JP2656218B2 - 直動摩擦装置 - Google Patents

直動摩擦装置

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JP2656218B2 JP21019494A JP21019494A JP2656218B2 JP 2656218 B2 JP2656218 B2 JP 2656218B2 JP 21019494 A JP21019494 A JP 21019494A JP 21019494 A JP21019494 A JP 21019494A JP 2656218 B2 JP2656218 B2 JP 2656218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種機械の直進運動に摩
擦力による任意の抵抗を付与する機構として利用される
直動摩擦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械要素の一つとして知られる案
内は、直進運動を行う移動物体を潤滑油を介して支持す
る滑り案内と、移動物体をボールやローラを介して支持
する転がり案内とに大別されるが、これらは何れも移動
物体を常に円滑に移動させることが目的であるため、移
動物体と支持部材間の摩擦抵抗を可能な限り小さくする
ようにしている。従って、案内は移動する部材に抵抗を
与えて駆動力を制御するものではないので、例えばスプ
リング等で一方向に付勢されたスライド機構において移
動速度を一定に規制したい場合には、ショックアブソー
バやダンパ等の減衰装置を追加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べた
滑り案内においては、各部材間に潤滑油が理想的な状態
で介在していれば転がり案内と同等の極めて小さな摩擦
抵抗で動作することができるが、潤滑油を常に理想的な
状態で供給するのは極めて困難であり、往々にして滑り
合う二つの面に静摩擦と動摩擦が間欠的に作用して移動
状態が極めて不安定になる、いわゆるスティック・スリ
ップを生じ易いという欠点があった。また、スライド機
構において、移動速度を一定に規制したい場合には高価
な減衰装置を追加する以外に適当な方法がなく、このた
めコストが高くつくとともに、構造の複雑化及び大型化
を来すという問題点があった。
【0004】このように、従来の機械要素では物体の直
進運動を円滑にするものはあるが、特別な機構を追加す
ることなく移動速度を一定に規制したり、制御が容易で
安定した抵抗力を発生させるものは存在せず、各種機械
の直進運動に任意の抵抗を付与する技術には未だ開発の
余地が残されている。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、直進運動に対して常
に安定した摩擦力を発生させることができ、しかも摩擦
力の大きさを容易に制御することのできる装置を極めて
簡単な構造によって実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、直進方向に移動する移動体
と、移動体の移動軌道に沿って配列された多数のローラ
と、各ローラを間にして移動体に対向する受動体と、各
ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持する保持体
とを備え、各ローラの転動軸を移動体の移動方向に直交
する断面に対して所定の角度をなすように傾斜させた直
動摩擦装置を構成している。
【0007】また、請求項2では、請求項1記載の直動
摩擦装置において、前記移動体が所定方向に移動すると
きは各ローラの転動軸が移動体の移動方向に直交する断
面に対して所定の角度をなすように傾斜し、移動体が他
の方向に移動するときは各ローラの転動軸が移動体の移
動方向に直交する断面に対して平行になるように各ロー
ラを傾動自在に設けている。
【0008】また、請求項1または2記載の直動摩擦装
置において、前記移動体を受動体側に所定の圧力で付勢
する予圧手段を備えている。
【0009】
【作用】請求項1の直動摩擦装置によれば、移動体を受
動体側への荷重を加えた状態で移動させると、各ローラ
が移動体及び受動体に接しながら転動する。その際、各
ローラは移動体の移動軌道に対して所定角度だけ傾斜し
た方向に転動しようとするのを保持体で規制されながら
移動体の移動軌道に沿って移動するため、各ローラと移
動体及び受動体との間に荷重に比例した摩擦力が発生す
る。その際、各ローラは転動しながら滑り摩擦を発生さ
せるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定し
た抵抗力が得られる。
【0010】また、請求項2の直動摩擦装置によれば、
請求項1の作用に加え、移動体が所定方向に移動すると
きは、各ローラの転動軸が移動体の移動方向に直交する
断面に対して所定の角度をなすように傾斜することか
ら、各ローラと移動体及び受動体との間に前述と同様の
滑り摩擦が発生する。また、移動体が他の方向に移動す
るときは、各ローラの転動軸が移動体の移動方向に直交
する断面に対して平行になるため、各ローラによる滑り
摩擦は発生せず、移動体は円滑に移動する。
【0011】また、請求項3の直動摩擦装置によれば、
請求項1または2の作用に加え、移動体が受動体側に所
定の圧力で付勢されることから、常に一定の摩擦力を発
生させておくことが可能である。
【0012】
【実施例】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は直動摩擦装置の分解斜視図、図2(a) は
その平面方向の一部断面を示す拡大図、図2(b) はその
正面から見た拡大図である。
【0013】この直動摩擦装置は、直進方向に移動する
移動体1と、移動体1の移動軌道に沿って配列された多
数のローラ2と、同じく移動体1の移動軌道に沿って配
列された多数のボール3と、各ローラ2及び各ボール3
を間にして移動体1に対向する受動体4と、各ローラ2
及び各ボール3を互いに間隔をおいて転動自在に保持す
るケージ5とから構成されている。尚、これらは直動摩
擦装置を構成する最小限の部材であり、実際には移動体
1は図示しない駆動機構等に連結され、受動体4は非移
動状態に固定される。
【0014】移動体1は板状に形成され、受動体4との
対向面(下面)の中央を平面状に形成されている。ま
た、この面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形
の溝1aが設けられ、溝1aには各ボール3が転動自在
に係合している。尚、本実施例では直動摩擦装置の構造
及び動作についてのみ説明する関係上、移動体1は任意
の長さに簡略した形状によって示す。
【0015】各ローラ2は軸方向に一様に延びる円柱形
状をなし、移動体1の長手方向に等間隔で配列されてい
る。また、各ローラ2の両端面はケージ5との摩擦を少
なくするために凸球面状に形成されている。
【0016】各ボール3は移動体1の長手方向に等間隔
で配列され、それぞれ各ローラ2を間にして幅方向二列
に配置されている。
【0017】受動体4は板状に形成され、移動体1との
対向面(上面)の中央を平面状に形成されている。ま
た、この面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形
の溝4aが設けられ、溝4aには各ボール3が転動自在
に係合している。尚、受動体4についても移動体1と同
様、簡略した形状によって示す。
【0018】ケージ5は板状に形成され、その厚さはロ
ーラ2の外径よりも小さく形成されている。ケージ5に
は各ローラ2及び各ボール3を保持する多数の孔5a,
5bが設けられ、各孔5a,5bには各ローラ2及び各
ボール3が転動自在に収容されている。また、ローラ用
の各孔5aは、図2(a) に示すように各ローラ2の転動
軸Aが移動体1の移動方向に直交する断面Bに対して角
度θだけ傾斜するように形成されている。
【0019】以上のように構成された直動摩擦装置にお
いては、図3に示すように移動体1を受動体4側への荷
重Fを加えた状態で移動させると、各ローラ2が移動体
1及び受動体4に接しながら転動し、これに追従してケ
ージ5も移動する。その際、各ローラ2は、図4に示す
ように移動体1の移動軌道に対して角度θだけ傾斜した
方向(一点鎖線方向)に転動しようとするのをケージ5
で規制されながら移動体1の移動軌道(実線方向)に沿
って移動するため、各ローラ2と移動体1及び受動体4
との間に軸方向の荷重Fに比例した摩擦力が発生する。
その際、各ローラ2は転動しながら滑り摩擦を発生させ
るので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定した
抵抗力が得られ、仮に初期の段階で静摩擦が発生したと
してもローラ2の転動によって瞬時に動摩擦に移行す
る。また、移動体1の荷重を解除すれば、摩擦力の発生
しない状態を任意に得ることも可能である。更に、移動
体1及び受動体4の溝1a,4aに各ボール3が係合し
ているので、移動体1及び受動体4が幅方向に位置ずれ
を生ずることはない。この場合、各ボール3は各ローラ
2と移動体1及び受動体4との接触を妨げないように僅
かなクリアランスを有して各溝1a,4aに係合してい
る。
【0020】このように、本実施例の直動摩擦装置によ
れば、各ローラ2の転動軸を移動体1の移動方向に直交
する断面に対して所定の角度をなすように傾斜させるこ
とにより、各ローラ2を転動させながら滑り摩擦を発生
させるようにしたので、移動体1の直進運動に受動体4
側への荷重に比例した任意の抵抗力を付与することがで
き、しかもこの荷重を変化させることにより、移動体1
の抵抗力を極めて容易に制御することができる。その
際、前記滑り摩擦は各ローラ2の転動を伴うので、ステ
ィック・スリップの原因となる静摩擦を発生させること
がなく、常に安定した抵抗力を得ることができる。尚、
各ボール3は必要に応じて省略することもできる。
【0021】図5は本発明の第2の実施例を示すもの
で、図5(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を示
す拡大図、図5(b) はその正面から見た拡大図である。
【0022】この直動摩擦装置は、第1の実施例と同
様、移動体10と、多数のローラ11と、多数のボール
12と、受動体13と、ケージ14とから構成され、各
ボール12は幅方向一列で各ローラ11の間に一つずつ
配置されている。尚、本実施例の作用効果については前
記実施例と同様である。
【0023】図6は本発明の第3の実施例を示すもの
で、図6(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を示
す拡大図、図6(b) はその正面から見た拡大図である。
【0024】この直動摩擦装置は、第1の実施例と同
様、移動体20と、多数のローラ21と、多数のボール
22と、受動体23と、ケージ24とから構成され、各
ローラ21は移動体20の移動方向に直交する断面に対
して一つおきに反対方向に傾斜している。従って、本実
施例では移動体20の何れの移動方向に対しても常に等
しい抵抗特性を示す。尚、摩擦力の発生原理については
前記第1の実施例と同様である。
【0025】図7は本発明の第4の実施例を示すもの
で、図7(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を示
す拡大図、図7(b) はその正面から見た拡大図である。
【0026】この直動摩擦装置は、第1の実施例と同
様、移動体30と、多数のローラ31と、多数のボール
32と、受動体33と、ケージ34とから構成され、各
ローラ31は移動体30の移動方向に直交する断面に対
して計3つおきに反対方向に傾斜している。尚、本実施
例の作用効果については前記実施例と同様である。
【0027】図8は本発明の第5の実施例を示すもの
で、図8(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を示
す拡大図、図8(b) はその正面から見た拡大図である。
【0028】この直動摩擦装置は、直進方向に移動する
移動体40と、移動体40の移動軌道に沿って配列され
た多数のローラ41と、同じく移動体40の移動軌道に
沿って配列された多数のボール42と、各ローラ41を
間にして移動体40に対向する受動体43と、各ローラ
41及び各ボール42を間隔をおいて転動自在に保持す
るケージ44とから構成されている。
【0029】移動体40は板状に形成され、受動体43
との対向面は平面状に形成されている。また、移動体4
0の幅方向両側面には長手方向に延びる断面V形の溝4
0aが設けられ、各溝40aには各ボール42が転動自
在に係合している。
【0030】各ローラ41は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、移動体40の長手方向に等間隔で配列され
ている。また、各ローラ41の両端面はケージ44との
摩擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0031】各ボール42は移動体40の長手方向に等
間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されてい
る。
【0032】受動体43は幅方向両側を上方に延長した
形状を有し、移動体40との対向面(底面)は平面状に
形成されている。また、受動体43の幅方向両側面には
長手方向に延びる断面V形の溝43aが設けられ、各溝
43aには各ボール42が転動自在に係合している。
【0033】ケージ44は受動体43の内面に沿って幅
方向両側を上方に屈曲しており、その厚さはローラ41
の外径よりも小さく形成されている。ケージ44の幅方
向中央には各ローラ41を保持する多数の孔44aが設
けられ、各孔44aには各ローラ41が転動自在に収容
されている。各孔44aは各ローラ41の転動軸が移動
体40の移動方向に直交する断面に対して角度だけ傾斜
するように形成されている。また、ケージ44の幅方向
両側部には各ボール42を保持する多数の孔44bが設
けられ、各孔44bには各ボール42が転動自在に収容
されている。
【0034】本実施例では、移動体40及び受動体43
の側面に設けた溝40a,43aに各ボール42が係合
しているので、移動体40及び受動体43は幅方向は勿
論のこと、上下方向にも位置ずれを生ずることはない。
【0035】図9は本発明の第6の実施例を示すもの
で、図9(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を示
す拡大図、図9(b) はその正面から見た拡大図である。
【0036】この直動摩擦装置は、直進方向に移動する
移動体50と、移動体50の移動軌道に沿って配列され
た多数のローラ51と、同じく移動体50の移動軌道に
沿って配列された多数のボール52と、各ローラ51を
間にして移動体50に対向する受動体53と、各ローラ
51及び各ボール52を間隔をおいて転動自在に保持す
るケージ54とから構成されている。
【0037】移動体50は上面の幅方向中央部分を上方
へ突出した板状に形成され、受動体53との対向面(下
面)は平面状に形成されている。また、移動体50の上
面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形の溝50
aが設けられ、各溝50aには各ボール52が転動自在
に係合している。
【0038】各ローラ51は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、移動体50の長手方向に等間隔で配列され
ている。また、各ローラ51の両端面はケージ54との
摩擦を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0039】各ボール52は移動体50の長手方向に等
間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されてい
る。
【0040】受動体53は幅方向両側を上方に延長し、
且つ上面の両側を覆うように内側に向かって屈曲した形
状を有し、移動体50との対向面(底面)は平面状に形
成されている。この場合、受動体53の上面に形成され
た幅方向中央の隙間には移動体50の突出部分が介在し
ている。また、受動体53の内部上面の幅方向両側には
長手方向に延びる断面V形の溝53aが設けられ、各溝
53aには各ボール52が転動自在に係合している。
【0041】ケージ54は受動体53の内面に沿って幅
方向両側を上方及び内側に向かって屈曲しており、その
厚さはローラ51の外径よりも小さく形成されている。
ケージ54の幅方向中央には各ローラ51を保持する多
数の孔54aが設けられ、各孔54aには各ローラ51
が転動自在に収容されている。各孔54aは各ローラ5
1の転動軸が移動体50の移動方向に直交する断面に対
して角度だけ傾斜するように形成されている。また、ケ
ージ54の幅方向両側部には各ボール52を保持する多
数の孔54bが設けられ、各孔54bには各ボール52
が転動自在に収容されている。
【0042】本実施例では、各ローラ51と各ボール5
2が移動体50の下面側と上面側にそれぞれ配置される
ため、各ローラ51の長さ寸法を十分に大きくすること
ができる。
【0043】図10及び図11は本発明の第7の実施例
を示すものであり、図10は直動摩擦装置の分解斜視
図、図11(a) はその平面方向の一部断面を示す拡大
図、図11(b) はその正面から見た拡大図である。
【0044】この直動摩擦装置は、直進方向に移動する
移動体60と、移動体60の移動軌道に沿って配列され
た多数のローラ61と、同じく移動体60の移動軌道に
沿って配列された多数のボール62と、各ローラ61及
び各ボール62を間にして移動体60に対向する受動体
63と、各ローラ61及び各ボール62を互いに間隔を
おいて転動自在に保持するケージ64とから構成されて
いる。
【0045】移動体60は板状に形成され、受動体63
との対向面の中央は断面凹状に傾斜している。また、移
動体60の面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V
形の溝60aが設けられ、溝60aには各ボール62が
転動自在に係合している。
【0046】各ローラ61は移動体60の長手方向に等
間隔で配列され、その周面は軸方向中央から両端に向か
って徐々に外径が小さくなるように直線状に傾斜してい
る。また、各ローラ61の両端面はケージ64との摩擦
を少なくするために凸球面状に形成されている。
【0047】各ボール62は移動体60の長手方向に等
間隔で配列され、それぞれ各ローラ61の列を間にして
幅方向二列に配置されている。
【0048】受動体63は板状に形成され、移動体60
との対向面の中央は断面凹状に傾斜している。また、こ
の面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形の溝6
3aが設けられ、溝63aには各ボール62が転動自在
に係合している。
【0049】ケージ64は板状に形成され、その厚さは
ローラ61の外径よりも小さく形成されている。ケージ
64には各ローラ61及び各ボール62を保持する多数
の孔64a,64bが設けられ、各孔64a,64bに
は各ローラ61及び各ボール62が転動自在に収容され
ている。また、ローラ用の各孔64aは各ローラ61の
転動軸が移動体60の移動方向に直交する断面に対して
所定角度だけ傾斜するように形成されている。
【0050】本実施例では、各ローラ61の周面を傾斜
させて移動体60及び受動体63の傾斜面に接触させる
ようにしたので、この傾斜面で各ローラ61の軸方向の
移動が規制されることや、各ローラ61の外径が軸方向
に異なっていることよっても摩擦力が発生し、より大き
な抵抗力を得ることができる。
【0051】図12は本発明の第8の実施例を示すもの
で、図12(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断面を
示す拡大図、図12(b) はその正面から見た拡大図であ
る。
【0052】この直動摩擦装置は、第7の実施例と同
様、移動体70と、多数のローラ71と、多数のボール
72と、受動体73と、ケージ74とから構成され、各
ローラ71の周面は軸方向中央から両端に向かって徐々
に外径が小さくなるように湾曲している。尚、本実施例
の作用効果については前記実施例と同様である。
【0053】図13は本発明の第9の実施例を示すもの
であり、図13(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部断
面を示す拡大図、図13(b) はその正面から見た拡大図
である。
【0054】この直動摩擦装置は、第8の実施例と同
様、移動体80と、多数のローラ81と、多数のボール
82と、受動体83と、ケージ84とから構成されてお
り、各ローラ81の周面は軸方向中央から両端に向かっ
て徐々に外径が大きくなるように直線状に傾斜してい
る。尚、本実施例の作用効果については前記実施例と同
様である。
【0055】図14は本発明の第10の実施例を示すも
のであり、図14(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部
断面を示す拡大図、図14(b) はその正面から見た拡大
図である。
【0056】この直動摩擦装置は、第9の実施例と同
様、移動体90と、多数のローラ91と、多数のボール
92と、受動体93と、ケージ94とから構成され、各
ローラ91の周面は軸方向中央から両端に向かって徐々
に外径が大きくなるように湾曲している。尚、本実施例
の作用効果については前記実施例と同様である。
【0057】図15及び図16は本発明の第11の実施
例を示すもので、図15は直動摩擦装置の分解斜視図、
図16(a) はその平面方向の一部断面を示す拡大図、図
16(b) はその正面から見た拡大図である。
【0058】この直動摩擦装置は、直進方向に移動する
移動体100と、移動体100の移動軌道に沿って配列
された多数のローラ101と、同じく移動体100の移
動軌道に沿って配列された多数のボール102と、各ロ
ーラ101及び各ボール102を間にして移動体100
に対向する受動体103と、各ローラ101及び各ボー
ル102を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケー
ジ104とから構成されている。
【0059】移動体100は幅方向両側部を下方へ屈曲
し、受動体103との対向面は平面状に形成されてい
る。また、移動体100の幅方向両側部には長手方向に
延びる案内部100aが形成され、案内部100aの内
側には各ボール102が転動自在に係合している。
【0060】各ローラ101は軸方向に一様に延びる円
柱形状をなし、移動体100の長手方向に等間隔で配列
されている。また、各ローラ101の両端面はケージ1
04との摩擦を少なくするために凸球面状に形成されて
いる。
【0061】各ボール102は移動体100の長手方向
に等間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されて
いる。
【0062】受動体103は幅方向両側をやや下方に湾
曲させながら上方に屈曲し、移動体50との対向面は平
面状に形成されている。また、受動体103の幅方向両
側部には長手方向に延びる案内部103aが形成され、
案内部103aの外側には各ボール102が転動自在に
係合している。
【0063】ケージ104は幅方向両側を下方に屈曲し
ており、その厚さはローラ101の外径よりも小さく形
成されている。ケージ104の幅方向中央には各ローラ
101を保持する多数の孔104aが設けられ、各孔1
04aには各ローラ101及びが転動自在に収容されて
いる。各孔104aは各ローラ101の転動軸が移動体
100の移動方向に直交する断面に対して角度だけ傾斜
するように形成されている。また、ケージ104の幅方
向両側部には各ボール102を保持する多数の孔104
bが設けられ、各孔104bには各ボール102が転動
自在に収容されている。
【0064】本実施例の移動体100及び受動体103
は板材をプレス加工して形成したものであり、その作用
効果については前記実施例と同様である。
【0065】図17は本発明の第12の実施例を示すも
のであり、図17(a) は直動摩擦装置の平面方向の一部
断面を示す拡大図、図17(b) はその正面から見た拡大
図である。
【0066】この直動摩擦装置は、第11の実施例と同
様、移動体110と、多数のローラ111と、多数のボ
ール112と、受動体113と、ケージ114とから構
成されている。
【0067】本実施例の受動体113は、図17(b) の
実線で示す組付状態に対し、一点鎖線で示す自然状態で
は幅方向中央部、即ち各ローラ111との接触部分がや
や上方に位置するように形成され、これを組付けたとき
に受動体113の弾性変形により各ローラ111が常に
一定の圧力で移動体110に押し付けられるようになっ
ている。これにより、各ローラ111に予圧が付与さ
れ、各ローラ111で発生する摩擦力を常に一定にする
ことができる。
【0068】図18及び図20は本発明の第13の実施
例を示すもので、図18は直動摩擦装置の分解斜視図、
図19(a) はその平面方向の一部断面を示す拡大図、図
19(b) はその正面から見た拡大図である。
【0069】この直動摩擦装置は、軸心を中心に移動す
る移動体120と、移動体120の移動軌道に沿って配
列された多数のローラ121と、同じく移動体120の
移動軌道に沿って配列された多数のボール122と、各
ローラ121を間にして移動体120に軸方向に対向す
る受動体123と、各ローラ121及び各ボール122
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ124
と、各ローラ121を移動体120の一方の移動方向に
付勢する多数のばね125とから構成されている。
【0070】移動体120は板状に形成され、受動体1
23との対向面は平面状に形成されている。また、移動
体120の幅方向両側面には長手方向に延びる断面V形
の溝120aが設けられ、各溝120aには各ボール1
22が転動自在に係合している。
【0071】各ローラ121は軸方向に一様に延びる円
柱形状をなし、移動体120の長手方向に等間隔で配列
されている。また、各ローラ121の両端面はケージ1
24との摩擦を少なくするために凸球面状に形成されて
いる。
【0072】各ボール122は移動体120の長手方向
に等間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されて
いる。
【0073】受動体123は幅方向両側を上方に屈曲し
た形状を有し、移動体120との対向面は平面状に形成
されている。また、受動体123の幅方向両側面には長
手方向に延びる断面V形の溝123aが設けられ、各溝
123aには各ボール122が転動自在に係合してい
る。
【0074】ケージ124は受動体123の内面に沿っ
て幅方向両側を上方に屈曲しており、その厚さはローラ
121の外径よりも小さく形成されている。ケージ12
4の幅方向中央には各ローラ121を保持する多数の孔
124aが設けられ、各孔124aには各ローラ121
が転動自在に収容されている。各孔124aはローラ1
21の一端側を基点に扇形に形成され、その基点から延
びる一方の辺は移動体120の移動方向に直交する断面
に対して平行で、他方の辺は移動体120の移動方向に
直交する断面に対して所定の角度をなすように傾斜して
いる。また、ケージ124の幅方向両側部には各ボール
122を保持する多数の孔124bが設けられ、各孔1
24bには各ボール122が転動自在に収容されてい
る。更に、ケージ124の幅方向両側部には波状の凹凸
をなす弾性片124cが設けられ、各弾性片124cは
受動体123の内側面に弾性的に圧接している。
【0075】各ばね125はそれぞれケージ124の各
孔124aの間に取付けられ、その一端はケージ124
に固定されている。また、その他端はローラ121に係
止しており、ローラ121を移動体120の移動軌道に
対して傾斜した向きになるように付勢している。
【0076】以上のように構成された直動摩擦装置にお
いては、図20(a) に示すように移動体120を所定方
向(図中上方向)に移動させると、各ローラ121が移
動体120及び受動体122に接しながら転動し、これ
に追従してケージ124も移動する。その際、各ローラ
121は移動体120の移動軌道に対して傾斜した方向
に転動しようとするため、前記実施例と同様にして各ロ
ーラ121と移動体120及び受動体123との間に軸
方向の荷重に比例した摩擦力が発生する。また、図20
(b) に示すように移動体120を前述の反対方向(図中
下方向)に移動させると、各ローラ121は移動体12
0及び受動体123に接しながら転動するとともに、ケ
ージ124の孔124a内で傾動し、各ローラ121の
転動軸が移動体120の移動方向に直交する断面と平行
な向きになる。これにより、この方向の移動では各ロー
ラ121の転動軸が移動体120の移動軌道に対して傾
斜していないため、各ローラ121による滑り摩擦は発
生せず、移動体120は円滑に移動する。また、ケージ
124の弾性片124cが受動体123の内周面に圧接
しているので、移動方向を切換える際、ケージ124は
受動体123との接触抵抗により常に各ローラ121の
転動よりも遅れて移動することから、各ローラ121は
孔124a内で速やかに向きを変えるように傾動するこ
とができる。更に、各ローラ121は何れの移動方向に
おいても移動体120の移動軌道に対して傾斜しない向
きに安定しようとするので、抵抗を付与したい移動方向
に対しては各ローラ122が各ばね125で強制的に傾
斜するようになっている。
【0077】このように、本実施例では移動体120の
移動方向に応じて各ローラ121の転動軸が移動体12
0の移動方向に直交する断面と平行な向きと傾斜した向
きとに傾動するようにしたので、一方の移動方向では移
動体120の直進運動に各ローラ121の摩擦力による
抵抗を付与することができ、他方の移動方向では移動体
120を円滑に移動させることができる。
【0078】図21及び図22は本発明の第14の実施
例を示すもので、図21は直動摩擦装置の分解斜視図、
図22(a) はその平面方向の一部断面を示す拡大図、図
22(b) はその正面から見た拡大図、図22(c) はその
側面方向の一部断面を示す拡大図である。
【0079】この直動摩擦装置は、軸心を中心に移動す
る移動体130と、移動体130の移動軌道に沿って配
列された多数のローラ131と、同じく移動体130の
移動軌道に沿って配列された多数のボール132と、各
ローラ131を間にして移動体130に軸方向に対向す
る受動体133と、各ローラ131及び各ボール132
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ134
と、移動体130を受動体133側に付勢する予圧手段
としての板ばね135と、これらの部品を収容するハウ
ジング136とから構成されている。
【0080】移動体130は板状に形成され、受動体1
33との対向面(下面)は平面状に形成されている。ま
た、移動体130の幅方向両側面には長手方向に延びる
断面V形の溝130aが設けられ、各溝130aには各
ボール132が転動自在に係合している。
【0081】各ローラ131は軸方向に一様に延びる円
柱形状をなし、移動体130の長手方向に等間隔で配列
されている。また、各ローラ131の両端面はケージ1
34との摩擦を少なくするために凸球面状に形成されて
いる。
【0082】各ボール132は移動体130の長手方向
に等間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されて
いる。
【0083】受動体133は板状に形成され、移動体1
30との対向面(上面)は平面状に形成されている。ま
た、受動体133の下面には板ばね135を係止する多
数の孔133aが設けられている。
【0084】ケージ134は幅方向両側を上方に屈曲し
ており、その厚さはローラ131の外径よりも小さく形
成されている。ケージ134の幅方向中央には各ローラ
131を保持する多数の孔134aが設けられ、各孔1
34aには各ローラ131が転動自在に収容されてい
る。各孔134aは、各ローラ131の転動軸が移動体
130の移動方向に直交する断面に対して所定の角度で
傾斜するように形成されている。また、ケージ134の
幅方向両側部には各ボール132を保持する多数の孔1
34bが設けられ、各孔134bには各ボール132が
転動自在に収容されている。
【0085】板ばね135は上下方向に湾曲する波状に
形成されるとともに、受動体133の下面とハウジング
136の内面との間に圧縮状態で介装され、受動体13
3を移動体130側に常に一定の付勢力で押圧してい
る。また、板ばね135の上面及び下面にはそれぞれ多
数の突起135aが設けられ、上面側の突起135aは
受動体133の各孔133aに嵌合されている。
【0086】ハウジング136は幅方向両側を上方に屈
曲した形状を有し、その底面には板ばね135の各突起
135aが嵌合する多数の孔136aが設けられてい
る。また、ハウジング136の幅方向両側面には長手方
向に延びる断面V形の溝136bが設けられ、各溝13
6bには各ボール132が転動自在に係合している。即
ち、ハウジング136内では、図22(b)(c)に示すよう
に受動体133が板ばね135により移動体130側に
付勢された状態で収容されるとともに、ケージ134に
保持された各ボール132がハウジング136の溝13
6bと移動体130の溝130aに係合している。これ
により、移動体130の軸方向外側への移動が規制さ
れ、移動体130及び受動体133が各ローラ131を
間にして互いに一定の圧力で押し付けられている。
【0087】以上の構成では、移動体130に付与され
た予圧により、各ローラ131で発生する摩擦力を常に
一定にすることができる。また、移動体130に板ばね
135の予圧とは別に上下方向の荷重を加えれば、摩擦
力を任意に増大させることも可能である。
【0088】図23及び図24は本発明の第15の実施
例を示すもので、図23は直動摩擦装置の分解斜視図、
図24(a) はその平面方向の一部断面を示す拡大図、図
24(b) はその正面から見た拡大図である。
【0089】この直動摩擦装置は、軸心を中心に移動す
る移動体140と、移動体140の移動軌道に沿って配
列された多数のローラ141と、同じく移動体140の
移動軌道に沿って配列された多数のボール142と、各
ローラ141を間にして移動体140に軸方向に対向す
る受動体143と、各ローラ141及び各ボール142
を互いに間隔をおいて転動自在に保持するケージ144
と、移動体140を受動体143側に付勢する予圧手段
としての多数のコイルばね145と、これらの部品を収
容するハウジング146とから構成されている。
【0090】移動体140は上面の幅方向中央部分を上
方へ突出した板状に形成され、受動体143との対向面
(下面)は平面状に形成されている。また、移動体14
0の上面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形の
溝140aが設けられ、各溝140aには各ボール14
2が転動自在に係合している。
【0091】各ローラ141は軸方向に一様に延びる円
柱形状をなし、移動体140の長手方向に等間隔で配列
されている。また、各ローラ141の両端面はケージ1
44との摩擦を少なくするために凸球面状に形成されて
いる。
【0092】各ボール142は移動体140の長手方向
に等間隔で配列され、それぞれ幅方向二列に配置されて
いる。
【0093】受動体143は板状に形成され、移動体1
40との対向面(上面)は平面状に形成されている。ま
た、受動体143の下面には下方に延びる多数のガイド
ロッド143aと、各コイルばね145の上端側を受容
する多数の孔143bがそれぞれ長手方向に配列されて
設けられている。
【0094】ケージ144は幅方向両側を上方及び内側
に向かってに屈曲しており、その厚さはローラ141の
外径よりも小さく形成されている。ケージ144の幅方
向中央には各ローラ141を保持する多数の孔144a
が設けられ、各孔144aには各ローラ141が転動自
在に収容されている。各孔144aは、各ローラ141
の転動軸が移動体140の移動方向に直交する断面に対
して所定の角度で傾斜するように形成されている。ま
た、ケージ144の幅方向両側部には各ボール142を
保持する多数の孔144bが設けられ、各孔144bに
は各ボール142が転動自在に収容されている。
【0095】各コイルばね145は受動体143の下面
とハウジング146の内面との間に圧縮状態で介装さ
れ、受動体143を移動体140側に常に一定の付勢力
で押圧している。
【0096】ハウジング146は幅方向両側を上方に延
長し、且つ上面の両側を覆うように内側に向かって屈曲
した形状を有し、その底面には受動体143の各ガイド
ロッド143aが摺動自在に挿入される多数の孔146
aと、各コイルばね145の下端側を受容する多数の孔
146bが設けられている。コイルばね用の各孔146
b内にはコイルばね145の下端と当接するねじ147
がそれぞれ組込まれており、ねじ147を上下方向に螺
進退させることにより、コイルばね145の付勢力を調
整できるようになっている。また、ハウジング146の
内部上面の幅方向両側には長手方向に延びる断面V形の
溝146cが設けられ、各溝146cには各ボール14
2が転動自在に係合している。即ち、ハウジング146
内では、図24(b) に示すように受動体143が各コイ
ルばね145により移動体140側に付勢された状態で
収容され、ケージ144に保持された各ボール142が
ハウジング146の溝146cと移動体140の溝14
0aに係合している。これにより、移動体140の軸方
向外側への移動が規制され、移動体140及び受動体1
43が各ローラ141を間にして互いに一定の圧力で押
し付けられている。
【0097】本実施例では各ねじ147によって各コイ
ルばね145の付勢力、即ち各ローラ141への予圧を
調整することができるので、予圧により発生する摩擦力
を任意に変えることができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の直動摩
擦装置によれば、直進運動に対して常に安定した任意の
摩擦力を発生させることができ、しかも摩擦力の大きさ
を容易に制御することができるので、このような動作を
目的とする各種機械、例えばスライド機構の制動装置等
に有効に利用できるのは勿論のこと、構造が簡単である
ためコストの低減及び小型化に極めて有利である。
【0099】また、請求項2の直動摩擦装置によれば、
請求項1の効果に加え、一方の移動方向にのみ任意の摩
擦力を発生させることができるので、このような動作を
必要とする各種機械、例えば一方向の移動速度を一定に
規制したスライド機構等にも利用範囲を拡大させること
ができる。
【0100】また、請求項3の直動摩擦装置によれば、
請求項1または2の効果に加え、常に一定の摩擦力を発
生させておくことができるので、このような動作を目的
とする各種機械、例えば構造の簡単な減衰装置として利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す直動摩擦装置の分
解斜視図
【図2】直動摩擦装置の拡大図
【図3】直動摩擦装置の動作説明図
【図4】直動摩擦装置の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施例を示す直動摩擦装置の拡
大図
【図6】本発明の第3の実施例を示す直動摩擦装置の拡
大図
【図7】本発明の第4の実施例を示す直動摩擦装置の拡
大図
【図8】本発明の第5の実施例を示す直動摩擦装置の拡
大図
【図9】本発明の第6の実施例を示す直動摩擦装置の拡
大図
【図10】本発明の第7の実施例を示す直動摩擦装置の
分解斜視図
【図11】直動摩擦装置の拡大図
【図12】本発明の第8の実施例を示す直動摩擦装置の
拡大図
【図13】本発明の第9の実施例を示す直動摩擦装置の
拡大図
【図14】本発明の第10の実施例を示す直動摩擦装置
の拡大図
【図15】本発明の第11の実施例を示す直動摩擦装置
の分解斜視図
【図16】直動摩擦装置の拡大図
【図17】本発明の第12の実施例を示す直動摩擦装置
の拡大図
【図18】本発明の第13の実施例を示す直動摩擦装置
の分解斜視図
【図19】直動摩擦装置の拡大図
【図20】直動摩擦装置の動作説明図
【図21】本発明の第14の実施例を示す直動摩擦装置
の分解斜視図
【図22】直動摩擦装置の拡大図
【図23】本発明の第14の実施例を示す直動摩擦装置
の分解斜視図
【図24】直動摩擦装置の拡大図
【符号の説明】
1…移動体、2…ローラ、4…受動体、5…ケージ、1
0…移動体、11…ローラ、14…受動体、15…ケー
ジ、20…移動体、21…ローラ、23…受動体、24
…ケージ、30…移動体、31…ローラ、33…受動
体、34…ケージ、40…移動体、41…ローラ、43
…受動体、44…ケージ、50…移動体、51…ロー
ラ、53…受動体、54…ケージ、60…移動体、61
…ローラ、63…受動体、64…ケージ、70…移動
体、71…ローラ、73…受動体、74…ケージ、80
…移動体、81…ローラ、83…受動体、84…ケー
ジ、90…移動体、91…ローラ、93…受動体、94
…ケージ、100…移動体、101…ローラ、103…
受動体、104…ケージ、110…移動体、111…ロ
ーラ、113…受動体、114…ケージ、120…移動
体、121…ローラ、123…受動体、124…ケー
ジ、130…移動体、131…ローラ、133…受動
体、134…ケージ、135…板ばね、140…移動
体、141…ローラ、143…受動体、144…ケー
ジ、145…コイルばね。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直進方向に移動する移動体と、 移動体の移動軌道に沿って配列された多数のローラと、 各ローラを間にして移動体に対向する受動体と、 各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持する保持
    体とを備え、 各ローラの転動軸を移動体の移動方向に直交する断面に
    対して所定の角度をなすように傾斜させたことを特徴と
    する直動摩擦装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体が所定方向に移動するときは
    各ローラの転動軸が移動体の移動方向に直交する断面に
    対して所定の角度をなすように傾斜し、移動体が他の方
    向に移動するときは各ローラの転動軸が移動体の移動方
    向に直交する断面に対して平行になるように各ローラを
    傾動自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の直動
    摩擦装置。
  3. 【請求項3】 前記移動体を受動体側に所定の圧力で付
    勢する予圧手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の直動摩擦装置。
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