JP2733081B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2733081B2
JP2733081B2 JP63335099A JP33509988A JP2733081B2 JP 2733081 B2 JP2733081 B2 JP 2733081B2 JP 63335099 A JP63335099 A JP 63335099A JP 33509988 A JP33509988 A JP 33509988A JP 2733081 B2 JP2733081 B2 JP 2733081B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、特定入賞口への入賞に基づいて補助遊技
が行われ、該補助遊技の結果如何により遊技者にとって
有利な特別遊技状態が発生されるパチンコ遊技機等の遊
技機に関する。
[従来の技術] 従来、遊技盤に単独の補助遊技装置が設置され、特定
入賞口への入賞に基づいて、補助遊技装置により補助遊
技が行われ該補助遊技において予め定められた条件が成
立したときに遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生
させるパチンコ遊技機等の遊技機が知られている。
前記パチンコ遊技機として代表的なものは、一対の可
動部材および内部に一般入賞口と特別入賞口とを有する
変動入賞装置を備え、特定入賞口への入賞に基づき該可
動部材を1回乃至2回開閉動作させ、その開閉動作時に
流入した遊技球が内部の特別入賞口に入賞したことに基
づき、該可動部材を複数回開閉動作させる特別遊技状態
を発生させていた。
また、他の例としては、複数の識別情報を可変表示可
能な可変表示装置を備え、特定入賞口への入賞に基づき
該可変表示装置による可変表示ゲームを行わせ、該可変
表示ゲームの停止結果態様が特別表示態様になったこと
に基づき、別設された変動入賞装置を開放させる特別遊
技状態を発生させるようなものもある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来、この種の遊技機にあっては、補助遊
技装置は単独に設置されているだけであったため、長く
遊技を続けていると、特別遊技状態の発生パターンやそ
の発生確率がある程度予想できるようになるため、遊技
上の変化に乏しく単調になってしまって、遊技者に飽き
られるという問題点があった。
そのため、補助遊技装置を複数備え、それら補助遊技
装置を始動させる入賞口を個別に備えて、2つの補助遊
技や、特別遊技を全く独立して発生させるような遊技機
が考えられるが、これでは、遊技者にとって有利な特別
遊技状態が頻繁に発生してしまうため、遊技者と遊技店
との利益バランスがとれなかったり、また、補助遊技装
置が単に複数あるだけで長く遊技を続けると結局飽きら
れてしまうといった問題点がある。
[目的] この発明は上記課題を解決するためになされたもの
で、補助遊技や特別遊技状態の発生を斬新で、遊技内容
のバリエーションに富んだ飽きのこない興趣の高いもの
にするとともに、遊技者と遊技店との利益バランスを適
度にとれるような遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る遊技機(例えば、パチンコ遊技機)に
よれば、 遊技領域(2)を形成する遊技盤(1)と、 前記遊技盤に設けられた特定入賞口(例えば、始動入
賞装置6,6,8)への打球の入賞に基づき特定入賞信号を
発生する特定入賞信号発生手段(例えば、検出スイッチ
SW1,SW2,SW3)と、 遊技者にとって有利な第1の特別遊技状態(例えば、
第1の特別遊技態様)を発生させるか否かの第1の補助
遊技(例えば、第1の予備遊技状態)を実行可能な第1
補助遊技装置(例えば、第1の変動入賞装置50)と、 遊技者にとって有利な第2の特別遊技状態(例えば、
第2の特別遊技態様)を発生させるか否かの第2の補助
遊技(例えば、第2の予備遊技状態)を実行可能な第2
補助遊技装置(例えば、第2の変動入賞装置10)と、 前記第1補助遊技装置に関わる第1の補助遊技および
前記第2補助遊技装置に関わる第2の補助遊技の始動信
号の発生制御を行う始動信号発生制御手段(例えば、制
御チップマイクロコンピュータ610)と、 を備え、 前記始動信号発生制御手段は、前記特定入賞信号発生
手段からの特定入賞信号の入力に基づいて前記第1の補
助遊技或いは前記第2の補助遊技の何れの始動信号を選
択して発生させるかの選択発生制御を行う構成とした。
前記第1補助遊技装置および第2補助遊技装置におけ
る各特別遊技状態の発生確率は各々異なるように設定し
てもよい。
また、前記始動信号発生制御手段は、前記第2の補助
遊技の始動信号を、前記第1の特別遊技状態の発生中に
のみ発生させるように制御するようにしてもよい。
また、当該遊技機が、前記特定入賞信号発生手段によ
る特定入賞信号の発生に基づき可変表示ゲームを行う可
変表示装置(例えば、可変表示器62,62,82或いは可変表
示器410)を備え、 前記始動信号発生制御手段が、前記可変表示ゲームの
停止結果態様に基づいて、前記第1の補助遊技および前
記第2の補助遊技のうちの何れかの始動信号を選択して
発生させる選択発生制御を行うようにしてもよい。
[作用] この発明によれば、第1の特別遊技状態を発生させる
か否かの第1の補助遊技を実行可能な第1補助遊技装置
と、第2の特別遊技状態を発生させるか否かの第2の補
助遊技を実行可能な第2補助遊技装置とを備えたことに
より、それら2つの補助遊技装置の各々により補助遊技
や特別遊技状態が行われることとなって、斬新で遊技内
容のバリエーションに富んだ飽きのこない興趣の高い遊
技機となる。
また、始動信号発生制御手段は、特定入賞信号発生手
段からの特定入賞信号の入力に基づいて、第1補助遊技
装置における第1の補助遊技或いは第2補助遊技装置に
おける第2の補助遊技の何れか一方の始動信号を選択し
てその選択した始動信号を発生させる選択発生制御を行
うことにより、単に2つの補助遊技装置で独立した遊技
を行うよりも、遊技内容が複雑になって飽きのこない興
趣の高い遊技内容となる。また、各補助遊技や特別遊技
の発生を制限するため、遊技者と遊技店との利益バラン
スを適度にとった遊技機となる。
また、第1補助遊技装置および第2補助遊技装置にお
ける各特別遊技状態の発生確率を各々異なるように設定
したことにより、特別遊技の発生に変化がなくてある程
度予想できるような内容とはならずに、特別遊技の発生
に関し、バリエーションを豊富にした興趣の高い遊技機
となる。
また、始動信号発生制御手段は、第2の補助遊技の始
動信号を、第1の特別遊技状態の発生中にのみ発生させ
るように制御することにより、特別遊技の発生が頻繁に
なりすぎて遊技店が不利になりすぎることを防止でき、
また、特別遊技(第1の特別遊技)が発生した場合に
は、新たな特別遊技(第2の特別遊技)の発生の期待も
高まるため、遊技者に対し非常に高い期待感をもたせら
れるような興趣の高い遊技となる。
また、特定入賞信号発生手段による特定入賞信号の発
生に基づき可変表示ゲームを行う可変表示装置を備え、
始動信号発生制御手段は、可変表示ゲームの停止結果態
様に基づいて、第1の補助遊技および前記第2の補助遊
技の何れの始動信号を選択し、該選択した始動信号を発
生する制御を行うことにより、上記効果の他、始動信号
の選択を可変表示ゲームに基づき決定するため、更に興
趣の高い遊技内容となる。
[第1実施例] 第1図は、この発明が適用された遊技機として例示す
るパチンコ遊技機の遊技盤1の前面の構成例を示すもの
で、遊技盤1の前面には、図外の操作ダイヤルにより駆
動される打球発射装置(図外)によって発射された打球
を遊技盤1の上方部まで案内するガイドレール3が配設
され、遊技盤1の前面のガイドレール3とガラス板とに
よって囲まれた空間に遊技領域2が設けられている。
この遊技領域2の中央上部には役物と呼ばれる第1補
助遊技装置として例示する第1の変動入賞装置50が設置
され、中央下部には役物と呼ばれる第2補助遊技装置と
して例示する第2の変動入賞装置20が設置されている。
それらの役物のうち、第1の変動入賞装置50は左右一
対の可動部材53,53と該一対の可動部材53,53によって開
閉される入賞空間51とを備え、該入賞空間51中の上部と
下部にはそれぞれ流下案内棚52と流下案内傾斜部54が設
けられている。また、入賞空間51中の下部で流下案内傾
斜部54より手前側位置の中央には特別入賞口(特別入賞
部)56が、その左右両側には一般入賞口(一般入賞部)
59,59がそれぞれ設けられている。また、入賞空間51中
の左右両側位置には誘導部材58,58が設置されている。
第2の変動入賞装置10はその中央の入賞口111を開閉
する開閉扉113と左右一対の案内部材114,114を備えてい
る。
また、第2の変動入賞装置10の斜め下方位置と直下位
置にはそれぞれ始動入賞装置6,6,8が設置されており、
左右位置にはチューリップと呼ばれる開閉式の一般入賞
装置94,94が設置されている。
遊技領域2内の適宜位置には風車と呼ばれる打球誘導
方向変換部材91が回転自在に複数設置されるとともに、
障害釘9が多数植設されている。
また、第1の変動入賞装置50の左右両側位置には一般
入賞口92,92が設置され、遊技領域2内の左右両側には
サイドランプ93,93が設置されている。また、遊技領域
2の中央下部にはアウト球回収口95が設けられている。
また、特定入賞口として例示する始動入賞装置6,6,8
内の各流路には特定入賞信号発生手段として機能する始
動入賞検出器61,61,81としての検出スイッチSW1,SW2,SW
3が、第1の変動入賞装置50の特別入賞口56内には第1
の特別入賞検出器56aとしての検出スイッチSW4が、その
特別入賞口56と一般入賞口59,59の集合流路(図示省
略)には第1の入賞個数検出器96としての検出スイッチ
SW5が、第2の変動入賞装置10の入賞口111内中央の特別
入賞流路(特別入賞部)には第2の特別入賞検出器150
としての検出スイッチSW6が、第2の変動入賞装置10の
集合流路には第2の入賞個数検出器162としての検出ス
イッチSW7がそれぞれ設置されている。
上記のように概略構成されたパチンコ遊技機はそれに
設置されたマイクロコンピュータ等の制御手段(後述)
によって概ね次のように制御される。
図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊技機に電気
が供給されると、第1の変動入賞装置50の前面側下部に
設置された入賞個数表示器57が一定方向に流れるように
点滅を開始し、可動部材53,53は第2図に実線で示すよ
うに閉じた状態にあって、入賞空間51中に打球を受け入
れない通常の遊技状態を維持している。
また、第2の変動入賞装置10の入賞個数表示器115,11
5,‥‥が流れるような点滅を開始し、開閉扉113は閉じ
た状態を維持し、左右の案内部材114,114は、第1図に
実線で示すように垂直上向きとなって閉じた状態を維持
している。
そして、図示省略の打球発射装置によって、打球が遊
技領域2内に発射され、その打球が一般入賞口92,94,6,
6,8中に入賞したときには賞球排出が行われ、いずれの
入賞口6,8,92,94にも入賞できなかったときにはその打
球はアウト球回収口95中に回収される。
遊技中、特に、始動入賞装置6,6,8に入賞したときに
は、それらの中の流路に設置された始動入賞検出器61,6
1,81としての検出スイッチSW1,SW2,SW3がオンする。そ
のスイッチ入力信号に基づいて、第1の変動入賞装置50
の左右可動部材53,53が、動力源としてのソレノイド
(後述)の作動により、1回(1回開き用始動入賞装置
6に入賞したとき)又は2回(2回開き用始動入賞装置
8に入賞したとき)回動されてその入賞空間51中に打球
が流入しうる第1の補助遊技状態として例示する第1の
予備遊技状態に変換する。
このときには、第1の変動入賞装置50の誘導部材58,5
8や特別入賞口56は未だ停止した状態を維持し、第2の
変動入賞装置10の開閉扉113は閉じた状態を維持し、案
内部材114,114は垂直上向きとなった閉じた状態を維持
している。
第1の変動入賞装置50がその第1の予備遊技状態に変
換したときには、遊技球が可動部材53-53間を通って変
動入賞装置50の入賞空間51中に流入し易くなる。その状
態で、遊技球がその入賞空間51中に流入したときには、
その打球が案内棚52上に至ってその案内棚52上を奥方向
に転動した後、流下案内傾斜部54の奥部上に落下し、し
かる後、流下案内傾斜部54上を転動して手前方向へ流下
し、一般入賞口59又は特別入賞口56中に入賞する。
その結果として、左右いずれかの一般入賞口59に入賞
した場合には、可動部材53,53がその開閉動作を行った
後、再び閉じた状態に戻って、入賞空間51中に打球を受
け入れない通常の遊技状態を維持し、その一般入賞口59
への入賞に対する賞球排出が行われる。
一方、所定の有効時間(この有効時間の終盤はランプ
表示される)内に、偶発的に特別入賞口56中に入賞した
場合には、それが特別入賞口56中に設置された第1の特
別入賞検出器56a(SW4)に検出され、その検出に基づい
て大当りと呼ばれる第1の特別遊技態様(第1の特別遊
技状態)が発生する。
ここに、第1の特別遊技態様とは、第1の変動入賞装
置50によって遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与え
る遊技態様で、例えば、可動部材53,53の18回の開閉動
作を1サイクル(ただし、18回の開閉動作の終了前に入
賞口59中に所定数(例えば、10個)の打球が入賞するか
又は特別入賞口56中に打球が入賞したときはその時点ま
でを1サイクル)とし、各サイクル中において、所定の
有効時間内に、特別入賞口56中に打球が入賞することを
継続条件として、例えば、8サイクルまでその動作が行
われるものとされ、各サイクル中に打球の特別入賞口56
への入賞が行われると、たとえサイクルの途中であって
も直ちにその時点で、そのサイクルを終了させて次のサ
イクルに更新させるとするものである。
この第1の特別遊技態様時においては、第1の変動入
賞装置50の入賞空間51中に流入した打球を流下案内棚52
上に一時的に貯留させる動作、特別入賞口56の昇降動
作、誘導部材58,58による打球の誘導動作等が行われ
る。これら各動作およびその動作を行わせる機構につい
ては後述する。
この第1の特別遊技態様の発生時には、その発生を音
声によって知らせる(後述)とともに、特別入賞口56の
昇降動作や誘導部材58,58の動作等によって知らせる。
また、この第1の特別遊技態様の各サイクル中に入賞空
間51中の一般入賞口59中に流入した入賞個数は入賞個数
検出器96(SW5)により検出され、その検出に基づき、
変動入賞装置50の前面下部の入賞個数表示器57に入賞個
数分だけのランプが点灯して表示される。
この第1の特別遊技態様が実行されているときに、1
回開き用始動入賞装置6,6に打球が入賞すると、それら
の中の流路に設置された始動入賞検出器61(SW1),61
(SW2)に検出される。その検出信号に基づいて、第2
の変動入賞装置10の開閉扉113と案内部材114,114が1回
開閉されてその中に打球が流入し得る第2の補助遊技状
態として例示する第2の予備遊技状態に変換し、その中
の左右の一般入賞流路(一般入賞部)(後述)中又は中
央の特別流入路(後述)中に打球が流入し得る状態とな
る。
この第2の予備遊技状態に変換したときにその入賞口
111中の左右の一般入賞流路に打球が入賞したときには
開閉扉13と案内部材114,114が同期して所定時間(例え
ば、0.4秒間)開いた後再び閉じた状態に戻って、その
第2の変動入賞装置10内に打球を受け入れない通常の遊
技状態を維持し、その一般入賞流路への入賞に対する賞
球排出が行われる。
一方、所定の有効時間内に、偶発的に中央の特別入賞
流路に打球が入賞した場合にはその特別入賞流路に設置
された第2の特別入賞検出器150(SW6)に検出され、そ
の検出に基づいて大当りと呼ばれる第2の特別遊技態様
(第2の特別遊技状態)が発生する。
この第2の特別遊技態様は上記第1の特別遊技態様と
並行して行われる。
この第2の特別遊技態様は第2の変動入賞装置によっ
て遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与えるもので、
この実施例では、例えば、開閉扉113と左右の案内部材1
14,114の同期した18回の開閉動作を1サイクル(ただ
し、18回の開閉動作の終了前に第2の変動入賞装置10の
入賞口111中に所定数(例えば、10個)の打球が入賞し
たときにはその時点までを1サイクル)とし、各サイク
ル中に入賞口111中央の特別入賞流路に打球が入賞する
ことを継続条件として、例えば、8サイクルまでその動
作が行われるものとされ、各サイクル中に打球の特別入
賞流路への入賞が行われると、そのサイクルが完了する
まで待ってから新たなサイクルを開始さるとするもので
ある。
この第2の特別遊技態様の発生によって遊技者により
多くの賞球獲得のチャンスが与えられる。ただし、この
第2の特別遊技態様は遊技店側の不利益があまり大きく
ならないようにその発生確率が低く抑えられている。
第2図〜第4図には、上記第1の変動入賞装置5の全
体の構成例を示す。
第1の変動入賞装置50は、その前部を構成する前枠51
0と、この前枠510の後側に取り付けられた後枠520と、
この後枠520の後側上部に取り付けられたソレノイド取
付枠530と、後枠520の後側下部に取り付けられたランプ
・ソレノイド取付板540と、前記ソレノイド取付枠530お
よびランプ・ソレノイド取付板540の後側に取り付けら
れたソレノイド取付板550とを備えている。
上記前枠510は第1の変動入賞装置50の前部を構成す
るもので、その左右両側部が包囲枠511によって囲まれ
その内部が前後開口の入賞空間51となっており、包囲枠
511の前端部の外周には取付板部511aがフランジ状に形
成されている。この取付板部511aが遊技盤1の遊技領域
2内の盤面に設けられた取付用開口部(後述)の前面側
に密着状態に取り付けられている。このように取り付け
られた状態で、第1の変動入賞装置50はその前側部分が
遊技領域2内に突出し、後側部分が遊技盤1の盤面の裏
側に突出した状態となっている。
前枠510上部の取付板部511aには可動部材53,53を案内
する移動軸挿入孔511b,511bが円弧状の貫通孔として設
けられており、左右の包囲枠511,511の上端部にはそれ
ぞれパイプ状の回動軸受部511c,511cが設けられてい
る。
また、入賞空間51中の上部には後部側が低くなるよう
に緩傾斜した流下案内棚52が設けられている。この流下
案内棚52の中央には中央流路52aが設けられ、その左右
両側には貯留路52b,52bが設けられている。そして、中
央流路52aの奥端部中央には打球を左右に散らす分散突
起52cが設けられ、分散突起52cの上面部は中央が山状に
高くなっている。また、左右の貯留路52b,52bの中央は
それぞれなだらかなV字状に低くなっている。
また、入賞空間51中の底部中央には左右一対の軸受部
511d,511dにピン511eを軸芯として特別入賞口変動部材5
12が回動可能に設置されており、その前端部には第9図
に示すように特別入賞口56が設けられている。
また、入賞空間51中の底部には前記特別入賞口変動部
材512の上側を覆った状態に底枠部材513が設置されてい
る。この底枠部材513の上面は前側が低くなるように緩
傾斜した流下案内傾斜部54となっている。
前記特別入賞口56は第3図に示すように前記流下案内
傾斜部より前方に至っていて、その左右両側に一般入賞
口59,59が設けられている。また、前枠510前面側の左右
両側には、前記特別入賞口56や一般入賞口59,59と同じ
位前方に突出した状態で、左右両側を遊技領域2から隔
離する仕切壁511f,511fが設けられている。また、前枠5
10前面側の左右両側部には入賞空間51内を見えるように
覆う透明カバー514,514が取り付けられている。
また、底枠部材513の下側で特別入賞口変動部材512の
左右両側には複数のLEDからなる入賞個数表示器57と装
飾用ランプ515aとが取り付けられたランプ基板515,515
が設置され、底枠部材513の前端下部に設けられた表示
窓を介して入賞数表示器57が第5図に示すように遊技者
に視認し得るようになっている。また、装飾用ランプ51
5aの点灯光は半透光性の底枠部513の前端下部を介して
視認し得るようになっている。
上記後枠520は上記前枠510の後端部に取り付けられて
入賞空間51の後端開口部を閉塞するもので半透光性材質
でできており、その上部の左右両側には軸受け挿通孔52
1b,521bが設けられ、これら軸受け挿通孔521b,521b中に
前枠510の回動軸受部511c,511cが挿通されている。ま
た、この後枠520の前面側下部の左右両端部にはパイプ
状の軸受部521a,521aが設けられている。これら軸受部5
21a,521a中に回動自在に挿通された回動軸58b,58bの先
端に誘導部材58,58が固定されることにより、誘導部材5
8,58が回動自在に設置されている。これら誘導部材58,5
8は例えば大工のキャラクタを模して作られており、そ
れぞれ金槌を模した誘導部58a,58aを備えている。誘導
部材58,58は、前枠510の後端部に後枠520が取り付けら
れた状態において、入賞空間51中の左右に位置してい
る。前記回動軸58b,58bの後端部には往復運動を回動運
動に変換するクランクアーム58c,58cが固定され、クラ
ンクアーム58c58cの先端部後側にクランクピン58d,58d
が固定されている。
また、後枠520の後壁下部側には7セグメント型のサ
イクル数(継続回数)表示器522が設置され、その下側
には継続条件成立表示ランプ523が設置されている。
また、後枠520の前側上部には第7図に詳しく示す貯
留部材524が軸部524aを支持された状態で回動自在に設
置されている。この貯留部材524の一端側作動部の前面
側には復帰用のウェイト524bが取り付けられている。貯
留部材524の他端側は二股に分かれた貯留部524c,524cと
なっており、貯留部524c,524cは、後述するソレノイド5
31により貯留部材524が回動されるに伴い、上記流下案
内棚52の貯留路52b,52bの後端部近傍位置に適宜至って
貯留部524c,524c上に打球を一時的に貯留し得るように
なっている。また、ソレノイド531の消磁には復帰用ウ
ェイト524bの重みにより、そのウェイト524bの取り付け
られた作動部側が前に倒れる方向に回動し、それに伴っ
て貯留部524c,524c側が後方に回動して貯留路52b,52b上
における打球の貯留を解除し得るようになっている。
上記ソレノイド取付枠530は上記後枠520の上部に取り
付けられるもので、その上端部には貯留部材駆動用ソレ
ノイド531が設置されている。このソレノイド531はその
励磁時に前進し消磁時に対向復帰する作動ロッド531aを
備え、作動ロッド531aの前端には制御レバー531b(第4
図及び第7図)が固設されている。この制御レバー531b
は後枠520の上端中央に設けられた透孔521b中に臨まさ
れている。
そして、ソレノイド531の消磁時には制御レバー531b
が後退復帰されることにより貯留部材524から離れてお
り、貯留部材524は第6図(A)に示すようにウェイト5
24bの重みでそのウェイト524bが取り付けられた側が前
方に倒れる方向に回動復帰されることにより貯留部524
c,524c側がやや下がった略水平状態に保たれている。従
って、このときには、貯留路52b,52b上に至った打球は
これら貯留路52b,52b上からその下方の流下案内傾斜部5
4上へ自由に落下し得るようになっている。
この状態からソレノイド531が励磁されると、制御レ
バー531bが前進して貯留部材524の貯留部524c,524cがあ
る側の背面側円弧状部524d(第6図(A))を前方へ押
すことによりその貯留部524c,524c側が下がる方向へ回
動させてその貯留部524c,524cを第6図(B)に示すよ
うに流下案内棚52の貯留路52b,52bの後端部近傍位置に
至らせて、貯留部524c,524c上に打球を一時的に貯留し
得る状態とする。この実施例では左右に3個ずつ計6個
貯留し得るようになっている。
しかる後、ソレノイド531が消磁されると、制御レバ
ー531bが後退復帰して貯留部材524背面側の円弧状部524
dから離れることにより、貯留部材524のウェイト524bが
取り付けられた側がそのウェイト524bの重みで前に倒れ
る方向に回動されることによって、その貯留部524c,524
cが第6図(A)に示すように貯留路52b,52bの後端から
離れるように回動復帰されて、貯留路52b,52b上におけ
る打球の貯留を解除する。従って、そのときには貯留路
52b,52b上に貯留されていた打球は貯留路52b,52b上から
その下方の流下案内傾斜部54上へ落下することとなる。
また、ソレノイド取付枠530の下部にはランプ挿入口5
32aが設けられている。
上記ランプ・ソレノイド取付板540は上記後枠520の後
側の下部にソレノイド取付枠530の裏側から取り付けら
れている。このランプ・ソレノイド取付板540の前面側
上部には前記特別入賞口56への入賞有効時間を表示する
有効時間表示ランプ541が複数設置され、これら有効時
間表示ランプ541はソレノイド取付枠530の前記ランプ挿
入口532a中に挿通されソレノイド取付枠530の前方に至
り、後枠520の背部近傍位置に達している。これら有効
時間表示ランプ541の下方には装飾用ランプ542が設置さ
れ、これら装飾用ランプ542はソレノイド取付枠530の下
側を介して後枠520の背部近傍位置に達している。
また、ランプ・ソレノイド取付板540の背部には前記
誘導部材58,58と特別入賞口変動部材512を作動させる作
動ソレノイド543が設置されている。この作動ソレノイ
ド543はその励磁時に下降し消磁時に上昇復帰する作動
ロッド543aを備え、該作動ロッド543aの下端部には制御
レバー544(第9図に詳しく示す)が取り付けられてい
る。制御レバー544は前部に特別入賞口作動部544aを備
え、左右に誘導部材誘導部544b,544bを備えている。そ
して特別入賞口作動部544aのU字状部(第9図)の凹状
部中に特別入賞口変動部材512後端の受部512bが入り込
み、誘導部材誘導部544b,544bの軸挿通孔544c,544c中に
前記誘導部材58,58を作動させるクランクピン58d,58dが
挿通されている。
前記作動ソレノイド543が消磁状態にあるときには作
動ロッド543a(第9図)により制御レバー544が上昇復
帰された状態にあって、特別入賞口変動部材512が第9
図に実線で示すようにその後端側が上昇する方向に回動
復帰されることにより特別入賞口56が下降復帰された状
態にある。また、このときには、制御レバー544により
クランクアーム58c,58cが回動復帰されて誘導部材58,58
が第8図に示すように立ち上がった状態に回動復帰され
た状態にある。そして、誘導部材58,58の誘導部58a,58a
は流下案内傾斜部54から上方に離れ、誘導部58a,58aに
よる流下案内傾斜部54上を流下する打球の誘導作用は無
い状態にある。
この状態から作動ソレノイド543が励磁されると、制
御レバー544が下降されて第9図に示すように特別入賞
口変動部材512がその後端側が下がる方向に回動されて
特別入賞口56が上昇する。また、このとき同時に、制御
レバー544によりクランクアーム58c,58cが回動されて誘
導部材58,58が相互に向き合った方向に倒れるように回
動されて誘導部58a,58aが下がることにより、誘導部58a
-58aの距離が打球の直径の寸法より小さい状態となるの
で、このとき流下案内傾斜部54の中央部を流下する打球
がそれら誘導部58a,58aに当ることにより、特別入賞口5
6中へ入り易くなったり、或いは一般入賞口59,59方向へ
弾かれて特別入賞口56中に入賞しにくくなったりする。
上記ソレノイド取付板550はランプ・ソレノイド取付
板540の背部に取り付けられている。このソレノイド取
付板550には上記可動部材53,53に回動力を伝達する回動
軸551,551とこれら回動軸551,551に駆動力を付与するソ
レノイド552,552が取り付けられている。前記回動軸55
1,551のソレノイド取付板550の背部側に貫通した後端突
出部にそれぞれ回動レバー553,553が固定されている。
これら回動レバー553,553の一端部相互間には引張ばね5
54が張設され、それぞれの他端部はソレノイド552,552
の励磁時に縮み消磁時に延びる作動ロッド552a,552aが
連結されている。そして、それら回動軸551,551が前記
前枠510の回動軸受部511b,511b中を通って前枠510の前
面側に突出している。
これら回動軸551,551の前枠510の前面側に突出した先
端部に連結部材53a,53a(第4図中には一方は現れてい
ない)の一端が連結部材53a,53aに設けられたピン孔53
b,53bを介して固定されている。そして、これら連結部
材53a,53aの他端部の裏側に突設されたピン53c,53cに可
動部材53,53の一端がピン孔53d,53dを介して回動自在に
連結されている。
可動部材53,53の他端部の裏側には移動軸53e,53eが突
設され、これら移動軸53e,53eが前枠510上部の前記移動
軸挿通孔511b,511b中に移動自在に通されている。これ
ら移動軸53e,53eの移動軸挿通口511b,511bの裏側に突出
した先端部にスナップリング53f,53fが取り付けられる
ことにより、移動軸53e,53eが移動軸挿通口511b,511b中
から脱しないようになっている。そして、ソレノイド55
2,552が消磁状態にあるときには作動ロッド552a,552aが
復帰用スプリング552b,552bの力により伸びる方向に復
帰されるとともに回動レバー553-553間に張設された引
張ばね554により回動レバー553,553の他端側が相互に離
れる方向に回動復帰されている。このとき、連結部材53
a,53aが回動軸551,551を介して第2図に実線で示すよう
に「ハ」の字状に復帰されることによって、可動部材5
3,53が相互に近接した状態に復帰されていて、変動入賞
装置5の入賞空間51中に打球を受け入れない通常の遊技
状態を維持している。この状態でソレノイド552,552が
励磁されると、作動ロッド552a,552aが復帰用スプリン
グ552b,552bの力に抗して縮んで、回動レバー553,553
を、引張ばね554の力に抗して作動ロッド552a,552aが連
結された側の相互に近接する方向に回動させる。このと
き、連結部材53a,53aが回動軸551,551を介して第2図に
鎖線で示すように逆「ハ」の字状に回動され、それに伴
い可動部材53,53が相互に離れた状態に移動されること
により、可動部材53-53間から変動入賞装置50の入賞空
間51中に打球を受け入れ易い状態に変換される。
次に、第10図〜第14図に基づき、上記第2の変動入賞
装置10について説明する。
第2の変動入賞装置10は、第10図および第11図に示す
ように、遊技盤1の盤面の開口部に取り付けられる構成
基枠110Aと、該構成基枠110Aの裏側に設置される後基枠
130と、さらにその裏側に設置される駆動基板140とを備
えている。
前記構成基枠110Aには比較的大きな矩形の入賞口111
が設けられている。その入賞口111の内部中央には特別
入賞流路111aが設けられ、その左右には一般入賞流路11
1bが設けられている。(第10図、第12図)。また、この
該入賞口111には、開閉扉113が設置され、その左右両側
には一対の案内部材114,114が取り付けられている。ま
た、構成基枠110A前面側下半部の左右両側にはLEDから
なる複数の入賞個数表示器115が設置され、前記入賞口1
11の下方には透明窓123が設けられている。また、入賞
口111中の特別入賞流路111aには継続入賞検出器150(第
12図、第13図)が設置されている。
より詳しく説明すると、前記開閉扉113は、第10図お
よび第13図に示すように、その前面側に突出した扇形の
2つのウェイト片113c,113cを備え、その下端裏側に係
合片113B(第13図)を備えている。そして、第11図に示
すように、その下端部の左右両側を入賞口111下部の左
右両側に支軸113A,113Aによって回動自在に支持された
状態で、第13図に鎖線で示す如くその自由端側が起立し
て入賞口111を閉じた状態から実線で示す如くその自由
端側が手前側に倒れる向きに回動し斜め上方を向いた状
態にまで変化し得るようになっている。
この開閉扉113の後方側には、第13図に示すように、
作動レバー133が、その基部を支軸133Aを介して、構成
基枠110Aと一体に設けられた軸受部136に回動自在に支
持されている。この作動レバー133の先端が開閉扉113の
下端裏側の前記係合片113Bに接触配置されている。
また、遊技盤1の裏側には、第13図に示すように、開
閉扉113を動かすソレノイド144が設置され、該ソレノイ
ド144は下方側に突出する作動ロッド144aを備えてい
る。この作動ロッド144aには該作動ロッド144aを下降し
た状態に復帰させるコイルスプリング144bが装着され、
作動ロッド144aの下端が前記作動レバー133の上面部に
接触配置されている。
また、前記案内部材114,114はそれら下端部をそれぞ
れ回動軸124,124(第11図)に固定された状態でそれら
の自由端側が第10図に示す起立して閉じた状態から逆
「ハ」の字に開いた状態(第1図の鎖線で示す)の範囲
にまで回動自在となっている。これら案内部材114,114
の自由端にはそれぞれ対向側が短くなるようにカットさ
れた傾斜案内部114A,114Aが形成されている。
これら案内部材114,114を動かす駆動手段としてのソ
レノイド142,142(第10図、第11図)が前記駆動基板140
(同図)に取り付けられている。
それら各ソレノイド142,142は下方側に突出する作動
ロッド142A,142Aを備え、これら作動ロッド142A,142Aに
は、それら142A,142Aを下降した状態に復帰させるコイ
ルスプリング142B,142B(第10図)と上端に横長孔143A
を有する作動部材143,143(第10図、第11図)とが装着
されている。
一方、前記案内部材114,114の取り付けられた前記回
動軸124,124が構成基枠140Aの後方に突出し(第11
図)、それらの後端部に作動アーム126,126の基部が固
定されている。それら作動アーム126,126の先端後部に
はそれぞれ作動ピン127A,127Aが固定され、それら作動
ピン127A,127Aが前記ソレノイド142,142の作動ロッド14
2A,142Aに取り付けられた作動部材143,143上端の横長孔
143A,143A中に挿通されている。
上記のように構成されることによって、開閉扉113と
案内部材114,114は駆動手段としてのソレノイド144,14
2,142により、次の如く作動される。
即ち、通常の遊技時には、ソレノイド144およびソレ
ノイド142,142がオフされた消磁状態にあり、それらの
作動ロッド144A,142A,142Aが自重およびコイルスプリン
グ144B,142B,142B(第11図)により下降復帰されてい
る。その下降復帰された一方の作動ロッド144Aにより作
動レバー133を介して開閉扉113がその自由端側を起立さ
せる方向に回動されて、第13図に鎖線で示す如く、構成
基枠110Aの入賞口111を閉じた状態に復帰されている。
また、もう一方の下降復帰された作動ロッド142A,142A
に取り付けられている作動部材143,143により、作動ピ
ン127A,127Aを介して作動アーム126,126が内側から下降
する方向に回動され、これら作動アーム126,126によっ
て回動される回動軸124,124により、入賞口111左右両側
の案内部材114,114が、それらの自由端側が上昇した状
態(略垂直上向き)に復帰されている。
この状態で、前述の如く、第1の特別遊技態様が行わ
れているときに、1回開き用始動入賞口6,6中に入賞し
たり、大当りとしての第2の特別遊技態様が発生したり
した場合には、ソレノイド144および142,142がオンされ
て励磁される。すると、ソレノイド144の作動ロッド144
Aがコイルスプリング144B(第13図)に抗して上昇さ
れ、それに伴って作動レバー133はその先端側が上昇す
る方向への回動規制が解除される。その結果、開閉扉11
3は、その前面側に突設されたウェイト片113c,113cの重
量により、その上端側が手前側に倒れる向きに回動して
開き、第13図に実線で示すように、ウェイト片113c,113
cの一端部が構成基枠110Aの前面に接触した位置で止ま
る。その止まったときには開閉扉113はその上端側がや
や斜め上方を向いた状態に維持される。同時に作動ロッ
ド142A,142Aがコイルスプリング142B,142B(第10図)に
抗して上昇される。その上昇される作動ロッド142A,142
Aに取り付けられている作動部材143,143により、作動ピ
ン127A,127Aを介して作動アーム126,126が内側から上昇
する方向に回動され、それら作動アーム126,126によっ
て回動される回動軸124,124により、案内部材114,114が
それらの自由端側が外側方向に回動して逆「ハ」の字状
に開く。その開いたときには、それら案内部材114,114
に打球が案内されて入賞口111中へ入賞し易くなるだけ
でなく、それらの先端の傾斜案内部114A,114A上に至っ
た打球が始動入賞装置6,6中に導かれ易くなる。
第14図には第2の変動入賞装置10の構成基枠110Aの裏
側下部に取付けられる集合流路枠160を示す。
この集合流路枠160は第2の変動入賞装置10の入賞口1
11中に流入した打球を集合させて図示省略の集合樋方向
へ導くもので、その打球を集合させる集合流路161内に
は取付け枠163を介して第2の入賞個数検出器162が設置
されている。そして、入賞口111中に流入して集合流路1
61に至った打球が第2の入賞個数検出器162の先端の検
出孔162Aを通過することにりより、入賞口111中への入
賞個数が検出されるようになっている。この入賞個数検
出器162によって検出された入賞個数が第2の入賞個数
表示器115の点灯個数となって表示されるようになって
いる。
第15図には上記のように構成されたパチンコ遊技機の
遊技の制御手順の概要をブロック図にて示す。
通常遊技中に、始動入賞装置6,6,8に打球が入賞する
と、第1の変動入賞装置50の可動部材53,53が1回(1
回開き用始動入賞装置6に入賞したとき)又は2回(2
回開き用始動入賞装置8に入賞したとき)回動されてそ
の入賞空間51中に打球が流入し得る第1の予備遊技状態
に変換する。その第1の予備遊技状態に変換したときに
打球がその入賞空間51中に流入して特別入賞口56中に入
賞しそれが第1の特別入賞検出器56a(SW4)に検出され
ると、第1の変動入賞装置50による第1の特別遊技態様
が発生する。この第1の特別遊技態様はこの実施例では
各サイクル中に特別入賞口56に打球が入賞して第1の特
別入賞検出器56aによって検出されると直ちに、新たな
サイクルに更新される。
この第1の特別遊技態様が行われているときに、さら
に、1回開き用始動入賞装置6,6に打球が入賞すると、
第2の変動入賞装置10の開閉扉113と誘導部材114,114と
が1回(例えば、0.4秒間)開いて第2の予備遊技状態
に変換する。その第2の予備遊技状態に変換したときに
中央の特別入賞流路111a中に打球が入賞しそれが第2の
特別入賞検出器150(SW6)に検出されると、第2の変動
入賞装置10による第2の特別遊技態様が発生する。この
第2の特別遊技態様はこの実施例では各サイクル中に特
別入賞流路111aに入賞して第2の特別入賞検出器162(S
W6)に検出されると、そのサイクルが完了するまで待っ
てから新たに更新される。
この第2の特別遊技態様は第1の特別遊技態様と並行
して行われる。
次に、第16図に示すブロック図に基づいて上記のよう
に構成されたパチンコ遊技機の制御を行なう役物制御手
段の制御の一実施例について説明する。
この実施例では、役物としての第1の変動入賞装置50
や第2の変動入賞装置10等の制御や始動入賞信号発生制
御手段としても機能する制御手段として制御チップマイ
クロコンピュータ(CPU)610を用いて行なうようになっ
ている。
制御チップコンピュータ(CPU)610は、読出し専用メ
モリたるROM613、随時読出しと書込みが可能なメモリた
るRAM614等を有している。
これらのうち、ROM613には第1の変動入賞装置50の可
動部材53,53開閉用ソレノイド552,552の作動パターンや
貯留部材作動用ソレノイド531の作動パターン、および
第2の変動入賞装置10のソレノイド142,144の作動パタ
ーン等の固定データが記憶されている。
一方、RAM614には第1および第2の変動入賞装置50,1
0の特別入賞口56および特別入賞流路111aへの入賞に基
づく第1および第2の特別入賞検出器56a,150からの検
出信号があったことや、一般入賞口59,59および一般入
賞流路111bへの入賞に基づく第1および第2の入賞個数
検出器96,162からの検出信号の回数等を一時的に記憶し
たり、ソフトタイマを構成するレジスタ領域および制御
チップマイクロコンピュータ610の作業領域(ワークエ
リア)などが設けられている。
制御チップマイクロコンピュータ610の入力側には、
第1始動入賞装置6,6の始動入賞検出器61,61としての検
出スイッチSW1,SW2、第2始動入賞装置8の始動入賞検
出器8aとしての検出スイッチSW3、特別入賞口56の第1
の特別入賞検出器56aとしての検出スイッチSW4、第1の
入賞個数検出器96としての検出スイッチSW5、第2の特
別入賞検出器150としての検出スイッチSW6および第2の
入賞個数検出器162としての検出スイッチSW7がそれぞれ
スイッチ入力処理部619および入出力ポート617を介して
接続されている。
一方、この制御チップマイクロコンピュータ610の出
力側にはそれぞれ入出力ポート616および駆動回路618を
介して、第1の変動入賞装置50の可動部材53,53開閉用
のソレノイド552,552、第1の変動入賞装置50の誘導部
材58,58や特別入賞口56を有する変動部材512を作動させ
る作動用ソレノイド543、第1の変動入賞装置50の貯留
部材作動用ソレノイド531、第1の変動入賞装置50の有
効時間表示ランプ541、第1の変動入賞装置50の装飾用
ランプ515a,542、サイドランプ93,93、第1の変動入賞
装置50の継続条件成立表示ランプ523、第1の変動入賞
装置50の継続回数表示器522、入賞個数表示器57、スピ
ーカ640、第2の変動入賞装置10のソレノイド142,144、
第2の特別遊技態様の発生表示ランプ138、第2の変動
入賞装置10の継続条件成立表示ランプ138A、第2の変動
入賞装置10の入賞個数表示器515および第2の変動入賞
装置10の継続回数表示器(図示省略)等がそれぞれ接続
されている。
そして、まず、電源スイッチ(図示省略)が投入され
てパチンコ遊技機に電気が供給された時点では通常の遊
技状態にあって、第1の変動入賞装置50の可動部材開閉
用ソレノイド552,552がオフ(OFF)されていることによ
り可動部材53,53は変動入賞装置50の入賞空間51への流
入口を閉じた状態にある。第1の変動入賞装置50の、作
動用ソレノイド543や貯留部材用作動用ソレノイド531が
消磁されていることにより誘導部材58,58はそれらの誘
導部58a,58aが上昇した状態に、第1の変動入賞装置50
の特別入賞口誘導部材512はその特別入賞口56側が下降
した状態に停止されるとともに、貯留部材524c,524c側
が後方に上昇された状態にある。第1の変動入賞装置50
の有効時間表示ランプ541、装飾用ランプ542、サイドラ
ンプ装置93、賞球排出表示器22および継続条件成立表示
ランプ523は消灯された状態にあり、入賞個数表示器57
は一方向に流れるように点滅している状態にある。継続
回数表示器57の表示は「0」表示となっている。
また、第2の変動入賞装置10のソレノイド142,144が
消磁(OFF)されることにより開閉扉113と誘導部材114,
114は閉じた状態にある。第2の特別遊技態様発生表示
ランプ138および第2の継続条件成立表示ランプ138Aは
消灯し、第2の変動入賞装置10の入賞個数表示器515は
一定方向に流れるように点滅している状態にある。第2
の変動入賞装置10の継続回数表示器(図示省略)の表示
は「0」表示となっている。
この通常遊技時に入賞口7,9,12や始動入賞装置6,6,8
中に打球が入賞したときには、その入賞に対し賞球排出
が行なわれる。
特に、始動入賞装置6,6,8のいずれかに打球が入賞し
た場合には、特定入賞検出器61,61,8aとしての検出スイ
ッチSW1,SW2,SW3のうち対応するものがオンされその検
出信号がスイッチ入力処理部619により処理された後制
御チップマイクロコンピュータ610に入力される。しか
る後、その入力信号に基づく制御チップマイクロコンピ
ュータ610からの作動指令信号により第1の変動入賞装
置50の可動部材作動用ソレノイド552,552が作動されて
可動部材53,53が1回(始動入賞装置6,6中に入賞した場
合)又は2回(始動入賞装置8中に入賞した場合)開閉
される。
このようにして第1の変動入賞装置50の可動部材53,5
3が開かれているときに変動入賞装置50の入賞空間51内
に飛び込んだ打球が有効時間内に特別入賞口56中に入賞
して第1の特別入賞検出器56aとしての検出スイッチSW4
がオンされると、その検出信号がスイッチ入力処理部61
9により処理されてから入出力ポート617を介して制御チ
ップマイクロコンピュータ610に入力されて第1の特別
遊技態様が発生される。前記第1の変動入賞装置50の可
動部材53,53の開閉時における第1の特別入賞検出器56a
による検出を第1の特別遊技態様の発生条件の成立とし
て扱う有効時間は可動部材53,53の1回又は2回の開閉
動作が開始された時点からその開閉動作が終了した後一
定時間(例えば2秒間)が経過されるまでの時間であ
り、可動部材53,53の開閉動作が終了した時点で制御チ
ップマイクロコンピュータ610から点灯指令信号が出さ
れることにより有効時間表示ランプ541が一定時間(例
えば2秒間)点灯される。この有効時間表示ランプ541
が消灯される迄の時間が有効時間で、消灯された時点で
有効時間が終了される。この終了時には、制御チップマ
イクロコンピュータ610からの指令信号によりスピーカ6
40から効果音が発せられる。有効時間の終了後に特別入
賞口56に打球が入賞した場合には特別入賞口56への入賞
として賞球排出は行なわれるが、第1の特別遊技態様を
発生させる条件としては扱われない。
第1の特別遊技態様が発生されると、制御チップマイ
クロコンピュータ610のROM613内の固定記憶データによ
る第1の特別遊技態様の実行制御手順に従い、制御チッ
プマイクロコンピュータ610から入出力ポート616、駆動
回路618を介してスピーカ640に指令信号が出されて第1
の特別遊技態様の発生を知らせるファンファーレなどの
音声が発せられるとともに、第1の変動入賞装置50の可
動部材開閉用ソレノイド552,552に作動指令信号が出さ
れてそれらソレノイド552,552が作動されることにより
可動部材53,53が開閉される。この第1の特別遊技態様
の発生時には、同時に、制御チップマイクロコンピュー
タ610からの指令信号により装飾用ランプ515a,542やサ
イドランプ93,93が点滅される。
ここで実行される第1の特別遊技態様の制御手順とし
ては、例えば第1の変動入賞装置50の可動部材53,53を
開閉させる可動部材開閉用ソレノイド552,552の18回の
オン・オフ動作を1サイクル(ただし、その18回のオン
・オフ動作の終了前に入賞口59,59中に打球が所定個数
(例えば、10個)入賞することによって第1の入賞個数
検出器96としての検出スイッチSW5からスイッチ入力処
理部619および入出力ポート617を介して制御チップマイ
クロコンピュータ610に送られてくる検出信号のカウン
ト数が所定数(例えば、「10」)になったとき又は特別
入賞口56中に打球が入賞して第1の特別入賞検出器56a
としての検出スイッチSW4がオンされてその検出信号が
制御チップマイクロコンピュータ610に入力されたとき
には、その時点までを1サイクル)とし、各サイクル中
に特別入賞口56に打球が入賞して第1の特別入賞検出器
56aとしての検出スイッチSW4がオンされてその検出信号
が制御チップマイクロコンピュータ610に入力されるこ
とを条件として、最高8サイクルまでその作動が行なわ
れることになる。その場合に、各サイクル途中で打球が
第1の特別入賞口56中へ入賞することにより特別入賞検
出器56aとしての検出スイッチSW4がオンされその検出信
号が制御チップマイクロコンピュータ610に入力される
と、制御チップマイクロコンピュータ610から表示指令
信号が出されて継続条件成立表示ランプ523が点灯され
るとともに、停止指令信号が出されて第1の変動入賞装
置50の可動部材開閉用ソレノイド552,552が消磁される
ことにより可動部材53,53が一端閉じた状態に戻された
後新たなサイクルの開始指令信号が出されて第1の変動
入賞装置50の新たなサイクルが開始される。サイクルの
更新時には制御チップマイクロコンピュータ610から表
示更新指令信号が出されて第1の特別遊技態様の継続回
数表示器522の表示が更新される。
この第1の特別遊技態様の各サイクルにおける所定期
間中は制御チップマイクロコンピュータ610からの作動
指令信号を受けて第1の変動入賞装置50の貯留部材作動
用ソレノイド531が作動されることによって貯留部材524
の貯留部524c,524c側が下降され、その下降により流下
案内棚52の貯留路52b,52b上に打球が貯留され得る状態
となる。
また、第1の特別遊技態様時における動作の開始前や
特別遊技態様の各サイクル中における所定期間中におい
ては制御チップマイクロコンピュータ610からの指令信
号により第1の変動入賞装置50作動用ソレノイド543が
オン・オフされて誘導部材58,58が作動されるとともに
特別入賞口56が昇降されて、第1の特別遊技態様の発生
やその特別遊技態様の各サイクルの終盤などが知らされ
る。
また、第1の特別遊技態様の各サイクル中に第1の変
動入賞装置50中の一般入賞口59,59中に打球が入賞する
と、その打球によって第1の入賞個数検出器96としての
検出スイッチSW5がオンされる。そして、その検出信号
が制御チップマイクロコンピュータ610に入力される
と、制御チップマイクロコンピュータ610から表示指令
信号が出されて第1の変動入賞装置50の入賞個数表示器
57がその入賞個数分だけ点灯される。この入賞個数表示
器57は制御チップマイクロコンピュータ610からの指令
信号を受けてサイクルの更新時ごとにリセットされる。
第1の特別遊技態様時における第1の特別入賞検出器
56aによる検出を第1の特別遊技態様の継続(サイクル
の更新)条件として扱う有効時間は第1の特別遊技態様
時の可動部材53,53の開閉動作の開始時からその開閉動
作が終了(この実施例では可動部材53,53の18回の開閉
動作が終了)して後一定時間(例えば2秒間)が経過さ
れるまでの時間であり、可動部材53,53の開閉動作が終
了した時点でマイクロコンピュータ610から点灯指令信
号が出されることにより有効時間表示ランプ541が一定
時間(例えば2秒間)点灯される。この有効時間表示ラ
ンプ541が消灯されるまでの時間が有効時間で、消灯さ
れた時点で有効時間が終了される。この終了時には、マ
イクロコンピュータ610からの指令信号によりスピーカ6
40から効果音が発せられる。
上記第1の特別遊技態様の制御処理が行なわれている
ときに、1回開き用始動入賞装置6,6に打球が入賞して
特定入賞検出器61(SW1),61(SW2)に検出され、その
検出信号がマイクロコンピュータ610に入力されると、
マイクロコンピュータ610からの指令で第2の変動入賞
装置10のソレノイド142,144が作動されて第2の変動入
賞装置10の開閉扉113と案内部材114,114が1回開かれて
その中にその打球が流入し得る第2の予備遊技状態に変
換する。そして、その第2の予備遊技状態に変換したと
きに打球がその開閉扉113の中の中央の特別入賞流路111
aに流入して第2の特別入賞検出器162(SW6)に検出さ
れ、その検出信号がマイクロコンピュータ610に入力さ
れると大当りと呼ばれる第2の特別遊技態様が発生さ
れ、マイクロコンピュータ610によりそのROM613内の固
定記憶データに基づいて次に示す第2の特別遊技態様の
制御処理が行なわれる。この第2の特別遊技態様の制御
処理は上記第1の特別遊技態様の制御処理として並行し
て行なわれる。
ここで実行される第2の特別遊技態様の制御手順とし
ては、例えば、第2の変動入賞装置10の開閉扉113およ
び左右の案内部材114,114開閉させるソレノイド142,144
の18回のオン・オフ動作の終了前に第2の変動入賞装置
10の入賞口11中に打球が所定個数(例えば、10個)入賞
することによって第2の入賞個数検出器162としての検
出スイッチSW7からスイッチ入力処理部619および入出力
ポート617を介してマイクロコンピュータ610に送られて
くる検出信号のカウント数が所定数(例えば、「10」)
になったときにはその時点までを1サイクル)とし、各
サイクル中に入賞口111中央の特別入賞流路111aに打球
が入賞して第2の特別入賞検出器150としての検出スイ
ッチSW6がオンされてその検出信号がマイクロコンピュ
ータ610に入力されることを条件として、最高8サイク
ルまでその動作が行なわれることになる。その場合に、
各サイクル途中で入賞口111中央の特別入賞流路111aへ
入賞することにより第2の特別入賞検出器150としての
検出スイッチSW6がオンされその検出信号がマイクロコ
ンピュータ610に入力されると、それがRAM614に記憶さ
れるとともに第2の変動入賞装置10の継続条件成立表示
ランプ138Aが点灯されて、そのサイクルが完了した後
に、第2の特別遊技態様の新たなサイクルが開始され
る。サイクルの更新時にはマイクロコンピュータ610か
ら表示更新指令信号が出されて第2の変動入賞装置10の
継続回数表示器(図示省略)の表示が更新される。
この第2の特別遊技態様の各サイクル中に第2の変動
入賞装置10の入賞口111中に打球が入賞すると、その打
球によって第2の入賞個数検出器162としての検出スイ
ッチSW7がオンされる。そして、その検出信号がマイク
ロコンピュータ610に入力されると、マイクロコンピュ
ータ610から表示指令信号が出されて第2の変動入賞装
置10の入賞個数表示器115がその入賞個数分だけ点灯さ
れる。この入賞個数表示器115はマイクロコンピュータ6
10からの指令信号を受けてサイクルの更新時ごとにリセ
ットされる。
第17図には上記パチンコ遊技機の第1の変動入賞装置
50の制御処理を行う制御回路の一例を示し、第18図およ
び第19図にはその制御回路によって行なわれる第1の変
動入賞装置50の動作のタイミングを示す。
第17図中符号800を付し点線で囲って示すものはクロ
ック発振回路801とカウンタ回路802とを有する基準時間
発生部である。
カウンタ回路802は発振クロックに対する多段の分周
器と、該分周器に接続した論理回路とを包含しており、
発振回路801から発振クロックを受けて動作に必要な8
種類の時間信号T0〜T7を作り出している。T0は0.8秒
(第18図)、T3は0.1秒、T7は0.4秒の繰り返し周期を持
つ時間信号(図示省略)、T1は1.2秒後に、T2,T4は3.2
秒後に、T5は31.2秒後に、T6は15.2秒後に立ち上がる時
間信号(第18図、第19図)である。
第17図に示す回路において、1回開き用始動入賞装置
6,6に打球が入賞して始動入賞検出器61としての検出ス
イッチSW1又はSW2がオン(ON)されると、波形成形回路
803を介してフリップフロップFF1がセットされ、その出
力端子QがHレベル、がLレベルに反転する。その結
果フリップフロップFF1のQ出力によりANDゲート804の
手前のコンデンサ851の蓄電が開始される。一方、フリ
ップフロップFF1のその出力端子がLレベルとなるこ
とにより、ANDゲート808が閉じられてカウンタ回路802
のリセット状態が解除され、カウンタ回路802内のカウ
ンタの計数動作が開始される。
その開始に伴って、カウンタ回路802の出力端子Q3
出力パルス(T3)が生じ、ランプ駆動回路811を介し
て、第1の変動入賞装置50内の装飾用ランプ542が0.1秒
の点滅周期で点滅される。また、計数開始後0.8秒を経
過すると、カウンタ回路802の出力端子Q0に第18図に示
す如く0.8秒間隔の出力パルス(T0)が生じ、フリップ
フロップFF3の出力により開かれている二入力ANDゲー
ト812、ORゲート813を通して可動部材作動信号S0として
ソレノイド駆動回路814に送られ、ソレノイド552,552が
作動される。可動部材作動信号S0は次に述べる理由によ
って0.4秒幅に短縮され、可動部材53,53を1回開閉動作
させる。
即ち、計数開始後1.2秒経過すると、カウンタ回路802
の出力端子Q1に第18図に示すように出力パルス(T1)が
生じ、フリップフロップFF2の出力により開かれてい
る二入力ANDゲート815、ORゲート816を介してフリップ
フロップFF1のリセット端子に加わり、これをリセット
して初期状態に戻す。フリップフロップFF1がリセット
されると、フリップフロップFF1の出力がHレベルに
戻るので、ANDゲート808の出力がHレベルとなり、カウ
ンタ回路802がリセット状態に戻って、そのカウンタ回
路802からの出力が停止されることにより、ソレノイド5
52,552が消磁されて可動部材53,53が元の閉じた状態に
戻される。と同時に、第1の変動入賞装置50内の装飾用
ランプ542が消灯される。
また、同時に、フリップフロップFF1の出力が、蓄
電されたコンデンサ851の電位によって開かれた状態に
あるANDゲート804およびORゲート807を介してフリップ
フロップFF6のクロック端子に入力され、そのフリップ
フロップFF6の出力端子QがHレベルに、出力がLレ
ベルに反転する。そのQ出力がORゲートを介してフリッ
プフロップFF1およびFF2のリセット端子Rに入力される
ことにより、それ以後(延長有効期間内)の始動入賞検
出器61,61,8aから検出信号があってもフリップフロップ
FF1およびFF2がセットさせないようにする。つまり、そ
れ以後(延長期間内)の始動入賞検出器61,61,8aからの
検出信号を無効とする。また、そのQ出力(Hレベル)
がランプ駆動回路810に入力されて、ランプ駆動回路810
により有効時間表示ランプ541が点灯される。また、同
じQ出力によりANDゲート830の手前のコンデンサ852の
蓄電が開始される。
また、同時にそのときのフリップフロップFF6の出
力(Lレベル)により、カウンタからなる有効時間作成
タイマ806のリセット状態が解除され、タイマ806によ
り、特別入賞口56への入賞による第1の特別入賞検出器
56aからの検出信号を有効なものとして扱うための時間
の計時動作が開始される。
そして、その計時の開始時から2秒後に出されるタイ
マ806からの出力がORゲート807を介してフリップフロッ
プFF6のリセット端子に入力されることによりフリップ
フロップFF6がリセットされて、そのQ出力がLレベル
に、出力がHレベルに戻される。このようにフリップ
フロップFF6のQ出力がLレベルに戻されることによ
り、フリップフロップFF1およびFF2ののリセット状態が
解除され、その以後における始動入賞検出器61,61,8aか
らの検出信号が有効に扱われるようになる。また、この
ときのフリップフロップFF6のQ出力(レベル)によ
り、ORゲート820を介して、ANDゲート819が閉じられ
る。ANDゲート819が閉じられることによって、それ以後
は特別入賞口56への入賞による第1の特別入賞検出器56
aからの検出信号はANDゲート819を通れなくなり、その
時点で第1の特別入賞検出器56aからの検出信号は第1
の特別遊技の発生条件として有効に扱われなくなる。
このように、タイマ806からの出力により、フリップ
フロップFF6がリセットされそのフリップフロップFF6の
Q出力(Lレベル)によりANDゲート819が閉じられると
きには、そのフリップフロップFF6のQ出力(Lレベ
ル)により同時にランプ駆動回路810を介して有効時間
表示ランプ541が消灯される。その消灯によって、特別
入賞口56への入賞を第1の特別遊技の発生条件として扱
う有効時間が経過したことが知らされる。また、同時に
そのリセットされたフリップフロップFF6の出力(H
レベル)が、蓄電されたコンデンサ852の電位によって
開かれた状態にあるANDゲート830を介して効果音発生装
置837に入力されてスピーカ640からその有効時間が経過
したことを知らせる効果音が所定時間発せられる。
一方、2回開き用始動入賞装置8に入賞し始動入賞検
出器8aとしての検出スイッチSW3が作動した場合には、
可動部材53,53は次に述べる制限の下に、2回だけ開閉
動作を行なう。
まず、検出スイッチSW3が作動すると、波形成形回路8
17を介してフリップフロップFF2がセットされる。フリ
ップフロップFF2のQ出力によりフリップフロップFF1も
セットされ、前記1回開き用始動入賞装置6,6への入賞
時と同様にANDゲート804手前のコンデンサ851の蓄電が
開始されるとともに、カウンタ回路802のリセット状態
が解除される。従って第18図に示すように計数開始時か
ら0.8秒後に可動部材作動信号が生じ、可動部材53,53が
1回開閉動作する過程は、上記1回開き用始動入賞装置
6,6への入賞の場合と同様である。
しかし、2回開き用始動入賞装置8への入賞の場合に
は、フリップフロップFF2の出力がLレベルになって
いるので、二入力ANDゲート815が閉じている。このた
め、上記1.2秒経過した時点において、カウンタ回路802
の出力端子Q1に第18図に示す出力パルス(T1)が生じて
も、二入力ANDゲート815はこれを受け付けない。従っ
て、カウンタ回路802の計数が進み、計数開始時から3.2
秒後にカウンタ回路802の出力端子Q2に第18図に示す出
力パルス(T2)が生ずる。このパルスは、ORゲート816
を通して、フリップフロップFF1,FF2のリセット入力端
子Rに加わり、両フリップフロップFF1,FF2をリセット
する。リセットされた両フリップフロップFF1,FF2のQ
出力がLレベルに戻るので、ANDゲートの出力がHレ
ベルとなり、カウンタ回路802がリセット状態に戻され
る。
このカウンタ回路802がリセット状態に戻るまでの間
に第17図に示すようにカウンタ回路802の出力端子Q0
第2発目のパルスが生じ、二入力ANDゲート812,ORゲー
ト813、ソレノイド駆動回路814を介してソレノイド552,
552の2回目の作動(0.8秒間の励磁)が行なわれる。よ
って、可動部材53,53は計2回の開閉動作をする。
このときには、1回開き用始動入賞装置6,6への打球
の入賞による可動部材53,53の開閉動作の終了時におけ
ると同様、フリップフロップFF1の出力(Hレベル)
がフリップフロップFF6のクロック端子に入力され、そ
のフリップフロップFF6の出力端子QがHレベルに、
がLレベルに反転される。そのQ出力がORゲートを介し
てフリップフロップFF1およびFF2のリセット端子Rに入
力されることにより、それ以後(延長有効期間内)の始
動入賞検出器61,61,8aからの検出信号があってもフリッ
プフロップFF1およびFF2がセットされないようにする。
つまり、それ以後(延長期間内)の始動入賞検出器61,6
1,8aからの検出信号を無効とする。また、そのフリップ
フロップFF6の出力端子Qの出力(Hレベル)により有
効時間表示ランプ541が点灯されるとともにANDゲート83
0手前のコンデンサ852の蓄電が開始される。
また、同時にそのときのフリップフロップFF1の出
力(Lレベル)により、カウンタからなる有効時間作成
タイマ806のリセット状態が解除され、タイマ806によ
り、特別入賞口56への入賞による第1の特別入賞検出器
56aからの検出信号を有効なものとして扱うための時間
の計時動作が開始される。
そして、その計時の開始時から2秒後に出されるカウ
ンタ806からの出力がORゲート807を介してフリップフロ
ップFF6のリセット端子に入力されることによりフリッ
プフロップFF6がリセットされて、そのQ出力がLレベ
ルに、出力がHレベルに戻される。このようにフリッ
プフロップFF6のQ出力がLレベルに戻されることによ
り、フリップフロップFF1およびFF2のリセット状態が解
除され、それ以後における始動入賞検出器61,61,8aから
の検出信号が有効に扱われるようになる。また、そのと
きのフリップフロップFF6のQ出力(Lレベル)によ
り、ORゲート820を介して、ANDゲート819が閉じられ
る。ANDゲート819が閉じられることによって、それ以後
は特別入賞口56への入賞による第1の特別入賞検出器56
aからの検出信号はANDゲート819を通れなくなり、その
時点で第1の特別入賞検出器56aからの検出信号は第1
の特別遊技の発生条件として有効に扱われなくなる。
このように、タイマ806からの出力により、フリップ
フロップFF6がリセットされそのフリップフロップFF6の
Q出力(Lレベル)によりANDゲート819が閉じられると
きには、そのフリップフロップFF6のQ出力(Lレベ
ル)により同時にランプ駆動回路810を介して有効時間
表示ランプ541が消灯される。その消灯によって、特別
入賞口56への入賞を特別遊技の発生条件として有効に扱
う有効時間が経過したことが知らされる。また、同時
に、そのリセットされたフリップフロップFF6の出力
(Hレベル)が、蓄電されたコンデンサ852の電位によ
って開かれた状態にあるANDゲート830を介して効果音発
生装置837に入力されてスピーカ640からその有効時間が
経過したことを知らせる効果音が所定時間発せられる。
上記のようにして可動部材53,53が1回又は2回の開
閉動作をしている期間中又はその停止後の一定時間内、
即ち有効期間内に、第1の変動入賞装置50の入賞空間51
中に入賞した打球が第1の特別入賞口56に入賞し特別入
賞検出器56aとしての検出スイッチSW4が作動されたとき
には最大18回までの継続的な開閉動作に移行する。この
特別遊技態様へ変換するためには、第17図の回路では、
フリップフロップFF6がセット状態を維持している間に
打球が第1の特別入賞口56に入賞して特別入賞検出器56
aとしての検出スイッチSW4がオンすること、より正確に
言うならば、ANDゲート819が、ORゲート820を通して与
えられるフリップフロップFF6のQ出力により開かれて
いる間に第1の特別入賞検出器56aとしての検出スイッ
チSW4がオンすることが必要である。
有効時間内に第1の特別入賞検出器56aとしての検出
スイッチSW4がオンすると、波形成形回路818を介してAN
Dゲート819にパルスが印加される。ANDゲート819は、こ
の時点においては、フリップフロップFF1のQ出力又は
フリップフロップFF6のQ出力により開かれている。従
って、パルスは、ANDゲート819を通ってフリップフロッ
プFF3に加わってこれをセットし、該フリップフロップF
F3のQ出力はHレベルに、出力はLレベルになる。な
お、このとき、同パルスは、ORゲート807を介してフリ
ップフロップFF6を、ORゲート809を介してカウンタ回路
802を一旦初期状態にする。と同時に、同パルスが継続
回数カウンタ823に加わり、同カウンタ823からQ0出力が
デコーダ824に加わって継続回数表示器522の継続回数表
示を「1」にさせる。
フリップフロップFF3がセットされ、その出力がL
レベルに反転されることによりカウンタ回路802、フリ
ップフロップFF4,FF5,FF8、継続回数カウンタ823のリセ
ット状態が解除される。カウンタ回路802、継続回数カ
ウンタ823は計数機能等を開始し、各フリップフロップF
F4,FF5,FF8はカウンタ回路からパルスが送られてくるの
を待つ状態となる。即ち後述する3.2秒間のウェイトタ
イムが始まる。カウンタ回路802が計数機能を開始する
と、そのQ3出力によりランプ駆動回路814を介して第1
の変動入賞装置50内の装飾用ランプ543が点滅される。
ウェイトタイム中においては可動部材53,53の開閉動
作が一時禁止される。これはフリップフロップFF3の
出力(Lレベル)によって、ANDゲート812が禁止される
とともにフリップフロップFF8のQ出力(Lレベル)に
よりANDゲート831が禁止されているからである。
また、このウェイトタイム中においては、カウンタ回
路802のQ4出力(Lレベル)がインバータ833により反転
されHレベルの出力としてフリップフロップFF5のクロ
ック端子に入力されることによって、フリップフロップ
FF5のQ出力がHレベルとなり、そのQ出力がORゲート8
35を介してANDゲート836に与えられることによりANDゲ
ート836が開かれている。同時に、カウンタ回路802のQ7
出力(T7)、即ち、0.4秒の繰返し周期をもつパルス信
号がその開かれたANDゲート836を介してソレノイド駆動
回路839に与えられるので、そのソレノイド駆動回路839
によってソレノイド543がオン・オフされることによ
り、誘導部材58,58が作動(揺動)されるとともに特別
入賞口56が昇降される。
計数開始後3.2秒経過する(ウェイトタイムが終了す
る)と、カウンタ回路802の出力端子Q4にHレベルの出
力(T4)が発生し、該出力(T4)がフリップフロップFF
8のクロック入力端子に入力されて同フリップフロップF
F8がセットされる。即ち、フリップフロップFF8のQ出
力はHレベルに、出力はLレベルに切り換わる。フリ
ップフロップFF8のQ出力によりANDゲート831が開かれ
る。と同時に、カウンタ回路802の出力端子Q0に発生す
るパルス(第17図)がインバータ840を介して反転され
(第18図)、該反転信号がANDゲート831を通してソレノ
イド駆動回路814に印加される。これにより、初めて可
動部材53,53の連続的な開閉動作が開始される。換言す
れば、可動部材53,53は、この計数開始後3.2秒を経過す
るまでの間は、第1図に示すように閉状態を維持してい
る。
また、上記ウェイトタイム(3.2秒)の終了後のフリ
ップフロップFF8のQ出力(Hレベル)により効果音発
生装置837を介してスピーカ640からの効果音の発生が開
始されるとともに、そのQ出力(Hレベル)がAND回路8
19に加わってAND回路819を開放させる。また、フリップ
フロップFF8のQ出力(Hレベル)がフリップフロップF
F9のクロック端子に入力されてそのフリップフロップFF
9のQ出力がHレベルに、出力がLレベルとなる。そ
のHレベルとなったQ出力がソレノイド駆動回路838に
印加されてソレノイド531が励磁されることにより、貯
留部材524が回動され、その貯留部材524の貯留部524c,5
24cにより第1の変動入賞装置50の流下案内棚52の貯留
路52b,52b上に至った打球を貯留し得る状態となる。ま
た、同じフリップフロップFF8のQ出力(Hレベル)に
よってフリップフロップFF5がリセットされることによ
り、フリップフロップFF5のQ出力がLレベルとなる。
そして、このときにはまだフリップフロップFF4のQ出
力もLレベルにあるのでANDゲート836は閉じた状態とな
る。そのため、カウンタ回路802のQ7出力(T7)、即
ち、0.4秒の繰返し周期をもつパルス信号はANDゲート83
6を通れなくなるので、その時点でソレノイド543が消磁
されて誘導部材58,58が起立した状態に復帰して停止す
るとともに特別入賞口56は下降状態に復帰して停止す
る。
また、その3.2秒のウェイトタイムが経過したときの
フリップフロップFF8の出力(Lレベル)により表示
回路828のリセット状態が解除される。また、フリップ
フロップFF8のQ出力(Hレベル)によりANDゲート82
1、ORゲート820を通してANDゲート819も開かれる。
上記第1の特別遊技態様への変換後、可動部材53,53
は最大18回の開閉動作を行なう。ここで「最大」18回と
記したのは、18回は第1の特別遊技態様における特別状
態の単位サイクル、1サイクルであって、このサイクル
中に更に特別入賞口56に入賞した場合には、たとえ可動
部材53,53の18回の開閉動作が未了前といえども、当該
サイクルは中断され、次の新たなサイクルの1回目が始
まるようにしているからである。
例えば、12回目の動作終了後に再び第1の特別入賞検
出器56aとしての検出スイッチSW4がオンし、次のサイク
ルが開始すると、次の13回目の開閉動作は前サイクルの
13回目ではなく、更新サイクルの1回目となる。また、
この更新サイクル数、即ち第1の特別遊技態様の権利行
使回数「N」はこの例では最大8サイクル(N=8)ま
で許される。従って、各サイクル当り18回の開閉動作数
が守られれば、18×8回であっても、その間に特別入賞
口56への入賞がなければ、そのサイクルで終わってしま
うように図られている。
上記のように、計数開始後3.2秒(ウェイトタイム)
を経過すると、カウンタ回路802の出力端子Q0に発生す
る0.8秒ごとのパルス反転信号が、ANDゲート831を通し
てソレノイド駆動回路814に印加される。この反転信号
の各パルス毎にソレノイド552,552が付勢され、可動部
材53,53は、第1回目のサイクルにつき、連続的な最大1
8回の開閉動作を繰返していくことになる。
かかる開閉動作を行なっている間に、多くの遊技球が
可動部材53,53を通して第1の変動入賞装置50の入賞空
間51中に流入することになる。その流入した打球がその
入賞空間51中の流下案内棚52左右の貯留路52b,52bに至
ったときには、前記貯留部材524によって貯留され、一
方、中央流路52a上に至ったときには、その奥側に至っ
てその下の流下案内傾斜部54上に至り、その後、特別入
賞口56又は一般入賞口59中に入賞することになる。この
入賞球の各サイクル中における合計は第1の入賞個数検
出器96としての検出スイッチSW5で計数され、所定数以
内かどうかチェックされる。詳述すれば、第1の変動入
賞装置50の入賞口56又は59に入った入賞球は、それが一
般入賞口59からの入賞球であるか又は特別入賞口56から
の入賞球であるかを問わず、遊技盤1裏側の入賞個数検
出器96としての検出スイッチSW5に集められ、同入賞個
数検出器69としての検出スイッチSW5をオンせしめる。
検出スイッチSW5がオンする度に、波形成形回路826を通
して、パルスが1発、カウンタを含む入賞球数表示回路
828に入力される。入賞球数表示回路828の図示していな
いカウンタが1歩進され、図示していないデコーダ及び
ドライバを介して、入賞個数表示器57としての計10個の
LED1〜LED10が順次点灯し、その点灯数により個数表示
していく。
入賞個数が所定数、ここでは4個入ったとすると、入
賞個数表示回路828からの検知信号がORゲート832を通し
てフリップフロップFF9に入力され、フリップフロップF
F9がリセットされる。そしてソレノイド駆動回路838に
よるソレノイド531の作動が停止されて貯留部材524によ
る貯留が解除される。同時に、その入賞個数表示回路82
8からの検出信号がORゲート850を介してフリップフロッ
プFF4に入力されて、そのQ出力がHレベルに、出力
がLレベルに変換される。そのQ出力(Hレベル)がOR
ゲート835を介してANDゲート836に印加されることによ
りANDゲート836が開放される。その開放と同時にカウン
タ回路802のQ7出力、即ち0.4秒間の繰返しパルスがソレ
ノイド駆動回路839に印加されてソレノイド543がオン・
オフされることにより誘導部材58,58が揺動を開始する
とともに特別入賞口56が昇降動作を開始する。これらの
動作により、その特別遊技態様のサイクルが終了に近づ
いていることを知らせる。可動部材53,53の開閉動作が
8回まで行なわれたときにもカウンタ回路802の出力端
子Q6に出力パルス(T6)が生じて、ORゲート832を介し
てフリップフロップFF9がリセットされて、同様に貯留
部材524による貯留が解除される。また、同時にそのと
きのカウンタ回路802の出力端子Q6からの出力パルス(T
6)がORゲート850を介してフリップフロップFF4に印加
されて、同様に誘導部材58,58や特別入賞口56を動作さ
せる。
上記第1の特別遊技態様の各サイクル(単位サイク
ル)最大限は可動部材53,53の18回の開閉動作が行なわ
れるか、又はその18回の開閉動作の終了前に第1の変動
入賞装置50の入賞口56,59中へ打球が10個入賞するまで
行なわれ、その各サイクルにおける有効期間中に、特別
入賞口56中への入賞がなければそのサイクルの終了時点
で特別遊技態様が終了され、特別入賞口56中への入賞が
あるとその時点でそのサイクルを終了させ、一定のウェ
イトタイム(3.2秒間)をおいてから上記同様の特別遊
技態様のサイクルが行なわれる。
即ち、ソレノイド552,552による可動部材53,53の18回
の開閉動作が行なわれたときにはその終了時点でカウン
タ回路802からQ5の出力パルスが出され、そのQ5の出力
パルスが、その18回の開閉動作の終了前に10個の打球の
入賞が第1の入賞個数検出器96に検出されその検出信号
が入賞個数表示回路828に入力されたときには入賞個数
表示器57からの出力信号が、ORゲート829を介してフリ
ップフロップFF3のリセット端子に加わってフリップフ
ロップFF3をリセットさせるとともに、ORゲート829およ
び805を介してフリップフロップFF6に加わってフリップ
フロップFF6のQ出力をHレベルに、出力をLレベル
に変換させる。
上記のように、可動部材53,53の18回の開閉動作の終
了又はそれ以前の第1の入賞個数検出器96による10個入
賞の検出に基づいて、フリップフロップFF3がリセット
されてそのQ出力がLレベルに、出力がHレベルに戻
されると、その出力(Hレベル)によって入賞個数表
示回路828および継続回数カウンタ826がリセットされる
ことにより、入賞個数表示器57が全て消灯され、かつ、
連続回数表示器522が「0」表示に戻される。また、同
じ出力(Hレベル)によって、カウンタ回路802、フ
リップフロップFF4,FF5,FF8をリセットさせて、第1の
変動入賞装置50の装飾用ランプ542の消灯、ソレノイド5
52,552による可動部材53,53の開閉動作の停止、ソレノ
イド543による誘導部材58,58および特別入賞口56の動作
の終了がなされる。
それによって、特別遊技態様の動作が一旦終了され
る。
一方、可動部材53,53の18回の開閉動作の終了又はそ
れ以前の第1の入賞個数検出器96による10個入賞の検出
に基づいて、上記のように、フリップフロップFF6のQ
出力がHレベルに、出力がLレベルに変換されると、
そのQ出力がORゲート816を介してフリップフロップFF1
およびFF2のリセット端子Rに入力されることにより、
それ以後(延長有効期間内)の始動入賞検出器61,61,8a
からの検出信号があってもフリップフロップFF1およびF
F2がセットされないようにする。つまり、それ以後(延
長期間内)の始動入賞検出器61,61,8aからの検出信号を
無効とする。また、そのQ出力(Hレベル)がANDゲー
ト819に加わってANDゲート819を開放状態に維持させる
とともに、ランプ駆動回路810に印加されて、有効時間
表示ランプ541が点灯される。と同時に、そのQ出力
(Hレベル)によりANDゲート830手前のコンデンサ852
の蓄電が開始される。一方、フリップフロップFF6の
出力がLレベルになったことにより、カウンタからなる
有効時間作成タイマ806のリセット状態が解除され、タ
イマ806により、特別入賞口56への入賞による第1の特
別入賞検出器56aからの検出信号を有効なものとして扱
うための時計の計時動作が開始される。
そして、その計時の開始時から2秒後に出されるカウ
ンタ806からの出力がORゲート807を介してフリップフロ
ップFF6のリセット端子に入力されることによりフリッ
プフロップFF6がリセットされて、そのQ出力がLレベ
ルに、出力がHレベルに戻される。このようにフリッ
プフロップFF6のQ出力がLレベルに戻されることによ
り、フリップフロップFF1およびFF2のリセット状態が解
除され、それ以後における始動入賞検出器61,61,8aから
の検出信号が有効に扱われるようになる。また、そのと
きのフリップフロップFF6のQ出力(Lレベル)によ
り、ORゲート820を介して、ANDゲート819が閉じられ
る。ANDゲート819が閉じられることによって、それ以後
は特別入賞口56への入賞による第1の特別入賞検出器56
aからの検出信号はANDゲート819を通れなくなり、その
時点で第1の特別入賞検出器56aからの検出信号は第1
の特別遊技の継続条件として有効に扱われなくなる。
このように、カウンタ806からの出力により、フリッ
プフロップFF6がリセットされそのフリップフロップFF6
のQ出力(Lレベル)によりANDゲート819が閉じられる
ときには、そのフリップフロップFF6のQ出力(Lレベ
ル)により同時にランプ駆動回路810を介して有効時間
表示ランプ541が消灯される。その消灯によって、特別
入賞口56への入賞を第1の特別遊技の継続条件として扱
う有効時間が経過したことが知らされる。また、同時
に、そのリセットされたフリップフロップFF6の出力
(Hレベル)が、蓄電されたコンデンサ852の電位によ
って開かれた状態にあるANDゲート830を介し効果音発生
装置837に入力されてスピーカ640からその有効時間が経
過したことを知らせる効果音が所定時間発せられる。
各サイクルのANDゲート819が開いている間、即ち有効
期間中において、幸運にも、特別入賞検出器8aとしての
検出スイッチSW4がオンすると、このときANDゲート819
に生ずるパルスによって、カウンタ回路802、フリップ
フロップFF8及び入賞球数表示回路828が一旦初期状態に
戻され、ウェイトタイムに入る。フリップフロップFF8
のリセットにより、第1の特別遊技態様への移行時と同
様に可動部材53,53の開閉動作の一時停止が行なわれ
る。このウェイトタイムは入賞空間51中の誘導部材58,5
8や特別入賞口変動部材512を初期状態に戻し、或いは入
賞した球の排出及び賞球排出動作に必要な時間を確保す
る役目をもつ。フリップフロップFF8のリセットによ
り、入賞個数表示回路828がリセットされ、入賞球数表
示器57のLEDは全て消灯する。また、ANDゲート818に生
ずるパルスが継続回数カウンタ823に加わり、両カウン
タの内容を1だけデクレメントするので、継続回数表示
器522が“1"から“2"に切り換わる。これにより、第1
サイクルが中断されて第2サイクルに更新されたことに
なり、継続回数表示器522の表示内容は、行使した権利
回数を示すものとなる。
第2サイクル以降においても各サイクル終了時におけ
る特別入賞口56への入賞を継続条件として扱う有効時間
は上記第1サイクルの終了時におけると同様有効時間表
示ランプ541によって表示されるとともにその終了はス
ピーカ640からの効果音によって知らされる。そして、
各サイクル開始時から有効時間表示ランプ541が消灯さ
れるまでの間に、再び特別入賞口56に入賞した場合も同
じであり同様に動作を繰返していく。その度、再更新時
点、つまり各サイクルの区切りは可動部材53,53が3.2秒
間閉じているウェイトタイムにより、明確に遊技者に知
覚せしめられる。なお、第1の特別入賞検出器56aとし
ての検出スイッチSW4の検出動作毎に行なわれるサイク
ル更新と同時に、継続回数カウンタ823はその内容を歩
進していく。
幸運にも、最終サイクルである第8回目まで更新され
た場合には、当該サイクルで約束付けられた計18回の開
閉動作を行なって、又は、所定個数の入賞球の発生によ
り第1の特別遊技態様は完了となる。
即ち、第7サイクルの有効時間内に特別入賞口56へ入
賞した場合、継続回数カウンタ823の内容が“8"とな
り、継続回数表示器522が“8"となって最終サイクルで
あることを示すと同時に、該カウンタ823に接続したイ
ンバータ825の出力がLレベルに落ちる。このため、現
在進行中の第8回目のサイクル(最終サイクル)におい
ては、それ以降の検出スイッチSW4の信号をANDゲート81
9が受け付けなくなる。
第8サイクルで約束された計18回の開閉動作が行なわ
れた場合、カウンタ回路802はこの計18回の開閉動作が
終了した時点、正確には計数開始後31.2秒経過した時点
でその出力端子Q5にパルス(T5)を発生する。又、計10
個の入賞球が発生した場合には、入賞個数表示回路828
内のデコーダに終了信号が発生する。これらのパルス又
は信号はORゲート829を通してフリップフロップFF3をリ
セットする。フリップフロップFF3の出力がHレベル
に戻ることにより、カウンタ回路802、入賞個数表示回
路継続回数カウンタ823、フリップフロップFF4,FF5,FF8
がリセットされる。
かくして、全回路系が初期状態に戻され、パチンコ遊
技機は第1の特別遊技態様から通常遊技状態(ただし、
第2の特別遊技態様が継続しているときには第2の特別
遊技状態)となる。
ところで、更新されることなく途中の在る1つのサイ
クルが終了した場合、即ち、1.6秒を1回の開閉動作単
位とする計18回の開閉動作が終了した場合には、カウン
タ回路802の計数開始後31.2秒を経過した時点で、カウ
ンタ回路802の出力端子Q5にパルスが発生し、上述の如
くして、全回路系が初期状態に戻され、第1の特別遊技
態様は強制的に解除されて、通常遊技状態に戻る。(た
だし、第2の特別遊技態様が行われているときにはその
第2の特別遊技態様はそのまま継続される。)従って、
以後、また始動入賞装置6,8への入賞からの一連の動作
を経なければ第1の特別遊技状態にはなり得ない。この
遊技者にとって不利益な状態は、上述した18回の開閉動
作を1単位としての1サイクル中に、それ以後の特別入
賞口56への入賞がないために生ずる。
一方、開閉動作を行なっている間に、可動部材53,53
を通して多数の打球が第1の変動入賞装置50の入賞口5
6,59中に入賞し、その入賞球の合計が10個に達した場合
には、入賞個数表示回路828の内容が10となる。このた
め入賞個数表示回路828内のデコーダに終了信号が生
じ、ORゲート829を通してフリップフロップFF3がリセッ
トされる。このため、やはり第1の特別遊技状態は強制
的に解除されてしまう。
次に、第18図および第19図に基づき、上記パチンコ遊
技機の制御回路(第16図に示す)によって行なわれる第
1の変動入賞装置50等の動作タイミングを抽出して説明
する。
先ず、第18図に基づき、始動入賞装置6,8への入賞に
起因する第1の変動入賞装置50等の作動のタイミングに
ついて説明する。
1回開き用始動入賞装置6へ遊技球が入賞すると、カ
ウンタ回路802の出力端子Q0から0.8秒後に立ち上がる0.
8秒の繰返しサイクルをもつ出力パルスが出てその出力
パルスによって第1の変動入賞装置50のソレノイド552,
552が例示されることにより可動部材53,53が開かれる
が、1回開き用始動入賞装置6への入賞した時点から1.
2秒後にカウンタ回路802の出力端子Q1からストップ指令
パルスが出てその時点でソレノイド552,552が消磁され
ることにより可動部材53,53が閉じられる。つまり、1
回開き用始動入賞装置6への入賞時には、その入賞時点
から0.8秒後に第1の変動入賞装置50の可動部材53,53が
0.4秒間だけ開放されて閉じられる。この1回開き用始
動入賞装置6への入賞に起因して第1の変動入賞装置50
の可動部材53,53が開閉されたときに、特別入賞口56へ
の入賞を第1の特別遊技の発生条件として有効に扱う有
効時間は、可動部材53,53が開閉動作を開始してから終
了するまでの時間と、その終了時点から所定時間(例え
ば2秒)経過するまでの時間(延長有効時間)とを合わ
せた時間となっている。
その可動部材53,53が閉じた時点から、特別入賞口56
への入賞を第1の特別遊技の発生条件として有効に扱う
延長有効時間が開始されると同時に有効時間表示ランプ
541が点灯され、その開始および点灯の時点から2秒後
に延長有効時間が終了されると同時に有効時間表示ラン
プ541が消灯される。
その延長有効時間の終了および有効時間表示ランプ54
1の消灯と同時に、スピーカ640から延長有効時間の終わ
りを知らせる効果音が発生される。
上記1回開き用始動入賞装置6への入賞によっては第
1の変動入賞装置50の貯留部材524や誘導部材58,58およ
び特別入賞口56は作動されない。
一方、2回開き用始動入賞装置8へ遊技球が入賞する
と、カウンタ回路802の出力端子Q0から0.8秒後に立ち上
がる0.8秒の繰返しサイクルをもつ出力パルスが出てそ
の出力パルスによって第1の変動入賞装置50のソレノイ
ド552,552が励磁されることにより可動部材53,53が開か
れるが、2回開き用始動入賞装置6へ入賞した時点から
3.2秒後にカウンタ回路802の出力端子Q2からストップ指
令パルスが出てその時点でソレノイド552,552が消磁さ
れることにより可動部材53,53が閉じられる。つまり、
2回開き用始動入賞装置8への入賞時には、その入賞時
点から0.8秒後に第1の変動入賞装置50の可動部材53,53
が0.8秒間隔で2回開かれる。
この2回開き用始動入賞装置8への入賞に起因して第
1の変動入賞装置50の可動部材53,53が開閉されたとき
に、特別入賞口56への入賞を第1の特別遊技の発生条件
として有効に扱う有効時間は、可動部材53,53が1回目
の開閉動作を開始してから2回目の開閉動作を終了する
までの時間と、その時点から所定時間(例えば2秒)経
過するまでの時間(延長有効時間)とを合わせた時間と
なっている。
この2回開き用始動入賞装置8への入賞時においても
第1の変動入賞装置50の可動部材53,53が2回目に開い
て閉じた時点から特別入賞口56への入賞を第1の特別遊
技の発生条件として有効に扱う延長有効時間が開始され
ると同時に有効時間表示ランプ541が点灯され、その開
始および点灯時点から2秒後に延長有効時間が終了され
ると同時に有効時間表示ランプ541が消灯される。
その有効時間の終了および有効時間表示ランプ541の
消灯と同時に、スピーカ640から第1の特別遊技の開始
を知らせる効果音が発せられる。
上記2回開き用始動入賞装置8への入賞によっても第
1の変動入賞装置50の貯留部材524や誘導部材58,58およ
び特別入賞口56は作動されない。
次に、第19図に基づき、有効時間内における特別入賞
口56への入賞に起因する第1の変動入賞装置50等の作動
のタイミングについて説明する。
有効時間内に特別入賞口56に遊技球が入賞すると、先
ず準備時間としてのウェイトタイム(例えば、3.2秒)
が作られる。このウェイトタイムを利用してカウンタ回
路802の出力端子Q7からの0.4秒の繰返しサイクルをもつ
パルスによってソレノイド543が作動(オン・オフの繰
返し)されて誘導部材58,58および特別入賞口56が作動
されることにより、第1の特別遊技動作開始の予告が行
なわれる。
そして、ウェイトタイム(例えば3.2秒)が終了した
時点で第1の変動入賞装置50のソレノイド543が消磁さ
れて誘導部材58,58および特別入賞口56が停止される。
そのウェイトタイムの終了時に立ち上がるカウンタ回
路802のQ4出力とQ0出力とによって第1の変動入賞装置5
0のソレノイド552,552が作動(オン・オフの繰返し)さ
れることにより、可動部材53,53の18回の開閉動作が開
始される。同時にそのQ4出力に基づきソレノイド531が
作動(励磁)されることにより貯留部材524が作動され
て流下案内棚52上への遊技球の貯留が可能な状態とな
る。
しかる後、所定時間(例えば12秒)経過した時点でカ
ウンタ回路802の出力端子Q6からパルスが発生し、該パ
ルスによって第1の変動入賞装置50のソレノイド531が
消磁されることにより、貯留部材524が復帰されると同
時にソレノイド543が作動(オン・オフの繰返し)され
て誘導部材58,58および特別入賞口56が作動される。こ
れら誘導部材58,58および特別入賞口56の作動によって
第1の特別遊技のそのサイクルが後半に差し掛ったこと
が知らされる。
この第1の特別遊技のサイクル(単位サイクル)にお
ける第1の変動入賞装置50の可動部材53,53の開閉動作
は、特別入賞口56に打球が入賞して第1の特別遊技が発
生した時点から所定時間(例えば31.2秒)経過したとき
にカウンタ回路802の出力端子Q5からの出力パルス
(T5)によってソレノイド552,552が停止(消磁)され
ることにより、閉じた状態で停止される。その停止時ま
でに所定回数(例えば18回)開閉される。ただし、その
所定時間の経過前(例えば、18回の開閉動作が終了する
前)に第1の入賞個数路出器96によるカウント個数が
「10個」に達したときは、その時点でソレノイド552,55
2が停止(消磁)されることにより、第1の変動入賞装
置50の可動部材53,53が閉じた状態に停止される。
この第1の特別遊技の各サイクルにおいて、特別入賞
口56への入賞を特別遊技の継続(サイクル更新)条件と
して有効に扱う有効時間は、そのサイクルにおける可動
部材53,53の開閉動作の開始時から終了時までの時間
と、その終了時から所定時間(例えば、2秒間)経過す
るまでの時間(延長有効時間)とを合わせた時間となっ
ている。
その第1の特別遊技のサイクルにおいて最後に可動部
材53,53が閉じた時点から、特別入賞口556への入賞を第
1の特別遊技の継続条件(サイクルの更新条件)として
有効に扱う延長有効時間が開始されると同時に有効時間
表示ランプ541が点灯され、その開始および点灯時点か
ら2秒後に延長有効時間が終了されると同時に有効時間
表示ランプ541が消灯される。
その延長時間の終了および有効時間表示ランプ541の
消灯と同時に、スピーカ640から延長有効時間の終わり
を知らせる効果音が発せられる。
この第1の特別遊技のサイクル時における上記延長有
効時間を含めた有効時間内に特別入賞検出器56aからの
検出信号があったときにはその時点で直ちに第1の変動
入賞装50のソレノイド552,552が消磁されて可動部材53,
53が閉じた状態に停止される。
その時点から第1の特別遊技態様の次のサイクルへの
移行の準備時間としてのウェイトタイム(例えば、3.2
秒)が作られる。このウェイトタイムを利用して上記第
1の特別遊技発生時のウェイトタイムのときと同様に第
1の変動入賞装置50のソレノイド543が作動(オン・オ
フの繰返し)されて誘導部材58,58および特別入賞口56
が作動されることにより、第1の特別遊技の新たなサイ
クルの開始を予告する。
そして、ウェイトタイム(例えば3.2秒)が終了した
時点で第1の変動入賞装置50のソレノイド543が消磁さ
れて誘導部材58,58および特別入賞口56が停止される。
そのウェイトタイムの終了時に立ち上がるカウンタ回
路802のQ4出力とQ0出力とによって、上記第1の特別遊
技の第1サイクル目におけると同様に、ソレノイド552,
552が作動(オン・オフの繰返し)されることによっ
て、可動部材53,53の18回の開閉動作が開始される。
その他、この第2サイクル目以降における第1の変動
入賞装置50の貯留部材524、誘導部材58,58および特別入
賞口56の作動のタイミング、および可動部材53,53の開
閉動作終了のタイミングは第1サイクル目におけると同
様である。
また、第1の変動入賞装置50の特別入賞口56への入賞
を第1の特別遊技の継続条件として有効に扱う有効時間
(延長有効時間も含む)も第1サイクル目におけると同
様であり、その延長有効時間が有効時間表示ランプ541
によって表示される点も同様である。
この第2サイクル目以降においても可動部材53,53の
開閉動作は、特別入賞口56に打球が入賞して特別遊技の
第2サイクル目に更新された時点から所定時間(例えば
31.2秒)経過したときにソレノイド552,552が停止(消
磁)されることにより、閉じた状態で停止される。その
停止時までに所定回数(例えば18回)開閉される。但
し、その所定時間の経過前(例えば、18回の開閉動作が
終了する前)に第1の入賞個数検出器96によるカウント
個数が「10個」に達したときには、その時点でソレノイ
ド552,552が停止(消磁)されることにより、可動部材5
3,53が閉じた状態に停止される。
この特別遊技の第2サイクル目以降において、特別入
賞口56への入賞を第1の特別遊技の継続(サイクル更
新)条件として有効に扱う時間(延長有効時間も含む)
は第1サイクル目におけると同様である。
第2サイクル目以降において有効時間内に特別入賞口
56へ打球が入賞した場合においても、上記と同様次のサ
イクルへの更新が行なわれる。
そして、各サイクルの有効時間内に特別入賞口56中に
打球が入賞することを条件として所定サイクル(例え
ば、第9サイクル)までの第1の特別遊技が継続され
る。
しかして、第1の特別遊技の最終サイクルが終了した
時点で通常の遊技状態に戻される。
ただし、第2の特別遊技態様が行われているときには
その第2の特別遊技態様はそのまま継続される。
第20図には上記パチンコ遊技機の第2の変動入賞装置
10の制御処理を行なう制御回路の一例を示す。
同図中、(A),(B)は始動入賞装置6,6の始動入
賞検出器61(SW1),61(SW2)からの検出信号、(C)
は第17図のフリップフロップFF3のQ出力信号、SW6は第
2の変動入賞装置10の第2特別入賞検出器562としての
検出スイッチ、SW7は第2の変動入賞装置10の第2入賞
個数検出器550としての検出スイッチである。950,951
は、第1の変動入賞装置50による第1の特別遊技態様が
発生していて第17図のフリップフロップFF3のQ出力が
Hレベルとなっているときに開放されて、始動入賞口6,
6の始動入賞検出器61(SW1),61(SW2)からの検出信号
を通すANDゲートである。921〜923はチャタリング防止
用の波形成形回路である。
この回路図において、第1の特別遊技態様が発生して
いるときに、始動入賞装置6,(6)に打球が入賞して始
動入賞検出器61(SW1),61(SW2)からの検出信号がAND
ゲート950、(951)および波形成形回路921を介してAND
ゲート924に送られてくると、初期状態においてはこのA
NDゲート924に入力されているフリップフロップ936の
出力とワンショット回路943からインバータ948を介して
入力されている他の2つの入力がHレベルであるが故
に、その検出信号がANDゲート924を通ってワンショット
回路925,926にトリガ入力として加わる。
そのときに発生するワンショット回路925からのパル
スがORゲート927を介して発振器928のリセット解除入力
(ローアクティブ)として加わってそのパルス幅の時間
(この実施例では、0.4秒間)だけ発振器928のリセット
状態が解除される。そのときの発振器928からの発振パ
ルスにより、第2の変動入賞装置10のソレノイド124,14
4が励磁され、開閉扉113と案内部材114,114が同期し
て、ワンショット回路925のパルス幅によって制限され
る時間(0.4秒間)だけ、開成される。
一方、前記ワンショット回路925からのパルスと同期
して発生されるワンショット回路926からのパルスより
も広いパルス幅を有しており、両パルス幅の時間差は第
2の変動入賞装置10の特別入賞流路の流下遅延時間に対
応して調整されている。ここに、流下遅延時間としては
第2の変動入賞装置10の特別入賞流路に流入した遊技球
が第2の特別入賞検出器150(SW6)を通過するまでに要
し得る最大時間とされている。
このワンショット回路926からの出力パルスがANDゲー
ト930に印加されそのパルス幅によって定まる時間だけ
第2の特別入賞検出器162からの検出信号がそのANDゲー
ト930を通過し得る状態にされる一方で、インバータ933
を介してL(ロー)パルスに反転されてANDゲート932に
印加されそのパルス幅によって定まる時間だけフリップ
フロップ931のHレベルのQ出力がそのANDゲート932を
通過できない状態にされる。また、そのときのワンショ
ット回路926からの出力パルスが継続回数カウンタ946の
リセット端子Rに加わることによって継続回数カウンタ
946がリセットされる。
このワンショット回路926の出力パルス幅によって定
まる時間(有効時間)内に第2の変動入賞装置の10の入
賞口111内の特別入賞流路111a中に打球が入賞して第2
の特別入賞検出器150(SW6)からの検出信号が発生する
と、その信号が波形成形回路922およびANDゲート930を
通りフリップフロップ931に加わって、フリップフロッ
プ931のQ出力がLレベルからHレベルに変換され、そ
のHレベルとなったQ出力がANDゲート932に加わる。し
かし、ANDゲート932には前記ワンショット回路926から
の出力パルスがインバータ933を介してそのパルス幅に
よって定まる時間だけLレベルの出力として加わって閉
じられているので、その時間が経過してワンショット回
路926からインバータ933を介してANDゲート932に加わる
出力がHレベルに戻るのを待って、フリップフロップ93
1のHレベルのQ出力がANDゲート932およびORゲート934
を通ってトリガ入力としてワンショット回路935に加わ
る。その入力によって、ワンショット回路935から発せ
られるパルスがフリップフロップ936のセット端子Sに
加わることによって、フリップフロップ936のQ出力が
Hレベルに、出力がLレベルにそれぞれ反転されると
ともに、そのワンショット回路935からのパルスが継続
回数カウンタ946に入力されて第1サイクル目の「1」
と計数される。
そのフリップフロップ936は第2の特別遊技態様の現
在のサイクルを所定期間にわたって維持するためのもの
で、そのHレベルとなったQ出力がORゲート927を介し
て発振器928のリセット端子R(ローアクティブ)に加
わることにより発振器928のリセット状態が解除され、
それによって、その発振器928の発振パルスの周期(H
レベルとLレベルとが0.8秒ずつの繰返し周期)で第2
の変動入賞装置10のソレノイド122,144が励磁されるこ
とにより、開閉扉113と案内部材114,114が同期して開閉
される第2の特別遊技態様の第1サイクルが開始され
る。と同時に、そのフリップフロップ936のQ出力(H
レベル)がORゲート944を介してANDゲート942に印加さ
れ、そのQ出力とそのときインバータ947で反転されて
Hレベルの入力としてANDゲート942に加わっている継続
回数カウンタ946からの出力との共働により、第2の特
別入賞検出器150(SW6)からの検出信号がそのANDゲー
ト942を通過してフリップフロップ941のセット端子Sに
入力し得る状態に変化される。
このようにして、第2の特別遊技態様の第1サイクル
目が行われているときには、発振器928からの発振パル
スがフリップフロップ936からのHレベルのQ出力によ
り開放されているANDゲート937を介して開閉回数カウン
タ938に入力されて計数されているとともにその1カウ
ント目のカウンタ出力パルスがフリップフロップ931,94
1に送られてフリップフロップ931,941がリセットされ
る。
そして、そのカウンタ938による計数が「18」となっ
たところで、そのカウンタ938からリセット用のカウン
タ出力がORゲート940を介してフリップフロップ936のリ
セット端子Rに送られてフリップフロップ936がリセッ
トされる。そのリセットによって、そのフリップフロッ
プ936のQ出力がLレベルにダウンすることにより、発
振器928が再びリセットされてソレノイド122,144が消磁
状態に戻される。それによって、第2の変動入賞装置10
の開閉扉113と案内部材114,114が閉じた状態に戻されて
第2の特別遊技態様の第1サイクルが終了される。
ただし、そのカウンタ938により「18」カウントされ
る前であっても、第2の変動入賞装置10の入賞口111中
に入賞した遊技球は第1の入賞個数検出器162(SW7)に
よって検出され、その検出信号が波形成形回路923を介
して入賞個数カウンタ939に入力されることによりカウ
ントされていて、そのカウント数が「10」となったとこ
ろで、リセット用のカウンタ出力がORゲート940を介し
てフリップフロップ936のリセット端子Rに入力される
ことによって、フリップフロップ936がリセットされて
第2の特別遊技態様の第1サイクルが終了されるように
なっている。
その第1サイクルの終了によってフリップフロップ93
6がリセットされてその出力がHレベルに戻される
と、その戻されたときの出力(Hレベル)が開閉回数
カウンタ938のリセット端子Rに加わって開閉回数カウ
ンタ938をリセットさせるとともに、その出力(Hレ
ベル)がワンショット回路943に加わってそのワンショ
ット回路943から所定幅のパルスが発せられそのパルス
(Hレベル)が、第1サイクルの終了と同時にLレベル
にダウンしたフリップフロップ936のQ出力の代わりにO
Rゲート944を介してANDゲート942に加わって、そのパル
ス幅によって定まる時間(有効延長時間)だけ第2の特
別入賞検出器150(SW6)からの検出信号がそのANDゲー
ト942を通過してフリップフロップ941のセット端子Sに
入力し得る状態に維持される。また、そのフリップフロ
ップ936のHレベルに戻された出力がANDゲート945に
印加されることにより、第1サイクルの継続中は閉じら
れていたANDゲート945を開放させることにより、第1サ
イクル目の動作の終了と同時にフリップフロップ941の
Q出力(Hレベル)がそのANDゲート945を通過し得る状
態にされる。
上記のようにして行われる第2の特別遊技態様の第1
サイクル目の継続中又は延長有効時間内に、第2の変動
入賞装置10の入賞口111内の特別入賞流路111a中に打球
が入賞して第2特別入賞検出器150(SW6)に検出される
と、その検出信号が波形成形回路922およびそのとき開
放されているANDゲート942を通ってフリップフロップ94
1のセット端子Sに入力されてフリップフロップ941がセ
ットされ、それによって、フリップフロップ941のQ出
力がHレベルに、出力がLレベルにそれぞれ反転され
る。その反転されてHレベルとなったフリップフロップ
941のQ出力が、第1サイクルの終了によりANDゲート94
5が開かれるのを待って、そのANDゲート945およびORゲ
ート934を通って、トリガ入力としてワンショット回路9
35に入力され、ワンショット回路935からパルスが発せ
られることによりフリップフロップ936が再びセットさ
れて上記第1サイクル目と同様に第2サイクルの遊技制
御が開始される。と同時に、そのワンショット回路935
からのパルスが継続回数カウンタ946に入力されて第2
サイクル目の「2」と計数される。
この第2サイクル目の第2の特別遊技態様時において
も、第1サイクル目と同様に、発振器928からの発振パ
ルスが開閉回数カウンタ938に計数されていてその計数
が「18」に達した時点で開閉回数カウンタ938からリセ
ット用のカウンタ出力が出されてフリップフロップ936
がリセットされて第2サイクル目が終了される。ただ
し、その計数が「18」に達する前であっても、第1サイ
クル目と同様に第2の変動入賞装置10の入賞口111中に
入賞した遊技球が入賞個数カウンタ939に計数されてい
てその計数が「10」となったときには、その時点でその
カウンタ939からリセット用のカウンタ出力が出されて
フリップフロップ936がリセットされることにより、第
2サイクル目が終了される。
この第2サイクル目においても、第1サイクル目と同
様に、その第2サイクル目の継続中又は延長有効時間内
に、第2の変動入賞装置10の入賞口111内の特別入賞流
路111a内に打球が入賞して第2の特別入賞検出器150(S
W6)に検出されると、その第2サイクル目の終了を待っ
てから新たなサイクルに更新される。
このように、各サイクル中又は各サイクルの終了後の
延長有効時間内に、第2の変動入賞装置10の入賞口111
内の特別入賞流路111a内に打球が入賞して第2の特別入
賞検出器150(SW6)に検出されることを条件として最高
第8サイクルまで第2の特別遊技態様のサイクルが継続
される。そして、第8サイクル目に入った時点で継続回
数カウンタ946のカウンタ出力がHレベルとなり、その
出力がインバータ947により反転されてLレベルの入力
としてANDゲート942に入力されることによってANDゲー
ト942が閉じられる。そして、その第8サイクル目の継
続中又は延長時間内に、第2の変動入賞装置10の特別入
賞流路内に打球が入賞して第2の特別入賞検出器150(S
W6)に検出されても、その検出信号がANDゲート942を通
過できないので、第8サイクル目の終了とともに第2の
特別遊技態様が終了される。
上記第2の特別遊技態様の各サイクル中に継続条件が
満たされなかったときにはそのサイクルの終了によっ
て、また、継続条件が満たされて第8サイクル目に至っ
たときにはその第8サイクル目の終了によって、第2の
特別遊技態様が終了されて通常の遊技状態に戻される。
この第1実施例のパチンコ遊技機は、上記のように、
遊技領域2内に始動入賞装置6,6,8と該始動入賞装置6,
6,8への打球の入賞によって内部に打球を受け入れ易い
第1の予備遊技状態に変換しその第1の予備遊技状態へ
の変換時にその内部の第1の特別入賞部中に打球が入賞
することによってその第1の予備遊技状態時よりさらに
その内部に打球を受け入れ易い第1の特別遊技態様に変
換可能な第1の変動入賞装置50と、前記第1の変動入賞
装置50によって第1の特別遊技が行われているときに前
記始動入賞口6,6に打球が入賞することにより、内部に
打球を受け入れ易い第2の予備遊技状態に変換しその予
備遊技状態時にその内部の第2の特別入賞部中に打球が
入賞することによってその第2の予備遊技状態時よりさ
らにその内部に打球を受け入れ易い第2の特別遊技状態
に変換可能な第2の変動入賞装置10とが設置されている
ので、第1の変動入賞装置50による第1の特別遊技が行
われているときに、さらに第2の変動入賞装置10による
第2の特別遊技発生の可能性が生ずることとなって、従
来のように単一の変動入賞装置によって単一の特別遊技
しか発生できなかったパチンコ遊技機に比べて、遊技に
対する興趣が一段と増すものとなる。
なお、この実施例における上記説明では、第1の変動
入賞装置50によって第1の特別遊技態様が行われている
ときに打球が入賞することによって第2の変動入賞装置
10を第2の予備遊技状態に変換させる入賞口の例とし
て、1回開き用始動入賞装置6を挙げて説明したが、そ
の1回開き用始動入賞装置6に限定することなく、第2
の変動入賞装置10の入賞口111を除き他のいずれの入賞
口に入賞したときに第2の変動入賞装置10が第2の予備
遊技状態に変換するようにしてもよい。要は、第1の変
動入賞装置50によって第1の特別遊技状態が行われてい
るときにいずれかの特定の入賞口に打球が入賞すること
によって第2の変動入賞装置10に第2の特別遊技発生の
可能性が与えられるようになればよい。
また、第1の変動入賞装置50や第2の変動入賞装置10
の遊技内容や形式は上記のものに限定せず、特定の入賞
口への入賞によって先ず内部に打球を受け入れ易い予備
遊技状態に変換し、その予備遊技状態時にその内部の特
別入賞部に打球が入賞することによってその予備遊技状
態時よりさらに内部に打球を受け入れ易い状態に変換し
得る入賞装置であればどのような遊技内容や形式のもの
であってもよい。また、第1の変動入賞装置50と第2の
変動入賞装置10の形式や遊技内容を同じにしてもよい
が、上記実施例で説明したように形式や遊技内容を相互
に異なるものにしたほうが遊技態様が変化に富んでそれ
だけパチンコ遊技機に対する興趣が増す。また、この実
施例のように、第1の変動入賞装置50により第1の特別
遊技が行われているときにさらに第2の変動入賞装置に
よる第2の特別遊技が発生され得るようになったことに
より、遊技者に著しく有利となって遊技者とパチンコ店
とに利益のバランスが図れなくなることを考慮して第2
の特別遊技の発生条件をやや困難にしておくことが望ま
しい。
また、上記説明では第1の変動入賞装置50と第2の変
動入賞装置10を別体型のものとしたが一体型のものにし
てもよい。
[第2実施例] 上記第1の実施例では第1の変動入賞装置50によって
第1の特別遊技が発生しているときにかぎり、特定の入
賞口に打球が入賞した場合に、第2の変動入賞装置10が
第2の予備遊技状態に変換して第2の特別遊技態様が発
生し得る構成としたが、この実施例では打球の入賞によ
って第1の変動入賞装置50を第1の予備遊技状態に変換
させ得る始動入賞装置と第2の変動入賞装置10を第2の
予備遊技状態に変換させ得る始動入賞装置をそれぞれ別
個に設け、それらのうち、いずれの始動入賞装置に入賞
したかによって、第1の変動入賞装置が第1の予備遊技
状態に変換するか、或いは第2の変動入賞装置を第2の
予備遊技状態に変換するかが決定されるようにした。
以下、その詳細を説明するが、この実施例におけるパ
チンコ遊技機は第1実施例のパチンコ遊技機と構成は略
同じで打球の入賞によって第1の変動入賞装置を第1の
予備遊技状態に変換させる始動入賞装置と第2の変動入
賞装置を第2の予備遊技状態に変換させる始動入賞装置
をそれぞれ別個に設け、それらのうち、いずれの始動入
賞装置に入賞したかによって、第1の変動入賞装置が第
1の予備遊技状態に変換するか、或いは第2の変動入賞
装置が第2の予備遊技状態に変換するかが決定されるよ
うにした構成部分のみ相違するだけなので、できるだけ
重複説明は避け、図面や符号も第1実施例で用いた図面
や符号を併用して異なる構成部分について説明する。
この実施例のパチンコ遊技機の特徴を第21図に基づい
て説明すると、遊技領域2下部の左右の1回開き用始動
入賞装置6,6が第1の変動入賞装置50に第1の予備遊技
状態を発生させる入賞口となり、下部中央の2回開き用
始動入賞装置8が第2の変動入賞装置10に第2の予備遊
技状態を発生させる入賞口となっている。
つまり、遊技中に、左右の始動入賞装置6,(6)に入
賞すると、それらの中の流路に設置された特定入賞検出
器61(SW1),(64(SW2))に検出され、その検出信号
に基づいて第1の変動入賞装置50の左右の可動部材53,5
3が1回回動され、それに伴ってその入賞空間51中に打
球が流入し得る第1の予備遊技状態に変換する。この第
1の予備遊技状態に変換したときに特別入賞口56に入賞
すると、第1の特別遊技態様が発生する。その第1の特
別遊技の内容は第1実施例におけると同様である。
一方、中央の始動入賞装置8に入賞すると、その中の
流路に設置された特定入賞検出器81(SW3)に検出さ
れ、その検出信号に基づいて第2の変動入賞装置10の開
閉扉113と左右に案内部材114,114が同期して2回開閉さ
れ、それに伴ってその入賞口111中に打球が流入し得る
第2の予備遊技状態に変換する。この第2の予備遊技状
態に変換したときにその入賞口111中の特別入賞流路に
入賞すると、第2の特別遊技態様が発生する。その第2
の特別遊技態様の内容は第1実施例におけると同様であ
る。
この実施例では第1の変動入賞装置50に第1の予備遊
技状態を発生させる始動入賞装置6,6と第2の変動入賞
装置10に第2の予備遊技状態を発生させる始動入賞装置
8を別個独立としているので、どちらか一方の変動入賞
装置に特別遊技態様が発生しているときには、他方の変
動入賞装置に予備遊技を行わせる始動入賞装置を狙って
打球を発射させるなど、遊技者の技術介入の余地が生ず
るなど第1実施例に比べて、より変化に富んだパチンコ
遊技機となる。
上記したこの実施例のパチンコ遊技機においては、第
1の変動入賞装置50による第1の特別遊技態様の発生の
有無に関係なく、第2の変動入賞装置10による第2の特
別遊技態様が発生し得ることとなるが、第1の変動入賞
装置50による第1の特別遊技態様が発生しているときに
のみ中央の始動入賞装置8が有効に機能するように関連
付けて、第1の変動入賞装置50による第1の特別遊技が
発生しているときにのみ第2の変動入賞装置10による第
2の特別遊技が発生するようにしてもよい。また、上記
説明とは逆に、中央の始動入賞装置8への入賞によって
第2の変動入賞装置10を第2の予備遊技態様に変換させ
るようにし、左右の始動入賞装置6,6への入賞によって
第1の変動入賞装置50を第1の予備遊技態様に変換させ
るようにしてもよい。また、第1の変動入賞装置50と第
2の変動入賞装置10の形式や遊技内容はどのように変え
てもよい。また、第1の変動入賞装置50と第2の変動入
賞装置10を別体型にしないで一体型のものにしてもよ
い。
[第3実施例] 上記第1および第2の実施例では、始動入賞装置への
入賞によって、いずれか1つの変動入賞装置が予備遊技
状態に変換するようにしたが、この実施例では始動入賞
装置への入賞によって1つのゲームを行わせ、そのゲー
ム結果に基づいていずれか一方の変動入賞装置のみ予備
遊技状態に変換させるか、両方の変動入賞装置を共に予
備遊技状態に変換させるかを決定するようにした。
以下、その詳細を説明するが、この実施例におけるパ
チンコ遊技機は第1実施例のパチンコ遊技機と構成は略
同じで、始動入賞装置への入賞によって1つのゲームを
行わせ、そのゲーム結果に基づいて一方の変動入賞装置
のみ予備遊技状態に変換させるか、両方の変動入賞装置
を共に予備遊技状態に変換させるかを決定するようにし
た構成部分のみ相違するだけなので、できるだけ重複説
明は避け、図面や符号も第1実施例で用いた図面や符号
を併用して異なる構成部分について説明する。
この実施例のパチンコ遊技機の特徴を第22図に基づい
て説明すると、遊技領域2の下部の各始動入賞装置6,6,
8の前面に、それら始動入賞装置6,6,8への入賞によって
可変表示ゲームを行うゲーム装置としての可変表示器
(可変表示装置)62,62,82が設置されていて、それら可
変表示器62,62,82は常時それらの数字表示が変化してい
る状態にある。
そして、遊技中に始動入賞装置6,6,8のうちのいずれ
かに入賞すると、それらに設置された可変表示器62,62,
82のうちのいずれか対応するものの数字表示が一時的に
停止するゲームが行われ、そのゲーム結果として停止し
た数字表示が特定の数字表示(例えば「7」)となった
ときには第1の変動入賞装置50の可動部材53,53が1回
(始動入賞装置6に入賞したとき)又は2回(始動入賞
装置8に入賞したとき)開閉する第1の予備遊技状態に
変換すると同時に、第2の変動入賞装置10の開閉扉113
と左右の案内部材114,114が1回(始動入賞装置6に入
賞したとき)又は2回(始動入賞装置8に入賞したと
き)開閉する第2の予備遊技状態に変換する。そのゲー
ム結果として停止した数字表示が特定の数字表示(例え
ば、「7」)以外となったときには第1の変動入賞装置
50のみその第1の予備遊技状態に変換する。
そして、それら第1の変動入賞装置50や第2の変動入
賞装置10が第1の予備遊技状態や第2の予備遊技状態に
変換したときに、それらの特別入賞口56や特別入賞流路
111a中に打球が入賞すると、第1の変動入賞装置50や第
2の変動入賞装置10が第1の特別遊技状態や第2の特別
遊技状態に変換する。
従って、この実施例の場合、始動入賞装置6,6,8への
入賞によって行われるゲームの結果如何によって同時に
両方の変動入賞装置50,10に特別遊技が発生する可能性
が生ずる。
この実施例において行われる第1の変動入賞装置50に
よる第1の特別遊技態様や第2の変動入賞装置10による
第2の特別遊技態様の内容は第1実施例のときと同様で
ある。
この実施例のパチンコ遊技機によれば、始動入賞装置
6,6,8への入賞によってゲーム装置としての可変表示器6
2,62,82,に1つのゲームを行わせ、そのゲーム結果に基
づいて一方の変動入賞装置のみ予備遊技状態に変換させ
るか、両方の変動入賞装置を共に予備遊技状態に変換さ
せるかを決定するようにしたので、始動入賞装置6,6,8
に入賞するごとに行われる可変表示器62,62,82のゲーム
に対する関心が生まれるとともに、2つの変動入賞装置
50,10に同時に特別遊技が発生する可能性が生じて遊技
に対する興趣が一段と増す。
なお、ゲーム装置としての可変表示器は始動入賞装置
6,6,8への設置に限定せず、遊技者に見得る位置であれ
ばどこに設けてもよいし、その数も複数とせずに1つに
して共用させるようにしてもよい。また、全ての始動入
賞装置への入賞に対してゲームを行わせるようにしない
で、1つのみ又は2つの始動入賞装置への入賞に対して
ゲームを行わせるようにしてもよい。可変表示器による
表示の変化は数字表示の変化だけに限定せず、記号や色
彩の表示の変化など、どのような表示の変化にしてもよ
い。ゲーム装置は可変表示器だけに限定しないで、何か
が動いたり回転したりするようなゲーム装置を用いても
よい。また、上記説明では、始動入賞装置に入賞するご
とにゲームを行わせるようにしたが、第1の特別遊技が
発生しているときに始動入賞装置に打球が入賞した場合
に限ってゲーム装置によるゲームを行わせるようにし、
そのゲーム結果如何によって第2の変動入賞装置を第2
の予備遊技状態に変換させるようにしてもよい。また、
第1の変動入賞装置と第2の変動入賞装置の形式や遊技
内容はどのように変えてもよい。また、第1の変動入賞
装置と第2の変動入賞装置は別体型にしないで一体型の
ものにしてもよい。また、第1の変動入賞装置が予備遊
技状態や特別遊技状態に変換したときにその入賞空間中
の特別入賞口中に打球が入賞したときにのみゲーム装置
によるゲームを行わせるようにしてもよい。
[第4実施例] この実施例では第1の変動入賞装置と第2の変動入賞
装置とを一体的に構成し、第1の変動入賞装置による第
1の特別遊技の発生を難しくする一方で、第2の変動入
賞装置による第2の特別遊技の発生をし易くする。そし
て、始動入賞口に打球が入賞したときに1つのゲームを
行わせ、そのゲームの結果如何によって、特別遊技を発
生しにくい方の第1の変動入賞装置を第1の予備遊技状
態に変換させるか、或いは特別遊技を発生し易い方の第
2の変動入賞装置を第2の予備遊技状態に変換させるか
を決定するようにした。
以下、その詳細を説明するが、この実施例におけるパ
チンコ遊技機は第1実施例におけるパチンコ遊技機と構
成を同じくする部分があるので、その同じくする部分の
重複説明は避け、図面や符号も第1実施例で用いた図面
や符号で併用できるものは併用して異なる部分について
説明する。
第23図〜第28図に、この発明の第4実施例に係るパチ
ンコ遊技機の構成例を示す。
これらのうち、第23図は、この発明が適用されたパチ
ンコ遊技機の遊技盤400の構成例を示すもので、上記第
1実施例と同様、その前面に設置されたガイドレール3
と遊技盤400前面のガラス板とによつて囲まれた空間に
は遊技領域2が形成されている。
この遊技領域2の中央に上記第1実施例の場合と異な
る第1の変動入賞装置を構成する第1の変動入賞部300
と第2の変動入賞装置を構成する第2の変動入賞部200
とが一体に設けられた変動入賞ユニット700が設置され
ている他、その周囲に第1実施例の場合と同様に2回開
き用始動入賞装置8、1回開き用始動入賞装置6,6、打
球方向変換部材91、一般入賞口92、チューリップ式の一
般入賞装置94がそれぞれ設置され、遊技領域2の適宜位
置にそれぞれ障害釘9が植設されている。また、遊技領
域2内の左右両端にはサイドランプ93,93が設置され、
遊技盤400の遊技者に視認し得る位置(例えば、左上端
部)には始動入賞装置6,6,8に入賞するごとに可変表示
が一時的に停止するゲームを行う可変表示ゲーム装置と
しての可変表示器(可変表示装置)410が設置されてい
る。
そして、前記変動入賞ユニット700の第1の変動入賞
部300には、その前面側開口部を透明板301によって覆わ
れた入賞空間321が設けられ、その上部中央には入賞空
間321中への打球流入用開口部322が設けられている。こ
の打球流入用開口部322の下部には奥側が低くなるよう
に緩傾斜した打球流下案内棚325が設置されている。こ
の案内棚325の手前側端は前記入賞空間321の前面側開口
部を覆う透明板301より手前側に突出している。この突
出部分の左右両側でかつ打球流入用開口部322の左右両
側位置には、入賞空間321中への打球の流入を制御する
可動部材323,323が回動自在に取付けられている。これ
ら可動部材323,323上には、可動部材323,323の閉塞時に
遊技領域2中からの打球が入賞空間321中に流入するの
を阻止する鎧部310が可動部材323,323の幅と同じ位手前
側に突出した状態に設けられている。この鎧部310の上
側に天入賞口311が設けられている。
また、前記入賞空間321中の前記打球流入用案内棚325
より奥部には、ロボットの如き外観をし顎と足の部分が
動く変動部材330が設置されている。
入賞空間321中の底部には手前側が低くなるように緩
傾斜した流下案内傾斜部320aが設けられている。また、
入賞空間321中の手前側下部中央には特別入賞口326が設
けられ、その左右両側には一般入賞口327,327が設けら
れている。
一方、第2の変動入賞部200には、その前面側に設け
られた入賞口211に透明な開閉扉213が開閉可能に取り付
けられることにより構成されたいわゆるアタッカー形式
の入賞装置210が設けられている。この入賞装置210の入
賞口211中の中央には特別入賞流路(後述)が設けら
れ、その左右には一般入賞流路(後述)が設けられてい
る。また、この入賞装置210の左右上方に位置する変動
入賞ユニット700の前面側左右位置には打球案内部材36
1,361が突設されている。これら打球案内部材361,361の
上端部は相互に対向する側が低くなるように緩傾斜した
打球流下用案内面362,362となり、これら案内面362,362
上に流下した打球が第2の変動入賞部200の入賞口211方
向に案内されるようになっている。
そして、前記2回開き用始動入賞装置8および1回開
き用始動入賞装置6,6の各流路にはその中に流入した打
球を検出する始動入賞検出器81および61,61としての検
出スイッチSW3およびSW1,SW2がそれぞれ設置されてい
る。また、第1の変動入賞部300の特別入賞口326の流路
にはその中に流入した打球を検出する第1の特別検出器
56aとしての検出スイッチSW4が、第2の変動入賞部200
の入賞用開口部211中の中央の特別入賞流路にはその中
に流入した打球を検出する第2の特別入賞検出器150と
しての検出スイッチSW6がそれぞれ設置されている。さ
らに、第1の変動入賞部300の特別入賞口326と一般入賞
口327,327との集合流路には第1の入賞個数検出器96と
しての検出スイッチSW5が、第2の変動入賞部200の入賞
口211中の中央の特別入賞流路と左右の一般入賞流路と
の集合流路には第2の入賞個数検出器162としての検出
スイッチSW7がそれぞれ設置されている。
上記のように概略構成されたこの実施例に係るパチン
コ遊技機はそれに設置されたコンピュータシステム等の
制御手段(図示省略)によって概ね次のように制御され
る。
図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊技機に電気
が供給されると、遊技盤400の左上端部に設置されたゲ
ーム装置としての可変表示器410の表示の変化が開始さ
れる。第1の変動入賞部300の左右の可動部材323,323は
垂直上向き状態にあって、第1の変動入賞部300の入賞
空間321中に打球を受け入れない状態を維持している。
また、第2の変動入賞部200の開閉扉213は閉じた状態に
あって、第2の変動入賞部200の入賞口211中に打球を受
け入れない状態を維持している。
そして、図示省略の打球発射装置によって、遊技領域
2内に打球が発射され、その打球が始動入賞口6,6,8中
に入賞すると、それが始動入賞口6,6,8中に設置された
始動入賞検出器61(SW1),61(SW2),81(SW3)に検出
される。その検出信号に基づいて、可変表示器410の表
示の変化が一時的に停止されるゲームが行われる。
そのゲーム結果として、可変表示器410の数字表示が
ぞろ目以外の数字表示(例えば、「7,1,」、「2,6」な
ど)であるときには、特別遊技の発生しにくい方の第1
の変動入賞部300の可動部材323,323が1回(1回開き用
始動入賞装置6,6への入賞であった場合)又は2回(2
回開き用始動入賞装置8への入賞であった場合)開閉さ
れ、第1の変動入賞部300がその入賞空間321中に打球を
受け入れ易い第1の予備遊技状態に変換する。
その可変表示器410の数字表示が特定数字のぞろ目
(例えば、「7,7」のぞろ目)以外のぞろ目であるとき
には、特別遊技の発生し易い方の第2の変動入賞部200
の開閉扉213が1回(1回開き用始動入賞装置6,6への入
賞であった場合)又は2回(2回開き用始動入賞装置8
への入賞であった場合)開閉され、第2の変動入賞部20
0がその入賞口211中に打球を受け入れ易い第2の予備遊
技状態に変換される。
その可変表示器410の数字表示が特定数字のぞろ目
(例えば、「7,7」のぞろ目)であるときには、第1の
変動入賞部300の可動部材323,323,が前述の如く1回又
は2回開閉されて第1の変動入賞部300がその入賞空間3
21中に打球を受け入れ易い第1の予備遊技状態に変換さ
れると同時に、第2の変動入賞部200の開閉扉213が前述
の如く1回又は2回開閉されて第2の変動入賞部200が
その入賞口211中にり打球を受け入れ易い第2の予備遊
技状態に変換される。
上記の如く、第1の変動入賞部300が第1の予備遊技
状態に変換したときに、打球がその入賞空間321中に流
入してくると、その打球は可動部材323,323に誘導され
て案内棚325上に至った後、該案内棚325上を奥方向へ流
下して流下案内傾斜部320a上に落下する。そして、さら
にこの流下案内傾斜部320a上を手前方向に流下して一般
入賞口327又は特別入賞口326中に入賞する。
その結果、特別入賞口326中に入賞できずにその左右
のいずれかの一般入賞口327中に入賞した場合には、可
動部材323,323が再び垂直状態に戻って、入賞空間321中
に打球を受け入れない状態を維持する。
一方、その結果として偶発的に特別入賞口326中に入
賞すると、それが特別入賞口326中に設置された特別入
賞検出器56a(SW4)に検出され、その検出に基づいて大
当りと呼ばれる第1の特別遊技態様が発生する。
ここに、第1の特別遊技態様とは、第1の変動入賞部
300によって遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与え
る遊技態様で、例えば、可動部材323,323の18回の開閉
動作を1サイクル(ただし、18回の開閉動作の終了前に
入賞口326中に所定数(例えば、10個)の打球が入賞す
るか又は特別入賞口326中に打球が入賞したときにはそ
の時点までを1サイクル)とし、各サイクル中に打球が
入賞することを継続条件として、例えば、8サイクルま
でその動作が行われるものとされ、各サイクル中に打球
の特別入賞口326への入賞が行われると、たとえサイク
ルの途中であっても直ちにその時点で、そのサイクルを
終了させるとするものである。
この第1の特別遊技の各サイクルの前半においては打
球誘導部材としての変動部材330の足部333,333が開いた
状態に停止していて、特別入賞口326中への打球の入賞
のチャンスが少なくなっているが、後半(例えば、可動
部材323,323が1回開閉されるか、或いは入賞空間322中
に打球が5個入賞した後)は、打球誘導部材としての変
動部材330の足部333,333が開閉してその間に打球を特別
入賞口326方向へ導くことにより、特別入賞口326中への
打球の入賞のチャンスが増えるようになっている。そう
することにより、各サイクルの継続時間を長引かせるよ
うにしている。
他方、上記の如く第2の変動入賞部200が第2の予備
遊技状態に変換したときには、その入賞開口部211中の
左右の一般入賞流路211b又は中央の特別入賞流路211a中
に入賞する。
その結果、その入賞開口部211中に入賞しないか、又
はその中の左右の一般入賞流路211bに入賞したときに
は、開閉扉213が再び閉じた状態に戻って、入賞開口部2
11中に打球を受け入れない状態を維持する。
一方、その結果として偶発的に入賞口211中の中央の
特別入賞流路211aに入賞すると、それがその特別入賞流
路211aに設置された特別入賞検出器150(SW6)に検出さ
れ、その検出に基づいて大当りと呼ばれる第2の特別遊
技態様が発生する。
ここに、第2の特別遊技態様とは、第2の変動入賞部
200によって遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与え
る遊技態様で、この実施例では、例えば、開閉扉213の1
8回の開閉動作を1サイクル(ただし、18回の開閉動作
の終了前に第1の変動入賞部300の入賞口211中に所定数
(例えば、10個)の打球が入賞したときにはその時点ま
でを1サイクル)とし、各サイクル中に入賞口211中央
の特別入賞流路に打球が入賞することを継続条件とし
て、例えば、8サイクルまでその動作が行われるものと
され、各サイクル中に打球の特定入賞流路への入賞が行
われると、そのサイクルが完了するまで待ってから新た
なサイクルを開始させるとするものである。
上記第2の予備遊技状態が発生したときにおける第2
の特別遊技態様の発生と継続の可能性は上記第1の予備
遊技状態が発生したときにおける第1の特別遊技態様の
発生と継続の可能性に比べてより大きくなっているが、
可変表示器410によるゲームの結果として第2の予備遊
技状態の発生の確率を第1の予備遊技状態の発生の確率
に比べて低く抑えてあるので、遊技者側とパチンコ店側
との利益のバランスは崩れないようになっている。
第1の予備遊技態様と第2の予備遊技態様とが同時に
発生しているときに、特別入賞口56と特別入賞流路211a
に打球が入賞すると、第1の特別遊技態様と第2の特別
遊技態様とが同時に発生される。
次に、第24図〜第26図に基づいて、上記変動入賞ユニ
ット700についてさらに詳しく説明する。
この変動入賞ユニット700の上部側には第1の変動入
賞部300が設けられ、下部側には第2の変動入賞部200が
設けられている。そして、変動入賞ユニット700の外殻
を構成する基枠320の手前側寄りの周囲には取付板部320
bがフランジ状に形成されている。この取付板部320bが
遊技盤400の遊技領域2内の盤面に設けられた取付開口
部の前面側に密着状態に取り付けられている。このよう
に取付けられた状態で、変動入賞ユニット700はその前
側部分が遊技領域2内に突出し後側部分が遊技盤400の
盤面の裏側に突出した状態になっている。
前記基枠320の上端中央には前記鎧部310が取付板部32
0bより手前側へ突出させて設けられており、該鎧部310
の上側に形成された凹部310a内には天入賞口311が設け
られている。この天入賞口311中に流入した打球は取付
板面320bの裏側に設けられた流出樋311aを介して遊技盤
1の裏側へ導かれるようになっている。
また、基枠320の上部には、第24図に示すように、第
1の変動入賞部300の入賞空間321が設けられ、該入賞空
間321の左右両側部には、入賞空間321と連通する副入賞
空間321a,321aが左右に膨出した状態で設けられてい
る。これら副入賞空間321a,321a中の底部には、入賞空
間321中の底部に設けられた前記流下案内傾斜部320a側
が低くなるように緩傾斜した副流下案内傾斜部320c,320
cが設けられている。
また、前面開口部を透明板301によって覆われた入賞
空間321中の手前側下部中央には特別入賞口326が設けら
れ、その両側には一般入賞口327,327が設けられてい
る。
また、第1の変動入賞部300内の入賞空間321の前面開
口部を覆う前記透明板301の中央上部には入賞空間321中
への打球流入用開口部322が設けられている。この打球
流入用開口部322の下部には奥側が低くなるように緩傾
斜した打球流下用案内棚325が設置されている。この案
内棚325の手前側端は前記入賞空間321の前面側開口部を
覆う透明板301より手前側に突出している。この突出部
分の左右両側位置でかつ打球流入用開口部322の左右両
側位置には、入賞空間321中への打球の流入を制御する
第1の変動入賞部300可動部材323,323が回動自在に取付
けられている。
これら可動部材323,323を回動自在に支持する回動軸3
24,324は第1の変動入賞部300内の両側に設けられた軸
受328,328中を介して後方側へ至り、それら後部突出端
にそれぞれクランク部材329,329が取付けられている。
一方、変動入賞ユニット700の背面側には、左右一対
のソレノイド71,71が設置されている。これらソレノイ
ド71,71の各作動ロッド72,72にそれぞれ圧縮スプリング
74とテンションスプリング75が取り付けられるとともに
作動板73が取り付けられている。これら作動板73に水平
に設けられた長孔(図示省略)中に前記クランク部材32
9,329のクランクピン329a,329aが挿通されている。
そして、前記ソレノイド71,71が消磁状態にあるとき
には、圧縮スプリング74とテンションスプリング75の力
により作動ロッド72が延びる方向に上昇していて可動部
材323,323が垂直上向きになって閉じている。が、ソレ
ノイド71,71が励磁されると、スプリング74,75の力に抗
して作動ロッド72が下降する方向に縮んで可動部材323,
323が略水平な逆「ハ」の字状に開いた状態となる。
また、入賞空間321中の奥部には、ロボットの外観を
した変動部材330が設置されている。この変動部材330の
顎部は、変動部材330の頭部330aの後側にピン332を介し
て回動自在に取り付けられた回動部材331によって構成
されることにより、開閉自在に設けられている。一方、
打球誘導部材としての両足部333,333は、変動部材330の
胴体部330bの下部に回動自在に取り付けられた左右一対
の回動軸334(第25図)に固定されることにより、それ
らの足先側が相互に開閉自在となっている。
この変動部材330が設置された入賞空間部321の裏側に
は、この変動部材330の顎部材としての前記回動部材331
および打球誘導部材としての両足部333,333を開閉動作
させる動力を付与するソレノイド340が設置されてい
る。このソレノイド340の作動ロッド341には、該作動ロ
ッド341に伸長復帰力を付与する圧縮コイルスプリング3
42が装着されている。
また、前記作動ロッド341の先端に固定された駆動部
材343の上端部には上向きの係合片344が、また前端部に
前向きの両歯ラック345がそれぞれ取り付けられてい
る。
また、入賞空間部321の背面側で、前記顎部材として
の回動部材331と作動ロッド341先端の係合片344との間
には、中間部をピン346によって回動自在に軸支された
作動片347が設置されている。一方、変動部材330の両足
部333,333をそれぞれ支持する前記各回転軸334,334の下
端にはそれぞれ歯車335,335が固定されていて、これら
歯車335は前記ラック345と噛合している。
そして、第1の変動入賞部300の第1の特別遊技態様
の各サイクルの後半(例えば、可動部材323,323が10回
開閉されるか、或いは入賞空間321中に打球が5個入賞
した後)に、ソレノイド340が周期的に励磁されること
により作動ロッド341が伸縮する。その伸縮に伴って回
動部材347が適宜回動され、その回動に伴って回動部材3
47の上端接触部347aが適宜回動部材331の後端屈曲部に
当たって顎部としての回動部材331を回動させて顎部を
開閉させる。一方、作動ロッド341の伸縮に伴うラック3
45の前後動により、それと噛合する歯車335,335が回動
され、それに伴って足部333,333相互が開閉運動を行な
う。この開閉運動に伴い、流下案内傾斜部320a上の両足
部333,333間に至った打球が流下案内傾斜部320a上の中
央に集められ、その結果特別入賞口326中に入賞し易く
なる。
このようにして、第1の特別遊技態様の各サイクルの
前半は比較的特別入賞口326中に入賞しにくく後半は入
賞し易くなる。その結果、第1の特別遊技態様の各サイ
クルの継続時間が長くしかも第1の特別遊技態様の継続
可能性が高くなり、遊技者にとって第1の特別遊技態様
時における賞球獲得のチャンスが増える。
また、変動入賞ユニット700の下部側には第2の変動
入賞部200を構成するアタッカー形式の入賞装置250が一
体に設けられている。
この入賞装置250は、変動入賞ユニット200の前面側下
部中央に設けられた入賞口211と、この入賞口211に開閉
可能に取り付けられた開閉扉213とから構成されてい
る。
この変動入賞ユニット700の各構成部分についてさら
に詳しく説明すると、前記入賞口211は変動入賞ユニッ
ト700の前面側下部に凹室状に受けられ、その内部中央
には第2の特別入賞検出器150(SW7)を備えた特別入賞
流路211aが設けられ、その左右両側には一般入賞流路21
1b,211bが設けられている。またその下部に前記第2の
入賞個数検出器162方向への集合流路(図示省略)がそ
れぞれ設けられている。
また、前記開閉扉213は、その下端部両側を前記入賞
口211の下部両側に回動自在に軸支されることにより、
入賞口211を開閉可能に設けられている。この開閉扉213
の前面側左右両側には、扇形のストッパ片212a,212aが
突設されるとともに各ストッパ片212a,212aの突出端に
は開閉扉213に開く方向への回動力を付与するウェイト2
12b,212bが埋設されている。これらウェイト212b,212b
の埋設されたストッパ片212a,212aの重みによって上端
側が手前側方向へ倒れる方向に回動して開閉扉213が開
き、その上端側がやや斜め上方を向いた状態でストッパ
片212a,212aの端面が変動入賞ユニット700の取付板部32
0bの下部前面側に接触して止まるようになっている。
この開閉扉213を閉じさせる機構として、開閉扉213の
裏側下部には係合片212cが突設されている。一方、入賞
口211の裏側には、先端部が前記係合片212cと接触する
係止レバー273がピン272を軸心として回動自在に設置さ
れるとともに、この係止レバー273を回動させるソレノ
イド270が設置されている。そして、ソレノイド270は、
常時においては、消磁状態にあって、作動ロッド274が
縮んだ状態にある。このときには、作動ロッド274によ
って係止レバー273はその自由端が下がる方向へ回動さ
れ、それに伴いそれと接触する係合片212cが下がる方向
へ回動され、もって、開閉扉213はその自由端側が上が
る方向に回動されて入賞口211を閉じた状態に復帰して
いる。
また、遊技盤1の左側上端部に設置された前記可変表
示器410はその前面側に2個の7セグメント型可変表示
部411,411を備えている。
次に、第27図に示すブロック図に基づいて上記のよう
に構成されたこの実施例のパチンコ遊技機の制御を行う
役物制御手段の一実施例について説明する。
この実施例では、可変表示器410および変動入賞ユニ
ット700の第1の変動入賞部300や第2の変動入賞部200
等の制御チップマイクロコンピュータ(CPU)950を用い
て行うようになっている。
制御チップマイクロコンピュータ(CPU)610は、読出
し専用メモリたるROM653、随時読出しと書込みが可能な
メモリたるRAM654等を有している。
これらのうち、ROM653には可変表示器410の表示の変
化パターン、第1の変動入賞部300の可動部材開閉用ソ
レノイド552,552の作動パターン、変動部材330の口や顎
を動かすソレノイド340の作動パターン、および第2の
変動入賞部200の開閉扉213を開閉させるソレノイド340
の作動パターン等の固定データが記憶されている。
一方、RAM614には始動入賞口6,6,8への入賞に基づく
始動入賞検出器61(SW1),61(SW2),81(SW3)からの
検出信号があったことや第1の変動入賞部300の特別入
賞口56および第2の変動入賞部200の特別入賞流路211a
への入賞に基づく第1および第2の特別入賞検出器56a
(SW4)からの検出信号があったこと、第1の変動入賞
部300の一般入賞口327,327への入賞に基づく第1の入賞
個数検出器96(SW5)からの検出信号の回数や第2の変
動入賞部200の特別入賞流路211aおよび一般入賞流路211
b,211bへの入賞に基づく第2の入賞個数検出器162(S
W7)からの検出信号の回数等を一時的に記憶したりする
領域およびソフトタイマを構成するレジスタ領域および
制御チップマイクロコンピュータ610の作業領域(ワー
クエリア)などが設けられている。
制御チップマイクロコンピュータ650の入力側には、
1回開き用始動入賞装置6,6の始動入賞検出器61,61とし
ての検出スイッチSW1,SW2、2回開き用始動入賞装置8
の始動入賞検出器8aとしての検出スイッチSW3、第1の
変動入賞部300の特別入賞口56の第1の特別入賞検出器9
6としての検出スイッチSW5、第2の変動入賞部200の第
2の特別入賞検出器162としての検出スイッチSW6および
第2の入賞個数検出器162としての検出スイッチSW7がそ
れぞれスイッチ入力処理部659および入出力ポート657を
介して接続される。
一方、この制御チップマイクロコンピュータ650の出
力側にはそれぞれ入出力ポート656および駆動回路658を
介して、ゲーム装置としての可変表示器410、第1の変
動入賞部300の可動部材323,323を開閉させるソレノイド
71,71、第1の変動入賞部300の変動部材330の口や顎を
動作させるソレノイド340、第1の変動入賞部300の有効
時間表示ランプ(図示省略)、第1の特別遊技態様発生
表示ランプ671,671,‥‥、第1の変動入賞部300の継続
条件成立表示ランプ(図示省略)、第1の変動入賞部の
入賞個数表示器(図示省略)、第1の変動入賞部の継続
回数表示器(図示省略)、サイドランプ93、スピーカ
(図示省略)、第2の変動入賞部200の開閉扉を開閉さ
せるソレノイド270、第2の特別遊技態様発生表示ラン
プ(図示省略)、第2の変動入賞部200の継続条件成立
表示ランプ(図示省略)、第2の変動入賞部200の入賞
個数表示器(図示省略)、第2の変動入賞部200の継続
回数表示器(図示省略)等が接続されている。
そして、先ず、電源スイッチ(図示省略)が投入され
てパチンコ遊技機に電気が供給された時点では通常の遊
技状態にあって、可変表示器410の可変表示部411,411の
可変表示が相互に独立して変化している状態にある。ま
た、第1の変動入賞部300の可動部材開閉用ソレノイド7
1,71がオフされていることにより可動部材323,323は第
1の変動入賞部300の入賞空間321への入口を閉じた状態
にある。また、第1の変動入賞部300のソレノイド340が
消磁されていることにより変動部材330の口と足が開い
た状態にある。また、第2の変動入賞部200のソレノイ
ド270が消磁されていることにより開閉扉213が閉じた状
態にある。その他、第1の変動入賞部300の継続回数表
示器および入賞個数表示器、第2の変動入賞部200の継
続回数表示器および入賞個数表示器がそれぞれ「0」表
示され、他のランプが消灯されるなど、通常遊技状態を
表わす表示になっている。
この通常遊技時に、入賞口311,92,94や始動入賞装置
6,6,8中に打球が入賞したときには、その入賞に対し賞
球排出が行われる。
特別遊技態様時に、始動入賞装置6,6,8のいずれかに
打球が入賞した場合には、始動入賞検出器61,61,81とし
ての検出スイッチSW1,SW2,SW3のうち対応するものがオ
ンされその検出信号がスイッチ入力処理部659により処
理された後、制御チップマイクロコンピュータ650に入
力される。その入力信号に基づき、制御チップマイクロ
コンピュータ650から停止指令信号が入出力ポート656を
介して駆動回路658に送られて可変表示器410の変化が一
時的に停止される。
その停止結果としての可変表示器410の数字表示がぞ
ろ目以外の数字表示(例えば、「7,1」、「2,6」など)
であるときには、制御チップマイクロコンピュータ650
による判定に基づいて、第1の変動入賞部300のソレノ
イド71,71が作動されることにより、可動部材323,323が
1回(始動入賞装置6,6への入賞であった場合)又は2
回(始動入賞装置8への入賞であった場合)開閉され
て、第1の変動入賞部300がその入賞空間321中に打球を
受け入れ易い第1の予備遊技状態に変換する。
その可変表示器410の数字表示が特定数字のぞろ目
(例えば、「7,7」のぞろ目)以外のぞろ目であるとき
には、制御チップマイクロコンピュータ650による判定
に基づいて、第2の変動入賞部200のソレノイド270が作
動されることにより、開閉扉213が1回(始動入賞装置
6,6への入賞であった場合)又は2回(始動入賞装置8
への入賞であった場合)開閉されて、第2の変動入賞部
200がその入賞口211中に打球を受け入れ易い第2の予備
遊技状態に変換する。
その可変表示器410の数字表示が特定数字のぞろ目
(例えば、「7,7」のぞろ目)であるときには、制御チ
ップマイクロコンピュータ650による判定に基づいて、
第1の変動入賞部300の可動部材323,323が前述の如く1
回又は2回開閉されて、第1の変動入賞部300がその入
賞空間321中に打球を受け入れ易い第1の予備遊技状態
に変換されると同時に、第2の変動入賞部200の開閉扉2
13が前述の如く1回又は2回開閉されて、第2の変動入
賞部200がその入賞口211中に打球を受け入れ易い第2の
予備遊技状態に変換される。
上記のようにして第1の変動入賞部300が第1の予備
遊技状態に変換しているときにその入賞空間321中に飛
び込んだ打球が有効時間内に特別入賞口326中に入賞し
て第1の特別入賞検出器56aとしての検出スイッチSW4
オンされると、その検出信号がスイッチ入力処理部659
により処理されてから入出力ポート657を介して制御チ
ップマイクロコンピュータ610に入力されて第1の特別
遊技態様が発生される。
一方、上記のようにして第2の変動入賞部200が第2
の予備遊技状態に変換しているときにその入賞口211中
に飛び込んだ打球がその中の特別入賞流路211a中に入賞
して第2の特別入賞検出器150として検出スイッチSW6
オンされると、その検出信号がスイッチ入力処理部659
により処理されてから入出力ポート657を介して制御チ
ップマイクロコンピュータ610に処理されて第2の特別
遊技態様が発生される。
この実施例の場合、上記第1の予備遊技状態から第1
の特別遊技態様を発生させる条件としての特別入賞口56
への入賞の方が、上記第2の予備遊技状態から第2の特
別遊技態様を発生させる条件としての特別入賞流路211a
への入賞の方が難しくなっている。
従って、始動入賞装置6,6,8への入賞に基づく遊技者
の利益としては、可変表示器410の数字表示がぞろ目以
外の数字表示で止まって第1の変動入賞部300による第
1の予備遊技状態のみ発生したときが最も少ない利益で
あり、可変表示器410の数字表示が特定の数字によるぞ
ろ目(例えば、「7,7」)以外のぞろ目(例えば、「1,
1」、「2,2」など)の数字表示で止まって第2の変動入
賞部200による第2の予備遊技状態のみ発生したときに
はその第1の予備遊技状態のみ発生したときよりは多い
利益であり、可変表示器410の数字表示が特定の数字の
ぞろ目(例えば、「7,7」)となって第1の変動入賞部3
00による第1の予備遊技状態と第2の変動入賞部200に
よる第2の予備遊技状態が同時に発生したときが最も多
い利益となる。特にその第1と第2の2つの予備遊技状
態が発生したときには第1と第2の2つの特別遊技態様
の発生の可能性が生じ、遊技者にとってはかなり多い利
益状態となる。しかし、その発生確率が低く抑えられる
ことによってパチンコ店側との利益バランスが図られて
いる。
第1の特別遊技態様(第2の特別遊技態様)が発生さ
れると、制御チップマイクロコンピュータ650のROM653
内の固定記憶データによる第1の特別遊技態様(第2特
別遊技態様)の実行制御手順に従い、制御チップマイク
ロコンピュータ650から入出力ポート656、駆動回路658
を介してスピーカに指令信号が出されて第1の特別遊技
態様の発生を知らせるファンファーレなどの音声が発せ
られるとともに、第1の変動入賞部300(第2の変動入
賞部200)の可動部材開閉用ソレノイド71,71(開閉扉開
閉用ソレノイド270)に作動指令信号が出されてそれら
ソレノイド71,71(ソレノイド270)が作動されることに
より、可動部材323,323(開閉扉213)の開閉動作が開始
される。この第1の特別遊技態様(第2の特別遊技態
様)の発生時には、同時に、制御チップマイクロコンピ
ュータ650からの指令信号により第1の特別遊技態様発
生表示ランプ(第2の特別遊技態様発生表示ランプ)や
サイドランプ93などが点滅される。
ここで実行される第1の特別遊技態様の制御手順とし
ては、例えば、第1の変動入賞部300の可動部材開閉用
ソレノイド71,71の18回のオン・オフ動作を1サイクル
(ただし、その18回のオン・オフ動作の終了前に一般入
賞口327,327中に打球が所定個数(例えば、10個)入賞
することによって第1の入賞個数検出器96としての検出
スイッチSW5からスイッチ入力処理部659および入出力ポ
ート657を介して制御チップマイクロコンピュータ650に
送られてくる検出信号のカウント数が所定数(例えば、
「10」)になったとき、又は特別入賞口326中に打球が
入賞して第1の特別入賞検出器56aとしての検出スイッ
チSW4がオンされてその検出信号が制御チップマイクロ
コンピュータ650に入力されたときには、その時点まで
を1サイクルとし、各サイクル中に特別入賞口326中に
入賞して第1の特別入賞検出器56aとしての検出スイッ
チSW4がオンされてその検出信号が制御チップマイクロ
コンピュータ650に入力されることを条件として、最高
8サイクルまでその動作が行われることになる。その場
合に、各サイクル途中で打球が特別入賞口326中へ入賞
することにより第1の特別入賞検出器56aとしての検出
スイッチSW4がオンされその検出信号が制御チップマイ
クロコンピュータ650に入力されると、制御チップマイ
クロコンピュータ650から表示指令信号が出されて第1
の継続条件成立表示ランプが点灯されるとともに、停止
指令信号が出されて第1の変動入賞部300の可動部材開
閉用ソレノイド41,41が消磁されることにより、可動部
材323,323が一旦閉じた状態に戻された後新たなサイク
ルの開始指令信号が出されて第1の特別遊技態様の新た
なサイクルが開始される。サイクルの更新時には制御チ
ップマイクロコンピュータ650からの表示更新指令信号
が出されて第1の継続回数表示器の指令が更新される。
この第1の特別遊技態様の各サイクルの前半において
は第1の変動入賞部300のソレノイド340が消磁状態にあ
って変動部材330の口が開いた状態に止まっていると共
に、足が「ハ」の字状に開いた状態に止まっていて特別
入賞口326中への打球の入賞のチャンスが少なくなって
いるが、後半(例えば、可動部材開閉用ソレノイド71,7
1が10回オン・オフされるか、或いは第1の入賞個数検
出器96(SW5)により5個の入賞球が検出された後)
は、第1の変動入賞部300のソレノイド340オン・オフさ
れて変動部材330の口が開閉するとともに足部(打球誘
導部材)333,333が開閉してその間に打球を特別入賞口3
26方向へ導くようになることにより、特別入賞口326中
への打球の入賞のチャンスが増えるようになっている。
そうすることにより、各サイクルの継続時間を長くし、
しかも、第1の特別遊技態様の継続可能性を高めてい
る。
一方、第2の特別遊技態様の制御手順としては、例え
ば、第2の変動入賞部200の作動用ソレノイド340のオン
・オフ動作を1サイクル(ただし、その18回のオン・オ
フ動作の終了前に入賞口211中に打球が所定個数(例え
ば、10個)入賞することによって第2の入賞個数検出器
162としての検出スイッチSW7からスイッチ入力処理部65
9および入出力ポート657を介して制御チップマイクロコ
ンピュータ650に送られてくる検出信号のカウント数が
所定数(例えば、「10」)になったときには、その時点
までを1サイクルとし、各サイクル中に入賞口211中の
特別入賞流路211aに入賞して第2の特別入賞検出器150
としての検出スイッチSW4がオンされてその検出信号が
制御チップマイクロコンピュータ650に入力されること
を条件として、最高8サイクルまでその動作が行われる
ことになる。その場合に、各サイクル途中で打球が入賞
口211中の特別入賞流路211aに入賞することにより第2
の入賞検出器150(SW6)としての検出スイッチSW4がオ
ンされその検出信号がマイクロコンピュータ650に入力
されると、マイクロコンピュータ650のRAM654に記憶さ
れるとともに表示指令信号が出されて第2の継続条件成
立表示ランプが点灯される。そして、そのサイクルが完
了してから、新たなサイクルの開始指令信号が出されて
第2の特別遊技態様の新たなサイクルが開始される。サ
イクルの更新時にはマイクロコンピュータ650からの表
示更新指令信号が出されて第2の継続回数表示器の表示
が更新される。
第28図には、始動入賞装置6,6,8への入賞に基づいて
行われる可変表示器410のゲーム結果に応じて、第1の
予備遊技状態や第2の予備遊技状態を発生させる役物制
御回路図の一例を示す。
同図中、符号411,412を付して示すものは遊技盤400の
左側上端部に設置されたゲーム装置としての可変表示器
410の可変表示部である。
遊技中は常時、発振器A,Bからの発振パルスがカウン
タ972,982に入力されてカウントされそれらカウンタ97
2,982の出力がドライバ972,982に送られることにより、
可変表示部411,412にそれぞれ異なるサイクルで数字表
示が変化する循環表示(可変表示)が行われている。
この状態で始動入賞装置6,(6,8)に打球が入賞して
始動入賞検出器61(SW1),(61(SW2),61(SW3))か
らの検出信号がフリップフロップ951,(952,953)に入
力されると、そのフリップフロップ951,(952,953)の
Q出力がHレベルに変換してワンショット回路954,(95
5,956)に入ってワンショットパルスが形成される。
そして、そのワンショットパルスがORゲート930を介
してANDゲート934,935,936,(931,932,933)に送られて
ANDゲート934,935,936,(931,932,933)が開放される。
一方、そのワンショットパルスが始動入賞検出手段96
0に入力されて始動入賞装置6(6,8)への入賞が検出さ
れた後、その始動入賞検出手段960からリセット信号が
出されてフリップフロップ951(952,953)がリセットさ
れる一方、フリップフロップ965のトリガ端子に入力さ
れてそのQ出力がHレベルに変換される。そのHレベル
に変換されたQ出力がコンデンサ966に送られて該コン
デンサ966の充電を開始するとともに、ドライバ972,982
のラッチエネイブル端子(LE)に入力されてそのときに
ドライバ972,982に出力されていたカウンタ971,981出力
が可変表示部411,412に数字表示として停止した状態で
一定時間表示される。その停止時間は前記コンデンサ96
6の容量によって定まり、この実施例では約1秒間とさ
れ、その時間が経過するとフリップフロップ965がリセ
ットされて可変表示部411,412の可変表示が再び循環表
示状態(表示変化状態)に戻される。
そして、可変表示器411,412の停止時の数字表示が判
定手段975によって判定される。
その判定手段975による判定の結果、ぞろ目名外の数
字表示(例えば、「7,1」、「2,6」など)であると判定
されたときには、ハズレとして、その判定手段975から
の検出信号がANDゲート936(933)に送られ波形成形回
路946(943)を経てドライバ(図示省略)に送られて第
1の変動入賞部300による第1の予備遊技状態(第1の
変動入賞部300の可動部材323,323の1回又は2回の開
閉)が発生させる。
特定数字のぞろ目(例えば、「7,7」のぞろ目)以外
のぞろ目であると判定されたときには、その判定手段97
5からの出力信号がANDゲート935(932)に送られ波形成
形回路945(932)を経てドライバ(図示省略)に送られ
て第2の変動入賞部200による第2の予備遊技状態(第
2の変動入賞部200の開閉扉213の1回又は2回の開閉)
が発生させる。
特定数字のぞろ目(例えば、「7,7」のぞろ目)であ
ると判定されたときには、その判定手段975からの出力
信号がANDゲート934(931)に送られ波形成形回路944
(941)を経てドライバ(図示省略)に送られて第1の
変動入賞部300による第1の予備遊技状態と第2の変動
入賞部200による第2の予備遊技状態が同時に発生され
る。
この第4実施例に係るパチンコ遊技機は、上記のよう
に、始動入賞装置6,6,8に打球が入賞したときに1つの
ゲームを行わせ、そのゲームの結果如何によって、特
別遊技態様を発生しにくい方の第1の変動入賞装置300
による第1の予備遊技状態のみ、特別遊技を発生し易
い方の第2の変動入賞装置200による第2の予備遊技状
態のみ、第1の変動入賞装置300による第1の予備遊
技状態と第2の変動入賞装置200による第2の予備遊技
状態の3形態のうちのいずれかの形態を発生させるよう
にしたので、始動入賞装置6,6,8への入賞によって行わ
れる可変表示技の形態が可変表示器410によって行われ
るゲームの結果如何によってパチンコ遊技の流れが大き
く変化して遊技者のパチンコ遊技に対する興趣が一段と
増すものとなる。
なお、この実施例における上記説明では第1の変動入
賞装置300と第2の変動入賞装置200とを一体化させたも
のを用いたが、第1実施例〜第3実施例で用いたように
別体のものにしてもよい。また、ゲーム装置としての可
変表示器の取付け位置は遊技者に見得る位置であればど
こに取付けてもよい。また、全ての始動入賞装置への入
賞に対してゲームを行わせるようにしないで、特定の始
動入賞装置への入賞に対してのみゲームを行わせるよう
にし、他の始動入賞装置に入賞したときには第1の変動
入賞装置による第1の予備遊技状態のみを発生させるよ
うにしてもよい。第1の変動入賞装置と第2の変動入賞
装置による特別遊技の発生確率は任意に定めてよい。可
変表示器による表示の変化は数字表示の変化だけに限定
せず、記号や色彩の表示の変化など、どのような表示の
変化にしてもよい。ゲーム装置は可変表示器だけに限定
しないで、何かが動いたり回転したりするようなゲーム
装置にしてもよい。また、第1の変動入賞装置と第2の
変動入賞装置の形式や遊技内容はどのように変えてもよ
い。
上記遊技機には、いわゆる第2種のパチンコ遊技機の
みならず、第1種、第3種のパチンコ遊技機、パチンコ
機なども含まれる。特定入賞口には始動ゲートも含まれ
る。補助遊技は、第1種、第3種のパチンコ遊技機にお
いては、例えば、可変表示装置による可変表示遊技とし
て行われる。上記付加価値付与手段は、上記補助遊技装
置の補助遊技と異なる別遊技を実行可能な信号を発生す
るようにしてもよいし、別の補助遊技装置(例えば、第
2の変動入賞装置10の開閉扉113および案内部材114)に
よる別の補助遊技を実行可能な特定入賞信号を発せいす
るようにしてもよい。
[発明の効果] この発明によれば、第1の特別遊技状態を発生させる
か否かの第1の補助遊技を実行可能な第1補助遊技装置
と、第2の特別遊技状態を発生させるか否かの第2の補
助遊技を実行可能な第2補助遊技装置とを備えたことに
より、それら2つの補助遊技装置の各々により補助遊技
や特別遊技状態が行われることとなって、斬新で遊技内
容のバリエーションに富んだ飽きのこない興趣の高い遊
技機となる。
また、始動信号発生制御手段は、特定入賞信号発生手
段からの特定入賞信号の入力に基づいて、第1補助遊技
装置における第1の補助遊技或いは第2補助遊技装置に
おける第2の補助遊技の何れか一方の始動信号を選択し
てその選択した始動信号を発生させる選択発生制御を行
うことにより、単に2つの補助遊技装置で独立した遊技
を行うよりも、遊技内容が複雑になって飽きのこない興
趣の高い遊技内容となる。また、各補助遊技や特別遊技
の発生を制限するため、遊技者と遊技店との利益バラン
スを適度にとった遊技機となる。
また、第1補助遊技装置および第2補助遊技装置にお
ける各特別遊技状態の発生確率を各々異なるように設定
したことにより、特別遊技の発生に変化がなくてある程
度予想できるような内容とはならずに、特別遊技の発生
に関し、バリエーションを豊富にした興趣の高い遊技機
となる。
また、始動信号発生制御手段は、第2の補助遊技の始
動信号を、第1の特別遊技状態の発生中にのみ発生させ
るように制御することにより、特別遊技の発生が頻繁に
なりすぎて遊技店が不利になりすぎることを防止でき、
また、特別遊技(第1の特別遊技)が発生した場合に
は、新たな特別遊技(第2の特別遊技)の発生の期待も
高まるため、遊技者に対し非常に高い期待感をもたせら
れるような興趣の高い遊技となる。
また、特定入賞信号発生手段による特定入賞信号の発
生に基づき可変表示ゲームを行う可変表示装置を備え、
始動信号発生制御手段は、可変表示ゲームの停止結果態
様に基づいて、第1の補助遊技および前記第2の補助遊
技の何れの始動信号を選択し、該選択した始動信号を発
生する制御を行うことにより、上記効果の他、始動信号
の選択を可変表示ゲームに基づき決定するため、更に興
趣の高い遊技内容となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第20図はこの発明の第1実施例を示すもので、
それらのうち、 第1図は遊技盤の正面図、 第2図は第1の変動入賞装置の正面図、 第3図は第1の変動入賞装置の前面側斜視図、 第4図は第1の変動入賞装置の分解斜視図、 第5図は第1の変動入賞装置の前側部分の斜視図、 第6図(A)は第1の変動入賞装置の貯留部材が復帰し
た状態を示す変動入賞装置の部分斜視図、 第6図(B)は第1の変動入賞装置の貯留部材が作動し
て流下案内棚上に遊技球が貯留した状態を示す変動入賞
装置の部分斜視図、 第7図は第1の変動入賞装置の流下案内棚および貯留部
材等の分解斜視図、 第8図は第1の変動入賞装置の入賞空間内部を示す部分
斜視図、 第9図は特別入賞口誘導部材の動作説明図、 第10図は第2の変動入賞装置の前側斜視図、 第11図は第2の変動入賞装置の分解斜視図、 第12図は第2の変動入賞装置の平面図、 第13図は第2の変動入賞装置を遊技盤に設置した状態を
示す縦断側面図、 第14図は第2の変動入賞装置の集合流路の分解斜視図、 第15図はパチンコ遊技機の遊技の制御手順の概要を示す
ブロック図、 第16図は役物制御装置の制御ブロック図、 第17図はパチンコ遊技機の第1の変動入賞装置の制御処
理を行う制御回路図、 第18図は始動入賞装置への入賞に基づく第1の変動入賞
装置等の動作のタイミングを示すタイミングチャート、 第19図は特別入賞口への入賞に基づく第1の変動入賞装
置等の動作のタイミングを示すタイミングチャート、 第20図はパチンコ遊技機の第2の変動入賞装置の制御処
理を行う制御回路図、 第21図はこの発明の第2実施例の遊技盤の正面図、 第22図はこの発明の第3実施例の遊技盤の正面図、 第23図〜第28図はこの発明の第4実施例を示すもので、
それらのうち、 第23図は遊技盤の正面図、 第24図は変動入賞ユニットの前側斜視図、 第25図は変動入賞ユニットの縦断側面図、 第26図は第1の変動入賞部の入賞空間内部を示す部分斜
視図、 第27図は役物制御装置の制御ブロック図、 第28図は変動入賞ユニットの制御回路図である。 1……遊技盤、2……遊技領域、6,8……始動入賞装置
(特定入賞口)、10……第2の変動入賞装置(第2補助
遊技装置)、50……第1の変動入賞装置(第1補助遊技
装置)、62,82,410……可変表示器(可変表示装置)、6
10……制御チップマイクロコンピュータ(始動信号発生
制御手段)、SW1,SW2,SW3……検出スイッチ(特定入賞
信号発生手段)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域を形成する遊技盤と、 前記遊技盤に設けられた特定入賞口への打球の入賞に基
    づき特定入賞信号を発生する特定入賞信号発生手段と、 遊技者にとって有利な第1の特別遊技状態を発生させる
    か否かの第1の補助遊技を実行可能な第1補助遊技装置
    と、 遊技者にとって有利な第2の特別遊技状態を発生させる
    か否かの第2の補助遊技を実行可能な第2補助遊技装置
    と、 前記第1補助遊技装置に関わる第1の補助遊技および前
    記第2補助遊技装置に関わる第2の補助遊技の始動信号
    の発生制御を行う始動信号発生制御手段と、 を備え、 前記始動信号発生制御手段は、前記特定入賞信号発生手
    段からの特定入賞信号の入力に基づいて前記第1の補助
    遊技或いは前記第2の補助遊技の何れの始動信号を選択
    して発生させるかの選択発生制御を行うことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】前記第1補助遊技装置および第2補助遊技
    装置における各特別遊技状態の発生確率を各々異なるよ
    うに設定したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記始動信号発生制御手段は、前記第2の
    補助遊技の始動信号を、前記第1の特別遊技状態の発生
    中にのみ発生させるように制御することを特徴とする請
    求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記特定入賞信号発生手段による特定入賞
    信号の発生に基づき可変表示ゲームを行う可変表示装置
    を備え、 前記始動信号発生制御手段は、前記可変表示ゲームの停
    止結果態様に基づいて、前記第1の補助遊技および前記
    第2の補助遊技のうちの何れかの始動信号を選択して発
    生させる選択発生制御を行うことを特徴とする請求項1
    又は2記載の遊技機。
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