JPH1029327A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH1029327A
JPH1029327A JP8186404A JP18640496A JPH1029327A JP H1029327 A JPH1029327 A JP H1029327A JP 8186404 A JP8186404 A JP 8186404A JP 18640496 A JP18640496 A JP 18640496A JP H1029327 A JPH1029327 A JP H1029327A
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thermal head
cleaning member
platen
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Hiroshi Kobayashi
浩 小林
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの寿命を短くすることなく、
サーマルヘッドの汚れを容易にクリーニングすること。 【解決手段】 プラテン3の長手方向の延長線上の記録
可能領域を越えた位置にサーマルヘッド12が当接可能
でかつサーマルヘッド12の発熱素子の配列方向に対し
て平行な方向に移動可能なクリーニング部材41を配設
したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
係り、特に、サーマルヘッドに形成された発熱素子の表
面をクリーニングすることのできる熱転写プリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に記録用紙と、
所望の色のインクを塗布させたインクリボンとを支持
し、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッドをキャ
リッジとともにプラテンに沿って往復動させながらイン
クリボンを繰り出し、サーマルヘッドに整列配置されて
いる発熱素子を、記録情報に基づいて選択的に発熱させ
ることにより、記録用紙上に所望の文字等の画像の記録
を行う熱転写プリンタが、高記録品質、低騒音、低コス
ト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の出力装置として多用されてい
る。
【0003】ところで、従来の熱転写プリンタにおいて
は、記録用紙に記録を行う毎に、サーマルヘッドに整列
配置されている発熱素子の表面、詳しくは発熱素子を覆
っている保護層の表面に、インク成分や塵埃などが付着
して汚れ、記録枚数の増加とともに汚れが進行して記録
品質が低下し、適正な記録品質を保持することができな
いという問題点があった。
【0004】そこで、サーマルヘッドの表面の汚れをク
リーニングすることのできるクリーニング機構を備えた
熱転写プリンタが提案されている。
【0005】このような従来のサーマルヘッドの表面の
汚れをクリーニングすることのできるクリーニング機構
を備えた熱転写プリンタとしては、例えば、特開昭58
−7378号公報に記載のものがある。
【0006】そして、このような、従来の熱転写プリン
タにおいては、リボンカセットの内部に収納される記録
に用いられるインクリボンの他にクリーニングに用いる
クリーニングテープを収納したり、あるいは、インクリ
ボンの一部にクリーニングテープ部分を形成し、発熱素
子の表面が付着物にて汚れた場合、このクリーニングテ
ープにてサーマルヘッドの表面を擦ることで付着物を除
去したり、プラテンの端部にクリーニング部材を配設
し、このクリーニング部材にサーマルヘッドの表面を摺
接させることで付着物を除去したりして、サーマルヘッ
ドの表面の汚れをクリーニングするようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のクリーニング部材を用いたクリーニングは、サ
ーマルヘッドに整列配置されている発熱素子の配列方向
に対して交差する方向にクリーニング部材とサーマルヘ
ッドとが相対移動するようにされており、近年の凸状部
の頂面に発熱素子が形成されているサーマルヘッドにお
いては、クリーニング部材の移動方向の下流側に位置す
る凸状部の片側の汚れをクリーニング(除去)しにく
い、すなわち、クリーニング部材がサーマルヘッドの凸
状部を乗り越えて移動するので、サーマルヘッドの表面
を一様にクリーニングすることができないという問題点
があった。
【0008】また、サーマルヘッドの表面の汚れを確実
にクリーニングするためには、サーマルヘッドとクリー
ニング部材との当接力を強くするか、あるいは、サーマ
ルヘッドとクリーニング部材との摺接回数を増加させる
必要があるが、何れの場合においても、サーマルヘッド
の摩耗を促進し、サーマルヘッドの寿命を短くしてしま
うという問題点もあった。
【0009】さらにまた、近年の高精細で高速の記録を
行う熱転写プリンタにおいては、熱昇華性インクを塗布
したインクリボンを用いて発熱素子を高温とする構成の
ものが提案されているが、昇華性インクを塗布したイン
クリボンを用いて記録を行った場合には、記録を行う毎
にインクリボンの耐熱性の樹脂からなる基材の背面に塗
布された背面剤あるいは基材自身が溶けてサーマルヘッ
ドの表面を汚してしまい、この汚れをクリーニングする
ためには、サーマルヘッドとクリーニング部材との当接
力をより強くするか、あるいは、サーマルヘッドとクリ
ーニング部材との摺接回数をより増加させる必要があ
り、サーマルヘッドの摩耗をより促進し、サーマルヘッ
ドの寿命を短くしてしまうという問題点があった。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、サーマルヘッドの寿命を短くすることなく、サ
ーマルヘッドの汚れを容易にクリーニングすることがで
きる熱転写プリンタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の熱転写
プリンタの特徴は、プラテンと、このプラテンに沿って
往復移動可能とされリボンカセットを搭載し得るキャリ
ッジと、このキャリッジに搭載され前記プラテンに対し
て接離可能とされたサーマルヘッドとを有する熱転写プ
リンタであって、前記プラテンの長手方向の延長線上の
記録可能領域を越えた位置に前記サーマルヘッドが当接
可能でかつ前記サーマルヘッドの発熱素子の配列方向に
対して平行な方向に移動可能なクリーニング部材を配設
した点にある。
【0012】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材は、サーマルヘッドの発熱素子
の配列方向に対して平行な方向に移動するので、凸状に
形成されたサーマルヘッドの表面を略一様にクリーニン
グすることができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、プラテンと、このプ
ラテンに沿って往復移動可能とされリボンカセットを搭
載しうるキャリッジと、このキャリッジに搭載され前記
プラテンに対して接離可能とされたサーマルヘッドとを
有する熱転写プリンタであって、前記プラテンの長手方
向の延長線上の記録可能領域を越えた位置に配設され前
記サーマルヘッドが当接可能でかつ前記サーマルヘッド
の発熱素子の配列方向に対して平行な方向に移動可能な
クリーニング部材と、前記クリーニング部材を駆動する
クリーニング部材駆動手段と、記録した記録用紙の枚数
をカウントするカウント手段と、このカウント手段によ
りカウントされた記録した記録用紙の枚数が予め設定さ
れたカウント値に達した場合に前記サーマルヘッドを前
記クリーニング部材に当接させて前記クリーニング部材
を移動動作させる制御手段とを設けた点にある。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材駆動手段によって移動動作する
クリーニング部材は、サーマルヘッドの発熱素子の配列
方向に対して平行な方向に移動するので、凸状に形成さ
れたサーマルヘッドの表面を略一様にクリーニングする
ことができる。さらに、カウント手段および制御手段
は、インクリボンのインクの種類などに応じてサーマル
ヘッドをクリーニングするタイミングを制御することが
できる。
【0015】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、プラテンと、このプ
ラテンに沿って往復移動可能とされリボンカセットを搭
載しうるキャリッジと、このキャリッジに搭載され前記
プラテンに対して接離可能とされたサーマルヘッドと、
前記キャリッジに対向するようにして複数のリボンカセ
ットを所定位置に保持するカセット保持部を備えたカセ
ットホルダと、前記キャリッジと前記カセットホルダの
間でリボンカセットの受け渡しを行うカセット受け渡し
手段と、記録用紙を正逆搬送可能な記録用紙送り手段と
を備え、複数のリボンカセットの中から所望のリボンカ
セットを選択して自動的に交換し、1枚の記録用紙に複
数の色のインクを重ねてカラー記録を行うことのできる
熱転写プリンタであって、前記プラテンの長手方向の延
長線上の記録可能領域を越えた位置に配設され前記サー
マルヘッドが当接可能でかつ前記サーマルヘッドの発熱
素子の配列方向に対して平行な方向に移動可能なクリー
ニング部材と、前記クリーニング部材を駆動するクリー
ニング部材駆動手段と、記録用紙に前記1つのリボンカ
セットを用いての記録を終える毎に記録に供した前記リ
ボンカセットを前記カセットホルダに渡し前記キャリッ
ジに前記リボンカセットが無い状態で前記サーマルヘッ
ドを前記クリーニング部材に当接させて前記クリーニン
グ部材を移動動作させる制御手段とを設けた点にある。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、制御手段は、1つのリボンカセットを用いての記
録を終える毎に、クリーニング部材とサーマルヘッドと
を当接させるとともに、クリーニング部材駆動手段によ
って移動動作するクリーニング部材をサーマルヘッドの
発熱素子の配列方向に対して平行な方向に移動させて、
サーマルヘッドの表面を略一様にクリーニングすること
ができる。
【0017】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1乃至請求項
3の何れか1項において、前記クリーニング部材が無端
状のベルトである点にある。
【0018】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材をサーマルヘッドの発熱素子の
配列方向に対して平行な方向に容易に移動させることが
できるし、また、クリーニング部材を無限大の長さを有
するものとして用いることができる。
【0019】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1乃至請求項
4の何れか1項において、前記クリーニング部材が樹脂
からなる基材の表面に不織布を固着してなる点にある。
【0020】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材は、サーマルヘッドの表面への
当たりを良好にすることができる。
【0021】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1乃至請求項
4の何れか1項において、前記クリーニング部材が樹脂
からなる基材の表面に発泡体を固着してなる点にある。
【0022】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材は、サーマルヘッドの表面への
当たりを良好にすることができる。
【0023】また、特許請求の範囲の請求項7に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1乃至請求項
6の何れか1項において、前記クリーニング部材の表面
に研磨剤からなる微粒子を固着した点にある。
【0024】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材は、サーマルヘッドの表面の強
固な汚れを容易にクリーニングすることができる。
【0025】また、特許請求の範囲の請求項8に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項7において、
前記研磨剤がアルミナである点にある。
【0026】そして、このような構成を採用したことに
より、クリーニング部材は、サーマルヘッドの表面の強
固な汚れをより容易にクリーニングすることができる。
【0027】また、特許請求の範囲の請求項9に記載の
本発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項1乃至請求項
8の何れか1項において、前記リボンカセットのインク
リボンのインクが熱昇華性インクである点にある。
【0028】そして、このような構成を採用したことに
より、熱昇華性インクは、高精細で高速の記録を行うこ
とができるとともに、クリーニング部材は、サーマルヘ
ッドの表面の強固な汚れを容易にクリーニングすること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0030】図1および図2は本発明に係る熱転写プリ
ンタの第1の実施の形態を示すものであり、図1は要部
の構成を示す構成図であり、図2はクリーニング部材近
傍を示す構成図であり、図3はクリーニング部材の構成
を示す説明図である。
【0031】図1に示すように、本実施の形態の熱転写
プリンタ1は、プリンタケース(図示せず)の内部に配
設される平面略矩形形状のフレーム2(一部のみ図示)
を有している。そして、図1において左右方向に示す長
手方向に対して直交する図1において手前側は、熱転写
プリンタ1の前面側FSとされており、図1において奥
側は、熱転写プリンタ1の後面側BSとされている。こ
のフレーム2の後面側BSの上方には、略平板状のプラ
テン3がその記録面3aを略垂直となるようにして図1
において左右方向に延在するように配設されている。そ
して、プラテン3の手前下方には、ガイドシャフト4が
プラテン3と平行に配設されている。このガイドシャフ
ト4の適宜な位置には、キャリッジ5がプラテン3に沿
って往復移動可能に配設されている。
【0032】そして、キャリッジ5の下方には、歯付き
ベルトからなる環状の駆動ベルト6が配設されており、
キャリッジ5は、駆動ベルト6の1箇所に固着されてい
る。この駆動ベルト6は、フレーム2の長手方向両端部
近傍に配設された左右1対のプーリ7(一方のみ図示)
に巻回されている。そして、図1において右方に示す一
方のプーリ7は、図1において右方に一点鎖線にて示す
ステップモータ等からなるキャリッジモータ8の駆動力
をもって回転可能とされている。また、キャリッジモー
タ8は、フレーム2の所望の位置に配設された後述する
制御手段9に電気的に接続されており、制御手段9から
送出される制御指令に基づいて駆動されるようになって
いる。
【0033】すなわち、制御手段9から送出される制御
指令に基づいてキャリッジモータ8を駆動することによ
り、キャリッジ5は、プラテン3に沿って往復移動する
ようになっている。
【0034】そして、フレーム2の前面側FSには、キ
ャリッジ5の移動をガイドする板状のキャリッジガイド
部10がプラテン3と平行に延在するように配設されて
いる。一方、前記キャリッジ5の前面側FSにはキャリ
ッジ支持部11が突設されており、このキャリッジ支持
部11が前記キャリッジガイド部10に摺動自在に保持
されている。なお、このキャリッジ5をキャリッジガイ
ド部10に沿って摺動・案内するキャリッジ支持部11
はその断面形状がほぼコ字状をなしており、このコ字状
の内側の対向両面には、それぞれキャリッジガイド部1
0に当接する突起11aが形成されており、これらの突
起11aにより前記キャリッジ5の移動時のがたつきを
防止するようにしている。
【0035】前記キャリッジ5の後面側BSのほぼ中央
部には、プラテン3の記録面3aに対向するようにして
記録手段たるサーマルヘッド12が配設されている。こ
のサーマルヘッド12は、制御手段9の制御指令によ
り、記録情報に基づいて選択的に発熱される整列配置さ
れた複数の発熱素子(図示せず)を備えており、記録用
紙13に記録を行う記録時に、図示しない公知のヘッド
駆動機構によりインクリボン14および記録用紙13を
介してプラテン3の記録面3aに対して接離自在とされ
ている。そして、プラテン3の記録面3aに対しサーマ
ルヘッド12が当接しているヘッドダウン状態における
サーマルヘッド12とプラテン3との当接位置が記録位
置とされている。
【0036】さらに、前記キャリッジ5の上面には、キ
ャリッジ5の記録時における移動方向と垂直な方向に上
下動可能とされインクリボン14を内部に収納しこのイ
ンクリボン14をサーマルヘッド12の前方に案内する
リボンカセット15を搭載可能なカセット載置台をなす
カセットキャリア16が配設されている。
【0037】また、キャリッジ5には、カセットキャリ
ア16を上下動させるための外周面にスクリュー溝(図
示せず)が形成されたリフトギアと、カセットキャリア
16の上下動の移動軌跡を規制するためのガイドとなる
左右1対のガイド部材18a,18bと、リボンカセッ
ト15に収納されているインクリボン14をその両端か
らそれぞれ巻回している供給リール19および巻取りリ
ール20とそれぞれ係合する供給ボビン21および巻取
りボビン22と、凹状に形成され前方にリボンカセット
15から外部に導出されているインクリボン14の中間
部が臨むリボンカセット15のサーマルヘッド挿入部2
3を挟んでインクリボン14の走行方向の上流および下
流の位置に配設された1対のピンチローラ24,25に
それぞれ係合する第2供給ボビン26および第2巻取り
ボビン27と、インクリボン14の走行方向において前
記サーマルヘッド12の下流側に配設されるとともに使
用するリボンカセット14の種類に応じて選択的に駆動
される剥離ローラ28と、これらの各部材を駆動するた
めの図示しない駆動部材等が配設されている。
【0038】なお、前記サーマルヘッド12のプラテン
3に対する接離(圧接・開離:ヘッドダウン・ヘッドア
ップ)動作、前記カセットキャリア16のキャリッジ5
に対する接離方向の移動動作、前記インクリボン14の
供給・巻取り・巻戻し動作、および、前記剥離ローラ2
8の駆動動作は全て、キャリッジ5に配設された単一の
ステッピングモータ(図示せず)を駆動源とし、制御手
段9から送出される制御指令に基づいて駆動されるよう
に構成されている。
【0039】前記カセットキャリア16には、前記リフ
トギア17の図示しないスクリュー溝と噛合する歯部が
形成された孔29と、前記キャリッジ5上に配設された
左右1対のガイド部材18a,18bがそれぞれ挿入さ
れるガイド孔30a,30bとが形成されており、前記
リフトギア17の回転にともなってガイド部材18a,
18bに沿ってキャリッジ5上をキャリッジ5の移動方
向と垂直な方向に往復移動自在になっている。また、こ
のカセットキャリア16には、前記リボンカセット15
の外周部に形成された保持部31a,31bと係合し、
このリボンカセット15を保持するく字状の1対の保持
部材32a,32bが左右に間隔を隔てて配設されてお
り、これらの保持部材32a,32bは、図示しない付
勢部材によりその間隔が狭くなる方向に付勢されてい
る。
【0040】前記キャリッジ5の上方には、適宜な間隔
を隔てて図示しないプリンタケースに開閉自在に支持さ
れたほぼ板状のキャノピー33が配設されている。この
キャノピー33のキャリッジ5と平行に対峙する下面の
所定位置には、リボンカセット15を保持する複数の公
知のカセットホルダ(図示せず)が設けられており、こ
のカセットホルダにより、複数、本実施の形態において
はフルカラー記録を行うための4色(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック)のインクリボン14が収納され
た4個のリボンカセット(1個のみ図示)15がキャリ
ッジ5の移動方向に沿って一列状に配設されるようにな
っている。そして、カセットホルダと前記カセットキャ
リア16との間でリボンカセット15の受け渡しが行わ
れるようになっている。また、本実施の形態のインクリ
ボン14は、高精細で高速の記録を行うために熱昇華性
インクを塗布したインクリボン14が用いられている。
また、本実施の形態の熱昇華性インクを塗布したインク
リボン14は、インクリボン14の背面にバックコート
と称される耐熱性微粒子などからなる背面剤(図示せ
ず)を塗布したものが用いられている。
【0041】前記カセットキャリア16およびリフトギ
ア17により、前記キャリッジ5と前記カセットホルダ
の間でリボンカセット15の受け渡しを行う公知のカセ
ット受け渡し手段34が構成されている。
【0042】前記キャリッジ5の前面側FSの左端近傍
には、リボンカセット15の交換時に、所定位置に保持
されたリボンカセット15の種類を検出するための第1
検出センサ35と、キャリッジ5上のリボンカセット1
5の有無を検出する第2検出センサ36とを備えたセン
サ配置板37が搭載されている。図示したように前記第
1検出センサ35と第2検出センサ36とは焦点距離の
異なる反射型の光学センサを使用しており、第1検出セ
ンサ35がリボンカセット15からやや離れた位置に配
置され、第2検出センサ36がリボンカセット15に近
づいた位置に配置されるように、センサ配置板37の形
状は形成されている。そして、第1検出センサ35およ
び第2検出センサ36により検出された検出信号は、制
御手段9に送出されるようになっている。
【0043】前記プラテン3の奥側下方には、記録時に
記録用紙13をプラテン3の記録面3aの前方を通過す
るように所定速度で正逆両方向に搬送するための紙送り
ローラ38が配設されている。この紙送りローラ38
は、図1にて右側に配設されているステップモータ等か
らなる紙送りモータ39の駆動力をもって回転可能とさ
れている。
【0044】前記紙送りローラ38の外周面には、紙送
りローラ38に所望の圧接力をもって当接される長さの
短い複数の補助ローラ40(1個のみ図示)が回転自在
に配設されており、この補助ローラ40は、紙送りロー
ラ38に従動回転するようにされている。つまり、記録
用紙13は、紙送りローラ38と補助ローラ40との間
に挟持されるようにして走行可能にされている。また、
紙送りローラ38の周囲の適宜な位置には、記録用紙1
3が所定の搬送経路を走行するように案内するためのガ
イド(図示せず)が配設されている。
【0045】前記紙送りモータ39は、フレーム2の所
望の位置に配設された制御手段9に電気的に接続されて
おり、制御手段9から送出される制御指令に基づいて駆
動されるようになっている。
【0046】すなわち、制御手段9から送出される制御
指令に基づいて紙送りモータ39を駆動させることによ
り、記録用紙12は、キャリッジ4の移動方向と直交す
る方向に、正逆両方向に搬送されるようになっている。
【0047】また、紙送りローラ38の近傍には、公知
の記録用紙13の有無、記録用紙13の先端の位置など
を検出するセンサ(図示せず)が配設されており、セン
サで検出された各種の情報は、制御手段9へ送出される
ようになっている。
【0048】前記プラテン3の図1にて右側に示す右方
端部近傍の前記キャリッジ5の移動範囲内であって、し
かも、サーマルヘッド12により記録用紙13に記録を
おこなう記録範囲を越えた位置、すなわち、プラテン3
の長手方向の延長線上の記録可能領域を越えた位置に
は、サーマルヘッド12の表面のクリーニングを行うた
めの無端状のベルトとされたクリーニング部材41が配
設されている。このクリーニング部材41は、図1およ
び図2に示すように、紙送りローラ38の右端部近傍
と、プラテン3の右端部近傍の上方にプラテン3に対し
てほぼ平行に延在するようにして回転自在に支持された
回転部材42とに巻回されており、このクリーニング部
材41は、紙送りローラ38の回転駆動に伴って回転駆
動されるように構成されている。
【0049】すなわち、クリーニング部材41は、プラ
テン3を内側にしてプラテン3を中心にして回転駆動さ
れ、これにより、クリーニング部材41は、サーマルヘ
ッド12が当接された場合にサーマルヘッド12の発熱
素子の配列方向に対して平行な方向に移動可能とされて
いる。
【0050】前記紙送りローラ38、回転部材42およ
び紙送りモータ39により、本実施の形態のクリーニン
グ部材41を前記サーマルヘッド12の発熱素子の配列
方向に対して平行な方向に移動させるためのクリーニン
グ部材駆動手段43が構成されている。
【0051】前記クリーニング部材41は、図3に示す
ように、樹脂からなる基材44の表面にフェルト等の不
織布45を固着した無端状のベルト形状としたものが用
いられている。
【0052】また、クリーニング部材駆動手段43とし
ては、無端状のベルト形状としたクリーニング部材41
を回転駆動できる構成、例えば、クリーニング部材41
を巻回可能な1対のプーリとこのプーリを駆動する独立
的に配設されたモータとを有する構成としてもよい。
【0053】前記制御手段9は、図示しないCPU、メ
モリおよびコントローラなどを有しており、メモリの内
部に格納された各種のプログラムに基づいて熱転写プリ
ンタ1の各部の動作および各種の情報等を制御すること
ができるように構成されている。そして、この制御手段
9は、少なくとも記録用紙13に前記1つのリボンカセ
ット15を用いての記録を終える毎、すなわち、一つの
色の記録を終える毎に、記録に供したリボンカセット1
5をカセットホルダに渡し、キャリッジ5にリボンカセ
ット15が無い状態でサーマルヘッド12をクリーニン
グ部材41に当接させてクリーニング部材41を移動動
作させる制御プログラム部41aを有している。
【0054】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0055】なお、サーマルヘッド12による記録動作
およびカセット受け渡し手段34によるリボンカセット
15の交換動作などについては従来公知の動作と同一な
のでその詳しい説明は省略し、サーマルヘッド12のク
リーニング動作についてのみ説明する。
【0056】本実施の形態の熱転写プリンタ1における
サーマルヘッド12のクリーニング動作は、1枚の記録
用紙13に対して1色の記録動作を終える毎に行われ
る。
【0057】更に詳しく説明する。
【0058】1枚の記録用紙13に対して1色の記録動
作を終了すると、サーマルヘッド12をプラテン3から
開離(ヘッドアップ)させ、キャリッジ5およびカセッ
ト受け渡し手段34を駆動してキャリッジ5のカセット
キャリア16上のリボンカセット15を空いているカセ
ットホルダへ戻す。
【0059】ついで、キャリッジ5にリボンカセット1
5が搭載されていない状態で、キャリッジ5をキャリッ
ジ5の移動範囲内で記録可能領域を越えた位置に配設さ
れたクリーニング部材41と対峙する位置まで移動し、
キャリッジ5の移動を停止する。
【0060】ついで、サーマルヘッド12をプラテン3
に向かうようにヘッドダウン動作させ、サーマルヘッド
12をクリーニング部材41へ圧接する。
【0061】ついで、紙送りモータ39を駆動させ、1
色の記録動作が終了した記録用紙13を最初の記録開始
位置まで記録時の搬送方向と反対の逆方向に搬送する
と、クリーニング部材駆動手段34の一部を兼ねた紙送
りローラ38の回転に伴って、サーマルヘッド12が圧
接した状態でクリーニング部材41が移動(回転駆動)
する。そして、クリーニング部材41の移動により、サ
ーマルヘッド12の表面から付着物が除去されサーマル
ヘッド12の汚れのクリーニングが行われる。このと
き、クリーニング部材41の移動方向が、サーマルヘッ
ド12に形成された発熱素子の配列方向に対して平行に
なるので、従来と異なり、クリーニング部材41はサー
マルヘッド12の凸状部を乗り越えて移動する必要がな
く、サーマルヘッド12に圧接した状態を保持しながら
同一位置を移動するので、サーマルヘッド12の表面の
形状にかかわらず良好なクリーニングを確実に行うこと
ができる。
【0062】したがって、本実施の形態のクリーニング
部材41は、従来と比較して、サーマルヘッド12とク
リーニング部材41との当接力を低減した状態でサーマ
ルヘッド12の表面を一様に容易かつ確実にクリーニン
グすることができる。このことは、サーマルヘッド12
の表面の摩耗を少なくし、サーマルヘッド12の寿命を
長くすることができ、サーマルヘッド12は、その機能
を長期間に亘り確実に保持することができる。さらに、
無端状のベルトとされたクリーニング部材41は、サー
マルヘッド12との相対的な移動距離を短くすることも
できる。
【0063】また、クリーニング部材41が無端状のベ
ルトとされているので、サーマルヘッド12の発熱素子
の配列方向に対して平行な方向に容易に移動させること
ができるとともに、その長さを無限大のものとして用い
ることができ、サーマルヘッド12のクリーニングを確
実に行うことができる。
【0064】なお、クリーニング部材41としては、図
4の(a)に示す不織布45のかわりにスポンジなどの
発泡体45aを基材44の表面に固着したものや、図4
の(b)に示す不織布45および発泡体45aの表面に
研磨剤からなる微粒子(粒径が1〜50μm程度)46
を固着したものや、そして、不織布45および発泡体4
5aなどは、基材44の表面の全面に固着することがク
リーニング性から見ると好ましいが、基材44の表面の
少なくとも一部に固着されていれば本質的には問題な
い。さらに、研磨剤としては、アルミナなどを例示する
ことができる。また、図4の(c)に示す基材44の表
面に研磨剤からなる微粒子46を固着したり図4の
(d)に示す基材44自身に研磨剤からなる微粒子46
を予め混ぜ込んで表面に研磨剤からなる微粒子46を露
出させた構成のものを用いてもよい。
【0065】また、クリーニング部材41の構成は、使
用するインクリボン14の種類や構成、サーマルヘッド
12の発熱状態や汚れなどの必要に応じて前記各種の構
成を単独もしくは組み合わせて用いてもよい。
【0066】さらにまた、クリーニング部材41として
樹脂からなる基材44の表面に不織布45または発泡体
45aを固着したものを用いる場合などには、不織布4
5または発泡体45aの表面に移動方向に対して交差す
る方向に、深さまたは高さが0.2〜2mm程度で幅が
0.5〜1.0mm程度の凹部または凸部を単独もしく
は組み合わせて形成し、クリーニング効果を向上させる
ようにしてもよい。また、基材44としては、エラスト
マ、ゴム、布などを用いてもよい。
【0067】さらに、クリーニング部材41を、樹脂か
らなる基材44の表面に不織布45または発泡体45a
を固着させた構成のものを用いることにより、サーマル
ヘッド12の表面への当たりを良好にすることができ
る。
【0068】さらにまた、不織布45または発泡体45
aの表面にアルミナなどの研磨剤からなる微粒子を固着
させたものを用いることにより、熱昇華性インクを塗布
したインクリボン14の耐熱性の樹脂からなる基材44
や、背面剤によるサーマルヘッド12の表面の強固な汚
れを容易にクリーニングすることができる。
【0069】なお、クリーニング部材41によるサーマ
ルヘッド12のクリーニング動作時間は、制御手段9か
ら送出する制御指令に基づいてクリーニング部材41に
当接させたサーマルヘッド12を1色の記録動作が終了
した記録用紙13を最初の記録開始位置まで記録時の搬
送方向と反対の逆方向に搬送するまでの任意の時間内で
ヘッドアップ動作させることにより制御することができ
る。
【0070】図5は本発明に係る熱転写プリンタの第2
の実施の形態の制御手段の構成を示す構成図である。
【0071】本実施の形態における熱転写プリンタ1A
は、前述した第1の実施の形態の熱転写プリンタ1のク
リーニング動作を変更したものであり、その他の構成は
前述した第1の実施の形態の熱転写プリンタ1と同様の
構成とされている。よって、本実施の形態の熱転写プリ
ンタ1Aにおいては、制御手段9Aの要部についてのみ
説明し、その他の構成の説明は省略する。
【0072】図5に示すように、本実施の形態の熱転写
プリンタ1Aの制御手段9Aは、記録情報などに基づい
て少なくとも記録した記録用紙13の枚数をカウントす
るカウント手段としてのカウントプログラム部48と、
このカウントプログラム部48によりカウントされた記
録した記録用紙13の枚数が予め設定されたカウント値
に達した場合に前記サーマルヘッド12を前記クリーニ
ング部材41に当接させて前記クリーニング部材41を
移動動作させてクリーニング動作を行う制御プログラム
部49とを有している。
【0073】このような構成の本実施の形態の熱転写プ
リンタ1Aの制御手段9Aによれば、前述した第1の実
施の形態の熱転写プリンタ11と同様の効果を奏するこ
とができるとともに、クリーニング動作を行うタイミン
グを記録用紙13に記録する記録枚数として予め付与す
ることができるので、熱昇華性インクあるいは熱転写性
インクの種類に応じてクリーニング動作を行うタイミン
グを適正に制御することができる。
【0074】すなわち、背面剤によるサーマルヘッド1
2への汚れが比較的大きい熱昇華性インクを塗布したイ
ンクリボン14を用いる場合には、1色の記録を行う毎
に前述したようにクリーニング動作を行い、サーマルヘ
ッド12への汚れが比較的少ない熱溶融性のインクを塗
布したインクリボンを用いる場合には、記録用紙13へ
の記録枚数が所定枚数、例えば、5枚毎とにクリーニン
グ動作を行うことができ、リボンカセット15を交換す
る毎にキャリッジ5をクリーニング部材41の配設位置
へ移動させる必要がないので、記録に要する時間を短く
することもできる。
【0075】言い替えると、インクの種類などに応じて
クリーニング動作を行う頻度を適正に設定し、記録に要
する時間を適正にすることができる。
【0076】なお、前記各実施の形態のクリーニング部
材41は、従来からある一般的な熱転写プリンタにも用
いることができる。
【0077】また、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタによれば、クリーニング部材がサーマルヘッドに整
列配置されている発熱素子の配列方向に対して平行な方
向に移動可能に配設されているので、サーマルヘッドと
クリーニング部材との当接力を低減した状態でサーマル
ヘッドの表面を一様に容易かつ確実にクリーニングする
ことができ、その結果、サーマルヘッドの表面の摩耗を
少なくし、サーマルヘッドの寿命を長くすることがで
き、サーマルヘッドは、その機能を長期間に亘り確実に
保持することができるという極めて優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタの第1の実施の
形態要部の構成を示す構成図
【図2】 図1のクリーニング部材近傍を示す構成図
【図3】 図1のクリーニング部材の構成を示す説明図
【図4】 (a)から(d)はクリーニング部材の構成
の変形例を示す図3と同様の図
【図5】 本発明に係る熱転写プリンタの第2の実施の
形態の制御手段の構成を示す構成図
【符号の説明】
1、1A 熱転写プリンタ 3 プラテン 5 キャリッジ 9、9A 制御手段 12 サーマルヘッド 13 記録用紙 14 インクリボン 15 リボンカセット 16 カセットキャリア 17 リフトギア 34 カセット受け渡し手段 41 クリーニング部材 41a 制御プログラム部 43 クリーニング部材駆動手段 44 基材 45 不織布 48 カウントプログラム部 49 制御プログラム部 FS 前面側 BS 後面側

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、このプラテンに沿って往復
    移動可能とされリボンカセットを搭載し得るキャリッジ
    と、このキャリッジに搭載され前記プラテンに対して接
    離可能とされたサーマルヘッドとを有する熱転写プリン
    タであって、 前記プラテンの長手方向の延長線上の記録可能領域を越
    えた位置に前記サーマルヘッドが当接可能でかつ前記サ
    ーマルヘッドの発熱素子の配列方向に対して平行な方向
    に移動可能なクリーニング部材を配設したことを特徴と
    する熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 プラテンと、このプラテンに沿って往復
    移動可能とされリボンカセットを搭載しうるキャリッジ
    と、このキャリッジに搭載され前記プラテンに対して接
    離可能とされたサーマルヘッドとを有する熱転写プリン
    タであって、 前記プラテンの長手方向の延長線上の記録可能領域を越
    えた位置に配設され前記サーマルヘッドが当接可能でか
    つ前記サーマルヘッドの発熱素子の配列方向に対して平
    行な方向に移動可能なクリーニング部材と、前記クリー
    ニング部材を駆動するクリーニング部材駆動手段と、記
    録した記録用紙の枚数をカウントするカウント手段と、
    このカウント手段によりカウントされた記録した記録用
    紙の枚数が予め設定されたカウント値に達した場合に前
    記サーマルヘッドを前記クリーニング部材に当接させて
    前記クリーニング部材を移動動作させる制御手段とを設
    けたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 プラテンと、このプラテンに沿って往復
    移動可能とされリボンカセットを搭載しうるキャリッジ
    と、このキャリッジに搭載され前記プラテンに対して接
    離可能とされたサーマルヘッドと、前記キャリッジに対
    向するようにして複数のリボンカセットを所定位置に保
    持するカセット保持部を備えたカセットホルダと、前記
    キャリッジと前記カセットホルダの間でリボンカセット
    の受け渡しを行うカセット受け渡し手段と、記録用紙を
    正逆搬送可能な記録用紙送り手段とを備え、複数のリボ
    ンカセットの中から所望のリボンカセットを選択して自
    動的に交換し、1枚の記録用紙に複数の色のインクを重
    ねてカラー記録を行うことのできる熱転写プリンタであ
    って、 前記プラテンの長手方向の延長線上の記録可能領域を越
    えた位置に配設され前記サーマルヘッドが当接可能でか
    つ前記サーマルヘッドの発熱素子の配列方向に対して平
    行な方向に移動可能なクリーニング部材と、前記クリー
    ニング部材を駆動するクリーニング部材駆動手段と、記
    録用紙に前記1つのリボンカセットを用いての記録を終
    える毎に記録に供した前記リボンカセットを前記カセッ
    トホルダに渡し前記キャリッジに前記リボンカセットが
    無い状態で前記サーマルヘッドを前記クリーニング部材
    に当接させて前記クリーニング部材を移動動作させる制
    御手段とを設けたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材が無端状のベルト
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    1項に記載の熱転写プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング部材が樹脂からなる基
    材の表面に不織布を固着してなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4の何れか1項に記載の熱転写プリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材が樹脂からなる基
    材の表面に発泡体を固着してなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4の何れか1項に記載の熱転写プリン
    タ。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング部材の表面に研磨剤か
    らなる微粒子を固着したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項6の何れか1項に記載の熱転写プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記研磨剤がアルミナであることを特徴
    とする請求項7に記載の熱転写プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記リボンカセットのインクリボンのイ
    ンクが熱昇華性インクであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項8の何れか1項に記載の熱転写プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7871213B2 (en) 2003-10-20 2011-01-18 Zih Corp. Ribbon cartridge including substrate cleaning apparatus
CN110315855A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 兄弟工业株式会社 打印装置

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