JP2733811B2 - オゾン発生方法及びその装置 - Google Patents

オゾン発生方法及びその装置

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英幸 臼井
教由 小阪
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内空気の脱臭及び殺
菌、上水の脱臭及び浄化、下水処理水の殺菌、脱色及び
浄化に用いられるオゾン発生方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明のごとき沿面放電式のオゾン発生
装置として、従来図7に示したごとき構造のものが提供
されている。すなわち、ア−ス電極材30をセラミック
(主にアルミナ)31、32で挟持し、一方のセラミッ
ク31上に金属または半導体電極格子33をつけ、その
上面をオゾン発生室としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のオゾン発生
装置は、金属または半導体からなる電極格子33が設け
られる前記一方のセラミック31、すなわち、誘電体の
厚みが0.5mm程度であり、ア−ス電極材30も数十
ミクロンと薄いため、十分な強度が得られないという問
題が残されていた。そこでさらにア−ス電極材30の裏
面にバックアップ材としてセラミック32を張り付け強
度を持たせていた。
【0004】従来のごとく、セラミック等を誘電体及び
バックアップ材として使用した場合には、比較的熱伝導
率が高い素材であるため、オゾン発生室の温度上昇は少
ないい。しかしながら、オゾン発生濃度を向上させるた
め原料ガスの供給圧を0.8〜1気圧に上昇させた場合
に耐えるように前記バックアップ材を厚く構成すると放
熱効果が低下するため、耐圧構造とすることに困難があ
った。
【0005】さらに、セラミック31上への電極格子3
3の形成には、タングステン酸化物ペ−ストを塗布して
還元焼成する方法、真空蒸着によって格子のパタ−ンを
形成した上にメッキする方法等が採用されるが、製作に
手数を要するとともに製品の出来具合にもバラツキが多
かった。さらに前記各方法は、材料コストの安い集成マ
イカ材や熱伝導率が高く放熱性が優れた窒化アルミニウ
ム等に電極格子を構成することが困難で、結果として高
価となるものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記事情に鑑み
なされたもので、方法の発明は、誘電体上に耐蝕性金属
箔格子を置き、該耐蝕性金属箔格子の重力と電気的吸引
力によって該耐蝕性金属箔格子を前記誘電体に密着さ
せ、前記耐蝕性金属箔格子の周囲に沿面放電を発生さ
せ、そこに供給した原料ガスをオゾン化するものであ
り、装置の発明は、誘電体が誘電材及びア−ス電極材で
構成され、該誘電体の上面に耐蝕性金属箔格子が置か
れ、該耐蝕性金属箔格子の重力と電気的吸引力によって
該耐蝕性金属箔格子が前記誘電体に密着させられる構成
であり、それらの上面にオゾン発生室が構成され、前記
誘電体下面に冷却水通路が構成されてなるものであり、
さらに具体的実施例として前記誘電材を集成マイカ材と
し、ア−ス電極材を耐蝕アルミニウム合金としたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明では誘電体1上に、単に耐蝕性金属箔格
子4が置かれた状態とされる。したがって、製作に手数
を要せず、しかも材料コストの安い集成マイカ材や熱伝
導率が高く放熱性が優れた窒化アルミニウムにも電極格
子を構成することができるため経済的かつ安価に提供で
きる。
【0008】本発明では、オゾン発生室6を構成する誘
電体1上に置かれた耐蝕性金属箔格子4の一方の高圧電
極部5aに高周波高電圧が印加される。その結果、耐蝕
性金属箔格子4が電気的吸引力によって誘電体1に密着
し、耐蝕性金属箔格子4の周囲に沿面放電を生じる。そ
の状態の中で前記オゾン発生室6に乾燥空気あるいは酸
素等の原料ガスが供給されと、該原料ガスが前記沿面放
電のコロナに接触し、オゾンが生成されるものである。
【0009】さらに、前記沿面放電によりオゾン発生室
6及び誘電体1等が加熱されるが、本発明の装置によれ
ば誘電体1の下面、さらにはその上下に冷却水通路9を
構成することができるため、前記加熱を押えてオゾン発
生効率を向上させることができる。
【0010】さらに本発明の装置は、積み重ね等が可能
であり、適数を積み重ねることにより、オゾン濃度を自
由に高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとずいて
説明する。図1乃至図3には本願発明のオゾン発生装置
が示されている。図1は平面図、図2は図1のII−I
I線断面図、図3は図1のIII−III線断面図であ
る。
【0012】図中、1誘電体であり、誘電材2及びア−
ス電極材3から構成されている。さらに具体的には誘電
材2が集成マイカ材で構成され、ア−ス電極材3が耐蝕
アルミニウム合金で構成されている。
【0013】本発明では、前記誘電体1の上面、具体的
には集成マイカ材からなる誘電材2の上面に耐蝕性金属
箔格子4が置かれる。ここで「置く」とは該耐蝕性金属
箔格子4を前記誘電材2に固着しないことを意味する。
【0014】すなわち、本発明では、前記耐蝕性金属箔
格子4の中央部の両側に高圧電極部5a、5bが突出さ
せて設けられ、一方の高圧電極部5aが後述する適数の
モジュ−ルを重ね合わせた場合の各モジュ−ル間の接続
部とされ、他方の高圧電極部5bが単に挟持固定部とさ
れ、その他の部分はそのままの状態とされる。したがっ
て前記高圧電極部5a、5bを除いた部分は単に自重で
誘電材2の上面に置かれた状態とされている。
【0015】つぎに、それらの上面、すなわち、誘電体
1を構成する誘電材2及び耐蝕性金属箔格子4の上面に
オゾン発生室6が構成される。すなわち、前記誘電体1
を構成する誘電材2及び耐蝕性金属箔格子4の上面部に
空間が構成され、その上面を塞いで前記オゾン発生室6
が気密状態に構成される。
【0016】図1乃至図3の実施例では、オゾン発生室
6の気密状態を、詳細を後述するが同じ構成のモジュ−
ルを重ね合わせ、オゾン濃度を高める構成としている。
すなわち、前記オゾン発生室6を構成するために誘電材
1の上面部に設けた集成マイカ材からなるガス通過板7
上にガスケット固定枠8を設け、これに対して、後述す
る冷却水通路9を構成するための防水強化材10の上面
部に集成マイカ材からなる冷却水通過板11を設け、該
冷却水通過板11の下面に絶縁材13を介して前記ガス
ケット固定枠8と適合するガスケット押し板12を設
け、該ガスケット押し板12を前記ガスケット固定枠8
に適合して重ね合わされる構成とされている。
【0017】すなわち、前記防水強化材10及び絶縁材
13によってオゾン発生室6の上部が塞がれ、さらにそ
れらの上部に冷却水通路9が構成されてオゾン発生室6
が上部からも冷却される構成となっている。したがっ
て、オゾン発生室6が前記誘電体1とその上方に重ねら
れたモジュ−ルの防水強化材10間、具体的には前記誘
電体1を構成するア−ス電極材3とその上方に重ねられ
たモジュ−ルの防水強化材10の下面に設けられた絶縁
材13との間に構成される。図中、14は原料ガスの供
給口、15は前記原料ガスの供給口14と対角位置に設
けたオゾン含有ガスの流出口、27はオゾン化ガス通
路、28はア−ス電極接続部である。
【0018】さらに誘電体1の下面に前記した冷却水通
路9が構成される。すなわち、前記誘電体1を構成する
ア−ス電極材3の下面部に冷却水通過板11を介して防
水強化材10及び絶縁材13が設けられ、前記ア−ス電
極材3と防水強化材10との間が冷却水通路9とされ
る。
【0019】なお、前記ア−ス電極材3の接水部分、す
なわち、下面には絶縁処理が施される。図中、16は冷
却水供給口、17は前記冷却水供給口と対角位置に設け
た冷却水出口である。
【0020】なお、図中、18は原料ガスの供給口1
4、オゾン発生室6及びオゾン含有ガスの流出口15部
に設けられたテフロンシ−ル、19は冷却水供給口1
6、冷却水出口17及び高圧電極部5に設けられたOリ
ング、20及び21はモジュ−ルを重ね合わせた場合に
それぞれの高圧電極部5a間及びそれぞれのア−ス電極
材3間を接続するスプリングである。
【0021】前記構成のオゾン発生装置は、コンパクト
で、かつ必要濃度のオゾンを得るために重ね合わせて使
用される。その実施例が図4乃至図6に示されている。
まず、最上部には上面冷却板付き押え板22が設けられ
る。該上面冷却板付き押え板22は、詳細を図示しない
が内部に冷却水通路9が構成され、前記図1乃至図3に
示した本発明のオゾン発生装置の上面を塞ぐ構成となっ
ている。
【0022】さらに、最下部には押え板付きオゾン発生
モジュ−ル23が設けられる。この押え板付きオゾン発
生モジュ−ル23は、オゾン発生部の下部に冷却水通路
9及び押え板24を設けたものである。図中、25は前
記上面冷却板付き押え板22、適数の本発明のオゾン発
生装置及び押え板付きオゾン発生モジュ−ル23を一体
とする接合ボルト、26は同ナットである。
【0023】前記のごとくして重ね合わされた実際使用
状態の概略図が図5及び図6に示されている。図5は原
料ガスの供給からオゾン含有ガスの流出までのオゾン化
ガス通路27を示し、原料ガスの空気あるいは酸素が上
部から供給されて複数のオゾン発生室6を直列に流され
てオゾン濃度が高められる構成となっている。
【0024】また、図6は冷却水の供給から出口までの
経路を示し、冷却水が下部から供給され、それそれのオ
ゾン発生室6の上下を冷却するように並列に流れる構成
となっている。
【0025】前記実施例では、乾燥空気あるいは酸素等
の原料ガスが、その供給口14から供給され、同時にそ
れぞれの耐蝕性金属箔格子4の高圧電極部5aに高周波
高電圧が印加される。その結果、耐蝕性金属箔格子4が
自重及び電気的吸引力により誘電体1に密着してその周
囲に沿面放電を生じる。そして該沿面放電のコロナに前
記原料ガスが接触してオゾンが生成されるものである。
さらに、適数のオゾン発生室6を通過することによりオ
ゾン濃度が高められるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法及び装置によれば、製作に
手数を要することがなく、しかも材料コストの安い集成
マイカ材や熱伝導率が高く放熱性の優れた窒化アルミニ
ウム等を使用できるため経済的である効果が得られる。
さらに積み重ねが容易であり、適数積み重ねることによ
り、オゾン濃度の向上を自由に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオゾン発生装置の平面図である
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】実際使用状態の分解斜視図である。
【図5】実際使用状態のオゾン含有ガス流路を示す縦断
面図である。
【図6】実際使用状態の冷却水流路を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来例を示す原理図である。
【符号の説明】
1 誘電体 2 誘電材 3 ア−ス電極材 4 耐蝕性金属箔格子 6 オゾン発生室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−89941(JP,A) 実開 平6−20436(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体上に耐蝕性金属箔格子を置き、該
    耐蝕性金属箔格子の重力と電気的吸引力によって該耐蝕
    性金属箔格子を前記誘電体に密着させ、前記耐蝕性金属
    箔格子の周囲に沿面放電を発生させて原料ガスをオゾン
    化することを特徴とするオゾン発生方法。
  2. 【請求項2】 誘電体が誘電材及びア−ス電極材から構
    成され、該誘電体の上面に耐蝕性金属箔格子が置かれ、
    該耐蝕性金属箔格子の重力と電気的吸引力によって該耐
    蝕性金属箔格子が前記誘電体に密着させられる構成であ
    り、それらの上面にオゾン発生室が構成され、前記誘電
    体下面に冷却水通路が構成されてなることを特徴とする
    オゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 誘電材が集成マイカ材であり、ア−ス電
    極材が耐蝕アルミニウム合金である請求項2記載のオゾ
    ン発生装置。
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