JP2731615B2 - 包装容器及び無菌包装方法 - Google Patents

包装容器及び無菌包装方法

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JP2731615B2
JP2731615B2 JP2016744A JP1674490A JP2731615B2 JP 2731615 B2 JP2731615 B2 JP 2731615B2 JP 2016744 A JP2016744 A JP 2016744A JP 1674490 A JP1674490 A JP 1674490A JP 2731615 B2 JP2731615 B2 JP 2731615B2
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neck
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武雄 井手
龍夫 田中
好人 柴内
耕一 畑中
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YUKIJIRUSHI NYUGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は無菌飲食品を充填するための包装容器と無菌
飲食品を充填する方法に関するものである。
(従来の技術) 飲食品を無菌的に充填することは、飲食品の長期保存
及び品質保持の観点から、近年急速に普及しつつある。
特に、飲料については早くから無菌充填が行われ、3
ケ月程度の常温保存も可能であり、これらの試みが加工
食品全般に研究されている。
従来、成形容器に無菌的に飲食品を充填することを目
的としたもので、特公昭55-3218号公報に記載された手
段が知られている。このものは、成形容器を利用した無
菌充填において、内部を無菌的に成形密封した容器を作
り、これを外部殺菌して容器の頸部を開封して飲食品を
充填後、密封するという工程を無菌的に行うものであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 以上のような従来のものによれば、容器の開封、飲食
品の充填等の工程を無菌雰囲気で行えるので、長期保存
に適した製品を提供できる。
しかしながら、この種の工程を行う無菌充填包装機に
は、使用する容器の形状や寸法の変更に対応しきれない
という問題がある。
つまり、無菌充填包装機に一般に必要とされる容器搬
送手段、容器開封手段、充填手段、密封手段等の各種手
段は、包装機に使用される、ある特定の容器形状に適す
るように配置されているのが普通であり、異種形状の容
器に適合させるためには、包装機全体の大幅な設計変更
をきたすことになる。
また、種々の形状等の容器に対応できるような包装機
を構成するには、各種手段の位置を変更させるような機
構が必要となる。
したがって、何れにしても高額な費用がかかり、ま
た、装置的にも大きくなり、小型化、設置スペース等の
削減を図ることができない。
しかも、容器の形状等を変更する度に包装機を停止し
なければならないので、連続作業の妨げとなり、また、
無菌状態を維持するのも困難である。
一方、市場における製品のバラエティー化の要求度は
ますます強くなってきており、異種形状の容器に簡単に
対応できる手段が必要である。
(課題を解決するための手段) したがって、本発明は以上のような無菌充填包装にお
いて、多種多様の形状をもった容器に適合できる技術手
段をうることを目的とするもので、そのための手段とし
て、内部的に殺菌され、封止的に閉鎖されているボトル
型容器の頸部に頸部より大きい径のフランジ部を設けて
包装容器を構成し、かつ、この容器のフランジ部を着脱
自在に構成するか、又は、そのフランジ部に、後で切取
除去可能なスリット等を設ける。
そして更に、この包装容器を用いて飲食品を無菌充填
する方法としては、外気から封止的に隔離した無菌チャ
ンバー内において、2本のレール間にそのフランジ部を
懸吊させることによって搬送しながら容器外部の殺菌乾
燥処理を行った後、容器の一部を切取除去して無菌充填
物を充填し、次いで開口部を閉鎖した後、フランジ部を
切取除去又は取り外してからチャンバー外に排出する
か、もしくはチャンバー外に排出した後、フランジ部を
切取除去又は取り外す方法である。
(作用) 外気から封止的に隔離した無菌チャンバー内におい
て、2本のレールの間に容器の頸部より大きいフランジ
部を懸吊させて搬送させながら容器外部の殺菌処理を
し、その殺菌処理後、容器の一部を除去して無菌充填物
を充填し、開口部を閉鎖することができ、フランジ部は
チャンバー内又はチャンバー外において取り除くことが
できる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
まず、本発明の無菌包装に用いられる容器から説明す
る。
第1図において、(1)はボトル型容器(a)の胴
体、(2)は容器の頸部で、この頸部に、これより径の
大きいフランジ部(3)が形成されており、これは後述
するように容器から取り除かれるが、取り除かずに残し
て搬送時の強度保持、蓋の締め付け端部等に利用しても
よい。(4)は頸部に形成されたキャップ装着用のネジ
山、(5)は封止頭である。
以上のような容器は、内部的に殺菌され、封止的に閉
鎖されているが、一般的にプラスチック樹脂を2つ割り
型内へ供給しつつ無菌空気又は無菌窒素ガス等でブロー
成型し、ブロー用の注入針を抜く際に頸部を封すること
により得られる。
フランジ部(3)は、後述する2つのレールの間に懸
架されて、容器は懸吊状態で搬送されるものである。フ
ランジ部(3)は、第2図に示すように、厚み方向にス
リット(6)を入れて、後述するチャンバー内もしくは
外気中(チャンバー外)で切り落とせるように形成した
り、第3図の如くフランジ部(3)をネジ(4)に螺合
して着脱自在な構成にしたりするが、着脱自在とする場
合には、フランジ部(3)を容器に取りつける装置と取
り外す装置が充填機内部か、もしくは別個に配置され
る。
また、第4図に示すように、フランジ部(3)を容器
頸部(2)の頂点に設けた場合は、容器を殺菌、乾燥
し、容器頸部を図示の点線部分で切り離すことにより、
トリミング部分でフランジ部がなくなるようにすること
もできる。
このため、レールによる搬送はトリミング部分で終了
し、以後は他の搬送装置に変更される。例えば、同じ間
歇移送装置でも特開昭63-191701号公報で記載されてい
るような容器を床置きとした搬送装置を用いる。
しかし、この床置き搬送の場合には、容器胴部を嵌合
部とするので、容器形状の変更によって搬送装置の変更
をきたすことを覚悟しなければならない。
そこで、具体的に搬送装置について、第5図で説明す
ると、レール(7)(7)は通常固定されており、レー
ル幅を可動できるようにすれば、容器(1)の形状や大
きさが変更されても、頸部(2)を一定の形状で構成す
ることにより、頸部の切り取り装置やキャップ取り付け
装置等の一部を変更する必要がない。
第5図に示す搬送装置は、櫛歯型の搬送装置(9)を
示すもので、櫛歯型の搬送アーム(8)が図示の矢印の
如く駆動装置(図示しない)でボックスモーションを行
って容器(a)を搬送するようになっている。
図示の搬送アーム(8)は容器(a)の胴部に係合し
て搬送するようになっているが、容器(a)の頸部に係
合して搬送を行ってもよい。好ましくは、容器の頸部に
係合するようにした方が、容器形状の変更によっても頸
部の寸法さえ同じであれば搬送装置の変更がなくなる。
以上のような容器を搬送して殺菌、乾燥、充填を行う
無菌充填包装装置について、第6図で説明すると、レー
ル(7)(7)に射出成形機でブロー成型され、しかも
内部が無菌保持されている密封容器(a)を無菌チャン
バー(10)に供給すると、櫛歯型の搬送装置(9)によ
って、図上で右方向に向って搬送される。そして、搬送
の途中で、まず殺菌剤気化装置(11)で、H22ミスト
あるいはガスが発生されて、容器の頸部表面に付着され
る。
次に、熱風供給ダクト(12)によって、加熱エアによ
るH22を乾燥させると同時に紫外線で殺菌を行う。乾
燥殺菌された容器(a)は、トリミング機(13)で容器
の頸部を刃物と回転ホルダーにより開口され、トリミン
グカットされたものは、バキュームノズル装置(14)に
より吸引されて排出される。
以上のようにして、開口された容器(a)は充填装置
(15)で無菌飲食品が充填される。
次に、キャップ(蓋)はキャップ供給装置(17)から
キャップ殺菌装置(16)に運ばれて殺菌される。殺菌さ
れたキャップはキャップ取付部(18)でキャッピングさ
れ、ヒートシール部(19)でヒートシールされ、フラン
ジ切り取り装置又は取り外し装置(20)でフランジ部
(3)が容器(a)から取り除かれて排出される。
(21)は容器(a)の昇降機であって、その上昇でフ
ランジ切り取り装置又は取り外し装置へ容器を供給し、
容器を確実に保存するものであり、フランジ切り取り装
置又は取り外し装置(20)によってフランジ部が除かれ
ると、昇降機(21)の下降で容器(a)は搬送装置(2
2)に移送される。
なお、第6図では、フランジ切り取り装置又は取り外
し装置を、無菌チャンバー(10)内に設けたものについ
て示されているが、無菌チャンバー外において切り取る
か、又は取り外し方法を講じてもよいものである。
以上の如く、フランジ部を具えた無菌包装容器を用い
た飲食品を充填する方法として、外気から封止的に隔離
したチャンバー内において搬送しながら容器外部の殺
菌、乾燥を行った後、容器頸部の一部を切り取り、充填
部で無菌飲食品を充填し、キャップを取り付けた後、外
気中に排出する無菌充填方法を提供することができる。
殺菌部、乾燥部、充填部は、既知の方法、例えば特開
昭61-203322号公報で示されたような回転隔壁を設け
て、セクションの出入口を封止的に閉鎖できるようにし
て遮断する。
以上、何れにしてもフランジ付容器を用いることによ
り異種形状の容器に簡単に対応できる方法を提供するこ
とができる。
(発明の効果) 請求項1のものによれば、頸部を同じサイズで設計す
れば、下部の容器胴体部を多種の形状にしても1つの充
填装置で充填が可能である。したがって、設備費用の節
減につながる。
また、フランジ部を利用して首吊り式に容器を搬送す
ることができるので、底受けする必要がなく、充填前の
自立機能をもつ必要がないので、容器の肉厚を落とすこ
とができる。
そして、フランジ部を取り外し可能とすると、フラン
ジ部を何度も使用でき、容器を安価に提供できるし、容
器をまとめて搬送するクレートや包装体においては、容
器の残留フランジを利用して懸吊状態に包装し、搬送中
の衝撃や積み上げ荷重による破損等を防止できる。
請求項2によれば、無菌チャンバー内の無菌雰囲気を
破壊することなく、容器の変更を可能とし、殺菌剤や無
菌空気の無駄を省くがことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明容器の斜視図、 第2図はフランジ部の切り取り手段を示す本発明容器の
正面図、 第3図はフランジ部の取り外し手段を示す本発明容器の
正面図、 第4図は他の実施例にかかる本発明容器の頸部を示す部
分正面図、 第5図は搬送状態の斜視図、 第6図は無菌充填包装機の正面図である。 (1)……容器胴部 (2)……頸部 (3)……フランジ部 (4)……ネジ山 (5)……封止頭 (6)……スリット (7)……レール (8)……搬送アーム (9)……搬送装置 (10)……無菌チャンバー
フロントページの続き (72)発明者 畑中 耕一 埼玉県狭山市青柳63 新狭山ハイツ5― 501 (56)参考文献 特開 昭61−203322(JP,A) 特開 昭63−191701(JP,A) 特開 昭47−15285(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部的に殺菌され、封止的に閉鎖されてい
    るボトル型容器の頸部に、頸部より大きい径のフランジ
    部を設け、かつ、このフランジ部を着脱自在に構成する
    か、又は、このフランジ部に切取除可能なスリットを設
    けることを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】内部的に殺菌され、封止的に閉鎖されてい
    るボトル型容器の頸部に、頸部より大きい径のフランジ
    部を設けて構成した無菌包装容器を、外気から封止的に
    隔離したチャンバー内において、2本のレール間にその
    フランジ部を懸吊させることによって搬送しながら容器
    外部の殺菌処理を行った後、容器の一部を除去して無菌
    充填物を充填し、次いで開口部を閉鎖した後、フランジ
    部を切取除去又は取り外してからチャンバー外に排出す
    るか、もしくはチャンバー外に排出した後、フランジ部
    を切取除去又は取り外すことを特徴とする無菌充填方
    法。
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