JP2732657B2 - コロナ帯電装置 - Google Patents

コロナ帯電装置

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JP2732657B2
JP2732657B2 JP8800989A JP8800989A JP2732657B2 JP 2732657 B2 JP2732657 B2 JP 2732657B2 JP 8800989 A JP8800989 A JP 8800989A JP 8800989 A JP8800989 A JP 8800989A JP 2732657 B2 JP2732657 B2 JP 2732657B2
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locking
tension
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シールドケース内にコロナワイヤが張設さ
れ、シールドケースの開口部にグリッドが設けられたコ
ロナ帯電装置に関する。
従来の技術 電子写真複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の
静電写真プロセスを利用した画像形成装置の感光体の除
・帯電器や転写、分離チャージャとしては、樋状のシー
ルドケース内にタングステン等の細線を張設した所謂細
線型コロナ放電器が多く使用されている。さらに、シー
ルドケースの開口面を覆ってグリッド板を設け、これに
電圧を印加することにより、除帯電量も制御することの
できる、いわゆるスコロトロン型コロナ帯電装置も広く
使用されている。
スコロトロン型コロナ帯電装置では、コロナ放電ワイ
ヤとグリッド板とシールドケースとの間の相互間の位置
関係が重要であり、これを所定の値に維持するため、コ
ロナ放電ワイヤはシールドケースの両端に設けられた誘
電体製のエンドブロック間に張設し、グリッド板も両側
エンドブロックに設けた位置決め縁の間に張設するよう
にしている。
グリッド板に張力を印加する方法としては、例えば、
実開昭58-159545号公報や実開昭62-30268号公報等にみ
られるように、コイルバネ、板バネ等のスプリングを介
してエンドブロックに係止しする方法が一般的である
が、この方法は、部品点数が増加し、組付工数が増加す
る欠点があるほか、金属板製のグリッドを平面状に張設
するためには、比較的大きな張力のスプリングが要求さ
れるとともに、経時的にスプリングの劣化によって、グ
リッド板がたるんだり湾曲したり、感光体やコロナ放電
ワイヤとの距離が狂う可能性がある。
スプリングを介在させず、グリッド板端部の係止部を
張力が掛れば弾性的に撓む柱状部としてエンドブロック
と一体に成型して製作し、グリッド板の端部に設けた係
止孔を上記柱状部を撓ませて引掛けて係止することによ
り、グリッド板に張力を印加する方法も例えば、実開昭
62-143961号公報等に開示されており、部品点数の減
少、組付けの容易化に役立つ反面、柱状係止部に経時的
にクリープが生じた場合、スプリングを使用した場合と
同様グリッド板にたるみが生じコロナ放電ワイヤ、感光
体との距離が狂う欠点がある。
その他、グリッド板をシールドケースと一体に板金で
作ることにより剛性をもたせて所定の形状、コロナ放電
ワイヤとの位置関係を保つようにした構成が実開昭61-8
9862号や実開昭62-140544号公報に開示されているが、
部品点数の減少、組付けの容易さは達成されるが、エッ
チング加工のグリッド板のメッシュ部と比べ、線幅が太
く、ピッチも荒くなり、帯電の安定性の維持が困難にな
る欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、グリッド板付きコロナ帯電装置の従来のグ
リッド板張設手段の上記の欠点にかんがみ、構成が簡単
で経時的にグリッド板の張力が減少するおそれの少いコ
ロナ放電装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段 本発明のコロナ帯電装置は、上記の課題を解決させる
ため、上記の両側エンドブロックに設けられたグリッド
板係止部本体はグリッド板の張力により変形しない充分
な剛性を有し、両側の係止部の係止面間の上記位置決め
縁を経由する折線に沿う距離はグリッド板の係止用孔の
係止縁間の距離に概ね等しく、かつ上記エンドブロック
に設けられたグリッド板係止部本体の係止面にはグリッ
ド板を張力を掛けて係止した場合グリッド板の係止縁が
容易に喰込み、喰込みが停止した状態でグリッド板が所
定の張力を保持するようなリブを少くとも1つ設けたこ
とを特徴とする。
作用 以上の構成により、グリッド板の両端部に設けられた
係止孔を両側エンドブロックに設けられた係止部に係止
し、エンドブロックをシールドケースの所定の位置に装
着すれば、グリッド板の両端部の係止孔の係止縁間の距
離は係止部本体の係止面間の位置決め縁を経由する折線
に沿う距離に等しくされているので、係止面に設けられ
たリブにはグリッド板の係止縁が喰込み、喰込が停止し
た状態ではグリッド板は所定の張力で張設され、位置決
め縁の間では平面になり、コロナ放電ワイヤ、シールド
ケースと所定の位置関係を保持することができる。係止
部はグリッド板の張力により変形しない充分の剛性を有
するので、経時的に変形せず、長期にわたって、所定の
張力を保持し、位置決め縁の間ではグリッド板は平面に
保たれ、コロナ放電ワイヤ、シールドケースと所定の位
置関係を保持する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の実施例の構成を示す断面図、第2図
はその分解斜視図である。
この実施例のコロナ帯電装置は、樋状のシールドケー
ス3と、その両端に設けられた誘電体製エンドブロック
6,8と、これらのエンドブロック6,8に両端を係止してシ
ールドケース3内に張設されたコロナ放電ワイヤ2と、
シールドケース3の開口を覆って両エンドブロック6,8
間に張設されたグリッド板1より構成されている。
エンドブロック6の側面にはボス101,102が穿設さ
れ、これに対応してシールドケースの側面には図に左端
が開いたスリット18が設けられ、各側2個のボス101,10
2をスリット18に嵌合させボス102がスリット18の奥に当
接した状態で位置決めされる。一方、エンドブロック8
にはボス103と104が設けられ、これに対応してシールド
ケースには上端が開いた鈎状のスリット19と長孔20とが
設けられ、ボス103,104をこれに嵌合させボス103をスリ
ット19の鈎状部の左端に当接させて所定の位置に位置決
めされる。なお、ボス104はバネによりエンドブロック
8の側面から突出した位置と側面より突出しない位置と
の間に変移可能になっている。
エンドブロック6には、コロナ放電器の長手方向に直
角方向にポ−ル17が突設されており、エンドブロック8
には先端にフック部を有する金属製の給電ブラケット5
が外端側から嵌合孔を通して取付けられ、コロナ放電ワ
イヤ2はその両端に固着された環状端子2a,2bを上記の
ポール17及び給電ブラケット5のフック部にスプリング
4を介して係止し、エンドブロック6,8の内側端部の立
上り部に設けたV字溝14でワイヤの両端近傍を支持して
所定の張力で張設される。
又、エンドブロック6,8には夫々グリッド板係止部11
が上部に突設されている。係止部11は第3図(a),
(b),(c),(d)に示す如く、両端側に突出した
鈎状部を有し、グリッド板1の両端に穿設された係止孔
15a,15bを係止し所定の張力を印加した場合にも殆ど撓
まない充分な剛性を有し、その係止面にはグリッド板の
係止孔15a,15bを係止して張力を掛けた場合第4図に示
す如くグリッド板の係止孔の縁が容易に喰込み、喰込み
が停止した状態でグリッド板が所定の張力を保持しうる
ようなリブ12が設けられている。各エンドブロックの内
側端の立上り部の上端には係止部11に係止されたグリッ
ド板を支持して位置決めする位置決め縁13が設けられて
いる。なお、エンドブロック6,8にはコロナ放電ワイヤ
2の係止部を設けた空所の上記の開口を覆うカバー7,9
が取付けられる。
以上の構成のコロナ帯電装置にコロナ放電ワイヤ及び
グリッド板を張設する手順を説明する。
ワイヤ2の両端に端子2a,2bを固着し、ワイヤ2をエ
ンドブロック6,8の内側の立上り部に設けたV字溝14を
通して端子2aをボール17に、端子2bをスプリング4を介
して給電ブラケット5のフックに係止する。その後エン
ドブロック6,8の空所の開口部にカバー7,9を取付けて蓋
をする。
次にエンドブロック6,8のグリッド板係止部11に、グ
リッド板1の両端に夫々2箇ずつ設けた係止孔15a,15b
を係止する。
以上の状態のエンドブロック6をそのボス101,102を
シールドケース3のガイド溝18に嵌合させて取付け、次
いでエンドブロック8のボス103をシールドケース3の
ガイド溝19に嵌合させる。
グリッド板の係止孔の内側面の距離x(第2図参照9
は、第5図に示す如く、シールドケースの所定の位置に
取付けられたエンドブロック6,8の係止部11のリブ12に
グリッド板が喰込ンダ状態でのリブ12との係止点P2,P5
を両端としエンドブロックの立上り部の上端の位置決め
縁P3,P4を通る折線P2P3P4P5の長さにほゞ等しく設定さ
れている。
したがって、グリッド板に張力を掛けず、リブにグリ
ッド板2の係止孔の縁が喰込まない状態でのリブの係止
点P1,P6を両端としエンドブロック6,8の立上り部上端
縁P3,P4を通る折線P1P3P4P6の長さはxよりも大きく、
又ガイド溝19は鈎状をしているので、エンドブロック8
は、組立てられた時の下を下にしてボス103をガイド溝1
9に入れることはできない。そこでエンドブロック8は
第5図に示すP4,P6点が反対側のエンドブロック6に近
付くように傾けた状態でボス103をガイド溝19に通しそ
の下端に達した所で徐々に正しい姿勢に起こせばグリッ
ド板2に張力が掛り、リブ12の係止部にはグリッド板2
が喰込み、ボス103がガイド溝の鈎状部の端に当接した
位置で、グリッド板2の張力は所定の値になる。この時
ボス104はバネ力により突出して長孔20に嵌合し、エン
ドブロック8は剛性を有するシールドケース3に対して
正しい姿勢と位置に固定される。なお、ボス104は外側
から挿入してエンドブロックに取付けるようにしてもよ
い。この状態でグリッド板1には所定の張力が掛る。エ
ンドブロック6,8のグリッド板係止部11は充分な剛性を
有するので、グリッド板1に張力が掛っても、経時的に
変形することはなく、長期にわたってグリッド板は所定
の張力を保持して平面状に保たれる。
エンドブロックの材質としてはABS樹脂等が適してお
り、リブの断面形状を幅及び高さが0.3mm程度の2等辺
三角形とすればよい。
又、グリッド板の材質としてはSUS 304-CSP-Hの厚さ
0.1mm程度のものが好適であり、係止孔の内側縁間の距
離xを例えば とした場合、第5図の P2P3P4P5=260.3±0.4(公差積上げ後) P1P3P4P6=260.9±0.4( 〃 ) とすれば良好な結果が得られた。
効果 以上の如く、本発明によればグリッドを付設したコロ
ナ帯電装置のグリッドを張力の掛った平面状態に保持し
てグリッド板とコロナ放電ワイヤ、シールドケース相互
間の間隔を長期に亘って一定に保持することができ、所
要の除・帯電性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコロナ帯電装置の実施例の構成を示す
断面図、第2図はその分解斜視図、第3図は(a),
(b),(c),(d)は夫々そのグリッド板係止部の
斜視図、正面図、側面図及び上面図、第4図はこの係止
部にグリッド板を係止した状態を示す側面図、第5図は
その作用を説明する説明図である。 1……グリッド板 2……コロナ放電ワイヤ 3……シールドケース 6,8……エンドブロック 11……グリッド板係止部 12……リブ 13……グリッド板位置決め縁 14……V字溝 101〜104……ボス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋状のシールドケースと、その両端に固定
    された誘電体製エンドブロック間に張設されたコロナ放
    電ワイヤと、上記エンドブロックに設けられた係止部に
    両端部に穿設した係止孔を係止し、両側エンドブロック
    内側端に設けられた位置決め縁で支持させ、その間でシ
    ールドケース開口面を覆って上記コロナ放電ワイヤと所
    定の間隔を保って張設されたグリッド板とを有するコロ
    ナ帯電装置において、 上記の両側エンドブロックに設けられたグリッド板係止
    部本体はグリッド板の張力により変形しない充分な剛性
    を有し、両側の係止部の係止面間の上記位置決め縁を経
    由する折線に沿う距離はグリッド板の係止用孔の係止縁
    間の距離に概ね等しく、かつ上記エンドブロックに設け
    られたグリッド板係止部本体の係止面にはグリッド板を
    張力を掛けて係止した場合グリッド板の係止縁が容易に
    喰込み、喰込みが停止した状態でグリッド板が所定の張
    力を保持するようなリブを少くとも1つ設けたことを特
    徴とするコロナ放電装置。
JP8800989A 1989-04-10 1989-04-10 コロナ帯電装置 Expired - Lifetime JP2732657B2 (ja)

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JP4682891B2 (ja) * 2006-03-23 2011-05-11 村田機械株式会社 感光体ドラムユニット
JP5181518B2 (ja) 2007-04-13 2013-04-10 株式会社リコー スコロトロン帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5321351B2 (ja) * 2009-08-27 2013-10-23 コニカミノルタ株式会社 帯電装置、それを用いたプロセスカートリッジ、及びそれを用いた画像形成装置

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