる。定電圧印加条件より、
ΔI≒−I*I(ΔR/V) (∵V≒const.)
ここで、ΔI:ビーム照射時の微少電流変化、ΔR:ビーム照射時の微少抵抗変化、ΔV:ビーム照射時の微少電圧変化である。
つまり、OBIRCH法によれば、電流の微少変化ΔIを、電気抵抗の微少変化ΔRと電流Iの関数として示すことができる。
このようにOBIRCH法は、一般的には電流Iによりチップ外からチップ内の電流観測が可能であるため金属配線の不良箇所の検出に応用できる。
本実施形態では、このOBIRCH解析装置OB’において、加熱手段12からの赤外線レーザhν(出力400mW以下)を熱源として、ディスクリート半導体素子10の表面を200℃〜400℃の高温光加熱する。更に、ディスクリート半導体素子10の電圧として降伏電圧以下の電圧を印加する。
ここで、従来のOBIRCH解析装置OB’は、印加できる電圧(ディスクリート半導体素子10の電圧)の最大値が25Vである。本実施形態では、高温バイアス試験の条件に近づけるため、従来のOBIRCH解析装置OB’において250Vの電圧が出力できるシステムを開発し、250VのOBIRCH解析を可能にした。250Vの電圧が出力できるシステムとは、ここでは例えば従来のOBIRCH解析装置OB’に250Vの外部電源を接続できるシステムであるが、これに限らず、内蔵電源であってもよい。そしてこの解析装置OBの2端子T1、T2をディスクリート半導体素子10の2端子に接続して電圧を印加し、更に赤外線レーザhνを照射して解析する。尚、ディスクリート半導体素子10の2端子の配線方法については後述する。
レーザは特に波長λ=1.3μmの赤外線レーザを用いる。この赤外線レーザの持つエネルギーはシリコン(Si)結晶のバンドギャップEg=1.1eV(Ta=300K)より低いため、シリコン中に電子・正孔対を発生させることなく、熱エネルギーのみをシリコンに与えることができる。
そして、この赤外線レーザhνの出力を400mWまで高めることにより、ディスクリート半導体素子10の表面を200℃〜400℃の高温加熱する熱源として利用できる。
加熱手段12は、レーザヘッドの走査によりディスクリート半導体素子10の表面全面を赤外線レーザhνで照射し、加熱する。つまり、高速熱アニール(Rapid Thermal Anneal:以下RTA)の原理を利用してディスクリート半導体素子10の表面を加熱することができる。RTAは、一般には不純物のイオン注入後に、秒単位の短い時間で高温の熱処理を行う方法であり、これによりシリコンや不純物を格子点に再配列して活性化するものである。本実施形態では、熱源として解析装置OBから出力される高いパワーの赤外線レーザhνを用いて、ディスクリート半導体素子10の表面に対して秒単位の短い時間で高温の熱処理を行うものである。
ディスクリート半導体素子10の2端子間には、例えば高電圧(250V)の電圧が印加され、その表面は短時間で高温の熱処理が施される。赤外線レーザhνによる熱処理は、高温バイアス試験の環境温度Ta=150℃より高温である。ここで本実施形態のディスクリート半導体素子10は、元々電界集中箇所や欠陥の存在箇所等のウィークポイントを有する。そして高温バイアス試験中にウィークポイントにおいて例えば電界集中等の反応が進み、故障に至った領域が故障領域80である。つまり故障領域80に赤外線レーザhνが照射された瞬間に表面は急激に上昇し、ウィークポイントでの反応が加速される。また実際の高温バイアス試験より更に高温(200℃〜400℃程度)であるため、故障領域80の反応は短時間で進行する。
このように、本実施形態では、実際の高温バイアス試験においてディスクリート半導体素子10のウィークポイントで発生した現象を、高温バイアス試験実施後に短時間で再現することができる。すなわち高温バイアス試験の再現(シミュレーション)が可能となる。
また、赤外線レーザを照射中のMOSFET10の電流変動が検出手段13により検出され、表示手段14に表示される。すなわちディスクリート半導体素子の電流経路の電流変動を可視化することができる。このように可視化された電流変動を本実施形態では電流像50と称する。
ディスクリート半導体素子10の故障領域80では、ウィークポイントで発生したと同様の反応が急激に進行するため、その電流変動は他の領域とは異なった状態で表示される。つまり、電流像50は正常領域50nと、反応が急激に進行し電流変動の大きい特異領域50aを有し、この特異領域50aを識別することにより故障領域80を特定できる。
一定温度で長時間の電気的負荷を加える実際の高温バイアス試験は静的であるが、本実施形態の赤外線レーザhνの照射による光加熱はRTAの原理を利用した熱処理であり、動的である。従って、実際の高温バイアス試験の完全な再現とはならないまでも、ウィークポイントで発生した反応やディスクリート半導体素子10表面の変化をリアルタイムで可視化することができる。
尚、ディスクリート半導体素子10の表面は、例えばMOSFETのソース電極の如く金属層で被覆されている。200℃〜400℃程度の短時間の熱処理を行った場合に故障領域80において保護膜が焼け焦げることはあるがそれにより解析が不可能となるほど破壊(溶融)することはない。また、焼け焦げた場合にはその部分に故障箇所80が存在することになるが、ディスクリート半導体素子10表面において焼け焦げなどの識別可能な欠陥が発生しない場合も多々ある。このような場合においても電流像50において特異領域50aとして表示されるので、表面上認識されない欠陥を有するディスクリート半導体素子10の欠陥の識別についても有効である。
また、本実施形態では、ディスクリート半導体素子10の故障領域80の可視化を例に説明している。しかしこれに限らず、良品のディスクリート半導体素子10における降伏状態を可視化することもできる。例えば一般的にはデバイスにおける降伏は、接合耐圧の最も低い領域から発生する。つまり、本実施形態によれば高電圧領域での降伏箇所および降伏の経時変化、あるいはリークの状況を可視化できる。
図2のフロー図と、図3〜図6を参照し、本実施形態の半導体素子解析方法を説明する。
第1工程:故障領域を有するディスクリート半導体素子の2端子に所定の電圧を印加する工程(ステップS1)。
ディスクリート半導体素子10は、ここではMOSFETを例に説明する。尚、既述の如く当該MOSFET10は、例えば、実際の高温バイアス試験において不良と判定された素子であり、すなわち潜在的欠陥(デバイスに内在している故障要因、不良要因、欠陥)を有する。
本実施形態では、MOSFET10の2端子に解析装置OBの2端子を接続する。解析装置OBの2端子は外部電源の電源端子T1およびGND端子T2である。MOSFET10は3端子のうちいずれか2端子をショートさせて、解析装置OBの電源端子T1およびGND端子T2とそれぞれ接続する。
図3は、解析装置OBとMOSFET10の具体的な配線方法を示す概要図であり、MOSFET10を単位構成要素に置き換えて示している。また、解析装置OBは電源端子T1およびGND端子T2のみの概略図として示した。
配線方法は、試験の条件により異なるが、ここでは、一例として耐圧が800Vのnチャネル型MOSFET10のドレイン−ソース間に電圧を印加した高温バイアス試験をシミュレーションする場合を示す。これによりドレイン−ソース間の潜在的欠陥の存在箇所を可視化できる。
nチャネル型MOSFET10は、n+型半導体基板21aにn−型エピタキシャル層21bを積層するなどしてドレイン領域21とし、表面にp−型のチャネル層22を設ける。ドレイン領域21に達するトレンチ23は内壁がゲート絶縁膜24で覆われ、ゲート電極25が埋設される。ソース領域26はトレンチ23に隣接するn+型不純物領域であり、ソース領域26に隣接したチャネル層22には基板電位を安定化させるp+型のボディ領域27を設ける。
前述の如く図はMOSFET10の単位構成要素を示しており、実際にはこれらが多数配置されて動作領域を構成している。また、図示は省略するが表面にはソース領域26およびボディ領域27にコンタクトするソース電極が設けられ、裏面にはドレイン電極が設けられる。そしてゲート電極25にも所望の配線が接続し、それぞれソース端子S、ドレイン端子D、ゲート端子Gとして外部に導出する。
ドレイン−ソース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、ドレイン端子を解析装置OBの電源端子T1側に接続し、ソース端子及びゲート端子をショートさせて解析装置OBのGND端子T2側に接続する。尚、MOSFET10においては、基板の電位安定化のため、ボディ領域27とソース領域26をショートさせる。そして、解析装置OBの電源によりドレイン耐圧(降伏電圧)以下の電圧を解析装置OBの2端子間に印加する。これにより降伏電圧以下の電圧をMOSFET10に印加する。本実施形態では、解析装置OB上の制約から最大印加電圧は250Vである。
第2工程:赤外線レーザを半導体素子の表面に照射し半導体素子の表面を故障領域における反応が進行する程度に光加熱する工程(ステップS2)。
例えば250Vの高電圧を印加した状態で、解析装置OBの加熱手段12によりレーザヘッドを所定の速度で走査させながら、MOSFET10の表面全面に赤外線レーザhνを照射する。赤外線レーザhνの最大出力は例えば400mWであり、これによりMOSFET10の表面は200℃〜400℃程度に光加熱される。
実際の高温バイアス試験と比較して高温で加熱されるため、MOSFET10の故障領域80においては反応が短時間で進行する。故障領域80は、MOSFET10のウィークポイント(電流集中箇所、欠陥の存在箇所など)に相当し、実際の高温バイアス試験において例えば電流集中などの反応が進行し、故障した領域である。そして、高温バイアス試験より更に高温で加熱するため反応が短時間で進行する。つまり、所定の速度でMOSFET10表面を走査しているレーザヘッドがMOSFET10の故障領域80に達し、赤外線レーザhνが照射された瞬間にMOSFET10の表面は急激に上昇する。
このように、本工程では赤外線レーザhνを熱源として利用し、RTAの原理を利用した光加熱を行い、故障領域80における故障の現象(反応)を、短時間で再現する。
第3工程:半導体素子の2端子間の電流変動を検出し、故障領域が加熱されることにより発生した電流変動の特異領域を含む電流像を取得する工程(ステップS3)。
赤外線レーザhνを照射しながら、解析装置OBの検出手段13によりMOSFET10の2端子間の電流変動を検出する。すなわち表示手段14には、MOSFET10の電流変動が電流像50として表示される。電流像50は、正常な領域においては、電流変動の大きさに応じた明暗のコントラストで表示される。
故障領域80においては、赤外線レーザhνの光加熱により反応が促進する。すなわち、例えば正常な領域と比較して電流変動が増大し、電流像50の特異領域50aとして表示される。
つまり、電流像50は、正常領域50nと特異領域50aとが明確に表示され、電流像50の特異領域50aがMOSFET10の故障領域に相当する(図1参照)。
このように、光加熱することにより反応が短時間で進行し、高温バイアス条件におけるMOSFET10の電流変動をリアルタイムで可視化できる。具体的には、例えばMOSFET10が破壊する様子の可視化が可能となる。あるいは故障・不良発生のメカニズムの再現が可能になる。
第4工程:半導体素子表面の画像データを取得し、画像データと電流像とを重畳させ、特異領域により素子の故障領域を特定する工程(ステップS4)。
電流像50は、表示部14に正常領域50nと特異領域50aとして表示されているだけである。そこで、電流像50とMOSFET10の画像データを重畳させる。MOSFET10の表面は予めレーザ顕微鏡像を画像データとして取得しておく。そして、画像データと電流像50を重畳させ、合成図を取得する。そして、電流像50の特異領域と重畳するMOSFET10の故障領域を特定する。
図4は、電流像50を示す図である。図4(A)は取得した電流像50の図であり、図4(B)は、電流像50とレーザ顕微鏡による画像データ51の合成図である。このように電流像50の正常領域50nと特異領域50aは明確に表示される。
第5工程:故障領域を観察し、半導体素子の故障箇所を解析する工程(ステップS5)。
故障領域80においては、反応の進行によりMOSET10表面(ソース電極などの金属層)が非常に高温となり、SEM等による表面からの観察で焼け焦げが認められる場合もある。例えば図5は、電流像50と画像データ51の合成図を示しており、電流像50の特異領域50aと焼け焦げ52が一致している。しかしその内部の状態を観察するため、更にSEM等および集束イオンビーム法(Focused Ion Beam法:以下FIB法)による断面観察、表面層をエッチング、研磨等により剥離しながらSEM等による観察等を行い実際の故障箇所の解析を行う。
また、MOSFET10の表面において異常が明確に認められない場合であっても、電流像50によれば特異領域50aが発見できる場合がある。例えば図6(A)はMOSFET10表面の画像データであり、図6(B)は電流像50である。図6(A)ではMOSFET10の表面において焼け焦げなどの異常が明確に認められないが、図6(B)では電流像50の特異領域50aが発生している。このような場合には合成図から故障領域80を特定し、断面観察等を行う。
これらの故障箇所80や、不良箇所をリアルタイムで可視化することにより故障・不良発生のメカニズムを再現させた結果を解析し、パターン設計やデバイス設計にフィードバックすることにより、ウィークポイントの発生を抑制できる。つまり信頼性設計および品質設計が実現できる。
MOSFET10表面の光加熱の温度は、赤外線レーザhνのレーザ出力を変化させることにより制御できる。またレーザヘッドの走査速度を変化させることで光加熱時間を制御できる。
赤外線レーザhνの照射による光加熱を行うことにより、MOSFET10の降伏電圧に及ばない電圧であっても電流像50の特異領域50aを検出できる場合もある。すなわち、解析装置OBによりMOSFET10のドレイン−ソース間に250Vを印加した状態で赤外線レーザhνの照射による光加熱を行うことにより、降伏電圧800VのMOSFETの不良箇所を検出することもできる。
本実施形態の解析方法によって、高温バイアス試験を経た複数のサンプルを用いて同一条件で再現実験を試みたところ、いずれも不良症状が再現した。すなわち、本実施形態によれば、高温バイアス試験の簡易的なシミュレーションが可能であり、不良箇所をリアルタイムで可視化することができる。
以下図7から図17の概要図を参照して他の具体的な配線方法について説明する。図は、ディスクリート半導体素子10と解析装置OBの配線方法を示すものであり、ディスクリート半導体素子10をMOSFET(またはバイポーラトランジスタ)の単位構成要素に置き換えて説明する。
a:nチャネル型MOSFETのゲート−ソース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図7)
nチャネル型MOSFET10は、図3と同様であるので説明は省略する。ゲート−ソース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、ゲート端子Gを解析装置OBの電源端子T1に接続し、ソース端子Sおよびドレイン端子Dをショートさせて解析装置OBのGND端子T2に接続する。そしてMOSFET10の2端子間にゲート耐圧以下の電圧を印加し、MOSFET10の表面(ソース電極側)全面に赤外線レーザhνを照射して、電流像50を取得する。赤外線レーザhνの出力を400mW程度にすることにより、MOSFET10に対してRTAの原理を利用した光加熱を施すことができ、電流像50の特異領域50aに基づいてMOSFET10の故障領域80を解析することができる(図1参照)。
b:pチャネル型MOSFETのドレイン−ソース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図8)
pチャネル型MOSFET10は、図3のnチャネル型MOSFETの各領域の導電型が逆になった構造であるので、構造についての説明は省略する。
解析装置は電源端子T1(+)とGND端子T2の2端子である。現行の解析装置には、マイナス電源がないためpチャネル型のデバイスの動作解析は不可能であるが、本実施形態ではソース端子を電源端子T1と接続することによりプラス電源でpチャネル型デバイスを動作させることとした。これにより正電圧電源だけを持つ解析装置を用いて、pチャネル型デバイスを解析することができる。
この場合は、MOSFET10のソース端子Sおよびゲート端子Gを解析装置OBの電源端子T1に接続し、MOSFETのドレイン端子Dを解析装置OBのGND端子T2に接続する。そして2端子間に降伏電圧(BVds)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域50aを含む電流像50を取得する。
c:pチャネル型MOSFETのゲート−ソース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図9)
pチャネル型MOSFET10は、図8と同様である。この場合は、MOSFET10のソース端子Sおよびドレイン端子Dを解析装置OBの電源端子T1に接続し、MOSFETのゲート端子Gを解析装置OBのGND端子T2に接続する。そして2端子間にゲート耐圧以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
d:npn型バイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間の潜在的欠陥を可視化する場合(図10)
ディスクリート半導体素子10はバイポーラトランジスタでもよく、その場合の配線例を説明する。npn型バイポーラトランジスタ10は、n+型半導体基板31aにn−型エピタキシャル層31bを積層するなどしてコレクタ領域31とし、その表面にp−型のベース領域32を設け、ベース領域32表面にn+型のエミッタ領域33を設ける。図はnpnバイポーラトランジスタの単位構成要素を示しており、実際にはこれらが多数配置されて動作領域を構成している。また、図示は省略するが表面にはベース領域32およびエミッタ領域33にコンタクトするベース電極、エミッタ電極がそれぞれ設けられ、裏面にはコレクタ電極が設けられる。それぞれの電極はベース端子B、エミッタ端子E、コレクタ端子Cとして外部に導出する。
コレクタ−エミッタ間の潜在的欠陥を可視化する場合は、コレクタ端子Cを解析装置OBの電源端子T1に接続し、エミッタ端子Eを解析装置OBのGND端子T2に接続する。ベース端子Bはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVceo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
e:npn型バイポーラトランジスタのコレクタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図11)
以下npn型バイポーラトランジスタは図10と同様であるので説明は省略する。コレクタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、コレクタ端子Cを解析装置OBの電源端子T1に接続し、ベース端子Bを解析装置OBのGND端子T2に接続する。エミッタ端子Eはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVcbo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
f:npn型バイポーラトランジスタのエミッタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図12)
エミッタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、エミッタ端子Eを解析装置OBの電源端子T1に接続し、ベース端子Bを解析装置OBのGND端子T2に接続する。コレクタ端子Cはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVebo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
g:pnp型バイポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間の潜在的欠陥を可視化する場合(図13)
pnp型バイポーラトランジスタは、図10のnpn型バイポーラトランジスタの各領域の導電型が逆になった構造であるので、構造についての説明は省略する。
コレクタ−エミッタ間の潜在的欠陥を可視化する場合には、エミッタ端子Eを解析装置OBの電源端子T1に接続し、コレクタ端子Cを解析装置OBのGND端子T2に接続する。ベース端子Bはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVceo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
h:pnp型バイポーラトランジスタのコレクタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図14)
以下pnp型バイポーラトランジスタは、図13と同様であるので説明は省略する。コレクタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、ベース端子Bを解析装置OBの電源端子T1に接続し、コレクタ端子Cを解析装置OBのGND端子T2に接続する。エミッタ端子Eはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVcbo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
i:pnp型バイポーラトランジスタのエミッタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合(図15)
エミッタ−ベース間の潜在的欠陥を可視化する場合には、ベース端子Bを解析装置OBの電源端子T1に接続し、エミッタ端子Eを解析装置OBのGND端子T2に接続する。コレクタ端子Cはオープンとする。そして2端子間に降伏電圧(BVbeo)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
j:ダイオードの潜在的欠陥を可視化する場合(図16)
ディスクリート半導体素子10はダイオードでも良く、その場合の配線例を説明する。ダイオード10は、例えばn+型半導体基板41aにn−型エピタキシャル層41bを積層するなどしてカソード領域41とし、その表面にp+型のアノード領域42を設ける。図示は省略するが表面にはアノード領域42にコンタクトするアノード電極が設けられ、裏面にはカソード領域41とコンタクトするカソード電極が設けられる。それぞれの電極はアノード端子A、カソード端子CAとして外部に導出する。
ダイオードの2端子間の潜在的欠陥を可視化する場合には、カソード端子CAを解析装置OBの電源端子T1に接続し、アノード端子Aを解析装置OBのGND端子T2に接続する。そして2端子間に逆方向耐圧(VR)以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域を含む電流像50を取得する。
以上ディスクリート半導体素子10について説明したが、半導体素子は、集積回路(IC)でも良く、その場合の配線例を説明する。
k:集積回路の潜在的欠陥を可視化する場合(図17)
IC20の一例として、CMOS−ICの最も単純なインバータ回路を示す。インバータ回路20は、例えばnチャネル型MOSFET(以下n−MOS)20aと、pチャネル型MOSFET(以下p−MOS)20bを直列接続する。尚、n−MOS20aと、p−MOS20bはそれぞれ、図3および図8に示すMOSFETと同様であるが、ここでは回路記号で示す。
n−MOS20aとp−MOS20bのゲート端子Gが、共通の入力端子INとして外部に導出する。またp−MOS20bのソース端子S(またはドレイン端子D)と、n−MOS20aのドレイン端子D(またはソース端子S)を共通の出力端子OUTとして外部に導出する。p−MOS20bのドレイン端子D(またはソース端子S)は、C−MOS20の電源端子Vddであり、解析装置OBの電源端子T1に接続される。一方、n−MOS20aのソース端子S(またはドレイン端子D)はC−MOS20の接地端子Vssであり、解析装置OBのGND端子T2に接続される。そして2端子間に絶対最大定格以下の電圧を印加し赤外線レーザhνを400mW以下の高出力で照射し、特異領域50aを含む電流像50を取得する。
以上、本実施形態ではディスクリート半導体素子10としてMOSFETおよびバイポーラトランジスタ、ダイオードについて説明した。しかし、これに限らず、例えばIGBT、ショットキー・バリアーダイオード等のディスクリートデバイスであれば、本発明の実施形態を同様に適用することができ、同様の効果が得られる。

本発明を説明するための概要図である。 本発明の実施形態を説明するフロー図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態の(A)電流像、(B)合成像を示す図である。 本発明の実施形態の合成像を示す図である。 本発明の実施形態の(A)画像データ、(B)電流像を示す図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。 本発明の実施形態を説明する概要図である。
符号の説明
10 ディスクリート半導体素子
11 電圧印加手段(外部電源)
12 加熱手段
13 検出手段
14 表示手段(表示部)
20 IC(インバータ回路)
20a nチャネル型MOSFET
20b pチャネル型MOSFET
21 ドレイン領域
22 チャネル層
23 トレンチ
24 ゲート絶縁膜
25 ゲート電極
26 ソース領域
27 ボディ領域
31 コレクタ領域
32 ベース領域
33 エミッタ領域
41 カソード領域
42 アノード領域
50 電流像
50n 正常領域
50a 特異領域
80 故障領域
OB 解析装置
S ソース端子
D ドレイン端子
G ゲート端子
C コレクタ端子
B ベース端子
E エミッタ端子
CA カソード端子
A アノード端子


Claims (10)

  1. 故障領域を有するディスクリート半導体素子の2端子に該ディスクリート半導体素子の降伏電圧以下の電圧を印加する工程と、
    赤外線レーザを前記半導体素子の表面に照射し該半導体素子の表面を高温バイアス試験の温度以上の温度に光加熱し、前記故障領域における反応を前記電圧より高い電圧を印加した状態まで進行させる工程と、
    前記半導体素子の2端子間の電流変動を検出し、前記故障領域が加熱されることにより発生した前記電流変動の特異領域を含む電流像を取得する工程と、
    前記半導体素子の画像データを取得し、該画像データと前記電流像とを重畳させ、前記特異領域により前記素子の故障領域を特定する工程と、
    前記故障領域を観察し、前記半導体素子の故障箇所を解析する工程とを具備することを特徴とする半導体素子解析方法。
  2. 前記電流像は、電源端子とGND端子を有しOBIRCH法による解析を行う解析装置を用い、前記両端子間に前記半導体素子の端子を接続して取得することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  3. 前記電圧は25Vより高く250V以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  4. 前記電圧を前記解析装置の電源により印加することを特徴とする請求項3に記載の半導体素子解析方法。
  5. 前記赤外線レーザの波長は、1.3μmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  6. 前記赤外線レーザの出力は、400mW以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  7. 前記半導体素子表面の加熱温度は200℃〜400℃であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  8. 前記半導体素子はパワーMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、ダイオード、IGBTのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子解析方法。
  9. 前記半導体素子はパワーMOSトランジスタであり、該パワーMOSトランジスタのいずれか2端子をショートさせ、前記解析装置の2端子に接続することを特徴とする請求項2に記載の半導体素子解析方法。
  10. 前記半導体素子はバイポーラトランジスタであり、該バイポーラトランジスタのいずれか2端子を、前記解析装置の2端子に接続することを特徴とする請求項2に記載の半導体素子解析方法。

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