JP2738580B2 - 無菌充填包装機における搬送装置 - Google Patents

無菌充填包装機における搬送装置

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JP2738580B2
JP2738580B2 JP2016746A JP1674690A JP2738580B2 JP 2738580 B2 JP2738580 B2 JP 2738580B2 JP 2016746 A JP2016746 A JP 2016746A JP 1674690 A JP1674690 A JP 1674690A JP 2738580 B2 JP2738580 B2 JP 2738580B2
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武雄 井手
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は長期保存可能な無菌の飲食品を充填する無菌
充填包装機における搬送装置に関するものである。
(従来の技術) 無菌充填包装機における容器搬送の遮断装置として
は、特開昭55−163124号公報に示されたものがある。こ
れは、容器搬送コンベアの下部折り返し部分で容器を殺
菌し、上部送り部分で充填するように構成されたもので
ある。これによって、殺菌部と充填部を小スペースで構
成したものである。
また、特開昭62−287833号公報に示されたような容器
をレール上に懸吊して容器を1個づつ隔離し、かつ搬送
する装置で構成して、殺菌から充填までを行う容器の搬
送装置の他、特開昭63−162446号公報に示されたような
ボックスモーションする搬送装置がある。ボックスモー
ションする搬送装置は、ボトル型容器を容器形状に切削
した穴部分に収納して容器をスライド搬送し、一定距離
移動してから搬送装置を容器から離して移動距離部分に
戻り、更に容器に嵌合して移動するという動作を行うも
のである。
(発明が解決しようとする課題) 従来の以上のような無菌充填包装機における搬送装置
は、包装機を大きくするネックとなっており、したがっ
て、無菌に維持するスペースが過大となり、設備費用が
膨大となる。
特開昭55−163124号公報のような搬送装置をチェーン
式に回動するものでは、特に無菌に維持するスペースが
大きくなる。
特開昭63−162446号公報に示されたような搬送装置が
ボックスモーションするものでは、容器を嵌合する穴部
分が通気部分となり、また、搬送装置全体を無菌雰囲気
中に設備する必要があり、殺菌剤や無菌空気の量が膨大
であるのみならず、櫛歯状の搬送体が容器に嵌合すると
きと離れるときの作動距離部分だけのスペースが他の装
置を配置できないスペースとなり、無菌雰囲気のスペー
スを縮小できないという欠点がある。
したがって、本発明は搬送装置が無菌室を分断し、無
菌維持スペースを最小にすることができる無菌充填包装
機における搬送装置をうることを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は以上のような目的を達成するため、次のよう
な無菌充填包装機における搬送装置をうることを目的と
するものである。
すなわち、容器頚部を挟持して容器を搬送する装置に
おいて、容器頚部に嵌合する穴が設けられ、かつ搬送動
作を行う可動板に対向させて、可動板の移動に追従して
出入りする遮蔽板を設けるとともに、該遮蔽板の容器頚
部に当接する位置に、容器頚部が嵌合する穴を設け、可
動板又は遮蔽板の穴に容器頚部が嵌合していないとき、
それらの穴を遮蔽できるように可動する閉穴板を、前記
可動板及び遮蔽板に設け、可動板と遮蔽板の接触面を互
いにスライド可能に嵌合したことを特徴とする無菌充填
包装機における搬送装置である。
(作用) 本発明のものは、容器頚部に嵌合する穴を設けた可動
板と、これに追従して出入りする遮蔽板とで無菌室を分
断し、搬送動作を行う可動板が遮蔽板に対してスライド
移動して容器を搬送するものであって、容器頚部が可動
板と遮蔽板の各穴に係合していないとき、閉穴板が穴を
ふさいで殺菌エリアと無殺菌エリアとを遮断するもので
ある。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
まず、本発明の無菌充填包装機の移送装置に用いられ
る容器を第6図で説明すると、(1)はボルト型容器
(a)の胴体、(2)は容器の頚部で、この頚部に、こ
れより径の大きいフランジ部(3)が切り取り自在又は
着脱自在に形成されており、これは後述するように取り
除かれる。(4)は頚部に形成されたキャップ装着用の
ネジ山、(5)は封止頭である。
以上のような容器は、内部的に殺菌され、封止的に封
鎖されているが、一般にプラスチック樹脂を2つ割り型
内へ供給しつつ無菌空気又は無菌窒素ガス等でブロー成
型し、ブロー用の注入針を抜く際に頚部を溶封すること
により得られる。
そして、フランジ部(3)は2つのレール(6)
(6)の間に懸架されて頚部(2)が挟持され、容器は
懸吊状態で搬送されるものである。
本発明は、以上のような容器の搬送装置であって、搬
送装置が無菌室を分断し、無菌維持スペースを最小にす
ることを目的とするものである。
そこで、第1、2、3図について説明すると、(7)
は搬送方向に軸架されたスライド軸で、これに可動柱
(8)が前後にスライド自在に装着され、この可動柱
(8)の上端に断面アングル状のフレーム(9)が形成
されている。フレーム(9)に横設されたガイド軸(1
0)には可動板(11)が左右動自在に装着されている。
フレーム(9)は図示しない駆動装置で前後動し、可
動板(11)は図示しない駆動装置で左右動するようにな
っており、図示の矢印の如く、可動板は前進→左進→後
進→右進の動作を反復してボックスモーションをおこす
ようになっている。
以上のような可動板(11)に対向して固定板(12)が
搬送方向に固設されており、この固定板(12)の溝孔
(14)に遮蔽板(13)が左右動自在に装着されている。
第3図において、(15)は遮蔽板(13)と固定板(11)
との間に介装されたバネであり、遮蔽板(13)がバネ
(15)で溝孔(14)から抜け出ないように、図示しない
遮蔽板のストッパーがある。
したがって、遮蔽板(13)は可動板(11)に常に接触
して、可動板(11)の左右動に追従し、固定板(12)か
ら出入する。
また、可動板(11)と遮蔽板(13)とには、相対向す
るように容器(a)の頚部(2)が嵌合する穴(16)
(17)がある。ただし、遮蔽板(13)は搬送方向、つま
り前後方向には移動しない。
遮蔽板(13)は搬送方向に移動しないので、この遮蔽
板(13)に対して可動板(11)は前後動するから、両者
の接触面(18)は互いに段部係合してスライド自在に構
成されており、更にその摩擦力を軽減するために、接触
面はカーボン材で構成することが好ましい。
図示の可動板(11)と遮蔽板(13)とは、レール
(6)(6)の下方に配設されており、懸吊状態にある
容器の頚部(2)には、容器の停止時、可動板(11)の
穴(16)と遮蔽板(13)の穴(17)とが嵌合し、可動板
(11)の前進で穴(16)で容器(a)の頚部(2)を前
進せしめる。その際、遮蔽板(13)はバネ(14)に抗し
て右進するので、穴(17)は容器(a)の頚部(2)か
ら離れる。そこで、搬送動作を説明すると、可動板(1
1)の前進で容器(a)を前進せしめた後で、可動板(1
1)は左進して穴(16)は容器(a)の頚部(2)から
離れ、次いで可動板(11)は後進してから右進して、次
の容器(a)の頚部に嵌合する。かかる動作を繰り返し
て容器を搬送するものである。
可動板(11)によって容器を前進せしめる際、穴(1
6)が頚部(2)の大部分に係合し、穴(17)は部分的
に頚部(2)に嵌合する状態としておくことにより、容
器(a)の頚部(2)は穴(17)から容易に外れ、容器
の前進に障害となることがない。
また、可動板(11)の穴(16)が容器(a)の頚部に
嵌合する際、遮蔽板(13)は弾力的に右進するので容器
を破損せしめることがない。
更に又、遮蔽板(13)及び可動板(11)の容器嵌合部
分(17)(16)は、容器がないとき閉鎖する閉穴板(1
9)(19a)が遮蔽板(13)及び可動板(11)に対して可
動自在に配置されている。(20)は遮蔽板(13)の溝孔
(22)と閉穴板(19)との間に介装されたバネであり、
(21)は可動板(11)の溝孔(23)と閉穴板(19a)と
の間に介装されたバネであって、図示しないストッパー
で閉穴板(19)(19a)は必要以上に飛び出ないように
なっている。
以上の如く、閉穴板(19)(19a)はバネ等の弾性体
で可動してもよいが、カム等の力によるものでもよく、
容器があるときには、容器に当接すると同時に可動する
ように構成されている。
以上のような搬送装置(A)を用いて、容器を搬送し
て殺菌乾燥充填を行う無菌充填包装機について第5図で
説明すれば、射出成形機でブロー成型された、しかも内
部が無菌的に保持されている密封ブロー容器(a)をレ
ール(6)(6)で無菌チャンバー(24)に供給する
と、搬送装置(A)で右方向に向って搬送される。
搬送の途中で、まず殺菌剤気化装置(25)でH2O2ミス
トあるいはガスが発生されて、容器(a)の頚部表面に
付着される。
次に、殺菌処理を経た容器は熱風供給ダクト(26)に
よる加熱エアによってH2O2を乾燥させられる。乾燥殺菌
された容器(a)がトリミング機(27)で容器の頚部を
刃物と回転ホルダーとによりトリミングカットされる。
カットされたものはバキュームノズル装置(28)により
吸引されて排出される。以上のようにして、開口された
容器(a)は充填装置(29)で無菌飲食品が充填され
る。
次に、キャップ(蓋)はキャップ供給装置(30)から
キャップ殺菌装置(31)に運ばれて殺菌される。殺菌さ
れたキャップはキャップ取付部(32)で容器(a)にキ
ャッピングされ、ヒートシール部(33)でヒートシール
され、フランジ切り取り装置又は取り外し装置(36)に
よって、フランジ部(3)が容器(a)から取り除かれ
て排出される。
(34)は容器(a)の昇降機であって、その上昇でフ
ランジ切り取り装置又は取り外し装置(36)へ容器
(a)を供給し、容器を確実に保持するものであり、フ
ランジ切り取り装置又は取り外し装置(36)によってフ
ランジ部(3)が取り除かれると、昇降機(34)の下降
で容器(a)は搬送装置(35)に移送される。
以上の如く、外気から封止的に隔離されたチャンバー
(24)内において、2本のレール(6)(6)間にフラ
ンジ部(3)を懸吊させて搬送しながら容器外部の殺菌
乾燥を行った後、容器頚部の一部を切り取り、無菌充填
物としての無菌飲食品を充填し、キャップを取り付けた
後、外気中に排出されるものである。
そして、搬送装置(A)における可動板と遮蔽板とに
より無菌チャンバーを上下に分断でき、これによって上
部の容器頚部のみを殺菌でき、下部の胴部は殺菌しない
で済み、また、殺菌の必要もないので、無菌維持スペー
スを上部のみとして最小にすることができる。
以上、本発明の精神を変更しない範囲内で任意に設計
変更できるものである。
(発明の効果) 本発明のものによれば、搬送装置の遮蔽板と可動板に
よって無菌室を上下に遮断することができ、容器の頚上
部のみを殺菌処理部分及び充填部として構成することが
可能となり、無菌処理容積を小さくできる。従来と比較
すると半減できるため、殺菌剤の低減、無菌空気量の低
減が図れる。
また、搬送装置の下になる容器下部は無菌化の必要が
なくなり、無菌スペースの低減の他に装置自体を簡素化
でき、設備費用の低減が図れる。
更に又、容器搬送のための容器嵌合部分の穴が閉穴板
によって塞ぐことができるものであれば、更に無菌雰囲
気を完全に場所と分離することができ、無菌維持費用の
低減を促進できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の簡略説明図、 第2図は同上断面図、 第3図は可動板と遮蔽板を切断面して示す断面図、 第4図は可動板の斜面図、 第5図は無菌充填包装機の正面図、 第6図は容器懸吊状態を示す斜視図である。 (a)……容器 (1)……胴部 (2)……頚部 (3)……フランジ部 (4)……ネジ山 (5)……封止頭 (6)……レール (11)……可動板 (13)……遮蔽板 (16)……穴 (17)……穴 (19)……閉穴板 (19a)……閉穴板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−96005(JP,A) 実開 昭63−86099(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器頚部を挟持して容器を搬送する装置に
    おいて、容器頚部に嵌合する穴が設けられ、かつ搬送動
    作を行う可動板に対向させて、可動板の移動に追従して
    出入りする遮蔽板を設けるとともに、該遮蔽板の容器頚
    部に当接する位置に、容器頚部が嵌合する穴を設け、可
    動板又は遮蔽板の穴に容器頚部が嵌合していないとき、
    それらの穴を遮蔽できるように可動する閉穴板を、前記
    可動板及び遮蔽板に設け、可動板と遮蔽板の接触面を互
    いにスライド可能に嵌合したことを特徴とする無菌充填
    包装機における搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0688567B2 (ja) * 1986-09-30 1994-11-09 三菱重工業株式会社 容器ホルダ−
JPS6386099U (ja) * 1986-11-26 1988-06-04

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