JPH05149763A - システム監視方法およびシステム監視装置 - Google Patents

システム監視方法およびシステム監視装置

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JPH05149763A
JPH05149763A JP3314320A JP31432091A JPH05149763A JP H05149763 A JPH05149763 A JP H05149763A JP 3314320 A JP3314320 A JP 3314320A JP 31432091 A JP31432091 A JP 31432091A JP H05149763 A JPH05149763 A JP H05149763A
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武一 丸山
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Kiyoshi Hanabuchi
清 花渕
Ikuo Ogoshi
郁男 大越
Tomio Onuma
富雄 大沼
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Abstract

(57)【要約】 プラントの状態遷移の正常性を直接的に監視する。 【構成】系統監視テ−ブル(23)に、それぞれ監視項
目テ−ブル(24)の各監視項目の組の監視の契機とな
る状態量を格納する。オンライン監視機構25はプラン
ト状態量を監視し、プラントの状態が系統監視テ−ブル
(23)に格納された状態量と一致した場合、対応する
監視項目テ−ブル(24)の監視項目の組についての、
監視項目テ−ブルに記述されている監視内容での監視を
開始し、異常時は監視項目出力装置26より異常の内容
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント等のシステム
を監視し、その診断を行なうシステム監視装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、プラントにおいて、シ
ステム監視装置は各プラント状態量を個別に監視してい
た。ここで監視対象は温度、圧力といった、プロセスの
直接原因に対するものであり、アナログ量では制限値に
よる監視、ディジタル量では1か0の監視を行なってい
た。
【0003】また、その診断は、各プラント状態量が予
め規定されている異常域に入っているか否かをチェック
することにより行い、異常域に入っている場合、そのプ
ラント状態量に対応して、個別に警報処理を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術によれば、充分にプラント状態に合った監視、警報処
理を行うことができなかった。すなわち、たとえば、プ
ラントにAという事象が生じた場合に、プラントは本来
Bという状態に遷移しなければならないとする。しか
し、この場合、前記従来技術によれば、Aという事象の
発生やBというプラント状態を監視することはできな
い。
【0005】すなわち、プラントの各状態量が異常域に
あるか否かを個別に判断するのみであるため、プラント
の状態遷移の正常性を直接判定することができなかっ
た。。
【0006】そのため、各プラント状態量に対応して、
個別に監視、診断、警報処理を行うことしかできず、異
常の原因の判定が困難となる問題があった。
【0007】そこで、本発明は、直接的にプラントの状
態遷移の正常性を判定することのできるシステム監視装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、システムを監視するシステム監視方法であっ
て、あらかじめ、システムの複数の状態を記憶し、か
つ、記憶した前記システムの複数の状態にそれぞれ対応
して、システムを構成する要素のうちの所定の複数の要
素の指定と、対応するシステムの状態が生じた場合に、
前記指定した所定の複数の要素が取るべき正常状態とを
記憶し、システムの監視実行時に、システムの状態を監
視し、前記記憶したシステムの複数の状態のうち、いず
れかの状態にあるか否かを判定し、いずれかの状態とな
った場合に、そのシステム状態に対応して指定が記憶さ
れている複数の要素が、記憶した取るべき正常状態にあ
るか否かを監視することを特徴とするシステム監視方法
を提供する。
【0009】また、本発明は、前記目的達成のために、
システムを監視するシステム監視装置であって、システ
ムの複数の状態を記憶する第1の記憶手段と、前記第1
の記憶手段に記憶するシステムの複数の状態のそれぞれ
に対応して、システムを構成する要素のうちの所定の複
数の要素の指定と、対応するシステムの状態が生じた場
合に、前記指定された所定の複数の要素のそれぞれが取
るべき正常状態とを記憶する第2の記憶手段と、システ
ムの状態を監視し、前記第1の記憶手段に記憶されてい
る複数の状態のうち、いずれかの状態にあるか否かを判
定する監視する第1の監視手段と、システムが前記第1
の記憶手段に記憶されている複数の状態のうち、いずれ
かの状態となった場合に、そのシステム状態に対応して
前記第2の記憶手段において指定されている前記所定の
複数の要素のそれぞれが、記憶されている取るべき正常
状態にあるか否かを監視する第2の監視手段とを有する
ことを特徴とするシステム監視装置を提供する。
【0010】なお、このシステム監視装置においては、
前記第1の記憶手段に記憶するシステムの各状態は、各
々、システムを構成する要素のうちの複数の要素の所定
の状態の組み合わせであって、前記第1の監視手段は、
システムを構成する各要素の状態を監視し、各要素の状
態が、前記組み合わせの、いずれかに合致するか否か判
定することにより前記第1の記憶手段に記憶されている
複数の状態のうち、いずれかの状態にあるか否かを判定
するようにしてもよい。
【0011】また、表示手段を備え、前記第2の監視手
段は、前記監視の結果、前記記憶されている取るべき正
常状態に、対応する前記所定の複数の要素のいずれかが
ないと判定した場合に、正常でない要素の名称と該要素
の現在の状態とを、表示するようにするのが好ましい。
【0012】また、前記第2の記憶手段に記憶する組中
の正常状態のうち、少なくとも1つの正常状態は、対応
する要素の状態量が一定の範囲内にある状態であるよう
にしてもよい。
【0013】また、前記第2の記憶手段に記憶する正常
状態を、システム状態の履歴データより補正する補正手
段を備えてもよい。
【0014】また、前記表示手段と同じまたは異なる表
示手段と入力手段とを含むマンマシンインタフェ−ス部
を備え、前記第1の記憶手段に記憶するシステム状態
と、システム状態に対応して前記第2の記憶手段に記憶
する前記所定の複数の要素の指定と、対応するシステム
の状態が生じた場合に前記所定の複数の要素のそれぞれ
が取るべき正常状態とを、関連づけて前記表示手段に出
力する手段と、前記入力手段を介して、前記システム状
態と記所定の複数の要素の指定と正常状態とが出力され
ている表示手段上で、前記第1の記憶手段に記憶するシ
ステム状態と、システム状態に対応して前記第2の記憶
手段に記憶する前記所定の複数の要素の指定と、前記所
定の複数の要素のそれぞれが取るべき正常状態の内容を
修正する手段を備えるようにするのが好ましい。
【0015】また、前記表示手段と同じまたは異なる表
示手段を備え、前記第2の監視手段が監視している前記
第2の記憶手段に記憶されている正常状態と、これに対
応する要素の現在の状態とを関連づけて前記表示手段に
出力するようにするのがよい。
【0016】また、さらに、前記第2の記憶手段は、前
記第1の記憶手段に記憶するシステムの複数の状態に、
それぞれ対応して、所定の時間情報を記憶し、前記第2
の監視手段は、システムが前記第1の記憶手段に記憶さ
れている複数の状態のうち、いずれかの状態となった場
合に、前記第1の監視手段が判定した状態に対応して前
記第2の記憶手段に記憶されている前記時間情報が示す
時間経過後より、監視を開始するようにしてもよい。
【0017】また、監視対象システムはプラントシステ
ムであってもよい。
【0018】
【作用】本発明に係るシステム監視方法によれば、シス
テムの監視実行時に、システムの状態を監視し、前記記
憶したシステムの複数の状態のうち、いずれかの状態に
あるか否かを判定し、いずれかの状態となった場合に、
これをイベントとして、そのシステム状態に対応して指
定を記憶した前記所定の複数の要素の状態が、取るべき
正常状態にあるか否かを監視することにより、正常な状
態の遷移が行われたか否かを直接監視することができ
る。
【0019】また、本発明に係るシステム監視装置によ
れば、第1の監視手段がシステムの状態を監視し、前記
第1の記憶手段に記憶されている複数の状態のうち、い
ずれかの状態にあるか否かを判定することによりイベン
トの発生を監視し、イベントが発生した場合は、そのイ
ベントたるシステム状態に対応して指定を記憶しておい
た前記所定の複数の要素のそれぞれの状態が、当該シス
テムの状態が生じた場合に取るべき正常状態にあるか否
かを監視することにより、正常な状態遷移が行われたか
否かを判定する。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るシステム監視装置の一実
施例を、監視対象システムをプラントとして説明する。
【0021】まず、図1に、本実施例に係るシステム監
視装置の全体の構成を示す。
【0022】図中、1は監視対象のプラント、4はプラ
ントを監視制御する計算機である。7は計算機4のマン
マシンインタフェ−スを担う中央操作室であり、プラン
ト全体の監視・制御を行なう。また、中央操作室7は、
主制御盤8と監視盤を含む。3は計算機4と中央操作室
7とプラントを結ぶネットワ−クである。2のプロセス
入出力装置と5の入出力装置と6の伝送装置は、プラン
ト1とネットワ−ク3間の入出力を担う。
【0023】以上のような構成において、プラントを監
視するシステムでは対象となるプラント1から各状態量
を計算機4に取込む必要がある。
【0024】そこで、プロセス入出力装置2は、プラン
トからの状態量のうちアナログ量については、アナログ
−ディジタル変換器(AD/C)により量子化しディジ
タル量に変換する。一方、ディジタル量(ON/OF
F)は、ディジタル量としてプロセス入出力装置2に取
込まれる。
【0025】これらのディジタル量はネットワーク3を
介して計算機4で処理される。また、別の取込経路とし
て、プラント状態量は、プロセス入出力装置3とプロセ
ス入出力装置3から変換されたディジタル量は、伝送装
置6からネットワーク3を経由して計算機4に取り込ま
れることもある。
【0026】計算機4では、ディジタル化された各種プ
ラント状態量を人間が判断、理解できるように数字変
換、グラフィック処理等を行なって、中央操作室7の主
制御盤8へ送る。
【0027】主制御盤8では、送られてきた各種プラン
ト状態情報からキーボード、タッチパネルおよびマウス
といった情報選択用の入力デバイスを用いて必要なプラ
ント状態情報を得る。
【0028】一方、プラントの警報監視については、計
算機4で、プラント状態が警報域にあるか否かを判定
し、警報域に有る場合は、中央操作室7の監視盤9にあ
る警報窓10を点燈させて運転員に注意を促すと共に主
制御盤8のCRTに、警報域にある警報プロセスの名称
や、その状態量(現在値)を表示する。
【0029】次に、計算機4上に構成される監視機構に
ついて図2に示す。
【0030】図示するように、系統監視情報入力装置2
1には、監視の開始を規定する監視タイミング条件およ
び監視タイミング条件成立時の監視項目が、後述する図
5の表形式により、中央操作室7の主制御盤8よりネッ
トワ−クを介してCRT表示装置と入力デバイスを用い
て入力される(マンマシン・インターフェイス部)。
【0031】入力された系統監視情報(監視タイミン
グ、監視項目)は、系統監視情報解析装置22により監
視タイミング情報を系統監視タイミングテーブル23
へ、監視項目を監視項目テーブル24へ記憶する。ま
た、この、入力される各表はプラント運転テ−ブル27
に蓄積可能なものとする。
【0032】一方、プラント1からは、プラント入力処
理28により各プラント状態量が取り込まれ、計算機内
部で自由に参照できるプロセス・データ・テーブル29
に格納される。
【0033】オンライン監視機構25では、系統監視タ
イミングテーブル23に記憶されている監視タイミング
情報と、プロセス・データ・テーブル29のプラント状
態量とに基づき常時監視し、後述するタイミング条件が
成立した場合には、監視項目テーブル24とプロセスデ
ータ・テーブル29の情報により監視項目の監視を行な
う。
【0034】もし、監視項目に正常な運転状態と異なる
項目を検出した場合には、メッセージを監視項目出力装
置26へ出力する。
【0035】メッセ−ジは、監視項目出力装置26より
中央操作室7(図1参照)の監視盤にネットワ−ク3を
介して送られ、表示される。
【0036】図3に、前記系統監視タイミングテーブル
23、監視項目テーブル24、オンライン監視機構25
およびプロセス・データ・テーブル29(図2参照)の
詳細を示す。
【0037】図示するように、系統監視タイミングテー
ブル23にはプロセス・データ・テーブル29に格納さ
れたプラント状態量の番地を示すPIDと、判定方向<
>、設定値およびタイミング条件が記憶されている。
301、302、303各行が、それぞれ1つの条件を
規定する。
【0038】オンライン監視機構(図2符号5)は、系
統監視タイミングテーブル23のPIDを基に、プロセ
ス・データ・テーブル29より対応するプラント状態量
の値を取り込んで監視タイミング現在値テーブル31に
格納する。
【0039】次に、系統監視タイミングテーブル23の
< >、設定値条件と監視タイミング現在値テーブル3
1との比較結果を判定値テーブル33に格納するが、<
>、設定値条件に指定がない場合は、判定値テーブル
には現在値がそのまま格納される。
【0040】そして、本判定値テーブル33と系統監視
タイミングテーブル3の各条件301、302、303
との比較照合を行ない合致した条件についてのみ(=
0)、次に続く対応して設けられた監視項目テーブル4
の監視を行なう。401、402、403の各行が、そ
れぞれ、タイミング条件301、302、303に対応
して設けられた監視項目である。
【0041】このように、タイミング条件が成立した場
合にのみ、対応して設定された監視項目を監視するた
め、多くの監視項目を設定しても必要な計算機処理を低
減できる。
【0042】なお、合致タイミング条件(タイミング成
立項目)が複数ある場合には、対応した複数の監視項目
の監視を行なう。
【0043】監視項目の監視は以下のように行う。
【0044】まず、系統監視項目テーブル24のPID
をアクセスキーとして、プロセス・データ・テーブル2
29より監視項目現在値テーブル32へプラント状態量
を格納する。
【0045】そして、監視項目テーブル29に記憶され
た< >、設定値条件に従って判断を行ない結果を判定
値テーブル34に格納する。
【0046】たとえば、PID項A1の現在のプラント
状態量は1231であり判定値は>100(100以
上)であるため条件成立となり、その結果は1となる。
【0047】次に、監視項目テーブル24の各条件判定
値と判定値テーブル34とを比較し、不一致のものを異
常項目として出力する。
【0048】図3の場合には、A5が不一致項目であ
る。
【0049】なお、タイミング条件301、302、3
03が複数成立している場合には、異常な監視項目が重
複する可能性があるが、監視項目テーブルの全ての監視
条件を監視後、重複項目をサプレスして1つに納めて出
力するようにする。
【0050】図3の場合には、条件1と2のタイミング
が成立しているため、監視項目テーブルのA5が2重に
検出されるが、A5を1つの異常として出力するように
する。 次に、例として図4に示す循環水ポンプ(CW
P)の運転監視を例にとり具体的な動作を説明する。
【0051】図4中、CWP43は、循環水をバルブ4
を経由して取り込んでバルブ45より加圧して排出する
ものである。CWP43を動かすには、電源41より電
源スイッチ42を経由して給電する。
【0052】しかし、このままでは、巻線抵抗rと、モ
ータ電流41による抵抗損I2rや、うず電流損失の電
力損失により発熱するため、CWP43は加熱されて、
やがて焼失する。
【0053】そのため、冷却用モータ48を設置して、
冷却水をバルブ47を経由して、熱交換器46により排
熱する。
【0054】また、冷却用モータ48を動かすには、電
源49が作動する必要がある。
【0055】このような運転状態を監視するために、下
記プラント状態量がプロセス入出力装置を介して計算機
に取り込まれているものとする。
【0056】 A1:CWP電流 A2:CWP入口流量 A3:CWP巻線温度 A4:CWP出口流量 A5:CWP冷却モータ運転中 D1:CWP電源入 D2:CWP入口弁開 D3:CWP出口弁開 D4:冷却水入口弁開 また、計算機より設定、処理可能なパラメータとして下
記のものがあるものとする。
【0057】T1:CWP試験中 C1:CWP漏れ量(A4−A2) さて、図5は、図4に示すプラントの運転を監視する情
報をプラント運転テーブル27(図2参照)へ展開した
ものである。
【0058】図示した例では、表番号をPMT03、表
名称を循環水ポンプ運転監視とした。系統監視テ−ブル
23に設定する監視タイミングには、CWP動作判定用
に電源スイッチの状態D1を用い、また、CWP試験中
の時は、監視を行なわないようCWP試験中T1の条件
を入れた。
【0059】これら項目は、ディジタル量であるため、
< >、設定値は設定しない。なお、監視タイミング5
1中の第1行の1から10の項目はタイミング条件番号
を示し、各タイミング条件は、対応する縦の項目のAN
Dを取ることにより判定される。
【0060】すなわち、たとえば条件タイミングの1番
目は、CWP電源入(CWP運転中)であり、かつ、試
験中でないことを示す。
【0061】また、監視項目52中の第1行の1から1
0の項目は監視項目番号を示し、たとえば、タイミング
条件1に対応するところの監視項目1番は、CWP電流
が100A以上、かつ、CWP巻線温度が80℃以下、
かつ、CWP冷却水入口弁が開いていて、かつ、CWP
冷却モータが運転中であることを示す。
【0062】ところで、本例では、タイミング条件2番
において、タイミング条件成立から監視項目の監視開始
までの時間遅れを60秒に規定する。これは、バルブD
2、D3が開閉するのに時間がかかる場合、不要な警報
を出すのをサプレスするためである。なお、この遅れ時
間は、表中遅れ41に設定する。
【0063】なお、本実施例においては、前述したよう
に、図5に示す表の形式で、CRT画面から入力・定義
することを可能とする。また、プラント運転テ−ブル2
7に格納された表は、必要に応じて、中央操作室7の主
制御盤8の指示に従い、主制御盤8上のCRT上に表示
する。また、該表示画面上で修正を行う。この場合、修
正項目を迅速に行なえるように、入力するためのカーソ
ルの移動が直接にできるように、タッチによる移動も可
能とする。
【0064】また、中央操作室7の主制御盤8(図1参
照)よりの指示に応じて、適宜、この表と、プロセスデ
−タテ−ブル29(図2参照)中の現在のプラント状態
量の値とを対応づけて、主制御盤8に表示するようにす
る。
【0065】前述したように、この図5に示した表中、
監視タイミング51は系統監視テ−ブル23に、監視項
目は52は監視項目テ−ブル24に展開され、実際の監
視を行う。ここで、この監視処理の流れを、CWP運転
中に、冷却モータの電源9が故障/復帰した場合を例に
取り図6に示す。
【0066】CWP起動後60秒以内に冷却用モータの
電源が故障すると(ステップ61)、プラント監視テー
ブルのタイミング条件1とタイミング条件2(CWP電
源入、かつ、CWP試験中でない)が成立する。しか
し、この段階では、タイミング条件2に対応する監視項
目の開始条件の遅れ60秒が経過していないので、監視
項目1のみを監視する。そして、CWP冷却モータ用の
電源が故障したので、CWP冷却モータ運転中A5が0
Aとなり、メッセージ出力される(ステップ62)。
次に、そのままCWP運転を継続すると(ステップ6
3)、やがてCWPの温度が上昇する。
【0067】また、CWP起動後60秒経過するので、
監視項目の1と2を監視し、共に異常項目は、CWP冷
却モータ運転中A5と、CWP巻線温度780℃となる
が、1つに縮めてメッセージ出力する(ステップ6
4)。
【0068】次に、冷却モータの電源が復帰すると(ス
テップ65)、CWP冷却モータ運転中A5のメッセー
ジが消去され(ステップ66)、やがて、CWP巻線温
度が下って、全メッセージが消去される(ステップ6
7)。
【0069】以上のように、本実施例に係るシステム監
視装置は構成されているので、以下に示す効果を得るこ
とができる。
【0070】1.監視タイミング条件、監視項目を表の
ままCRT表示画面から容易に定義できるため、プラン
トに関しノウハウを持つ運転員が直接構築できる。
【0071】2.監視を行なう場合、タイミング条件が
成立した監視項目のみの監視を行なうため計算機負荷が
少ない。
【0072】3.制限値による警報検出と異なり、関連
情報より異常箇所の検出を行なうため検出精度が高い。
また、バルブの開閉、電源のON/OFF等のディジタ
ル値の異常も検出できる。
【0073】4.1つの監視項目に対して、関連した異
常項目がまとまってメッセージ出力されるため、迅速な
対応が可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プラン
ト等のシステムの状態遷移の正常性を直接的に判定する
ことのできるシステム監視装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシステム監視装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】システム監視装置における監視機構の構成を示
すブロック図である。
【図3】監視機構で用いる各テ−ブルと処理の概念を示
した説明図である。
【図4】監視対象プラントの一例を示すブロック図であ
る。
【図5】監視タイミング情報および監視項目情報を入
力、表示するための表を示す説明図である。
【図6】監視、警報処理の流れを示した説明図である。
【符号の説明】
1 プラント 2 プロセス入出力装置 3 ネットワ−ク 4 計算機 5 入出力装置 6 伝送装置 7 中央操作室 8 主制御盤 9 監視盤 23 系統監視タイミングテ−ブル 24 監視項目テ−ブル 29 プロセスデ−タテ−ブル 31 監視タイミング現在値テ−ブル 32 監視項目現在値テ−ブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花渕 清 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 大越 郁男 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 大沼 富雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムを監視するシステム監視方法であ
    って、 あらかじめ、システムの複数の状態を記憶し、かつ、記
    憶した前記システムの複数の状態にそれぞれ対応して、
    システムを構成する要素のうちの所定の複数の要素の指
    定と、対応するシステムの状態が生じた場合に、前記指
    定した所定の複数の要素が取るべき正常状態とを記憶
    し、 システムの監視実行時に、前記システムの状態を監視
    し、前記記憶したシステムの複数の状態のうち、いずれ
    かの状態にあるか否かを監視し、いずれかの状態となっ
    た場合に、そのシステム状態に対応して指定が記憶され
    ている複数の要素が、記憶されている前記取るべき正常
    状態にあるか否かを監視することを特徴とするシステム
    監視方法。
  2. 【請求項2】システムを監視するシステム監視装置であ
    って、 システムの複数の状態を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶するシステムの複数の状態の
    それぞれに対応して、システムを構成する要素のうちの
    所定の複数の要素の指定と、対応するシステムの状態が
    生じた場合に、前記指定された所定の複数の要素のそれ
    ぞれが取るべき正常状態とを記憶する第2の記憶手段
    と、 システムの状態を監視し、前記第1の記憶手段に記憶さ
    れている複数の状態のうち、いずれかの状態にあるか否
    かを判定する監視する第1の監視手段と、 システムが前記第1の記憶手段に記憶されている複数の
    状態のうち、いずれかの状態となった場合に、そのシス
    テム状態に対応して前記第2の記憶手段において指定さ
    れている前記所定の複数の要素のそれぞれが、記憶され
    ている取るべき正常状態にあるか否かを監視する第2の
    監視手段とを有することを特徴とするシステム監視装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシステム監視装置であっ
    て、 前記第1の記憶手段に記憶するシステムの各状態は、各
    々、システムを構成する要素のうちの1または複数の要
    素の所定の状態の組み合わせであって、前記第1の監視
    手段は、システムを構成する各要素の状態を監視し、各
    要素の状態が、前記組み合わせの、いずれかに合致する
    か否か判定することにより前記第1の記憶手段に記憶さ
    れている複数の状態のうち、いずれかの状態にあるか否
    かを判定することを特徴とするシステム監視装置。
  4. 【請求項4】表示手段を備えた請求項2または3記載の
    システム監視装置であって、 前記第2の監視手段は、前記監視の結果、前記記憶され
    ている取るべき正常状態に、対応する前記所定の複数の
    要素のいずれかがないと判定した場合に、正常状態にな
    い要素の名称と該要素の現在の状態とを、表示すること
    を特徴とするシステム監視装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4記載のシステム監視
    装置であって、 前記第2の記憶手段に記憶する正常状態のうち、少なく
    とも1つの正常状態は、対応する要素の状態量が一定の
    範囲内にある状態であることを特徴とするシステム監視
    装置。
  6. 【請求項6】請求項2、3、4または5記載のシステム
    監視装置であって、 前記第2の記憶手段に記憶する正常状態を、システム状
    態の履歴データより補正する補正手段を有することを特
    徴とするシステム監視装置。
  7. 【請求項7】表示手段と入力手段とを含むマンマシンイ
    ンタフェ−ス部を備えた請求項2、3、5または6記載
    のシステム監視装置であって、 前記第1の記憶手段に記憶するシステム状態と、システ
    ム状態に対応して前記第2の記憶手段に記憶する前記所
    定の複数の要素の指定と、対応するシステムの状態が生
    じた場合に前記所定の複数の要素のそれぞれが取るべき
    正常状態とを、関連づけて前記表示手段に出力する手段
    と、前記入力手段を介して、前記システム状態と記所定
    の複数の要素の指定と正常状態とが出力されている表示
    手段上で、前記第1の記憶手段に記憶するシステム状態
    と、システム状態に対応して前記第2の記憶手段に記憶
    する前記所定の複数の要素の指定と、前記所定の複数の
    要素のそれぞれが取るべき正常状態の内容を修正する手
    段を有することを特徴とするシステム監視装置。
  8. 【請求項8】表示手段を備えた請求項2、3、5または
    6記載のシステム監視装置であって、 前記第2の監視手段が監視している前記第2の記憶手段
    に記憶されている正常状態と、これに対応する要素の現
    在の状態とを関連づけて前記表示手段に出力することを
    特徴とするシステム監視装置。
  9. 【請求項9】請求項2、3、4、5、6、7または8記
    載のシステム監視装置であって、 前記第2の記憶手段は、前記第1の記憶手段に記憶する
    システムの複数の状態に、それぞれ対応して、所定の時
    間情報を記憶し、前記第2の監視手段は、システムが前
    記第1の記憶手段に記憶されている複数の状態のうち、
    いずれかの状態となった場合に、前記第1の監視手段が
    判定した状態に対応して前記第2の記憶手段に記憶され
    ている前記時間情報が示す時間経過後より、監視を開始
    することを特徴とするシステム監視装置。
  10. 【請求項10】前記監視対象システムはプラントシステ
    ムであることを特徴とする請求項2、3、4、5、6、
    7、8または9記載のシステム監視装置。
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