JP2732441B2 - 列車走行検測における擬似信号発生装置 - Google Patents
列車走行検測における擬似信号発生装置Info
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- JP2732441B2 JP2732441B2 JP63304748A JP30474888A JP2732441B2 JP 2732441 B2 JP2732441 B2 JP 2732441B2 JP 63304748 A JP63304748 A JP 63304748A JP 30474888 A JP30474888 A JP 30474888A JP 2732441 B2 JP2732441 B2 JP 2732441B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は列車走行検測における擬似信号発生装置に係
り、より詳細には、電気検測車に搭載された列車走行検
測システムを、電気検測車を走行させることなく、擬似
信号によって動作確認するための装置に関する。
り、より詳細には、電気検測車に搭載された列車走行検
測システムを、電気検測車を走行させることなく、擬似
信号によって動作確認するための装置に関する。
[従来の技術] 従来から、各鉄道等においては列車の走行条件を維持
するために適当な期間毎に電気検測車を走行させ、架線
状態等の管理データを収集するようにしている。
するために適当な期間毎に電気検測車を走行させ、架線
状態等の管理データを収集するようにしている。
この電気検測車は列車走行検測システムを搭載してお
り、車内外に設けられている各種センサやスイッチ等か
ら架線の架設状態等により変化する信号を検測システム
に取込み、所定のデータ処理を施した後、ディスプレイ
に表示させたりプロッタに記録させることにより異常発
生箇所や改善箇所を検出するものである。
り、車内外に設けられている各種センサやスイッチ等か
ら架線の架設状態等により変化する信号を検測システム
に取込み、所定のデータ処理を施した後、ディスプレイ
に表示させたりプロッタに記録させることにより異常発
生箇所や改善箇所を検出するものである。
ところで、通常の線路における架線は第4図(a)に
示されるような構成を有しており、各電柱51の間に給電
線52と架線53を架設し、電圧降下を防止するために複数
の電柱区間毎にエアーセクション54を設け、電力をエア
ーセクション54で区切られた区間毎に分割供給すると共
に、一部に発生した架線事故が他の電柱区間へ影響しな
いように一電柱区間または複数電柱区間毎にもエアージ
ョイント55を設けている。また、第4図(b)は線路に
対する架線53の架設状態を示し、列車56のパンタグラフ
57と架線53との摺動に伴なう摩耗を少なくするために、
架線53は線路に対して一電柱区間または複数電柱区間毎
に蛇行させて架設されている。
示されるような構成を有しており、各電柱51の間に給電
線52と架線53を架設し、電圧降下を防止するために複数
の電柱区間毎にエアーセクション54を設け、電力をエア
ーセクション54で区切られた区間毎に分割供給すると共
に、一部に発生した架線事故が他の電柱区間へ影響しな
いように一電柱区間または複数電柱区間毎にもエアージ
ョイント55を設けている。また、第4図(b)は線路に
対する架線53の架設状態を示し、列車56のパンタグラフ
57と架線53との摺動に伴なう摩耗を少なくするために、
架線53は線路に対して一電柱区間または複数電柱区間毎
に蛇行させて架設されている。
そして、電気検測車では走行中に列車側部に設けられ
たセンサで電柱51を検知すると共に[第4図(c)参
照]、第5図に示されるようにパンタグラフ57の舟体58
に取付けられているスイッチ群59や加速度計60等から架
線高さ[第4図(d)参照]、衝撃力、振動、偏位(蛇
行の度合)やわたり[第4図(e)参照]を検出し、更
に供給電圧の遷移や離線[第4図(f)参照]等も計測
する。
たセンサで電柱51を検知すると共に[第4図(c)参
照]、第5図に示されるようにパンタグラフ57の舟体58
に取付けられているスイッチ群59や加速度計60等から架
線高さ[第4図(d)参照]、衝撃力、振動、偏位(蛇
行の度合)やわたり[第4図(e)参照]を検出し、更
に供給電圧の遷移や離線[第4図(f)参照]等も計測
する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、電気検測車を走行させて各検出データの正
確な収集・処理を行うためには、搭載されている列車走
行検測システム自体の正常動作が計測へ移行する前に確
認されていなければならない。
確な収集・処理を行うためには、搭載されている列車走
行検測システム自体の正常動作が計測へ移行する前に確
認されていなければならない。
しかし、各検出データは電気検測車を走行させなけれ
ば得られず、また各検出データはそれぞれ特殊な波形と
出力のタイミングを有しているため、オシレータ等の基
本波形を入力するだけでは確実なシステムチェックがで
きない。
ば得られず、また各検出データはそれぞれ特殊な波形と
出力のタイミングを有しているため、オシレータ等の基
本波形を入力するだけでは確実なシステムチェックがで
きない。
そこで、本発明は、電気検測車の走行時における実際
の各検出データが一電柱区間毎または複数電柱区間毎に
周期性を有したものであることに着目し、電柱区間毎の
基本波形データを用いて、電気検測車を走行させずに、
事前に列車走行検測システムの動作を正確且つ迅速にチ
ェックすることができる擬似信号発生装置を提供するこ
とを目的として創作された。
の各検出データが一電柱区間毎または複数電柱区間毎に
周期性を有したものであることに着目し、電柱区間毎の
基本波形データを用いて、電気検測車を走行させずに、
事前に列車走行検測システムの動作を正確且つ迅速にチ
ェックすることができる擬似信号発生装置を提供するこ
とを目的として創作された。
[課題を解決するための手段] 本発明の基本的構成は第1図に示され、電柱間隔デー
タ(L)を記憶する電柱間隔記憶手段1と、列車速度デ
ータ(V)を記憶する列車速度記憶手段2と、前記各記
憶手段1,2がそれぞれ記憶したデータから列車の電柱間
走行周期(S)を求める周期演算手段3と、周期演算手
段3が求めた周期データ(S)を記憶する周期記憶手段
4と、タイマー5と、列車走行時の一電柱区間または複
数電柱区間における検測基本波形を量子化データ(Dp:p
=1〜m)として記憶した擬似データ記憶手段6と、周
期記憶手段4が記憶した周期データ(S)に基づいてデ
ータ読出し速度を設定し、タイマー5の計測時刻を参照
しながら擬似データ記憶手段6の量子化データを逐次読
出す読出し制御手段7と、読出し制御手段7が読出した
量子化データをアナログ信号に変換するD/A変換器8と
を具備し、列車走行検測システム9に対して動作チェッ
ク用擬似信号を出力することを特徴とした列車走行検測
における擬似信号発生装置10に係る。
タ(L)を記憶する電柱間隔記憶手段1と、列車速度デ
ータ(V)を記憶する列車速度記憶手段2と、前記各記
憶手段1,2がそれぞれ記憶したデータから列車の電柱間
走行周期(S)を求める周期演算手段3と、周期演算手
段3が求めた周期データ(S)を記憶する周期記憶手段
4と、タイマー5と、列車走行時の一電柱区間または複
数電柱区間における検測基本波形を量子化データ(Dp:p
=1〜m)として記憶した擬似データ記憶手段6と、周
期記憶手段4が記憶した周期データ(S)に基づいてデ
ータ読出し速度を設定し、タイマー5の計測時刻を参照
しながら擬似データ記憶手段6の量子化データを逐次読
出す読出し制御手段7と、読出し制御手段7が読出した
量子化データをアナログ信号に変換するD/A変換器8と
を具備し、列車走行検測システム9に対して動作チェッ
ク用擬似信号を出力することを特徴とした列車走行検測
における擬似信号発生装置10に係る。
[作用] 本発明では電柱間隔記憶手段1と列車速度記憶手段2
の各データから列車の電柱間走行周期(S)が求めら
れ、擬似データ記憶手段6が記憶している電柱区間の基
本波形量子化データを前記周期(S)に基づいて読出
す。即ち、量子化データがm個あれば周期(S/m)毎に
読出し、それらのデータをD/A変換器7への転送し、検
測擬似信号として列車走行検測システム9へ出力させ
る。尚、ここに基本波形としては、通常の電気検測車の
走行時に各種センサやスイッチ類から得られる波形と近
似したものであり、前の検測により実際に得られている
波形を抽出する手段や、抽象波形として別途作成する手
段等により得られる。
の各データから列車の電柱間走行周期(S)が求めら
れ、擬似データ記憶手段6が記憶している電柱区間の基
本波形量子化データを前記周期(S)に基づいて読出
す。即ち、量子化データがm個あれば周期(S/m)毎に
読出し、それらのデータをD/A変換器7への転送し、検
測擬似信号として列車走行検測システム9へ出力させ
る。尚、ここに基本波形としては、通常の電気検測車の
走行時に各種センサやスイッチ類から得られる波形と近
似したものであり、前の検測により実際に得られている
波形を抽出する手段や、抽象波形として別途作成する手
段等により得られる。
また、電柱間隔データ(L)、列車速度データ
(V)、及び基本波形データ(Dp)は、各記憶手段1,2,
6に固定的に格納させておいても、外部機器からその都
度書込んでもよく、また各線路や架線の条件に応じて適
宜変更できるようにしておくと都合が良い。
(V)、及び基本波形データ(Dp)は、各記憶手段1,2,
6に固定的に格納させておいても、外部機器からその都
度書込んでもよく、また各線路や架線の条件に応じて適
宜変更できるようにしておくと都合が良い。
[実施例] 以下、第2図及び第3図を用いて本発明の一実施例を
説明する。
説明する。
第2図は擬似信号発生装置20と列車走行検測システム
35のシステム回路図を示す。
35のシステム回路図を示す。
擬似信号発生装置20はマイクロコンピュータ制御回路
として構成され、21はシステム制御プログラムを格納し
たROM、22は列車走行検測システム35側から入力された
電柱間隔データと列車速度データ及び各擬似データをそ
れぞれ所定アドレス領域に蓄積するRAM、23は液晶表示
ユニット(LCD)、24はI/Oポートであり、これらのユニ
ット等はタイマー25を備えたCPU26のバスライン26aに接
続されており、CPU26がROM21のプログラムを読出し・実
行することにより制御される。そして、RAM22から時分
割的に読出されてI/Oポート24からチャンネル出力され
る各量子化データはD/A変換器27によりアナログ信号へ
変換されて列車走行検測システム35側へ出力される。
として構成され、21はシステム制御プログラムを格納し
たROM、22は列車走行検測システム35側から入力された
電柱間隔データと列車速度データ及び各擬似データをそ
れぞれ所定アドレス領域に蓄積するRAM、23は液晶表示
ユニット(LCD)、24はI/Oポートであり、これらのユニ
ット等はタイマー25を備えたCPU26のバスライン26aに接
続されており、CPU26がROM21のプログラムを読出し・実
行することにより制御される。そして、RAM22から時分
割的に読出されてI/Oポート24からチャンネル出力され
る各量子化データはD/A変換器27によりアナログ信号へ
変換されて列車走行検測システム35側へ出力される。
一方、列車走行検測システム35側もマイクロコンピュ
ータ制御回路としての構成を有しており、36はシステム
制御プログラムを格納したROM、37は検測データを所定
アドレス領域に蓄積するRAM、38はフロッピーデスク(F
D)に格納されている電柱間隔データと列車速度データ
及び疑似検測データを読取らせ、また検測データを保存
することが可能なフロッピーディスクユニット、39はCR
Tユニット40はプロッタユニット、41はキーボードユニ
ット、42はI/Oポートであり、これらのユニット等はCPU
43のバスライン43aに接続されており、CUP43がROM36の
プログラムを読出し・実行することにより制御される。
そして、I/Oポート42から信号線46を通じて、電柱間隔
データと列車速度データ及び擬似検測データを量子化デ
ータとして擬似信号発生装置20へシリアル転送すると共
に、擬似信号の入力と実際の検測信号の入力を選択する
スイッチ回路44を通じて各アナログ信号を種類別に入力
せしめ、各A/D変換器45によりディジタルデータへ変換
した後、該データをI/Oポート42を通じてシステムへ取
込む。
ータ制御回路としての構成を有しており、36はシステム
制御プログラムを格納したROM、37は検測データを所定
アドレス領域に蓄積するRAM、38はフロッピーデスク(F
D)に格納されている電柱間隔データと列車速度データ
及び疑似検測データを読取らせ、また検測データを保存
することが可能なフロッピーディスクユニット、39はCR
Tユニット40はプロッタユニット、41はキーボードユニ
ット、42はI/Oポートであり、これらのユニット等はCPU
43のバスライン43aに接続されており、CUP43がROM36の
プログラムを読出し・実行することにより制御される。
そして、I/Oポート42から信号線46を通じて、電柱間隔
データと列車速度データ及び擬似検測データを量子化デ
ータとして擬似信号発生装置20へシリアル転送すると共
に、擬似信号の入力と実際の検測信号の入力を選択する
スイッチ回路44を通じて各アナログ信号を種類別に入力
せしめ、各A/D変換器45によりディジタルデータへ変換
した後、該データをI/Oポート42を通じてシステムへ取
込む。
ここで、先ず、疑似信号発生装置20と列車走行検測シ
ステム35とは第2図に示すように接続され、列車走行検
測システム35のキーボード41からシステムチェックモー
ドが設定されると、CPU43はI/Oポート42を介してスイッ
チ回路44を制御して擬似信号入力側に接続させ、更にFD
D38により読出したFDの電柱間隔データと列車速度デー
タ及び擬似検測データを信号線46を通じて擬似信号発生
回路位20側のI/Oポート24へシリアル転送する。
ステム35とは第2図に示すように接続され、列車走行検
測システム35のキーボード41からシステムチェックモー
ドが設定されると、CPU43はI/Oポート42を介してスイッ
チ回路44を制御して擬似信号入力側に接続させ、更にFD
D38により読出したFDの電柱間隔データと列車速度デー
タ及び擬似検測データを信号線46を通じて擬似信号発生
回路位20側のI/Oポート24へシリアル転送する。
ここに、電柱間隔データ(Li)としては30m、40m、及
び50m、列車速度データ(Vi)としては30km/sec、60km/
sec、及び120km/secの各値が用意されており、それら両
データの各組合せとその組合せに対応させた電柱区間で
の基本波形(第4図の電柱検知波形、架線高さ波形、偏
位波形、供給電圧波形等に相当)の量子化擬似検測デー
タ(Di:i=1〜9)とからなる合計9セット分のデータ
が擬似信号発生回路20側へ転送されることになる。尚、
ここに、各セットデータの擬似検測データ(Di)におけ
る電柱データはDidp、架線高さデータはDidp(但し、p
=1〜m)として与えられている。
び50m、列車速度データ(Vi)としては30km/sec、60km/
sec、及び120km/secの各値が用意されており、それら両
データの各組合せとその組合せに対応させた電柱区間で
の基本波形(第4図の電柱検知波形、架線高さ波形、偏
位波形、供給電圧波形等に相当)の量子化擬似検測デー
タ(Di:i=1〜9)とからなる合計9セット分のデータ
が擬似信号発生回路20側へ転送されることになる。尚、
ここに、各セットデータの擬似検測データ(Di)におけ
る電柱データはDidp、架線高さデータはDidp(但し、p
=1〜m)として与えられている。
以下、第3図のフローチャートを参照しながら擬似信
号発生装置20の動作状態を説明する。
号発生装置20の動作状態を説明する。
先ず、転送されてきた前記の電柱間隔データ(Li)、
列車速度データ(Vi)及び擬似検測データ(Di)はそれ
ぞれRAM22の所定アドレス領域へ格納されるが、その都
度CPU26が周期Si(=Li/Vi)を演算し、同周期データ
(Si)を各データセットに対応したアドレス領域に格納
し、このデータ格納の完了によりシュミレーション動作
が開始されることになる[ステップ(1)〜(7)]。
列車速度データ(Vi)及び擬似検測データ(Di)はそれ
ぞれRAM22の所定アドレス領域へ格納されるが、その都
度CPU26が周期Si(=Li/Vi)を演算し、同周期データ
(Si)を各データセットに対応したアドレス領域に格納
し、このデータ格納の完了によりシュミレーション動作
が開始されることになる[ステップ(1)〜(7)]。
シュミレーション動作は、CPU26がRAM22に格納された
周期データ(Si)を参照して擬似検測データ(Di)の読
出し出力のタイミングを設定することから始まる[ステ
ップ(8)(9)]。即ち、擬似検測データ(Di)は一
電柱区間分のデータのみが用意されており、仮想的な電
柱間隔と列車速度の値により読出し速度を変化させる必
要があるため、このタイミング設定を行う。
周期データ(Si)を参照して擬似検測データ(Di)の読
出し出力のタイミングを設定することから始まる[ステ
ップ(8)(9)]。即ち、擬似検測データ(Di)は一
電柱区間分のデータのみが用意されており、仮想的な電
柱間隔と列車速度の値により読出し速度を変化させる必
要があるため、このタイミング設定を行う。
データの読出しは擬似検測データを種類別に時分割転
送する方式で実行され、CPPU26がデータの種類別にI/O
ポート24の出力ポートを設定し、RAM22から対応した疑
似検測データ(Dicp,Didp,Diep,Difp)を別々に読出
し、それぞれの出力ポートに接続されているD/A変換器2
7へ出力させる[ステップ(10)〜(22)]。そして、
この読出し動作は一電柱区間分の擬似検測データ(Di)
に係る合計4m個のデータについて実行されると共に[ス
テップ(23)(24)→(11)]、そのプロセスが3回実
行されると[ステップ(25)→(10),(25)→(2
6)]、次の電柱区間データと列車速度データの組合せ
に対応した擬似検測データについてのデータ転送へ移行
する[ステップ(26)(27)→(9)]。
送する方式で実行され、CPPU26がデータの種類別にI/O
ポート24の出力ポートを設定し、RAM22から対応した疑
似検測データ(Dicp,Didp,Diep,Difp)を別々に読出
し、それぞれの出力ポートに接続されているD/A変換器2
7へ出力させる[ステップ(10)〜(22)]。そして、
この読出し動作は一電柱区間分の擬似検測データ(Di)
に係る合計4m個のデータについて実行されると共に[ス
テップ(23)(24)→(11)]、そのプロセスが3回実
行されると[ステップ(25)→(10),(25)→(2
6)]、次の電柱区間データと列車速度データの組合せ
に対応した擬似検測データについてのデータ転送へ移行
する[ステップ(26)(27)→(9)]。
これにより、合計9セット分の擬似検測データ全てア
ナログ信号として列車走行検測システム35へ出力される
ことになり、同システム35ではそのアナログ信号を通常
の検測状態と同様の動作で処理し、各データセット(D
i:i=1〜9)毎に、且つデータの種類を区別させてCRT
39に表示させると共に、プロッタ40で記録させて、シュ
ミレーション動作を終了する[ステップ(28)]。
ナログ信号として列車走行検測システム35へ出力される
ことになり、同システム35ではそのアナログ信号を通常
の検測状態と同様の動作で処理し、各データセット(D
i:i=1〜9)毎に、且つデータの種類を区別させてCRT
39に表示させると共に、プロッタ40で記録させて、シュ
ミレーション動作を終了する[ステップ(28)]。
従って、オペレータはこれらの表示・記録を見ること
により、電気検測車を走行させる前に列車走行検測シス
テム35が正常に動作するか否かを確認できることにな
る。そして、このシュミレーションを終えた列車走行検
測システム35はキーボード41からの指示により検測モー
ドへ切換えられ、スイッチ回路44を検測信号入力側へ接
続し、電気検測車の走行により各種センサやスイッチ類
からの信号を取込み、実際の検測を行う。
により、電気検測車を走行させる前に列車走行検測シス
テム35が正常に動作するか否かを確認できることにな
る。そして、このシュミレーションを終えた列車走行検
測システム35はキーボード41からの指示により検測モー
ドへ切換えられ、スイッチ回路44を検測信号入力側へ接
続し、電気検測車の走行により各種センサやスイッチ類
からの信号を取込み、実際の検測を行う。
[発明の効果] 以上のように、本発明は、電気検測車を走行させるこ
となく、擬似信号を用いて事前に列車走行検測システム
の動作状態を正確且つ迅速に確認できるようにし、電気
検測車の走行による各種検測データの収集・処理の確実
性を保証する。その結果、電気検測車を走行させた後に
列車走行検測システムの異常動作に気付き、検測走行が
無駄に帰するような事態を防止する。
となく、擬似信号を用いて事前に列車走行検測システム
の動作状態を正確且つ迅速に確認できるようにし、電気
検測車の走行による各種検測データの収集・処理の確実
性を保証する。その結果、電気検測車を走行させた後に
列車走行検測システムの異常動作に気付き、検測走行が
無駄に帰するような事態を防止する。
第1図は本発明の基本的構成を示す図、第2図は擬似信
号発生装置と列車走行検測システムのシステム回路図、
第3図は擬似信号発生装置の動作を示すフローチャー
ト、第4図は架線等の架設態様と電気検測車が検出する
各種信号波形を示す図、第5図は電気検測車のパンタグ
ラフの正面図である。 1……電柱間隔記憶手段、2……列車速度記憶手段 3……周期演算手段、4……周期記憶手段 5……タイマー、6……擬似データ記憶手段 7……読出し制御手段、8……D/A変換器 9……列車走行検測システム 10……擬似信号発生装置
号発生装置と列車走行検測システムのシステム回路図、
第3図は擬似信号発生装置の動作を示すフローチャー
ト、第4図は架線等の架設態様と電気検測車が検出する
各種信号波形を示す図、第5図は電気検測車のパンタグ
ラフの正面図である。 1……電柱間隔記憶手段、2……列車速度記憶手段 3……周期演算手段、4……周期記憶手段 5……タイマー、6……擬似データ記憶手段 7……読出し制御手段、8……D/A変換器 9……列車走行検測システム 10……擬似信号発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益子 貞夫 東京都調布市調布ケ丘3丁目5番地1 株式会社共和電業内 (72)発明者 冨樫 敏 大阪府東大阪市高井田中2丁目12番地 株式会社電業内
Claims (1)
- 【請求項1】電柱間隔データを記憶する電柱間隔記憶手
段と、列車速度データを記憶する列車速度記憶手段と、
前記各記憶手段がそれぞれ記憶したデータから列車の電
柱間走行周期を求める周期演算手段と、周期演算手段が
求めた周期データを記憶する周期記憶手段と、タイマー
と、列車走行時の一電柱区間または複数電柱区間におけ
る検測基本波形を量子化データとして記憶した擬似デー
タ記憶手段と、周期記憶手段が記憶した周期データに基
づいてデータ読出し速度を設定し、タイマーの計測時刻
を参照しながら擬似データ記憶手段の量子化データを逐
次読出す読出し制御手段と、読出し制御手段が読出した
量子化データをアナログ信号に変換するD/A変換器とを
具備し、列車走行検測システムに対して動作チェック用
擬似信号を出力することを特徴とした列車走行検測にお
ける擬似信号発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304748A JP2732441B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 列車走行検測における擬似信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304748A JP2732441B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 列車走行検測における擬似信号発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150780A JPH02150780A (ja) | 1990-06-11 |
JP2732441B2 true JP2732441B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17936746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63304748A Expired - Fee Related JP2732441B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 列車走行検測における擬似信号発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732441B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103674586B (zh) * | 2013-12-12 | 2017-01-11 | 同济大学 | 针对列车行走系统的隐患和故障特征提取方法 |
-
1988
- 1988-12-01 JP JP63304748A patent/JP2732441B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02150780A (ja) | 1990-06-11 |
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