JP2733200B2 - 回転摩擦装置 - Google Patents

回転摩擦装置

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JP2733200B2
JP2733200B2 JP6210179A JP21017994A JP2733200B2 JP 2733200 B2 JP2733200 B2 JP 2733200B2 JP 6210179 A JP6210179 A JP 6210179A JP 21017994 A JP21017994 A JP 21017994A JP 2733200 B2 JP2733200 B2 JP 2733200B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械の回転運動に
摩擦力による任意の抵抗を付与する機構として利用され
る回転摩擦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械要素の一つとして知られる軸
受は、軸側の部材を潤滑油を介して支持する滑り軸受
と、軸側の部材をボールやローラを介して支持する転が
り軸受とに大別にされるが、これらは何れも軸側の部材
を常に円滑に回転させることが目的であるため、各部材
間の摩擦抵抗を可能な限り小さくするようにしている。
従って、軸受は回転する部材に抵抗を与えて回転力を制
御するものではないので、扉の自動閉鎖機構のように回
転速度を一定に規制したい場合には、ショックアブソー
バやダンパ等の減衰装置を追加している。
【0003】また、回転する二つの部材間に滑り摩擦を
発生させるものとしては、クラッチ、トリクリミッタま
たはブレーキといった機構が知られており、これらは各
部材を完全に圧着させること以外に、滑り摩擦を利用し
て各部材間に荷重に応じた回転差を生じさせながら動力
を伝えることを目的としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べた
滑り軸受においては、各部材間に潤滑油が理想的な状態
で介在していれば転がり軸受と同等の極めて小さな摩擦
抵抗で動作することができるが、潤滑油を常に理想的な
状態で供給するのは極めて困難であり、往々にして滑り
合う二つの面が直に接触して摩擦力を著しく増大させる
という欠点があった。また、軸受を用いた回転機構にお
いては、回転速度を一定に規制したい場合には高価な減
衰装置を追加する以外に適当な方法がなく、このためコ
ストが高くつくとともに、構造の複雑化及び大型化を来
すという問題点があった。更に、クラッチ等のように滑
り摩擦を利用して動力を伝達する機構では、半接続状態
での摩擦力を一定に規制することが極めて困難であり、
特に一方の部材が他方の部材に対して低速で回転してい
る場合には、滑り合う二つの面に静摩擦と動摩擦が間欠
的に作用して摩擦力が極めて不安定になる、いわゆるス
ティック・スリップを生じ易いという問題点があった。
【0005】このように、従来の機械要素では回転運動
を円滑にするものはあるが、特別な機構を追加すること
なく回転速度を一定に規制したり、制御が容易で安定し
た抵抗力を発生させるものは存在せず、各種機械の回転
運動に任意の抵抗を付与する技術分野には未だ開発の余
地が残されている。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、回転運動に対して常
に安定した摩擦力を発生させることができ、しかも摩擦
力の大きさを容易に制御することのできる装置を極めて
簡単な構造によって実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、軸心を中心に回転する回転
体と、回転体の回転軌道に沿って配列された多数のロー
ラと、各ローラを間にして回転体に軸方向に対向する受
動体と、各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持
する保持体とを備え、各ローラの転動軸を回転体の回転
軸を含む断面に対して所定の角度をなすように傾斜させ
た回転摩擦装置を構成している。
【0008】また、請求項2では、請求項1記載の回転
摩擦装置において,前記回転体が所定方向に回転すると
きは各ローラの転動軸が回転体の回転軸を含む断面に対
して所定の角度をなすように傾斜し、回転体が他の方向
に回転するときは各ローラの転動軸が回転体の回転軸を
含む断面に対して平行になるように各ローラを傾動自在
に設けている。
【0009】また、請求項3では、請求項1または2記
載の回転摩擦装置において、前記回転体を受動体側に所
定の圧力で付勢する予圧手段を備えている。
【0010】
【作用】請求項1の回転摩擦装置によれば、回転体を軸
方向の荷重を加えた状態で回転させると、各ローラが回
転体及び受動体に接しながら転動する。その際、各ロー
ラは回転体の回転軌道に対して所定角度だけ傾斜した方
向に転動しようとするのを保持体で規制されながら回転
体の回転軌道に沿って移動するため、各ローラと回転体
及び受動体との間に軸方向の荷重に比例した摩擦力が発
生する。その際、各ローラは、転動しながら滑り摩擦を
発生させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による
安定した抵抗力が得られる。
【0011】また、請求項2の回転摩擦装置によれば、
請求項1の作用に加え、回転体が所定方向に回転すると
きは、各ローラの転動軸が回転体の回転軸を含む断面に
対して所定の角度をなすように傾斜することから、各ロ
ーラと回転体及び受動体との間に前述と同様の滑り摩擦
が発生する。また、回転体が他の方向に回転するとき
は、各ローラの転動軸が回転体の回転軸を含む断面に対
して平行になることから、各ローラによる滑り摩擦は発
生せず、回転体は円滑に回転する。
【0012】また、請求項3の回転摩擦装置によれば、
請求項1または2の作用に加え、回転体が受動体側に所
定の圧力で付勢されることから、常に一定の摩擦力を発
生させておくことが可能である。
【0013】
【実施例】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は回転摩擦装置の分解斜視図、図2(a) は
その径方向の断面を示す要部拡大図、図2(b) はその軸
方向から見た要部拡大図である。
【0014】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体1と、回転体1の回転軌道に沿って配列された
多数のローラ2と、各ローラ2を間にして回転体1に軸
方向に対向する受動体3と、各ローラ2を互いに間隔を
おいて転動自在に保持するケージ4とから構成されてい
る。尚、これらは回転摩擦装置を構成する最小限の部材
であり、実際には回転体1、受動体3及びケージ4は同
軸状態を保つように図示しないハウジング等に組付けら
れる。また、回転体1は図示しない駆動軸等に連結さ
れ、受動体3は回転体1とは別の駆動軸等に連結された
り、或いは非回転状態に固定される。
【0015】回転体1は環状に形成され、受動体3との
対向面は平面上に形成されている。尚、本実施例では回
転摩擦装置の構造及び動作についてのみ説明する関係
上、回転体1は簡略した形状によって示す。
【0016】各ローラ2は軸方向に一様に延びる円柱形
状をなし、回転体1の周方向に等間隔で配列されてい
る。また、各ローラ2の両端面はケージ4との摩擦を少
なくするために凸球面状に形成されている。
【0017】受動体3は環状に形成され、回転体3との
対向面は平面状に形成されている。尚、受動体3につい
ても回転体1と同様、簡略した形状によって示す。
【0018】ケージ4は環状に形成され、その軸方向の
厚さはローラ2の外径よりも小さく形成されている。ケ
ージ4には各ローラ2を保持する多数の孔4aが設けら
れ、各孔4aには各ローラ2が転動自在に収容されてい
る。また、各孔4aは、図2(b) に示すように各ローラ
2の転動軸Aが回転体1の回転軸を含む断面Bに対して
角度θだけ傾斜するように形成されている。
【0019】以上のように構成された回転摩擦装置にお
いては、図3に示すように回転体1を軸方向の荷重Fを
加えた状態で回転させると、各ローラ2が回転体1及び
受動体3に接しながら転動し、これに追従してケージ4
も回転する。その際、各ローラ2は、図4に示すように
回転体1の回転軌道に対して角度θだけ傾斜した方向
(一点鎖線方向)に転動しようとするのをケージ4で規
制されながら回転体1の回転軌道(実線方向)に沿って
移動するため、各ローラ2と回転体1及び受動体3との
間に軸方向の荷重Fに比例した摩擦力が発生する。その
際、各ローラ2は転動しながら滑り摩擦を発生させるの
で、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定した抵抗
力が得られ、仮に初期の段階で静摩擦が発生したとして
もローラ2の転動によって瞬時に動摩擦に移行する。ま
た、回転体1の軸方向の荷重を解除すれば、摩擦力の発
生しない状態に任意に得ることも可能である。
【0020】このように、本実施例の回転摩擦装置によ
れば、各ローラ2の転動軸を回転体1の回転軸を含む断
面に対して所定の角度をなすように傾斜させることによ
り、各ローラ2を転動させながら滑り摩擦を発生させる
ようにしたので、回転体1の回転運動に軸方向の加重に
比例した任意の抵抗力を付与することができ、しかも軸
方向の荷重を変化させることにより、回転体1の抵抗力
を極めて容易に制御することができる。その際、前記滑
り摩擦は各ローラ2の転動を伴なうので、スティック・
スリップの原因となる静摩擦を発生させることがなく、
常に安定した抵抗力を得ることができる。
【0021】図5及び図6は本発明の第2の実施例を示
すもので、図5は回転摩擦装置の分解斜視図、図6(a)
はその径方向の断面を示す要部拡大図、図6(b) はその
軸方向から見た要部拡大図である。
【0022】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体10と、回転体10の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ11と、同じく回転体10の回転軌道
に沿って配列された多数のボール12と、各ローラ11
及び各ボール12を間にして回転体10に軸方向に対向
する受動体13と、各ローラ11及び各ボール12をそ
れぞれ間隔をおいて転動自在に保持するケージ14とか
ら構成されている。
【0023】回転体10は環状に形成され、受動体12
との対向面は平面状に形成されている。また、この面に
は周方向に連続して延びる断面V形の環状溝10aが設
けられ、環状溝10aには各ボール12が転動自在に係
合している。
【0024】各ローラ11は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、各回転体10の周方向に等間隔で配列され
ている。また、各ローラ11の両端面はケージ14との
摩擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0025】各ボール12は回転体10の周方向に等間
隔で配列され、それぞれ各ローラ11の間に一つずつ配
置されている。
【0026】受動体13は環状に形成され、回転体10
との対向面は平面状に形成されている。また、この面に
は回転体10と同様、周方向に連続して延びる断面V形
の環状溝13aが設けられ、環状溝13aには各ボール
12が転動自在に係合している。
【0027】ケージ14は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ11の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ14には各ローラ11を保持する多数の孔1
4aと、各ボール12を保持する多数の孔14bが設け
られ、各孔14a,14bには各ローラ11及び各ボー
ル12がそれぞれ転動自在に収容されている。また、ロ
ーラ用の各孔14aは、各ローラ11の転動軸が回転体
10の回転軸を含む断面に対して所定の角度で一つおき
に反対方向に傾斜するように形成されている。
【0028】本実施例では、回転体10及び受動体13
の環状溝10a,13aに各ボール12が係合している
ので、回転体10及び受動体13が径方向に位置ずれを
生ずることはない。この場合、各ボール12は各ローラ
11と回転体10及び受動体13との接触を妨げないよ
うに僅かなクリアランスを有して各環状溝10a,13
aに係合している。また、各ローラ11は一つおきに反
対方向に傾いているので、回転体10の何れの回転方向
に対しても常に等しい抵抗特性を示す。尚、摩擦力の発
生原理については前記第1の実施例と同様である。
【0029】図7乃び図8は本発明の第3の実施例を示
すもので、図7は回転摩擦装置の分解斜視図、図8(a)
はその径方向の断面を示す要部拡大図、図8(b) はその
軸方向から見た要部拡大図である。
【0030】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体20と、回転体20の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ21と、各ローラ21を間にして回転
体20に軸方向に対向する受動体22と、各ローラ21
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ23と
から構成されている。
【0031】回転体20は環状に形成され、受動体22
との対向面は図8(a) に示すように断面凸状に湾曲して
いる。
【0032】各ローラ21は回転体20の周方向に等間
隔で配列され、その周面は軸方向中央から両端に向かっ
て徐々に外径が大きくなるように湾曲している。また、
各ローラ21の両端面はケージ23との摩擦を少なくす
るために凸球面状に形成されている。
【0033】受動体22は環状に形成され、回転体20
との対向面は回転体20と同様、断面凸状に湾曲してい
る。
【0034】ケージ23は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ21の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ23には各ローラ21を保持する多数の孔2
3aが設けられ、各孔23aには各ローラ21が転動自
在に収容されている。また、各孔23aは、各ローラ2
1の転動軸が回転体20の回転軸を含む断面に対して所
定の角度で傾斜するように形成されている。
【0035】本実施例では、各ローラ21の周面を湾曲
させて回転体20及び受動体22の湾曲面に接触させる
ようにしたので、各ローラ21の軸方向の移動が規制さ
れ、回転体20及び受動体22が径方向に位置ずれを生
ずることはない。また、この湾曲面で各ローラ21の軸
方向の移動が規制されることや、各ローラ21の外径が
軸方向に異なっていることによっても摩擦力が発生する
ので、より大きな抵抗力を得ることができる。
【0036】図9は本発明の第4の実施例を示すもの
で、図9(a) は回転摩擦装置の径方向の断面を示す要部
拡大図、図9(b) はその軸方向から見た要部拡大図であ
る。
【0037】この回転摩擦装置は、第3の実施例と同
様、回転体30と、多数のローラ31と、ケージ32と
から構成され、各ローラ31の周面は軸方向中央から両
端に向かって徐々に外径が大きくなるように直線状に傾
斜している。尚、本実施例の作用効果については前記実
施例と同様である。
【0038】図10及び図11は本発明の第5の実施例
を示すもので、図10は回転摩擦装置の分解斜視図、図
11(a) はその径方向の断面を示す要部拡大図、図11
(b)はその軸方向から見た要部拡大図である。
【0039】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体40と、回転体40の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ41と、各ローラ41を間にして回転
体40に軸方向に対向する受動体42と、各ローラ41
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ43と
から構成されている。
【0040】回転体40は環状に形成され、受動体42
との対向面は図11(a) に示すように断面凹状に湾曲し
ている。
【0041】各ローラ41は回転体40の周方向に等間
隔で配列され、その周面は軸方向中央から両端に向かっ
て徐々に外径が大きくなるように湾曲している。また、
各ローラ41の両端面はケージ43との摩擦を少なくす
るために凸球面状に形成されている。
【0042】受動体42は環状に形成され、回転体40
との対向面は回転体40と同様、断面凹状に湾曲してい
る。
【0043】ケージ43は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ41の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ43には各ローラ41を保持する多数の孔4
3aが設けられ、各孔43aには各ローラ42が転動自
在に収容されている。また、各孔43aは、各ローラ4
1の転動軸が回転体40の回転軸を含む断面に対して所
定の角度で傾斜するように形成されている。
【0044】図12は本発明の第6の実施例を示すもの
で、図12(a) は回転摩擦装置の径方向の断面を示す要
部拡大図、図12(b) はその軸方向から見た要部拡大図
である。
【0045】この回転摩擦装置は、第5の実施例と同
様、回転体50と、多数のローラ51と、ケージ52と
から構成され、各ローラ51の周面は軸方向中央から両
端に向かって徐々に外径が小さくなるように直線状に傾
斜している。尚、本実施例の作用効果については前記実
施例と同様である。
【0046】図13乃至図16は本発明の第7の実施例
を示すもので、図13は回転摩擦装置の分解斜視図、図
14(a) はその径方向の断面を示す要部拡大図、図14
(b)はその軸方向から見た要部拡大図である。
【0047】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体60と、回転体60の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ61と、各ローラ61を間にして回転
体60に軸方向に対向する受動体62と、各ローラ61
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ63
と、各ローラ61を回転体60の周方向一方に付勢する
多数のばね64とから構成されている。
【0048】回転体60は環状に形成され、受動体62
との対向面は平面状に形成されている。
【0049】各ローラ61は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、回転体60の周方向に等間隔で配列されて
いる。また、各ローラ61の両端面はケージ63との摩
擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0050】受動体62は環状に形成され、回転体60
との対向面は平面状に形成されている。また、受動体6
2の周縁には回転体60の外周面を覆う周壁62aが設
けられている。
【0051】ケージ63は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ61の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ63には各ローラ61を保持する多数の孔6
3aが設けられ、各孔63aには各ローラ61が転動自
在に収容されている。各孔63aはローラ61の一端側
基点に扇形に形成され、その基点から延びる一方の辺
は回転体60の回転軸を含む断面に対して平行で、他方
の辺は回転体60の回転軸を含む断面に対して所定の角
度をなすように傾斜している。また、ケージ63の周縁
には波状の凹凸をなす弾性片63bが設けられ、弾性片
63bは受動体62の周壁62aに弾性的に圧接してい
る。
【0052】各ばね64はそれぞれケージ63の各孔6
3aの間に取付けられ、その一端はケージ63に固定さ
れている。また、その他端はローラ61に係止してお
り、ローラ61を回転体60の回転軌道に対して傾斜し
た向きになるように付勢している。
【0053】以上のように構成された回転摩擦装置にお
いては、図15に示すように回転体60を軸方向の荷重
を加えた状態で所定方向(図中時計回り)に回転させる
と、各ローラ61が回転体60及び受動体62に接しな
がら転動し、これに追従してケージ63も回転する。そ
の際、各ローラ61は回転体60の回転軌道に対して傾
斜した方向に転動しようとするため、前記実施例と同様
にして各ローラ61と回転体60及び受動体62との間
に軸方向の荷重に比例した摩擦力が発生する。また、図
16に示すように回転体60を前述の反対方向(図中反
時計回り)に回転させると、各ローラ61は回転体60
及び受動体62に接しながら転動するとともに、ケージ
63の孔63a内で傾動し、各ローラ61の転動軸が回
転体60の回転軸を含む断面と平行な向きになる。これ
により、この方向の回転では各ローラ61の転動軸が回
転体60の回転軌道に対して傾斜していないため、各ロ
ーラ61による滑り摩擦は発生せず、回転体60は円滑
に回転する。また、ケージ63の弾性片63bが受動体
62の周壁62aに圧接しているので、回転方向を切換
える際、ケージ63は受動体62との接触抵抗により常
に各ローラ61の転動よりも遅れて回転することから、
各ローラ61は孔63a内で速やかに向きを変えるよう
に傾動することができる。更に、各ローラ61は何れの
回転方向においても回転体60の回転軌道に対して傾斜
しない向きに安定しようとするので、抵抗を付与したい
回転方向に対しては各ローラ62が各ばね64で強制的
に傾斜するようになっている。
【0054】このように、本実施例では回転体60の回
転方向に応じて各ローラ61の転動軸が回転体60の回
転軸を含む断面と平行な向きと傾斜した向きとに傾動す
るようにしたので、一方の回転方向では回転体60の回
転運動に各ローラ61の摩擦力による抵抗を付与するこ
とができ、他方の回転方向では回転体60を円滑に回転
させることができる。
【0055】図17及び図18は本発明の第8の実施例
を示すもので、図17は回転摩擦装置の分解斜視図、図
18(a) はその径方向の断面を示す要部拡大図、図18
(b)はその軸方向から見た要部拡大図である。
【0056】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体70と、回転体70の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ71と、同じく回転体70の回転軌道
に沿って配列された多数のボール72と、各ローラ71
を間にして回転体70に軸方向に対向する受動体73
と、各ローラ71及び各ボール72を間隔をおいて転動
自在に保持するケージ74と、回転体70を軸方向に付
勢する予圧手段としての皿ばね75と、これらの部品を
収容するハウジング76とから構成されている。
【0057】回転体70は環状に形成され、受動体73
との対向面は平面状に形成されている。また、回転体7
0の外周面には受動体73側の外径が僅かに大きくなっ
た案内部70aが形成され、この案内部70aには各ボ
ール72が転動自在に係合している。
【0058】各ローラ71は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、回転体70の周方向に等間隔で配列されて
いる。また、各ローラ71の両端面はケージ73との摩
擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0059】各ボール72は回転体70の外周面とハウ
ジング76との間に配置され、回転体70の周方向に等
間隔で配列されている。
【0060】受動体73は環状に形成され、回転体70
との対向面は平面状に形成されている。また、受動体7
3の外周面には軸方向に延びる多数のキー73aが周方
向に間隔をおいて設けられている。
【0061】ケージ74は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ71の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ74には各ローラ71を保持する多数の孔7
4aが設けられ、各孔74aには各ローラ71が転動自
在に収容されている。各孔74aは、各ローラ71の転
動軸が回転体70の回転軸を含む断面に対して所定の角
度で傾斜するように形成されている。また、ケージ74
の周縁には各ボール72を保持する多数の孔74bが設
けられ、各孔74bには各ボール72が転動自在に収容
されている。
【0062】皿ばね75は受動体73とハウジング76
の内面との間に圧縮状態で介装され、受動体73を回転
体70側に常に一定の付勢力で押圧している。
【0063】ハウジング76は円筒状に形成され、その
内周面には受動体73の各キー73aを受容する多数の
キー溝76aが設けられている。また、ハウジング76
の内周面には周方向に延びる環状溝76bが設けられ、
環状溝76bには各ボール72が転動自在に係合してい
る。即ち、ハウジング76内では、図18(a) に示すよ
うに受動体73が皿ばね75により回転体70側に付勢
された状態で収容されるとともに、ケージ74に保持さ
れた各ボール72がハウジング76の環状溝76bと回
転体70の案内部70aに係合している。これにより、
回転体70の軸方向外側への移動が規制され、回転体7
0及び受動体72が各ローラ11を間にして互いに一定
の圧力で押し付けられている。
【0064】以上の構成では、回転体70に付与された
予圧により各ローラ71で発生する摩擦力を常に一定に
することができる。また、回転体70に皿ばね75の予
圧とは別に軸方向の荷重を加えれば摩擦力を任意に増大
させることも可能である。
【0065】図19は本発明の第9のを実施例を示すも
ので、図19(a) は回転摩擦装置の径方向の断面を示す
要部拡大図、図19(b) はその軸方向から見た要部拡大
図である。
【0066】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体80と、回転体80の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ81と、同じく回転体80の回転軌道
に沿って配列された多数のボール82と、回転体80と
一体に回転するガイドリング83と、各ローラ81及び
各ボール82を間隔をおいて転動自在に保持するケージ
84と、回転体80を軸方向に付勢する予圧手段として
の皿ばね85と、これらの部品を収容するハウジング8
6とから構成されている。
【0067】回転体80は環状に形成され、その一端面
は平面状に形成されている。また、回転体80の中心側
は軸方向に筒状に延長され、その外周面には軸方向に延
びる多数のキー80aが周方向に間隔をおいて設けられ
ている。
【0068】各ローラ81は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、回転体80の周方向に等間隔で配列されて
いる。また、各ローラ81の両端面はケージ83との摩
擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0069】各ボール82はガイドリング83の外周面
とハウジング86の内周面との間に配置され、回転体8
0の周方向に等間隔で配列されている。
【0070】ガイドリング83は環状に形成され、その
内周面には回転体80の各キー80aを受容する多数の
キー溝83aが設けられている。また、ガイドリング8
3の外周面には回転体80側の外径が僅かに大きくなっ
た案内部83bが形成され、この案内部83bには各ボ
ール82が転動自在に係合している。
【0071】ケージ84は環状に形成され、その軸方向
の厚さはローラ81の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ84には各ローラ81を保持する多数の孔8
4aが設けられ、各孔84aには各ローラ81が転動自
在に収容されている。各孔84aは、各ローラ81の転
動軸が回転体80の回転軸を含む断面に対して所定の角
度で傾斜するように形成されている。また、ケージ84
の周縁には各ボール82を保持する多数の孔84bが設
けられ、各孔84bには各ボール82が転動自在に収容
されている。
【0072】皿ばね85は回転体80とガイドリング8
3の内面との間に圧縮状態で収容され、回転体80をハ
ウジング86側に常に一定の付勢力で押圧している。
【0073】ハウジング86は円筒状に形成され、その
内部には回転体80の一端面に対向する受動面86aが
形成されている。また、ハウジング86の内周面には周
方向の延びる環状溝86bが設けられ、環状溝86bに
は各ボール82が転動自在に係合している。即ち、ハウ
ジング86内では、図19(a) に示すように回転体80
が皿ばね85によりハウジング86の受動面86a側に
付勢された状態で収容されるとともに、ケージ84に保
持された各ボール82がハウジング86の環状溝86b
とガイドリング83の案内部83bに係合している。こ
れにより、回転体80の軸方向外側への移動が規制さ
れ、回転体80が各ボール81を間にしてハウジング8
6の受動面86aに一定の力で押し付けられている。
【0074】図20及び図21は本発明の第10の実施
例を示すものであり、図20は回転摩擦装置の分解斜視
図、図21(a) はその径方向の断面を示す要部拡大図、
図21(b) はその軸方向から見た要部拡大図である。
【0075】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体90と、回転体90の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ91と、同じく回転体90の回転軌道
に沿って配列された多数のボール92と、回転体90と
一体に回転するガイドリング93と、各ローラ91を互
いに間隔をおいて転動自在に保持するローラケージ94
と、各ボール92を互いに間隔をおいて転動自在に保持
するボールケージ95と、回転体90を軸方向に付勢す
る予圧手段としての多数のコイルばね96と、これらの
部品を収容するハウジング97とから構成されている。
【0076】回転体90は環状に形成され、その一端面
は平面状に形成されている。また、回転体90の中心側
は軸方向に筒状に延長され、その外周面には軸方向に延
びる多数のキー90aが周方向に間隔をおいて設けられ
ている。
【0077】各ローラ91は軸方向の一様に延びる円柱
形状をなし、回転体90の周方向に等間隔で配列されて
いる。また、各ローラ91の両端面はケージ93との摩
擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0078】各ボール92はガイドリング93の外周面
とハウジング97の内周面との間に配置され、回転体9
0の周方向に等間隔で配列されている。
【0079】ガイドリング93は環状に形成され、その
内周面には回転体90の各キー90aを受容する多数の
キー溝93aが設けられている。また、ガイドリング9
3の外周面には回転体90側の外径が僅かに大きくなっ
た案内部93bが形成され、この案内部93bには各ボ
ール92が転動自在に係合している。
【0080】ローラケージ94は環状に形成され、その
軸方向の厚さはローラ91の外径よりも小さく形成され
ている。ローラケージ94には各ローラ91を保持する
多数の孔94aが設けられ、各孔94aには各ローラ9
1が転動自在に収容されている。各孔94aは、各ロー
ラ91の転動軸が回転体90の回転軸を含む断面に対し
て所定の角度で傾斜するように形成されている。
【0081】ボールケージ95は環状に形成され、その
径方向の厚さはボール92の外径よりも小さく形成され
ている。ボールケージ95には各ボール92を保持する
多数の孔95aが設けられ、各孔95aには各ボール9
2が転動自在に収容されている。
【0082】各コイルばね96は回転体90とガイドリ
ング93の内面との間に圧縮状態で収容されており、回
転体90をハウジング97側に常に一定の付勢力で押圧
している。
【0083】ハウジング97は円筒状に形成され、その
内部には回転体90の一端面に対向する受動面97aが
形成されている。また、ハウジング97の内周面には周
方向に延びる環状溝97bが設けられ、環状溝97bに
は各ボール92が転動自在に係合している。即ち、ハウ
ジング97内では、図21(a) に示すように回転体90
が各コイルばね96によりハウジング97の受動面97
a側に付勢された状態で収容されるとともに、ボールケ
ージ95に保持された各ボール92がハウジング97の
環状溝97bとガイドリング93の案内部93bに係合
している。これにより、回転体90の軸方向外側への移
動が規制され、回転体90が各ローラ91を間にして受
動面97aに一定の力で押し付けられている。尚、本実
施例の作用効果については前記実施例と同様である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の回転摩
擦装置によれば、回転運動に対して常に安定した任意の
摩擦力を発生させることができ、しかも摩擦力の大きさ
を容易に制御することができるので、このような動作を
目的とする各種機械、例えばクラッチや制動装置等に有
効に利用できるのは勿論のこと、構造が簡単であるため
コストの低減及び小型化に極めて有利である。
【0085】また、請求項2の回転摩擦装置によれば、
請求項1の効果に加え、一方の回転方向にのみ任意の摩
擦力を発生させることができるので、このような動作を
必要とする各種機械、例えば一方向クラッチや扉の自動
閉鎖装置等にも利用範囲を拡大させることができる。
【0086】また、請求項3の回転摩擦装置によれば、
請求項1または2の効果に加え、常に一定の摩擦力を発
生させておくことができるので、このような動作を目的
とする各種機械、例えば構造の簡単な減衰装置として利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図2】回転摩擦装置の要部拡大図
【図3】回転摩擦装置の動作説明図
【図4】回転摩擦装置の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図6】回転摩擦装置の要部拡大図
【図7】本発明の第3の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図8】回転摩擦装置の要部拡大図
【図9】本発明の第4の実施例を示す回転摩擦装置の要
部拡大図
【図10】本発明の第5の実施例を示す回転摩擦装置の
分解斜視図
【図11】回転摩擦装置の要部拡大図
【図12】本発明の第6の実施例を示す回転摩擦装置の
要部拡大図
【図13】本発明の第7の実施例を示す回転摩擦装置の
分解斜視図
【図14】回転摩擦装置の要部拡大図
【図15】回転摩擦装置の動作説明図
【図16】回転摩擦装置の動作説明図
【図17】本発明の第8の実施例を示す回転摩擦装置の
分解斜視図
【図18】回転摩擦装置の要部拡大図
【図19】本発明の第9の実施例を示す回転摩擦装置の
要部拡大図
【図20】本発明の第10の実施例を示す回転摩擦装置
の分解斜視図
【図21】回転摩擦装置の要部拡大図
【符号の説明】
1…回転体、2…ローラ、3…受動体、4…ケージ、1
0…回転体、11…ローラ、13…受動体、14…ケー
ジ、20…回転体、21…ローラ、22…受動体、23
…ケージ、30…回転体、31…ローラ、32…受動
体、33…ケージ、40…回転体、41…ローラ、42
…受動体、43…ケージ、50…回転体、51…ロー
ラ、52…受動体、53…ケージ、60…回転体、61
…ローラ、62…受動体、63…ケージ、70…回転
体、71…ローラ、73…受動体、74…ケージ、75
…皿ばね、80…回転体、81…ローラ、84…ケー
ジ、85…皿ばね、86a…受動面、90…回転体、9
1…ローラ、94…ローラケージ、96…コイルばね、
97a…受動面。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心を中心に回転する回転体と、 回転体の回転軌道に沿って配列された多数のローラと、 各ローラを間にして回転体に軸方向に対向する受動体
    と、 各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持する保持
    体とを備え、 各ローラの転動軸を回転体の回転軸を含む断面に対して
    所定の角度をなすように傾斜させたことを特徴とする回
    転摩擦装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体が所定方向に回転するときは
    各ローラの転動軸が回転体の回転軸を含む断面に対して
    所定の角度をなすように傾斜し、回転体が他の方向に回
    転するときは各ローラの転動軸が回転体の回転軸を含む
    断面に対して平行になるように各ローラを傾動自在に
    けたことを特徴とする請求項1記載の回転摩擦装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体を受動体側に所定の圧力で付
    勢する予圧手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の回転摩擦装置。
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