JPH0596116A - 車載用空気清浄機 - Google Patents

車載用空気清浄機

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JPH0596116A
JPH0596116A JP3261705A JP26170591A JPH0596116A JP H0596116 A JPH0596116 A JP H0596116A JP 3261705 A JP3261705 A JP 3261705A JP 26170591 A JP26170591 A JP 26170591A JP H0596116 A JPH0596116 A JP H0596116A
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Japan
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air
intake
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vehicle
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JP3261705A
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Hiroaki Inui
浩章 乾
Masami Fukumoto
正美 福本
Izumi Yamaura
泉 山浦
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高風量で低騒音の車載用空気清浄機
を提供することを目的とするものである。 【構成】 フィルタ30と、モータ25に取り付けたイ
ンペラ26と、ケーシング24より構成した本体31
と、前記本体31に連結した吸気口21および排気口2
2と、多数の長さの異なる空気通路の集合体である整流
体23を有し、前記整流体23を吸気口21とケーシン
グ24の入口部24aとの間に設置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用空気清浄機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車載用空気清浄機は、図
7に示すような構成となっている。即ち、車内のリヤト
レイに吸気口1および排気口2を、またケーシング5の
中にインペラ7を設けた本体4をトランク内に設置し、
かつ本体4と吸気口1・排気口2を吸気筒8・排気筒3
により連結している。よって車内から吸気筒8を介して
取り入れた空気は、フィルタ−6を通過して浄化され、
モータに取り付けたインペラ7を内包するケーシング5
内を通って、排気筒3を経て再び排気口2から車内に送
り込まれることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車載用空気清浄機は、
車内の悪環境の中で動作して、迅速に空気の清浄を行わ
なければならず、従って高風量が要求される。このため
にはインペラ7の高速化が最も有効な手段であるが、吸
気音、排気音もそれに比例して高くなる。特に車載用空
気清浄機の場合は、リヤトレイに吸気口1・排気口2が
あり、人が後部座席に座ると耳もとに直接吸気音・排気
音が聞こえるものである。このため車載用空気清浄機に
あっては、静音化が大変重要な問題となってくるもので
ある。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、高風量で低騒音の車載用空気清浄機を提供すること
を第一の目的とするものである。また、消音効果の高い
車載用空気清浄機を提供することを第二の目的とするも
のである。さらに圧力損失や風斬り音の抑制を図った車
載用空気清浄機を提供することを第三の目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、フィルタと、モータに取り
付けたインペラと、ケーシングより構成した本体と、前
記本体に連結した吸気口および排気口と、多数の長さの
異なる空気通路の集合体である整流体を有し、前記整流
体を吸気口とケーシングの入口部との間に設置した車載
用空気清浄機とするものである。
【0006】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、前記本発明の第一の手段の構成に加え、整流
体の吸気通路内壁全面に植毛処理を施した車載用空気清
浄機とするものである。
【0007】第3の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、前記本発明の第一の手段又は第二の手段の構
成に加え、吸気口の吸気格子と整流体の空気通路を一体
とした車載用空気清浄機とするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は、多数の長さの異なる空
気通路の集合体である整流体を吸気口とケーシングの入
口部との間に設置した構成により、この空気通路を通過
する間に低周波域の音は整流されて消音され、モ−タに
起因するN音やNZ音の様な高周波数域の音についても
音の相互干渉により消音されるものである。
【0009】本発明の第二の手段は、整流体の空気通路
に植毛を施すことによって、植毛間に存在する小孔を利
用してより消音効果を高めるように作用するものであ
る。
【0010】また本発明の第三の手段は、吸気口の吸気
格子と整流体の空気通路を一体としたことによって、吸
気口の吸気格子と整流体の空気通路との空間で発生する
圧力損失および風斬り音を低減するように作用するもの
である。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第一の手段の実施例につい
て、図1〜図5に基づいて説明する。図1において、2
1は吸気口22は排気口であって、それぞれ車内のリヤ
トレイに設けている。またケーシング24の中には、モ
ータ25と直結したインペラ26を設けている。27・
28は前記吸気口21・排気口22を連結している吸気
筒・排気筒である。23は吸気口21とケーシング24
の入口部24aとの間に設けた整流体であって、吸気口
21から吸気した空気がこの内部を通過するようになっ
ている。本実施例では整流体23は、フラットな面を吸
気口21側に、斜めにカットされた方をケーシング24
側に設けて、多数の長さの異なる空気通路29の集合体
を形成している。30はフィルターであって、吸気空気
中に含まれている汚れ成分を吸着・除去する。また31
は前記各構成部材を収容した本体である。
【0012】なお整流体23の空気通路29の形状につ
いては、図2・図3・図4にそれぞれ示しているよう
に、格子状・ハニカム状の他に圧力損失の低減を図るた
め円状・楕円状にすることもできる。
【0013】以下本実施例の動作について説明する。図
示していないスイッチがオンされて、モ−タ25が駆動
されると、モータ25に取り付けたインペラ26が回転
する。このインペラ26の回転によって、吸気口21か
ら車内の汚れた空気が吸気される。吸気口21から吸気
された空気は、吸気筒27内に設置された整流体23か
ら、フィルタ−30を介して、ケ−シング24を通過
し、排気口22より車内に排出される。このフィルター
30を通過する際に、吸気された空気の汚れ成分は吸着
され除去され清浄な空気となる。また吸気された空気に
含まれている低周波の音成分は、この整流体23の多数
の吸気通路29を通って整流されて消音され、モ−タに
起因するN音やNZ音の様な高周波数域の音成分は、音
の相互干渉を起こして打ち消しあい消音されていく。こ
うして、清浄化され静音化された空気が、排気口22よ
り車内に排出される。
【0014】ここでこの空気中に含まれている音成分の
低減作用について、詳細に説明する。本実施例では、整
流体23を構成する吸気通路29の長さは、消音の対象
となる音の波長に相当する長さと、前記長さの1/2の
長さと、更に前記長さの1/2の長さを含むように設定
されている。つまり、整流体23の吸気通路29の出口
側の断面を斜めに傾斜させて通路の長さを連続的に変化
させ、前記各長さを含むようにしている。具体的には、
モ−タに起因するNZ音の様な高周波音に対しては、そ
の周波数がたとえば2000Hzならば、吸気通路の長さをそ
の波長(19cm)と、この1/2波長分(9.5cm)と、更
にこの1/2波長分(4.75cm)を含むように設定するも
のである。こうして、低周波数域の音に対しては、吸気
流がこの多数の吸気通路29を通り整流される間に消音
される。またNZ音等の高周波音は、整流体23の吸気
通路29を通るまでは同位相であるが、19cmの通路と9.
5cmの通路、もしくは9.5cmの通路と4.75cmの通路を通る
ことで、位相が90度ずれることになる。こうして吸気
通路29を出た音は、それぞれ吸気通路29入口から同
心円上に吸気筒27の中を広がっていく。この広がりの
過程で、位相差が90度であるため、干渉を起こして打
ち消し合う形になる。このようにして高周波域の音は消
音される。なお本実施例の場合は、吸気通路29の出口
側の断面を斜めに傾斜させて気流が通る通路の長さを連
続的に変化させているため、2000Hz前後の周波数域の音
に対しても上記と同様の効果を得られることになる。
【0015】(実施例2)次に本発明の第二の手段の実
施例について図5を参照しながら説明する。本実施例の
全体構成は図1と同様であり説明を省略する。本実施例
では、第一の手段の整流体23に代えて整流体40を用
いたもので、これは空気通路41の内壁表面全体に植毛
42を施している。
【0016】このように構成することによって、空気通
路41を通過する音は一層低減されるものである。つま
り、表面に施した植毛は多数の微細な孔を有しているも
ので、音波がこの空気通路41を通過する間に植毛が有
している微細な孔に吸音されるものである。こうして本
実施例は、前記実施例よりも一層高い消音効果を発揮す
るものである。
【0017】(実施例3)次に本発明の第三の手段の実
施例について図6を参照しながら説明する。本実施例の
全体構成は図1と同様であり説明を省略する。本実施例
においては、第一の手段の吸気口21と整流体23を次
のように構成している。すなわち吸気口51の吸気格子
52と整流体53の空気通路54を同一形状として一体
部品としている。
【0018】以下本実施例の作用を説明する。整流体5
3の空気通路54と吸気格子52を一体とすることによ
り、整流体53と吸気格子52間の空間はなくなる。つ
まり、吸気格子52を通った空気が、整流体53の空気
通路54に入る時に発生する風斬り音や、空気通路54
による圧力損失を無くすことができるものである。この
ため本実施例によれば、圧力損失の低減による風量の増
加や、風斬り音の低減による静音化を図ることができる
ものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段の車載
用空気清浄機は、吸気口とケーシングの入口部との間に
整流体を設置することにより、空気が乱れることによっ
て発生する低周波数域の音に対しては整流効果を発揮
し、モータ音やインペラが空気を斬るときに発生するN
Z音やその高調波などの高周波数域の音に対しては、音
の相互干渉により効率良く消音できるため、吸気口から
直接車内に出る音や排気口より出る音の全周波数域に対
して消音効果を発揮できるものである。
【0020】また本発明の第二の手段の車載用空気清浄
機は、整流体の空気通路の内壁表面全体に植毛を施すこ
とよって、空気通路を通過する音は消音されることにな
り、整流体の消音効果はさらに高くなる。
【0021】また更に本発明の第三の手段による車載用
空気清浄機は、整流体と吸気格子を一体とすることで整
流体を取付けたことによる圧力損失の低下や風斬り音の
発生を抑制することができ、高風量で低騒音な装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の車載用空気清浄機の正断
面図
【図2】同整流体の斜視図
【図3】同整流体の第二の実施例の斜視図
【図4】同整流体の第三の実施例の斜視図
【図5】本発明の第二の手段の実施例における植毛付整
流体の斜視図
【図6】本発明の第三の手段の実施例における吸気口の
斜視図
【図7】従来の車載用空気清浄機における斜視図
【符号の説明】
21、51 吸気口 22 排気口 23、40、53 整流体 24 ケーシング 25 モータ 26 インペラ 27 吸気筒 28 排気筒 42 植毛 52 吸気格子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタと、モータに取り付けたインペ
    ラと、ケーシングより構成した本体と、前記本体に連結
    した吸気口および排気口と、多数の長さの異なる空気通
    路の集合体である整流体を有し、前記整流体を吸気口と
    ケーシングの入口部との間に設置した車載用空気清浄
    機。
  2. 【請求項2】 整流体の空気通路の内壁を植毛処理した
    請求項1記載の車載用空気清浄機。
  3. 【請求項3】 整流体の空気通路と吸気口の吸気格子を
    一体にした請求項1又は2記載の車載用空気清浄機。
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