JP2929799B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2929799B2 JP3261705A JP26170591A JP2929799B2 JP 2929799 B2 JP2929799 B2 JP 2929799B2 JP 3261705 A JP3261705 A JP 3261705A JP 26170591 A JP26170591 A JP 26170591A JP 2929799 B2 JP2929799 B2 JP 2929799B2
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浩章 乾
正美 福本
泉 山浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気清浄機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば車載用空気清浄機は、図
7に示すような構成となっている。即ち、車内のリヤト
レイに吸気口1および排気口2を、またケーシング5の
中にインペラ7を設けた本体4をトランク内に設置し、
かつ本体4と吸気口1・排気口2を吸気筒8・排気筒3
により連結している。よって車内から吸気筒8を介して
取り入れた空気は、フィルタ−6を通過して浄化され、
モータに取り付けたインペラ7を内包するケーシング5
内を通って、排気筒3を経て再び排気口2から車内に送
り込まれることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記空気清浄機は、車
内の悪環境の中で動作して、迅速に空気の清浄を行わな
ければならず、従って高風量が要求される。このために
はインペラ7の高速化が最も有効な手段であるが、吸気
音、排気音もそれに比例して高くなる。特に車載用空気
清浄機の場合は、リヤトレイに吸気口1・排気口2があ
り、人が後部座席に座ると耳もとに直接吸気音・排気音
が聞こえるものである。このため車載用空気清浄機にあ
っては、静音化が大変重要な問題となってくるものであ
る。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、高風量で低騒音の気清浄機を提供することを第一
の目的とするものである。また、消音効果の高い気清
浄機を提供することを第二の目的とするものである。さ
らに圧力損失や風斬り音の抑制を図った気清浄機を提
供することを第三の目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、フィルタと、モータに取り
付けたインペラと、ケーシングより構成した本体と、前
インペラに連通する吸気口および排気口と、多数の長
さの異なる空気通路の集合体である整流体を有し、
口と前記インペラとを連通する通路内に前記整流体を
置した気清浄機とするものである。
【0006】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、前記本発明の第一の手段の構成に加え、整流
体の吸気通路内壁全面に植毛処理を施した気清浄機と
するものである。
【0007】第3の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、前記本発明の第一の手段又は第二の手段の構
成に加え、吸気口の吸気格子と整流体の空気通路を一体
とした気清浄機とするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は、多数の長さの異なる空
気通路の集合体である整流体を吸気口とインペラを連通
する通路内に設置した構成により、この空気通路を通過
する間に低周波域の音は整流されて消音され、モ−タに
起因するN音やNZ音の様な高周波数域の音についても
音の相互干渉により消音されるものである。
【0009】本発明の第二の手段は、整流体の空気通路
に植毛を施すことによって、植毛間に存在する小孔を利
用してより消音効果を高めるように作用するものであ
る。
【0010】また本発明の第三の手段は、吸気口の吸気
格子と整流体の空気通路を一体としたことによって、吸
気口の吸気格子と整流体の空気通路との空間で発生する
圧力損失および風斬り音を低減するように作用するもの
である。
【0011】
【実施例】
(実施例1) 以下本発明の第一の手段の実施例について、図1〜図5
に基づいて説明する。図1において、21は吸気口
2は排気口であって、それぞれ車内のリヤトレイに設け
ている。またケーシング24の中には、モータ25と直
結したインペラ26を設けている。27・28は前記吸
気口21・排気口22を連結している吸気筒・排気筒で
ある。23は吸気口21とケーシング24の入口部24
aとの間に設けた整流体であって、吸気口21から吸気
した空気がこの内部を通過するようになっている。本実
施例では整流体23は、フラットな面を吸気口21側
に、斜めにカットされた方をケーシング24側に設け
て、多数の長さの異なる空気通路29の集合体を形成し
ている。30はフィルターであって、吸気空気中に含ま
れている汚れ成分を吸着・除去する。また31は前記各
構成部材を収容した本体である。
【0012】なお整流体23の空気通路29の形状につ
いては、図2・図3・図4にそれぞれ示しているよう
に、格子状・ハニカム状の他に圧力損失の低減を図るた
め円状・楕円状にすることもできる。
【0013】以下本実施例の動作について説明する。図
示していないスイッチがオンされて、モ−タ25が駆動
されると、モータ25に取り付けたインペラ26が回転
する。このインペラ26の回転によって、吸気口21か
ら車内の汚れた空気が吸気される。吸気口21から吸気
された空気は、吸気筒27内に設置された整流体23か
ら、フィルタ−30を介して、ケ−シング24を通過
し、排気口22より車内に排出される。このフィルター
30を通過する際に、吸気された空気の汚れ成分は吸着
され除去され清浄な空気となる。また吸気された空気に
含まれている低周波の音成分は、この整流体23の多数
の吸気通路29を通って整流されて消音され、モ−タに
起因するN音やNZ音の様な高周波数域の音成分は、音
の相互干渉を起こして打ち消しあい消音されていく。こ
うして、清浄化され静音化された空気が、排気口22よ
り車内に排出される。
【0014】ここでこの空気中に含まれている音成分の
低減作用について、詳細に説明する。本実施例では、整
流体23を構成する吸気通路29の長さは、消音の対象
となる音の波長に相当する長さと、前記長さの1/2の
長さと、更に前記長さの1/2の長さを含むように設定
されている。つまり、整流体23の吸気通路29の出口
側の断面を斜めに傾斜させて通路の長さを連続的に変化
させ、前記各長さを含むようにしている。具体的には、
モ−タに起因するNZ音の様な高周波音に対しては、そ
の周波数がたとえば2000Hzならば、吸気通路の長さをそ
の波長(19cm)と、この1/2波長分(9.5cm)と、更
にこの1/2波長分(4.75cm)を含むように設定するも
のである。こうすることにより音が整流体23の吸気通
路29を通るまでは同位相であるが、19cmの通路と9.5c
mの通路、もしくは9.5cmの通路と4.75cmの通路を通るこ
とで、位相が90度ずれることになる。こうして吸気通
路29を出た音は、それぞれ吸気通路29入口から同心
円上に吸気筒27の中を広がっていく。この広がりの過
程で、位相差が90度であるため、干渉を起こして打ち
消し合う形になる。このようにして高周波域の音は消音
される。なお本実施例の場合は、吸気通路29の出口側
の断面を斜めに傾斜させて気流が通る通路の長さを連続
的に変化させているため、2000Hz前後の周波数域の音に
対しても上記と同様の効果を得られることになる。
【0015】 (実施例2) 次に本発明の第二の手段の実施例について図5を参照し
ながら説明する。本実施例の全体構成は図1と同様であ
り説明を省略する。本実施例では、第一の手段の整流体
23に代えて整流体40を用いたもので、これは空気通
路41の内壁表面全体に植毛42を施している。
【0016】このように構成することによって、空気通
路41を通過する音は一層低減されるものである。つま
り、表面に施した植毛は多数の微細な孔を有しているも
ので、音波がこの空気通路41を通過する間に植毛が有
している微細な孔に吸音されるものである。こうして本
実施例は、前記実施例よりも一層高い消音効果を発揮す
るものである。
【0017】 (実施例3) 次に本発明の第三の手段の実施例について図6を参照し
ながら説明する。本実施例の全体構成は図1と同様であ
り説明を省略する。本実施例においては、第一の手段の
吸気口21と整流体23を次のように構成している。す
なわち吸気口51の吸気格子52と整流体53の空気通
路54を同一形状として一体部品としている。
【0018】以下本実施例の作用を説明する。整流体5
3の空気通路54と吸気格子52を一体とすることによ
り、整流体53と吸気格子52間の空間はなくなる。つ
まり、吸気格子52を通った空気が、整流体53の空気
通路54に入る時に発生する風斬り音や、空気通路54
による圧力損失を無くすことができるものである。この
ため本実施例によれば、圧力損失の低減による風量の増
加や、風斬り音の低減による静音化を図ることができる
ものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段の
清浄機は、吸気口とインペラを連通する通路内に整流体
を設置することにより、空気が乱れることによって発生
する低周波数域の音に対しては整流効果を発揮し、モー
タ音やインペラが空気を斬るときに発生するNZ音やそ
の高調波などの高周波数域の音に対しては、音の相互干
渉により効率良く消音できるため、吸気口から直接車内
に出る音や排気口より出る音の全周波数域に対して消音
効果を発揮できるものである。
【0020】また本発明の第二の手段の気清浄機は、
整流体の空気通路の内壁表面全体に植毛を施すことよっ
て、空気通路を通過する音は消音されることになり、整
流体の消音効果はさらに高くなる。
【0021】また更に本発明の第三の手段による気清
浄機は、整流体と吸気格子を一体とすることで整流体を
取付けたことによる圧力損失の低下や風斬り音の発生を
抑制することができ、高風量で低騒音な装置とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の気清浄機の正断面図
【図2】同整流体の斜視図
【図3】同整流体の第二の実施例の斜視図
【図4】同整流体の第三の実施例の斜視図
【図5】本発明の第二の手段の実施例における植毛付整
流体の斜視図
【図6】本発明の第三の手段の実施例における吸気口の
斜視図
【図7】従来の気清浄機における斜視図
【符号の説明】
21、51 吸気口 22 排気口 23、40、53 整流体 24 ケーシング 25 モータ 26 インペラ 27 吸気筒 28 排気筒 42 植毛 52 吸気格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 46/00 - 46/54 B60H 3/06 G10K 11/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタと、モータに取り付けたインペ
    ラと、ケーシングより構成した本体と、前記インペラに
    連通する吸気口および排気口と、多数の長さの異なる空
    気通路の集合体である整流体を有し、気口と前記イン
    ペラとを連通する通路内に前記整流体を設置した気清
    浄機。
  2. 【請求項2】 整流体の空気通路の内壁を植毛処理した
    請求項1記載の気清浄機。
  3. 【請求項3】 整流体の空気通路と吸気口の吸気格子を
    一体にした請求項1又は2記載の気清浄機。
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JP2003285647A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池自動車

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