JP2731770B2 - モールド成形機 - Google Patents

モールド成形機

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JP2731770B2 JP31127195A JP31127195A JP2731770B2 JP 2731770 B2 JP2731770 B2 JP 2731770B2 JP 31127195 A JP31127195 A JP 31127195A JP 31127195 A JP31127195 A JP 31127195A JP 2731770 B2 JP2731770 B2 JP 2731770B2
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正志 孫田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールド成形機に
関し、特に金型の当り面を調整し得る手段を備えるモー
ルド成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種のモールド成形機は、金型
を取付ける母型を備えている。そして、樹脂封止する物
によって金型を変えてモールドを行なっていた。例え
ば、ICなどを樹脂封止する際は、樹脂外郭体を成形す
るキャビティをもつ金型を母型に取付け、半導体チップ
をリードフレームに搭載しワイヤリングしたものを金型
のキャビティに位置決めし、キャビティに溶融樹脂を注
入し樹脂封止していた。
【0003】この樹脂封止する際に重要なことは、金型
の上型の面と下型の面との当り面が一様であることであ
る。もし、当り面が片寄っていたりすると、リードフレ
ームと金型の面との間に隙間が生じ、この隙間に溶融樹
脂が入り込み樹脂ばりを発生させる、この樹脂ばりはリ
ードフレームに付着し、取除くのに多大な工数を浪費す
る。このため、樹脂封止を行なう前に、この当り面の調
整を必ず行なければならなかった。
【0004】図3(a)および(b)は従来のモールド
成形機の一例における金型の取付け構造を示す側面図お
よび分解側面図である。従来、モールド成形機における
金型の取付け構造は、図3に示すように、取付けホルダ
である母型4に金型6の背面部である取付け板3を介し
て保持板9で押し付けられる構造であった。また、金型
6の当り面6aが下型の当り面と平行になるように、吊
りボルト10に挿入されるそれぞれのピラー8と金型6
の裏面との間に所望の厚さのシム7を入れ調整してい
た。
【0005】図4は図3のモールド成形機における金型
の取付け調整を説明するためのフローチャート図であ
る。次に、図3および図4を参照して金型の取付け調整
を説明する。いま、モールド作業中に、図4のステップ
Aに示すように、リードフレームに樹脂バリが発生した
と仮定する。
【0006】まず、ステップBでモールド成形機のヒー
タを遮断し、ステップCで金型が冷却するまで待機す
る。冷却し終ったら、ステップDで金型を母型4より取
外す。そして、ステップEで、図3(b)に示すよう
に、金型を分解し、ステップFで、当り面の弱い部分に
厚さのあるシム7に換え、ステップGで、吊りボルト1
0でシム7とピラーを共締めし組立てる。次に、ステッ
プHで、組立てられた金型を母型4に取付け、ステップ
Iでモールド成形機のヒータを入りにし金型の温度を上
げる。次に、金型の温度が所定の温度に達したら、ステ
ップJで金型の当り面を清掃する。ステップKでサンプ
ルをモールドしてみて、樹脂バりの発生の有無を確かめ
る。
【0007】そして、樹脂バリが発生しなかったら、モ
ールド樹脂封止を開始する。また、樹脂バリが発生した
ら、上述したステップBからステップKまでの調整作業
を行ない、樹脂バリが少なく、樹脂バリが発生しても均
一に発生するまで繰返して行なっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモール
ド成形機では、当り面調整の際には、金型の温度が冷え
切ってから金型を取外しなければならないため、調整の
ために長時間機械を停止し、さらに調整後も金型の温度
が上昇するまで待たなければならないという問題があ
る。このことは、モールド成形機の稼働率を低下させ
る。また、重さが約20〜30kgという重い金型を脱
着しなければならないことは、大変な労力を必要とする
問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、樹脂バリの発生
を防止する当り面調整が短時間で小さい労力で行なえ得
るモールド成形機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、保持板
により金型を支え取付ける母型を備えるモールド成形機
において、前記金型の背面と該背面と対向する前記母型
の面との間に挿入され取入れ取出し可能な当り調整プレ
ートと、この当り調整プレートに複数個が散在して配置
されるとともに前記金型を前記母型より外方にせり出せ
る柱状部材と平板状シムとの積み重ね部材とを備えるモ
ールド成形機である。また、前記積み重ね部材と対応し
前記金型の背面に埋設されるとともに前記柱状部材と当
接する突き当部材を備えることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態におけるモールド成形機の金型の取付け構造を示
す側面図および当り調整プレートの分解断面図である。
このモールド成形機は、図1に示すように、母型4の面
4aと金型6の面4aに対向する面3aとの間に挿入さ
れ紙面の表裏方向に取入れ取出し可能な当り調整プレー
ト1と、この当り調整プレート1に複数個が散在して配
置されるとともに金型6を外方にせり出せる当り調整ピ
ラー2と平板状のシム7との積み重ね部材1aとを備え
ている。
【0013】また、この当り調整プレート1の積み重ね
部材1aは、シム7と当り調整ピラー2とを積み重ねた
状態で構成されている。また、この積み重ね部材1a
は、ボルト11で当り調整プレート1に取付けられてい
る。さらに、金型6のせり出し量は、このシム7の厚さ
で調整することである。例えば、シム7の厚さが0.1
mmでそれより厚くしたい場合は、0.15mmの厚さ
のシム7と交換するか、あるいは、新たに、0.05m
mのシムを加えても良い。
【0014】突き当部材5は、当り調整ピラー2と直接
当接し金型6をせり出させるわけであるが、金型6の背
面材である取付け板3の裏面に凹み傷を生じさせないよ
うに設けられている。すなわち、何回かのモールド動作
により突き当部材5が摩耗したら、この突き当部材5を
交換すれば良いようにしてある。勿論、この突き当部材
5が無くても、金型6のせり出し量の調整ができること
は明瞭である。
【0015】図2は図1のモールド成形機における金型
の当り面調整を説明するためのフローチャートである。
次に、このモールド成形機における金型の当り面調整に
ついて図1および図2を参照して説明する。
【0016】まず、図2のステップAで、射出成形時に
樹脂バリが発生したとすると、最初に、ステップBで、
図1の当り調整プレート1の移動防止の側板(図示せ
ず)を外し、当り調整プレート1を図1の紙面の表裏方
向に移動させモールド成形機より取外す。
【0017】次に、図2のステップCで、モールド成形
機より取外した当り調整プレート1を図1(b)のよう
に分解する。そして、ステップDで、樹脂バリが発生し
ている側は、当り面6aの当りが弱いと判定し、例え
ば、当りの弱いと思われる当り調整プレート1側のシム
7の厚み寸法を0.01mm単位で厚くする。次に、ス
テップEで、再び、当り調整プレート1を組立て、ステ
ップFで母型4に取付ける。
【0018】次に、ステップGで、型締めし試験サンプ
ルを樹脂封止する。そして、樹脂バリの発生の有無ある
いは樹脂バリの発生状況を調べる。もし、樹脂バリが無
いか、あるいは、樹脂バリが発生しても、薄く一様に発
生しているだけであれば、当り面の調整は終了する。ま
た、樹脂バリがいまだ発生していれば、ステップBから
ステップGを繰返して行ない当り面調整を行なう。
【0019】このように、樹脂バリ発生から試打ちの間
の作業のために、金型を装置から取外すことが無いの
で、従来のように、金型の取外し分解および取付けに要
する工数や、ヒータ入り切りによる金型温度調整待ち時
間、および離型回復のための金型掃除などが不要とな
り、本発明のモールド成形機では、金型が短時間で修復
が出来るという利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型を装
置固定の母型から取り外さずことなく金型の当り面をせ
り出させる調整プレートを設けることによって、モール
ド成形機のヒータの入り動作を停止させないで金型の当
り面の調整ができ、また、従来のように、金型の取付け
取外しの必要が無くなり工数を大幅に低減でき、かつヒ
ータによる温度下降および上昇の待ち間を短縮できるの
で、金型調整をより簡単に短時間で出来、それによるモ
ールド成形機の稼働率を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるモールド成形機
の金型の取付け構造を示す側面図および当り調整プレー
トの分解断面図である。
【図2】図1のモールド成形機における金型の当り面調
整を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来のモールド成形機の一例における金型の取
付け構造を示す側面図および分解側面図である。
【図4】図3のモールド成形機における金型の取付け調
整を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 当り調整プレート 1a 積み重ね部材 2 当り調整ピラー 3 取付け板 4 母型 5 突き当部材 6 金型 6a 当り面 7 シム 8 ピラー 9 保持板 10 吊りボルト 11 ボルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持板により金型を支え取付ける母型を
    備えるモールド成形機において、前記金型の背面と該背
    面と対向する前記母型の面との間に挿入され取入れ取出
    し可能な当り調整プレートと、この当り調整プレートに
    複数個が散在して配置されるとともに前記金型を前記母
    型より外方にせり出せる柱状部材と平板状シムとの積み
    重ね部材とを備えることを特徴とするモールド成形機。
  2. 【請求項2】 前記積み重ね部材と対応し前記金型の背
    面に埋設されるとともに前記柱状部材と当接する突き当
    部材を備えることを特徴とする請求項1記載のモールド
    成形機。
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