JP2731731B2 - 軒天井パネル - Google Patents

軒天井パネル

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JP2731731B2
JP2731731B2 JP6263321A JP26332194A JP2731731B2 JP 2731731 B2 JP2731731 B2 JP 2731731B2 JP 6263321 A JP6263321 A JP 6263321A JP 26332194 A JP26332194 A JP 26332194A JP 2731731 B2 JP2731731 B2 JP 2731731B2
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健一 金澤
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒天井を形成する際に
使用する軒天井パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ベランダや外廊下等の建物本体から
外部に突出した付属構築物の先端部を支持するために柱
2を立設することが行われており、このため図10に示
すベランダや外廊下などの軒天井Nにおいて、図10の
Xで示す部分においては図11(a)(b)のように上
記付属構築物の先端部(つまり軒先)に位置する柱2部
分に施工する軒天井パネルA′の一側の軒先側の角部を
柱2に合わせて切欠し、該切欠部30を柱2の隣合う2
側面に対向させるようにして嵌め込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11
(a)の場合と、図11(b)の場合とでは切欠部30
の位置が左右逆であり、このため切欠部30の形成位置
が左右逆となった2種類の軒天井パネルA′が必要であ
り(ここで軒天井パネルA′の下面は化粧仕上げがして
あり、上面部は化粧仕上げがしてなかったり、あるいは
上面部と下面部とでは形状が異なったりしているので軒
天井パネルA′を上下逆にしては使用できず、このため
切欠部30の位置の異なる2種類の軒天井パネルA′が
必要となる)、品番点数が増え、生産性が悪く、品番管
理も煩雑になるという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは左右いず
れの柱にも対応できて、生産性及び品番管理が容易とな
る軒天井パネルを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の軒天井パ
ネルは、一定巾の軒天井本体パネル1と、該軒天井本体
パネル1の巾よりも短い軒天井先端パネル3とでなり、
軒天井本体パネル1の巾方向の両端のうちいずれか一方
に選択的に軒天井先端パネル3の巾方向の端部が揃えら
れ且つ軒天井先端パネル3の側端縁が軒天井本体パネル
1の側端部から側方に突出した状態で軒天井本体パネル
1と軒天井先端パネル3とが接合自在に構成され、軒天
井本体パネル1と軒天井先端パネル3とが接合された状
態で軒先側の両方の角部のうち一方の角部に柱2の2側
面に対向するL字状をした柱用はめ込み部4を形成して
成ることを特徴とするものである。
【0006】そして、軒天井本体パネル1と軒天井先端
パネル3とが一方のパネルに設けられた第1の孔7と他
方のパネルに設けられた第2の孔8とを介して固着具9
により接合自在に構成され、第1の孔7乃至第2の孔8
の少なくとも一方が軒天井本体パネル1と軒天井先端パ
ネル3との巾方向の長さの差と等しい間隔をパネルの巾
方向に隔てた2個で一組となった孔よりなり、該一方の
パネルに設けた2個で一組となった孔のうちいずれかの
孔と他方のパネルの孔とに固着具9が挿入されて成るこ
とが好ましい。
【0007】また、軒天井本体パネル1と軒天井先端パ
ネル3とが一方のパネルに設けられたダボ5を他方のパ
ネルに設けられた孔6に挿入することで接合自在に構成
され、ダボ5が挿入される孔6は軒天井本体パネル1と
軒天井先端パネル3との巾方向の長さの差と等しい間隔
をパネルの巾方向に隔てた2個で一組となった孔よりな
り、該2個で一組となった孔6a、6bのうちいずれか
の孔にダボが挿入されて成ることが好ましい。
【0008】また、軒天井本体パネル1と軒天井先端パ
ネル3とのうち一方のパネルの側端縁に設けられたコ字
状溝部10に他方のパネルの側端縁を嵌合させることで
接合自在に構成されることも好ましい。
【0009】
【作用】しかして、上記の構成の本発明によれば、一定
巾の軒天井本体パネル1の巾方向の両端のうちいずれか
一方に、軒天井本体パネル1の巾よりも短い巾の軒天井
先端パネル3の巾方向の一端部を揃え、しかも、軒天井
先端パネル3の側端縁が軒天井本体パネル1の側端部か
ら側方に突出した状態で軒天井本体パネル1と軒天井先
端パネル3とを接合自在に構成して、軒先側の両方の角
部のうち一方の角部に柱2の2側面に対向するL字状を
した柱用はめ込み部4を形成するものであり、軒天井パ
ネル本体1の両側縁のうちどちらに軒天井先端パネル3
を接合するかを選択するのみで、軒先側の両方の角部の
うちいずれか一方に柱用はめ込み部4を備えた左用又は
右用の軒天井パネルAを選択的に構成できるものであ
る。
【0010】そして、一方のパネルに設けられた第1の
孔7と他方のパネルに設けられた第2の孔8とを介して
固着具9により接合自在に構成され、第1の孔7乃至第
2の孔8の少なくとも一方が軒天井本体パネル1と軒天
井先端パネル3との巾方向の長さの差と等しい間隔をパ
ネルの巾方向に隔てた2個で一組となった孔よりなり、
該一方のパネルに設けた2個で一組となった孔のうちい
ずれかの孔と他方のパネルの孔とに固着具9が挿入され
るものにおいては、一方のパネルに設けた2個で一組と
なった孔のうちいずれかの孔を選択して他方のパネルの
孔と連通させて固着具9を挿入して固着するという簡単
な構成により、軒先側の両方の角部のうちいずれか一方
に柱用はめ込み部4を備えた左用又は右用の軒天井パネ
ルAを選択的に構成できるものである。
【0011】また、一方のパネルに設けられたダボ5を
他方のパネルに設けられた孔6に挿入することで接合自
在に構成され、ダボ5が挿入される孔6は軒天井本体パ
ネル1と軒天井先端パネル3との巾方向の長さの差と等
しい間隔をパネルの巾方向に隔てた2個で一組となった
孔よりなり、該2個で一組となった孔6a、6bのうち
いずれかの孔にダボが挿入されるものにおいては、2個
で一組となった孔6a、6bのいずれかにダボ5を選択
的に挿入するという簡単な構成により、軒先側の両方の
角部のうちいずれか一方に柱用はめ込み部4を備えた左
用又は右用の軒天井パネルAを選択的に構成できるもの
である。
【0012】また、軒天井本体パネル1と軒天井先端パ
ネル3とのうち一方のパネルの側端縁に設けられたコ字
状溝部10に他方のパネルの側端縁を嵌合させることで
接合自在に構成されるものにおいては、嵌合という簡略
な構成により、軒先側の両方の角部のうちいずれか一方
に柱用はめ込み部4を備えた左用又は右用の軒天井パネ
ルAを選択的に構成でき、また、嵌合度合いの調整によ
りパネルの製造誤差、施工誤差等に対応することができ
る。
【0013】
【実施例】本発明を以下添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の軒天井パネルAの基本構成を説明するた
めの図面である。本発明の軒天井パネルAは、一定巾の
軒天井本体パネル1と、該軒天井本体パネル1の巾より
も短い巾の軒天井先端パネル3との2部材により構成し
てある。図中L3 が軒天井本体1の巾を示し、L4が軒
天井先端パネル3の巾を示している。
【0014】そして、軒天井本体パネル1の巾方向の両
端部のうち一方に軒天井先端パネル3の一端部を揃え且
つ軒天井先端パネル3の側端縁が軒天井本体パネル1の
側端部から側方に突出した状態で軒天井本体パネル1と
軒天井先端パネル3とが接合自在に構成してある。図1
(b)には軒天井本体パネル1の巾方向の両端部のうち
一方に軒天井先端パネル3の一端部を揃えた実施例が示
してあり、図1(c)には軒天井本体パネル1の巾方向
の両端部のうち他方に軒天井先端パネル3の他端部を揃
えた実施例が示してある。図1(b)、図1(c)のい
ずれの接合の場合でも、軒天井本体パネル1と軒天井先
端パネル3とが接合された状態で軒先側の両方の角部の
うち一方の角部に柱2の隣合う2側面に対向するL字状
をした柱用はめ込み部4が形成される。
【0015】そして、図1(b)のように接合したもの
は図1(d)のように施工されて柱はめ込み部4が柱2
の2側面に対向した状態で嵌め込まれる。また、図1
(c)のように接合したものは図1(e)のように施工
されて柱はめ込み部4が柱2の2側面に対向した状態で
嵌め込まれる。図2乃至図4には接合手段の一例が示し
てある。この実施例においては軒天井本体パネル1と軒
天井先端パネル3とのうち一方のパネルに設けられた第
1の孔7と他方のパネルに設けられた第2の孔8とを介
して固着具9により接合自在に構成された例が示してあ
り、図3、図4に示す実施例では、軒天井本体パネル1
に第1の孔7を設け、軒天井先端パネル3に第2の孔8
を設けてある。軒天井先端パネル3に設けた第2の孔8
はパネルの巾方向に一定の間隔L1 を隔てた2個で一組
となった孔8a、8bにより構成してある。
【0016】つまり、この実施例では図4に示すように
軒天井先端パネル3には2個で一組となった孔8a、8
bの孔の組が3組巾方向に配置してあり、2個で一組と
なった孔8aと8bとの間隔は前述のようにL1 となっ
ている。また2個で一組となった第2の孔8と隣りの2
個で一組となった第2の孔8との間隔はL2 となってい
る。更に、軒天井先端パネル3の巾方向の最端部に位置
する第2の孔8を構成する孔8a又は8bから軒天井先
端パネル3の巾方向の端部までの長さはL8 となってい
る。一方、軒天井本体パネル1には図3のように第1の
孔7が巾方向に一定の間隔(L1 +L2 )隔てて3個形
成してあり、また、軒天井本体パネル1の巾方向の最端
部に位置する第1の孔7から軒天井本体パネル1の巾方
向の端部までの長さは2×L8 となっている。
【0017】しかして、このものにおいては図2(a)
のように軒天井本体パネル1の巾方向の両端部のうち一
方に軒天井先端パネル3の一端部を揃えると共に軒天井
先端パネル3の一側端部を軒天井本体パネル1の上に重
ねることで第1の孔7が2個で一組となった第2の孔8
のうちの一方の孔8aと連通するので、この連通してい
る孔7、8aに固着具9を挿入して固着したり、あるい
は、図2(b)のように軒天井本体パネル1の巾方向の
両端部のうち他方に軒天井先端パネル3の他端部を揃え
ると共に軒天井先端パネル3の他側端部を軒天井本体パ
ネル1の上に重ねることで第1の孔7が2個で一組とな
った第2の孔8のうちの一方の孔8bと連通するので、
この連通している孔7、8bに固着具9を挿入して固着
したりするものであり、いずれかを選択することで左勝
手用、右勝手用のL状をした柱用はめ込み部4を有する
軒天井パネルAが形成できるものである。
【0018】なお、この実施例において軒天井本体パネ
ル1に第2の孔8を設け、軒天井先端パネル3に第1の
孔7を設けてもよいものである。図5乃至図7には上記
の実施例の軒天井パネルAを付属構築物である外廊下の
軒天井に使用した施工例を示している。これは図10に
示す軒天井NのX部分の施工例である。図10において
Tは建物本体(実施例ではアパートの例を示す)、Rは
建物本体Tに付設した付属構築物である外廊下を示して
いる。また図5乃至図7図において15は外廊下の廊下
梁、16は廊下側梁であって、外廊下の軒先側の先端の
コーナ部分に立設した柱2(つまり廊下コーナ柱)に上
記廊下梁15及び廊下側梁16の端部が固着してある。
廊下梁15及び廊下側梁16の各外面部の下部には断面
逆F字状をした廊下見切り材17が固着してある。図中
18は一般の軒天井パネルであり、この一般の軒天井パ
ネル18を外廊下の下面部に配設して任意の取付け手段
により取付ける。例えば、軒天井パネル18の一端部を
廊下梁15に設けた廊下見切り材17のコ字状をしたは
め込み部19に嵌め込んで取付け、軒天井パネル18の
他端部を建物の壁側に壁側見切り材(図示せず)を利用
して取付けるものである。外廊下の下面部の端において
は、本発明の軒天井パネルAを配置して取付ける。この
場合、図5に示すように柱用はめ込み部4が柱2の隣合
う2側面に対向するように嵌め込まれ、該軒天井パネル
Aの一側端部は軒天井パネル18の側端部に重ねられて
ねじ具等の固着具により固着し、また他側端部は図6の
ように廊下側梁16に取付けた廊下見切り材17のコ字
状をしたはめ込み部19に嵌め込んで取付け、更に、軒
天井パネルAの巾方向の一端部は図7のように廊下梁1
5に取付けた廊下見切り材17に嵌め込んで取付け、軒
天井パネルAの巾方向の一端部は建物の壁側に壁側見切
り材(図示せず)を利用して取付けるものである。な
お、図において20は廊下側梁16に取付けた受け金具
であり、廊下床用下地材やあるいは廊下用床パネルを載
設するためのものである。
【0019】図8には本発明における軒天井本体パネル
1と軒天井先端パネル3との接合の他例が示してある。
この実施例においては、軒天井本体パネル1と軒天井先
端パネル3とのうち一方のパネルにダボ5を設け、他方
のパネルにダボ5が挿入される孔6を設けたものであ
り、図8の実施例では軒天井本体パネル1にダボ5を設
け、軒天井先端パネル3にダボ5が挿入される孔6を設
けてある。軒天井先端パネル3に設けた孔6はパネルの
巾方向に一定の間隔L1 を隔てた2個で一組となった孔
6a、6bにより構成してある。また、2個で一組とな
った孔6と隣りの2個で一組となった孔6との間の間隔
はL2 となっており、更に、軒天井先端パネル3の巾方
向の最端部に位置する孔6を構成する孔6a又は6bか
ら軒天井先端パネル3の巾方向の端部までの長さはL8
となっている。一方、軒天井本体パネル1には図8のよ
うにダボ5が巾方向に一定の間隔(L1 +L2 )隔てて
あり、また、ダボ5から軒天井本体パネル1の巾方向の
端部までの長さは2×L8 となっている。
【0020】しかして、このものにおいても上記第1の
孔7、第2の孔8を設けて接合部を構成した実施例と同
様に、図8(b)のように軒天井本体パネル1の巾方向
の両端部のうち一方に軒天井先端パネル3の一端部を揃
えると共に軒天井先端パネル3の一側端部を軒天井本体
パネル1の上に重ねることでダボ5を2個で一組となっ
た孔6a、6bのうちの一方の孔6aに挿入して接合し
たり、あるいは、図8(c)のように軒天井本体パネル
1の巾方向の両端部のうち他方に軒天井先端パネル3の
他端部を揃えると共に軒天井先端パネル3の一側端部を
軒天井本体パネル1の上に重ねることでダボ5を2個で
一組となった孔6a、6bのうちの他方の孔6bに挿入
して接合したりするものであり、いずれかを選択するこ
とで左勝手用、右勝手用のL状をした柱用はめ込み部4
を有する軒天井パネルAが形成できるものである。
【0021】なお、この実施例において軒天井本体パネ
ル1の孔6を設け、軒天井先端パネル3にダボ5を設け
てもよいものである。また、ダボ5は上方に向けて突出
することで、接合状態ではダボ5及び孔6が下方から見
えず外観が良くなるものである。図9には本発明におけ
る軒天井本体パネル1と軒天井先端パネル3との接合の
更に他例が示してある。この実施例においては、軒天井
本体パネル1と軒天井先端パネル3とのうち一方のパネ
ルの側端縁にコ字状溝部10を設け、このコ字状溝部1
0に他方のパネルの側端縁を嵌合させることで接合自在
に構成したものである。すなわち、図9においては軒天
井本体パネル1を折り曲げて側方に開口するコ字状溝部
10を設けてある。
【0022】しかして、図9(b)のように、軒天井本
体パネル1の巾方向の両端部のうち一方に軒天井先端パ
ネル3の一端部を揃えると共に軒天井先端パネル3の一
側端部を軒天井本体パネル1の一側端部のコ字状溝部1
0に嵌め込んで接合したり、あるいは、図9(c)のよ
うに、軒天井本体パネル1の巾方向の両端部のうち他方
に軒天井先端パネル3の他端部を揃えると共に軒天井先
端パネル3の一側端部を軒天井本体パネル1の一側端部
のコ字状溝部10に嵌め込んで接合したりするものであ
り、いずれかを選択することで左勝手用、右勝手用のL
状をした柱用はめ込み部4を有する軒天井パネルAが形
成できるものである。
【0023】この実施例においては、コ字状溝部10へ
の軒天井先端パネル3の一側端部の嵌合度合いの調整に
よりパネルの製造誤差、施工誤差等に対応することがで
きるものである。なお、図9(d)のようにコ字状溝部
10の上横片25の一部を下方に突曲させて弾性押圧部
26を形成することでコ字状溝部10に嵌め込んだ軒天
井先端パネル3の一側端部を弾性押圧部26で弾圧して
確実に嵌合を保持できるものである。
【0024】ところで、図5に示す実施例では軒天井本
体パネル1の巾と軒天井先端パネル3の巾との差は柱2
の巾よりも小さくなっている例を示しているが、図1の
ように、軒天井本体パネル1の巾L3 と軒天井先端パネ
ル3の巾L4 との差L1 が柱2の巾L5 となっていても
よい。つまり、L3 −L4 =L1 =L5 となっていても
よい。
【0025】ここで、軒天井先端パネル3の側端縁の軒
天井本体パネル1の側端部からの突出長さL6 を図1
(c)や図1(e)のように柱2がコーナ柱2aの場合
には柱2の巾L5 と等しくしてもよい。なお、柱2が中
間柱2bの場合には図1(f)のようにL6 =L5 /2
とするのが好ましいが、柱2が中間柱2bの場合でもL
6 =L5 としてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、一定巾の軒天井本体パネルと、該軒
天井本体パネルの巾よりも短い軒天井先端パネルとでな
り、軒天井本体パネルの巾方向の両端のうちいずれか一
方に選択的に軒天井先端パネルの巾方向の端部が揃えら
れ且つ軒天井先端パネルの側端縁が軒天井本体パネルの
側端部から側方に突出した状態で軒天井本体パネルと軒
天井先端パネルとが接合自在に構成され、軒天井本体パ
ネルと軒天井先端パネルとが接合された状態で軒先側の
両方の角部のうち一方の角部に柱の2側面に対向するL
字状をした柱用はめ込み部を形成してあるので、一方の
角部にL字状をした柱用はめ込み部を有する軒天井を構
成するに当たり、軒先の柱が配置される位置に使用する
軒天井パネルを左右別々に製造する必要がなく、生産性
が向上し、しかも部材の管理も容易になるものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、軒天井本体パネルと
軒天井先端パネルとが一方のパネルに設けられた第1の
孔と他方のパネルに設けられた第2の孔とを介して固着
具により接合自在に構成され、第1の孔乃至第2の孔の
少なくとも一方が軒天井本体パネルと軒天井先端パネル
との巾方向の長さの差と等しい間隔をパネルの巾方向に
隔てた2個で一組となった孔よりなり、該一方のパネル
に設けた2個で一組となった孔のうちいずれかの孔と他
方のパネルの孔とに固着具が挿入されて成るので、一方
のパネルに設けた2個で一組となった孔のうちいずれか
の孔を選択して他方のパネルの孔と連通させて固着具を
挿入して固着するという簡単な構成により、軒先側の両
方の角部のうちいずれか一方に柱用はめ込み部を備えた
左用又は右用の軒天井パネルを選択的に構成でき、ま
た、軒天井本体パネルと軒天井先端パネルとの接合も簡
単且つ正確にできるものである。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、軒天井本体パネルと
軒天井先端パネルとが一方のパネルに設けられたダボを
他方のパネルに設けられた孔に挿入することで接合自在
に構成され、ダボが挿入される孔は軒天井本体パネルと
軒天井先端パネルとの巾方向の長さの差と等しい間隔を
パネルの巾方向に隔てた2個で一組となった孔よりな
り、該2個で一組となった孔のうちいずれかの孔にダボ
が挿入されているので、2個で一組となった孔のいずれ
かにダボを選択的に挿入するという簡単な構成により、
軒先側の両方の角部のうちいずれか一方に柱用はめ込み
部を備えた左用又は右用の軒天井パネルを選択的に構成
でき、また、軒天井本体パネルと軒天井先端パネルとの
接合も簡単且つ正確にでき、更に、このものにあって
は、ダボを上方に突出することで、ダボやこれに差し込
む孔が下方から見えず外観も良くなるものである。
【0029】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、軒天井本体パネルと
軒天井先端パネルとのうち一方のパネルの側端縁に設け
られたコ字状溝部に他方のパネルの側端縁を嵌合させる
ことで接合自在に構成されたので、嵌合という簡略な構
成により、軒先側の両方の角部のうちいずれか一方に柱
用はめ込み部を備えた左用又は右用の軒天井パネルを選
択的に構成でき、また、嵌合度合いの調整によりパネル
の製造誤差、施工誤差等を吸収できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す図面で、(a)は分解
斜視図であり、(b)は一組み合わせ例を示す斜視図で
あり、(c)は他の組み合わせ例を示す斜視図であり、
(d)は(b)のものの施工例を示す斜視図であり、
(e)は(c)のものの施工例を示す斜視図であり、
(f)は更に他の施工例を示す斜視図である。
【図2】(a)(b)は同上の一実施例のそれぞれ異な
る位置での接合例を示す平面図である。
【図3】同上に用いる軒天井本体パネルを示し、(a)
は平面図であり、(b)は拡大正面図である。
【図4】同上に用いる軒天井先端パネルを示し、(a)
は平面図であり、(b)は拡大正面図である。
【図5】同上の施工例を示す平面図である。
【図6】同上の施工例を示す正面断面図である。
【図7】同上の施工例を示す側面断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示し、(a)は分解斜視
図であり、(b)は接合例を示す斜視図であり、(c)
は別の接合例を示す斜視図である。
【図9】本発明の更に他の実施例を示し、(a)は分解
斜視図であり、(b)は接合例を示す斜視図であり、
(c)は別の接合例を示す斜視図であり、(d)はコ字
状溝部の他例の断面図である。
【図10】付属構築物である外廊下を備えた建物の例を
示す斜視図である。
【図11】従来例を示し、(a)(b)はそれぞれ別々
に製造した軒天井パネルの施工例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 軒天井本体パネル 3 軒天井先端パネル 4 柱用はめ込み部 5 ダボ 6 孔 6a 孔 6b 孔 7 第1の孔 8 第2の孔 9 固着具 10 コ字状溝部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定巾の軒天井本体パネルと、該軒天井
    本体パネルの巾よりも短い軒天井先端パネルとでなり、
    軒天井本体パネルの巾方向の両端のうちいずれか一方に
    選択的に軒天井先端パネルの巾方向の端部が揃えられ且
    つ軒天井先端パネルの側端縁が軒天井本体パネルの側端
    部から側方に突出した状態で軒天井本体パネルと軒天井
    先端パネルとが接合自在に構成され、軒天井本体パネル
    と軒天井先端パネルとが接合された状態で軒先側の両方
    の角部のうち一方の角部に柱の2側面に対向するL字状
    をした柱用はめ込み部を形成して成ることを特徴とする
    軒天井パネル。
  2. 【請求項2】 軒天井本体パネルと軒天井先端パネルと
    が一方のパネルに設けられた第1の孔と他方のパネルに
    設けられた第2の孔とを介して固着具により接合自在に
    構成され、第1の孔乃至第2の孔の少なくとも一方が軒
    天井本体パネルと軒天井先端パネルとの巾方向の長さの
    差と等しい間隔をパネルの巾方向に隔てた2個で一組と
    なった孔よりなり、該一方のパネルに設けた2個で一組
    となった孔のうちいずれかの孔と他方のパネルの孔とに
    固着具が挿入されて成ることを特徴とする請求項1記載
    の軒天井パネル。
  3. 【請求項3】 軒天井本体パネルと軒天井先端パネルと
    が一方のパネルに設けられたダボを他方のパネルに設け
    られた孔に挿入することで接合自在に構成され、ダボが
    挿入される孔は軒天井本体パネルと軒天井先端パネルと
    の巾方向の長さの差と等しい間隔をパネルの巾方向に隔
    てた2個で一組となった孔よりなり、該2個で一組とな
    った孔のうちいずれかの孔にダボが挿入されて成ること
    を特徴とする請求項1記載の軒天井パネル。
  4. 【請求項4】 軒天井本体パネルと軒天井先端パネルと
    のうち一方のパネルの側端縁に設けられたコ字状溝部に
    他方のパネルの側端縁を嵌合させることで接合自在に構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の軒天井パネ
    ル。
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