JP2734198B2 - 車載用空気清浄機 - Google Patents

車載用空気清浄機

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JP2734198B2
JP2734198B2 JP2323664A JP32366490A JP2734198B2 JP 2734198 B2 JP2734198 B2 JP 2734198B2 JP 2323664 A JP2323664 A JP 2323664A JP 32366490 A JP32366490 A JP 32366490A JP 2734198 B2 JP2734198 B2 JP 2734198B2
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浩章 乾
正美 福本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は消音機能を備えた車載用空気清浄機に関す
る。
従来の技術 近年自動車用の室内環境を向上するために、空気清浄
器が使用されるようになってきている。
従来のこの種の車載用空気清浄機は、第5図に示すよ
うに、車内のリヤトレイ(図示せず)に吸気口1および
排気口2を、またケーシング5の中にインペラ7を設け
た本体4をトランク内に配置し、かつ本体4と吸気口1,
排気口2を吸気筒8,排気筒3により連結させる構成とし
ていた。上記構成により、車内より吸気口1から取り入
れられた空気は、吸気筒8を通りフィルター6を通過し
て清浄され、モータ(図示せず)に取り付けられたイン
ペラ7を内蔵するケーシング5内を通り排気筒3をへて
排気口2から車内に送り込まれるようになっている。
発明が解決しようとする課題 このような従来の車載用空気清浄機では、車内の悪い
環境の中で迅速に空気に清浄を行うときは高風量が必要
であり、このときにはインペラ7をの高速回転で運転す
ることが最も有効な手段であるが、排気音もそれに比例
して高くなる。とくに車載用空気清浄機は構成上リヤト
レイに吸排気口を設けており、人が後部座席に座ると耳
もとに直接音が聞こえることになるために、車載用空気
清浄機から空気が乱れることによって発生する低周波領
域の音や、インペラが空気を斬るときに発生するNZ音や
その高周波などの高周波数域における騒音が問題であっ
た。本発明は上記問題を解決するもので、排気口からで
る前に消音して、排気音を減少させることができる車載
用空気清浄機を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の空気清浄器は、本
体と、本体内に設けたモータと、このモータに連結され
たインペラと、このインペラを収納し風を導くケーシン
グと、このケーシングの吸入部に設けた吸気筒と、前記
ケーシングの吐出側に設けた排気筒を備え、前記排気筒
内にモータあるいはインペラの回転に起因する騒音の1
波長分と1/2波長分と1/4波長分に相当する長さを持った
多数の排気通路を有する整流体を配してなる構成とした
ものである。
作用 上記した構成において、低周波数域の音に対しては、
ケーシングから排出された排気流は、断面を格子状に区
切り多数の排気通路を設けた整流体の中を通り整流され
ることにより消音される。またモータに起因するN音や
NZ音のような高周波数域の音に対しては、整流体の排気
通路の長さをその波長と1/2波長もしくは1/2波長と1/4
波長の長さに設定することにより音の相互干渉により消
音される。これは、ケーシングから排出された音は整流
体の排気通路を通るまでは同位相であるが、ある高周波
数域の音においてはその波長と同じ長さの排気通路を通
った音と、1/2波長と同じ長さの排気通路を通った音で
は位相が90度ずれることになる。そして排気通路を出た
音はそれぞれ回析現象により排気通路口から同心円上に
排気筒の中を広がり、それぞれ干渉を起こして打ち消し
あうために消音される。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図および第2図
を参照しながら説明する。図に示すように、車内のリヤ
トレイ(図示せず)に吸気口30および排気口21を、また
ケーシング24の中にモータ25と直結したインペラ26を設
けた本体27をトランク内に配置し、かつ本体27と吸気口
30,排気口21を吸気筒29,排気筒23により連結させ、かつ
その排気筒内に整流対22のフラットな面をケーシング24
側に、斜めにカットされた方を排気口21側に設置する構
成としている。また整流体22の構成については、その断
面は格子状の他に圧力損失の低減を図るためハニカム構
造としており整流体22を構成する排気通路31の長さは、
消音の対象となる音の波長と1/2波長および1/2波長と1/
4波長の長さに排気通路31を設定する。そしてこの整流
体22は、排気通路出口側に断面を斜めに傾斜させること
により、気流が通る排気通路31の長さを連続的に変化さ
せ、広範囲の周波数域に対応できる構成としている。
また、整流体22の設置方法としては、整流体22のフラ
ットな下面をケーシング24内に一部入り込むようにして
いる。なお、整流体22の排気通路31出口の形状について
は第3図および第4図に示すように吐出側を傾斜させて
排気通路31の長さを変えるものであればよい。
上記構成において動作を説明すると、モータ25に取り
付けられたインペラ26が回転することにより、吸気口30
より取り入れられ車内の空気が吸気筒29を通り、フィル
ター28により清浄され、ケーシング24を通過し排気筒内
に設置された整流体22を多数の排気通路31を通る間に整
流され、そして排気通路31を出た音はそれぞれ回析現象
により排気通路出口から同心円上に排気筒23の中を広が
り、それぞれ干渉を起こして打ち消しあい消音され、再
び排気口21より車内に循環される。整流22を排気筒23に
設置することにより、低周波数域の音に対しては、排気
流はこの格子状に多数の排気通路31が設けられた整流対
22の中を通り整流されることにより消音される。またモ
ータに起因するNZ音の様な高周波数域の音に対しては、
その周波数がたとえば2000Hzならば排気通路の長さをそ
の波長(19cm)と1/2波長(9.5cm)もしくは1/2波長
(9.5cm)と1/4波長(4.75cm)の長さに設置すると、NZ
音は整流体22の排気通路31を通るまでは同位相である
が、19cmの排気通路31と9.5cmの排気通路31もしくは9.5
cmの排気通路31と4.75cmの排気通路31を通った音では位
相が90度ずれることになる。そして排気通路31を出た音
はそれぞれ回析現象により排気通路出口から同心円上に
排気筒23の中を広がり、それぞれ干渉を起こして打ち消
しあうために消音されることになる。また、排気通路出
口側の断面を斜めに傾斜させることにより、気流が通る
排気通路31の長さを連続的に変化させるため、2000Hz前
後の周波数域に対しても同様の効果を得られることにな
る。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明の空気
清浄器によれば、本体と本体内に設けたモータと、この
モータに連結されたインペラと、こんインペラを収納し
風を導くケーシングと、このケーシングの吸入部に設け
た吸気筒と、前記ケーシングの吐出側に設けた排気筒を
備え、前記排気筒内にモータあるいはインペラの回転に
起因する騒音の1波長分と1/2波長分と1/4波長分に相当
する長さを持った多数の排気通路を有する整流体を配し
てなる構成とすることにより、空気が乱れることによっ
て発生する低周波数域に対してはスリット状の整流体を
設けたことにより排気流の整流効果を発揮し、インペラ
が空気を斬るときに発生するNZ音やその高周波などの高
周波数域に対しては、音の回析現象による位相干渉によ
り、消音すべき周波数に応じて整流体の管内通路の長さ
を選択することにより効率良く消音できるため、排気口
から出る排気音の全周波数域に対して消音効果を発揮で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す車載用空気清浄機の断面
図、第2図,第3図,第4図は整流体の斜視図、第5図
は従来の車載用空気清浄機を示す斜視図である。 22……整流体、23……排気筒、24……ケーシング、25…
…モータ、26……インペラ、27……本体、29……吸気
筒、32……排気口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と本体内に設けたモータと、このモー
    タに連結されたインペラと、このインペラを収納し風を
    導くケーシングと、このケーシングの吸入部に設けた吸
    気筒と、前記ケーシングの吐出側に設けた排気筒を備
    え、前記排気筒内にモータあるいはインペラの回転に起
    因する騒音の1波長分と1/2波長分と1/4波長分に相当す
    る長さを持った多数の排気通路を有する整流体を配して
    なる車載用空気清浄機。
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