JP2733546B2 - 重合体繊維用表面処理剤 - Google Patents

重合体繊維用表面処理剤

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重合体繊維用の表面処理剤、それによつて処
理した繊維及び該処理剤によつて重合体繊維を被覆する
ための方法に関するものである。
本発明を要約すれば、本発明は: 重量で1〜30%のレゾール形の極性フエノール樹脂 重量で2〜40%の、ラジカル重合性、芳香族ヒドロキ
シメチル及び/又はメチルハロゲン化合物の、レゾール
によつて架橋できる、共重合体、及び 全体を重量で100%とするための水を含有し、且つ、
必要ならば、重量で5%に至るまでの付加的な接着改良
剤をも存在させることができることを特徴とする、樹脂
調製品に基づく重合体繊維用の水性表面処理剤に関する
ものである。
本発明はさらに有機又は無機重合体繊維、好ましくは
ポリアミド又はポリイミド繊維の変性のための表面処理
剤の使用、及び重合体繊維の変性方法に関するものであ
る。
本発明の水性表面処理剤は、繊維を包埋させるマトリ
ツクスとの繊維の改善した相容性を提供する。本発明の
目的に対する繊維は、それらが織つており、編んであり
又はその他の手段で不織布として結合してあるかのいず
れにもせよ、連続繊維並びにステープル繊維、捲縮した
ステープル繊維、繊維トウ、糸など及び平らな織物用か
せであるものと了解することができる。
有機又は無視繊維による合成樹脂の強化によつて、よ
り良い材料の性質を与えることは公知である。このよう
な複合材料の引張強さ又はその他の機械的性質は、混入
する繊維の量の関数として増大する。それにもかかわら
ず、繊維とマトリツクスの界面における切断プロセスと
関連して破壊が生じ、それによつて繊維がマトリツクス
から引き抜かれるために、多くの場合に繊維の完全な性
能能力を用いることができないということが認められて
いる。このような現象は、特に、きわめて高引張強さの
繊維、たとえば、アラミド繊維において認められる。
このようなことを防ぐために、実際には、繊維を表面
処理剤、たとえば、エポキシ樹脂調製品又はその他の樹
脂によつて被覆する。その例は米国特許第4,557,967号
及び米国特許第4,652,488号中に記されている。しかし
ながら、多くの工業的用途に対しては、それによつて生
じるマトリツクス中の繊維の接着能力はなお十分ではな
い。その上、エポキシドによる繊維の処理は、ある程度
の脆化を生じさせ、それによつて処理した繊維が、たと
えば編み又は織りのような、後続する繊維加工処理にお
いて、切断するか又はそげるおそれがある。
ドイツ特許公開第3425381号から、2,3−ジクロロ−1,
3−ブタジエンと少なくとも二種の異なる不飽和単量
体、たとえば4−ビニルベンジルクロリド、の混合物の
乳化重合によつて調製する三元重合体ラテツクスが公知
であるが、ここで用いる不飽和単量体は少なくとも個々
に2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエンと共重合できるもの
である。その中には、天然及び合成ゴムを硬質及び非硬
質基材に結合させるために適する接着剤系をも記してい
る。該ラテツクスは、それを結合するために使用するこ
とを意図する場合には、芳香族ニトロソ化合物を含有す
る。重合体繊維のための表面処理剤のための原材料とし
てラテツクスを使用することができることについての指
摘は、該特許文献中には認められない。
ドイツ特許公開第3400851号は、加硫に対して安定な
基材上でゴムを加硫するための結合剤を記しているが、
この結合剤は、他の成分に加えて、ハロゲン化した共役
ジエン、アルキル化モノアルケニル−芳香族アルキルハ
ロゲン化物及び、必要ならば、不飽和カルボン酸を含有
する。この明細書は、このような結合剤をゴム中のアラ
ミド繊維の接着のために用いることができることをも記
している。この結合剤は、前処理した繊維に対して、た
とえば、フエノール樹脂で前処理してある繊維に対して
用いることができるということをも開示している。この
明細書の結合剤は重合体繊維用の表面処理剤ではない。
それらは、よじれた繊維の場合に砕ける可能性がある脆
いフイルムを与える。この十分ではない可撓性は、たと
えばプライマーとしてのフエノール樹脂で前処理した繊
維のような、処理繊維に対して結合剤を使用する場合に
も認められる。
繊維、たとえば、アラミド繊維を、後記の本発明の表
面処理剤において用いるような水溶液中のレゾール形フ
エノール樹脂で前処理し、次いでドイツ特許公開第3400
851号の結合剤で被覆した場合ですら、このようにして
処理した繊維とマトリツクスの複合材料中で繊維の破砕
(フイルムの脆性による)及びその他の原因による不十
分な引張特性が認められる。
その上、ドイツ特許公開3400851号の結合剤は架橋剤
として芳香族ジニトロソ化合物を含有している。多くの
特許及び特許願が示すように、専門家は、加硫に対して
安定な基材上に加硫できるゴム混合物を結合するため
に、これらの化合物が不可欠であると考えている。しか
しながら、アラミド繊維においては、芳香族ジニトロソ
化合物又は熟成プロセスからのそれらの生成物は、繊維
の機械的性質を劣化させる可能性があるという問題があ
る。
それ故、本発明にかかわる問題は、繊維(連続フイラ
メント糸、ステープルフアイバ、糸など)の織物加工に
おいて、繊維からはがれることもなく、あるいは繊維を
脆化させることもなく且つ重合体マトリツクス中への繊
維の混入において繊維のマトリツクスへの高い結合強度
を増大させることができる。重合体繊維用の表面処理剤
を提供することにある。
工業的な実施においては、繊維の柔軟性及び繊維被覆
の潤滑効果を向上させること並びに繊維同士間の摩擦を
低下させることもまた望ましい。ある種の応用において
は、繊維による吸収を低下させることもまた望ましい。
かくして、本発明の一目的は、繊維、さらに特定的には
アラミド繊維の加工性を、織成及び編成の間における加
工性の向上、疲労強度の増大及び吸水性の低下によつ
て、改善することもできる繊維用表面処理剤を提供する
ことにある。
本発明におけるその他の問題は、申し分ないレジリエ
ンス及び加工性並びに材料疲労に対するすぐれた抵抗性
を示す他の基材、たとえば、ゴム、に対する向上した結
合能力を示す、繊維形成ポリアミド材料、特に繊維形成
芳香族ポリアミド材料を提供することにある。本発明に
おけるもう一つの問題は、このような繊維形成ポリアミ
ドの製造のための方法を提供することにあり、この方法
においては、表面処理剤による被覆を延伸前又は延伸後
に行なうことができる。
かくして、本発明の主題は、 重量で1〜30%のレゾール形の極性フエノール樹脂; 重量で2〜40%のラジカル重合性、芳香族ヒドロキシ
メチル及び/又はメチルハロゲン化合物の、レゾールに
よつて架橋することができる、共重合体、及び 全体を重量で100%とするための水 を含有し、その際に、必要ならば、重量で5%に至るま
での付加的な接着改善剤をも存在させることができるこ
とを特徴とする、樹脂調製品に基づく、重合体繊維用の
水性表面処理剤である。
本発明のその他の目的は、このような表面処理剤で被
覆してある繊維、この表面処理剤による繊維の処理方法
及び重合体繊維を被覆するための表面処理剤の使用であ
る。
本発明の表面処理剤はレゾール形の極性フエノール樹
脂を含有する。これは、アルデヒド、特にホルムアルデ
ヒド及びフエノールからの縮合生成物を含む。適当なフ
エノール樹脂は、たとえば、フエノール、クレゾール、
レソルシノール、ビスフエノールA又はキシレノールか
ら製造することができる。基本的な縮合生成物は、フエ
ノール成分に対して計算して、1〜3モルのアルデヒ
ド、特にホルムアルデヒド、の配合比から成つている。
このようなレゾール形のフエノール樹脂は公知である。
本発明の好適生成物は、水に可溶であるか又は少なくと
も水中に分散することができる、かかる低分子量のもの
である。
好適なフエノール樹脂はフエノールホルムアルデヒド
樹脂である。一般に、短鎖の生成物が特に重要である。
すなわち、特に好適な生成物は、重量で65パーセントの
水溶液として0.3〜1.4pas、特に約0.7pasの粘度を示
す。
水溶性であり且つ65〜70℃の軟化点を示すレゾールに
よつて、良好な結果が達成された。
レゾール形のフエノール樹脂は、水性の表面処理剤中
で重量で1〜30%の量で存在させる。重量で2〜10%の
フエノール樹脂濃度、特に重量で3〜8%の濃度が好適
である。
もう一つの成分として、本発明の表面処理剤は、重量
で2〜40%の、ラジカル重合性の、芳香族ヒドロキシメ
チル及び/又はメチルハロゲン化合物の、レゾールで架
橋することができる、共重合体を含有するが、これらの
成分は分散した状態で存在することが好ましい。
これらの成分は一般に共重合体から成つている。以下
の単量体がラジカル重合性ハロゲンメチル化合物として
特に適している:2−、3−又は4−ビニルベンジルクロ
リド(VBC)(それらの各異性体又はそれらの混合物を
使用することができ);2−、3−又は4−[1−クロロ
エチル)−ビニルベンゼン;2−、3−又は4−1−(ク
ロロブチル)−ビニルベンゼン又はクロロメチルビニル
ナフタレンの異性体。
これらのラジカル重合性、芳香族ハロゲンメチル化合
物に加えて、又はその代りに、相当するヒドロキシメチ
ル化合物をも使用することができる。多くの場合に、こ
れらのヒドロキシメチル化合物は、ハロゲンメチル化合
物から加水分解によつて、たとえば、重合中又はその後
に、単量体又は重合体を加熱することによつて、取得す
ることができる。この場合には共重合体は、レゾールの
共重合体との反応又は被覆すべき繊維との反応の触媒と
なる、少量のHClを含有している。
本発明の範囲内の特に重要な単量体はビニルベンジル
クロリド(VBC)の各異性体類及びビニルベンジルアル
コール(VBA)の各異性体類である。かくして、たとえ
ば、重量で60%のメタル化合物(3−VBC)と40%のパ
ラ化合物(4VBC)及びそれらの加水分解物(3−VAと4
−VB)を用いて好結果を得ることができる。
本発明において使用する共重合体中で、共重合体に対
して計算した、ラジカル重合性のヒドロキシメチル及び
/又はハロゲンメチル化合物の量は、一般に、それぞれ
共重合体に対して計算して、重量で2〜10、特に3〜8
%である。
専門家は、ハロゲン化合物のアルコール化合物への
(VBCのVBAへの)転化の程度を広い範囲内に選ぶことが
できる。かくして、ハロゲンメチル基の10%を、さらに
は30、50、70、さらには90%よりも多くをも、けん化す
る、すなわち、ヒドロキシメチル基に転化することがで
きる。
その上、本発明の表面処理剤中に組み入れる共重合体
は、さらに他の共重合体を包含していてもよい。やはり
ハロゲンを含有することができるオレフイン又はジオレ
フインが特に適している。アクリル酸又はメタクリル酸
のエステル又はアミドをも使用することができる。さら
に、エチレン性不飽和カルボン酸又はジカルボン酸及び
/又はそれらの塩類を具合よく共重合できることが認め
られている。
この場合に重合体化学の一般的知識が適用される。す
なわち、専門家は適当な単量体の選択において、共重合
パラメータを考慮し且つその選択と反応条件を整合させ
なければならない。
例として次の共単量体を挙げることができる:アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、
イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、スチレン、メ
チルスチレン、ブタジエン、イソプレン、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、エテン、プロペン、ビニルエステル、
ビニルエーテル、アクリル酸又はメタクリル酸の鎖長C1
〜C18の第一アルコールとのエステル、官能性アクリル
酸又はメタクリル酸エステル、たとえば、アクリル酸又
はメタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸又はメタ
クリル酸グリシジル、アクリロニトリル、アクリルアミ
ド及び置換したアクリルアミド及び/又はメタクリルア
ミド。
可能な且つ適当な共重合体の広い選択の中で、前記の
ラジカル重合性芳香族ヒドロキシメチル及び/又はメチ
ルハロゲン化合物とハロゲン化ジオレフインの共重合体
が特に適当であるが;不飽和カルボン酸もまた共重合さ
せることができる。VBA及び/又はVBCのハロゲン化ジオ
レフイン及び、必要ならば、不飽和カルボン酸又はジカ
ルボン酸の共重合体が特に適している。
好適な共重合体はVBA及び/又はVBC、ジクロロブタジ
エン及びアクリル酸から成つている。共重合体に対して
計算して、重量で80〜95%のジクロロブタジエン、重量
で2〜10%のアクリル酸及び重量で2〜10%のVBA及び
/又はVBCから共重合体を製造することが特に有利であ
る。3単量体成分から成る特に適当な共重合体はドイツ
特許第3425381号中に記されている。
本発明において使用する乳化共重合体は、特に、同時
に不飽和カルボン酸もまた存在している場合には、ラテ
ツクスとして2〜3の範囲内のpH値を有している。この
ような酸性の組成物は繊維の処理において望ましくない
効果を与えるから、酸和捕捉剤又は緩衝剤を用いて約5
〜11、特に6〜10の範囲内にpH値を調節することが望ま
しい。酸捕捉剤又は緩衝剤としては、酸化亜鉛、二塩基
性りん酸鉛、酢酸ナトリウムなどを用いることができ
る。このような酸捕捉剤は望ましいpH値を得るために十
分な量で使用する。
さらにまた、本発明の表面処理剤は付加的な接着改善
剤を含有することができる。二重結合と共役したカルボ
ニル基を有しているエチレン性不飽和カルボン酸及び/
又はそれらの誘導体は、良好な接着改善剤であることが
認められている。3〜10炭素原子を有する相当する化合
物、特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、シトラコン酸、及びそれらの誘導体
が適当である。使用することができる、誘導体の中に
は、無水物、アミド、さらにはC1〜C5アルキル基で置換
されたもの、エステル及びニトリル類がある。好適な接
着改善剤は、たとえば、アクリル酸及びマレイン酸の、
好ましくはC1〜C6アルコールによる、半エステルであ
る。
別の部類の接着改善剤はメラミン樹脂である。これら
はメラミンとアルデヒド、特にホルムアルデヒドとの縮
合生成物である。低分子量、水溶性縮合生成物及び低級
アルコールによるそれらのエーテル化生成物、たとえ
ば、ヘキサメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラ
ミンのヘキサアルキルエーテル、特にヘキサメチルエー
テルが好適である。接着改善剤は、表面処理剤に対して
計算して、重量で5%に至るまでの量で使用する。これ
に関連して、不飽和カルボン酸及びそれらの誘導体の場
合には、比較的少量、特に重量で0.001〜1%が良好な
結果を与える。この程度の量は前記の重合体ラテツクス
中で残留単量体として存在していることが多い。専門家
は重合条件の選択によつて(たとえば、開始剤の量及び
添加の方法によつて)、残留単量体の量を制御すること
ができる。
メラミン樹脂は重量で3%に至るまで、特に重量で0.
5〜1.5%の量で加えることが好ましい。
本発明において使用する共重合体はラテツクスとして
存在していることが好ましい。本発明の表面処理剤を製
造するためには、先ず共重合体を製造するための乳化重
合を行なうことが最良である。次いで、このようにして
調製した重合体ラテツクスに対してレゾール形のフエノ
ール樹脂を加えることができるが、レゾール形フエノー
ル樹脂を水溶液又は分散液として添加することが好適で
あり;このことは接着改善剤にも当てはまる。
本発明の表面処理剤は、大部分は、重合体分散物の製
造からの添加剤の残留物を含有している。これらは主と
して乳化剤及び/又は分散剤及び開始剤からの残留物、
恐らくは無機塩である。
表面処理剤の基となるラテツクスの製造に対して本質
的に重要なことは共重合体の乳化重合において使用する
界面活性剤である。この場合に、陰イオン界面活性剤又
はそれらの非イオン界面活性剤との混合物が好適であ
る。界面活性剤は、4%の活性物質の含量を有する共重
合体ラテツクスに基づいて、重量で0.01〜15%、好まし
くは重量で1〜10%の範囲内で使用する。1:3乃至2.1:
1、好ましくは1.3〜2.0:1の陰イオン活性剤の非イオン
活性剤に対する比を有する混合陰イオン/非イオン界面
活性剤系の使用が好ましい。代表的な陰イオン活性剤は
ラウリン酸、ステアリン酸及びオレイン酸からの脂肪族
石けんのようなカルボン酸塩及びメチルグリシンのよう
なサルコシンのアシル誘導体;ラウリル硫酸ナトリウム
のような硫酸塩;ロート油のような硫酸化天然油及びア
ルキルアリールポリエーテル硫酸塩;複合りん酸と短鎖
脂肪アルコールとの部分エステルのようなりん酸エステ
ル;及びポリエトキシル化脂肪アルコールのオルトりん
酸エステルである。代表的な非イオン活性剤はエトキシ
ル化(エチレンオキシド誘導体)、モノ−及び多価アル
コール、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロツ
ク共重合体;グリセリンモノステアリン酸エステルのよ
うなエステル;ソルビタンモノステアレート及びポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレートのようなソルビ
トールの脱水生成物;及びラウリン酸、イソプロペニル
ハロゲニドのようなアミン類である。現在では、陰イオ
ン界面活性剤としてのドデシルジフエニルエーテルジス
ルホン酸ナトリウムと非イオン界面活性剤としてのノニ
ルフエニルポリエチレングリコールの1.8:1の混合物が
好適である。本発明において使用すべき陰イオン及び陰
イオン/非イオン界面活性剤系は、ポールベツヒヤーに
よる“エマルシヨン:理論と実際”、第6章、ラインホ
ルト出版、ニユーヨーク、1965及びマツカチオンの“洗
剤及び乳化剤、1972年年鑑”中に詳細に記されている。
その上、本発明の表面処理剤は、他の添加剤、たとえ
ば、安定剤をも含有することができる。安定剤の中で
は、塩素アクセプターが好適である。これらは遊離した
HClと結合することができる化合物、たとえば、トリエ
タノールアミン又はエポキシ化合物である。その他の添
加剤は染料である。
付加的な添加剤として結合材料を用いることができ
る。適当な結合材料は、たとえば、オキシ塩化ジルコニ
ウム(ZrOCl2・8H2O)とアルミニウムクロロヒドロキシ
ド[Al2(OH)5Cl]から誘導したアミン酸ジルコニウム
であり且つカルボン酸と選択的に反応させて用いられ
る。その他の結合材料は、たとえば、一般式Y(CH2)n
SiX3のアミノシランであり、ここでnは0〜3であり、
Xは加水分解できる基、たとえばアルコキシ基又はハロ
ゲン原子であり且つYは有機官能性の基である。その例
は、一般にシランプライマーとして商業的に入手するこ
とができる4−アミノプロピルトリエトキシシラン及び
その他の化合物である。その他の適当な結合材料は一般
式(YOTi(OX)のチタン酸エステルであり、ここでY
はイソプロピル基であり且つXは長鎖有機基、たとえば
ステアレート基である。
その他の添加剤の例は紫外吸収剤、たとえばベンゾト
リアゾールに基づく紫外吸収剤である。
その他の添加剤は顔料、たとえば、200℃までの温度
で安定な顔料である。
必要ならば、本発明の表面の活性剤中に乳化剤又は可
塑剤をも存在させることができる。しかしながら、専門
家は処理した繊維のマトリツクスへの結合強度の低下を
防ぐために、これらの成分を注意して使用する。
本発明に従つて、種々の種類の被覆した重合体繊維を
調製することができる。かくして、特に、有機重合体、
特に、たとえば重縮合による重合体の被覆繊維を調製す
ることができる。特に重要な被覆繊維は、ポリアミド、
ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテル、及び/又は
ポリウレタン、特に芳香族及び/又は脂肪族単位に基づ
くもの、からの繊維である。芳香族ポリアミドからの被
覆繊維が特に重要である。
本発明の範囲内において、被覆した芳香族ポリアミド
繊維が特に重要である。芳香族ポリアミド繊維としては
一般に、繊維構造を有する芳香族ポリアミドからの繊維
(連続フイラメント、短ステープルフアイバ、トウ、糸
又は平らな織物かせ)を考慮することができる。芳香族
ポリアミドは、部分的に、主として又はもつぱら、カル
ボアミド結合によつて、又は場合によつては、その上
に、他の結合構造によつて、結び付けてある、芳香族環
から成る重合体であると理解することができる。このよ
うな芳香族ポリアミドの構造は部分的に次の一般式によ
つて表わすことができる:(−CO−NHA1−NH−COA2
n、ここでA1及びA2は、置換してあつてもよい、芳香族
及び/又は複素環を表わす。重要な部類の本発明の表面
処理繊維は、完全に芳香族のコポリアミドに由来するも
のである。
このような芳香族ポリアミドの例は、商品名ノメツク
スを有するポリ−m−フエニレンイソフタルアミド(米
国特許第3,287,324号);商品名ケブラーを有するポリ
−p−フエニレンテレフタルアミド(ドイツ特許第2219
703号)である。その他の適当なポリアミドは、その中
の少なくとも一つのフエニル基が一つ以上の置換基、た
とえば、低級アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原
子を有している構造のものである。そのほかの芳香族ポ
リアミドは、少なくとも部分的に、3−又は4−アミノ
安息香酸から由来する繰返し単位を含有する。
本発明の表面処理剤によつて仕上げるために適するそ
の他のものは、ドイツ特許第2219646号に従つて150℃を
超える温度において窒素雰囲気中で延伸してある、完全
に芳香族のポリアミド繊維である。
そのほかの適当な芳香族ポリアミドは、その中のアミ
ノ又はカルボン酸基を有している二つのフエニル基が相
互に、たとえば、ヘテロ原子(O、S、SO2、NR、N2
又はCR2基(R=H又はアルキル基)あるいはCO基によ
って結合している、ジアミノジフエニレン基を含有して
いる。最後に、芳香環が部分的に複素環によって置き換
えてあるか、又は複素環が置換基として、又は連鎖構成
員として関与している芳香族ポリアミド、並びに米国特
許第4,075,172号からの繊維である。
本発明の表面処理剤は簡単な手段によって繊維上に付
与することができる。すなわち、表面処理剤を含有する
浴中に繊維を送り、次いで乾燥するという方法を用いる
ことができる。その後に加熱によって繊維上で表面処理
剤を硬化させることが有用な場合が多い。そのために
は、被覆した繊維を短時間高い温度にさらす。たとえ
ば、高い融点をも繊維を140〜180℃、好ましくは約160
℃の温度で数秒乃至分間にわたって熱処理することがで
きる。
本発明の表面処理剤によるアラミド繊維又はその他の
ポリアミド繊維の被覆は、異なる方式で、たとえば、乾
燥前に、すなわち、全く乾燥させてない状態で(オンラ
イン)、あるいは乾燥後に乾燥した繊維として(オフラ
イン)、表面処理剤を含有する浴中に繊維(連続フイラ
メント、糸など)を浸漬ことによって、行なうことがで
きる。所望するならば、多段プロセスにおいて、繊維を
数回表面処理剤中に浸漬し且つ順次に乾燥することがで
きる。乾燥は対流(たとえば熱空気)、熱伝導(たとえ
ば接触乾燥)、照射(たとえば、赤外)によって行なう
ことができる。繊維の熱処理は、その後の応用に対して
必要な乾燥の程度に依存して、通常は80〜220℃の温度
において数秒乃至数分間にわたって行なう。その過程に
おいて、機械の速度を1分間当り数mから数百mまでの
間で選択することができるけれども、原則として、界面
活性剤の吸収の量もまた、該機械速度によって調節され
る。かくして、たとえば、延伸してない、湿ったポリア
ミド及び特別なアラミド繊維を、表面処理剤を含有する
浴中に通じることができる。その際、表面処理剤は重量
で17〜30%の固体含量を有することができる。次いで、
必要ならば、たとえば、170℃の熱空気によって、乾燥
を行なう。
しかしながら、本発明の表面処理剤は、ポリアミド、
特にアラミドの場合に、且つ糸及びコードに対して、又
は平らな織物かせに対して、乾燥後に付与することもで
きる。そのためには、たとえば、重量で8〜30%の濃度
で表面処理剤を含有する浴中に通じる。次いで張力下
に、たとえば、120℃の温度において乾燥を行なうこと
ができる。
本発明の表面処理繊維は多くの用途を有している。た
とえば、それらは冷却接着プロセスにおいて向上した基
材接着を示すが、合成樹脂又はゴム加硫物中に包埋させ
ることもでき、その場合には、繊維は極性及び非極性形
のゴムに対する向上した結合強度を示す。
実施例 実施例1 前駆体/方法 1.1 フエノール樹脂溶液 70℃の軟化点を有する水溶性フエノール樹脂の重量で
65%の水溶液を調製した。
1.2 共重合体 重量で90部の2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、重量
で6部のアクリル酸及び重量で4部のビニルベンジルク
ロリド(3−VBCと4−VBCの混合物)の重合体の重量で
約40%のラテックスを、ドイツ特許第3425381号の実施
例1に従って、イオン及び非イオン乳化剤の存在におけ
る乳化重合によって製造した。
1.3 表面処理剤の調製 フエノール樹脂溶液と共重合体ラテックスを種々の割
合で相互に混合して、それから重量で10〜25%の固体含
量を有する表面処理剤を調製した。ポリエステル(ポリ
エチレンテレフタレート)織物とポリアミド(6/6)織
物をその溶液中に浸漬し、室温で乾燥したのち、160℃
で2分間処理した。
表面処理繊維の性質を試験するために、幅2.5cmの織
物片を切断し、それらを市販のポリウレタン接着剤(マ
クロプラスト(Macrcoplast) UK 8205/5400、ヘンケ
ルK GaA)を用いて相互に接着した。評価のために、そ
の複合体の耐剥離性を測定した。
実施例2 実施例1に記したようにして、重量で4%のフエノー
ル樹脂と重量で12%の共重合体を含有する表面処理剤を
調製した。
実施例3 重量で3%のフエノール樹脂と重量で8%の共重合体
を含有する表面処理剤を調製した。
測定した耐剥離性の結果を下表中に要約する。
実施例4 アラミド繊維に対する結果 4.1 延伸前の被覆 重量で約70%の含水量を有するp−フエニレンジアミ
ンテレフタルアミド形の連続フイラメントアラミド繊維
を本発明の表面処理剤(重量で12%のラテックスと重量
で5%のフエノール樹脂から成る;全固形物含量:重量
で17%)を含有する浴中に通じ、次いで170℃で乾燥し
た。繊維の固体取込みは、繊維に対して計算して、重量
で約2.7%であった。乾燥繊維を通常どおりに延伸し
た。
4.2 同一の化学構造のアラミド糸を乾燥後に(オフラ
イン)、同一の表面処理剤の浴中に通じ、次いで約120
℃で乾燥した。糸は0.6daNの初期張力を有していた。糸
はゼロ撚り1670dtex糸から成っていた。糸を約30m/分の
速度で浴中に通じた。固体の取込みは約3%であった。
4.3 乾燥前(オンライン)と乾燥後(オフライン)の
被覆糸に接着及び疲労試験(Cofad試験)を施した。加
うるに、繊維強化したゴムブロックについて、ゴムブロ
ックを円筒的に圧縮し且つ伸張するデイスク疲労試験機
の使用により動的材料疲労をも測定した(米国特許第2,
559,069号参照)。材料疲労は目視的又は機械的のいず
れかで測定し、強化繊維はトルエン中のゴムの溶解によ
って分離した。
接着特性は疲労の前後にゴムブロックから糸を引抜く
ことにより測定した。
試験試料の調製のために、延伸後に処理したアラミド
糸(ケブラー 1670dtex、80t/m)を種々のゴム組成物
中に配置して、160℃で20分加硫した。その上、糸を含
有するゴム組成物を電気的に加熱した水圧プレスの2枚
の圧板間で加圧した(18t)。
糸の接着強さを測定するために、125mm/分の引張り速
度でゴムブロックから糸を引抜いた。
延伸後に本発明の処理剤で処理した繊維に対しては、
引抜力は200N(ゴム組成物ACM);226N(ゴム組成物C
R);196N(ゴム組成物EPDM)であったのに対して、未処
理の繊維に対しても、それぞれ93/145/100であり、従来
のようにして処理した繊維に対しては173/141/115であ
るにすぎなかった。
5.処理した糸による編み試験 アラミド糸(ケブラー )をELHA 丸編機(RRU型)
によって編んだ。試験を4時間継続した。機械速度は67
0min-1であり、編み速度は15m/minであった。未処理の
繊維とは対照的に、摩耗は認められなかった。編み製品
の構造は均一であった。その上、編機上に付着物が生じ
ることはなかった。このことは、本発明の表面処理剤が
アラミド繊維の編織性を明らかに改善することを意味す
る。
本発明の主な特徴および態様を記すと次のとおりであ
る。
1.重量で1〜30パーセントのレゾール形の極性フエノー
ル樹脂、 重量で2〜40パーセントの、ラジカル重合性、芳香族
ヒドロキシメチル及び/又はメチルハロゲン化合物の、
レゾールで架橋できる、共重合体、及び 全体を重量で100パーセントとするための水を含有
し、必要ならば、重量で5パーセントに至るまでの付加
的な接着改善剤をも存在させることができることを特徴
とする、樹脂調製品に基づく重合体繊維用の水性表面処
理剤。
2.フエノール樹脂は水溶性生成物である、上記1に記載
の表面処理剤。
3.重量で65%の溶液としてのフエノール樹脂は0.3〜1.4
Pa.sの粘度を示す、上記1又は2に記載の表面処理剤。
4.共重合体は分散した形態にあり且つ反応性成分として
組み入れた3−及び/又は4−ビニルベンジルアルコー
ル(VBA)及び/又は3−及び/又は4−ビニルベンジ
ルクロリド(VBC)を含有する、上記1〜3に記載の表
面処理剤。
5.VBAとVBCの合計は、共重合体に対して計算して、重量
で1〜40パーセントである、上記1〜4の記載の表面処
理剤。
6.共重合体は、VBA及び/又はVBCに加えて、少なくとも
一つの下記成分: 塩として存在することができるエチレン性不飽和カル
ボン酸又はジカルボン酸; ハロゲンをも含有することができるオレフイン又はジ
オレフイン; アクリル酸又はメタクリル酸のエステル又はアミド に基づいている、上記1〜5に記載の表面処理剤。
7.共重合体はVBA及び/又はVBC、ハロゲン化ジオレフイ
ン及び不飽和カルボン酸から成る、上記1〜6に記載の
表面処理剤。
8.共重合体はVBA及び/又はVBC、ジクロロブタジエン、
特に2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン及びアクリル酸か
ら成る、上記1〜7に記載の表面処理剤。
9.共重合体は、共重合体に対して計算して、重量で80〜
95パーセントのジクロロブタジエン、特に2,3−ジクロ
ロブタジエン、重量で2〜10パーセントのアクリル酸及
び重量で2〜10パーセントのBVA及び/又はVBCから成
る、上記1〜8の記載の表面処理剤。
10.その中の二重結合が酸基と共役している、3〜10炭
素原子を有するエチレン性不飽和カルボン酸、それらの
無水物、アミド、エステル又はニトリルを付加的な接着
改善剤として使用する、上記1〜9に記載の表面処理
剤。
11.メラミン樹脂及び/又はそれらの低級アルコールに
よるエーテル化物を接着改善剤として使用する、上記1
〜9に記載の表面処理剤。
12.その他の添加剤として安定剤、特に塩素受容体及び
/又は紫外安定剤、染料、顔料、アルミン酸ジルコニウ
ムとカルボン酸の反応生成物、アミノシラン又はチタン
酸エステルのような結合剤を包含する、上記1〜11に記
載の表面処理剤。
13.上記1〜12に記載の表面処理剤によって少なくとも
部分的に被覆してある、重合体繊維。
14.ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド及び/又は
ポリウレタンから成る上記13に記載の重合体繊維。
15.芳香族ポリアミドから成る、上記13及び14に記載の
重合体繊維。
16.被覆剤の量は、繊維重量に対して計算して、重量で
0.01〜5パーセントである、上記13〜15に記載の重合体
繊維。
17.延伸前又は延伸後に上記1〜12に記載の表面処理剤
を含有する浴中に繊維を浸漬し且つ、必要ならば、100
℃よりも高い温度で短時間乾燥し及び/又は後処理する
ことによつて、繊維を該表面処理剤によつて処理する、
重合体繊維の変性方法。
18.有機又は無機重合体繊維、好ましくはポリイミド又
はポリイミド繊維、特に芳香族ポリイミド繊維の変性の
ための上記1〜12に記載の表面処理剤の使用。
フロントページの続き (72)発明者 ハンス―ギユンター・ゼルトマン ドイツ連邦共和国デイー4000ジユツセル ドルフ13・オラニエンブルガーシユトラ ーセ 100 (72)発明者 オイゲン・シヤイト ドイツ連邦共和国デイー4000ジユツセル ドルフ13・アインジーデルシユトラーセ 52 (72)発明者 セルジユ・ルブイヤ フランス国フオールレクリユーズ・エ フ‐01550コロンジユ・エランフアルジ ユ(番地なし) (56)参考文献 特開 昭62−223378(JP,A) 特開 昭48−7070(JP,A) 特公 昭60−72930(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量で1〜30パーセントのレゾール形の極
    性フエノール樹脂、重量で2〜40パーセントの、ラジカ
    ル重合性、芳香族ヒドロキシメチル及び/又はメチルハ
    ロゲン化合物の、レゾールで架橋できる、共重合体、及
    び 全体を重量で100パーセントとするための水を含有し、
    必要ならば、重量で5パーセントに至るまでの付加的な
    接着改善剤をも存在させることができることを特徴とす
    る、樹脂調製品に基づく重合体繊維用の水性表面処理
    剤。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の表面処理剤に
    よつて少なくとも部分的に被覆してあることを特徴とす
    る、重合体繊維。
  3. 【請求項3】延伸前又は延伸後に特許請求の範囲第1項
    記載の表面処理剤を含有する浴中に繊維を浸漬し且つ、
    必要ならば、100℃よりも高い温度で短時間乾燥し及び
    /又は後処理することによつて、繊維を該表面処理剤に
    よつて処理することを特徴とする、重合体繊維の変性方
    法。
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