JP2732956B2 - 表示装置を備えた射出成形機 - Google Patents

表示装置を備えた射出成形機

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JP2732956B2
JP2732956B2 JP3105138A JP10513891A JP2732956B2 JP 2732956 B2 JP2732956 B2 JP 2732956B2 JP 3105138 A JP3105138 A JP 3105138A JP 10513891 A JP10513891 A JP 10513891A JP 2732956 B2 JP2732956 B2 JP 2732956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定条件情報、実測デ
ータ情報、アラーム情報等の各種情報を表示する表示装
置を備えた射出成形機に係り、さらに詳しくは、マシン
(射出成形機)の前面に人がいるかどうかを検知するた
めの人体検出手段による検知出力に応じて、表示装置の
動作形態を制御するようにした表示装置を備えた射出成
形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン(マイクロコンピュー
タ)制御の射出成形機は、カラーCRTディスプレイ、
カラーLCDディスプレイ等の表示装置を具備してお
り、この表示装置により、自動成形運転のための各種成
形運転条件の設定画面、自動成形運転中の多数のモニタ
項目の各種実測データの表示画面、あるいは異常発生時
における各種アラーム表示画面等々を表示するようにな
っている。ところで、上記表示装置による表示動作を、
長時間にわたる連続自動運転中に常時行なうようにする
と、公知のようにCRT等が焼き付けを起こして寿命が
低下するという問題がある。
【0003】この点を解決するために、特公平3−18
812号公報に開示された射出成形機においては、設定
パネル(キー入力装置)による設定操作が一定時間行な
われないと表示装置による表示を自動的に中止させ、こ
の状態で任意のキーが操作されると中止前の元の表示画
像が復帰表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した先願
に示された従来技術では、オペレータによるキー入力が
所定時間途絶えると自動的に表示装置の表示を消すよう
にしていたので、例えオペレータが表示画面上で自動成
形運転中の実測データ等を監視している状態であっても
表示が消えてしまうことになり、はなはだ使い勝手が悪
いという問題があった。すなわち、一般のOA機器等の
端末においては、機器の使用時には表示装置と対話式に
常時キー操作を行なうことが通常であるので、キー入力
が所定時間途絶えると自動的に表示装置の表示を消す
(例えば輝度を落とす)ようにしてもさほどの不便を感
じないが、長時間連続運転されることが通常の該種射出
成形機にあっては、マシンのオペレータがキー操作を行
なうことなく表示画面のみを見て運転状態等を監視する
機会が多く、キー入力が所定時間途絶えると自動的に表
示を消すようにすると、かえって不便で使い勝手が悪い
ということが指摘されていた。
【0005】従って本発明の解決すべき技術的課題は上
記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、そ
の目的とするところは、CRT等の画面焼き付けが防止
できて表示装置の延命化が可能であると共に、マシンの
オペレータが操作・監視位置にいるかいないかによって
自動的に表示装置の動作形態が切り換え可能で、以って
使い勝手の良い射出成形機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定条件情報、実測データ情報、アラー
ム情報等の各種情報を表示する表示装置を備えた射出成
形機において、射出成形機の前面に人がいるかどうかを
検知するための人体検出手段を設け、この人体検出手段
による人の不在を示す信号によって、表示装置を制御す
る表示制御手段が、前記表示装置の表示画面上の表示
を、表示装置がオフ状態でないことを示す旨の情報の表
示に切り換えると共にこのオフ状態でないことを示す旨
の情報の表示位置を表示画面上で変化させるか、もしく
は、表示装置の表示画面上の表示を中止させ、また、こ
の状態で異常事態の発生が認知されると、前記表示制御
手段は表示画面上の表示をアラーム表示モードに切り換
えるように、構成される。また、表示装置がオフ状態で
ないことを示す旨の情報の表示位置を、表示画面上で変
化させるようにした状態において、異常事態の発生によ
って切り換え表示されるアラームメッセージの表示位置
を、表示画面上で変化させるように、構成される。
【0007】
【作用】表示制御手段は、人体検出手段からの信号によ
ってマシンの操作・監視位置からオペレータが立ち去っ
たことを認知すると、表示装置の表示画面上の表示を、
表示装置がオフ状態でないことを示す旨の情報の表示
(例えば、「只今マシン動作中」、「只今CRT表示待
機中」等のメッセージ表示)に切り換えてこれを表示画
面上の一部に部分表示させると共に、このオフ状態でな
いことを示す旨の情報の表示位置を所定時間ごとに表示
画面上で変化させる。あるいは、表示制御手段は、人体
検出手段からの信号によってマシンの操作・監視位置位
置からオペレータが立ち去ったことを認知すると、表示
装置の表示画面上の表示を中止させる。一方、この状態
からオペレータが再びマシンの操作・監視位置に立つ
と、人体検出手段からの信号でオペレータがマシンの操
作・監視位置に戻ったことを認知した表示制御手段は、
最前に切り換えもしくは表示中止した画面を表示させて
通常表示状態に復帰する。斯様にすることにより、マシ
ンの前面に人が存在している時のみ必要な表示を自動的
に継続して行ない得、また、マシンの前面に人が不在の
時には自動的に表示装置の延命化を図る動作状態とな
り、ユーザー(オペレータ)にとって極めて使い勝手の
良いものとなる。さらに、マシンの前面に人が不在の時
に、表示装置がオフ状態でないことを示す旨のメッセー
ジを、表示画面上で場所変え表示するようにしているの
、このメッセージによって表示装置がダウン状態でな
いことが容易に確認でき、また、マシンが動作中である
ことも判別可能となる。しかも、表示装置がオフ状態で
ないことを示す旨のメッセージの表示位置が順次変えら
れるので、CRT等の画面焼き付けも防止され、且つ、
表示装置の電源を落としていないので、通常の表示モー
ド画面への復帰も瞬時に行なえる。また、表示装置がオ
フ状態でないことを示す旨のメッセージを、表示画面上
で場所変え表示している状態、もしくは、表示の中止状
態で、異常事態の発生が認知されると、表示制御手段は
表示画面上の表示をアラーム表示画面に切り換えるの
で、異常事態が発生した場合には、これを確実に認知さ
せることができる。 さらに、表示装置がオフ状態でない
ことを示す旨のメッセージを、表示画面上 で場所変え表
示している状態において、異常事態の発生によって表示
されるアラームメッセージの表示位置を、所定時間ごと
に表示画面上で変化させるので、成形工場にオペレータ
が不在である夜間や週末に異常事態が発生した場合で
も、CRT等の画面焼き付けが防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図11によっ
て説明する。図1は本発明の1実施例に係る射出成形機
の制御系統の簡略化したブロック図である。図1におい
て、1はマシン(射出成形機)全体の動作制御などを司
るマシンコントローラ、2はマシンの各部に備えられた
多数のセンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部
に配設された多数の駆動源を駆動制御するための多数の
ドライバ回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前
面部に配設されたキー入力装置、5は該キー入力装置4
の近傍に配設された例えばカラーCRTディスプレイよ
りなる表示装置である。なお、表示装置5はCRT以外
にLCD等にも代替可能である。上記マシンコントロー
ラ1は、チャージ動作、射出動作、型開閉動作、イジェ
クト動作等の成形行程全体の制御や、実測データの演算
・格納処理、良/不良品の判定処理、異常判定処理等の
演算・判定処理、あるいは上記表示装置5の出力画像の
制御処理等々を実行する。このマシンコントローラ1
は、実際には各種I/Oインターフェイス、ROM、R
AM、CPU等を具備したマイコンを主体としたもので
構成され、予め作成された各種プログラムにより各種処
理を実行するも、本実施例においては、成形条件設定記
憶部6、成形プロセス制御部7、実測値記憶部8、モニ
タデータ処理部9、異常判定部10、及び表示制御部1
1を備えたものとして、以下の説明を行う。
【0009】上記成形条件設定記憶部6には、キー入力
装置4等によって入力された各種運転条件値が、書き替
え可能な形で記憶されている。この運転条件値として
は、例えば、チャージ行程時のスクリュー位置とスクリ
ュー回転数及び背圧との関係、サックバック制御条件、
射出開始点(位置)から保圧切替点(位置)までの射出
速度条件並びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終
了時点までの2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバ
ンドヒータ温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制
御条件並びに型締力、型開きストロークと速度制御条
件、イジェクト制御条件、製品自動取り出し機の制御条
件等々が挙げられる。前記成形プロセス制御部7は、予
め作成された成形プロセス制御プログラムと成形条件設
定記憶部6に格納された設定条件値とに基づき、射出成
形機の各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、
圧力センサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身
に内蔵されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前
記ドライバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライ
バ、ヒータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆
動制御し、一連の成形行程を実行させる。
【0010】ここで本実施例においては、前記したセン
サ群2中のセンサの1つとして、例えば図2に示すよう
に、マシンの前面の操作位置に人がいるか否かを検出す
るための人体検出センサ12が設けられており、該人体
検出センサ12のON/OFF状態によって、前記した
表示制御部11が表示装置5の動作状態を切り換え制御
するようになっている。この人体検出センサ12として
は任意のものが採用可能であるが、図2に示した例で
は、熱線放射体(人体)からの赤外線を検知するマルチ
センシティブタイプの焦電形エリアセンサが用いられて
おり、所定の検知距離と検知ゾーン角度とが予め設定さ
れている。また、図3は人体検出センサ12の他の例を
示しており、この図3に示した例では、超音波ビームを
放射して被検出体(人体)からの反射波を検出する反射
型超音波センサが用いられており、動作範囲(図3で破
線ハッチングで示す検出領域)が任意に設定可能とされ
ている。
【0011】前記実測値記憶部8には、連続自動運転時
における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デー
タが、連続する所定回数のショットにわたって取り込ま
れる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視項
目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視項
目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項目
等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要項
目が略オーバーラップするようになっている。前記モニ
タデータ処理部9は、成形条件設定記憶部6や実測値記
憶部8のデータを取り込み、各モニタ項目毎に予め設定
されている上・下限値内(良品成形を保証する許容範囲
内)に総ての実測データが入っているか否かを1ショッ
ト毎に判定し、この判定結果を成形プロセス制御部7や
必要に応じ前記表示制御部11に送出するようになって
いる。すなわち、このモニタデータ処理部9の判定結果
に基づき、成形プロセス制御部7は図示せぬ製品自動取
り出し機を駆動制御して、良品判定ならば製品を例えば
良品搬送用コンベア上に載置させ、不良判定ならば製品
を例えば不良品溜めに持ち運ばせるようになっている。
前記異常判定部10は、成形条件設定記憶部6や実測値
記憶部8のデータを取り込み、予めケーススタディした
図示せぬ異常判定テーブルの内容を参照して、異常が発
生していないかを常時監視している。そして、該異常判
定部10が異常事態の発生を認知すると、例えば警音を
発生させると共に、図示せぬアラームメッセージ格納部
からメッセージ情報を引き出し、前記表示制御部11を
介して前記表示装置5に、該表示装置5の表示モード状
態に応じ後述するように、全面表示形態でアラームメッ
セージを強制表示させるか、もしくは画面の一部のみを
用いる部分表示形態で待機アラームメッセージを強制表
示させるようになっている。また、異常内容が所定レベ
ル以上のものと判定された場合には、この旨を示す信号
が異常判定部10から前記成形プロセス制御部7に送出
され、成形プロセス制御部7がマシンを緊急停止させる
ようになっている。
【0012】前記表示制御部11は、前記キー入力装置
4によるオペレータからの表示画面選択指令に基づき、
図示せぬ画面作成テーブルを参照して予め作成された多
数のモード画面の中の1つを前記表示装置5の表示画面
上に表示させ、この選択された画面モードに応じ、必要
に応じ前記成形条件設定記憶部6、成形プロセス制御部
7、実測値記憶部8、モニタデータ処理部9に記憶され
たデータもしくは処理された出力データを適宜取り込ん
で、各種条件設定モード画面、現ショットの推移状態監
視モード画面、各種の実測データのグラフィクもしくは
数値表示モード画面、各種統計モード画面等々を表示す
る。そして、これらの表示は表示装置5の画面総てを利
用する通常画面モードで行なわれる。また表示制御部1
1は、前記人体検出センサ12からの人体検出信号が到
来するたびにゼロリセットされるカウンタ手段を具備し
ており、人体検出信号が所定秒時連続して途絶えると、
所定秒時をカウントアップしたカウンタ手段からの切り
換え指示信号によって、表示装置5の画面の一部のみを
利用した部分表示による表示形態に表示モードを切り換
え、表示装置がオフ状態でないことを示す旨の情報、例
えば、「只今マシン動作中」、「只今CRT表示待機
中」等の表示情報を表示画面上の一部に部分表示させる
と共に、この情報の表示位置を所定時間ごとに表示画面
上で変化させる。また、上記した通常画面モードの表示
状態で異常が発生した場合は、全面表示形態でアラーム
メッセージを強制表示させ、他方、表示装置5の画面の
一部のみを利用した部分表示モードの表示状態で異常が
発生した場合は、画面の一部のみを用いた部分表示形態
でアラームメッセージを強制表示させると共に、この部
分表示アラームメッセージ位置を所定時間ごとに表示画
面上で変化させるようになっている。さらにまた、表示
制御部11は、表示画面の総てを利用する通常画面モー
ドから、表示画面の一部のみを利用した部分表示モード
へ切り換えを行なった際に、この切り換え前の通常画面
モードの画面種別を適宜記憶エリアに保持し、部分表示
モード状態において人体検出センサ12から人体検出信
号が到来すると、直ちに最前の通常画面モードの画像を
表示装置5に表示させるようになっている。
【0013】次に、上記した構成による本実施例の表示
装置5の動作を説明する。マシンに電源が投入される
と、表示装置5も画面総てを利用する通常画面モードで
立上げられて、表示装置5は前記表示制御部11からの
信号で図示せぬ初期モード画面を表示する。この状態
で、オペレータが画面と対話式に所望の表示モード画面
をキー入力装置4によって選択すると、表示装置5上に
は選択された表示モード画面が全面表示される。図4は
このようにして選択された例えば射出条件の設定モード
画面を示しており、この図4の画面を選択しカーソル位
置に応じて数値データを入力することにより、射出運転
設定条件が前記成形条件設定記憶部6に格納される。ま
た、成形運転状態が総て設定された状態で、マシンの自
動成形運転を指示すると前記成形プロセス制御部7によ
って前述したように自動成形運転が実行され、この状態
でキー入力装置4により例えば現ショットの推移状態監
視モード画面の表示を選択すると、図示していないがこ
の現ショットの推移状態監視モード画面が全面表示され
る。さらに、このような画面総てを利用する通常画面モ
ードによる表示状態時に異常が発生すると、前記異常判
定部10からの異常内容に応じたアラームメッセージを
表示制御部11が受けて、例えば図5に示すように具体
的な異常内容を示すアラームメッセージを全面表示する
(通常アラーム画面の表示が行なわれる)。
【0014】また、前記したようにオペレータ(人)が
マシン前面から立ちのくと、表示制御部11は所定秒時
後、表示装置5を画面の一部のみを利用した部分表示に
よる待機画面表示モードに切り換え、表示装置5がオフ
状態でないことを示す旨の情報として、例えば本実施例
においては「只今、動作中」の表示メッセージを、図
6,7に示すように表示画面上に部分表示させて、表示
画面の他の部位の輝度を落とし、且つ、この「只今、動
作中」の表示メッセージの表示位置を所定時間ごとに表
示画面上で変化させるようにする。このようにすること
により、表示画面上で場所変え表示される「只今、動作
中」の表示メッセージによって表示装置5がダウン状態
でないことがオペレータには比較的遠くからでも容易に
確認でき、また、マシンが動作中であることも判別可能
となる。しかも、このオフ状態でないことを示す旨のメ
ッセージの表示位置が順次変えられるので、CRTの画
面焼き付けも防止され、且つ、画面の一部の輝度のみを
アップさせているだけなので低消費エネルギーで、CR
Tの延命化にもつながる。さらに、表示装置5の電源を
落としていないので、オペレータが再びマシンの前面に
立つだけで、表示制御部11が保持している最前に中断
した通常の表示モード画面への復帰が瞬時に行なえる。
【0015】さらにまた、表示装置5の画面の一部のみ
を利用した上記した部分表示モード状態で異常が発生し
た場合には、表示制御部11は、この画面の一部のみを
用いた部分表示形態を維持して、例えば「アラーム発生
中」というアラームメッセージを図8,9に示すように
表示装置5の表示画面上に部分表示させて、同様に表示
画面の他の部位の輝度を落とし、且つ、この「アラーム
発生中」の表示メッセージの表示位置を所定時間ごとに
表示画面上で変化させるようにする。このように、部分
表示モード状態で異常が発生した場合に、図5に示した
ような全面表示形態による通常アラーム画面の表示を行
なわない所以は、例えば長時間連続運転中の週末の夜間
にマシンが緊急停止すると、週あけまではオペレータが
異常に対処することができないことが多く、この間全面
表示形態による通常アラーム画面の表示を行なうことは
無駄で、CRTの寿命を低下させることにもなるからで
ある。
【0016】図10は上記した本実施例の表示装置5の
動作フローを示している。同図に示すステップS1で
は、前記人体検出センサ12がON(人体を検知)して
いるか否かが問われ、YES(マシンの前面に人が存
在)ならステップS2へ進み、NOならステップS5へ
進む。ステップS2では異常発生が無いか否かが問わ
れ、YESならステップS3で前記図4に示したような
通常画面表示を行なった後ステップS1へ戻り、NOな
らステップS4で前記図5に示したような通常アラーム
画面表示を行なった後同様にステップS1へ戻る。ステ
ップS5では、所定秒時連続して人体検出センサ12が
OFF(人体を非検知)しているか否かが問われ、YE
SならステップS6へ進み、NOならステップS1へ戻
る。ステップS6では異常発生が無いか否かが問われ、
YESならステップS7で前記図6,7に示したような
待機画面表示を行なってステップS9へ進み、NOなら
ステップS8で前記図8,9に示したような待機アラー
ム画面表示を行なってステップS9へ進む。ステップS
9では人体検出センサ12がON(人体を検知)してい
るか否かが問われ、YESなら前記ステップS2へ戻
り、NOなら前記ステップS6へ戻る。
【0017】以上のように本実施例によれば、マシンの
前面に人が存在している時のみ必要な表示を自動的に継
続して行ない得、また、マシンの前面に人が不在の時に
は自動的に表示装置の延命化を図る動作状態となり、ユ
ーザー(オペレータ)にとって極めて使い勝手の良いも
のとなる。さらに本実施例においては、マシンの前面に
人が不在の時に、表示装置がオフ状態でないことを示す
旨のメッセージを、表示画面上で場所変え表示するよう
にしているので、このメッセージによって比較的遠くか
らでも表示装置がダウン状態でないことが容易に確認で
き、また、マシンが動作中であることも判別可能とな
る。しかも、表示装置の電源を落としていないので、通
常の表示モード画面への復帰も瞬時に行なえる。
【0018】図11は、本発明の他の実施例に係る表示
装置5の動作フローを示しており、前記図10の処理フ
ローと異なる点は、前記実施例の処理フローのステップ
S7では待機画面の表示を行なわせていたものに対し、
本実施例ではステップS7’で表示を中止(表示装置を
プレヒート状態もしくは電源断状態)させるようにして
いることにある。斯様な動作形態を採る本実施例におい
ては、オペレータがマシン前面の操作エリアから立ちの
くと表示が中止されるので、表示装置の消費電流が可及
的に低減でき、表示装置のより一層の延命化が図れる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マシンの
前面に人が存在している時のみ必要な表示を自動的に継
続して行ない得、また、マシンの前面に人が不在の時に
は自動的に表示装置の延命化を図る動作状態となり、ユ
ーザー(オペレータ)にとって極めて使い勝手の良い射
出成形機を実現できる。また、表示装置がオフ状態でな
いことを示す旨のメッセージを、表示画面上で場所変え
表示している状態、もしくは、表示の中止状態で、異常
事態の発生が認知されると、表示制御手段は表示画面上
の表示をアラーム表示画面に切り換えるので、異常事態
が発生した場合には、これを確実に認知させることがで
きる。 さらに、表示装置がオフ状態でないことを示す旨
のメッセージを、表示画面上で場所変え表示している状
態において、異常事態の発生によって表示されるアラー
ムメッセージの表示位置を、所定時間ごとに表示画面上
で変化させるので、成形工場にオペレータが不在である
夜間や週末に異常事態が発生した場合でも、CRT等の
画面焼き付けが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系の
簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例に係る人体検出センサの1例
を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例に係る人体検出センサの他の
1例を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施例による射出条件の設定モード
画面を示す説明図である。
【図5】本発明の1実施例による通常のアラーム表示モ
ード画面の1例を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施例による待機画面モードの1例
を示す説明図である。
【図7】本発明の1実施例による待機画面モードの1例
を示す説明図である。
【図8】本発明の1実施例による待機アラーム表示モー
ド画面の1例を示す説明図である。
【図9】本発明の1実施例による待機アラーム表示モー
ド画面の1例を示す説明図である。
【図10】本発明の1実施例による表示装置の動作フロ
ーの1例を示す説明図である。
【図11】本発明の他の実施例による表示装置の動作フ
ローの1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マシンコントローラ 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 6 成形条件設定記憶部 7 成形プロセス制御部 8 実測値記憶部 9 モニタデータ処理部 10 異常判定部 11 表示制御部 12 人体検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/00 334E

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定条件情報、実測データ情報、アラー
    ム情報等の各種情報を表示する表示装置を備えた射出成
    形機において、 前記射出成形機の前面に人がいるかどうかを検知するた
    めの人体検出手段を設け、この人体検出手段による人の
    不在を示す信号によって、前記表示装置を制御する表示
    制御手段は、前記表示装置の表示画面上の表示を、表示
    装置がオフ状態でないことを示す旨の情報の表示に切り
    換えると共に、このオフ状態でないことを示す旨の情報
    の表示位置を表示画面上で変化させるようにし、このオ
    フ状態でないことを示す旨の情報を表示している際に、
    異常事態の発生が認知されると、前記表示制御手段は前
    記表示装置の表示画面上の表示をアラーム表示モードに
    切り換えることを特徴とする表示装置を備えた射出成形
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記したアラー
    ム表示モードにおいて表示されるメッセージの表示位置
    は表示画面上で変化されることを特徴とする表示装置を
    備えた射出成形機。
  3. 【請求項3】 設定条件情報、実測データ情報、アラー
    ム情報等の各種情報を表示する表示装置を備えた射出成
    形機において、 前記射出成形機の前面に人がいるかどうかを検知するた
    めの人体検出手段を設け、この人体検出手段による人の
    不在を示す信号によって、前記表示装置を制御する表示
    制御手段は、前記表示装置の表示画面上の表示を中止さ
    せるようにし、この表示の中止状態である際に、異常事
    態の発生が認知されると、前記表示制御手段は前記表示
    装置の表示画面上の表示をアラーム表示モードに切り換
    える ことを特徴とする表示装置を備えた射出成形機。
JP3105138A 1991-04-11 1991-04-11 表示装置を備えた射出成形機 Expired - Fee Related JP2732956B2 (ja)

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