JP2734332B2 - プリンタクリーニング装置及びプリンタ装置 - Google Patents

プリンタクリーニング装置及びプリンタ装置

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JP2734332B2 JP5090893A JP9089393A JP2734332B2 JP 2734332 B2 JP2734332 B2 JP 2734332B2 JP 5090893 A JP5090893 A JP 5090893A JP 9089393 A JP9089393 A JP 9089393A JP 2734332 B2 JP2734332 B2 JP 2734332B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド及びイ
ンクリボン通路をクリーニング液を含浸させたリボンで
クリーニングするプリンタクリーニング装置及びプリン
タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルプリンタなどでは、記録
用紙の紙粉、塵芥などがサーマルヘッド及びインクリボ
ン通路に付着して、記録用紙に熱転写するインクリボン
に塗布されたインクの転写効率が悪化することも知られ
ている。さらに、記録用紙の表面の損傷などによる印字
品質の劣化が生じることも知られている。このため、サ
ーマルヘッド及びインクリボンの通路のクリーニングが
行われている。
【0003】このクリーニングとして、図5示すように
可動機構2に固定されるサーマルヘッド4を、送り出し
側ボビン6aと巻き取り側ボビン6bと間のリボン6及
びプラテン8から引き離し、クリーニングパッド又はク
リーニング液をしみこませた紙などを用いて、サーマル
ヘッド4の印字ドット面と、リボン6の通路などをクリ
ーニングしている。
【0004】この手動クリーニングでは、その可動機構
が複雑であり、しかも作業に手間がかかり、作業に個人
差が生じて、確実な紙粉、塵芥等の除去が難しい。この
ため自動クリーニングが行われている。この自動クリー
ニングとして、リボンの終端部に低粘着性の粘着剤を塗
布し、このインクリボンを装着したカセットを、プリン
タの使用開始時又は終了時に用いる例がある。すなわ
ち、サーマルヘッド及びインクリボン通路上を走行さ
せ、粘着剤部分で記録用紙の紙粉、塵芥などを付着させ
てクリーニングしている。
【0005】また、他の自動クリーニング例として、実
開平1ー156966号公報に示す「サーマルヘッド及
び/若しくはプラテンのクリーニング装置」の提案があ
る。この実開平1ー156966号公報では、キャリッ
ジに搭載可能なカセット形状内に洗浄液を含浸させたク
リーニングリボンを設けて、このクリーニングリボンの
走行によって、サーマルヘッド及びインクリボン通路を
クリーニングしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあって、低粘着性のリボンを利用した場合に
は、サーマルヘッドの発熱に伴って強固に付着した紙粉
及び塵芥の除去が困難であるとともに、この低粘着性の
リボン部分は一度使用すると、その粘着性が低下し、再
利用ができず廃棄する必要がある。すなわち、経済的負
担が大きい。また、特開平3−247479号及び同5
−69637号のものもあるが、これらにおける印字ヘ
ッドのクリーニングのみでは、インクリボン走行通路上
に付着した紙粉及び塵芥を除去することができず、再び
印字ヘッドに付着することとなり、十分なクリーニング
効果を得ることができなかった。また、手動にてクリー
ニングを行なうクリーニング装置の場合、力の加わり具
合や、クリーニングリボンの走行速度の不均一により、
クリーニング効果にむらが発生していた。さらに、クリ
ーニング液をクリーニングリボンに含浸させるためのク
リーニング液注入が、クリーニングリボン端部方向に
あったため、クリーニング液をクリーニングリボンに均
一に含浸することができず、クリーニング効果の不均一
性が発生していた。
【0007】また、実開平1ー156966号公報で
は、クリーニングリボンに対する洗浄液の補給構造が考
慮されていない。したがって、洗浄液の乾燥が考えら
れ、クリーニング効果の点で難がある。このためカセッ
トごと、又は、洗浄液を含浸させたクリーニングリボン
を度々交換することになり、経済的でない。
【0008】本発明は、上述した事情にかんがみてなさ
れたものであり、クリーニング時におけるリボンのクリ
ーニング液が乾燥することなく、確実かつ十分に含浸
し、クリーニングが繰り返して可能になり、その経済的
な負担を軽減できるプリンタクリーニング装置の提供を
目的とする。
【0009】さらに、自動的にクリーニングを開始でき
るとともに、常にクリーニング液を含浸したリボンで自
動クリーニングが行われて、確実かつ利便性が向上する
プリンタ装置の提供を他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、プラテン上の記録用紙にインクリボンを
印字ヘッドによって圧接し、記録用紙に印字を行うプリ
ンタにおいて、クリーニング液を含浸して、印刷時にお
けるインクリボンの走行通路と同一通路を走行するクリ
ーニングリボンと、このクリーニングリボンを走行させ
る送り出し側ボビン及び巻き取り側ボビンと、上記クリ
ーニングリボンにクリーニング液を含浸させるためクリ
ーニングリボンの走行方向と直交する方向に、少なくと
も上記クリーニングリボンの幅と同じ長さを有するクリ
ーニング液注入口と、クリーニングリボンの走行時に接
触かつ回転して、クリーニング液注入口から注入された
クリーニング液をクリーニングリボンに塗布するクリー
ニング液含浸ローラと、上記クリーニングリボン及びク
リーニング液含浸ローラを収納するとともに上記クリー
ニング注入口を形成し、かつ、上記クリーニングリボン
の走行方向両端部に、上記送り出し側ボビンと上記巻き
取り側ボビンの収納部分を上記クリーニングリボンの走
行方向に垂直な面に対して対称な形状でそれぞれ形成し
たカセットケースとからなる構成としてある。ここで、
プリンタクリーニング装置は、クリーニングリボンを、
送り出し側ボビンから巻き取り側ボビンへ走行させる正
方向、及び巻き取り側ボビンから送り出し側ボビンへ走
行させる逆方向のいずれの方向にも走行できるよう構成
してある。
【0011】他の目的を達成するために、本発明のプリ
ンタ装置は、上記構成のプリンタクリーニング装置が装
着されたことを検出する検出手段と、検出手段でプリン
タクリーニング装置が装着されたことを検出した場合
に、当該プリンタクリーニング装置内のクリーニングリ
ボンを自動的に走行させてクリーニンを開始する自動ク
リーニング開始設定手段とを備える構成としてある。
【0012】また、上記プリンタ装置は、上記プリンタ
クリーニング装置を、そのクリーニングリボンがいずれ
の方向にも走行可能となるように装着できるカセット着
脱孔と、上記プリンタクリーニング装置の上記カセット
着脱孔への装着状態を検出する装着検出手段と、上記装
着検出手段で上記プリンタクリーニング装置が逆方向の
装着状態であることを検出した際に、少なくとも上記プ
リンタクリーニング装置が正方向の装着状態のときにク
リーニングしたクリーニングリボンの走行量分を巻き取
る巻き取り設定手段を備える構成としてある。
【0013】このプリンタ装置の構成にあって、装着検
出手段は、プリンタクリーニング装置の両側にそれぞれ
配置された複数の接点を備えるクリーニングカセット着
脱判別端子と、装着時に複数の接点との当接位置によっ
て相違する通電信号を出力して、プリンタクリーニング
装置の装着状態を識別するためのクリーニングカセット
着脱判別部とを備える構成としてある。
【0014】
【作用】上記構成により、本発明のプリンタクリーニン
グ装置は、慣用的なリボンカセットと交換するものであ
り、外装体に設けたクリーニング液注入口からクリーニ
ング液を同一幅のクリーニング液含浸ローラに含浸さ
せ、クリーニングリボンに塗布して、巻き取り及び送り
出しボビン間で走行させている。これによって、クリー
ニング時におけるリボンのクリーニング液が乾燥するこ
となく、確実かつ十分に含浸したリボンでクリーニング
ができるようになる。
【0015】また、本発明のプリンタ装置では、プリン
タクリーニング装置が装着されたことを検出した場合
に、当該プリンタクリーニング装置内のクリーニングリ
ボンを自動的に走行させている。さらに、プリンタクリ
ーニング装置が逆方向の装着であることを検出した際
に、少なくとも、プリンタクリーニング装置が正方向の
装着状態のときにクリーニングしたクリーニングリボン
の走行量分を巻き取るようにしている。したがって、自
動的にクリーニングを開始され、さらに、常にクリーニ
ング液を含浸したリボンで自動クリーニングが行われ
る。
【0016】
【実施例】次に、本発明のプリンタクリーニング装置及
びプリンタ装置の実施例について図面を参照しながら説
明する。図1は本発明のプリンタクリーニング装置の実
施例の構成を示す斜視図であり、図2は、図1中のAー
A線に係る構成を示す断面図である。図1及び図2にお
いて、プリンタクリーニング装置9は、外装体を構成
し、あとで説明するように、プリンタのインクリボンカ
セットと交換可能な形状及び構成のカセットケース10
を有し、このカセットケース10のインクリボン走行方
向の一端部には、インクリボンの幅と少なくとも同じ長
さに開孔したクリーニング液注入口11が設けられてい
る。
【0017】さらに、この装置には、カセットケース1
0内部に設けられ、クリーニング液を含浸し易い、例え
ば、布材を用いたクリーニングリボン12と、当該装置
をプリンタに装着した場合に、図示しない回転駆動機構
で回転してクリーニングリボン12を送り出す送り出し
側ボビン14aと、この送り出し側ボビン14aからの
クリーニングリボン12を、図示しない回転駆動機構で
回転して巻き取るための巻き取り側ボビン14bとが配
置されている。送り出し側ボビン14aと巻き取り側ボ
ビン14bは、それぞれカセットケース10のクリーニ
ングリボン走行方向両端部に収納されており、その収納
部分は対称形状となっている。また、プリンタクリーニ
ング装置は、カセットケース10内にクリーニングリボ
ンを送り出し側ボビンから巻き取り側ボビンへ走行させ
る正方向、及び巻き取り側ボビンから送り出し側へ走行
させる逆方向のいずれの方向にも走行できるよう構成し
てある。
【0018】さらに、カセットケース10内部には、揮
発性のクリーニング液がクリーニングごとに補給されて
含浸するとともに、クリーニングリボン12が当接し、
かつ、押圧し、クリーニングリボン12の走行にともな
って回転するクリーニング液含浸ローラ16が設けられ
ている。また、この装置の側部には、当該装置をプリン
タに装着し、又は、離脱させた状態を識別するためのク
リーニングカセット着脱判別端子18が設けられてい
る。さらに、アルコールなどの揮発性のクリーニング液
などが入ったクリーニング液容器20を有している。
【0019】図3は、上記プリンタクリーニング装置9
をプリンタに装着し、又は、離脱する着脱状態を示す斜
視図である。プリンタ装置は、プリンタ30にカセット
着脱孔31と、カセット着脱孔31を塞ぐ開閉蓋32
と、この開閉蓋32に設けられ、この開閉蓋32を閉め
た状態でクリーニングカセット着脱判別端子18に当接
し、その通電などを識別するためのクリーニングカセッ
ト着脱判別部32を有している。ここで、プリンタ30
は、カセット着脱孔31に、プリンタクリーニング装置
が、そのクリーニングリボン12がいずれの方向にも走
行可能となるように装着できる構造となっている。
【0020】図4は、プリンタ30の構成を示すブロッ
ク図である。プリンタ30は、クリーニングカセット着
脱判別部32からの通電信号が入力されて、クリーニン
グカセットの装着状態を検出するカセット検出部(装着
検出手段)33と、各部を制御するCPU40と、図示
しない情報処理装置、例えば、パーソナルコンピュータ
からの印字データ信号が供給される入力インタフェース
(I/F)回路41と、印字を行う際にサーマルヘッド
をリボン側に加圧するためのサーマルヘッド加圧機構4
2とを有している。
【0021】さらに、この例では、サーマルヘッドに印
字のための駆動信号を出力するサーマルヘッド駆動回路
43と、給紙のための駆動電圧を出力する給紙駆動回路
44と、リボン巻き取りのための駆動電圧を出力するリ
ボン巻き取り駆動回路45とが設けられている。また、
給紙した用紙を搬送するための駆動電圧を出力する用紙
搬送駆動回路46と、給紙駆動回路44からの駆動電圧
で所定の回転動作を行う給紙モータ47と、リボン巻き
取り駆動回路45からの駆動電圧で所定の回転動作を行
うリボン巻き取りモータ48と、用紙搬送駆動回路46
からの駆動電圧で所定の回転動作を行う用紙搬送モータ
49と、サーマルヘッド50とを有している。
【0022】なお、CPU40及びサーマルヘッド加圧
機構42並びにリボン巻き取り駆動回路45が自動クリ
ーニング開始設定手段に対応し、CPU40及びリボン
巻き取り駆動回路45が巻き取り設定手段に対応する。
【0023】次に、この実施例の構成における動作及び
機能について説明する。図1及び図2において、クリー
ニング動作を行う都度、すなわち、プリンタ30のカセ
ット着脱孔31に、プリンタクリーニング装置9を装着
する前に、図1及び図2に示すように、クリーニング液
注入口11を通じて、クリーニング液容器20からクリ
ーニング液をクリーニング液含浸ローラ16に供給す
る。この後、プリンタ30の内部では、印字動作と同様
にしてサーマルヘッド及びインクリボン通路のクリーニ
ングを行う。
【0024】このクリーニングは、まず、図示しないサ
ーマルヘッドにクリーニングリボン12が押圧した状態
で、送り出し側ボビン14aから巻き取り側ボビン14
bが巻き取る。この際、クリーニング液含浸ローラ16
が回転し、クリーニング液をクリーニングリボン12に
均一に塗布する。このクリーニング液が塗布されたクリ
ーニングリボン12が、プリンタ30内の図示しないサ
ーマルヘッド及びインクリボン通路上をクリーニングす
る。
【0025】図1及び図2に示すプリンタクリーニング
装置9は、上記のようにカセットケース10のクリーニ
ングリボン走行方向両端部の形状が対称となっているの
で、プリンタ30のカセット着脱孔31にクリーニング
リボン12を正逆いずれの方向にも走行可能に装着でき
る。このプリンタ30では、カセット着脱孔31へのプ
リンタクリーニング装置9の装着状態を、クリーニング
カセット着脱判別端子18とクリーニングカセット着脱
判別部32との当接状態によって判断する。
【0026】この場合、クリーニングカセット着脱判別
部32は、直線状に接点32a,32b,32c,32
dが設けられており、クリーニングカセット着脱判別端
子18の二つの接点と、接点32a,32bとが接触
し、その通電信号が出力される。また、この状態からプ
リンタクリーニング装置9をプリンタ30のカセット着
脱孔31に逆方向に装着すると、クリーニングカセット
着脱判別端子18の反対側に設けられた図示しない同様
の構成のクリーニングカセット着脱判別端子の二つの接
点が、クリーニングカセット着脱判別部32中の接点3
2c,32dに接触し、その通電信号が出力される。こ
の通電信号によって、自動クリーニングを開始し、さら
に、常にクリーニング液を含浸したリボンで自動クリー
ニングが行われる。
【0027】以下、この自動クリーニング動作について
説明する。例えば、図3に示す装着状態は、クリーニン
グカセット着脱判別部32からクリーニングカセット着
脱判別端子18の二つの接点と接点32a,32bが接
触した通電信号、すなわち、プリンタクリーニング装置
9が、クリーニングリボン12が正方向に走行する状態
でプリンタ30のカセット着脱孔31に装着された状態
である。この通電信号がカセット検出部33に入力され
る。
【0028】この入力をCPU40が認識して、サーマ
ルヘッド加圧機構42及びリボン巻き取り駆動回路45
を制御する。この制御によって、サーマルヘッド50が
図1及び図2中のクリーニングリボン12を加圧する。
同時にリボン巻き取りモータ48が回転して、送り出し
側ボビン14aから巻き取り側ボビン14bにクリーニ
ングリボン12を正方向に走行させる。すなわち、自動
的に記録用紙の紙粉、塵芥などがサーマルヘッド及びイ
ンクリボン通路から除去されることになる。
【0029】次に、常にクリーニング液を含浸したリボ
ンで自動クリーニングが行う場合について説明する。プ
リンタクリーニング装置9をプリンタ30のカセット着
脱孔31にクリーニングリボン12が逆方向に走行する
ように装着した場合、図示しない同様の構成のクリーニ
ングカセット着脱判別端子の二つの接点が、クリーニン
グカセット着脱判別部32中の接点32c,32dに接
触し、その通電信号が出力される。この通電信号がカセ
ット検出部33に入力される。
【0030】この入力をCPU40が認識して、リボン
巻き取り駆動回路45を制御する。この場合の制御で
は、リボン巻き取りモータ48が回転して、巻き取り側
ボビン14bから送り出されたクリーニングリボン12
が逆方向に走行し、送り出し側ボビン14aで巻き取ら
れる。この巻き取りによって、クリーニング液含浸ロー
ラ16が回転し、クリーニング液をクリーニングリボン
12に均一に塗布する。この後、プリンタクリーニング
装置9をプリンタ30のカセット着脱孔31にクリーニ
ングリボン12が正方向に走行するよう装着すると、上
記の説明のように自動クリーニングが開始される。この
場合、クリーニング液が、クリーニング液含浸ローラ1
6によってクリーニングリボン12に均一に塗布されて
いる。すなわち、常にクリーニング液を含浸したクリー
ニングリボン12での自動クリーニングを行うことがで
きるようになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
クリーニング装置は、慣用的なリボンカセットと交換す
るものであり、外装体に設けたクリーニング液注入口か
らクリーニング液を同一幅のクリーニング液含浸ローラ
に含浸させ、クリーニングリボンに塗布して、巻き取り
及び送り出しボビン間で走行させているため、クリーニ
ング時におけるリボンのクリーニング液が乾燥すること
なく、確実かつ十分に含浸したリボンでクリーニングが
できるようになるという効果を有する。
【0032】また、本発明のプリンタ装置では、プリン
タクリーニング装置の装着を検出した場合に、当該プリ
ンタクリーニング装置内のクリーニングリボンを自動的
に走行させているので、自動的にクリーニングを開始で
きる。さらに、プリンタクリーニング装置が逆装着であ
ることを検出した際に、少なくともプリンタクリーニン
グ装置が正方向の装着状態のときにクリーニングしたク
リーニングリボンの走行量分を巻き取るようにしている
ので、常にクリーニング液を含浸したリボンで自動クリ
ーニングが行われて、確実かつ利便性が向上するという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタクリーニング装置の実施例の
構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1中のAーA線に係る構成を示す断
面図である。
【図3】実施例にあって、プリンタ装着し、又は離脱さ
せる着脱状態を示す斜視図である。
【図4】実施例にあって、プリンタの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来例のサーマルプリンタにおける要部構成を
示す側面図である。
【符号の説明】
9 プリンタクリーニング装置 11クリーニング液注入 12 クリーニングリボン 16 クリーニング液含浸ローラ 19 クリーニングカセット着脱判別端子 30 プリンタ 31 カセット着脱孔 32 クリーニングカセット着脱判別部 33 カセット検出部 40 CPU 42 サーマルヘッド加圧機構 43 サーマルヘッド駆動回路 45 リボン巻き取り駆動回路 48 リボン巻き取りモータ 50 サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 猛志 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−247479(JP,A) 特開 平5−69637(JP,A) 特開 平1−290480(JP,A) 実開 昭59−37002(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテン上の記録用紙にインクリボンを
    印字ヘッドによって圧接し、記録用紙に印字を行うプリ
    ンタにおいて、 クリーニング液を含浸して、印刷時におけるインクリボ
    ンの走行通路と同一通路を走行するクリーニングリボン
    と、 このクリーニングリボンを走行させる送り出し側ボビン
    及び巻き取り側ボビンと、 上記クリーニングリボンにクリーニング液を含浸させる
    ためクリーニングリボンの走行方向と直交する方向に、
    少なくとも上記クリーニングリボンの幅と同じ長さを有
    するクリーニング液注入口と、 クリーニングリボンの走行時に接触かつ回転して、クリ
    ーニング液注入口から注入されたクリーニング液をクリ
    ーニングリボンに塗布するクリーニング液含浸ローラ
    と、 上記クリーニングリボン及びクリーニング液含浸ローラ
    を収納するとともに上記クリーニング注入口を形成し、
    かつ、上記クリーニングリボンの走行方向両端部に、上
    記送り出し側ボビンと上記巻き取り側ボビンの収納部分
    を上記クリーニングリボンの走行方向に垂直な面に対し
    て対称な形状でそれぞれ形成したカセットケースとを具
    備したことを特徴とするプリンタクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 クリーニングリボンを、送り出し側ボビ
    ンから巻き取り側ボビンへ走行させる正方向、及び巻き
    取り側ボビンから送り出し側ボビンへ走行させる逆方向
    のいずれの方向にも走行できるよう構成した請求項1記
    載のプリンタクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプリンタクリーニ
    ング装置が装着されたことを検出する検出手段と、上記
    検出手段で上記プリンタクリーニング装置が装着された
    ことを検出した場合に、当該プリンタクリーニング装置
    内のクリーニングリボンを自動的に走行させてクリーニ
    ングを開始する自動クリーニング開始設定手段とを備え
    るプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のプリンタクリーニング装
    置を、そのクリーニングリボンがいずれの方向にも走行
    可能となるように装着できるカセット着脱孔と、上記プ
    リンタクリーニング装置の上記カセット着脱孔への装着
    状態を検出する装着検出手段と、上記装着検出手段で上
    記プリンタクリーニング装置が逆方向の装着状態である
    ことを検出した際に、少なくとも上記プリンタクリーニ
    ング装置が正方向の装着状態のときにクリーニングした
    クリーニングリボンの走行量分を巻き取る巻き取り設定
    手段とを備えるプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 上記装着検出手段が、プリンタクリーニ
    ング装置の両側にそれぞれ配置された複数の接点を備え
    るクリーニングカセット着脱判別端子と、装着時に上記
    複数の接点との当接位置によって相違する通電信号を出
    力して、上記プリンタクリーニング装置の装着状態を識
    別するためのクリーニングカセット着脱判別部とを備え
    ることを特徴とする請求項4記載のプリンタ装置。
JP5090893A 1993-03-25 1993-03-25 プリンタクリーニング装置及びプリンタ装置 Expired - Lifetime JP2734332B2 (ja)

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