JP2729986B2 - トンネルの防水シ−ト取付方法 - Google Patents

トンネルの防水シ−ト取付方法

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JP2729986B2
JP2729986B2 JP8186982A JP18698296A JP2729986B2 JP 2729986 B2 JP2729986 B2 JP 2729986B2 JP 8186982 A JP8186982 A JP 8186982A JP 18698296 A JP18698296 A JP 18698296A JP 2729986 B2 JP2729986 B2 JP 2729986B2
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永 継 志 豊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地山又は一次覆工の表
面に二次覆工を打設する前に、建設されるトンネルに防
水機能を付与するために、前記地山又は一次覆工の表面
に防水シ−トを取付けるための防水シ−ト取付方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルの建設に際しては、出来上がっ
たトンネルが堅牢であることは勿論、防水性に富んだも
のであることが望まれる。その理由は、防水性がない
と、トンネル上の地山から水がトンネル内に滲出,滴下
するし、冬期、特に寒冷地においては、前記のトンネル
内に滲出した水が凍って氷柱となり、トンネル上壁から
垂下して事故の原因になるばかりでなく、トンネル自体
が凍結して歪が生じ、この歪は解凍しても全部は復元し
ないで残留するため、長年月の間には損壊するおそれが
あるからである。
【0003】そのため、従来、ア−チ状に掘削したトン
ネルの表面又は該表面上に形成した一時覆工の表面に防
水シ−トを取付けるための構造については、数多くの提
案がなされている。例えば、実開昭64-10599号公報に記
載された考案がある。この考案における防水シ−トの取
付構造は、図5に示すように、面ファスナの雄側部材の
ように外面に多数の係止用突起F1を形成した金属製,合
成樹脂製等の帯状又は面状をなす支持部材Fを前記係止
用突起F1をトンネル内空側に向けトンネルのコンクリ−
ト壁面G又は地山に線状,又は点状に取付ける一方、裏
面に不織布等を部分的に貼着して成る被係止層A1を形成
した防水シ−トAを、その被係止層Aを前記支持部材F
の係止用突起F1に押圧係止させる構造である。
【0004】然し乍ら、これでは、ア−チ状に掘削した
トンネルの表面は勿論、その表面に施工した一時覆工の
表面も凹凸が多く、支持部材Fを同じ高さに取付けるこ
とは困難であり、また、防水シ−トAを貼着する場合、
この防水シ−トAは通常不透明のため、被係止層A1を支
持部材Fに当てがって押圧するのに、手さぐりで作業を
行わなければならないので、作業能率が極めて悪く、し
かも、凹んだ部分に取付けられた支持部材Fには被係止
層A1を係止させることが出来ず、従って、全体として防
水シ−トAの係止力が弱くなり、作業途中に脱落するお
それがある。
【0005】また、支持部材の取付に際しては、通常釘
やアンカ−ボルトB等を用いるが、それらの頭が支持部
材の係止用突起を邪魔する結果、有効に作用する係止用
突起F1の面積が減少して被係止層A1を係止しにくくなる
おそれもあるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来技術の問題点に鑑み、従来技術における支持部材と
防水シ−トの被係止層との係止関係を強固にすると共
に、防水シ−トの貼着作業を容易に施工できるトンネル
の防水シ−ト取付方法を提供することを、その課題とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的としてなされたもので、その構成は、地
山をア−チ状に掘削して形成したトンネルの表面又は該
トンネルの表面に形成した一次覆工の表面に、面ファス
ナの雄部材状の係止用突起を強固に係止できる不織布等
から成る通水緩衝材を止着し、該通水緩衝材の表面に、
裏面に前記係止用突起を多数設けた係止部材を適宜間隔
を置いて点状に定着した防水性シ−トをその係止用突起
を前記通水緩衝材に係止させて貼着することを特徴とす
るものである。
【0008】即ち、本発明は、ア−チ状に掘削して形成
したトンネル又は該トンネルの表面に、不織布等から成
り面ファスナの雄部材のような係止用突起を多数設けた
係止部材の係止用突起を強固に絡着係止する通水緩衝材
を貼着すれば、該通水緩衝材は可撓性を有するので、ト
ンネル又は一時覆工の表面によく馴染んで貼着されるか
ら、その表面に、裏面に前記係止部材をその係止用突起
を外側にして点状に定着した防水シ−トを、その係止部
材を通水緩衝材に押圧して絡着係止させることにより、
防水シ−トを強固に通水緩衝材に貼着でき、結果として
防水シ−トを前記トンネル又はその表面に形成した一時
覆工に貼着できるとの観点からなされたものである。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図により説明する。図
1はトンネルの一時覆工の表面に通水緩衝材を貼着した
状態の一部の断面図、図2は裏面に係止部材を点状に定
着した防水シ−トの一部の断面図、図3は通水緩衝材の
表面に防水シ−トを貼着した状態の一例を示す図、図4
は第3図の状態から二次覆工を施工した状態の断面図、
図5は従来技術により防水シ−トをトンネルの一時覆工
の表面に貼着した状態の一部の断面図である。
【0010】図1〜図4において、1はトンネルの一次
覆工、2はその表面に釘3の打ち込み等により貼着した
通水緩衝材で、不織布等の、後述する係止部材の係止用
突起をよく絡着係止できる素材により作製された可撓性
のあるものであり、貼着に際しては一次覆工1の状態に
応じてランダムに施工するものとする。4は合成樹脂製
シ−トから成る防水シ−トで、その裏面に面ファスナの
雄部材から成る係止部材5を適宜間隔を置いて点状に定
着してあり、この係止部材5は基板51の片面に頭部52を
茸状に形成した係止用突起53を多数設けて構成されてい
る。
【0011】而して、通水緩衝材2は可撓性があるた
め、これを一次覆工1に貼着すると、該一次覆工1に凹
凸があっても、図1に示すように、よく馴染んで略ア−
チ状に貼着することが出来、従って、該通水緩衝材2の
表面に係止部材5を押しつけるようにして防水シ−ト4
を貼着すれば、係止部材5の頭部52が通水緩衝材2内に
進入して係止用突起53が該通水緩衝材2に絡着係止さ
れ、防水シ−ト4が通水緩衝材2から脱落することなく
貼着される。尚、防水シ−ト4に透明又は半透明のもの
を用いれば、その表面から係止部材5の定着部が確認で
きるので、その貼着作業を容易且つ確実に行うことが出
来る。
【0012】また、上記のようにして、貼着された通水
緩衝材2及び防水シ−ト4は、貼着後適当なたるみが生
じるため、図3に示すように、一次覆工1と通水緩衝材
2との間に空隙aがあっても、二次覆工Nの打設時にそ
れらが一次覆工1面によく馴染み、図4に示すように、
それを埋めるので、完成したトンネルは極めて堅牢なも
のとなる。
【0013】更に、一次覆工1に直接通水緩衝材2を貼
着し、その上に防水シ−ト4を貼着するようにしたか
ら、両者が別々になるため、材料の軽量化を図れると共
に、工場における両者の貼り合わせ作業を行わなくても
よいので、全体としてコストの低減を図ることが出来
る。
【0014】而して、実際の上記の貼着作業に際して
は、トンネルのア−チ壁面に沿って移動する展張機等に
より通水緩衝材2を展張しながら釘3を打ち込んで止め
る機械を用いて通水緩衝材2を貼着した後、同様の機械
を用いて防水シ−ト4を通水緩衝材2に圧接せながら係
止部材5を該通水緩衝材2に絡着係止させるようにした
り、或は通水緩衝材2を貼着しながら防水シ−ト4を該
通水緩衝材2の表面に貼着する機械を用いて作業を行わ
せるようにすれば、施工を迅速に行うことが出来て、施
工コストの大幅な低減を図ることが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の通りであるから、地山を
ア−チ状に掘削して形成したトンネル又は該トンネルの
表面に施工した一次覆工の表面に防水シ−トを取付ける
ための方法として好適であり、建設されたトンネルの強
度の向上を図ることが出来ることは勿論、材料面でのコ
ストの低減、作業費用の低減等、トンネル建設のコスト
を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネルの一時覆工の表面に通水緩衝材を貼着
した状態の一部の断面図。
【図2】裏面に係止部材を点状に定着した防水シ−トの
一部の断面図。
【図3】通水緩衝材の表面に防水シ−トを貼着した状態
の一例を示す図。
【図4】第3図の状態から二次覆工を施工した状態の断
面図。
【図5】従来技術により防水シ−トをトンネルの一時覆
工の表面に貼着した状態の一部の断面図。
【符号の説明】
1 一次覆工 2 通水緩衝材 3 釘 4 防水シ−ト 5 係止部材 53 係止用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−68200(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山をア−チ状に掘削して形成したトン
    ネルの表面又は該トンネルの表面に形成した一次覆工の
    表面に、面ファスナの雄部材状の係止用突起を強固に係
    止できる不織布等から成る通水緩衝材を止着し、該通水
    緩衝材の表面に、裏面に前記係止用突起を多数設けた係
    止部材を適宜間隔を置いて点状に定着した防水性シ−ト
    をその係止用突起を前記通水緩衝材に係止させて貼着す
    ることを特徴とするトンネルの防水シ−ト取付方法。
JP8186982A 1996-06-28 1996-06-28 トンネルの防水シ−ト取付方法 Expired - Lifetime JP2729986B2 (ja)

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